JP2005067239A - 燃料流出警報装置 - Google Patents

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純広 高島
Tomoyoshi Koyanagi
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Abstract

【課題】メインスイッチをON状態とせず、しかも、微弱電流を流す必要なく警報が可能な燃料流出警報装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク20に給油口から燃料を供給する際に、燃料が満タンまで給油された状態を検出する満タン検知マイクロスイッチ39と、この満タン検知マイクロスイッチ39がON状態の時に警報を発するブザー35とを有し、給油口が開かれる際にON状態となって満タン検知マイクロスイッチ39及びブザー35を作動可能とする給油口スイッチ36を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料タンクに燃料を給油するときに、この燃料タンクの満タン状態を作業者に知らせて、給油口から燃料が溢れ出るのを防止する燃料流出警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からこの種のものとしては、燃料タンクに燃料を給油するときに、この燃料タンクの給油口から燃料が溢れ出るのを防止するため、燃料が満タンになると、給油を自動的に停止するような機能を備えた給油装置や、燃料タンクの満タン状態を作業者に知らせて、給油口から燃料が溢れ出るのを未然に防止する装置がある。
【0003】
その前者の給油装置は、主にガソリンスタンドに装備されているが、水上で使用される水ジェット推進艇のような小型船舶、雪の上で使用される雪上車、農場等で使用されるトラクタ等においては、燃料タンクに給油する場合には、ガソリンスタンドではなく、自分で給油する場合が多く、従って、水上等に燃料を零さないようにするためには、後者の装置が必要となる。
【0004】
この後者のものとしては、船舶等のメインスイッチを「ON」状態とすることにより、作動可能とするものもあるが、メインスイッチを入れるのは面倒であるため、メインスイッチを入れなくても、警報が作動するものとして、特許文献1に記載されたようなものがある。
【0005】
この特許文献1には、段落番号[0019]乃至[0022]に以下のような技術が開示されている。
【0006】
「図2に示すように、バッテリー21の陽極端子はメインスイッチ8を介して制御装置22に接続する主回路23と、直接制御装置22に接続される制御回路24とを備えている。制御回路24は、燃料センサ15で構成される検出手段a、及びライトスイッチ17で構成される操作手段bとが常時作動可能なように、信号検出用の微弱電流を流すための制御電流手段25に接続されている。
【0007】
そして、メインスイッチ8がOFFの状態では、ライトスイッチ17の入り操作、又は燃料補給による燃料センサ15の燃料増加側への動きが生じると、操作表示制御手段13A又は検出表示制御手段13Bが作動して、その作動開始から15秒間に亘って液晶画面16にアワーメータ(作業機の累積稼働時間)と燃料残量とが表示されるように制御装置22が機能する。参考として図3に、表示制御手段による制御動作のフローチャートを示す。
【0008】
又、燃料補給によって検出表示制御手段13Bが作動すると、そのときの単位時間当たりの補給量が所定値(0.5L/SEC)を越えた場合にはブザー28が警告音を発するようにすると共に、燃料残量が増えるに従って音の周波数が高くなるか、或いは間欠的に鳴る音の間隔が次第に短くなるか、といった警告音に変化を付けるように制御する燃料警報制御手段27を設けてある。これにより、給油中にパネル表示部12が見えなくても警報音を聞くことで給油状態が把握でき、燃料を入れ過ぎて零す不都合を未然に防止することが可能になる。参考として、図4に燃料警報制御手段27による制御動作のフローチャートを示す。
【0009】
燃料警報制御手段27は、燃料補給速度の如何に拘わらず満タン近くになると警報を発するとか、それに加えて満タンに近づくにつれて周波数を高く或いは音量を大きくするという制御手段としても良い。」旨開示されている。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−144814号。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、燃料センサ15で構成される検出手段a、及びライトスイッチ17で構成される操作手段bとが常時作動可能なように、信号検出用の微弱電流を流すための制御電流手段25に接続されているため、特に水ジェット推進艇や雪上車等等、長期間使用しない場合があるものにおいては、上記のように微弱電流であっても、不使用時の長期間に渡って流れ続けていると、バッテリが上がってしまう、という問題がある。
【0012】
そこで、この発明は、微弱電流を流す必要なく警報が可能な燃料流出警報装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料タンクに給油口から燃料を供給する際に、燃料が満タンまで給油された状態を検出する満タン検出センサと、該満タン検出センサがON状態の時に警報を発する満タン警報手段とを有し、前記給油口が開かれる際にON状態となって前記満タン検出センサ及び前記満タン警報手段を作動可能とする給油口スイッチを設けた燃料流出警報装置としたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記給油口スイッチは、前記給油口を開閉するフィラーキャップを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したことを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記給油口スイッチは、前記給油口を開閉するフィラーキャップを覆うカバーを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したことを特徴とする。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記満タン検出センサは、前記燃料タンク内に設けられ、液面の変動により上下動するフロートが上昇して接近することによりON状態となるように構成されると共に、前記フロートが下降して接近することによりON状態となる空検出センサを設け、該空検出センサがON状態の時に警報を発する空警報手段を設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記燃料タンク内の燃料が空の状態を検出する空検出センサを設けると共に、該空検出センサからの信号により警報を発する空警報手段を設け、該空警報手段は、前記満タン警報手段と兼用していることを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の構成に加え、前記燃料タンクは、水ジェット推進艇に装備されたものであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0020】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図4は、この発明の実施の形態1を示す図である。
【0021】
まず構成について説明すると、この実施の形態は、図2に示すような水ジェット推進艇にこの発明を適用したものである。この水ジェット推進艇は、艇体10がハル部材11とデッキ部材12とから構成され、このデッキ部材12の上部には、操舵ハンドル13が設けられ、この操舵ハンドル13の後方のデッキ部材12の上側には、跨座式シート15が設けられている。
【0022】
そのデッキ部材12の、跨座式シート15の両側方には、跨座式シート15に跨った操縦者が両足を乗せるためのフートステップ14がそれぞれ形成されている。
【0023】
そして、艇体10のエンジンルーム内には、エンジン16が搭載されると共に、艇体10のハル部材11の後下部に形成されたポンプ室内には、ジェット推進機17が搭載され、エンジン16でインペラ16aが回転されることにより、艇底の水吸引口11aから水が吸引され、この水がジェット推進機17の水噴出口18から後方に噴射されることにより、艇体10が前方向に推進されるように構成されている。
【0024】
また、その艇体10内には、エンジン16に燃料を供給する燃料タンク20が設けられ、この燃料タンク20は、図2乃至図4に示すように、タンク本体20aからフィラーチューブ20bが上方に向けて延長され、このフィラーチューブ20bの上端部に給油口20cが形成され、この給油口20cの周縁部の雄ねじ部20dにフィラーキャップ20eが着脱自在に配設され、このフィラーキャップ20eにより、その給油口20cが開閉されるようになっている。
【0025】
そして、この燃料タンク20に、燃料を給油する際に、燃料が満タンまで給油された状態を検知して警報を発し、燃料が溢れるのを防止する燃料流出警報装置が設けられている。
【0026】
具体的には、図1に示すように、バッテリ22にメインフューズ23を介して第1リレー24が接続され、この第1リレー24の常開接点24aにスタータモータ25の一端が接続され、他端が接地されると共に、第1リレー24の励磁コイル24bにスタータスイッチ26の一端が接続され、他端が接地されている。
【0027】
また、そのバッテリ22には、フューズ28及び第3リレー48を介して負荷回路29(エンジン点火回路、メータ電源、各種照明等)及びエンジンコントロールユニット30(以下、「ECU30」という。)が並列に接続されている。
【0028】
その第3リレー48は、常開接点48aの一端がフューズ28に接続され、他端が負荷回路29及びECU30に接続されている。また、この第3リレー48の励磁コイル48bの一端は、ダイオード49を介して前記スタータスイッチ26の接地側の一端に接続されると共に、ダイオード50を介してECU30に接続されている。
【0029】
そして、このECU30がトランジスタ32のベースBに接続されると共に、このトランジスタ32のコレクタCがフューズ31を介してバッテリ22に接続され、そのトランジスタ32のエミッタEは接地されている。
【0030】
さらに、そのフューズ31には、第2リレー34が接続され、この第2リレー34の常開接点34a及び前記ECU30にブザー35が接続されている。一方、その第2リレー34の励磁コイル34bには、給油口スイッチ36の一端が接続され、他端が接地されている。この給油口スイッチ36は、フィラーキャップ20eが外されて、給油口20cが開かれたときにON状態となるように構成されている。
【0031】
すなわち、この給油口スイッチ36は、スイッチ本体36aから作動ピン36bが上下動自在に突出し、図示省略のスプリングにより上方に付勢され、そのスイッチ本体36aが燃料タンク20のフィラーチューブ20bに設けられたフランジ部20fの下面側に固定され、作動ピン36bが、そのフランジ部20fから上方に突出して配設されている。そして、フィラーキャップ20eを雄ねじ部20dに螺合させて給油口20cを閉めた状態では、図3に示すように、このフィラーキャップ20eにより作動ピン36bが下方に押されることにより、スイッチ本体36aがOFF状態となり、又、フィラーキャップ20eを雄ねじ部20dから外して給油口20cを開いた状態では、図4に示すように、このフィラーキャップ20eによる作動ピン36bの押圧が解除されて作動ピン36bが上方に突出することにより、スイッチ本体36aがON状態となるように構成されている。
【0032】
一方、前記ブザー35には、タンク本体20a内に設けられた「満タン検出センサ」としての満タン検知マイクロスイッチ39及び「空検出センサ」としての空検知マイクロスイッチ40のそれぞれの一端が接続されると共に、他端が接地されている。これらスイッチ39,40は、支柱41に案内されて燃料液面変動にて上下動するフロート42が接近することにより、このフロート42の内部に設けられた磁力の作用によってON状態となるように構成されている。
【0033】
その満タン検知マイクロスイッチ39により、燃料が満タン状態まで給油された状態が検知され、又、空検知マイクロスイッチ40により、燃料が空に近い状態まで減少した状態が検知され、それらの検知状態(ON状態)で前記ブザー35により警報が発せられるように構成されている。
【0034】
次に、作用について説明する。
【0035】
燃料タンク20に燃料を給油するには、まず、フィラーキャップ20eを図3に示す状態から図4に示すように外すと、給油口スイッチ36の作動ピン36bが突出してON状態となる。図1に示すように、給油口スイッチ36がON状態となると、第2リレー34の励磁コイル34bに電流が流れることにより、励磁されて常開接点34aが閉じられてON状態となる。
【0036】
この状態で、給油口20cから燃料をタンク本体20a内に注入することにより、燃料の液面が上昇するのに伴って、フロート42が支柱41に沿って上昇して行く。そして、燃料が満タンに達し、フロート42が満タン検知マイクロスイッチ39に接近することにより、このスイッチ39がフロート42の磁力を検知することでON状態となる。
【0037】
これで、ブザー35に通電されることにより、警報音が発せられ、作業者が燃料が満タンまで供給されたことを認識することができるため、この状態で給油を停止させることにより、燃料が給油口20cから溢れ出るのを未然に防止することができる。
【0038】
この場合には、給油のためにフィラーキャップ20eを外すことにより、給油口スイッチ36が機械的にON状態となり、第2リレー34を介してブザー35を作動可能状態とすることができる。してみれば、フィラーキャップ20eを取り付けた状態では、非通電状態となっており、従来のように微弱電流を常時流して置く必要がないため、長期間不使用状態とした場合でも、バッテリ22上がりを防止することができる。
【0039】
また、フィラーキャップ20eを外すだけで、必ず、ブザー35を作動可能状態とすることができ、操作性も良好にできる。このフィラーキャップ20eは、給油時には、必ず、外されるものであるため、警報準備状態にするのを忘れるようなことがない。
【0040】
そして、フィラーキャップ20eを閉じることにより、給油口スイッチ36の作動ピン36bが押されてOFF状態とされ、ブザー35への通電が停止されて、警報音が止まることとなる。なお、一定時間、警報音を発した後、自動的に停止するようにすることもできる。
【0041】
一方、スタータスイッチ26をON状態とすると、第1リレー24の励磁コイル24bに通電され、常開接点24aが閉じられ、スタータモータ25に通電され、エンジン16が始動させられて駆動することとなる。
【0042】
また、スタータスイッチ26がON状態となると、第3リレー48の励磁コイル48bに電流が流れて励磁されることにより、常開接点48aが閉じられ、負荷回路29及びECU30に通電されることとなる。そして、スタータスイッチ26がOFF状態となっても、ECU30からダイオード50を介して励磁コイル48bに通電状態が維持されることから、第3リレー48はOFF状態を維持する。その後、エンジン16が停止されると、これを検知してECU30から励磁コイル48bへの通電が停止され、第3リレー48がOFF状態となり、負荷回路29及びECU30への通電が停止され、エンジン停止状態では、負荷回路29やECU30へ通電されることなく、微弱電流が消費されることがない。
【0043】
また、エンジン16の駆動状態では、ECU30からトランジスタ32のベースBに信号が出力され、コレクタCとエミッタEの間が短絡させられ、第2リレー34側へ電流が流れなくなり、第2リレー34がOFF状態を維持することとなる。
【0044】
この状態で、燃料が消費されて行くと、液面が下がるのに伴ってフロート42が下降し、燃料が空に近い状態まで減少した場合には、フロート42が空検知マイクロスイッチ40に接近することにより、このスイッチ40がフロート42の磁力を検知して、ON状態となる。これで、ECU30を介してブザー35に通電され、警報音が発せられ、運転者は燃料が僅かになったことを認識できる。ECU30により、ブザー35が制御されて、警報音は所定時間経過後、停止する。
【0045】
このようにすれば、満タン時と空の時とに警報を発するのに、フロート42及びブザー35を共用できるため、部品点数を削減でき、構造を簡単にできる。
【0046】
[発明の実施の形態2]
図5及び図6には、この発明の実施の形態2を示す。
【0047】
この実施の形態2は、給油口スイッチ36の配設位置が実施の形態1と相違している。
【0048】
この実施の形態2では、給油口を開閉する図示省略のフィラーキャップを覆うカバー45が設けられ、このカバー45によりON・OFFされる給油口スイッチ36が設けられている。
【0049】
このカバー45は、ヒンジ46を中心に回動させられてフィラーキャップの上側を開閉するように構成されており、このカバー45を開くことにより、フィラーキャップの上側が解放されて、フィラーキャップの着脱が可能となる。従って、給油する場合には、このカバー45は必ず開かれるようになっている。
【0050】
そして、このカバー45を閉じた状態では、図5に示すように、給油口スイッチ36の作動ピン36bが図示省略のスプリングの付勢力に抗して押圧されて、このスイッチ36がOFF状態とされ、このカバー45を開くことにより、図6に示すように、給油口スイッチ36の作動ピン36bへの押圧力が解除されて、スプリングの付勢力により突出して、このスイッチ36がON状態とされるように構成されている。
【0051】
他の回路構成は実施の形態1の図1に示すものと同様である。
【0052】
このように給油口スイッチ36をカバー45の配設部位に設けた場合でも、上述のように、給油時には、このカバー45は必ず開かれるものであるため、このカバー45を開いたときに給油口スイッチ36をON状態として、満タン時に警報を発することができるようにすることにより、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
【0053】
なお、上記各実施の形態では、水ジェット推進艇にこの発明を適用しているが、これに限らず、雪上車、トラクタ、エンジン発電機等に適用することもできる。また、上記実施の形態では、ブザー35を満タン時と空の時とで共用しているが、図1中二点鎖線に示すように別に設けることもできる。この場合には、図1中P部分の接続線を削除する。
【0054】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクに給油口から燃料を供給する際に、燃料が満タンまで給油された状態を検出する満タン検出センサと、該満タン検出センサがON状態の時に警報を発する満タン警報手段とを有し、給油口が開かれる際にON状態となって満タン検出センサ及び満タン警報手段に通電するようにした給油口スイッチを設けたため、燃料給油時に、燃料が満タン状態で警報が発せられ、作業者が燃料が満タンまで供給されたことを認識することができることから、燃料が給油口から溢れ出るのを未然に防止することができる。
【0055】
また、給油のために給油口を開く際に、給油口スイッチが機械的にON状態となり、満タン検出センサ及び満タン警報手段に通電させるようにしているため、給油口を閉じた状態では、非通電状態としており、従来のように微弱電流を常時流して置く必要がないため、バッテリ上がりを防止することができる。
【0056】
さらに、給油時に給油口を開くことにより、必ず、満タン検出センサ及び満タン警報手段を作動可能状態とすることができることから、操作性も良好にできると共に、警報準備状態にするのを忘れるようなことがない。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、給油口スイッチは、給油口を開閉するフィラーキャップを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したため、フィラーキャップは給油するときに必ず開くことから、警報準備状態にするのを忘れることがないと共に、フィラーキャップを着脱するだけで、簡単にスイッチON・OFFを行うことができる。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、給油口スイッチは、給油口を開閉するフィラーキャップを覆うカバーを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したため、このカバーは給油するときに必ず開くことから、警報準備状態にするのを忘れることがないと共に、カバーを開閉するだけで、簡単にスイッチON・OFFを行うことができる。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、満タン検出センサは、燃料タンク内に設けられ、液面の変動により上下動するフロートが上昇して接近することによりON状態となるように構成されると共に、フロートが下降して接近することによりON状態となる空検出センサを設け、空検出センサがON状態の時に警報を発する空警報手段を設けたため、満タンと空の状態の両方を認識できると共に、フロートを満タンと空の状態の両方を検知するのに利用することにより共用化を図ることができ、構成を簡単にできる。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、空警報手段を満タン警報手段と兼用して、空警報手段と満タン警報手段との共用化を図ることができるため、構成を簡単にできる。
【0061】
請求項6に記載の発明によれば、燃料タンクは、水ジェット推進艇に装備されたものであるため、かかる水ジェット推進艇は特に、冬場等長期間に亘って使用しない場合があることから、その間、常に微弱電流を流していると、バッテリが上がり易いため、この発明を適用する対象として特に適しているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る電気回路図である。
【図2】同実施の形態1に係る水ジェット推進艇の側面図である。
【図3】同実施の形態1に係るフューエルキャップを閉じた状態の概略図である。
【図4】同実施の形態1に係るフューエルキャップを開いた状態の概略図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係るカバーを閉じた状態の概略図である。
【図6】同実施の形態2に係るカバーを開いた状態の概略図である。
【符号の説明】
10 艇体
16 エンジン
20 燃料タンク
20a タンク本体
20b フィラーチューブ
20c 給油口
20d 雄ねじ部
20e フィラーキャップ
20f フランジ部
22 バッテリ
30 エンジンコントロールユニット
34 第2リレー
35 ブザー(満タン警報手段、空警報手段)
36 給油口スイッチ
39 満タン検知マイクロスイッチ(満タン検出センサ)
40 空検知マイクロスイッチ(空検出センサ)
41 支柱
42 フロート
45 カバー
46 ヒンジ

Claims (6)

  1. 燃料タンクに給油口から燃料を供給する際に、燃料が満タンまで給油された状態を検出する満タン検出センサと、該満タン検出センサがON状態の時に警報を発する満タン警報手段とを有し、
    前記給油口が開かれる際にON状態となって前記満タン検出センサ及び前記満タン警報手段を作動可能とする給油口スイッチを設けたことを特徴とする燃料流出警報装置。
  2. 前記給油口スイッチは、前記給油口を開閉するフィラーキャップを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料流出警報装置。
  3. 前記給油口スイッチは、前記給油口を開閉するフィラーキャップを覆うカバーを開いたときにON状態となり、閉じたときにOFF状態となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料流出警報装置。
  4. 前記満タン検出センサは、前記燃料タンク内に設けられ、液面の変動により上下動するフロートが上昇して接近することによりON状態となるように構成されると共に、前記フロートが下降して接近することによりON状態となる空検出センサを設け、該空検出センサがON状態の時に警報を発する空警報手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の燃料流出警報装置。
  5. 前記燃料タンク内の燃料が空の状態を検出する空検出センサを設けると共に、該空検出センサからの信号により警報を発する空警報手段を設け、該空警報手段は、前記満タン警報手段と兼用していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の燃料流出警報装置。
  6. 前記燃料タンクは、水ジェット推進艇に装備されたものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の燃料流出警報装置。
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