JP2005067071A - 保護層転写シート及び印画物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、被転写体に形成された画像の耐久性を一段と向上させ得る保護層転写シートを提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、基材シートの一方面に熱転写性樹脂層を剥離可能に設けた保護層転写シートにおいて、前記熱転写性樹脂層は基材シート側から少なくとも耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成され、前記耐可塑剤層は、溶解度パラメーターが11以上、ガラス転移温度が70℃以下であり且つメタクリル酸メチル、メタクリルアミド及びメタクリル酸の少なくとも2成分以上を含有するアクリル系共重合体から構成されている保護層転写シートを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、保護層転写シート及び印画物に関する。
従来より、熱転写方式を用いて基材に階調画像、文字、記号等の単調画像等の画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、感熱昇華転写方式及び感熱溶融転写方式が広く用いられている。
このうち、感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇華性染料をバインダー樹脂に溶融又は分散させた染料層を基材に担持した熱転写シートを使用し、この熱転写シートを受像シートに重ねてサーマルヘッド等の加熱デバイスに画像情報に応じたエネルギーを印加することにより、熱転写シート上の染料層中に含まれる昇華性染料を受像シートに移行させて画像を形成する方法である。
この感熱昇華転写方式は、熱転写シートに印加するエネルギー量によってドット単位で染料の移行量を制御できるため、階調性画像の形成に優れ、また、文字、記号等の形成が簡便である利点を有している。
ところで、身分証明書、運転免許書、会員証、IDカード等の各種のカードが普及している。これらのカードには所有者の身分等を明らかにする各種情報が記録されている。特に、IDカード等においては、住所、氏名等の文字情報と共に、顔写真の画像が重要であり、画像が長期間に亘って変化又は劣化しない性質(耐久性)を備えていることが要求される。
現在、このようなカードにおける情報の記録に、上記感熱昇華転写方式が採用されている。ところが、上記感熱昇華転写方式により形成された階調画像及び単調画像は、転写された染料が被転写体の表面に存在するため、耐溶剤性、耐可塑剤等の耐性に劣っている。このため、顔写真画像が記録されているIDカード等のような耐久性が要求されるカードにおいて、画像の耐久性を向上させる試みがなされている。
特許文献1は、基材シートの一方の面の少なくとも一部に熱転写性の保護層を剥離可能に備え、熱転写後に最表面となる該保護層の前記基材シート側がメタクリル酸メチル、メタクリルアミド及びメタクリル酸の少なくとも2成分以上の共重合体を含有する保護層熱転写シートを開示している。
特許文献1に開示されている転写シートは、画像が形成された被転写体(受像シート)に保護層を転写し、画像の耐久性を向上させるために使用される。
特許文献1に記載されている転写シートを使用することにより、画像の耐久性を実用レベルまで向上させることができるが、保護層が形成された画像(保護画像)に一段と優れた耐久性を付与することが要望されている。例えば、保護画像を、可塑剤入り軟質塩化ビニルフィルムに長期に亘って接触させた場合には、画像が該フィルムに移行せず、画像が劣化しないことが望まれている。
特開2003−80844(特許請求の範囲)
本発明は、被転写体に形成された画像の耐久性を一段と向上させ得る保護層転写シートを提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために種々の研究を重ねた結果、耐可塑剤層を構成する樹脂が特定のSP及びTgを有するメタクリル系共重合体である保護層転写シートを使用した場合に、被転写体上に形成された画像に一段と優れた耐久性を付与できることを見い出した。本発明は、このような知見に基づき完成されたものである。
1.本発明は、基材シートの一方面に熱転写性樹脂層を剥離可能に設けた保護層転写シートにおいて、
前記熱転写性樹脂層は基材シート側から少なくとも耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成され、
前記耐可塑剤層は、溶解度パラメーターが11以上、ガラス転移温度が70℃以下であり且つメタクリル酸メチル、メタクリルアミド及びメタクリル酸の少なくとも2成分以上を含有するアクリル系共重合体から構成されている
保護層転写シートを提供する。
2.本発明は、前記熱転写性樹脂層が、基材シート側から剥離層、耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成されている上記1に記載の保護層転写シートを提供する。
3.本発明は、基材シートの一方面に、前記熱転写性樹脂層と共に、熱昇華性色材層及び熱溶融性色材層からなる群より選ばれた少なくとも1つの色材層が面順次に設けられている上記1又は2に記載の保護層転写シートを提供する。
4.本発明は、上記1〜3のいずれかに記載の保護層転写シートと印画物とを、該転写シートの熱転写性樹脂層と印画物の画像とが接するように重ね合わせ、印画物の画像上に該熱転写性樹脂層を熱転写して得られる印画物を提供する。
5.本発明は、前記印画物の画像が、電子写真方式、インクジェット記録方式及び熱転写記録方式のいずれかによるものである上記4に記載の印画物を提供する。
保護層転写シート
本発明の保護層転写シートは、基材シートの一方面に、熱転写性樹脂層が積層されたものである。
前記熱転写性樹脂層は、基材シート側から耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成されている。前記熱転写性樹脂層は、基材シートから剥離が可能なように基材シート上に形成されている。
本発明においては、熱転写性樹脂層を、基材シート側から剥離層、耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成されていてもよい。
本発明においては、熱転写性樹脂層と基材シートとの間に離型層が設けられていてもよい。
また、本発明においては、前記基材シートの他方面に背面層が形成されていてもよい。背面層は、熱転写性樹脂層を印画物上に転写する際に、サーマルヘッド、ラインヒーター等の加熱デバイスとの熱融着を防止し、走行を滑らかに行う目的で、加熱デバイスと接触する基材シートの熱転写性樹脂側の他方の面に設けることができる。
本発明の保護層転写シートについて図面を参照して説明する。
図1は本発明の保護層転写シートの一例を示す断面図である。図1において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5が順次積層されている。
図2は本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。図2において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、剥離層3、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5が順次積層されている。
図3は本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。図3において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、剥離層3、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5が順次積層され、基材シート2の他方の面に、背面層6が形成されている。
図4は本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。図4において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、離型層7、剥離層3、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5が順次積層され、基材シート2の他方の面に、背面層6が形成されている。
基材シート
基材シートは、この分野で広く使用されているものと同じ基材シートを用いることができ、特に制限されるものではない。基材シートの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル;ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等のプラスチックフィルム、これらの積層体等が挙げられる。前記プラスチックフィルムは、延伸されたものであってもよいし、未延伸であってもよい。
基材シートの厚さは、強度、耐熱性等を考慮して適宜選択することができるが、通常1〜100μm程度である。
剥離層
剥離層は、バインダー樹脂により構成される。
バインダー樹脂としては、この分野で使用されている公知の熱可塑性樹脂及び熱硬化型樹脂を広く使用できる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメタクリル酸、ポリメタクリルアミド、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系樹脂;ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂;エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。
熱硬化型樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン系樹脂、アミノアルキッド樹脂等が挙げられる。
これらバインダー樹脂の中でも、アクリル系樹脂が好ましい。
これらのバインダー樹脂は、1種単独で又は2種以上混合して使用してもよい。
剥離層は、バインダー樹脂と共にワックスを含んでいてもよい。ワックスが含まれると、剥離層の耐擦過性及び箔切れ性が向上する。
ワックスとしては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリエステルワックス、ポリスチレン系パウダー、オレフィン系パウダー、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等を挙げることができる。
ワックスは、剥離層中に、通常0.1〜30重量%程度、好ましくは0.1〜10重量%程度含有されているのがよい。
本発明では、剥離層中に紫外線吸収剤を含有していてもよい。紫外線吸収剤を配合することにより、転写された後に保護層により覆われる被転写体の画像等の耐光性、耐候性を向上させることができる。
紫外線吸収剤としては、従来から公知の有機系紫外線吸収剤であるサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケルキレート系、ヒンダートアミン系等を広く使用できる。また、これらの紫外線吸収剤に例えば、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基等の付加重合性二重結合、あるいはアルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基等の官能基を導入した紫外線吸収性樹脂を剥離層中に含有させてもよい。
更に、上記剥離層中に、酸化防止剤、蛍光増白剤等の各種添加剤を含有させてもよい。
剥離層は、前記の基材シート上に、上記バインダー樹脂にワックス等の必要な添加剤を加え、水、有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布し、乾燥することにより形成される。
剥離層の厚みは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度である。
離型層
離型層は、基材シートと熱転写性樹脂層との剥離性が適当でない場合、基材シートと熱転写性樹脂層との接着性を調整し、熱転写性樹脂層の剥離を良好に行うために設けられる。
離型層は、例えば、シリコーンワックス等の各種ワックス類、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、水溶性樹脂、セルロース誘導体樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸系ビニル樹脂、アクリルビニルエーテル系樹脂、無水マレイン酸樹脂等の各種樹脂等やこれらの混合物から構成される。
離型層は、上記ワックス類及び上記樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する塗布液を、従来公知の塗布方法に従って基材シート上に塗布し、乾燥することで形成することができる。離型層の厚みは、通常0.5〜5.0μm程度である。
離型層を備える場合、熱転写性樹脂層は転写により離型層から剥離され、離型層自体は基材シート側に残るように形成しておくのが望ましい。
耐可塑剤層
本発明においては、前記耐可塑剤層が、メタクリル酸メチル、メタクリルアミド及びメタクリル酸からなる群より選ばれたモノマー2種以上からなるメタクリル系共重合体から構成され、該共重合体のSPが11以上、Tgが70℃以下(好ましくは50〜70℃)であることを必須の構成要件としている。
耐可塑剤層は、基材シート上又は基材シート上に形成された剥離層上に、上記メタクリル系共重合樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布し、乾燥することにより形成される。
耐可塑剤層の厚みは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度である。
熱接着性樹脂層
熱接着性樹脂層は、被転写体である印画物への転写性、接着性を良好にするために、熱転写性保護層の基材シート側とは反対面に設けられる。
熱接着性樹脂層を構成する樹脂としては、従来より公知である粘着剤、感熱接着剤等に配合されている樹脂をいずれも使用できるが、ガラス転移温度(Tg)が50〜80℃の熱可塑性樹脂であるのが好ましい。このような熱可塑性樹脂の具体例として、例えば、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂等を挙げることができる。
熱接着性樹脂層には、必要に応じて、上記樹脂と共に、無機充填剤、有機充填剤等の添加剤を含有させることができる。
熱接着性樹脂層は、耐可塑剤層上に、上記樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布し、乾燥することにより形成される。
熱接着性樹脂層の厚みは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度である。
本発明の保護層熱転写シートは、上述の態様に限定されるものではなく、熱転写性の保護層と熱溶融性色材層との複合タイプの保護層熱転写シート、熱転写性の保護層と染料層と熱溶融性色材層との複合タイプの保護層熱転写シート等、使用目的等に応じて任意に設定することができる。特に、複合タイプの保護層熱転写シートとすることによって、熱転写方式による画像形成と、保護層の被転写体への転写とを同時に行うことが可能となる。
このような保護層転写シートの例としては、基材シートの一方面に、熱転写性樹脂層と共に、熱昇華性色材層及び熱溶融性色材層からなる群より選ばれた少なくとも1つの色材層が面順次に設けられている保護層転写シート等を挙げることができる。
図5は本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。図5において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、熱昇華性色材層Y、熱昇華性色材層M、熱昇華性色材層C及び熱転写性樹脂層8が面順次に形成され、基材シート2の他方面に背面層6が形成されている。熱転写性樹脂層8は、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5からなっている。
図6は本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。図6において本発明の保護層転写シート1は、基材シート2の一方の面に、熱昇華性色材層Y、熱昇華性色材層M、熱昇華性色材層C、熱溶融性色材層9及び熱転写性樹脂層8が面順次に形成され、基材シート2の他方面に背面層6が形成されている。熱転写性樹脂層8は、耐可塑剤層4及び熱接着性樹脂層5からなっている。
本発明では、基材シート2及び熱昇華性色材層Y、熱昇華性色材層M又は熱昇華性色材層Cの間にプライマー層が設けられていてもよい。
本発明では、基材シート2及び熱溶融性色材層9の間に剥離層が設けられていてもよい。この剥離層は、前記した剥離層と同じものでよい。
熱昇華性色材層
熱昇華性色材層は、例えば、バインダー樹脂に主に昇華により熱移行する染料を担持させたものである。
染料としては、従来より公知の熱転写シートに使用されている染料をいずれも有効に使用でき、特に限定されるものではない。好ましい染料としては、マゼンタ染料として、例えば、MS RedG、Macrolex Red Violet R、CeresRed7B、Samaron RedHBSL、Resolin RedF3BS等が挙げられる。イエローの染料としては、例えば、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY−52、マクロレックスイエロー6G等が挙げられる。また、シアン染料としては、例えば、カヤセットブルー714、ワクソリンブルーAP−FW、ホロンブリリアントブルーS−R、MSブルー100等が挙げられる。
上記染料を担持するバインダー樹脂としては、従来より公知のものがいずれも使用できる。好ましいバインダー樹脂を例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂;ポリエステル系樹脂等が挙げられる。これらの中では、セルロース系樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂が耐熱性、染料の移行性等の観点から好ましい。
更に熱昇華性色材層中には、その他必要に応じて従来より公知の各種の添加剤が配合されていてもよい。
上記染料の含有量は、熱昇華性色材層全量を基準にして、通常5〜90重量%程度、好ましくは10〜70重量%程度である。
熱昇華性色材層の形成は、好ましくは適当な溶剤中に前記の昇華性染料、バインダー樹脂及びその他の任意成分を加え、各成分を溶解又は分散させて熱昇華性色材層形成用塗料又はインキを調製し、これを上記の基材シート上に面順次に塗布し、乾燥させることにより行われる。
熱昇華性色材層の厚みは、通常0.2〜5μm程度、好ましくは0.4〜2μm程度である。
熱溶融性色材層
熱溶融性色材層は、バインダーに着色剤を担持させたものである。
着色剤としては、有機もしくは無機顔料及び染料のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色しないものが好ましい。このような着色剤としては、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー等の色相のものが用いられる。
バインダーとしては、例えば、ワックスを主成分として、これに乾性油、樹脂、鉱油、セルロースの誘導体、ゴムの誘導体等を配合した混合物が用いられる。
ワックスとしては、例えば、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等の種々のワックスが用いられる。
また、バインダーとして、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂、セルロース系樹脂等を使用することもできる。
熱溶融性色材層の形成は、上記着色剤、バインダー樹脂及び必要に応じてその他の添加剤を加えた熱溶融性色材層形成用組成物を調製し、これを上記の基材シート上に、ホットメルトコート、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビアリバースコート、ナイフコート、エアコート、ロールコート法等により塗布し、乾燥させることにより行われる。
熱溶融性色材層の厚みは、通常0.1〜8μm程度、好ましくは0.4〜2μm程度である。
基材シート上に形成される熱溶融色材層は、1層からなっていてもよいし、2層又はそれ以上の多層からなっていてもよい。
背面層
背面層を構成する樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂;ポリアミド樹脂;ポリビニルトルエン樹脂;クマロンインデン樹脂;ポリエステル系樹脂;ポリウレタン樹脂;シリコーン変性又はフッ素変性ウレタン等の天然乃至合成樹脂を挙げることができる。
これらの樹脂は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。
背面層の耐熱性をより向上させる観点から、上記の樹脂のうち、水酸基等の反応性基を有している樹脂(例えば、ブチラール樹脂、アセタール樹脂等)を使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層とすることが好ましい。
更に、サーマルヘッドとの摺動性を付与する目的で、背面層に固形もしくは液状の離型剤又は滑剤を配合してもよい。
離型剤又は滑剤としては、例えば、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類;高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等の各種界面活性剤;有機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等を挙げることができる。
背面層に含有される滑剤の量は、背面層中に、通常5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度である。
背面層は、基材シート上に、上記樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布し、乾燥することにより形成される。
背面層の厚みは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度である。
被転写体
本発明保護層転写シートを用いて保護層を転写する被転写体としては、特に制限はない。
被転写体としては、例えば、普通紙、上質紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム等のいずれの基材からなるシートでもよい。また、被転写体は、カード、葉書、パスポート、便箋、レポート用紙、ノート、カタログ等のいずれの形状でもよい。
基材自体が染料の受容性を有していれば、受容層を設ける必要がないが、基材自体が染料受容性を有していない場合には、該基材上に染料受容性を有する受容層を設けるのが一般的である。該受容層の設け方は、コーティング法でも、サーマルヘッド、熱ロール等による熱転写法でもよい。
本発明の被転写体の具体例としては、例えば、株券、証券、証書、通帳類、乗車券、車馬券、印紙、切手、鑑賞券、入場券、チケット等の金券類;キャッシュカード、クレジットカード、プリペイドカード、メンバーズカード、グリーティングカード、ハガキ、名刺、運転免許証、ICカード、光カード等のカード類;カートン、容器等のケース類;バッグ類;帳票、封筒、タグ、OHPシート、スライドフィルム、しおり、カレンダー、ポスター、パンフレット、メニュー、パスポート、POP用品、コースター、ディスプレイ、ネームプレート、キーボード、化粧品、腕時計、ライター等の装身具;文房具、レポート用紙等の文具類;建材、パネル、エンブレム、キー、布、衣類、履物、ラジオ、テレビ、電卓、OA機器等の装置類、各種見本帳、アルバム、コンピュータグラフィックスの出力、医療画像出力等を挙げることができる。
被転写体上の画像は、電子写真方式、インクジェット記録方式、熱転写記録方式等のいずれの方式により形成されていてもよい。
本発明の保護層転写シートを使用するに当たっては、従来より知られている保護層転写シートの使用方法をそのまま採用することができる。例えば、本発明保護層転写シートの熱接着性樹脂層面を被転写体に重ね合わせ、被転写体上に熱転写性樹脂層を熱転写すればよい。
本発明の保護層転写シートを使用すれば、被転写体に形成された画像に一段と優れた耐久性を付与することができる。それ故、この画像を有する被転写体を、可塑剤入り軟質塩化ビニルフィルム等のフィルムに長期に亘って接触させた場合においても、画像の一部が前記フィルムに移行する虞れはなく、また、保護層が形成された被転写体は長期間に亘ってひび割れすることがなく、同品質の画像を長期に亘って維持できる。
以下に実施例を掲げて、本発明をより一層明らかにする。
実施例1
保護層転写シートの製造
(1) 背面層形成用インキの調製
下記に示す各成分を混合して、背面層形成用インキを調製した。
・ポリビニルブチラール(積水化学工業(株)製、エスレックBX−1):15重量部
・ポリイソシアネート(大日本インキ化学工業(株)製、バーノックD450):35重量部
・燐酸エステル界面活性剤(第一工業製薬(株)製、プライサーフA208S):10重量部
・タルク(日本タルク(株)製、ミクロエースP−3):3重量部
(2) 離型層形成用インキの調製
下記に示す各成分を混合して、離型層形成用インキを調製した。
・シリコーン変性アクリル系樹脂(ダイセル化学工業(株)製、セルトップ226、固形分50%):16重量部
・アルミニウム触媒(ダイセル化学工業(株)製、セルトップCAT−A、固形分10%):3重量部
・メチルエチルケトン:8重量部
・トルエン:8重量部
(3) 剥離層形成用インキの調製
下記に示す各成分を混合して、剥離層形成用インキを調製した。
・アクリル樹脂(三菱レーヨン(株)製、BR−85):40重量部
・ポリエステル樹脂(東洋紡(株)製、バイロン200):2重量部
・メチルエチルケトン:50重量部
・トルエン:50重量部
(4) 耐可塑剤層形成用インキの調製
下記の表1に示す8種類の共重合体(共重合体1〜共重合体8)を合成し、これらの共重合体を用いて下記組成の8種類の耐可塑剤層形成用インキ1〜6を調製した。尚、上記の共重合体(共重合体1〜共重合体8)について、ガラス転移温度(Tg)と溶解度パラメータ(SP)値を、下記の表1に併せて示す。
Figure 2005067071
上記表1において、MMAはメタクリル酸メチル、MAはメタクリル酸、MAAはメタクリルアミドである。共重合体成分の項において、○はその共重合体成分が含まれていることを、×はその共重合体成分が含まれていないことを意味する。
下記に示す各成分を混合して、耐可塑剤層形成用インキを調製した。
・共重合体(共重合体1〜共重合体8のいずれか1種):100重量部
・メチルエチルケトン:50重量部
・イソプロピルアルコール:50重量部
(5) 熱接着性樹脂層形成用インキの調製
下記に示す各成分を混合して、熱接着性樹脂層形成用インキを調製した。
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業(株)製、1000ALK):40重量部
・メチルエチルケトン:50重量部
・トルエン:50重量部。
厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製 易接着処理品)の一方の面に、上記(1)で調製した背面層形成用インキをグラビコート法により塗布(塗布量1.0g/m2(乾燥時))し、乾燥した後、加熱熟成して背面層を形成した。
次いで、背面層を形成したポリエチレンテレフタレートフィルムの他方の面に、グラビアコート法により上記(2)で調製した離型層形成用インキを塗布(塗布量0.7g/m2(乾燥時))し、乾燥して離型層を形成した。
次いで、上記で形成された離型層の上に、グラビアコート法により上記(3)で調製した剥離層形成用インキを、乾燥後の膜厚が1.0μmになるように塗布し、乾燥して剥離層を形成した。
次いで、上記で形成された剥離層の上に、グラビアコート法により上記(4)で調製した耐可塑剤層形成用インキを、乾燥後の膜厚が1.5μmになるように塗布し、乾燥して耐可塑剤層を形成した。
更に、上記で形成された耐可塑剤層の上に、グラビアコート法により上記(5)で調製した熱接着性樹脂層形成用インキを、乾燥後の膜厚が1.5μmになるように塗布し、乾燥して熱接着性樹脂層を形成した。
斯くしてポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に背面層が形成され、他方の面にポリエチレンテレフタレートフィルム側から離型層、剥離層、耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層が順次形成された8種類の保護層転写シートを製造した。
実施例2
印画物の製造
イエロー、マゼンタ及びシアンの各色材層が設けられた熱転写シートを用い、熱転写により、塩化ビニル製カードの上に画像を形成した。
次いで、塩化ビニル製カードの画像形成部に上記実施例1で製造した各保護層転写シートを重ね合わせ、プリンタ(ELTRON製、カードプリンタP310)を用いて、保護層転写シートから保護層を、該画像形成部を覆うように転写し、保護層で被覆した印画物を製造した。
耐久性の評価
上記で製造した印画物の保護層側を、可塑剤入り軟質塩化ビニルシート(三菱化学(株)製、アルトロン#480、厚さ400μm)に重ね合わせ、70.2g/m2の荷重をかけて82℃の環境下に32時間保存し、可塑剤による画像の劣化状態を観察した。
観察項目:
(a) 可塑剤入り軟質塩化ビニルシートへの画像の転移
可塑剤入り軟質塩化ビニルシートへの画像の転移が全く認められない場合を○、画像の転移が画像全体に亘って認められる場合を×として評価した。
(b) 印画物のひび割れの有無
印画物にひび割れが認められない場合を○、ひび割れが印画物(画像)の一部に認められる場合を×、ひび割れが印画物全体に亘って認められる場合を××として評価した。
結果を表2に示す。
Figure 2005067071
表2から、溶解度パラメーターが11以上、ガラス転移温度が70℃以下であるメタクリル系共重合体(共重合体1〜3)を用いた保護層転写シートを使用することにより、印画物に優れた耐久性を付与できることが明らかである。
図1は、本発明の保護層転写シートの一例を示す断面図である。 図2は、本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。 図3は、本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。 図4は、本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。 図5は、本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。 図6は、本発明の保護層転写シートの他の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 保護層熱転写シート
2 基材シート
3 剥離層
4 耐可塑剤層
5 熱接着性樹脂層
6 背面層
7 離型層
8 熱転写性樹脂層
9 熱溶融性色材層
Y 熱昇華性色材層
M 熱昇華性色材層
C 熱昇華性色材層

Claims (5)

  1. 基材シートの一方面に熱転写性樹脂層を剥離可能に設けた保護層転写シートにおいて、
    前記熱転写性樹脂層は基材シート側から少なくとも耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成され、
    前記耐可塑剤層は、溶解度パラメーターが11以上、ガラス転移温度が70℃以下であり且つメタクリル酸メチル、メタクリルアミド及びメタクリル酸の少なくとも2成分以上を含有するアクリル系共重合体から構成されている
    保護層転写シート。
  2. 前記熱転写性樹脂層が、基材シート側から剥離層、耐可塑剤層及び熱接着性樹脂層で構成されている請求項1に記載の保護層転写シート。
  3. 基材シートの一方面に、前記熱転写性樹脂層と共に、熱昇華性色材層及び熱溶融性色材層からなる群より選ばれた少なくとも1つの色材層が面順次に設けられている請求項1又は請求項2に記載の保護層転写シート。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の保護層転写シートと印画物とを、該転写シートの熱転写性樹脂層と印画物の画像とが接するように重ね合わせ、印画物の画像上に該熱転写性樹脂層を熱転写して得られる印画物。
  5. 前記印画物の画像が、電子写真方式、インクジェット記録方式及び熱転写記録方式のいずれかによるものである請求項4に記載の印画物。
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