JP2005067037A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置100によれば、新しいフィルムパッケージがフィルム載置手段12に装填されると、バーコードリーダ121によりフィルム情報を入力し、フィルム搬送手段13により1枚のフィルムFを搬送し、ウェッジパターン記憶手段161に記録されている各ステップのレーザ露光値で露光手段14によりフィルムF上にウェッジパターン画像を形成する。そして、入力されたフィルム情報に基づいてフィルム種を判断し、フィルム種に応じて、ウェッジパターン画像から測定に用いるステップの画像を選択し、選択されたステップの光学濃度測定結果に基づいて入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTを作成し、LUT記憶手段163に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力画像信号に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に係り、さらに詳しくは、記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
一般的に、CR(Computed Radiography)装置、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等により得られた医用画像を診断する際には、透過記録媒体や反射記録媒体に医用画像を記録してハードコピーの形で観察する方法が多く用いられている。医用画像を記録媒体に記録する画像形成装置としては、銀塩記録材料を用いた透過記録媒体上にレーザ露光することによって画像を記録する方式が多く用いられている。この方式によれば、モノクロ多階調の画像を優れた階調性で描写できるとともに、透過媒体に記録して透過光で観察することによって高い診断能が得られる。また、医用画像を記録媒体上に形成する画像形成装置としては、従来の湿式処理を必要とする銀塩記録材料を用いる画像形成装置の他、感光性熱現象記録材料や感光感熱記録材料を用いて感光熱発色画像記録を行うドライ処理方式の画像形成装置が知られている。
これらの画像形成装置においては、良好な階調性を有する画像を出力するため、記録媒体の装填時又は一定時間ごとに、記録媒体上に複数濃度のウェッジパターン(テストパターン)画像を露光し、得られた画像の濃度を濃度計で測定した結果に基づいて、入力画像信号とレーザ露光量との関係を補正するキャリブレーションが行われている。例えば、特許文献1には、フィルムの感光特性のバラツキと現像特性変動を自動的に補正する技術が記載されている。
特開平6−233134号公報
ところで、画像形成装置においては、医用画像の撮影された部位に応じて、異なる濃度域の記録媒体が使用されている。例えば、マンモグラフィでは、他の一般の医用画像に比べ、より最高濃度の高い濃度域を有する記録媒体が使用される。同一装置において複数の異なる濃度域の記録媒体が装填可能な場合には、記録媒体の濃度域に応じてキャリブレーションを行う必要がある。しかしながら、上記に開示された方法には、複数の異なる濃度域の記録媒体を同一装置で用いた場合のキャリブレーション方法に対する開示はなかった。
本発明の課題は、記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行うことが可能な画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置において、
前記記録媒体の種類に関する情報を入力する入力手段と、
予め定められた複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する露光手段と、
前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する現像手段と、
前記入力手段により入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、前記現像された複数の画像のなかから所定数の画像を選択する選択手段と、
前記選択された画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
前記濃度測定結果と、前記選択された所定数の画像を形成した際の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する修正手段と、
前記修正手段により作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する補正手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置において、
前記記録媒体の種類に関する情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、複数の露光値を選択する選択手段と、
前記選択された複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する露光手段と、
前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する現像手段と、
前記現像された画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
前記濃度測定結果と、前記複数の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する修正手段と、
前記修正手段により作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する補正手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記複数種類の記録媒体には、マンモグラフィ用の記録媒体が含まれていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、
濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置における画像形成方法であって、
前記記録媒体の種類に関する情報を入力する工程と、
予め定められた複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する工程と、
前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する工程と、
前記入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、前記現像された複数の画像のなかから所定数の画像を選択する工程と、
前記選択された画像の濃度を測定する工程と、
前記濃度測定結果と、前記選択された所定数の画像を形成した際の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する工程と、
前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、
濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置における画像形成方法であって、
前記記録媒体の種類に関する情報を入力する工程と、
前記入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、複数の露光値を選択する工程と、
前記選択された複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する工程と、
前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する工程と、
前記現像された画像の濃度を測定する工程と、
前記濃度測定結果と、前記複数の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する工程と、
前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項1、5に記載の発明によれば、予め定められた複数の露光値で記録媒体上に潜像を形成し、現像して可視化し、入力された記録媒体の種類に関する情報に応じて、現像された複数の画像のなかから所定数の画像を選択し、選択された画像の濃度を測定して、この濃度測定結果と、選択された所定数の画像を形成した際の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成し、作成された修正値を用いて入力画像信号を補正する。従って、記録媒体の種類に関わらず、複数の露光値で形成された同一の画像、即ち、同一のテストパターン画像を用いて、記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行うことができ、安定した階調特性の画像を提供することができる。
請求項2、6に記載の発明によれば、入力された記録媒体の種類に関する情報に応じて、複数の露光値を選択し、選択された複数の露光値で記録媒体上に潜像を形成して現像し、現像された画像の濃度を測定し、濃度測定結果と、複数の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成し、作成された修正値を用いて入力画像信号を補正する。従って、記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行うことができ、安定した階調特性の画像を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、マンモグラフィ用の記録媒体の濃度域に応じたキャリブレーションを行うことができる。
〔第1の実施の形態〕
以下、図を参照して本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態においては、入力画像信号をフィルム等の記録媒体にレーザ露光することによって画像を形成する画像形成装置を例にとり説明するが、これに限定されない。
まず、構成を説明する。図1に、本発明に係る画像形成装置100の機能的構成示す。図1に示すように、画像形成装置100は、制御手段11、フィルム載置手段12、フィルム搬送手段13、露光手段14、現像手段15、記憶手段16、光学濃度測定手段17、LUT作成手段18、補正手段19、I/F20、操作入力手段21等を備えて構成されている。
制御手段11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、CPUはROMに記憶されているシステムプログラムや処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って画像形成装置100の各部を制御し、後述するキャリブレーション処理Aを始めとする各種処理を実行する。
フィルム載置手段12は、濃度域の異なる複数種類(ここでは、最高濃度Dmax=4.0のマンモグラフィ用フィルムとDmax=3.0の一般医用撮影用フィルムの2種類とする)のフィルムパッケージが装填可能であり、装填されたフィルムパッケージのフィルムFを保持する。また、本実施の形態においては、フィルム載置手段12は、入力手段としてのバーコードリーダ121を備えており、新たに装填されたフィルムパッケージに添付された、フィルム情報等が記録されたバーコードを読み取り、制御手段11に出力する。フィルム情報は、フィルムの最高濃度を示す情報、フィルムの種類を示す情報等である。
フィルム搬送手段13は、フィルム載置手段12からフィルムFを取り出すフィルムピックアップ、搬送ローラ等により構成され、フィルム載置手段12に保持されたフィルムFを搬送する。
露光手段14は、制御手段11からの制御信号により、入力画像信号に応じて変調したレーザ光でフィルムFを走査露光して潜像を形成する。
現像手段15は、露光済みのフィルムFの潜像を可視化する現像処理を行う。
記憶手段16は、半導体の不揮発性メモリ等により構成され、ウェッジパターン記憶手段161、光学濃度データ記憶手段162、LUT記憶手段163を有して構成されている。
ウェッジパターン記憶手段161は、図2に示すウェッジパターン画像(テストパターン画像)をフィルムFに記録するための複数のレーザ露光値を記憶する。図2に示すように、ウェッジパターン画像は、フィルム搬送方向に、複数の略同サイズの異なる濃度領域(ステップ)を濃度の順にグラデーション状に並べたものである。ウェッジパターン画像のステップ数は、フィルムFの搬送方向のサイズ、各ステップでの読み込みに必要なサンプリング回数及びフィルム搬送速度により決まるものである。図2のウェッジパターン画像には、濃度値0.2〜4.0の8種類のステップ(ST1〜ST8)が存在する。
光学濃度データ記憶手段162は、光学濃度測定手段17により測定されたウェッジパターン画像の各ステップの光学濃度を記憶する。LUT記憶手段163は、LUT作成手段18により作成されたLUT(ルックアップテーブル)を記憶する。
光学濃度測定手段17は、図示しない発光手段、受光手段、光学濃度演算部等により構成され、フィルムFに記録されたウェッジパターン画像の各ステップの透過濃度を測定して演算し、結果を光学濃度データ記憶手段162に出力する。発光手段としては、LED、ランプ等の光源を用いることができる。受光手段としては、フォトダイオード等の受光器を用いることができる。
修正手段としてのLUT作成手段18は、光学濃度データ記憶手段162に記憶されているウェッジパターン画像の各ステップの光学濃度測定結果と、ウェッジパターン画像の各ステップに対して本来期待される濃度値として予め定められている濃度値との差分を演算し、この差分に基づいて、入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するための修正値としてLUTを作成し、LUT記憶手段163に記憶する。
補正手段19は、LUT記憶手段163に記憶されているLUTを用いて入力画像信号をレーザ露光値に変換し、制御手段11へ出力する。
I/F20は、外部の医用画像撮影装置、医用画像読取装置、ストレージ装置等と画像形成装置100を接続し、画像信号を入力するためのインターフェースである。画像信号は、各種ネットワークを介して入力される態様としてもよい。
操作入力手段21は、各種機能ボタンやLCDの表面を覆うタッチパネル等により構成され、入力された操作信号を制御手段11に出力する。
次に、動作について説明する。図3に、制御手段11により実行されるキャリブレーション処理Aを示す。
フィルム載置手段12に新フィルムパッケージが装填されると(ステップS1)、装填されたフィルムパッケージに添付されたバーコードがバーコードリーダ121により読み取られ、装填されたフィルムパッケージのフィルム情報が入力される(ステップS2)。次いで、フィルム搬送手段13によりフィルム載置手段12に装填されたフィルムパッケージから1枚のフィルムFが搬送され、露光手段14により、ウェッジパターン記憶手段161に記憶されているレーザ露光値でフィルムFに潜像が形成され、現像手段15により潜像が可視化されることにより、フィルムFにウェッジパターン画像が記録される(ステップS3)。
次いで、ステップS2で入力されたフィルム情報に基づいて、フィルムFの最高濃度Dmaxが4.0であるか否かが判断される(ステップS4)。判断の結果、フィルムの最高濃度Dmaxが4.0である場合(ステップS4;YES)、即ち、マンモグラフィ用フィルムである場合、フィルムFに記録されたウェッジパターン画像のST1〜ST8の画像が測定用画像として選択され、このSTEP1〜STEP8の光学濃度が光学濃度測定手段17により測定され(ステップS5)、LUT作成手段18により、測定用画像の光学濃度測定結果に基づいて入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTが作成され、LUT記憶手段163に記憶される(ステップS7)。
一方、装填されたフィルムの最高濃度Dmaxが4.0ではない場合(ステップS4;NO)、即ち、マンモグラフィ用フィルムではなく、一般医用撮影用フィルムである場合、フィルムFに記録されたウェッジパターン画像のST1〜ST6の画像が測定用画像として選択され、このST1〜ST6の光学濃度が光学濃度測定手段17により測定され(ステップS6)、LUT作成手段18により、測定用画像の光学濃度測定結果に基づいて入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTが作成され、LUT記憶手段163に記憶される(ステップS7)。
実際にI/F20を介して入力された入力画像信号をフィルムFに形成する際には、上述したキャリブレーション処理Aにより作成され、LUT記憶手段163に記憶されたLUTを用いて、補正手段19により入力画像信号に対応するレーザ露光値の補正が行われる。
なお、キャリブレーション処理Aは、フィルムパッケージの装填時に行うこととして説明したが、一定期間経過毎に、ステップS2〜S7の処理を行うようにしてもよい。また、必要時に操作入力手段21からの指示に基づいて行うようにしてもよい。
以上説明したように、画像形成装置100によれば、新しいフィルムパッケージがフィルム載置手段12に装填されると、バーコードリーダ121によりフィルム情報を入力し、フィルム搬送手段13により1枚のフィルムFを搬送し、ウェッジパターン記憶手段161に記録されている各ステップのレーザ露光値で露光手段14によりフィルムF上にウェッジパターン画像を形成する。そして、入力されたフィルム情報に基づいてフィルム種を判断し、フィルム種に応じて、ウェッジパターン画像から測定に用いるステップの画像を選択し、選択されたステップの光学濃度測定結果に基づいて入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTを作成し、LUT記憶手段163に記憶する。
従って、フィルムの種類に関わらず、同一のウェッジパターンを用いて、装填されたフィルムの濃度域に応じたキャリブレーションを行うことができ、安定した階調特性の画像を提供することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
まず、構成を説明する。
なお、本第2の実施の形態における画像形成装置100の要部構成は、図1に示した構成と同様であるので、以下、図1を参照して相違点のみを説明する。
制御手段11は、CPU、ROM、RAM等により構成され、CPUはROMに記憶されているシステムプログラムや処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って画像形成装置100の各部を制御し、後述するキャリブレーション処理Bを始めとする各種処理を実行する。
ウェッジパターン記憶手段161は、図4(a)に示す第1のウェッジパターン画像をフィルムFに記録するための複数(ここでは8種類)のレーザ露光値の組み合わせ及び図4(b)に示す第2のウェッジパターン画像をフィルムFに記録するための複数(ここでは8種類)のレーザ露光値の組み合わせを記憶している。各ウェッジパターン画像は、フィルム搬送方向に、複数(ここでは8)の略同サイズの異なる濃度領域(ステップ)を濃度の順にグラデーション状に並べたものである。ウェッジパターン画像のステップ数は、フィルムFの搬送方向のサイズ、各ステップでの読み込みに必要なサンプリング回数及びフィルム搬送速度により決まるものである。
図4(a)に示す第1のウェッジパターン画像は、フィルムFが最高濃度Dmax=3.0のフィルムである場合にキャリブレーションに使用されるパターンであり、各レーザ露光値は、各ステップST1〜ST8の濃度値が、診断の際に使用頻度の高い濃度範囲、例えば、0.5〜2.0の範囲を中心として定められている。
図4(b)に示す第2のウェッジパターン画像は、フィルムFが最高濃度Dmax=4.0のフィルムである場合にキャリブレーションに使用されるパターンであり、各レーザ露光値は、各ステップST1〜ST8の濃度値が、診断の際に使用頻度の高い濃度範囲、例えば、0.2〜4.0の範囲を中心として定められている。
このように、ウェッジパターン記憶手段161に2種類のレーザ露光値の組み合わせを記憶しておくことにより、後述するキャリブレーション処理Bにおいて、フィルムFの濃度域に応じてウェッジパターン画像作成時に使用するレーザ露光値を容易に可変することができる。
その他の構成は第1の実施の形態で説明したのと同様であるので、説明を省略する。
次に、動作について説明する。図5に、制御手段11により実行されるキャリブレーション処理Bを示す。
フィルム載置手段12に新フィルムパッケージが装填されると(ステップS11)、装填されたフィルムパッケージに添付されたバーコードがバーコードリーダ121により読み取られ、装填されたフィルムパッケージのフィルム情報が入力され(ステップS12)、装填されたフィルムの最高濃度Dmaxが4.0であるか否かが判断される(ステップS13)。判断の結果、フィルムの最高濃度Dmaxが4.0である場合(ステップS13;YES)、即ち、マンモグラフィ用フィルムである場合、ウェッジパターン記憶手段161に記憶されている第2のウェッジパターン画像を記録するためのレーザ露光値の組み合わせが選択され(ステップS14)、露光手段14により、選択されたレーザ露光値の組み合わせでフィルム搬送手段13によりフィルム載置手段12から搬送されたフィルムFに潜像が形成され、現像手段15により潜像が可視化されることにより、フィルムFに第2のウェッジパターン画像が記録される(ステップS15)。
一方、装填されたフィルムの最高濃度Dmaxが4.0ではない場合(ステップS13;NO)、即ち、マンモグラフィ用フィルムではなく、一般医用撮影用フィルムである場合、ウェッジパターン記憶手段161に記憶されている第1のウェッジパターン画像を記録するための露光値の組み合わせが選択され(ステップS16)、露光手段14により、選択されたレーザ露光値の組み合わせでフィルム搬送手段13によりフィルム載置手段12から搬送されたフィルムFに潜像が形成され、現像手段15により潜像が可視化されることにより、フィルムFに第1のウェッジパターン画像が記録される(ステップS17)。
フィルムFにウェッジパターン画像が記録されると、このウェッジパターン画像の光学濃度が光学濃度測定手段17により測定され(ステップS18)、LUT作成手段18により、光学濃度測定結果に基づいて入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTが作成され、LUT記憶手段163に記憶される(ステップS19)。
実際にI/F20を介して入力された入力画像信号をフィルムFに形成する際には、上述したキャリブレーション処理Bにより作成され、LUT記憶手段163に記憶されたLUTを用いて、補正手段19により入力画像信号に対応するレーザ露光値の補正が行われる。
なお、キャリブレーション処理Bは、フィルムパッケージの装填時に行うこととして説明したが、一定期間経過毎に、ステップS12〜S19の処理を行うようにしてもよい。また、必要時に操作入力手段21からの指示に基づいて行うようにしてもよい。
以上説明したように、画像形成装置100によれば、新しいフィルムパッケージがフィルム載置手段12に装填されると、装填されたフィルムパッケージのフィルムFの濃度域に応じて、ウェッジパターン記憶手段161からウェッジパターン画像の記録に用いるレーザ露光値を選択し、露光手段14により選択されたレーザ露光値でウェッジパターン画像をフィルムシート上に記録して、光学濃度測定手段17によりその光学濃度を測定し、光学濃度測定結果に基づいてLUT作成手段18により入力画像信号とレーザ露光値との予め定められた関係を修正するためのLUTを作成し、LUT記憶手段163に記憶する。
従って、フィルムFの濃度域に応じてウェッジパターン画像を変更することにより、フィルムの濃度域に応じたキャリブレーションを行うことができ、安定した階調特性の画像を提供することができる。
なお、上記第1、2の実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像形成装置100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記第1、2の実施の形態においては、フィルム情報を、フィルムパッケージに添付されたバーコードからバーコードリーダ121により読み取る構成としたが、これに限定されない。
その他、画像形成装置100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像形成装置100の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるウェッジパターン画像の一例を示す図である。 図1の制御手段11により実行されるキャリブレーション処理Aを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における第1及び第2のウェッジパターン画像の一例を示す図である。 図1の制御手段11により実行されるキャリブレーション処理Bを示す図である。
符号の説明
100 画像形成装置
11 制御手段
12 フィルム載置手段
121 バーコードリーダ
13 フィルム搬送手段
14 露光手段
15 現像手段
16 記憶手段
161 ウェッジパターン記憶手段
162 光学濃度データ記憶手段
163 LUT記憶手段
17 光学濃度測定手段
18 LUT作成手段
19 補正手段
20 I/F
21 操作入力手段

Claims (5)

  1. 濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置において、
    前記記録媒体の種類に関する情報を入力する入力手段と、
    予め定められた複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する露光手段と、
    前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する現像手段と、
    前記入力手段により入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、前記現像された複数の画像のなかから所定数の画像を選択する選択手段と、
    前記選択された画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定結果と、前記選択された所定数の画像を形成した際の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する修正手段と、
    前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置において、
    前記記録媒体の種類に関する情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、複数の露光値を選択する選択手段と、
    前記選択された複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する露光手段と、
    前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する現像手段と、
    前記現像された画像の濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定結果と、前記複数の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する修正手段と、
    前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記複数種類の記録媒体には、マンモグラフィ用の記録媒体が含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記記録媒体の種類に関する情報を入力する工程と、
    予め定められた複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する工程と、
    前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する工程と、
    前記入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、前記現像された複数の画像のなかから所定数の画像を選択する工程と、
    前記選択された画像の濃度を測定する工程と、
    前記濃度測定結果と、前記選択された所定数の画像を形成した際の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する工程と、
    前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  5. 濃度域の異なる複数種類の記録媒体が装填可能な記録媒体載置手段を備え、前記記録媒体載置手段に装填された記録媒体を搬送し、入力画像信号に応じた露光値に基づいて前記記録媒体上に画像を形成し記録する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記記録媒体の種類に関する情報を入力する工程と、
    前記入力された前記記録媒体の種類に関する情報に応じて、複数の露光値を選択する工程と、
    前記選択された複数の露光値で前記記録媒体上に潜像を形成する工程と、
    前記記録媒体上に形成された潜像を可視化する工程と、
    前記現像された画像の濃度を測定する工程と、
    前記濃度測定結果と、前記複数の露光値に対して予め定められた濃度値との差分を演算し、この差分演算の結果に基づいて、入力画像信号と露光値との予め定められた関係を修正するための修正値を作成する工程と、
    前記作成された修正値を用いて入力画像信号に対応する露光値を補正する工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
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