JP2005066908A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドの回復動作時に搬送ベルトを移動させる空間と、メンテナンスユニットを配置する空間とを小さくして、装置の大型化を抑制すること。
【解決手段】
回復動作時に搬送ベルトを架け渡しているローラの少なくとも一方を移動させて、搬送ベルトを屈曲させることにより、インクジェットヘッドのインク吐出面にメンテナンスユニットを挿入する空間を形成する。
【選択図】図2


Description

本発明は、印刷媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンタに関する。
従来、インクジェットヘッドに設けられた複数の吐出口より微小インク滴を吐出してプリントを行うインクジェットプリンタにおいては、そのインクジェットヘッドを主走査方向(用紙幅方向)に移動させながらインクを吐出する主走査方向の移動動作と、用紙を副走査方向に移動する動作とを組み合せて印刷を行う所謂シリアルヘッド型プリンタと、印刷媒体である用紙の用紙幅分の印刷幅を有するラインヘッドを有し、このラインヘッドと用紙とを相対移動させながら印刷を行う所謂ラインヘッド型プリンタがある。特に、ラインヘッド型プリンタにおいては、インクジェットヘッドを用紙の主走査方向に移動させる必要がなく、シリアルヘッド型プリンタに比べ、印刷速度を上げることが可能である。
上記従来のシリアルヘッド型プリンタ及びラインヘッド型プリンタのいずれにおいても、良好な画像を得るためには、そのインクジェットヘッドに設けられた微細なノズルからのインクの吐出を良好に保つことが必要である。このため、インクジェットヘッド内部のインクを排出することによりインク流路に存在する異物あるいは気泡を排出するパージ動作や、ノズルのインク吐出口が配設されているインク吐出面を払拭して吐出面に付着している余分なインク滴や異物を除去するワイピング動作などのノズルから適切に微小インクを吐出させるための回復動作を行っている。
上記シリアルヘッド型プリンタにおいては、インクジェットヘッドがその構造上主走査方向に移動可能であるため、インクジェットヘッドを主走査方向の延長線上にある印刷領域外に退避させて、パージ動作やワイピング動作を行なうことが可能である。
しかしながら、ラインヘッド型のインクジェットヘッドは、シリアルヘッド型プリンタのインクジェットヘッドに比べインク吐出面が広く、プリンタ内において水平方向にインクジェットヘッドを印刷領域外に移動させて回復動作を行うと装置の大型化につながる。したがって、ラインヘッド型インクジェットプリンタにおいては、インクジェットヘッドは水平方向に対して固定したまま、上記回復動作を行なうメンテナンスユニットをインクジェットヘッドと媒体搬送装置との間に挿入して、回復動作を行うことが従来行なわれている。
特許文献1及び特許文献2には、ラインヘッド型プリンタにおいてインクジェットヘッドの回復動作を行うための技術が開示されている。特許文献1に開示されているプリンタによれば、回復動作時には、搬送ベルトをインクジェットヘッドから離間する方向(下方向)に移動させるか、または搬送ベルトの上面をインクジェットヘッドの媒体搬送方向における上流側または下流側において下方に押圧して、そのインクジェットヘッドと搬送ベルト間に形成された隙間に、メンテナンスユニットを搬送ベルトの媒体搬送方向と直交する方向から挿入している。
また、特許文献2には、搬送ベルトを架け渡して支持する二つのローラのうち、一方のローラを軸として、搬送ベルトを他方のローラとともにインクジェットヘッドから離間させるように揺動させることによって、メンテナンスユニットを吐出面に対向させる空間を形成している。
特開2002−120386号公報(第10〜11頁、図13)
特開2000−62151号公報(第5〜6頁、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェットプリンタにおいては、メンテナンスユニットを搬送ベルトの媒体搬送方向と直交する方向から挿入する構成のため、回復動作時以外においてメンテナンスユニットが待機する空間を搬送ベルトに対して側方に設ける必要がある。また、上記特許文献2に記載のインクジェットプリンタにおいては、搬送ベルトがインクジェットヘッドの吐出面と対向する位置から、搬送ベルトを支持する一方のローラを軸として下方に搬送ベルトを張り渡した状態で揺動させることにより退避させているため、張り渡した搬送ベルトを揺動させるための空間が少なくとも必要となる。したがって、上記従来技術においては、搬送ベルトを移動させるために必要な空間、またはメンテナンスユニットを移動させるために必要な空間を確保するために装置の小型化が難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、装置内部のスペースを有効に利用して装置の小型化を図ることができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インクジェットプリンタにおいて、インクを吐出するための吐出口が設けられた吐出面を有し、当該吐出面に対向して配置された印刷媒体へインクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッドと、印刷媒体を外周面に担持して搬送する無端ループ状の搬送ベルトと、当該外周面に担持された印刷媒体が吐出面に対向するように外周面を吐出面に対向する対向状態に支持するべく搬送ベルトを架け渡して支持する第1ローラ及び第2ローラと、第1ローラを支持するローラ支持部材と、第1ローラが、搬送ベルトが対向状態に支持される動作位置から、当該動作位置よりも第2ローラに近づく退避位置へ移動するようにローラ支持部材を移動することにより搬送ベルトを対向状態よりも屈曲させて吐出面と対向する対向位置から離隔させるローラ移動機構と、インクジェットヘッドを適正状態に回復させる回復動作を行うメンテナンスユニットと、当該メンテナンスユニットが前記吐出面に対向する回復位置と当該吐出面から離隔する待機位置との間でメンテナンスユニットを移動させるユニット移動機構とを備え、搬送ベルトが対向位置から離隔した状態において、メンテナンスユニットを待機位置から回復位置へ移動させるユニット移動機構制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、搬送ベルトの幅方向に投影視した場合において、第1ローラがローラ移動機構によって移動する移動経路は、吐出面に対して平行な直線を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、搬送ベルトの幅方向に投影視した場合において、第1ローラがローラ移動機構によって移動する移動経路は、第2ローラに第1ローラが近づくに伴って、吐出面から第1ローラが少なくとも遠ざかる方向に向かって直線または曲線状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェットプリンタにおいて、搬送ベルトの幅方向に投影視した場合において、第1ローラがローラ移動機構によって移動する移動経路は、前記吐出面に向かって凸状の曲線を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、ローラ移動機構により第1ローラが動作位置から退避位置へ移動する際に、第1ローラから離隔した位置において搬送ベルトに接触して、搬送ベルトの屈曲状態を案内するガイド部材と、ガイド部材を移動させるガイド移動機構をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインクジェットプリンタにおいて、ガイド部材は、搬送ベルトの内周面から当該搬送ベルトに接触することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のインクジェットプリンタにおいて、ガイド部材は、搬送ベルトが動作位置に位置する場合には、搬送ベルトの内周面から当該搬送ベルトに接触して当該搬送ベルトを支持することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、ガイド部材はローラ支持部材に設けられており、ローラ移動機構は、ガイド移動機構を兼ねることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、ローラ移動機構は、第1ローラが退避位置へ移動する際に、搬送ベルトが屈曲した際、当該搬送ベルトがメンテナンスユニットに接触することを防止するためのベルト受け部材を有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、第2ローラは、駆動力を伝達されて回動する駆動ローラであって、第1ローラは、第2ローラの回動による回転力を搬送ベルトを介して伝達されて回動する従動ローラであることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、待機位置にあるメンテナンスユニットは、搬送ベルトが対向状態である場合において、第1ローラ及び第2ローラからみて搬送ベルトの吐出面と対向している側とは反対側の搬送ベルトの外周面と対向していることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、メンテナンスユニットは、搬送ベルトが対向状態である場合における第1ローラから第2ローラへ向かう方向に向かって、第1ローラ側から回復位置へ挿入されることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載のインクジェットプリンタにおいて、退避位置は、搬送ベルトが対向状態である場合における第1ローラから第2ローラへ向かう方向において第2ローラよりも上流側であることを特徴とする。
本発明によれば、インクジェットヘッドの回復動作時に搬送ベルトを屈曲させて当該搬送ベルトを吐出面から退避させるため、搬送ベルトが移動する空間と、搬送ベルトが退避したときの搬送ベルトが配置される空間を小さくすることができ、したがってインクジェットプリンタの小型化を図ることができる。
本発明の好適な実施の形態に係るインクジェットプリンタについて、以下説明する。
本発明のインクジェットプリンタは、インクジェットヘッドを適正状態に回復させるためにメンテナンスユニットによる回復動作を行う。このとき、印刷時において吐出面に対向している搬送ベルトを吐出面から離隔するように退避させて、インクジェットヘッドの吐出面にメンテナンスユニットを対向させる空間を形成する必要がある。
本発明のインクジェットプリンタは、搬送ベルトを退避させるために、搬送ベルトを架け渡しているローラのうち、少なくとも一方を移動させることにより搬送ベルトを屈曲させて搬送ベルトを退避させる。搬送ベルトを屈曲させて退避させることにより、従来のように搬送ベルトを2つのローラに張り渡した状態で屈曲させずに退避させる場合に比べて搬送ベルトを移動させる経路の自由度が増し、搬送ベルトの移動空間を小さくすることが可能である。さらに、搬送ベルトを退避させた状態において搬送ベルトが占める空間についても小さくすることができる。また、メンテナンスユニットを吐出面に近い位置に待機させることが可能となり、メンテナンスユニットの移動空間についても小さくすることが可能となる。したがって、本発明によれば、インクジェットプリンタ全体の小型化を図ることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照しつつ説明する。
(プリンタの全体構成) まず、本発明の実施例1に係るインクジェットプリンタについて図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施例に係るインクジェットプリンタ10の全体構成を示す側面図であり、図2は、本実施例におけるローラ移動機構34の構成と動作を説明する説明図である。
図1に示すインクジェットプリンタ10は、その筐体11の内部に4つのライン方式のインクジェットヘッド12を有するラインヘッド型カラーインクジェットプリンタである。すなわち、印刷時にはインクジェットヘッド12がその位置を固定されて、後述の搬送ユニット20により搬送される印刷媒体に対して画像を形成するラインプリンティング方式のインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ10の筐体11の下部に用紙トレイ14が、上部に排紙トレイ18が、図中中央部に搬送ベルト25を備えた搬送ユニット20がそれぞれ設けられており、印刷媒体である用紙をインクジェットヘッド12の下方を通過するように搬送して画像形成を行うように構成されている。また、このインクジェットプリンタ10は、インクジェットヘッド12のヘッド本体13を適正状態に回復させる回復動作を行うための移動可能なメンテナンスユニット40を備えている。
(画像形成機構) 4つのインクジェットヘッド12は、その下端にヘッド本体13を有している。ヘッド本体13は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室内のインクに圧力を与えるアクチュエータユニットとが貼り合わされたものである。また、ヘッド本体13は、それぞれが矩形断面を有しており、その長手方向が用紙の搬送方向(媒体搬送方向、図1中矢印A方向)に垂直な方向(図1の紙面垂直方向)となるように互いに近接配置されている。そして、4つのヘッド本体13の各底面(吐出面13a)は、用紙搬送経路に対向している。これら吐出面13aにはノズルに相当する微小径を有する多数の吐出口が設けられており、4つのヘッド本体13からそれぞれマゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(K)のインクが吐出される。
インクジェットヘッド12は、その吐出面13aと搬送ベルト25との間に僅かな隙間が形成されるように配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成により搬送ベルト25上を搬送される用紙が4つのヘッド本体13のすぐ下方側を順に通過する際、この用紙の上面(印刷面)に向けてインク吐出口から各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像が形成されるようになっている。
インクジェットプリンタ10は、ヘッド本体13に設けられた微細なノズルからのインクの吐出を良好に保つために回復動作を行う。回復動作は、インク供給源(図示せず)からインクジェットヘッド12に対しインクを初期導入する際や、プリンタ10を長期間使用せず、その後使用を再開する時等に行われるものである。この回復動作の主要部分を構成するものは、インクジェットヘッド12内部のインクを吐出口から加圧除去するパージ動作や、印刷動作を行わないときに、その吐出口付近のインクの乾燥を防ぐために吐出面13aを密閉状態にするキャッピング動作である。
本実施例では、後述するメンテナンスユニット40によりこのパージ動作とキャッピング動作を行っている。なお、メンテナンスユニット40は、吐出面13aと離隔する待機位置と、後述の図3(c)に示す吐出面13aに対向する回復位置へとの間を移動可能に構成されている。
(用紙搬送系の構成) 給紙トレイ14には、用紙が積層載置されており、積層されている用紙の一番上部の用紙を送り出すための給紙ローラ15が備えられている。給紙ローラ15によって送り出された用紙は、用紙搬送経路を構成するガイドフレーム17により案内されつつ、用紙搬送経路上に設けられたフィードローラ16によって、搬送ユニット20へと送り出される。そして、用紙Pは、搬送ユニット20の搬送ベルト25に担持されつつ、インクジェットヘッド12により画像が形成されて、その後ガイドフレーム17により案内されつつフィードローラ16により排紙トレイ18へ排出される。
(搬送ユニットの構成) 搬送ユニット20は、第1ローラ22と、第2ローラ24と、両ローラ間に掛け渡される搬送ベルト25を有する。第1ローラ22は、その両端においてフレーム30(ローラ支持部材、図2参照)に回動自在に支持されている。また、駆動ローラである第2ローラ24には、搬送モータ27の駆動力を伝達するための駆動ベルト28が架け渡されており、搬送モータ27の回転に伴って第2ローラ24は回転するようになっている。第1ローラ22は、第2ローラ24の回転により搬送ベルト25に対して回転力が付与され、その搬送ベルト25の回転力によって回転する従動ローラである。
搬送ベルト25は、ゴム等の可撓性材料によりループ状に形成された無端ベルトである。搬送ベルト25は、その外周面26にシリコンゴムによる処理が施されており、搬送されてくる用紙を外周面26に粘着力により保持させながら、第2ローラ24の駆動によって媒体搬送方向下流側(図1中左方)へ向けて搬送できるようになっている。
第1ローラ22は、印刷動作を行う場合には、図1に示すように、搬送ベルト25の外周面26が吐出面13aに対向する位置(対向位置)にある状態(対向状態)を維持する位置(動作位置)にある。一方、後述する回復動作を行う場合には、第1ローラ22は、搬送ベルト25を吐出面13aから離隔させるために、後述のローラ移動機構30により退避位置まで移動する。搬送ベルト25は、第1ローラ22が動作位置にある場合において、第1ローラ22、第2ローラ24により張力をかけられつつ架け渡されている。
図2(a)に示すように、フレーム30にはベルト支持ローラ31が設けられている。また、搬送ユニット20には、搬送ベルト25が対向位置にある場合のベルト支持ローラ31の位置に対応して押さえローラ29(図1参照)が設けられており、図示しないバネ機構により押さえローラ29は搬送ベルト25の外周面26に向かって付勢されている。したがって、押さえローラ29とベルト支持ローラ31により、用紙を搬送ベルト25の外周面26に押し付けて、用紙が外周面26から浮かないよう確実に外周面26に粘着させて搬送することができる。
また、図2(a)に示すように、フレーム30には、ベルトガイドローラ32が設けられており、搬送ベルト25が対向位置にある場合において、ベルト支持ローラ31と同様に搬送ベルト25を内周面から支持する。ベルトガイドローラ32は、第1ローラ22が動作位置から退避位置へ移動する際に、搬送ベルト25に内周面から接触して、搬送ベルト25の屈曲状態を案内するガイド部材として機能する。第1ローラ22が動作位置から退避位置へと移動すると搬送ベルト25が屈曲するが、ベルトガイドローラ32が設けられてない場合、搬送ベルト25が屈曲する方向によってはメンテナンスユニット40と接触してしまう可能性がある。しかしながら、ベルトガイドローラ32により搬送ベルト25の屈曲する方向を案内することによって、このような問題を回避することができる。
また、フレーム30には、第1ローラ22が動作位置から退避位置へ移動する際に、搬送ベルト25を下方から支えるベルト受け部材33が設けられている。図2(b)に示すように、ベルト受け部材33により屈曲した搬送ベルト25がメンテナンスユニット40に接触することを防ぐことができ、搬送ベルト25にメンテナンスユニット40に付着したインクが転写されることを防止することが可能となる。
(ローラ移動機構) 次に、インクジェットヘッド12の吐出面13aの回復動作を行う際に、搬送ベルト25を吐出面13aと対向する位置(対向位置)から離隔させるために、第1ローラ22を動作位置から退避位置へと移動させるためのローラ移動機構34について図2を用いて説明する。
ローラ移動機構34は、第1ローラ22が軸支されているフレーム30を移動させるための機構であり、フレーム30に設けられたガイドピン35、ガイドピン35を係合させて移動方向を案内するガイドレール36、フレーム30に固定部材37により固定され、フレーム30を移動させる駆動力を伝達する移動用ベルト38、移動用ベルト38が架け渡される1対のベルトプーリ39とから構成される。
ガイドレール36は、上記ガイドピン35の直径よりも若干大きな幅を有する溝が形成された部材であり、筐体11の搬送ベルト25の幅方向両端に設けられている。また、ベルトプーリ39の一方は、図示しない駆動モータによって駆動する。
図2(a)に示すように、第1ローラ22は、フレーム30に軸支されており、移動用ベルト38が駆動するとフレーム30とともに移動するようになっている。図2(a)〜(c)に示すように、フレーム30に設けられたガイドピン35がガイドレール36に案内されることにより、第1ローラ22は、ガイドレール36の配置によって決定される移動経路を移動する。このとき、搬送ベルト25はベルトガイドローラ32によって、その屈曲状態を案内され、搬送ベルト25がメンテナンスユニット40に接触することを防止できる。なお、ローラ移動機構は、ベルトガイドローラ32を移動させるガイド移動機構を兼ねることになる。
本実施例においては、ガイドレール36の図中右方端部にガイドピン35が当接する場合が、第1ローラ22が動作位置にある場合であり、図中左方端部にガイドピン35が当接する場合が、第1ローラ22が退避位置にある場合である。
なお、第1ローラ22の退避位置は、図2(c)に示すように、メンテナンスユニット40が吐出面13aと対向する位置まで移動する領域(メンテナンスユニット移動領域)から少なくとも離隔する位置であって、搬送ベルト25が吐出面13aから離隔する位置であればよい。第1ローラ22がメンテナンスユニット40移動領域から離隔する距離を最小限にすることにより、インクジェットプリンタ10の省スペース化を図ることが可能となる。また、第1ローラ22の退避位置を、搬送ベルト25が対向状態である場合における第1ローラ22から第2ローラ24へ向かう方向(本実施例の場合、媒体搬送方向)において第2ローラ24よりも上流側の位置に設定することにより、第2ローラ24の搬送方向下流側(図1中左方)の第1ローラ22を退避させる空間を小さくすることができ、インクジェットプリンタ10の省スペース化が図れる。
(メンテナンスユニット) 次に、本実施例におけるメンテナンスユニット40の構成について、図2および図3を用いて説明する。図3は、回復動作を行う際の各機構の動作を示す説明図である。
メンテナンスユニット40は、フレーム42と、キャップ44と、フレーム42の一端においてフレーム42を回動自在に支持する回動軸46とで構成される。
フレーム42の上面の一部には、4つのインクジェットヘッド12に対応して4つのキャップ44が設けられている。キャップ44は、ゴム等の弾性体で形成されており、インクジェットヘッド12の吐出面13aにおけるインク吐出口群を覆うようにして、気密を保って密着し得るようになっている。また、各キャップ44には図示しないチューブが接続されており、インクジェットヘッド12内のインクを加圧することにより当該インクを排出する加圧パージを行ったときに、このチューブを通して排出されたインクが図示しない廃インク溜めに廃棄される。なお、パージ方法は、上記チューブにポンプを接続して、ポンプを駆動することによる吸引力を利用してインクジェットヘッド12内部のインクを吸い出して排出する吸引パージであってもよい。
フレーム42の下方には、図示しない駆動モータに接続されたカム48(ユニット移動機構)が、その周面がフレーム42の底面と当接する位置に設けられている。図示しない駆動モータの駆動力によりカム48が回動することによって、フレーム42は回動軸46を支点として回動し、メンテナンスユニットは、キャップ44が吐出面13aに対向する回復位置(図2(c)及び図3(c)参照)と当該吐出面13aから離隔する待機位置(図2(a)及び図3(a)参照)との間を移動することが可能となる。
メンテナンスユニット40の待機位置は、図1に示すように、搬送ベルト25が対向状態である場合において、第1ローラ22及び第2ローラ24からみて搬送ベルト25の吐出面13aと対向している側とは反対側(下側)の搬送ベルト25の外周面26と対向する位置である。このように、メンテナンスユニット40を、搬送ベルト25と対向させるように待機位置を設定することで、メンテナンスユニット移動領域を小さくすることが可能である。
(回復動作) 次に、以上のような構成を有するインクジェットプリンタ10における回復動作について図3を用いて説明する。なお、回復動作を行う際にローラ移動機構34、ユニット移動機構は、図示しないユニット移動機構制御装置によりその動作を制御される。
図3(a)は、印刷動作が行われる際の状態を示す図である。このとき、搬送ベルト25の外周面26が吐出面13aに対向するように第1ローラ22は動作位置に位置している。そして、メンテナンスユニット40は、搬送ベルト25の吐出面13aと対向している外周面とは反対側の外周面と対向する位置である待機位置に位置している。このような配置において、用紙が搬送されてインクジェットヘッド12により画像が形成される。
回復動作を行う場合には、まず第1ローラ22が前述のように動作位置から退避位置へ移動して、図3(b)に示すように搬送ベルト25が吐出面13aから離隔し、且つ搬送ベルト25はメンテナンスユニット移動領域から離隔する。
次に、カム48が回動することによりメンテナンスユニット40のフレーム42が上方に押し上げられて、図3(c)に示すようにキャップ44がインクジェットヘッド12の吐出面13aと対向して密着する位置までメンテナンスユニット40が移動する。この状態において、インクジェットヘッド12は、そのインク流路の圧力を上げて、ノズル内のインクをキャップ44内に吐出するパージ動作を行う。パージ動作が終了すると、メンテナンスユニット40は、次に印刷動作が開始されるまでそのままの位置で固定されて、キャップ44が吐出面13aに密着した状態を維持することによりノズル内のインクの乾燥を防ぐキャッピングを行なう。
以上、説明したように本実施例のインクジェットプリンタ10においては、メンテナンスユニット40が吐出面13aに対向するための空間を形成するために、第1ローラ22を移動させることにより搬送ベルト25を屈曲させる。したがって、搬送ベルト25を屈曲させないで移動させた場合に比べて、搬送ベルト25を吐出面13aと対向する位置から離隔させる際に必要となる空間が小さくてよく、さらにメンテナンスユニット40の待機位置を吐出面13aに近づけることが可能であるため、インクジェットプリンタ10の内部空間を有効に利用でき、装置の小型化を図ることができる。
なお、本実施例において、ガイドレール36によって規定される第1ローラ22の移動経路は、第2ローラ24に第1ローラ22が近づくに伴って、吐出面13aから第1ローラ22が遠ざかる方向(下方)に向かって直線状に形成されているが、曲線や、直線または曲線を組み合せた形状であってもよく、メンテナンスユニット40を配置する位置等を考慮して、インクジェットプリンタ10の小型化が図れるような形状でガイドレール36を配置することが望ましい。
図4は、実施例1の変形例を示す図であり、搬送ベルト25が対向状態にある場合(図4(a))と、吐出面13aから離隔した場合(図4(b))とを示す。図4に示す変形例においては、ガイドレール36の搬送ベルト25の幅方向に投影視した場合の形状を、吐出面13aに向かって凸状の曲線にしている。この場合、ガイドレール36aによって決定される第1ローラ22(フレーム31)の移動経路を吐出面13aにより近くすることができ、ガイドレール36aが直線状である場合よりもさらにメンテナンスユニット40aの待機位置を吐出面13aに近づけることができ、インクジェットプリンタ10の小型化を図ることが可能となる。
また、図5は、実施例1の他の変形例を示す図であり、搬送ベルト25が対向状態にある場合(図5(a))と、吐出面13aから離隔した場合(図5(b))とを示す。図5に示す変形例においては、ガイドレール36bによって規定される第1ローラ22の移動経路を、第1ローラ22を第2ローラ24に向かう方向(吐出面13aに対して平行な方向)に沿うように形成している。この場合、第1ローラ22が吐出面13aと等距離で移動していくため、ローラ退避時に屈曲する搬送ベルト25がメンテナンスユニット40bに接触しない範囲で、メンテナンスユニット40bの待機位置を吐出面13aに近づけることが可能となる。
なお、図5に示す例においては、メンテナンスユニット40bは、吐出面13aと直交する方向(鉛直方向)に平行に移動する構成である。このように、メンテナンスユニットを待機位置と回復位置との間で移動させるユニット移動機構の構成は、上述の構成に限られるものではなく、メンテナンスユニットを待機位置から回復位置まで移動させることが可能な構成であれば適宜変更可能である。
なお、本実施例では、第1ローラ22のみを移動させる構成であったが、第2ローラ24についても、搬送ベルト25が屈曲して吐出面13aから離隔するように、第1ローラ22に対して相対的に移動するような構成にしてもよい。
次に、実施例1とは異なる本発明の好適な実施例について図6を用いて説明する。図6は、実施例2におけるインクジェットプリンタ100の要部を示す図である。なお、以下の説明において、実施例1と同様な構成については同一の符号を付与するものとし、詳しい説明を省略する場合がある。
図6(a)に示すように、インクジェットプリンタ100は、搬送ベルト25により用紙を搬送するための搬送ユニット102と、インクジェットヘッド12のヘッド本体13を適正状態に回復させる回復動作を行う移動可能なメンテナンスユニット120を備える。
搬送ベルト25を架け渡す第1ローラ22及び第2ローラ24のうち、第2ローラ24は、図示しない駆動モータからの駆動力が伝達されて駆動する駆動ローラである。第1ローラ22は、その両端においてフレーム104に回動自在に支持された従動ローラである。
第1ローラ22を支持するフレーム104には、搬送ベルト25をその内周面側から支持する平板状のベルト支持部材106が設けられている。フレーム104は、短冊形状のリンク部材108により移動可能に支持されており、フレーム104の移動はベルト支持部材106の下方に設けられたカム110がベルト支持部材106の仮面に接触しつつ回動することにより行われる。したがって、第1ローラ22を動作位置から退避位置へと移動させるためのローラ移動機構は、リンク部材108と、カム110により実現される。インクジェットヘッド12のヘッド本体13の回復動作を行う際には、第1ローラ22は、図6(a)に示す動作位置から図6(b)に示す退避位置までローラ移動機構の働きによって移動する。
メンテナンスユニット120は、可撓性で、且つ弾性を有する弾性シート122に、吐出面13aを覆うためのキャップ124を弾性シート122と同一部材により一体的に形成したものである。キャップ124は、インクジェットヘッド12の吐出面13aにおけるインク吐出口群を覆うようにして、気密を保って密着することが可能であり、ヘッド本体13内のインクの乾燥を防止することが可能である。
弾性シート122の幅方向の両端には、2本のワイヤ126が媒体搬送方向(図6中矢印B方向)と平行に埋設されており、弾性シート122は、ワイヤ126に固定されている。2本のワイヤ126の両端は、2つのボビン128及び130にそれぞれ固定されている。ワイヤ126は、ボビン128とボビン130との間を案内ローラ132に案内されて、搬送ユニット102と接触することがないように架け渡されている。メンテナンスユニット120は、ボビン128または130が図示しないモータの駆動力により回転することによって、回復位置と待機位置との間を移動することが可能である。したがって、ユニット移動機構は、ボビン128、130及び両ボビンを駆動させる図示しないモータから構成される。
なお、ローラ移動機構、ユニット移動機構は、図示しないユニット移動機構制御装置によりその動作を制御される。
待機位置にあるメンテナンスユニット120のキャップ124と対向する位置にはインク吸収部材134が設けられており、キャップ124から滴下したインクを吸収する。
以上のような構成を有するインクジェットプリンタ100において、回復動作を行う際には、まずカム110が回動することによって、図6(b)に示すように第1ローラ22が退避位置まで移動する。第1ローラ22が退避位置まで移動するに伴って、搬送ベルト25は屈曲して吐出面13aから離隔し、メンテナンスユニット120を回復位置に挿入可能な空間が形成される。第1ローラ22の下方への移動量がわずかであっても、搬送ベルト25が撓むことによって、メンテナンスユニット120を回復位置に挿入するために必要な空間が確保される。
次に、ボビン128が図示しない駆動モータによって回転することによりワイヤ126が巻き取られ、メンテナンスユニット120は、第1ローラ22側から回復位置まで挿入される。
そして、図6(c)に示すように、メンテナンスユニット120が回復位置まで到達して停止すると、カム110が再び回動してフレーム104が上昇する。このとき、搬送ベルト25と吐出面13aとの間に挿入されたメンテナンスユニット120が吐出面13aに押し付けられ、キャップ124が吐出面13aを覆うように密着する。メンテナンスユニット120は、次に印刷動作が開始されるまでそのままの位置で固定されて、キャップ44が吐出面13aに密着した状態を維持することによりノズル内のインクの乾燥を防ぐことができる。印刷動作を行う際には、メンテナンスユニット120は、回復位置まで挿入される手順とは逆の手順で待機位置まで移動する。
以上、説明したように本実施例のインクジェットプリンタ100においては、メンテナンスユニット120が吐出面13aに対向する空間を形成するために、第1ローラ22を移動させることにより搬送ベルト25を屈曲させる。つまり、第1ローラ22が第2ローラ24に近づくことにより搬送ベルト25が屈曲し、第2ローラ24が移動することなくメンテナンスユニット120を挿入するために必要な空間が確保される。したがって、搬送ベルト25を屈曲させないで移動させた場合に比べて、第1ローラ22の下方への移動量がわずかであるため、搬送ベルト25を退避させるために必要となる空間が小さくてよく、インクジェットプリンタ100の内部空間を有効に利用でき、省スペース化を図ることができる。
なお、本実施例において、メンテナンスユニット120はキャッピングのみ行っているが、キャップ124にチューブを取り付けて、加圧または吸引パージによりヘッド本体12内のインクを排出するような構成にしてもよい。また、弾性シート122に吐出面13aを拭き取るためのインク吸収部材やワイパー部材を設けて、待機位置から回復位置へ移動する際、または回復位置から待機位置まで移動する際に、吐出面13aを拭き取る構成にしてもよい。
また、本実施例では、第1ローラ22のみを移動させる構成であったが、第2ローラ24についても、第1ローラ22に近づく方向に移動させる構成としてもよい。この場合、第2ローラ24が移動する分だけ搬送ベルト25の屈曲量(撓み量)が大きくなるため、メンテナンスユニット120を挿入するために必要な空間を確保するために必要な第1ローラ22の移動量は、第2ローラ24を移動させない場合に比べ、小さくすることができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限られず、請求項に記載の技術的範囲内で適宜変更が可能である。
例えば、搬送ベルト25は、上述したようなシート状のゴム材をループ状に形成したベルトの他に、複数の短冊状のプレートを繋ぎ合わせてループ状に形成したものなど、適宜変更することが可能である。
また、上記実施例1において、搬送ベルト25の屈曲方向を案内するガイド部材(ベルトガイドローラ32)は、必ずしも搬送ベルト25の内周面側から搬送ベルト25に当接する配置でなくともよく、搬送ベルト25の外周面に当接して案内する構成であってもよい。
また、上記実施例1において、第1ローラ22を移動させるローラ移動機構34は、ガイド部材(ベルトガイドローラ32)を移動させるガイド移動機構を兼ねているが、ガイド移動機構は、ローラ移動機構34とは別機構で構成してもよい。この場合、ガイド移動機構は、ローラ移動機構と連動して動作するように制御する必要がある。
実施例1に係るインクジェットプリンタの全体構成を示す側面図である。 実施例1におけるローラ移動機構の構成と動作を説明する説明図である。 実施例1における回復動作を行う際の各機構の動作を示す説明図である。 実施例1の変形例を示す説明図である。 実施例1の変形例を示す説明図である。 実施例2に係る回復動作を行う際の各機構の動作を示す説明図である。
符号の説明
10 インクジェットプリンタ
11 筐体
12 インクジェットヘッド
13 ヘッド本体
13a 吐出面
14 給紙トレイ
15 給紙ローラ
18 排紙トレイ
20 搬送ユニット
22 第1ローラ
24 第2ローラ
25 搬送ベルト
30 フレーム
31 ベルト支持ローラ
32 ベルトガイドローラ
33 ベルト受け部材
34 ローラ移動機構
35 ガイドピン
36 ガイドレール
37 固定部材
38 移動用ベルト
39 ベルトプーリ
40 メンテナンスユニット
42 フレーム
44 キャップ
46 回動軸
48 カム
100 インクジェットプリンタ
102 搬送ユニット
104 フレーム
106 ベルト支持部材
108 リンク部材
110 カム
120 メンテナンスユニット
122 弾性シート
124 キャップ
126 ワイヤ
128 ボビン
130 ボビン


Claims (13)

  1. インクを吐出するための吐出口が設けられた吐出面を有し、当該吐出面に対向して配置された印刷媒体へインクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッドと、
    前記印刷媒体を外周面に担持して搬送する無端ループ状の搬送ベルトと、
    前記外周面に担持された前記印刷媒体が前記吐出面に対向するように当該外周面を当該吐出面に対向する対向状態に支持するべく前記搬送ベルトを架け渡して支持する第1ローラ及び第2ローラと、
    前記第1ローラを支持するローラ支持部材と、
    前記第1ローラが、前記搬送ベルトが前記対向状態に支持される動作位置から、当該動作位置よりも前記第2ローラに近づく退避位置へ移動するように前記ローラ支持部材を移動することにより前記搬送ベルトを前記対向状態よりも屈曲させて前記吐出面と対向する対向位置から離隔させるローラ移動機構と、
    前記インクジェットヘッドを適正状態に回復させる回復動作を行うメンテナンスユニットと、
    前記メンテナンスユニットを、当該メンテナンスユニットが前記吐出面に対向する回復位置と当該吐出面から離隔する待機位置との間で移動させるユニット移動機構とを備え、
    前記搬送ベルトが前記対向位置から離隔した状態において、前記メンテナンスユニットを前記待機位置から前記回復位置へ移動させるユニット移動機構制御手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記搬送ベルトの幅方向に投影視した場合において、前記第1ローラが前記ローラ移動機構によって移動する移動経路は、前記吐出面に対して平行な直線を含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記搬送ベルトの幅方向に投影視した場合において、前記第1ローラが前記ローラ移動機構によって移動する移動経路は、前記第2ローラに当該第1ローラが近づくに伴って、当該吐出面から当該第1ローラが少なくとも遠ざかる方向に向かって直線または曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記移動経路は、前記吐出面に向かって凸状の曲線を含むことを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ローラ移動機構により前記第1ローラが前記動作位置から前記退避位置へ移動する際に、当該第1ローラから離隔した位置において前記搬送ベルトに接触して、当該搬送ベルトの屈曲状態を案内するガイド部材と、
    前記ガイド部材を移動させるガイド移動機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記ガイド部材は、前記搬送ベルトの内周面から当該搬送ベルトに接触することを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記ガイド部材は、前記搬送ベルトが前記動作位置に位置する場合には、前記搬送ベルトの内周面から当該搬送ベルトに接触して当該搬送ベルトを支持することを特徴とする請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記ガイド部材は前記ローラ支持部材に設けられており、
    前記ローラ移動機構は、前記ガイド移動機構を兼ねることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記ローラ移動機構は、前記第1ローラが前記退避位置へ移動する際に、前記搬送ベルトが屈曲した際、当該搬送ベルトが前記メンテナンスユニットに接触することを防止するためのベルト受け部材を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記第2ローラは、駆動力を伝達されて回動する駆動ローラであって、
    前記第1ローラは、前記第2ローラの回動による回転力を前記搬送ベルトを介して伝達されて回動する従動ローラであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記待機位置にある前記メンテナンスユニットは、前記搬送ベルトが前記対向状態である場合において、前記第1ローラ及び第2ローラからみて当該搬送ベルトの前記吐出面と対向している側とは反対側の当該搬送ベルトの外周面と対向していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記メンテナンスユニットは、前記搬送ベルトが前記対向状態である場合における前記第1ローラから前記第2ローラへ向かう方向に向かって、当該第1ローラ側から前記回復位置へ挿入されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記退避位置は、前記搬送ベルトが前記対向状態である場合における前記第1ローラから前記第2ローラへ向かう方向において当該第2ローラよりも上流側であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。


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