JP2005066387A - 酸素水製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶存酸素濃度が少なくとも20ppm以上の水を生成でき、これにより用途性に秀れ様々な効果を発揮することが可能となる酸素水製造装置を提供すること。
【解決手段】通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水の製造装置であって、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により循環する循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を透過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設けた構成とし、この酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記循環系4を循環する水に混入することで、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成した酸素水製造装置。
【選択図】図3
【解決手段】通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水の製造装置であって、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により循環する循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を透過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設けた構成とし、この酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記循環系4を循環する水に混入することで、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成した酸素水製造装置。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常の水よりも溶存酸素濃度の高い水を生成できる高濃度酸素水製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通常の水道水には、常温でおよそ7ppm〜8ppmの酸素が溶存している。
【0003】
本発明は、水に溶存する酸素濃度が少なくとも20ppm以上の水を生成でき、これにより、例えば、前記水を用いて魚を生育させることで魚により多くの酸素を付与して、魚が活きのいい状態を長期間に亙って維持したり魚の成長を促進したりすることができ、また、前記水を植物に与えることでこの植物により多くの酸素を付与して植物の成長を促進させて収穫の時期を早めることができ、また、前記水を用いて洗髪することで髪の毛に、より多くの酸素を付与して髪の毛を良好な状態に保持し得るなど、用途性に秀れ様々な効果を発揮することが可能な溶存酸素濃度が高い水を生成できる酸素水製造装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成する酸素水製造装置であって、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により循環する循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を透過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設けた構成とし、この酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記循環系4を循環する水に混入することで、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成したことを特徴とする酸素水製造装置に係るものである。
【0006】
また、前記酸素富化部6を、空気中の窒素よりも酸素を速く通過させる性質を有する高分子膜を配設することで設けた構成としたことを特徴とする請求項1記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0007】
また、前記循環系4に、この循環系4を循環する水をクラスター調整し溶存酸素濃度を高めるクラスター調整部7を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0008】
また、前記クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成したことを特徴とする請求項3記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0009】
また、前記循環系4に、この循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高めて溶存酸素濃度を高める混合促進部8を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0010】
また、前記混合促進部8を多孔質物質22で構成し、この混合促進部8に前記循環系4を循環する水及び前記酸素濃度の高い空気を通過させることで、前記循環系4を循環する水の溶存酸素濃度を高めることを特徴とする請求項5記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0011】
また、前記混合促進部8に、前記循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高める際に発生する余剰な空気を排出する排気部9を設けたことを特徴とする請求項5,6のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】
例えば、循環ポンプ3の作動により循環系4を循環する水を、この循環系4に設けた冷却部5において冷却し、この冷却された水に、酸素富化部6に空気を透過させることで得た酸素濃度が高い空気を混入すると、冷却された水は、冷却されない水に比してより高い濃度で酸素を溶解できるため、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成できることとなる。
【0014】
また、前記冷却された水に酸素を一度溶解させると、詳細は不明であるが、この冷却水からは酸素は容易に放出しない。
【0015】
従って、本発明では、循環系4を循環する水に酸素をより多く溶解できるように前記水を冷却部5により冷却し、この冷却した水に、酸素富化部6を透過させるだけで得られる酸素濃度が高い空気を混入するだけで、溶存酸素濃度が高い水を生成することができる。
【0016】
また、例えば、前記酸素富化部6を、空気中の窒素よりも酸素を速く透過させる性質を有する高分子膜を配設することで設けた構成とすれば、この高分子膜の性質を利用して単に空気を前記高分子膜に透過させるだけで、簡易に酸素濃度が高い空気を得られることとなるなど、一層実用的となる。
【0017】
また、例えば、前記循環系4に、この循環系4を循環する水をクラスター調整し溶存酸素濃度を高めるクラスター調整部7を設ければ、このクラスター調整部7に酸素濃度が高い空気が混入した水(以下、酸素溶存水という)及び循環系4内の水に未だ溶解せずに存在する酸素濃度が高い空気を通過させることで、酸素溶存水のクラスターを調整でき、これにより、酸素溶存水水へ酸素濃度が高い空気を更に溶解させて溶存酸素濃度が高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0018】
また、例えば、前記クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成すれば、磁力発生体7Aから生じる磁力によって前記循環系4を循環する酸素溶存水をクラスター調整することができ、よって、簡易な構成により容易に前記酸素溶存水への酸素の溶存濃度を更に高められることとなるなど、一層実用的となる。
【0019】
また、例えば、前記循環系4に、この循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高めて溶存酸素濃度を高める混合促進部8を設ければ、この混合促進部8により、酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気をより高い混合度合いで混合でき、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0020】
また、例えば、前記混合促進部8を多孔質物質22で構成し、この混合促進部8に前記循環系4を循環する水及び前記酸素濃度の高い空気を通過させることで、前記循環系4を循環する水の溶存酸素濃度を高めれば、前記多孔質物質22に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気を通過させるだけで、これら多孔質物質に未溶存水,酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気の混合度合いを更に高めることができ、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0021】
また、例えば、前記混合促進部8に、前記循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高める際に発生する余剰な空気を排出する排気部9を設ければ、溶存酸素水に酸素濃度の高い空気が溶解する際に、酸素以外の気体(例えば窒素)を前記排気部9から循環系4外へ排出することで、循環系4を循環する水に対する酸素の接触割合を高め、これにより、酸素溶存水への酸素の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0022】
【実施例】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0023】
本実施例は、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成することができるポータブルタイプの酸素水製造装置に関するものである。
【0024】
箱状に形成される装置本体10には、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により水を循環させる循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を通過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設け、前記酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記冷却部5によって冷却された前記水に混入することで、通常よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成している。
【0025】
即ち、図2に示すように、装置本体10内に貯水タンク11を設け、この貯水タンク11の上部に水道水などの通常の水を給水する給水部1を設けた構成としている。
【0026】
具体的には、貯水タンク11を、装置本体10の上部に設けた構成とし、断熱材により形成した構成としている。
【0027】
本実施例では、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成された箱状容器の外面部に発泡スチロール等の断熱材を被覆して前記貯水タンク11を形成した構成としている。
【0028】
これにより、貯水タンク11内の水を冷却された状態で良好に保持することができる。
【0029】
給水部1は、水道などから供給される通常の水をフィルタ13を介して貯水タンク11内に供給し得るように構成している。
【0030】
貯水タンク11と例えば水道との間にフィルタ13を設けたのは水道水に含まれる不純物を除去するためである。このフィルタ13を、例えば水道水に含まれる塩素などの、水の味を所謂低下させると考えられる物質を除去できるように構成することで、溶存酸素濃度が高く且つ例えば塩素臭などがしない所謂おいしいと感じられる水を生成できることとなる。
【0031】
また、図示していないが、給水部1は、装置本体10に設けた貯水タンク11内の水位を感知するセンサーに連動して給水作動する構成となっている。
【0032】
また、貯水タンク11には、この貯水タンク11内で生成される酸素濃度が高い水を貯水タンク11外へ採水するための採水部2を設けた構成としている。
【0033】
この採水部2には、採水管14を連設しこの採水管14の先端を装置本体10外へ突出させ、この装置本体10外へ突出させた採水管14に設けた開閉バルブ16の開閉操作により、溶存酸素濃度が高い水を採水できるように構成している。
【0034】
また、貯水タンク11内には、循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設けた構成としている。
【0035】
具体的には、この冷却部5は、図2に示すように、貯水タンク11の下部に設けた冷却機構15に連設した冷却管5Aを貯水タンク11内に配設して成る構成としている。
【0036】
即ち、貯水タンク11の下部に前記冷却機構15となる冷却ユニット15を設け、この冷却ユニット15に連設した冷却管5Aの一部を貯水タンク11内に配設し、冷却ユニット15により冷却した冷媒(例えばガス)を冷却管5Aに流通循環させることで、貯水タンク11内の水を冷却し、これにより、循環系4を循環する水を冷却する構成としている。
【0037】
本実施例では図示していないが、冷却ユニット15は、装置本体10内に設けられた貯水タンク11内の温度(水温)を感知するセンサーに連動して冷却作動する構成となっている。
【0038】
貯水タンク11には、この貯水タンク11内の水を貯水タンク11外へ流出し、再び貯水タンク11に流入させる循環用配管17を設け、この循環用配管17により前記循環系4を形成した構成としている。
【0039】
そして、この循環用配管17には、図2,図3に示すように、酸素濃度が高い空気を生成する酸素富化部6,循環ポンプ3,クラスター調整部7及び混合促進部8を連設した構成としている。
【0040】
酸素富化部6は、窒素よりも酸素を速く通過させる性質を有する高分子膜(以下、酸素富化膜という)に空気(図中矢印A)を通過させることで、前記通過速度差により、通常の空気よりも酸素濃度が高い空気を生成できるように構成している。
【0041】
具体的には、図3に示すように、酸素富化膜を真空ポンプ19を介して循環用配管17に連設し、この真空ポンプ19の作動により、酸素富化膜を介して空気を吸引することで、前記空気を酸素富化膜に通過させて酸素濃度が高い空気(図中矢印B)を生成する。
【0042】
更に具体的には、図2に示すように、貯水タンク11の下部に酸素富化部6を設け、この酸素富化部6内に酸素富化膜を配設し、この酸素富化膜と真空ポンプ19とを第一流気管21により連結した構成としている。
【0043】
この酸素富化膜により、通常酸素濃度が20%である空気を、酸素濃度がおよそ32%の状態にすることができる。
【0044】
そして、この酸素濃度が高い空気を循環用配管17に連設した混入部12において前記循環用配管17内を循環する水(図中矢印C)に混入して前記酸素濃度が高い空気を前記水に所定濃度溶解させる構成としている。
【0045】
この際、循環用配管17内には、酸素濃度が高い空気を溶解した水(酸素溶存水:図3中矢印D)と、水に溶解しない酸素濃度が高い空気とが存在することになる。
【0046】
混入部12について述べれば、この混入部12は、図2に示すように、循環用配管17の一端部を貯水タンク11に付設して成る流出部20に、前記真空ポンプ19により吸引された酸素濃度が高い空気を流通する第二流気管24を連結して成る構成としている。
【0047】
そして、貯水タンク11から貯水タンク11外へ流出する水に第二流気管24から放出される酸素濃度が循環ポンプ3による吸引により少量ずつ吸引されて前記水に前記酸素濃度が高い空気が混入されることとなる。
【0048】
即ち、酸素富化部6で生成される酸素濃度が高い空気は第一流気管21を通過して真空ポンプ19内に吸引され、更に真空ポンプ19の圧送作用によって第二流気管24を介して混入部12に送られるように構成している。
【0049】
混入部12は、循環用配管17を介して前記循環ポンプ3と連結した構成としている。
【0050】
また、循環ポンプ3を、循環用配管17を介して混合促進部8と連結した構成としている。
【0051】
また、この循環ポンプ3及び混合促進部8間には、循環用配管17内を循環する酸素溶存水をクラスター調整するクラスター調整部7を設けた構成としている。
【0052】
具体的には、クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成している。
【0053】
この磁力発生体7Aとしてはマグネット7Aを採用し、このマグネット7A近傍若しくはマグネット7A内に前記循環用配管17を配設することで、循環用配管17内を循環する酸素溶存水(図中矢印D)をクラスター調整できるように構成している。
【0054】
本実施例では、3750ガウスのマグネット7Aを5個連設してクラスター調整部7を構成している。
【0055】
混合促進部8は、貯水タンク11内に配設される収納体8Aと、この収納体8A内に収納される多孔質物質22とから成る構成としている。
【0056】
即ち、本実施例では、クラスター調整部7でクラスター調整された酸素溶存水を、収納体8A内に流通して多孔質物質22が有する微細孔内を通過させることで、酸素溶存水に対する酸素濃度が高い空気の混合度合いを更に高めて前記酸素溶存水に溶解する酸素濃度を高められるように構成している。
【0057】
具体的には、クラスター調整部7でクラスター調整された水を混合促進部8に流通する際には、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触し得る状態で流通する構成としている。
【0058】
即ち、循環ポンプ3の圧送作動によって混合促進部8に酸素溶存水と酸素濃度が高い空気とを高圧状態で導入し、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触することにより循環水の溶存酸素濃度を高める構成としている。
【0059】
多孔質物質22としては焼成セラミックを採用している。尚、多孔質物質22であって、酸素溶存水と酸素濃度が高い空気との混合を促進させ得るものであれば、セラミック以外を採用しても良く、例えば、ゼオライトを採用しても良いし炭化物を採用しても良い。
【0060】
また、図2に示すように、収納体8A内に、この収納体8A内を上下二段に仕切る仕切部8Bを設け、この仕切部8Bには上下を連通するための連通孔8Cを設けた構成とし、収納体8Aの上部に多孔質物質22を充填して収納体8Aの上端部から前記クラスター調整された水を収納体8A内に流入し、多孔質物質22内を通過させたのち、連通孔8Cを介して収納体8Aの下部に流入する構成としている。
【0061】
また、収納体8Aの下部には多孔質物質22内を通過させて混合促進した水を貯水タンク11内に流入させる流入部23を設けた構成としている。
【0062】
この流入部23は、混合促進部8を通過した水を貯水タンク11内に高圧状態で噴出できるように構成している。
【0063】
具体的には、収納体8Aの下部に、前記混合促進部8を通過した水を貯水タンク11に流入させる流入管23Aを突設し、この流入管23Aに前記水が勢いよく吹き出される程度の大きさの吹き出し孔を設けることで、前記流入管23Aから貯水タンク11内に前記水を吹き出し得るように構成している。
【0064】
即ち、吹き出し孔を、流入管23Aに小孔を形成して構成することで、循環ポンプ3の圧送力によりこの吹き出し孔から前記水を高圧状態で噴出できるように構成している。
【0065】
尚、図4は本実施例の動作手順を示すフローチャートである。
【0066】
次に、本装置により酸素濃度が高い水が生成されるまでの流れを、図3に基づいて説明する。
【0067】
先ず、給水部1から貯水タンク11内に通常の水(水導水等)を供給する(図中矢印C)。
【0068】
貯水タンク11内に供給された水は循環ポンプ3の作動により循環用配管17へ流出し、混入部12において、酸素富化部6(酸素富化膜)を通過して得られた酸素濃度が高い空気(図中矢印B)と混合され、溶存酸素濃度が高い水となる(図中矢印D)。
【0069】
この際、真空ポンプ19の作動により酸素富化部6(酸素富化膜)から吸引した酸素を多量に含んだ空気を、少量ずつ循環ポンプ3に連結した循環用配管17内に吸引する。
【0070】
また、この際、循環用配管17内には酸素濃度が高い空気(図中矢印B)も存在した状態となっている。
【0071】
次いで、この酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気を循環ポンプ3を介してクラスター調整部7(マグネット7A)内に流通させる。
【0072】
この際、前述のように、酸素溶存水は、マグネット7Aのクラスター調整作用によりクラスター調整されて酸素濃度が高い空気の溶解度合いが更に高まり、溶存酸素濃度がより一層高い水となる。
【0073】
また、この場面においても、酸素濃度が高い空気は細かな気泡状態で循環用配管17内にいくらか存在している。
【0074】
次いで、クラスター調整した溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気を混合促進部8(セラミック22を収納した収納体8A:所謂セラミックケース)内に導入する。
【0075】
この際、クラスター調整した溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気は循環ポンプ3の作動により混合促進部8内に高圧状態で導入され、これにより、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触することにより循環水(即ち溶存酸素水)の溶存酸素濃度が高められる。
【0076】
また、溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気がセラミック22内を通過することで、前記溶存酸素水に対する酸素濃度が高い空気の溶解度合いが更に高まり、溶存酸素濃度がより一層高い水となる(図中矢印E)。
【0077】
また、セラミックケース内を溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気が通過する際、このセラミックケースに設けた排気部9からは、前記酸素濃度が高い空気中に含まれる酸素以外の気体(例えば窒素:図中矢印G)が排出され、これにより、前記水に対する酸素の溶解度合いを更に高め、溶存酸素濃度がより一層高い水となる。
【0078】
次いで、セラミックケースを通過して溶存酸素濃度が高まった水は、流入管23Aを介して再び貯水タンク11内に流入される。
【0079】
そして、貯水タンク11内に流入された溶存酸素濃度が高まった水は、冷却部5により更に冷却されて(およそ4℃)溶存酸素濃度が高い水(およそ20ppm:図中矢印F)を生成する。
【0080】
そして、この溶存酸素濃度が高い水を採水部2から採水して種々の用途に利用する。
【0081】
次に、本実施例についての実験例を示す。
【0082】
本実験例は、経時により変化する貯水タンク11内の水温と、循環系4を循環する水に溶存する酸素濃度(mg/リットル)との関係について実験を行ったものである。
【0083】
即ち、本実施例の装置をおよそ93分間可動させ、この間の水温変化と溶存酸素濃度について調べた。
【0084】
この実験は、平成5年5月29日に行い、この時の大気温度は27.2℃〜28.2℃(試験開始から試験終了まで)であった。
【0085】
尚、表1は、経時により変化した水温(℃)と溶存酸素濃度(mg/リットル)の具体的数値を示したものである。
【0086】
本実験例では、装置本体10内の全有効内容積がおよそ7.5リットルに設定されたものを使用した。
【0087】
酸素富化部6としては、ナショナル製の酸素エアチャージャーを採用した。
【0088】
また、磁力発生体7Aとしては、3750ガウスのマグネット7Aを5個採用した。
【0089】
循環系4を循環する水としては、活水器(MDK製)で得られた濾過水を使用した。
【0090】
また、循環系4を循環する水に溶存する酸素濃度の測定は、ポータブル溶存酸素計(東亜ディーケーケー株式会社製)により行った。
【0091】
また、セラミック22として、ポーラスビーズ50gを採用した。
【0092】
また、循環系4を循環する水を冷却する冷却ユニット15は、水温20℃の水を、140分以内で4℃まで冷却できる性能を有するものを採用した(尚、この値は周囲温度が23℃,湿度が60%RHのときのものとする。)。
【0093】
【表1】
【0094】
本実験例によれば、表1及び図5に示すように、経時と共に循環系4を循環する水の温度は徐々に低下し、これと反比例するように、前記水に溶存する酸素濃度は増加した。
【0095】
具体的には、実験開始から20分後には、水温が実験開始時に比べておよそ6℃低下して13.4℃となり、このときの溶存酸素濃度は実験開始時に比べて略倍の14.70(mg/リットル)となったことが確認された。
【0096】
また、実験開始から20分後以降も、水温は徐々に低下し続け、実験を終了した93分後には、実験開始時に比べておよそ15℃低い4℃となった。
【0097】
これに反比例するように、溶存酸素濃度は実験開始時に比べておよそ2.6倍の20.31(mg/リットル)となることが確認された。尚、通常の水導水に含まれる酸素濃度はおよそ7〜8(mg/リットル)である。
【0098】
また、実験開始から93分後の循環系4を循環する水は、pH7.6の弱アルカリ性となることが確認された。
【0099】
従って、本実験例の装置を用いれば、通常の水に比べて酸素の溶存濃度が倍以上で、用途性に秀れる弱アルカリ性の水を確実に生成することができるといえる。
【0100】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0101】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、水に溶存する酸素濃度が少なくとも20ppm以上の水を生成でき、これにより、例えば、前記水を用いて魚を生育させることで魚により多くの酸素を与え、魚が活きのいい状態を長期間に亙って維持したり魚の成長を促進したりすることができ、また、前記水を植物に与えることでこの植物により多くの酸素を付与して植物の成長を促進させて収穫の時期を早めることができ、また、前記水を用いて洗髪することで髪の毛に、より多くの酸素を付与して髪の毛の状態を良好な状態に保ち得るなど、用途性に秀れ様々な効果を発揮することが可能な溶存酸素濃度が高い水を生成できる酸素水製造装置となる。
【0102】
即ち、本発明では、循環系を循環する水に酸素をより多く溶解できるように前記水を冷却部により冷却し、この冷却した水に、酸素富化部を透過させるだけで得られる酸素濃度が高い空気を混入するだけで、溶存酸素濃度が高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0103】
また、請求項2記載の発明においては、高分子膜の性質を利用して単に空気を前記高分子膜に透過させるだけで簡易に酸素濃度が高い空気を得ることができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0104】
また、請求項3記載の発明においては、クラスター調整部に、酸素濃度が高い空気が混入した水(以下、酸素溶存水という)及び循環系内の水に未だ溶解せずに存在する酸素濃度が高い空気を通過させることで、酸素溶存水のクラスターを調整でき、これにより、この酸素溶存水へ酸素濃度が高い空気を更に溶解させて溶存酸素濃度が高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0105】
また、請求項4記載の発明においては、磁力発生体から生じる磁力によって前記循環系を循環する酸素溶存水をクラスター調整することができ、よって、簡易な構成により容易に前記酸素溶存水への酸素の溶存濃度を更に高めることができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0106】
また、請求項5記載の発明においては、この混合促進部により、酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気をより高い混合度合いで混合でき、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0107】
また、請求項6記載の発明においては、前記多孔質物質に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気を通過させるだけで、これら多孔質物質に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気の混合度合いを更に高めることができ、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0108】
また、請求項7記載の発明においては、溶存酸素水に酸素濃度の高い空気が溶解する際に、酸素以外の気体(例えば窒素)を前記排気部から循環系外へ排出することで、循環系を循環する水に対する酸素の接触割合を高め、これにより、酸素溶存水への酸素の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体説明斜視図である。
【図2】本実施例の装置本体の内部構造を示す説明側断面図である。
【図3】本実施例の酸素濃度が高い水を生成するまでの、水の流れを示す説明構成図である。
【図4】本実施例の作動手順を示すフローチャートである。
【図5】本実験例の経時により変化する循環系を循環する水の温度と、この水に溶存する酸素濃度を示した説明図である。
【符号の説明】
1 給水部
2 採水部
3 循環ポンプ
4 循環系
5 冷却部
6 酸素富化部
7 クラスター調整部
7A 磁力発生体
8 混合促進部
9 排気部
22 多孔質物質
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常の水よりも溶存酸素濃度の高い水を生成できる高濃度酸素水製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通常の水道水には、常温でおよそ7ppm〜8ppmの酸素が溶存している。
【0003】
本発明は、水に溶存する酸素濃度が少なくとも20ppm以上の水を生成でき、これにより、例えば、前記水を用いて魚を生育させることで魚により多くの酸素を付与して、魚が活きのいい状態を長期間に亙って維持したり魚の成長を促進したりすることができ、また、前記水を植物に与えることでこの植物により多くの酸素を付与して植物の成長を促進させて収穫の時期を早めることができ、また、前記水を用いて洗髪することで髪の毛に、より多くの酸素を付与して髪の毛を良好な状態に保持し得るなど、用途性に秀れ様々な効果を発揮することが可能な溶存酸素濃度が高い水を生成できる酸素水製造装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0005】
通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成する酸素水製造装置であって、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により循環する循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を透過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設けた構成とし、この酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記循環系4を循環する水に混入することで、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成したことを特徴とする酸素水製造装置に係るものである。
【0006】
また、前記酸素富化部6を、空気中の窒素よりも酸素を速く通過させる性質を有する高分子膜を配設することで設けた構成としたことを特徴とする請求項1記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0007】
また、前記循環系4に、この循環系4を循環する水をクラスター調整し溶存酸素濃度を高めるクラスター調整部7を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0008】
また、前記クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成したことを特徴とする請求項3記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0009】
また、前記循環系4に、この循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高めて溶存酸素濃度を高める混合促進部8を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0010】
また、前記混合促進部8を多孔質物質22で構成し、この混合促進部8に前記循環系4を循環する水及び前記酸素濃度の高い空気を通過させることで、前記循環系4を循環する水の溶存酸素濃度を高めることを特徴とする請求項5記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0011】
また、前記混合促進部8に、前記循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高める際に発生する余剰な空気を排出する排気部9を設けたことを特徴とする請求項5,6のいずれか1項に記載の酸素水製造装置に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】
例えば、循環ポンプ3の作動により循環系4を循環する水を、この循環系4に設けた冷却部5において冷却し、この冷却された水に、酸素富化部6に空気を透過させることで得た酸素濃度が高い空気を混入すると、冷却された水は、冷却されない水に比してより高い濃度で酸素を溶解できるため、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成できることとなる。
【0014】
また、前記冷却された水に酸素を一度溶解させると、詳細は不明であるが、この冷却水からは酸素は容易に放出しない。
【0015】
従って、本発明では、循環系4を循環する水に酸素をより多く溶解できるように前記水を冷却部5により冷却し、この冷却した水に、酸素富化部6を透過させるだけで得られる酸素濃度が高い空気を混入するだけで、溶存酸素濃度が高い水を生成することができる。
【0016】
また、例えば、前記酸素富化部6を、空気中の窒素よりも酸素を速く透過させる性質を有する高分子膜を配設することで設けた構成とすれば、この高分子膜の性質を利用して単に空気を前記高分子膜に透過させるだけで、簡易に酸素濃度が高い空気を得られることとなるなど、一層実用的となる。
【0017】
また、例えば、前記循環系4に、この循環系4を循環する水をクラスター調整し溶存酸素濃度を高めるクラスター調整部7を設ければ、このクラスター調整部7に酸素濃度が高い空気が混入した水(以下、酸素溶存水という)及び循環系4内の水に未だ溶解せずに存在する酸素濃度が高い空気を通過させることで、酸素溶存水のクラスターを調整でき、これにより、酸素溶存水水へ酸素濃度が高い空気を更に溶解させて溶存酸素濃度が高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0018】
また、例えば、前記クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成すれば、磁力発生体7Aから生じる磁力によって前記循環系4を循環する酸素溶存水をクラスター調整することができ、よって、簡易な構成により容易に前記酸素溶存水への酸素の溶存濃度を更に高められることとなるなど、一層実用的となる。
【0019】
また、例えば、前記循環系4に、この循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高めて溶存酸素濃度を高める混合促進部8を設ければ、この混合促進部8により、酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気をより高い混合度合いで混合でき、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0020】
また、例えば、前記混合促進部8を多孔質物質22で構成し、この混合促進部8に前記循環系4を循環する水及び前記酸素濃度の高い空気を通過させることで、前記循環系4を循環する水の溶存酸素濃度を高めれば、前記多孔質物質22に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気を通過させるだけで、これら多孔質物質に未溶存水,酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気の混合度合いを更に高めることができ、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0021】
また、例えば、前記混合促進部8に、前記循環系4を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高める際に発生する余剰な空気を排出する排気部9を設ければ、溶存酸素水に酸素濃度の高い空気が溶解する際に、酸素以外の気体(例えば窒素)を前記排気部9から循環系4外へ排出することで、循環系4を循環する水に対する酸素の接触割合を高め、これにより、酸素溶存水への酸素の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成できることとなるなど、一層実用的となる。
【0022】
【実施例】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0023】
本実施例は、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成することができるポータブルタイプの酸素水製造装置に関するものである。
【0024】
箱状に形成される装置本体10には、給水部1と採水部2とを備え循環ポンプ3の作動により水を循環させる循環系4に、少なくともこの循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設け、空気を通過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部6を設け、前記酸素富化部6に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記冷却部5によって冷却された前記水に混入することで、通常よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成している。
【0025】
即ち、図2に示すように、装置本体10内に貯水タンク11を設け、この貯水タンク11の上部に水道水などの通常の水を給水する給水部1を設けた構成としている。
【0026】
具体的には、貯水タンク11を、装置本体10の上部に設けた構成とし、断熱材により形成した構成としている。
【0027】
本実施例では、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成された箱状容器の外面部に発泡スチロール等の断熱材を被覆して前記貯水タンク11を形成した構成としている。
【0028】
これにより、貯水タンク11内の水を冷却された状態で良好に保持することができる。
【0029】
給水部1は、水道などから供給される通常の水をフィルタ13を介して貯水タンク11内に供給し得るように構成している。
【0030】
貯水タンク11と例えば水道との間にフィルタ13を設けたのは水道水に含まれる不純物を除去するためである。このフィルタ13を、例えば水道水に含まれる塩素などの、水の味を所謂低下させると考えられる物質を除去できるように構成することで、溶存酸素濃度が高く且つ例えば塩素臭などがしない所謂おいしいと感じられる水を生成できることとなる。
【0031】
また、図示していないが、給水部1は、装置本体10に設けた貯水タンク11内の水位を感知するセンサーに連動して給水作動する構成となっている。
【0032】
また、貯水タンク11には、この貯水タンク11内で生成される酸素濃度が高い水を貯水タンク11外へ採水するための採水部2を設けた構成としている。
【0033】
この採水部2には、採水管14を連設しこの採水管14の先端を装置本体10外へ突出させ、この装置本体10外へ突出させた採水管14に設けた開閉バルブ16の開閉操作により、溶存酸素濃度が高い水を採水できるように構成している。
【0034】
また、貯水タンク11内には、循環系4を循環する水を冷却するための冷却部5を設けた構成としている。
【0035】
具体的には、この冷却部5は、図2に示すように、貯水タンク11の下部に設けた冷却機構15に連設した冷却管5Aを貯水タンク11内に配設して成る構成としている。
【0036】
即ち、貯水タンク11の下部に前記冷却機構15となる冷却ユニット15を設け、この冷却ユニット15に連設した冷却管5Aの一部を貯水タンク11内に配設し、冷却ユニット15により冷却した冷媒(例えばガス)を冷却管5Aに流通循環させることで、貯水タンク11内の水を冷却し、これにより、循環系4を循環する水を冷却する構成としている。
【0037】
本実施例では図示していないが、冷却ユニット15は、装置本体10内に設けられた貯水タンク11内の温度(水温)を感知するセンサーに連動して冷却作動する構成となっている。
【0038】
貯水タンク11には、この貯水タンク11内の水を貯水タンク11外へ流出し、再び貯水タンク11に流入させる循環用配管17を設け、この循環用配管17により前記循環系4を形成した構成としている。
【0039】
そして、この循環用配管17には、図2,図3に示すように、酸素濃度が高い空気を生成する酸素富化部6,循環ポンプ3,クラスター調整部7及び混合促進部8を連設した構成としている。
【0040】
酸素富化部6は、窒素よりも酸素を速く通過させる性質を有する高分子膜(以下、酸素富化膜という)に空気(図中矢印A)を通過させることで、前記通過速度差により、通常の空気よりも酸素濃度が高い空気を生成できるように構成している。
【0041】
具体的には、図3に示すように、酸素富化膜を真空ポンプ19を介して循環用配管17に連設し、この真空ポンプ19の作動により、酸素富化膜を介して空気を吸引することで、前記空気を酸素富化膜に通過させて酸素濃度が高い空気(図中矢印B)を生成する。
【0042】
更に具体的には、図2に示すように、貯水タンク11の下部に酸素富化部6を設け、この酸素富化部6内に酸素富化膜を配設し、この酸素富化膜と真空ポンプ19とを第一流気管21により連結した構成としている。
【0043】
この酸素富化膜により、通常酸素濃度が20%である空気を、酸素濃度がおよそ32%の状態にすることができる。
【0044】
そして、この酸素濃度が高い空気を循環用配管17に連設した混入部12において前記循環用配管17内を循環する水(図中矢印C)に混入して前記酸素濃度が高い空気を前記水に所定濃度溶解させる構成としている。
【0045】
この際、循環用配管17内には、酸素濃度が高い空気を溶解した水(酸素溶存水:図3中矢印D)と、水に溶解しない酸素濃度が高い空気とが存在することになる。
【0046】
混入部12について述べれば、この混入部12は、図2に示すように、循環用配管17の一端部を貯水タンク11に付設して成る流出部20に、前記真空ポンプ19により吸引された酸素濃度が高い空気を流通する第二流気管24を連結して成る構成としている。
【0047】
そして、貯水タンク11から貯水タンク11外へ流出する水に第二流気管24から放出される酸素濃度が循環ポンプ3による吸引により少量ずつ吸引されて前記水に前記酸素濃度が高い空気が混入されることとなる。
【0048】
即ち、酸素富化部6で生成される酸素濃度が高い空気は第一流気管21を通過して真空ポンプ19内に吸引され、更に真空ポンプ19の圧送作用によって第二流気管24を介して混入部12に送られるように構成している。
【0049】
混入部12は、循環用配管17を介して前記循環ポンプ3と連結した構成としている。
【0050】
また、循環ポンプ3を、循環用配管17を介して混合促進部8と連結した構成としている。
【0051】
また、この循環ポンプ3及び混合促進部8間には、循環用配管17内を循環する酸素溶存水をクラスター調整するクラスター調整部7を設けた構成としている。
【0052】
具体的には、クラスター調整部7を、磁力を発生する磁力発生体7Aで構成している。
【0053】
この磁力発生体7Aとしてはマグネット7Aを採用し、このマグネット7A近傍若しくはマグネット7A内に前記循環用配管17を配設することで、循環用配管17内を循環する酸素溶存水(図中矢印D)をクラスター調整できるように構成している。
【0054】
本実施例では、3750ガウスのマグネット7Aを5個連設してクラスター調整部7を構成している。
【0055】
混合促進部8は、貯水タンク11内に配設される収納体8Aと、この収納体8A内に収納される多孔質物質22とから成る構成としている。
【0056】
即ち、本実施例では、クラスター調整部7でクラスター調整された酸素溶存水を、収納体8A内に流通して多孔質物質22が有する微細孔内を通過させることで、酸素溶存水に対する酸素濃度が高い空気の混合度合いを更に高めて前記酸素溶存水に溶解する酸素濃度を高められるように構成している。
【0057】
具体的には、クラスター調整部7でクラスター調整された水を混合促進部8に流通する際には、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触し得る状態で流通する構成としている。
【0058】
即ち、循環ポンプ3の圧送作動によって混合促進部8に酸素溶存水と酸素濃度が高い空気とを高圧状態で導入し、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触することにより循環水の溶存酸素濃度を高める構成としている。
【0059】
多孔質物質22としては焼成セラミックを採用している。尚、多孔質物質22であって、酸素溶存水と酸素濃度が高い空気との混合を促進させ得るものであれば、セラミック以外を採用しても良く、例えば、ゼオライトを採用しても良いし炭化物を採用しても良い。
【0060】
また、図2に示すように、収納体8A内に、この収納体8A内を上下二段に仕切る仕切部8Bを設け、この仕切部8Bには上下を連通するための連通孔8Cを設けた構成とし、収納体8Aの上部に多孔質物質22を充填して収納体8Aの上端部から前記クラスター調整された水を収納体8A内に流入し、多孔質物質22内を通過させたのち、連通孔8Cを介して収納体8Aの下部に流入する構成としている。
【0061】
また、収納体8Aの下部には多孔質物質22内を通過させて混合促進した水を貯水タンク11内に流入させる流入部23を設けた構成としている。
【0062】
この流入部23は、混合促進部8を通過した水を貯水タンク11内に高圧状態で噴出できるように構成している。
【0063】
具体的には、収納体8Aの下部に、前記混合促進部8を通過した水を貯水タンク11に流入させる流入管23Aを突設し、この流入管23Aに前記水が勢いよく吹き出される程度の大きさの吹き出し孔を設けることで、前記流入管23Aから貯水タンク11内に前記水を吹き出し得るように構成している。
【0064】
即ち、吹き出し孔を、流入管23Aに小孔を形成して構成することで、循環ポンプ3の圧送力によりこの吹き出し孔から前記水を高圧状態で噴出できるように構成している。
【0065】
尚、図4は本実施例の動作手順を示すフローチャートである。
【0066】
次に、本装置により酸素濃度が高い水が生成されるまでの流れを、図3に基づいて説明する。
【0067】
先ず、給水部1から貯水タンク11内に通常の水(水導水等)を供給する(図中矢印C)。
【0068】
貯水タンク11内に供給された水は循環ポンプ3の作動により循環用配管17へ流出し、混入部12において、酸素富化部6(酸素富化膜)を通過して得られた酸素濃度が高い空気(図中矢印B)と混合され、溶存酸素濃度が高い水となる(図中矢印D)。
【0069】
この際、真空ポンプ19の作動により酸素富化部6(酸素富化膜)から吸引した酸素を多量に含んだ空気を、少量ずつ循環ポンプ3に連結した循環用配管17内に吸引する。
【0070】
また、この際、循環用配管17内には酸素濃度が高い空気(図中矢印B)も存在した状態となっている。
【0071】
次いで、この酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気を循環ポンプ3を介してクラスター調整部7(マグネット7A)内に流通させる。
【0072】
この際、前述のように、酸素溶存水は、マグネット7Aのクラスター調整作用によりクラスター調整されて酸素濃度が高い空気の溶解度合いが更に高まり、溶存酸素濃度がより一層高い水となる。
【0073】
また、この場面においても、酸素濃度が高い空気は細かな気泡状態で循環用配管17内にいくらか存在している。
【0074】
次いで、クラスター調整した溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気を混合促進部8(セラミック22を収納した収納体8A:所謂セラミックケース)内に導入する。
【0075】
この際、クラスター調整した溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気は循環ポンプ3の作動により混合促進部8内に高圧状態で導入され、これにより、高圧状態下で酸素を多量に含んだ空気と接触することにより循環水(即ち溶存酸素水)の溶存酸素濃度が高められる。
【0076】
また、溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気がセラミック22内を通過することで、前記溶存酸素水に対する酸素濃度が高い空気の溶解度合いが更に高まり、溶存酸素濃度がより一層高い水となる(図中矢印E)。
【0077】
また、セラミックケース内を溶存酸素水及び酸素濃度が高い空気が通過する際、このセラミックケースに設けた排気部9からは、前記酸素濃度が高い空気中に含まれる酸素以外の気体(例えば窒素:図中矢印G)が排出され、これにより、前記水に対する酸素の溶解度合いを更に高め、溶存酸素濃度がより一層高い水となる。
【0078】
次いで、セラミックケースを通過して溶存酸素濃度が高まった水は、流入管23Aを介して再び貯水タンク11内に流入される。
【0079】
そして、貯水タンク11内に流入された溶存酸素濃度が高まった水は、冷却部5により更に冷却されて(およそ4℃)溶存酸素濃度が高い水(およそ20ppm:図中矢印F)を生成する。
【0080】
そして、この溶存酸素濃度が高い水を採水部2から採水して種々の用途に利用する。
【0081】
次に、本実施例についての実験例を示す。
【0082】
本実験例は、経時により変化する貯水タンク11内の水温と、循環系4を循環する水に溶存する酸素濃度(mg/リットル)との関係について実験を行ったものである。
【0083】
即ち、本実施例の装置をおよそ93分間可動させ、この間の水温変化と溶存酸素濃度について調べた。
【0084】
この実験は、平成5年5月29日に行い、この時の大気温度は27.2℃〜28.2℃(試験開始から試験終了まで)であった。
【0085】
尚、表1は、経時により変化した水温(℃)と溶存酸素濃度(mg/リットル)の具体的数値を示したものである。
【0086】
本実験例では、装置本体10内の全有効内容積がおよそ7.5リットルに設定されたものを使用した。
【0087】
酸素富化部6としては、ナショナル製の酸素エアチャージャーを採用した。
【0088】
また、磁力発生体7Aとしては、3750ガウスのマグネット7Aを5個採用した。
【0089】
循環系4を循環する水としては、活水器(MDK製)で得られた濾過水を使用した。
【0090】
また、循環系4を循環する水に溶存する酸素濃度の測定は、ポータブル溶存酸素計(東亜ディーケーケー株式会社製)により行った。
【0091】
また、セラミック22として、ポーラスビーズ50gを採用した。
【0092】
また、循環系4を循環する水を冷却する冷却ユニット15は、水温20℃の水を、140分以内で4℃まで冷却できる性能を有するものを採用した(尚、この値は周囲温度が23℃,湿度が60%RHのときのものとする。)。
【0093】
【表1】
【0094】
本実験例によれば、表1及び図5に示すように、経時と共に循環系4を循環する水の温度は徐々に低下し、これと反比例するように、前記水に溶存する酸素濃度は増加した。
【0095】
具体的には、実験開始から20分後には、水温が実験開始時に比べておよそ6℃低下して13.4℃となり、このときの溶存酸素濃度は実験開始時に比べて略倍の14.70(mg/リットル)となったことが確認された。
【0096】
また、実験開始から20分後以降も、水温は徐々に低下し続け、実験を終了した93分後には、実験開始時に比べておよそ15℃低い4℃となった。
【0097】
これに反比例するように、溶存酸素濃度は実験開始時に比べておよそ2.6倍の20.31(mg/リットル)となることが確認された。尚、通常の水導水に含まれる酸素濃度はおよそ7〜8(mg/リットル)である。
【0098】
また、実験開始から93分後の循環系4を循環する水は、pH7.6の弱アルカリ性となることが確認された。
【0099】
従って、本実験例の装置を用いれば、通常の水に比べて酸素の溶存濃度が倍以上で、用途性に秀れる弱アルカリ性の水を確実に生成することができるといえる。
【0100】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0101】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、水に溶存する酸素濃度が少なくとも20ppm以上の水を生成でき、これにより、例えば、前記水を用いて魚を生育させることで魚により多くの酸素を与え、魚が活きのいい状態を長期間に亙って維持したり魚の成長を促進したりすることができ、また、前記水を植物に与えることでこの植物により多くの酸素を付与して植物の成長を促進させて収穫の時期を早めることができ、また、前記水を用いて洗髪することで髪の毛に、より多くの酸素を付与して髪の毛の状態を良好な状態に保ち得るなど、用途性に秀れ様々な効果を発揮することが可能な溶存酸素濃度が高い水を生成できる酸素水製造装置となる。
【0102】
即ち、本発明では、循環系を循環する水に酸素をより多く溶解できるように前記水を冷却部により冷却し、この冷却した水に、酸素富化部を透過させるだけで得られる酸素濃度が高い空気を混入するだけで、溶存酸素濃度が高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0103】
また、請求項2記載の発明においては、高分子膜の性質を利用して単に空気を前記高分子膜に透過させるだけで簡易に酸素濃度が高い空気を得ることができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0104】
また、請求項3記載の発明においては、クラスター調整部に、酸素濃度が高い空気が混入した水(以下、酸素溶存水という)及び循環系内の水に未だ溶解せずに存在する酸素濃度が高い空気を通過させることで、酸素溶存水のクラスターを調整でき、これにより、この酸素溶存水へ酸素濃度が高い空気を更に溶解させて溶存酸素濃度が高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0105】
また、請求項4記載の発明においては、磁力発生体から生じる磁力によって前記循環系を循環する酸素溶存水をクラスター調整することができ、よって、簡易な構成により容易に前記酸素溶存水への酸素の溶存濃度を更に高めることができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0106】
また、請求項5記載の発明においては、この混合促進部により、酸素溶存水及び酸素濃度が高い空気をより高い混合度合いで混合でき、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0107】
また、請求項6記載の発明においては、前記多孔質物質に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気を通過させるだけで、これら多孔質物質に酸素溶存水及び酸素濃度の高い空気の混合度合いを更に高めることができ、これにより、酸素溶存水への酸素濃度が高い空気の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【0108】
また、請求項7記載の発明においては、溶存酸素水に酸素濃度の高い空気が溶解する際に、酸素以外の気体(例えば窒素)を前記排気部から循環系外へ排出することで、循環系を循環する水に対する酸素の接触割合を高め、これにより、酸素溶存水への酸素の溶解度合いを更に高めて溶存酸素濃度がより一層高い水を生成することができる極めて実用性に秀れた画期的な酸素水製造装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体説明斜視図である。
【図2】本実施例の装置本体の内部構造を示す説明側断面図である。
【図3】本実施例の酸素濃度が高い水を生成するまでの、水の流れを示す説明構成図である。
【図4】本実施例の作動手順を示すフローチャートである。
【図5】本実験例の経時により変化する循環系を循環する水の温度と、この水に溶存する酸素濃度を示した説明図である。
【符号の説明】
1 給水部
2 採水部
3 循環ポンプ
4 循環系
5 冷却部
6 酸素富化部
7 クラスター調整部
7A 磁力発生体
8 混合促進部
9 排気部
22 多孔質物質
Claims (7)
- 通常の水よりも溶存酸素濃度が高い水を生成する酸素水製造装置であって、給水部と採水部とを備え循環ポンプの作動により循環する循環系に、少なくともこの循環系を循環する水を冷却するための冷却部を設け、空気を透過させることで酸素濃度を高める作用を有する酸素富化部を設けた構成とし、この酸素富化部に空気を透過させて得た酸素濃度の高い空気を前記循環系を循環する水に混入することで、通常の水よりも溶存酸素濃度が高い酸素水を生成するように構成したことを特徴とする酸素水製造装置。
- 前記酸素富化部を、空気中の窒素よりも酸素を速く通過させる性質を有する高分子膜を配設することで設けた構成としたことを特徴とする請求項1記載の酸素水製造装置。
- 前記循環系に、この循環系を循環する水をクラスター調整し溶存酸素濃度を高めるクラスター調整部を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の酸素水製造装置。
- 前記クラスター調整部を、磁力を発生する磁力発生体で構成したことを特徴とする請求項3記載の酸素水製造装置。
- 前記循環系に、この循環系を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高めて溶存酸素濃度を高める混合促進部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸素水製造装置。
- 前記混合促進部を多孔質物質で構成し、この混合促進部に前記循環系を循環する水及び前記酸素濃度の高い空気を通過させることで、前記循環系を循環する水の溶存酸素濃度を高めることを特徴とする請求項5記載の酸素水製造装置。
- 前記混合促進部に、前記循環系を循環する水と前記酸素濃度の高い空気との混合度合いを高める際に発生する余剰な空気を排出する排気部を設けたことを特徴とする請求項5,6のいずれか1項に記載の酸素水製造装置。
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