JP2005065420A - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付部材の変形を矯正(規制)することができ、本体と組付部材の係止の信頼性を向上することができ、また、電線の挟み込みによる断線等の損傷を防止することができる組付体の係止構造を提供する。
【解決手段】上側にコネクタ嵌合部17及び下側にバスバー収容部19を有するケース13と、コネクタ嵌合部17に嵌合するジョイントコネクタ25と、ケース13の両側の上端部において各ジョイントコネクタ25の上端部を押さえて固定させるスペーサ37とを備え、ケース13の側壁14aに、この側壁14aとの間でスペーサ37を挟む舌片状の挟持片20を上向きに突出して設け、挟持片20の内面に、ケース13の側壁14aに連結された補強用のリブ23を設け、スペーサ37にこのリブ23に係合するスリット41を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続部品としてのジョイントボックス又は電線保護部品としてのプロテクタ等の本体と、この本体に組み付けられるスペーサやカバー等の組付部材と、で構成された組付体の係止構造に関するものである。
図5及び図6は、本願出願人により提案された従来の組付体の一例をそれぞれ示すものである(特許文献1,2)。
図5に示される従来例(特許文献1)は、ヒューズケース51とヒューズカバー55とを繋ぐヒンジ54が切れても、ヒューズケース51からヒューズカバー55が浮き上がらない組付体としての電気接続箱50の係止構造を提供したものであり、ヒューズケース51とヒューズカバー55とに係止部52と係合部56をそれぞれ設けるとともに、ヒューズケース51に係止補助部53を設け、ヒューズカバー55に係止補助部53に係合する係合補助部57を設けたものである。
電気接続箱50は、ヒューズケース51と、ヒューズケース51の開口部を覆うヒューズカバー55と、ヒューズケース51の内部に収容されるヒュージブルリンク(図示せず)とを備えている。ヒューズケース51は四方が壁で囲まれた箱状を成しており、後壁51bにはヒューズカバー55に繋がるヒンジ54が形成されている。
ヒューズカバー55は、ヒューズケース51の開口部に対応する形状に形成されている。ヒューズカバー55の開口端側には、嵌合部58が形成されていて、この嵌合部58の端部がヒューズケース51の端部に当接することで、ヒューズケース51とヒューズカバー55との係止位置(合わせ位置)が定まるようになっている。
係止手段としてのロックアーム状の係合部56は、ヒンジ54と反対側のヒューズカバー55の前壁55aに設けられ、ヒューズケース51側にL字状に折曲形成されている。係止部52は、係合部56と対応した位置でヒューズケース51の前壁51aに設けられている。ヒンジ54を回転支点としてヒューズカバー55を回転させ、係合部56を係止部52に係合させると、ヒューズカバー55を閉じることができ、反対に、係止を解除し、ヒンジ54を回転支点としてヒューズカバー55を逆方向に回転させると、ヒューズカバー55を開放することができるようになっている。
係止補助部53はヒューズケース51のヒンジ54の下方に離間して設けられ、鈎状の係合補助部57は、ヒューズカバー55の開口端部から下方に向かって設けられている。ヒューズカバー55を閉じると、係合部56と係止部52とが係合するとともに、係合補助部57と係止補助部53とが係合し、ヒンジ54が破損してもヒューズカバー55がヒューズケース51から浮き上がらないようになっている。
図6に示される従来例(特許文献2)は、車両ボディ側の一方のボルト(図示せず)と他方のブラケット(図示せず)とに直付けされる組付体としての電気接続箱60の取付構造に関するものである。電気接続箱60は、リレーケース61と、アッパカバー(図示せず)及びロアカバー(図示せず)とで構成され、リレーケース61の前壁61aにボルトに対する取付座部64が突出形成され、後壁61bにブラケットに対する取付ロック部65が突出形成されている。
リレーケース61には、図示しないリレーが収容され、上端開口部62がアッパカバーで閉止され、下端開口部63がロアカバーで閉止され、ケース61内に水や塵埃が浸入しないようになっている。リレーケース61に対するアッパカバーの組み付けは、リレーケース61の前壁61aに形成された係止部66にアッパカバーに形成された係合部(図示せず)を係合させることにより行われるようになっている。
図7に示される従来例(特許文献3)は、二段ロック解除機構を有する本体71とカバー74の係止構造を提供したものであり、カバー74の開きを防止して、メンテナンス作業性、組立作業性を向上させたものである。この組付体70は、本体71とカバー74とから構成されている。本体71には、一対の係止爪72a,72bと、係止爪72a,72bの外側に離間して位置する一対の離脱防止リブ73a,73bとが設けられている。一方の係止爪72aと一方の離脱防止リブ73aは、上下方向に互い違いに位置しており、係止爪72aと離脱防止リブ73aとの間には、カバー74の下端部78に対する隙間が形成されている。他方の係止爪72bと他方の離脱防止リブ73bも同様にして、カバー74の下端部78に対する隙間が形成されている。カバー74は、断面コ字状をなし、天井壁75と、両側の垂壁76,76とから構成されている。垂壁76には、本体71の係止爪72a,72bに係合する係止孔77a,77bが形成されている。
組付体70の係止構造の作用について説明すると、本体71にカバー74を被せると、本体71の係止爪72a,72bにカバー74の係止孔77a,77bが係合してカバー74が係止されるとともに、カバー74の下端部78が本体71の係止爪72a,72bと離脱防止リブ73a,73bとの間に位置するようになっている。本体71からカバー74を外す際には、カバー74を持ち上げることで一方の係止爪72a(72b)と係止孔73a(73b)の係止が解除され、続いてカバー74を強い力で開くことで他方の係止爪72b(72a)と係止孔73b(73a)の係止が解除され、両方の係止が順次解除されるようになっている。
図8に示される従来例(特許文献4)は、ケース81からカバー85を容易に取り外すことができ、外力からカバー85を保護してカバー85の開きを防止することができる組付体80の係止構造を提供するものである。組付体80は、ケース81とカバー85とから構成されている。ケース81には、係止手段としての係止爪82aが設けられ、カバー85には、係止爪82aに係合する係止孔87aが設けられている。
係止爪82aは、外壁部分が切欠きされた凹部82内に設けられている。ケース81の上面81aには、カバー85の周壁86が嵌挿される環状の周溝84が形成されている。係止孔87aは、周壁86の一部である係止枠87内に設けられている。係止枠87は、周壁86の下端から突出しないように形成されており、係止枠87の両側にはスリット87bが形成されている。
この組付体80の係止構造によれば、凹部82の外壁部分が切欠きされているため、カバー85をケース81から外す際に係止爪82aと係止孔87aの係止状態を容易に解除することができる。また、ケース81の上面81aに周溝84が設けられているから、カバー85の周壁86が周溝84に保護されて、外力が作用しないようになっている。
しかしながら、第1、2の従来例の電気接続箱50,60にあっては、ヒューズケース51及びリレーケース61の前壁51a,61aに形成された係止部52,66に、カバー(図6のアッパカバーは図示せず)55に形成された係合部56を係合させることにより、ケース51,61にカバー55を容易に組み付けることができ、組付作業性を向上できるものであるが、ケース51,61やカバー55は合成樹脂材料から成形されたものであるため、成形後にそり等の変形を生じる場合もあり、このような場合には、係止部52,66と係合部56とを係合させづらくなる。ケース51,61又はカバー55を歪ませながら無理に係合させると、車両走行中の強い振動や強い衝撃により係止部52,66と係合部56との係合が不用意に解除され、ケース51,61からカバー55が外れる心配があった。
また、ケース51,61やカバー55の開口端部(合わさる部分)には、ケース51,61とカバー55のシール性を高めて水や塵埃の浸入を防止するシールパッキンが設けられることもあるが、ケース51,61やカバー55が変形すると、シール性が悪くなり、隙間から水等が浸入してヒュージブルリンク又はリレーの電気的性能が損なわれる心配もあった。
第3の従来例は、カバー74の垂壁76が射出成形後の収縮により多少変形していても、垂壁76が係止爪72a,72bと脱落防止リブ73a,73bとの間に挟まれることで、変形がある程度矯正されるようになっているものの、舌片状の脱落防止リブ73a,73bが本体71から突出しているため、電線等が引っ掛かって断線したり、脱落防止リブ73a,73bが外力により破損したりするという心配があった。
第4の従来例は、カバー85が周溝84に填ることによりカバー85の周壁86が保護されるようになっているものの、凹部82には切欠き83が形成されているため、係止爪82aと係止孔87aとの係止が不用意に解除される心配があった。
実開平3−104510号公報(第2−6頁、第4図) 特開平8−339731号公報(第2頁、第5図) 実公平3−4144号公報(第2頁、第1図) 特開平10−51931号公報(第4−5頁、第3図)
本発明は、上記した点に鑑み、組付部材の変形を矯正(規制)することができるとともに、本体と組付部材の係止の信頼性を向上することができ、また、電線の挟み込みによる断線等の損傷を防止することができる組付体の係止構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、本体と、該本体に組み付けられる組付部材とを備え、該本体の壁部に、基部と該基部に続く先端部とからなり、該先端部と該本体の壁部との間で該組付部材を挟む挟持片を突出して設けるとともに、該先端部の内面に補強用のリブを設けたことを特徴とする。
上記構成によれば、挟持片の強度が向上し、組付部材が挟まれた際に、挟持片が外側に開くなどして変形することが防止される。また、リブにより先端部と本体の壁部との間に電線が挟まることが防止される。例えば、組付体としてのジョイントボックスが、本体としてのケースと、組付部材としてのカバーとから構成される場合は、ケースとカバーとの嵌合精度が向上し、隙間の生ずることが防止され、ケース内のシール性が良くなり、ケース内に水や塵埃の浸入することが防止される。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の組付体の係止構造において、前記リブを延長して前記挟持片の先端に繋げ、該リブの延長部分に上向きの傾斜面を形成したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、例えば、ジョイントボックスやプロテクタ等から導出される電線の余長部分が、不用意に本体の壁部と挟持片との間の隙間に進入した際に、電線が傾斜面を滑り隙間から抜け出やすくなる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の組付体の係止構造において、前記組付部材に、前記リブに係合する溝が形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、リブを挟持片の先端まで延ばしても、組付部材とリブとの干渉を防止することができる。また、リブを挟持片の先端まで延ばすことにより、挟持片のより一層の強度アップを図ることができる。なお、溝はリブとの干渉を回避することができるものであればよく、切欠部などでもよい。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組付体の係止構造において、前記挟持片が少なくとも一対設けられ、一対の該挟持片の間に、前記組付部材の係止部に係合する係合部が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、係合部の両側において組付部材のたわみが防止され、係止部と係合部とが強く係合し、係止が解除され難くなる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組付体の係止構造において、前記本体にジョイントコネクタを収容するコネクタ嵌合部が設けられ、該組付部材が該コネクタ嵌合部の開口端側において該ジョイントコネクタの端部に当接する抜け止め防止用のスペーサであることを特徴とする。
上記構成によれば、本体のコネクタ嵌合部に収容された複数のジョイントコネクタは、その端部に組付部材が当接することで抜けが防止される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、挟持片は、補強用のリブを介して本体の壁部に連結されているから、挟持片の強度が向上し、組付部材が挟まれた際に、挟持片が外側に開くなどして変形することが防止される。したがって、射出成形後の収縮により変形した組付部材が本体の壁部と挟持片との間に挟まれて真直に矯正される。
また、請求項2記載の発明によれば、ジョイントボックス等から導出される電線の余長部分が、不用意に本体の壁部と挟持片との間の隙間に進入するようなことがあっても、電線が傾斜面を滑り隙間から抜け出やすくなる。したがって、電線の挟み込みによる断線等の損傷が防止される。
また、請求項3記載の発明によれば、組付部材には溝が形成されているから、リブを挟持片の先端まで延ばしても、組付部材とリブとの干渉を防止することができ、しかも、リブを挟持片の先端まで延ばすことにより、挟持片のより一層の強度アップを図ることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、一対の挟持片の間に組付部材の係止部に係合する係合部が設けられているから、係合部の両側において組付部材のたわみが防止され、係止部と係合部とが強く係合し、係止が解除され難くなる。したがって、係止の信頼性が向上する。
また、請求項5記載の発明によれば、本体のコネクタ嵌合部に収容された複数のジョイントコネクタは、その端部に組付部材が当接することで抜けが防止される。したがって、電気的接続の信頼性が維持される。
本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る組付体の係止構造の第1の実施形態を示すものである。
この係止構造は、組付体としてのジョイントボックス10に適用され、合成樹脂材料からなるスペーサ(組付部材)37のそり等の変形を矯正することができ、ケース13とスペーサ37の係止の信頼性を向上することができるものである。
ジョイントボックス10は、自動車等の車両に搭載され、ジョイント回路を形成するバスバー等の回路構造にワイヤハーネス(電線43の束)を介して外部回路が接続され、電気信号を複数に分岐する電気接続部品である。なお、このジョイントボックス10には、ヒューズやリレーなどは搭載されていない。
このジョイントボックス10は、ジョイントコネクタブロック12と、ジョイントコネクタ25とで構成されている。ジョイントコネクタブロック12は、絶縁樹脂性のケース13と、絶縁樹脂製の係止部材であるスペーサ37と、ケース13内に下側から挿入される導電性のバスバー(図示せず)と、バスバーの抜け落ちを防止するカバー(図示せず)とを備えるものである。電線43が接続されたジョイントコネクタ25は、ケース13の上側から挿入され、バスバーのタブ端子に、ハウジング26に収容された雌端子(図示せず)が端子接続されるようになっている。
本発明に係るジョイントボックス10は、上側に複数のコネクタ嵌合室18を並列に有するコネクタ嵌合部17及び下側にバスバーを収容するバスバー収容部19を有するケース13と、バスバーのタブ端子と接続する雌端子及び雌端子を収容するハウジング26を有し、コネクタ嵌合部17に嵌合するジョイントコネクタ25と、ケース13の両側の上端部において各ジョイントコネクタ25の上端部を押さえて固定させるスペーサ37とを備え、ケース13の側壁(壁部)14aに、この側壁14aとの間でスペーサ37を挟む舌片状の挟持片20を上向きに突出して設け、挟持片20の内面に、ケース13の側壁14aに連結された補強用のリブ23を設け、スペーサ37にこのリブ23に係合するスリット(溝)41を形成したことを特徴とするものである。また、ケース13の両側の側壁14a,14aに各一対の挟持片20,20を離間させて設け、各一対の挟持片20,20の間にスペーサ37を係止させる係合部15を配置したことを特徴とするものである。
このような構成によれば、射出成形後に成形収縮して変形したスペーサ37が、ケース13の側壁14aと挟持片20との間に挟まれることで、変形が矯正され、側壁14aに沿うように真直にされる。挟持片20は、リブ23で補強されているから、スペーサ37の変形量が大きく、挟持片20が外向きの力を受けても挟持片20が外側に開くことが防止される。スペーサ37は、係止部40dの両側が挟持片20,20により拘束されるから、係止力が強くなり、不用意に係止が解除されてスペーサ37が抜け出すことが防止され、ジョイントコネクタ25がコネクタ嵌合部17から抜けることが防止される。
なお、本発明は、組付体をジョイントボックス10に制約するものではなく、合成樹脂材料からなるコネクタやジャンクションボックスとしてもよい。また、組付部材としては、スペーサ37以外にも第2の実施形態に示される矩形箱状のカバー45等であってもよい。カバー45は、本体としてのケース13等に別体として形成されたものでなくても、ヒンジで連結されたものであってもよい。
以下に、ジョイントボックス10の主要構成部分について詳細に説明する。
なお、本明細書の説明の都合上、前後方向、左右方向、上下方向の概念を以下のように定めることとする。前後方向とは、ケース13の長手方向(ジョイントコネクタ25と並ぶ方向)と定め、左右方向とは、ジョイントコネクタ25に収容された雌端子が並ぶ方向(各ジョイントコネクタ25の端子収容部30が並ぶ方向)と定め、上下方向とは、ジョイントコネクタ25の挿入方向と定めることとする。なお、上下方向の上とはコネクタ嵌合部17の位置する側とし、下とはバスバー収容部19の位置する側とする。
図1に示されるように、ジョイントコネクタブロック12を形成するケース13は、四方が壁部14a,14a,14b,14cで囲まれた矩形箱状をなし、上半部にコネクタ嵌合部17、下半部にバスバー収容部19をそれぞれ背中合わせに有している。
コネクタ嵌合部17は、スロット状のコネクタ嵌合室18を複数並列に有し、各コネクタ嵌合室18は、垂直な隔壁18aで等ピッチに区画形成されている。隔壁18aや後壁14bには、複数のリブ18bが等ピッチで突設され、各リブ18bの間に端子収容空間が構成されている。リブ18bの突出長さは短いものであり、各リブ18bに対向してジョイントコネクタ25のハウジング26に形成された各隔壁29が位置する。
各コネクタ嵌合室18は、上部が開口形成されている。狭幅の左右の壁は、ケース13の相対向する左右の側壁14a,14aであり、広幅の前後の壁は、隔壁18a又は前壁14c又は後壁14bである。
各コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aの開口端部には、矩形状の凹部33が形成されている。この凹部33に対応して、ジョイントコネクタ25(ハウジング26)の両側壁31,31には、突起34が横(左右方向)に突出して形成されている。
突起34は、ジョイントコネクタ25の上端側に形成されるとともに、突起34の端面がハウジング26の端面と同一平面に形成されている。このように形成することで、スペーサ37の水平な壁部38の裏面(平坦面)が、突起34の端面とハウジング26の端面とに宛われ、ジョイントコネクタ25がコネクタ嵌合室18に押し込まれ、がたつくことなく確実に係止されるようになっている。また、複数のジョイントコネクタ25は、一括してスペーサ37に当接するから、各ジョイントコネクタ25毎に係止を行う場合に比較して、係止の作業性が向上する。
バスバー収容部19は、ケース13の両側の側壁14a,14aと前後壁14b,14cとで囲まれた枠内の内側に形成され、前後方向に延びる複数の隔壁(図示せず)により区画形成された溝に、ジョイント回路を形成するバスバーが挟まれるようになっている。バスバーは、導電性基板を打ち抜き、必要に応じて折り曲げ加工されて形成されたものである。バスバーの回路構造については、他の出願で提案する予定であり、本明細書での詳細な説明は省略することとする。
ケース13の両側壁14a,14aには、スペーサ37を挟む一対の挟持片20,20が上向きに突設されている。一対の挟持片20,20は、側壁14aの長手方向の中央寄りで互いに離間して位置している(図2)。各側壁14aに形成された挟持片20の数は、一対に制約するものではなく、3個以上であってもよい。この実施形態において、挟持片20を一対設けたのは、各挟持片20の間に係合部15を設けて、スペーサ37を強い係止力で係止するためと、スペーサ37をバランス良く支持するためである。また、挟持片20を両側の側壁14a,14aに設けることに制約するものでもなく、片側の側壁14aに車体パネル等に固定される取付ブラケット等が設けられている場合には、挟持片20を他の片側の側壁14aにだけ設けてもよい。
挟持片20は、舌片状を成し、側壁14aに一体形成された基部20aと、基部20aに続き側壁14aから斜めに立ち上がる傾斜部20bと、傾斜部20bに続く側壁14aと平行な先端部20cとからなっている。傾斜部20bを介して基部20aと先端部20cとが繋がっているから、先端部20cの根本側に応力の集中が生じないようになっている。
先端部20cは、薄肉の突出部であり、ケース13の側壁14aに対してスペーサ37の板厚相当分の隙間21を開けて対向している。隙間21を大きく開け過ぎると、隙間21にスペーサ37を挟んだ際に遊びを生じて、変形を矯正する効果が減少するためである。先端部20cの外面の弧状の稜線部分には、約45°の角度で面取りが成されている。面取りを形成することで、ジョイントコネクタ25から引き出され、取り回される電線43が切れる等して損傷することが防止されている。
先端部20cの内面中央には、補強用のリブ23が形成されていて、先端部20cと側壁と14aはリブ23を介して連結されている。リブ23は、傾斜部0bの根本側から先端部20cに渡って上下方向に真直に延長している。リブ23の先端側は、上向きの傾斜面23aを介して先端部20cの先に滑らかに繋がっている。リブ2の先端側に傾斜面23aを形成することで、ケース13から引き出された電線43の余長部分が、不用意に側壁14aと先端部20cとの隙間21に進入するようなことがあっても、電線43が傾斜面23aを滑り隙間21から抜け出て、電線43の挟み込みによる断線等の損傷が防止されるようになっている。
一対の挟持片20,20の間には、上向きの傾斜面15aと、この傾斜面15aに続く係止面15bを有する係合部15が形成されている。この係合部15には、後述するスペーサ37の係止部40dが係合して、スペーサ37が係止されるようになっている。スペーサ37は、係合部15の両側の一対の挟持片20,20で挟まれるから、スペーサ37の外側への開きが防止され、係止部40dと係合部15とが強く係合し、係止が解除され難くなる。
係合部15は、一対の挟持片20,20の上側で(図2)、ケース13の開口端部寄りに設けられているため、スペーサ37が挟持片20の奥側に挿入され、スペーサ37の係止位置が定まった状態でスペーサ37が係止されるようになっている。
なお、この実施形態では、ケース13の側壁14aに係合部15としての突起を設けているが、本発明はこのような実施形態に制約するものではなく、側壁14aに凹みを設け、スペーサ37に突起を設けてもよく、種々の係止手段を適用することができる。
スペーサ37は、合成樹脂材料を構成材料とし、ケース13とは別体に成形されたものであり、コネクタ嵌合部17の開口端部において左右方向(幅方向)両側に一対配置され、長手方向中央に形成された係止部40dでケース13に固定される。このスペーサ37は、断面L字状をなし、長手方向に延びる板状の垂直な壁部39と、この壁部39に直交する水平な壁部38とを備えている。垂直な壁部39の中央に内向きの係止部40dを含む膨出部40を有している。垂直な壁部39はケース13の側壁14aに沿う部分であり、水平な壁部38はジョイントコネクタ25の上端部に当接する部分である。
膨出部40は、前後の幅狭な壁部40a,40bと、幅狭な壁部40a,40bを繋ぐ幅広の壁部40cとでコの字状に形成され、下端内側に係止部40dを有し、上端に開口(型抜き孔)40eを有している。幅狭な壁部40a,40bは、係合部15の前後の垂直壁15c,15dに当接し、スペーサ37の前後方向の位置決めが行われるようになっている。係止部40dには、上向きの水平な係止面を有していて、係合部15の係止面15bと当接する。
垂直な壁部39には、膨出部40の両側に位置し、挟持片20の内面に形成されたリブ23と係合するスリット(溝)41が形成されている(図3)。スリット41の幅はリブ23の幅よりやや大きい寸法に形成され、スリット41の長さはリブ23の長さと同等の長さに形成されている。このような寸法のスリット41を形成することで、リブ23を挟持片20の先端まで延ばしても、スペーサ37とリブ23との干渉を防止することができる。また、リブ23を挟持片20の先端まで延ばすことにより、挟持片20のより一層の強度アップを図ることができる。
なお、スペーサ37が長尺物となる場合は、複数の係止部40dを設けることもできる。例えば、スペーサ37の両端部において、垂直な壁部39と水平な壁部38とに直交する第3の壁部を設け、この壁部の内面に係止部を形成し、この係止部をケース13の前後壁に形成された係合部に係合させることも可能である。スペーサの構成については他の出願で提案する予定であり、本明細書での詳細な説明を省略することとする。
ジョイントコネクタ25は、バスバーのタブ端子と接続する雌端子と、プレート状のハウジング26とから構成されている。このジョイントコネクタ25と雌端子に接続される電線43とでワイヤハーネスが構成される。
ハウジング26は、合成樹脂材からなり、フラットな基板27と、基板27に直交して起立する隔壁29及び前壁と、両側の側壁31,31とから構成されている。隣接する隔壁29の間には、細長い端子収容部30が形成されており、雌端子が収容されるようになっている。隔壁29の略中間には、雌端子の抜け止め用の突起が突設されていて、雌端子が抜け出さないように係止されている。
ジョイントコネクタ25(ハウジング26)の両側壁31,31には、各コネクタ嵌合室18の左右の側壁14a,14aに形成された矩形状の凹部33と係合する突起34が横に突出して形成されている。この突起34にスペーサ37が当接することで、コネクタ嵌合室18全体がスペーサで覆われることなく、ジョイントコネクタ25を係止することができるようになっている。なお、スペーサ37が、突起34を含むジョイントコネクタ25の端部に当接することで、接触面積が大きくなり、ジョイントコネクタの係止力が増大する。
上記第1の実施形態によれば、組付体としての係止構造は、次のように作用する。
ケース13にスペーサ37を取り付ける場合は、コネクタ嵌合部17の開口端部における左右方向両側にスペーサ37を位置合わせし、スペーサ37を側壁14aと挟持片20との間の隙間21に差し入れると、スペーサ37の垂直な壁部39に形成されたスリット41が挟持片20の内面に形成されたリブ23に係合し、リブ23にガイドされながらスペーサ37が深く差し込まれ、スペーサ37のそり等の変形が矯正され、スリット41の又部41a(図3)がリブ23の上面23bに当接することで、スリット41が係止位置に位置決めされる。スペーサ37の挿入中において、スペーサ37の係止部40dが側壁14aの係合部15に乗り上げ、係止部40dが傾斜面15aを乗り超えることで、係止部40dと係合部15とが係合し、スペーサ37がケース13に取り付けられる。
取り付けられたスペーサ37をケース13から取り外す場合は、専用工具等を用い、スペーサ37の垂直な壁部39を外側に撓ませ、係止を解除してスペーサ37を上方に移動させることにより、スペーサ37をケース13から取り外すことができる。
次に、図4に基づいて本発明に係る組付体の係止構造の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態と第1の実施形態と同一の構成部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態が第1の実施形態と相違する点は、スペーサ37に代えて矩形箱状のカバー(組付部材)45を用いた点である。スペーサ37をカバー45に代えることで、コネクタ嵌合部17の開口がカバー45で覆われて、水や塵埃等の浸入が防止されるようになっている。
カバー45は、上壁46aと、この上壁46aの縁部に直交して連なる両側の側壁46b,46b及び前後壁46c,46dとからなっており、下壁は開放形成されている。両側の側壁46b,46bの長手方向の中央部で開口端部寄りの位置には係止部47dを有する膨出部47が形成されている。膨出部47の直近の両側に小さいスリット48が形成され、その外側には第1の実施形態と同様のスリット49が形成されている。
小さいスリット48を形成することで、膨出部47が外側にたわみ易くなり、カバー45をケース13に取り付ける際の取付作業性が向上する。小さいスリット48を形成しても、カバー45を取り付けた後は、膨出部47が弾性的に元形状に復元するため、係止が解除されてケース13からカバー45が外れる心配はない。膨出部47やスリット(溝)49については、第1の実施形態のスペーサ37と同様であるため、構成の詳細な説明を省略することとする。
なお、カバー45は、四方が壁で囲まれたカバーに制約するものではなく、前後の壁が開放形成されたものであってもよい。カバー45は、本実施形態のジョイントボックス10用のカバーに制約されるものではなく、プロテクタ又はジャンクションブロック用のカバーであってもよい。
本発明に係る組付体の係止構造の第1の実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示されるジョイントコネクタブロックの側面図である。 図1に示されるスペーサの側面図である。 本発明に係る組付体の係止構造の第2の実施形態を示す分解斜視図である。 組付体の第1の従来例を示す側面図である。 組付体の第2の従来例を示す斜視図である。 組付体の第3の従来例を示す斜視図である。 組付体の第4の従来例を示す斜視図である。
符号の説明
10,10' ジョイントボックス(組付体)
13 ケース(本体)
14a 側壁(壁部)
15 係合部
17 コネクタ嵌合部
20 挟持片
20a 基部
20c 先端部
23 リブ
23a 傾斜面
25 ジョイントコネクタ
37 スペーサ(組付部材)
40d,47d 係止部
41,49 スリット(溝)
45 カバー(組付部材)

Claims (5)

  1. 本体と、該本体に組み付けられる組付部材とを備え、該本体の壁部に、基部と該基部に続く先端部とからなり、該先端部と該本体の壁部との間で該組付部材を挟む挟持片を突出して設けるとともに、該先端部の内面に補強用のリブを設けたことを特徴とする組付体の係止構造。
  2. 前記リブを延長して前記挟持片の先端に繋げ、該リブの延長部分に上向きの傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1記載の組付体の係止構造。
  3. 前記組付部材に、前記リブに係合する溝が形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の組付体の係止構造。
  4. 前記挟持片が少なくとも一対設けられ、一対の該挟持片の間に、前記組付部材の係止部に係合する係合部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組付体の係止構造。
  5. 前記本体にジョイントコネクタを収容するコネクタ嵌合部が設けられ、該組付部材が該コネクタ嵌合部の開口端側において該ジョイントコネクタの端部に当接する抜け止め防止用のスペーサであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の組付体の係止構造。
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