JP2005065277A - スイッチング回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信モードにおいて、送信側から受信側への高いアイソレーションを実現する。
【解決手段】スイッチング回路は、送信ポート2または受信ポート3に共通のアンテナポートを選択的に接続する。この回路はPINダイオードD,Dを含んでいる。ダイオードDは、アノードが送信ポート2に接続され、カソードがノードXに接続されている。ノードXは、アンテナポートと移相回路網Pの一端に接続されている。移相回路網Pの他端は、トランスTを介してノードYに接続されている。ダイオードDは、アノードがノードYに接続され、カソードが共振回路L,Cを介して接地されている。ノードYは、トランスTを介して受信ポート3に接続されている。トランスTは、第2のノードYにおけるインピーダンスを、ノードXから計測したときに低下させ、トランスTは、受信ポート3のインピーダンスを、ノードYから計測したときに上昇させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばマルチバンド携帯電話機において、各帯域の送信モードと受信モードの選択を行うために用いられるスイッチング回路に関する。
携帯電話機に関連する技術の最近の動向としては、GSM(Global System for Mobile Communications)方式のマルチバンド携帯電話機の普及が更に拡大していく傾向にある。欧州のGSMネットワークを対象としては、EGSM(Extended GSM)方式およびDCS(Digital Cellular System)方式で動作する携帯電話機が普及し、米国のGSMネットワークを対象としては、AGSM(American GSM)方式およびPCS(Personal Communications System)方式で動作する携帯電話機が普及している。また、世界共通のアプリケーションとして、AGSM、EGSM、DCSおよびPCSの各方式のうちの3または4方式において動作する携帯電話機が普及している。下記の表1に、これら各方式の送信周波数の範囲と受信周波数の範囲を示す。
Figure 2005065277
GSM方式では、送信信号および受信信号は携帯電話機によって同時に処理されないので、携帯電話機の各種送信用および受信用回路と単一のアンテナとを接続するのに電子的スイッチング回路が用いられている。一般に、この種のスイッチング回路はアンテナスイッチモジュール(ASM)と呼ばれる。
デュアルバンドASMの例は、特許文献1および特許文献2に開示されている。図1に、典型的なデュアルバンドASMの回路図を示す。このモジュールは、アンテナポート1、一組の送信入力端(以下、送信ポートとも言う)2,2′、および一組の受信出力端(以下、受信ポートとも言う)3,3′を含んでいる。アンテナポート1はダイプレクサDPXの入力端に接続されている。ダイプレクサDPXは、3つのポートを持ち、ASMを2つの部分、すなわち、低帯域部LBと高帯域部HBとに分割するデバイスである。
高帯域部HBは、受信出力端3と、送信入力端2および送信用ローパスフィルタLPFを備えた送信回路とを含んでいる。また、この高帯域部HBは、高帯域送信または高帯域受信の動作モードの選択を可能にする単極双投型(SP2T)スイッチを含んでいる。一般に、単極双投型スイッチは一組のPINダイオードを用いて構成されている。一方のダイオードDは、ローパスフィルタLPFを介して送信入力端2に直列に接続され、他方のダイオードDは、受信出力端3に並列に接続されている。ダイオードDには、インダクタンスLとキャパシタンスCを備えたLC共振回路が直列に接続されている。この共振回路は、高帯域側送信帯域の周波数範囲の中心で共振するように調整されている。なお、インダクタンスLは、単純に、オン状態のダイオードDの寄生インダクタンスでもよい。前記単極双投型スイッチは更に、高帯域送信ポート2における直列のダイオードDと高帯域受信ポート3におけるシャントダイオードDとの間に設けられた移相回路網Pを含んでいる。最後に、このASMの高帯域部HBは、ダイオードD,Dのオン状態とオフ状態の切り換えを可能にする、多くのDCバイアス構成要素を含んでいる。DCバイアス構成要素は、DC制御電圧用の入力端VCと、DCチョークLと、DCブロッキングキャパシタCと、平滑キャパシタCとを備えている。
同様に、低帯域部LBは、受信出力端3′と、送信入力端2′および送信用ローパスフィルタLPFを備えた送信回路とを含んでいる。この低帯域部LBは、低帯域の受信または送信の動作モードの選択を可能にする単極双投型スイッチを含んでいる。この単極双投型スイッチも、一組のPINダイオードを用いて構成されている。一方のダイオードDは、ローパスフィルタLPFを介して低帯域送信入力端2′に直列に接続され、他方のダイオードDは、低帯域受信出力端3′に並列に接続されている。ダイオードDには、インダクタンスLとキャパシタンスCを備えたLC共振回路が直列に接続されている。この共振回路は、低帯域側送信帯域の周波数範囲の中心で共振するように調整されている。上述のように、インダクタンスLは、単純に、オン状態のダイオードDの寄生インダクタンスでもよい。前記単極双投型スイッチは更に、低帯域送信ポート2′における直列のダイオードDと、低帯域受信ポート3′におけるシャントダイオードDとの間に設けられた移相回路網Pを含んでいる。上述のように、このASMの低帯域部LBは、ダイオードD,Dのオン状態とオフ状態の切り換えを可能にする、多くのDCバイアス構成要素を含んでいる。DCバイアス構成要素は、DC制御電圧用の入力端VCと、DCチョークLと、DCブロッキングキャパシタCと、平滑キャパシタCとを備えている。
図1に示すASMは、EGSMおよびDCS帯域での動作を可能とするため、受信ポート3にDCS用バンドパスフィルタを追加し、更に受信ポート3′にEGSM用バンドパスフィルタを追加することで、デュアルバンドフロントエンドモジュール(FEM)に容易に変更することができる。このような回路は、特許文献3に開示されている。同様に、図1に示すASMは、EGSM、DCSおよびPCS帯域での動作を可能とするため、受信ポート3にDCSおよびPCS用デュプレクサを追加し、更に受信ポート3′にEGSM用バンドパスフィルタを追加することで、トリプルバンドFEMに容易に変更することができる。このような回路の例は、特許文献4に開示されている。
オン状態のダイオードは、理想的には、抵抗値およびリアクタンスがそれぞれゼロであることが望ましく、これにより、このダイオードを通過するRF信号に対して電気的に不可視となる。反対に、オフ状態のダイオードは、非常に高いインピーダンスを持つことが望ましく、これにより、開路のようになり、このダイオードに供給されるRF信号を遮断する。実際には、オン状態のダイオードの抵抗値Rはゼロではなく(通常1〜2Ω程度)、直列インダクタンスLもゼロではない(通常0.5nH程度)。同様に、オフ状態のダイオードは有限の抵抗値Rを持ち(通常1,000〜10,000Ω程度)、小さな寄生キャパシタンスCを持つ(通常0.2〜0.4pF程度)。図2に、それぞれオン状態およびオフ状態の、PINダイオードの等価回路を2つ示す。図2において、(a)はオフ状態のPINダイオードの等価回路を示し、(b)はオン状態のPINダイオードの等価回路を示している。
ASMの低帯域部において低帯域側送信帯域と低帯域側受信帯域の選択に用いられる単極双投型スイッチと、ASMの高帯域部において高帯域側送信帯域と高帯域側受信帯域の選択に用いられる単極双投型スイッチは、一般に、一組のPINダイオードと、4分の1波長移相回路網を用いて実現されている。このようなスイッチは、特許文献5における図2に例示されている。単極双投型のPINダイオードスイッチの動作は、図1に示す回路の高帯域部HBからローパスフィルタLPFを除いたものを示す図3を参照することで理解可能である。図3のスイッチは、送信ポート2または受信ポート3に共通のアンテナポート10を選択的に接続する。アンテナポート10は、図1のダイプレクサDPXを介してアンテナポート1に接続される。2つのダイオードD,Dがオン状態のとき、図3のスイッチは送信モードであり、逆に、2つのダイオードD,Dがオフ状態のとき、図3のスイッチは受信モードである。下記の表2に、各モードにおけるダイオードD,Dの状態と制御電圧入力端VCに印加される制御電圧との関係を示す。
Figure 2005065277
ダイオードD,Dをオン状態にするには、制御電圧入力端VCに適切なDC電圧を印加する(表2参照)。キャパシタCは、このDC電圧の供給に際して、平滑キャパシタとして動作し、キャパシタCとインダクタLは共にバイアスT形回路網として動作し、抵抗Rは、ダイオードD,Dを通過する電流を調整する。送信モードにおいて、オン状態のダイオードDは、送信ポート2からこのスイッチ回路に入力され、ノードXに至る送信信号用の低抵抗経路を提供する。同様に、オン状態のダイオードDは、LとCを備えた共振回路と共に、ノードYからグランドに至る低抵抗経路を提供する。移相回路網Pは、理想的な伝送線路と同一の電気的特性を持つように設計されており、高帯域側送信周波数範囲の中心の高周波信号に対し、波長の4分の1の電気長を持ち、特性インピーダンスは50Ωである。4分の1波長伝送線路は、この線路の一端で計測された複素反射係数を、この線路の他端から計測したときには180度回転する効果を持つ。従って、送信モードでは、ノードYにおける短絡は、電気的にはノードXにおいて開路となるので、ダイオードDと移相回路網Pとを含む回路分岐は、ノードXから電気的にアイソレートされている。その結果、送信ポート2からこのスイッチ回路に入力される送信信号は、アンテナポート1に直接到達し、受信ポート3に至る経路は通らない。
受信モードでは、送信ポート2は、オフ状態のダイオードDによってノードXからアイソレートされている。同様に、ノードYからダイオードDを経てグランドに至る経路は、非常に高いインピーダンスのオフ状態のダイオードDによって、この回路からアイソレートされている。更に、受信用動作周波数範囲において、移相回路網Pは、受信ポート3において50Ωのインピーダンスで終端されている場合、50Ωのインピーダンスを持つように設計されている。従って、終端された受信ポート3、ダイオードDおよび移相回路網Pを含む回路分岐は、ノードXにおいて50Ωの負荷となるので、受信モードでは、アンテナポート1からこのスイッチ回路に入力される高周波信号は、移相回路網Pを経て受信ポート3に到達する。
ASMの低帯域部LBにおける単極双投型スイッチ(すなわち、ダイオードD,Dを含むスイッチ)は、上述の高帯域HBにおけるスイッチの動作と本質的に同様に動作する。但し、主な違いは、低帯域用スイッチの移相回路網Pは、低帯域側送信周波数範囲の中心の高周波信号に対し、波長の4分の1の電気長を持つよう設計されている点である。
ASMやFEMにおいて使用するためには、図3に示す単極双投型PINダイオードスイッチは以下の条件を満たす必要がある。その条件とは、すなわち、送信モードにおいて送信側からアンテナへの損失が少なく、受信モードにおいてアンテナから受信側への損失が少なく、受信モードにおいて送信側からアンテナへのアイソレーションが良好であり、送信モードにおいて送信側から受信側へのアイソレーションが良好であることである。
DCSおよびPCS帯域で動作するトリプルバンドGSM携帯電話機のASMの高帯域部において、ASMが送信モードのときの送信側から受信側へのアイソレーションのレベルは、特に重要である。その理由は、高帯域側送信帯域は、1710〜1785MHzと、1850〜1910MHzの周波数範囲に及び、高帯域側受信帯域は、1805〜1880MHzと、1930〜1990MHzの周波数範囲に及ぶからである(表1参照)。ここで、送信帯域と受信帯域は、1850〜1880MHzにおいて重なっていることが分かる。その結果、このスイッチが高帯域送信モードのとき、送信側から受信側へ漏出するいかなる信号も、1850〜1880MHzの周波数範囲では、携帯電話機の受信部によって減衰されることはない。以上の点と、高帯域の送信信号のレベルは通常+30dBmであり、携帯電話機の受信感度は通常−100dBmであるという事実を考え合わせると、携帯電話機の受信回路にハイレベルの送信信号が入力され、この受信回路を飽和させることを防ぐため、高帯域用スイッチには非常に高いアイソレーションが必要とされることが分かる。
図3に示す単極双投型のPINダイオードスイッチのアイソレーションは、市販のPINダイオードの電気的データを用いて概算することができる。
図3の回路が送信モードのとき、ダイオードD,Dはオン状態である。この場合、図3のノードYからグランド側を見たインピーダンスは、純粋な実数のインピーダンスであり、その値はRである(図2参照)。送信周波数の範囲において、移相回路網Pは、理想的な送信線路と同一の電気的特性を持つように構成されており、波長の4分の1の電気長を持ち、特性インピーダンスは50Ωである。従って、ダイオードDと移相回路網Pとを含む回路分岐による、ノードXにおけるインピーダンスZxは、以下の数式(1)によって表される。
Zx=50/R …(1)
図3の回路における送信モードのときの送信側から受信側へのアイソレーションのレベルは、以下の2つの要素(1),(2)によって決定される。
要素(1)は、ノードYからダイオードDを介してグランド側を見たインピーダンスRの、受信ポート3からグランド側を見たインピーダンスZRXに対する比率である。これは、以下の数式(2a)によってKとして表される。
=ZRX/R …(2a)
要素(2)は、ダイオードDと移相回路網Pとを含む回路分岐による、ノードXからグランド側を見たインピーダンスZの、アンテナポートからグランド側を見たインピーダンスZANTに対する比率である。これは、以下の数式(2b)によってKとして表される。
=Z/ZANT …(2b)
一般的に、アンテナポートにおけるインピーダンスは、受信ポート3におけるインピーダンスと同一であり、その値は50Ωである。この場合、KはKと等しく、以下の数式(2c)によって表される。
K=K=K=50/R …(2c)
K>>1のとき、図3に示す単極双投型PINダイオードスイッチの送信側から受信側へのアイソレーションのおよその値は、以下の数式(3)によって表される。
図3のPINダイオードスイッチの送信モード時における送信側から受信側へのアイソレーション≒20×Log(1/K) …(3)
一般的な市販のPINダイオードは、オン状態で、約2Ωの寄生抵抗Rを持つ。このようなダイオードでは、送信モードにおいて、ダイオードDと移相回路網Pとを含む回路分岐による、図3のノードXにおけるインピーダンスは、1250Ωである(数式(1)参照)。アンテナポートにおける負荷は公称50Ωであるので、比率Kは25である。この場合、送信モードにおける送信側から受信側へのアイソレーションは、約28dBである(数式(3)参照)。
場合によっては、より高いアイソレーションが必要とされることもある。例えば、前述のように、トリプルバンドGSM携帯電話機を高帯域送信モードで使用するときに、DCS用の受信回路へ漏れるPCS用の送信電力を最小限にすることが要求されるスイッチの場合などである。
欧州特許出願公開第EP1126624A3号明細書 米国特許出願公開第US2001/0027119A1号明細書 欧州特許出願公開第EP01089449A2号明細書 米国特許出願公開第US2002/0032038A1号明細書 米国特許第4637065号明細書
本発明の目的は、送信モードにおいて、送信側から受信側への高いアイソレーションを実現できる単極双投型のスイッチング回路を提供することにある。
本発明は、例えばマルチバンド携帯電話機の送信ポートまたは受信ポートに共通のアンテナポートを選択的に接続するための、高いアイソレーションのスイッチング回路を提供する。このスイッチング回路は、第1および第2の半導体ダイオードを備えており、第1のダイオードは、アノードが送信ポートに接続され、カソードが第1のノードに接続されている。この第1のノードは、アンテナポートと、移相およびインピーダンス変換用回路の一端との両方に接続されている。移相およびインピーダンス変換用回路の他端は、第2のノードに接続されている。第2のダイオードは、アノードが第2のノードに接続され、カソードが共振回路を介して接地されている。また、第2のノードは、インピーダンス変換装置を介して受信ポートに接続されている。移相およびインピーダンス変換用回路は、第2のノードにおける回路のインピーダンスを、第1のノードから計測したときに低下させる。言い換えると、移相およびインピーダンス変換用回路は、これがない場合に比べて、第1のノードから第2のノードを見たインピーダンスを低下させる。また、インピーダンス変換装置は、受信ポートのインピーダンスを、第2のノードから計測したときに上昇させる。言い換えると、インピーダンス変換装置は、これがない場合に比べて、第2のノードから受信ポートを見たインピーダンスを上昇させる。
本発明は、更に、例えばマルチバンド携帯電話機の送信ポートまたは受信ポートに共通のアンテナポートを選択的に接続するための、高いアイソレーションの他のスイッチング回路を提供する。このスイッチング回路は、第1、第2および第3の半導体ダイオードを備えており、第1のダイオードは、アノードが送信ポートに接続され、カソードが第1のノードに接続されている。この第1のノードは、アンテナポートと、移相回路網の一端との両方に接続されている。移相回路網の他端は第2のノードに接続されている。第2と第3のダイオードは、互いに並列に、第2のノードに接続され、第2のノードは更に、受信ポートに接続されている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前述のように、図3に示した単極双投型PINダイオードスイッチのアイソレーションは、2つの要素(1),(2)によって決定される。
要素(1)は、ノードYからダイオードDを介してグランド側を見たインピーダンスRの、受信ポート3からグランド側を見たインピーダンスZRXに対する比率である。これは、数式(2a)におけるKによって表される。
要素(2)は、ダイオードDと移相回路網Pとを含む回路分岐による、ノードXからグランド側を見たインピーダンスZの、アンテナポートからグランド側を見たインピーダンスZANTに対する比率である。これは、数式(2b)におけるKによって表される。
[第1の実施の形態]
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング回路を示す。このスイッチング回路は、高いアイソレーションを実現する単極双投型のPINダイオードスイッチである。このスイッチング回路は、比率KとKを共に増加させる。このスイッチング回路では、比率Kを増加させるために、受信ポート3とシャントダイオードDとの間に、巻数比が1対Nの昇圧トランス(変圧器)Tが設けられている。このトランスTは、受信ポート3を介してグランド側を見たインピーダンスを、ノードYから計測したときにN倍増加させる効果を持つので、比率KをN倍増加させることができる。
また、図4に示した回路は、ダイオードDと移相回路網Pとの間に、巻数比がN対1の降圧トランスTを含んでいる。トランスTの挿入は、オン状態のダイオードDのインピーダンスを、図4のノードWから計測したときにN分の1に低減する効果を持ち、同様に、オン状態のダイオードDのインピーダンスを、ノードX(移相回路網Pの反対側)から計測したときにN倍増加させる(数式(1)参照)。従って、ダイオードDと移相回路網Pとの間にトランスTを設けることは、比率KをN倍増加させる効果を持つ。図4に示した回路のその他の構成は、図3に示した回路と同様である。
ダイオードDの一端に昇圧トランスTと降圧トランスTを追加することにより、このスイッチング回路の受信モード時には、受信ポートのインピーダンスが、ノードXから計測した際には確実に50Ωに維持される一方、このスイッチング回路の送信モード時には、送信側から受信側へのアイソレーションが上昇する。図4に示した回路の送信モード時における送信ポート2から受信ポート3へのアイソレーションは、以下の数式(4)によって表される。
図4のスイッチング回路の送信モード時における送信側から受信側へのアイソレーション≒20×Log(1/NK) …(4)
例えば、図3の単極双投型PINダイオードスイッチのアイソレーションを約6dB上昇させるには、図4のトランスTの巻数比を1:√2とし、トランスTの巻数比を√2:1とする必要がある。
なお、ダイオードDの一端に昇圧トランスTと降圧トランスTを追加することは、このスイッチング回路の受信モード時に、ノードXにおいて計測されたオフ状態のダイオードDの寄生抵抗Rの低下をもたらすことに留意すべきである。これは、受信モード時にこのスイッチング回路の損失を増加させるという悪影響を及ぼす。
更に、適当なDC電圧を制御電圧入力端VC(表2参照)に印加することによってダイオードD,Dのオン・オフ状態の切り換えを確実に行なうには、図4に示した回路のトランスT,Tの2つの接地点にそれぞれDCブロッキングキャパシタCが必要とされることにも留意すべきである。
また、図4に示した回路は、2つのトランスT,Tの巻数比Nが√2以外の値となるように構成することもできる。Nを√2よりも大きい値にすると、送信モード時の送信側から受信側へのアイソレーションを更に増加させることができる。Nを√2よりも大きい値にした場合の短所は、オフ状態のダイオードの並行抵抗Rが減少し、その結果、受信モード時のこのスイッチング回路の損失が増加することである。
実際には、携帯電話の周波数範囲(1〜2GHz)で動作するトランスは、比較的大型で、信号経路に比較的大きな挿入損をもたらす。従って、図4に示した回路によって実現可能な高いアイソレーションという長所は、スイッチング回路の大型化や、スイッチング回路の受信経路における損失の増加といった点と比較検討する必要がある。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング回路を示す。動作周波数の帯域幅が動作周波数に比べて小さい場合、インピーダンス変換は、LC回路網を用いることによって実現できる。ほとんどの携帯電話方式の送受信帯域幅は動作周波数に比べて小さい(5〜10%、表1参照)ので、図4に示したスイッチング回路におけるトランスT,Tの代わりに、一組のインピーダンス変換用LC回路網LC,LCを用いた別の回路を構成することが可能である。図5に示したスイッチング回路は、このように一組のインピーダンス変換用LC回路網LC,LCを用いた、高いアイソレーションを実現する単極双投型のPINダイオードスイッチである。
本実施の形態において、LC回路網LCは、受信ポート3における負荷のインピーダンスを、ノードYから計測したときに上昇させるように設計され、LC回路網LCは、そのインピーダンスを本来の値に戻すように設計されている。図5に示した回路のその他の構成は、図4に示した回路と同様である。
このように、図5に示した回路が受信モードのとき、終端された受信ポート3とLC回路網LC,LCとを含む回路分岐による、ノードWからグランド側を見たインピーダンスは、受信ポート3で直接計測されたインピーダンスと同一である。
LC回路網のインピーダンス変換特性は、負荷による機能である。従って、図5の回路の送信モードにおいて、オン状態のダイオードDの非常に小さい寄生抵抗Rによって占められるノードYとグランドとの間のインピーダンスは、このスイッチング回路が受信モードのときと同様に低減されることはない(上記の説明参照)。従って、最適な送信動作を実現するには、LC回路網LCと移相回路網Pを合わせた効果が、ノードYにおける反射係数を、ノードXから計測したときには180度回転させることとなるように、図5の移相回路網Pの各素子の値を低減する必要がある。
本実施の形態において、図4のスイッチング回路とほぼ同等の送信側から受信側へのアイソレーションを実現するには、インピーダンス変換用回路網LCは、受信ポート3のインピーダンスを、ノードYから計測したときに2倍にする効果を持つ必要があり、インピーダンス変換用回路網LCは、受信ポート3のインピーダンスを、ノードWから計測したときに2分の1にする効果を持つ必要がある。
図5に示した回路は、小型であるという長所を持ち、更に、LC回路網のキャパシタとインダクタを多層基板に組み込むことができるという長所を持つので、図3の従来のPINダイオードスイッチに比べ、高いアイソレーションを実現するPINダイオードスイッチのために必要な追加スペースをより小さくすることができる。
図5の回路のノードYは、並列に接続された2つのキャパシタを介してグランドに接続されている。一方のキャパシタは、インピーダンス変換用回路網LCの一部であり、他方のキャパシタは、インピーダンス変換用回路網LCの一部である。これらの2つのキャパシタは、インピーダンス変換用回路網LC,LCのシャントキャパシタのキャパシタンスの2倍の単一のキャパシタと置き換えることができる。図6は、図5のノードYに接続された2つのシャントキャパシタの代わりに単一のキャパシタCを用いた回路を示す。この変形例は、高いアイソレーションを実現するために必要な素子の数を更に減らすことができるという長所を持つ。図6における2つの素子Lは、図5のインピーダンス変換用回路網LC,LCのそれぞれのインダクタを表す。
要求される2倍および0.5倍のインピーダンス変換を実現可能な、図6のLとCの各値は、周波数に依存し、以下の数式(5),(6)によって表される。
=Z/ωTX …(5)
=1/ZωTX …(6)
ここで、Zはこのシステムの特性インピーダンス(通常50Ω)であり、ωTXは高帯域側送信帯域の中心の角周波数である。
前述のように、図4に示した第1の実施の形態に係る回路の目的は、比率K,Kを共に増加させることであった。同様に、図5では、受信ポート3のインピーダンスを、ノードYから計測したときに上昇させるため、図4のトランスTをLC回路網LCに置き換えてもよく、また、図4のトランスTをLC回路網LCに置き換えることによって、受信ポート3のインピーダンスを、ノードWから計測したときに減少させて、50Ωに戻すことができることを示した。
図4のダイオードDがオン状態のとき、ノードYからグランド側を見たインピーダンスは、主にオン状態のダイオードDの寄生抵抗Rによって決定される。従って、送信モード時に、図4のノードYにおいて計測される複素反射係数は、−1に近い、純粋な実数の値を持つ。同様に、送信モード時に、図4のノードWにおいて計測される複素反射係数は、−1に近い、純粋な実数の値を持つ。移相回路網Pは、図4のノードWにおける複素反射係数を180度回転させる効果を持つので、この複素反射係数は、ノードXから計測されたとき、+1に近い値を持つ。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るスイッチング回路を示す。図5の回路では、送信モードのとき、インピーダンス変換用回路網LCと移相回路網Pの組み合わせは、ノードYにおける反射係数を、ノードXから計測したときに180度回転させる効果を持つ。しかしながら、図5のインピーダンス変換用回路網LCと移相回路網Pの効果を、図7に示すような、より単純な回路、すなわち移相回路網Pと組み合わせることも可能である。本実施の形態では、移相回路網Pは、素子C11,L11,C12を備えた別の移相回路網Pと置き換えられている。なお、移相回路網Pが、このスイッチング回路の受信モード時に、ノードYにおけるインピーダンスを50Ωに戻すように変換する機能と、このスイッチング回路が送信モードのとき、ノードYにおける複素反射係数を、ノードXから計測したときには180度回転させる機能の2つの機能を持つように、3つの素子C11,L11,C12が選択される。図7に示した回路のその他の構成は、図5に示した回路と同様である。
図7では、ノードYからグランドに接続された2つのキャパシタが設けられている。前述のように、これら2つのキャパシタは、ノードYに接続されたこれらの2つのキャパシタのキャパシタンスの合計と等しいキャパシタンスを持つ単一のキャパシタと置き換えることができる。そのような構成を、図8に示す。ここでは、図7におけるノードYに接続された2つのシャントキャパシタが、図8のノードYに接続された単一のシャントキャパシタCに置き換えられている。前述のように、素子Lは、図7のインピーダンス変換用回路網LCにおけるインダクタを表し、素子L11,C12の各値は、図7における各値から変更されていない。
[第4の実施の形態]
図9は、本発明の第4の実施の形態に係るスイッチング回路を示す。数式(3)より、50Ωのインピーダンスで各ポートにおいて終端されるように設計されている、図3に示したような単極双投型スイッチにおいて、送信モード時の送信側から受信側へのアイソレーションは、主に、オン状態のダイオードDの寄生抵抗Rによって決定されることが分かる。従って、寄生抵抗Rを低減することは、このスイッチの送信モード時における送信側から受信側へのアイソレーションを向上させる効果をもたらす。
より高いアイソレーションを実現する他の方法としては、図3の単一のダイオードDの代わりに、一組のダイオードD′,D″を並列に接続する方法がある。そのように構成した回路を図9に示す。図9に示した回路のその他の構成は、図3に示した回路と同様である。
ノードYにダイオードD′,D″を並列に接続することで、オン状態のダイオードによる、グランドに対する寄生インピーダンスが半分になる。その結果、図9に示したスイッチング回路では、図3に示したような、ノードYに単一のダイオードのみ接続している単極双投型PINダイオードスイッチの場合と比べて、送信モード時における送信側から受信側へのアイソレーションが約6dB上昇する(数式(3)参照)。
図9のスイッチング回路の送信モード時における送信側から受信側へのアイソレーションは、ノードYにいくつかのダイオードを並列に接続することによって更に向上させることができる。しかしながら、ノードYに複数のダイオードを接続することは、これらのダイオードがオフ状態のとき、ノードYにおける寄生抵抗を減少させるという短所を持ち、そのため、受信モード時にこのスイッチの損失を増加させるという悪影響をもたらす。
[第5の実施の形態]
図10は、本発明の第5の実施の形態に係るスイッチング回路を示す。送信モード時に送信ポートから受信ポートへの非常に高いアイソレーションを実現するASMは、3つのダイオードD,D,Dを用いた、図10に示す回路構成によって実現可能である。この回路では、ダイオードDのアノードは、第2の移相回路網Pを介してノードYに接続されている。ダイオードDのカソードは、インダクタンスLとキャパシタンスCを備えた共振回路を介して接地されている。ノードYと反対側の移相回路網Pの端部(ノードZ)は、受信ポート3に接続されている。図10に示した回路のその他の構成は、図3に示した回路と同様である。図10に示した回路では、送信モード(3つのダイオードは全てオン状態)において、オン状態のダイオードDの低い抵抗と、LとCを備えた共振回路により、ノードZにおいて短絡が生じ、このノードZにおけるインピーダンスは、移相回路網Pにより、ノードYにおいて非常に高い値に変換される。ノードYでは、オン状態のダイオードDの低いインピーダンスと、LとCを備えた共振回路により、第2の短絡が生じる。この構成により、ノードYからダイオードDを経由してグランド側を見たインピーダンスに対する、ノードYから受信ポート側のグランドを見たインピーダンスの比率が最大になり、従って、ノードYに到達する漏出電力のうち、ダイオードDを介してグランドに流れる電力、言い換えると受信ポートからは遮断される電力の比率が最大になる。移相回路網Pは、複素反射係数を180度回転させることによって、ノードYにおける短絡を、ノードXでは開路に変換する。その結果、この回路における受信分岐路は、ノードXにおいてこのスイッチング回路に負荷を与えない。
図10の回路は、このスイッチング回路の送信モード時に、送信ポート2から受信ポート3へのアイソレーションを、図3の回路に比べて約2倍向上させることができる。例えば、市販のPINダイオードを用いた場合、図3の単極双投型PINダイオードスイッチでは約28dBのアイソレーションが得られるのに対し、図10の回路によれば、約56dBのアイソレーションを実現することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく変形もしくは変更することができる。
従来のデュアルバンドASMを示す回路図である。 オフ状態のPINダイオードの等価回路およびオン状態のPINダイオードの等価回路を示す回路図である。 従来の単極双投型PINダイオードスイッチを示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング回路の変形例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスイッチング回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスイッチング回路の変形例を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスイッチング回路を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係るスイッチング回路を示す回路図である。
符号の説明
2…送信ポート、3…受信ポート、10…アンテナポート、D,D…ダイオード、P…移相回路網、T…降圧トランス、T…昇圧トランス。

Claims (15)

  1. 送信ポートまたは受信ポートに共通のアンテナポートを選択的に接続するための、高アイソレーションのスイッチング回路であって、
    第1および第2の半導体ダイオードと、移相およびインピーダンス変換用回路と、インピーダンス変換装置とを備え、
    前記第1のダイオードは、アノードが前記送信ポートに接続され、カソードが第1のノードに接続され、
    前記第1のノードは、前記アンテナポートと、前記移相およびインピーダンス変換用回路の一端との両方に接続され、
    前記移相およびインピーダンス変換用回路の他端は、第2のノードに接続され、
    前記第2のダイオードは、アノードが前記第2のノードに接続され、カソードが共振回路を介して接地され、
    前記第2のノードは、前記インピーダンス変換装置を介して前記受信ポートに接続され、
    前記移相およびインピーダンス変換用回路は、前記第2のノードにおける回路のインピーダンスを、前記第1のノードから計測したときに低下させ、前記インピーダンス変換装置は、前記受信ポートのインピーダンスを、前記第2のノードから計測したときに上昇させることを特徴とするスイッチング回路。
  2. 前記移相およびインピーダンス変換用回路は、移相回路と、前記第2のノードと前記移相回路の間に接続された第2のインピーダンス変換装置とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスイッチング回路。
  3. 前記第1および第2のインピーダンス変換装置は、それぞれトランスであることを特徴とする請求項2記載のスイッチング回路。
  4. 前記第1および第2のインピーダンス変換装置は、それぞれLC回路であることを特徴とする請求項2記載のスイッチング回路。
  5. 前記第1および第2のインピーダンス変換装置としての2つのLC回路は、共通のキャパシタを共有することを特徴とする請求項4記載のスイッチング回路。
  6. 前記第1および第2のインピーダンス変換装置は、それぞれ、対応するインピーダンスを約2倍および約2分の1にすることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のスイッチング回路。
  7. 前記移相およびインピーダンス変換用回路は、移相機能とインピーダンス変換機能を兼ね備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング回路。
  8. 前記インピーダンス変換装置は、LC回路であることを特徴とする請求項7記載のスイッチング回路。
  9. 前記インピーダンス変換装置としてのLC回路と前記移相およびインピーダンス変換用回路は、共通のキャパシタを共有することを特徴とする請求項8記載のスイッチング回路。
  10. 前記移相およびインピーダンス変換用回路と前記インピーダンス変換装置は、それぞれ、対応するインピーダンスを約2分の1および約2倍にすることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のスイッチング回路。
  11. 前記半導体ダイオードは、PINダイオードであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のスイッチング回路。
  12. 送信ポートまたは受信ポートに共通のアンテナポートを選択的に接続するための、高アイソレーションのスイッチング回路であって、
    第1、第2および第3の半導体ダイオードと移相回路網とを備え、
    前記第1のダイオードは、アノードが前記送信ポートに接続され、カソードが第1のノードに接続され、
    前記第1のノードは、前記アンテナポートと、前記移相回路網の一端との両方に接続され、
    前記移相回路網の他端は、第2のノードに接続され、
    前記第2および第3のダイオードは、互いに並列に前記第2のノードに接続され、
    前記第2のノードは、更に、前記受信ポートに接続されることを特徴とするスイッチング回路。
  13. 前記第2および第3のダイオードのアノードは、共に前記第2のノードに接続され、前記第2と第3のダイオードのカソードは、共に共振回路の一端に接続され、前記共振回路の他端は接地されていることを特徴とする請求項12記載のスイッチング回路。
  14. 前記第2のダイオードのアノードは、前記移相回路網としての第1の移相回路網の他端に接続された前記第2のノードに接続され、前記第2のダイオードのカソードは、第1の共振回路を介して接地され、前記第3のダイオードのアノードは、第2の移相回路網を介して前記第2のノードに接続され、前記第3のダイオードのカソードは、第2の共振回路を介して接地され、前記第2のノードと反対側の前記第2の移相回路網の端部は、前記受信ポートに接続されることを特徴とする請求項12記載のスイッチング回路。
  15. 前記半導体ダイオードは、PINダイオードであることを特徴とする請求項12ないし14のいずれかに記載のスイッチング回路。
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