JP2005064894A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る画像読み取り装置は、原稿が納まる第一の原稿窓と、前記第一の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第一の原稿支持手段とを有する原稿ホルダと、筐体の上壁部に設けられる矩形の原稿台であって前記原稿ホルダを載置するための原稿台と、前記上壁部に設けられ前記原稿ホルダを前記原稿台上に位置決めする位置決め手段であって、前記原稿台の一辺の近傍に設けられる嵌合部と前記一辺の近傍に設けられる係合部であって前記嵌合部から前記一辺に沿って所定距離離間して設けられる係合部とを有する位置決め手段と、イメージセンサを副走査方向に搬送する副走査手段と、を備え、前記原稿ホルダは、前記嵌合部に嵌合する第一の嵌合手段と、前記係合部に係合する第一の係合手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
図2は、本発明の一実施例に係る画像読み取り装置が一体化されている複合機1を示す模式図である。複合機1は、画像読み取り装置としてのスキャナ部2とプリンタ部3とを備えている。原稿カバー11はヒンジにより原稿台61の盤面を開放した姿勢から原稿台61の盤面を覆う姿勢に揺動可能に筐体12に連結されている。原稿カバー11は原稿台61の盤面に載置された原稿ホルダ80を押さえるとともに、透過原稿用光源33a(図3参照)あるいは反射原稿用光源33b(図3参照)の放射光以外の光が原稿ホルダ80を照らすことがないよう原稿台61を覆うものである。尚、複合機1は原稿台に直に載置された反射原稿を読み取ることも可能である。
リニアイメージセンサ30は、フォトダイオード等の受光素子が図3において紙面垂直方向に直線状に並ぶ姿勢でキャリッジ31に搭載されている。リニアイメージセンサ30は、可視光、赤外光、紫外光等、所定の波長領域の光を光電変換して得られる電荷を受光素子に一定時間蓄積し、受光素子ごとの受光量に応じた電気信号をCCD(Charge Coupled Device)、MOSトランジスタスイッチ等を用いて出力する。
副走査手段としての第一副走査駆動部37(図4参照)は、リニアイメージセンサ30の長手方向に垂直に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸38、キャリッジモータ39、駆動ベルト40、駆動回路などを備えている。キャリッジモータ39がキャリッジ31を駆動ベルト40で牽引することでリニアイメージセンサ30と原稿ホルダ80とが走査線に垂直な方向W(副走査方向)に相対移動するため、二次元画像の走査が可能となる。
第二主走査駆動部49(図4参照)は、プラテン50の軸と平行に架設されキャリッジ44を摺動可能に保持する摺動軸51、キャリッジモータ52、駆動ベルト53、駆動回路などを備える。キャリッジモータ52がキャリッジ44を駆動ベルト53で牽引することで記録ヘッド43が摺動軸51の軸方向に往復移動する。
図5は、筐体12の上面図である。尚、図5では原稿カバー11を取り外した状態を示している。図中のX方向は主走査方向、Y方向は副走査方向を示している。筐体12の上壁部71には矩形の開口部が形成されており、透明なガラス板などの原稿台61によって閉塞されている。筐体12の上壁部71には円形の穴として形成されている嵌合部62が原稿台61の原点Qの近傍に設けられている。嵌合部62を原点Qの近傍に形成すると原点Qと嵌合部62との距離が短くなるため、離れている場合に比べて原点Qに対する嵌合部62の主走査方向及び副走査方向の位置精度を向上させ易い。原点Qに対する嵌合部62の位置精度は原点Qに対する原稿の位置精度に影響するため、従って嵌合部62の位置精度が向上すると、結果として原点Qに対して原稿を精度よく位置決めできることになる。また、嵌合部62を円形の穴として形成すると、円形の穴は四角などに比べて精度をだし易いため、製造が容易になるという効果がある。係合部63は、原稿台61の近傍の位置であって嵌合部62から原稿台61の一つの辺64に沿って所定距離離間した位置に溝として形成されている。係合部63は、その短手方向であるa方向の幅が、後述する第一の係合手段が有する円柱状のボス、及び後述する第二の係合手段が有する円柱状のボスの外径に一致するように形成されている。原稿ホルダ80は、辺64に平行な方向については嵌合部62によって位置決めされるため、係合部63は辺64に交差する方向についての位置決め精度だけを確保すればよい。係合部63を溝として形成すると、交差する方向についての位置決め精度だけを確保すればよくなるため係合部63の形成が容易になる。また、係合部63を溝として形成すると、円形の穴として形成する場合に比べて後述する第一の係合手段を係合させ易いという効果もある。また、係合部63を原稿台61の近傍に設けると、係合部63と原稿台61との距離が離れている場合に比べて辺64に対する係合部63の位置精度を向上させ易い。辺64に対する係合部63の位置精度が低いと、原稿ホルダ80が精度よく形成されていたとしても係合部63の影響で原稿ホルダ80が辺64に対して傾いてしまい、結果として原稿の位置精度が低下してしまう。係合部63を原稿台61の近傍に設けると係合部63の位置精度を向上でき、原稿の位置精度を向上できる。
図6(A)は原稿ホルダ80の表面の上面図であり、図6(B)は側面図である。図7は原稿ホルダ80の裏面の上面図である。原稿ホルダ80は、ホルダ本体81、複数の第一の原稿窓82、第二の原稿窓83、第一の嵌合手段としての第一嵌合部87、第一の係合手段としての第一係合部86、第二の嵌合手段としての第二嵌合部84、及び第二の係合手段としての第二係合部85、第一の原稿支持手段としての枠部材88、及び第二の原稿支持手段としての枠部材89を備える。
第一の原稿支持手段は第一の原稿窓82毎に設けられ、各第一の原稿支持手段は枠部材88と押圧手段としての2つの爪部89とを備える。枠部材88は上部材と下部材とで構成され、上部材と下部材とで透過原稿Mの縁部を狭持することにより透過原稿Mを支持する。枠部材88は、原稿ホルダ80が原稿台61に載置された状態で第一の原稿窓82に嵌合される。第一の原稿窓82の隣り合う2つの内周壁には2つの凹み部91が設けられており、爪部89は凹み部91から当該凹み部91が形成されている内周壁に対向する内周壁側に突出し、突出した方向に交差する方向に曲がって延びる形状に形成されている。爪部89の先端部は対向する内周壁側に僅かに突出する当接部90が設けられている。爪部89は弾性を有しており、第一の原稿窓82に枠部材88が嵌合されたとき、一方の当接部90が対向する内周壁側に押圧することにより枠部材88をa方向に位置決めし、同様に他方の爪部89が押圧することで枠部材88をb方向に位置決めする。この結果、透過原稿Mが原稿ホルダ80に対して精度よく位置決めされる。当接部90には表面に交差する方向の先端側から裏面側に向かってa方向に傾斜する斜面が形成されており、枠部材88を第一の原稿窓82に嵌合するとき枠部材88は斜面に案内される。このため、枠部材88を嵌合することが容易である。
S105では、プレスキャンを実行し、低解像度のディジタル画像を作成する。作成後、作成したディジタル画像から第一の原稿窓82の内側の領域に対応するディジタル画像上の領域を切り出す。すなわち、各原稿を表す領域を切り出す。
S110では、ユーザはプレスキャンで作成されたディジタル画像をLCDで確認し、印刷する画像を選択する。具体的には、S105で切り出した各原稿の画像をLCDに表示し、ユーザは操作部17を操作してコピーする原稿を選択する。
S125では、読み取り領域全体についての読み取りと印刷とが完了したか否かを判定し、完了していれば処理を終了する。完了していなければS115に戻って完了するまでS115〜S120までの処理を繰り返す。
Claims (6)
- 原稿が納まる第一の原稿窓と、前記第一の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第一の原稿支持手段とを有する原稿ホルダと、
筐体の上壁部に設けられる透明な矩形の原稿台であって前記原稿ホルダを載置するための原稿台と、
前記上壁部に設けられ前記原稿ホルダを前記原稿台上に位置決めする位置決め手段であって、前記原稿台の一辺の近傍に設けられる嵌合部と前記一辺の近傍に設けられる係合部であって前記嵌合部から前記一辺に沿って所定距離離間して設けられる係合部とを有する位置決め手段と、
前記原稿台上に載置されている前記原稿ホルダに支持されている原稿の光学像を光電変換して電気信号を出力するイメージセンサと、
前記イメージセンサを副走査方向に搬送する副走査手段と、
を備え、前記原稿ホルダは、前記嵌合部に嵌合する第一の嵌合手段と、前記係合部に係合する第一の係合手段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記第一の嵌合手段は円柱状のボスを有し、
前記嵌合部は前記原稿台の原点の近傍に設けられる円形の穴であることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。 - 前記第一の係合手段は円柱状のボスを有し、
前記係合部は、前記一辺に沿って延びる溝であって短手方向の幅が前記第一の係合手段が有するボスの外径に一致する溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。 - 前記第一の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第一の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第一の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像読み取り装置。
- 前記第一の原稿窓は矩形に形成され、
前記第一の原稿支持手段は、原稿を支持し前記第一の原稿窓に嵌合される枠部材と、前記第一の原稿窓の内周壁に設けられ前記枠部材を対向する内周壁側に押圧して位置決めする押圧手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。 - 前記原稿ホルダは、前記第一の原稿窓とは異なる種類の原稿が納まる第二の原稿窓と、前記第二の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第二の原稿支持手段と、前記嵌合部に嵌合する第二の嵌合手段と、前記係合部に係合する第二の係合手段とを更に有し、前記第二の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第二の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第二の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
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JP2007088616A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Seiko Epson Corp | 画像読み取り装置及びその原稿ホルダ |
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