JP2005064894A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿を精度よく位置決めし、且つ振動による画質の低下を防止する画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る画像読み取り装置は、原稿が納まる第一の原稿窓と、前記第一の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第一の原稿支持手段とを有する原稿ホルダと、筐体の上壁部に設けられる矩形の原稿台であって前記原稿ホルダを載置するための原稿台と、前記上壁部に設けられ前記原稿ホルダを前記原稿台上に位置決めする位置決め手段であって、前記原稿台の一辺の近傍に設けられる嵌合部と前記一辺の近傍に設けられる係合部であって前記嵌合部から前記一辺に沿って所定距離離間して設けられる係合部とを有する位置決め手段と、イメージセンサを副走査方向に搬送する副走査手段と、を備え、前記原稿ホルダは、前記嵌合部に嵌合する第一の嵌合手段と、前記係合部に係合する第一の係合手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像読み取り装置に関する。
原稿を載置するための原稿台を筐体の上壁部に備え、イメージセンサを副走査方向に搬送して原稿を読み取る所謂フラットベッド型の画像読み取り装置が知られている。こうした画像読み取り装置には、フィルムなどの透過原稿を支持する原稿ホルダを備え、原稿ホルダに支持されて原稿台に載置された透過原稿を読み取るものも知られている(例えば特許文献1参照。)。
また、画像読み取り装置とプリンタとを一体化した所謂複合機が知られている。こうした複合機によると、画像読み取り装置で原稿を読み取り、作成したディジタル画像をプリンタで印刷することにより、原稿のコピーを行うことができる。この場合、読み取りと印刷とを並行して行うとコピーに要する時間を短縮できる。
特開2003−5304号公報
原稿ホルダに支持されている原稿を読み取る場合、イメージセンサを搬送するモータの回転やキャリッジの移動などにより読み取り中に振動が発生し、その振動によって原稿ホルダが位置ズレするという問題がある。読み取り中に原稿ホルダが位置ズレすると、作成したディジタル画像に色ズレが生じて画質が低下してしまうことになる。また、複合機の場合は印刷時の記録ヘッドの往復移動による振動が大きいため、画像読み取り装置単体のときより更に激しく振動する。このため原稿のコピーを行う場合、読み取りと印刷とを並行して行うと画像読み取り装置側で作成するディジタル画像の画質が更に低下してしまうことになる。
また、原稿を読み取る場合、原稿台上の読み取り領域に原稿を精度よく位置決めしないと、読み取り領域から外れた本来読み取られるべき領域が読み取られなくなり、代わりにディジタル画像に不要な領域が生じてしまう。このため原稿ホルダは原稿を読み取り領域に精度よく位置決めする必要がある。具体的には例えば原稿ホルダを主走査方向及び副走査方向に精度よく位置決めすることや、原稿台に対する原稿ホルダの傾きの低減、所謂スキューの低減や、原稿ホルダ自体に対する原稿の位置決め精度の向上などが要求される。
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、原稿を精度よく位置決めし、且つ振動による画質の低下を防止する画像読み取り装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿が納まる第一の原稿窓と、前記第一の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第一の原稿支持手段とを有する原稿ホルダと、筐体の上壁部に設けられる透明な矩形の原稿台であって前記原稿ホルダを載置するための原稿台と、前記上壁部に設けられ前記原稿ホルダを前記原稿台上に位置決めする位置決め手段であって、前記原稿台の一辺の近傍に設けられる嵌合部と前記一辺の近傍に設けられる係合部であって前記嵌合部から前記一辺に沿って所定距離離間して設けられる係合部とを有する位置決め手段と、前記原稿台上に載置されている前記原稿ホルダに支持されている原稿の光学像を光電変換して電気信号を出力するイメージセンサと、前記イメージセンサを副走査方向に搬送する副走査手段と、を備え、前記原稿ホルダは、前記嵌合部に嵌合する第一の嵌合手段と、前記係合部に係合する第一の係合手段とを有することを特徴とする。この画像読み取り装置によると、嵌合部と係合部とが原稿台の同じ一つの辺の近傍に設けられるため、嵌合部に対する係合部の主走査方向の位置精度、あるいは係合部に対する嵌合部の主走査方向の位置精度を向上させ易い。この結果、原稿ホルダの主走査方向の位置決め精度を向上でき、且つ原稿台に対する原稿ホルダのスキューを低減できる。従って原稿の位置決め精度を向上できる。また、原稿ホルダを筐体に固定できるため、振動が発生したとしても原稿台に対して原稿ホルダが位置ズレしない。このため、作成するディジタル画像に対する振動の影響を低減できる。よってこの画像読み取り装置によると、原稿を精度よく位置決めでき、且つ振動による画質の低下を防止できる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記第一の嵌合手段は円柱状のボスを有し、前記嵌合部は前記原稿台の原点の近傍に設けられる円形の穴であることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、嵌合部が原点の近傍に設けられるため、原点に対する嵌合部の位置精度を向上させることができ、原稿を更に精度よく位置決めできる。また、ボス及び穴を円形にすると、例えば四角にする場合に比べてボス及び穴の精度を向上させ易い。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記第一の係合手段は円柱状のボスを有し、前記係合部は、前記一辺に沿って延びる溝であって短手方向の幅が前記第一の係合手段が有するボスの外径に一致する溝であることを特徴とする。この画像読み取り装置によると、原稿ホルダは前記一辺に平行な方向については嵌合部によって位置決めされるため、係合部は前記一辺に交差する方向についてのみ位置決めすればよい。係合部を溝として設けると、交差する方向についての位置決め精度だけを確保すればよくなるため係合部の形成が容易になる上、穴として設ける場合に比べて第一の係合手段を係合させ易くなる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記第一の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第一の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第一の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする。原稿を原稿台の中央で支持すると、中央からずれた位置で支持する場合に比べて画質を向上できる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記第一の原稿窓は矩形に形成され、前記第一の原稿支持手段は、原稿を支持し前記第一の原稿窓に嵌合される枠部材と、前記第一の原稿窓の内周壁に設けられ前記枠部材を対向する内周壁側に押圧して位置決めする押圧手段とを有することを特徴とする。この画像読み取り装置によると、原稿ホルダに対して原稿を精度よく位置決めできる。
さらに本発明に係る画像読み取り装置では、前記原稿ホルダは、前記第一の原稿窓とは異なる種類の原稿が納まる第二の原稿窓と、前記第二の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第二の原稿支持手段と、前記嵌合部に嵌合する第二の嵌合手段と、前記係合部に係合する第二の係合手段とを更に有し、前記第二の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第二の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第二の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする。この画像読み取り装置によると、一つの原稿ホルダで2種類の原稿を原稿台の中央に支持することができる。このため、原稿の種類より少ない数の原稿ホルダでいずれの種類の原稿についても画質を向上できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。本実施例では画像読み取り装置とプリンタとが一体化された所謂複合機を例に説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る画像読み取り装置が一体化されている複合機1を示す模式図である。複合機1は、画像読み取り装置としてのスキャナ部2とプリンタ部3とを備えている。原稿カバー11はヒンジにより原稿台61の盤面を開放した姿勢から原稿台61の盤面を覆う姿勢に揺動可能に筐体12に連結されている。原稿カバー11は原稿台61の盤面に載置された原稿ホルダ80を押さえるとともに、透過原稿用光源33a(図3参照)あるいは反射原稿用光源33b(図3参照)の放射光以外の光が原稿ホルダ80を照らすことがないよう原稿台61を覆うものである。尚、複合機1は原稿台に直に載置された反射原稿を読み取ることも可能である。
図3は複合機1の構成を示す模式図であり、図4は複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。
リニアイメージセンサ30は、フォトダイオード等の受光素子が図3において紙面垂直方向に直線状に並ぶ姿勢でキャリッジ31に搭載されている。リニアイメージセンサ30は、可視光、赤外光、紫外光等、所定の波長領域の光を光電変換して得られる電荷を受光素子に一定時間蓄積し、受光素子ごとの受光量に応じた電気信号をCCD(Charge Coupled Device)、MOSトランジスタスイッチ等を用いて出力する。
縮小光学系32は、透過原稿用光源33a、反射原稿用光源33b、ミラー34及びレンズ35などで構成されている。反射原稿用光源33b、ミラー34及びレンズ35はキャリッジ31に搭載されており、透過原稿用光源33aは原稿カバー11に収容されている。透過原稿用光源33aは蛍光管ランプ等の管照明装置から構成されている。原稿ホルダ80に載置されている透過原稿を読み取る場合は透過原稿用光源33aを点灯し、ミラー34及びレンズ35は照射された透過原稿の走査線上の透過光像をリニアイメージセンサ30に結像させる。これにより透過原稿の主走査線上の光学像をリニアイメージセンサ30に入力する。
第一主走査駆動部36(図4参照)は、リニアイメージセンサ30を駆動するために必要な駆動パルスをリニアイメージセンサ30に出力する駆動回路である。第一主走査駆動部36は、例えば同期信号発生器、駆動用タイミングジェネレータ等から構成される。
副走査手段としての第一副走査駆動部37(図4参照)は、リニアイメージセンサ30の長手方向に垂直に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸38、キャリッジモータ39、駆動ベルト40、駆動回路などを備えている。キャリッジモータ39がキャリッジ31を駆動ベルト40で牽引することでリニアイメージセンサ30と原稿ホルダ80とが走査線に垂直な方向W(副走査方向)に相対移動するため、二次元画像の走査が可能となる。
AFE(Analog Front End)部41(図4参照)は、アナログ信号処理部、A/D変換器等から構成される。アナログ信号処理部は、リニアイメージセンサ30から出力された電気信号に対して増幅、雑音低減処理等のアナログ信号処理を施して出力する。A/D変換器は、アナログ信号処理部から出力された電気信号を所定ビット長のディジタル表現の出力信号に量子化して出力する。
ディジタル画像処理部42(図4参照)は、AFE部41から出力された出力信号に対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化等の処理を行ってディジタル画像を作成する。尚、ディジタル画像処理部42で施す上記各種の処理は、制御部56で実行するコンピュータプログラムによる処理に置き換えてもよい。
記録ヘッド43は、キャリッジ44に設けられ、インクを吐出する複数のノズル45、ピエゾ素子46、インクを導くインク通路47などを備える。ピエゾ素子46はインク通路47の側壁に接する位置に設けられ、駆動電圧が印加されると急速に伸長してインク通路47の側壁を変形させる。インク通路47の体積はピエゾ素子46の伸張に応じて収縮し、その収縮分に相当するインクがノズル45から高速に吐出される。
ヘッド駆動部48(図4参照)は、制御部56(図4参照)から出力された印刷信号に基づいて駆動電圧をピエゾ素子46に印加する回路である。
第二主走査駆動部49(図4参照)は、プラテン50の軸と平行に架設されキャリッジ44を摺動可能に保持する摺動軸51、キャリッジモータ52、駆動ベルト53、駆動回路などを備える。キャリッジモータ52がキャリッジ44を駆動ベルト53で牽引することで記録ヘッド43が摺動軸51の軸方向に往復移動する。
第二副走査駆動部54(図4参照)は、紙送りモータ55、紙送りモータ55の回転をプラテン50と図示しない用紙搬送ローラとに伝達する歯車列、駆動回路などを備える。紙送りモータ55がプラテン50と図示しない用紙搬送ローラとを回転させることで、主走査方向軸に交差する図3において紙面に垂直な方向(副走査方向)に印刷用紙Mが移動する。
図4に示すように、制御部56はCPU57、ROM58及びRAM59を備えている。CPU57はROM58に記憶されたコンピュータプログラムを実行して複合機1の各部を制御する。ROM58は各種のプログラムやデータを記憶しているメモリであり、RAM59は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。
操作部17は、読み取りボタン、コピーボタン、印刷ボタン、プレスキャンで読み取った画像からコピーする画像を選択したり所定のメニューから設定項目を選択したりするための上ボタンや下ボタンなどの複数の押しボタン、プレスキャンで読み取った画像やメニューを表示するための表示装置、エラーを通知するためのLEDなどを備える。ユーザはそれら各種のボタンを操作することによって複合機1に対して印刷やその他必要な指示を入力することができる。尚、制御部56と操作部17とはスキャナ部2としてもプリンタ部3としても機能する。
次に、位置決め手段について説明する。
図5は、筐体12の上面図である。尚、図5では原稿カバー11を取り外した状態を示している。図中のX方向は主走査方向、Y方向は副走査方向を示している。筐体12の上壁部71には矩形の開口部が形成されており、透明なガラス板などの原稿台61によって閉塞されている。筐体12の上壁部71には円形の穴として形成されている嵌合部62が原稿台61の原点Qの近傍に設けられている。嵌合部62を原点Qの近傍に形成すると原点Qと嵌合部62との距離が短くなるため、離れている場合に比べて原点Qに対する嵌合部62の主走査方向及び副走査方向の位置精度を向上させ易い。原点Qに対する嵌合部62の位置精度は原点Qに対する原稿の位置精度に影響するため、従って嵌合部62の位置精度が向上すると、結果として原点Qに対して原稿を精度よく位置決めできることになる。また、嵌合部62を円形の穴として形成すると、円形の穴は四角などに比べて精度をだし易いため、製造が容易になるという効果がある。係合部63は、原稿台61の近傍の位置であって嵌合部62から原稿台61の一つの辺64に沿って所定距離離間した位置に溝として形成されている。係合部63は、その短手方向であるa方向の幅が、後述する第一の係合手段が有する円柱状のボス、及び後述する第二の係合手段が有する円柱状のボスの外径に一致するように形成されている。原稿ホルダ80は、辺64に平行な方向については嵌合部62によって位置決めされるため、係合部63は辺64に交差する方向についての位置決め精度だけを確保すればよい。係合部63を溝として形成すると、交差する方向についての位置決め精度だけを確保すればよくなるため係合部63の形成が容易になる。また、係合部63を溝として形成すると、円形の穴として形成する場合に比べて後述する第一の係合手段を係合させ易いという効果もある。また、係合部63を原稿台61の近傍に設けると、係合部63と原稿台61との距離が離れている場合に比べて辺64に対する係合部63の位置精度を向上させ易い。辺64に対する係合部63の位置精度が低いと、原稿ホルダ80が精度よく形成されていたとしても係合部63の影響で原稿ホルダ80が辺64に対して傾いてしまい、結果として原稿の位置精度が低下してしまう。係合部63を原稿台61の近傍に設けると係合部63の位置精度を向上でき、原稿の位置精度を向上できる。
次に、原稿ホルダ80について説明する。
図6(A)は原稿ホルダ80の表面の上面図であり、図6(B)は側面図である。図7は原稿ホルダ80の裏面の上面図である。原稿ホルダ80は、ホルダ本体81、複数の第一の原稿窓82、第二の原稿窓83、第一の嵌合手段としての第一嵌合部87、第一の係合手段としての第一係合部86、第二の嵌合手段としての第二嵌合部84、及び第二の係合手段としての第二係合部85、第一の原稿支持手段としての枠部材88、及び第二の原稿支持手段としての枠部材89を備える。
複数の第一の原稿窓82は、ホルダ本体81に設けられた矩形の開口部である。第一の原稿窓82の内周形状は、枠部材88の外周形状にほぼ一致するよう形成されている。尚、第一の原稿窓82aについては各部の符号を省略して示している。
第一の原稿支持手段は第一の原稿窓82毎に設けられ、各第一の原稿支持手段は枠部材88と押圧手段としての2つの爪部89とを備える。枠部材88は上部材と下部材とで構成され、上部材と下部材とで透過原稿Mの縁部を狭持することにより透過原稿Mを支持する。枠部材88は、原稿ホルダ80が原稿台61に載置された状態で第一の原稿窓82に嵌合される。第一の原稿窓82の隣り合う2つの内周壁には2つの凹み部91が設けられており、爪部89は凹み部91から当該凹み部91が形成されている内周壁に対向する内周壁側に突出し、突出した方向に交差する方向に曲がって延びる形状に形成されている。爪部89の先端部は対向する内周壁側に僅かに突出する当接部90が設けられている。爪部89は弾性を有しており、第一の原稿窓82に枠部材88が嵌合されたとき、一方の当接部90が対向する内周壁側に押圧することにより枠部材88をa方向に位置決めし、同様に他方の爪部89が押圧することで枠部材88をb方向に位置決めする。この結果、透過原稿Mが原稿ホルダ80に対して精度よく位置決めされる。当接部90には表面に交差する方向の先端側から裏面側に向かってa方向に傾斜する斜面が形成されており、枠部材88を第一の原稿窓82に嵌合するとき枠部材88は斜面に案内される。このため、枠部材88を嵌合することが容易である。
第二の原稿支持手段は、枠部材89と第二の原稿窓83の周囲に形成されている段差部とで構成される。第二の原稿窓83はストリップフィルムを納めるための長方形の開口部である。段差部は枠部材89の形状に一致する形状の凹みとして形成されており、ストリップフィルムに設けられている複数の係合穴に係合するための複数の突起97が第二の原稿窓83の長手方向の両側に沿って形成されている。尚、突起97については図中では一つをのぞき符号を省略している。枠部材89には段差部の突起97に対応して複数の嵌合穴92が設けられており、ストリップフィルムは段差部の突起97がそれぞれ対応する係止穴を貫通するように位置決めされて段差部に載置され、枠部材89はその上から突起97がそれぞれ対応する嵌合穴92に嵌合するように位置決めされて段差部に嵌め合わされる。また、段差部には係止爪99が設けら、枠部材89には係止穴98が設けられている。枠部材89が段差部に嵌め合わされたとき係止爪99が係止穴98に係止されることによりストリップフィルムが原稿ホルダ80に支持される。
第一嵌合部87は、原稿ホルダ80から原稿ホルダ80の短手方向に突出して形成されている。第一係合部86は、第一嵌合部87から長手方向に所定距離離間した位置から第一嵌合部87と同じ向きに突出している。第一嵌合部87及び第一係合部86は図7に示すように裏面側から突出する円柱状のボス94、93を備えている。第一嵌合部87のボス94は嵌合部62に嵌合され、第一係合部86のボス93は係合部63に係合される。第一嵌合部87が嵌合され第一係合部86が係合されているとき、第一の原稿窓82は原稿台61の概ね中央に位置する。従って、原稿は原稿台61の主走査方向の中央に支持されることになる。縮小光学系を用いる場合、原稿台61の中央近傍ほど歪みのない画像がリニアイメージセンサ30に結像されるため、原稿を中央で支持すると画質を向上できる。
第二嵌合部84は、原稿ホルダ80から原稿ホルダ80の短手方向に第一嵌合部87とは逆の向きに突出している。第二係合部85は第二嵌合部84から長手方向に所定距離離間した位置から第二嵌合部84と同じ向きに突出している。第二嵌合部84及び第二係合部85も同様に図7に示すように裏面側から円柱状に突出するボス95、96を備えている。第二嵌合部84のボス95は嵌合部62に嵌合され、第二係合部85のボス96は係合部63に係合される。
図1は、原稿ホルダ80を原稿台61に位置決めした様子を示す斜視図である。尚、図1は第二嵌合部84が嵌合部62に嵌合され、第二係合部85が係合部63に係合されている場合を示している。図示するように第二嵌合部84と第二係合部85とによって原稿ホルダ80が位置決めされているとき、第二の原稿窓83は原稿台61の概ね中央に位置する。
図8は、複合機1の処理の流れを示すフローチャートである。以下の説明では第一の原稿窓82に支持されている原稿をコピーする場合を例に説明する。
S105では、プレスキャンを実行し、低解像度のディジタル画像を作成する。作成後、作成したディジタル画像から第一の原稿窓82の内側の領域に対応するディジタル画像上の領域を切り出す。すなわち、各原稿を表す領域を切り出す。
S110では、ユーザはプレスキャンで作成されたディジタル画像をLCDで確認し、印刷する画像を選択する。具体的には、S105で切り出した各原稿の画像をLCDに表示し、ユーザは操作部17を操作してコピーする原稿を選択する。
S115〜S120では、スキャナ部2で本スキャンを実行しつつプリンタ部3で印刷を実行する。具体的には例えば、S120では始めにキャリッジモータ39を所定ステップ回転させることによりリニアイメージセンサ30を原点Qから所定距離離れた読み取り領域の副走査方向の始端に移動させ、1ライン分を読み取る。尚、読み取り領域の主走査方向については、読み取りに用いる受光素子の範囲を指定することによって予め決められているものとする。尚、読み取り領域は、原稿の種類をユーザが指定したり、あるいは原稿ホルダに形成されたマークの位置を読み取って判別したりすることにより原稿の種類に応じて決められるものとする。1ライン分を読み取ると、読み取った1ライン分のデータに所定の画像処理や2値化などの処理を施し、第二主走査駆動部49及び第二副走査駆動部54を制御して印刷を実行する。尚、S120では、所定の複数ラインを読み取る毎に印刷を行うようにしてもよい。
S125では、読み取り領域全体についての読み取りと印刷とが完了したか否かを判定し、完了していれば処理を終了する。完了していなければS115に戻って完了するまでS115〜S120までの処理を繰り返す。
以上説明した本発明の一実施例に係る複合機1によると、嵌合部62と係合部63とが原稿台61の同じ一つの辺64に沿って設けられるため、嵌合部62に対する係合部63の主走査方向の位置精度、あるいは係合部63に対する嵌合部62の主走査方向の位置精度を向上させ易い。具体的には、嵌合部62と係合部63とは原稿台61の副走査方向に延びる同じ一つの辺64に沿っているため、嵌合部62と係合部63とのそれぞれについて辺64からの主走査方向の距離の精度を向上させれば、結果として嵌合部62に対する係合部63の主走査方向の位置精度、あるいは係合部63に対する嵌合部62の主走査方向の位置精度が向上することになる。嵌合部62と係合部63とはそれぞれ原稿台61の近傍に設けられるため原稿台61との距離が短く、このため原稿台61に対しての位置精度については向上させ易い。従って嵌合部62と係合部63とを原稿台61の同じ一つの辺に沿って設けると、嵌合部62に対する係合部63の主走査方向の位置精度、あるいは係合部63に対する嵌合部62の主走査方向の位置精度を向上させ易い。この結果、原稿ホルダ80の主走査方向の位置決め精度を向上できるとともに、原稿台61に対する原稿ホルダ80のスキューを低減できる。従って原稿の位置決め精度を向上できる。また、複合機1によると、原稿ホルダ80を原稿台61に対して位置決めできるため、コピーの際に記録ヘッドが移動することによって振動が発生したとしても原稿ホルダ80と原稿台61との相対的な位置は変化しない。このため、作成するディジタル画像に対する振動の影響を低減できる。よって複合機1によると、原稿を精度よく位置決めでき、且つ振動による画質の低下を防止できる。
また、複合機1によると、嵌合部62が原点Qの近傍に設けられるため原稿ホルダ80の副走査方向の位置決め精度についても向上できる。原点Qに対する主走査方向の位置精度及び副走査方向の位置精度は原点Qに近いほど向上させ易い。従って、嵌合部62を原点Qの近傍に設けると原点Qに対する嵌合部62の副走査方向についても向上できる。このため原稿ホルダ80を副走査方向に精度よく位置決めでき、従って原稿を更に精度よく位置決めできる。
また、複合機1によると、原稿を第一の原稿窓82に対して精度よく位置決めできる。原稿ホルダ80が精度よく位置決めされたとしても、第一の原稿窓82に原稿が精度よく位置決めされなければ結果として原点Qに対する原稿の位置精度が低下してしまう。複合機1は爪部89を有しているため、枠部材88を押圧することで第一の原稿窓82に対して原稿を精度よく位置決めできる。このため原点Qに対して原稿をより確実に位置決めできる。
尚、本実施例では画像読み取り装置として複合機1を例に説明したが、画像読み取り装置はフラットベッド型のイメージスキャナであってもよい。この場合、イメージセンサを搬送するモータの振動による画質の低下を防止できる。
本発明の一実施例に係る原稿ホルダと原稿台の斜視図。 本発明の一実施例に係る画像読み取り装置の模式図。 本発明の一実施例に係る画像読み取り装置の構成を示す模式図。 本発明の一実施例に係る画像読み取り装置の構成を示す模式図。 本発明の一実施例に係る画像読み取り装置の上面図。 (A)は本発明の一実施例に係る原稿ホルダの表面の上面図、(B)は側面図。 本発明の一実施例に係る原稿ホルダの裏面の上面図 本発明の一実施例に係るフローチャート。
符号の説明
1 複合機、2 スキャナ部(画像読み取り装置)、12 筐体、30 リニアイメージセンサ、 37 第一副走査駆動部(副走査手段)、61 原稿台、62 嵌合部、63 係合部、71 上壁部、80 原稿ホルダ、82 第一の原稿窓、83 第二の原稿窓、84 第二嵌合部(第二の嵌合手段)、85 第二係合部(第二の係合手段)、86 第一係合部(第一の係合手段)、87 第一嵌合部(第一の嵌合手段)、88 枠部材(第一の原稿支持手段)、89 爪部(第一の原稿支持手段、押圧手段)、93 ボス(第一の係合部)、94 ボス(第一の嵌合部)、95 ボス(第二の嵌合部)、96 ボス(第二の係合部)

Claims (6)

  1. 原稿が納まる第一の原稿窓と、前記第一の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第一の原稿支持手段とを有する原稿ホルダと、
    筐体の上壁部に設けられる透明な矩形の原稿台であって前記原稿ホルダを載置するための原稿台と、
    前記上壁部に設けられ前記原稿ホルダを前記原稿台上に位置決めする位置決め手段であって、前記原稿台の一辺の近傍に設けられる嵌合部と前記一辺の近傍に設けられる係合部であって前記嵌合部から前記一辺に沿って所定距離離間して設けられる係合部とを有する位置決め手段と、
    前記原稿台上に載置されている前記原稿ホルダに支持されている原稿の光学像を光電変換して電気信号を出力するイメージセンサと、
    前記イメージセンサを副走査方向に搬送する副走査手段と、
    を備え、前記原稿ホルダは、前記嵌合部に嵌合する第一の嵌合手段と、前記係合部に係合する第一の係合手段とを有することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記第一の嵌合手段は円柱状のボスを有し、
    前記嵌合部は前記原稿台の原点の近傍に設けられる円形の穴であることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第一の係合手段は円柱状のボスを有し、
    前記係合部は、前記一辺に沿って延びる溝であって短手方向の幅が前記第一の係合手段が有するボスの外径に一致する溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記第一の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第一の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第一の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記第一の原稿窓は矩形に形成され、
    前記第一の原稿支持手段は、原稿を支持し前記第一の原稿窓に嵌合される枠部材と、前記第一の原稿窓の内周壁に設けられ前記枠部材を対向する内周壁側に押圧して位置決めする押圧手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記原稿ホルダは、前記第一の原稿窓とは異なる種類の原稿が納まる第二の原稿窓と、前記第二の原稿窓に原稿を位置決めして支持する第二の原稿支持手段と、前記嵌合部に嵌合する第二の嵌合手段と、前記係合部に係合する第二の係合手段とを更に有し、前記第二の嵌合手段が前記嵌合部に嵌合され、前記第二の係合手段が前記係合部に係合されているとき、前記第二の原稿支持手段は原稿を前記原稿台の主走査方向の概ね中央で支持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
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