JP2005063608A - 磁気ヘッド及び磁気テープ記録再生装置並びに磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気テープ記録再生装置並びに磁気ヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 再生信号のS/N比を良好に保つとともに、薄膜磁気ヘッド同士の相対位置の誤差が少ないマルチチャンネル型の磁気ヘッドおよびこの製造方法並びに磁気テープ記録再生装置を提供する。
【解決手段】薄膜磁気ヘッド37a、37bを内蔵するヘッド内蔵体を具備してなり、薄膜磁気ヘッド37a、37bは、ギャップ層54と一対のコア層とから各々形成されるとともにギャップ層54と各コア層の各先端部46b,53aが媒体摺動面から露出され、かつ各トラック幅方向が同一のアジマス角度をもって傾斜した状態でヘッド内蔵体に内蔵されており、媒体摺動面上には、ギャップ層54及び各コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線37cを薄膜磁気ヘッドの進行方向Zに向けた状態で共有する一対のトリミング凹部61、61が形成されていることを特徴とする磁気ヘッドを採用する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、磁気ヘッド及び磁気テープ記録再生装置並びに磁気ヘッドの製造方法に関するものであり、特に、ヘリカルスキャン方式で使用するマルチチャンネル型の磁気ヘッド及びその製造方法に関するものである。
磁気テープへ記録するにあたっては、磁気ヘッドを備えた回転ドラムを高速で回転させ、磁気テープをこの回転ドラムの周面に斜めに沿わせて情報を記録するヘリカルスキャン方式が広く行われている。図25に示すように、こうした記録方式によれば、記録トラック105が磁気テープ101の走行方向L(長手方向)に対して所定角度だけ傾斜して規定される。
ヘリカルスキャン方式による磁気記録では、磁気テープ101に磁気情報を高密度に記録するために、図25に示すように、互いに隣接する記録トラック105、105間に隙間を設けない、いわゆるガードバンドレス記録方式が一般的である。ガードバンドレス記録方式では、磁気情報の再生中に、隣接する記録トラック105からの信号の混入(クロストーク)を防止するために、記録トラックを形成する際に、隣り合う記録トラック同士のアジマス角度を異なる角度に設定している。
また、最近では、記録密度向上のため、薄膜プロセスにより形成された挟トラック幅の薄膜磁気ヘッドを磁気テープの記録再生に用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、インダクティブヘッドの磁気的なにじみを防止するため、下部コア層の一部を隆起させたインダクティブヘッドがハードディスク向けとして知られている(例えば、特許文献2参照)。更に最近では、アジマス角度を揃えた複数の薄膜磁気ヘッドを1つの磁気ヘッド内に形成するとともに、この磁気ヘッドとアジマス角度のみが異なる別の磁気ヘッドを用意し、これらの磁気ヘッドを用いて複数の記録トラックを同時に形成しつつヘリカルスキャン方式で磁気記録再生を行うマルチチャンネル型の磁気ヘッドが開発されている。
特開2001−52304号公報 特開平11−328616号公報
上述したガードバンドレス記録方式では、一般に各記録トラックの境界部分に重複記録領域が形成される。ところで図26に示すように、先端が平面視略矩形に形成された一対のコア層111、112からなる磁気ヘッド102a,102bを用いて、第1記録トラック106に続いて第2記録トラック107を形成すると、磁気ヘッド102bの端部が重複記録領域110を越えて第1記録トラック106側にまで重なり、これによりコア層111、112の各端部の間で生じる漏れ磁界の影響が第1記録トラック106側に及んでしまうおそれがあった。この結果、第1記録トラック106の実質的なトラック幅を減少させ、再生信号のS/N比の低下の原因となっていた。
また、マルチチャンネル型の磁気ヘッドの製造方法としては、薄膜プロセスによって非磁性基板上に複数の薄膜磁気ヘッドを重ねて形成したのち、非磁性基板を分割し、これをブロック状の保持体に一体化させる方法があるが、この方法では複数の薄膜磁気ヘッドを重ねて形成する際に薄膜磁気ヘッドの形成面を平坦化させるための平坦化工程が必要とされ、この平坦化工程は比較的加工精度が低いために、各薄膜磁気ヘッド間の相対位置の変動が生じ、特にアジマス角度を大きく設定した場合に相対位置の変動が大きくなるといった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、再生信号のS/N比を良好に保つとともに、薄膜磁気ヘッド同士の相対位置の誤差が少ないマルチチャンネル型の磁気ヘッドおよびこの製造方法並びに磁気テープ記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の磁気ヘッドは、複数の薄膜磁気ヘッドを内蔵するとともに媒体摺動面を有するヘッド内蔵体を具備してなり、前記各薄膜磁気ヘッドは、ギャップ層と該ギャップ層を挟む一対のコア層とから各々形成されるとともに前記ギャップ層と前記各コア層の各先端部が前記媒体摺動面から露出され、かつ各トラック幅方向が同一のアジマス角度をもって傾斜した状態で前記ヘッド内蔵体に内蔵されており、前記媒体摺動面上には、前記ギャップ層及び前記各コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線を薄膜磁気ヘッドの進行方向に向けた状態で共有する一対のトリミング凹部が形成されていることを特徴とする。
上記の磁気ヘッドは、複数の薄膜磁気ヘッドがヘッド内蔵体に内蔵され、各薄膜磁気ヘッドのトラック幅方向が同一のアジマス角度をもって傾斜しているので、マルチチャンネル型の磁気ヘッドとして用いられるものである。そして、前記媒体摺動面上に、ギャップ層及び各コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線を薄膜磁気ヘッドの進行方向に向けた状態で共有する一対のトリミング凹部が形成されているので、媒体摺動面に露出するギャップ層及び各コア層の平面視形状は略平行四辺形状となり、更に各輪郭線の方向が、磁気テープ上における薄膜磁気ヘッドの摺動方向と一致することになる。
これにより、この磁気ヘッドを用いてヘリカルスキャン方式で磁気テープに磁気記録を行った場合に、薄膜磁気ヘッドのコア層の端部が重複記録領域からはみ出すおそれがなく、これによりコア層の各端部の間で生じる漏れ磁界の影響が隣接する記録トラック側に及ぶことがないので、記録トラックの実質的なトラック幅が減少せず、再生信号のS/N比を高めることができる。
また本発明の磁気ヘッドでは、前記トリミング凹部に非磁性材料が充填されていることが好ましい。非磁性材料が充填されることで、媒体摺動面が凹凸のないなめらかな面となり、磁気テープを円滑に摺動させることができる。また、非磁性材料が充填されることで、薄膜磁気ヘッドのコア層の端部からの漏れ磁界の発生が低減されるので、記録トラックの実質的なトラック幅の減少を防いで再生信号のS/N比を高めることができる。
また本発明の磁気ヘッドは、先に記載の磁気ヘッドであり、前記の複数の薄膜磁気ヘッドの各輪郭線が相互に平行に形成されていることを特徴とする。
上記の磁気ヘッドによれば、各輪郭線が相互に平行に形成されているので、磁気テープ上の記録トラック間の重複記録領域を小さくすることができ、磁気記録密度を向上することができる。
また本発明の磁気ヘッドは、先に記載の磁気ヘッドであり、前記コア層が、前記媒体摺動面に露出する前記先端部と、前記媒体摺動面から離れた側に位置するコア本体部とからなり、前記先端部のトラック幅方向に沿う幅が、前記コア本体部の幅よりも挟幅に設定されていることを特徴とする。
上記の磁気ヘッドによれば、先端部のトラック幅方向に沿う幅がコア本体部の幅よりも挟幅に設定されているので、コア先端部から磁気テープに印加される記録磁界を高めることができ、S/N比をより向上できる。
次に、本発明の磁気テープ記録再生装置は、先のいずれかに記載の磁気ヘッドが備えられてなる回転ドラムを有し、テープリールから引出された磁気テープが、該回転ドラムに巻き掛けられて構成されるテープローディング系路を具備してなることを特徴とする。
上記の磁気テープ記録再生装置によれば、上記の磁気ヘッドを備えているので、薄膜磁気ヘッドのコア層の端部が重複記録領域からはみ出すおそれがなく、これによりコア層の各端部の間で生じる漏れ磁界の影響が隣接する記録トラック側に及ぶことがないので、記録トラックの実質的なトラック幅が減少せず、再生信号のS/N比を高めることができる。
また本発明の磁気テープ記録再生装置における前記テープローディング系路には、回転駆動される前記回転ドラムと、前記回転ドラムの上流側と下流側にそれぞれ設けられ、前記テープリールから引出された磁気テープを前記回転ドラムに巻き付けるために前記磁気テープを案内するガイドポストと、前記回転ドラムの下流側に設けられて、前記磁気テープを走行させるキャプスタンとが備えられていることが好ましい。
次に、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、非磁性基板上に、ギャップ層と該ギャップ層を挟む一対のコア層からなる複数の薄膜磁気ヘッドを形成する薄膜磁気ヘッド形成工程と、前記ギャップ層及び前記コア層の各先端部が分割断面に露出されるように前記非磁性基板を分割することにより、前記薄膜磁気ヘッドを複数含んだ分割バーを形成する分割工程と、前記分割バーの分割断面上にレジスト膜を形成するとともに該レジスト膜に複数のパターニング孔を形成してエッチングをすることにより、前記ギャップ層及び前記コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線を薄膜磁気ヘッドの進行方向に向けた状態で共有する一対のトリミング凹部を形成するトリミング工程と、を具備してなることを特徴とする。
上記の磁気ヘッドの製造方法によれば、分割バーの状態でフォトリソグラフィ技術によりギャップ層及び各コア層の先端部に対してトリミング加工を行うので、効率よくトリミングを行うことができる。
また、薄膜磁気ヘッド形成工程における工程誤差により、薄膜磁気ヘッド同士の相対位置が変動したとしても、薄膜磁気ヘッドを形成した後でトリミングを行ってトラック幅の調整とコア層及びギャップ層のトリミング加工をするので、薄膜磁気ヘッド形成工程における工程誤差を解消することができ、ギャップ層、コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線の形成及びトラック幅の調整を精度良く行うことができる。更に、輪郭線の傾斜角度を一定にすることができ、各薄膜磁気ヘッドにおけるアジマス角度を一致させることができる。
また本発明の磁気ヘッドの製造方法では、前記トリミング工程の後に、トリミング孔に非磁性材料を充填する工程を行うことが好ましい。この工程により、薄膜磁気ヘッドのトラック幅方向両側に非磁性材料を埋め込むので、漏れ磁界を少なくすることができ、また媒体摺動面を凹凸のないなめらかな面にすることができる。
また本発明の磁気ヘッドの製造方法は、先に記載の磁気ヘッドの製造方法であり、前記薄膜磁気ヘッド形成工程において、前記非磁性基板上に複数の薄膜磁気ヘッドを等間隔で形成し、該薄膜磁気ヘッド上にオーバーコート層を被覆形成し、該オーバーコート層に複数の別の薄膜磁気ヘッドを等間隔かつ先に形成した薄膜磁気ヘッドの形成位置からトラック幅方向にずらして形成することを特徴とする。
上記の磁気ヘッドの製造方法によれば、薄膜磁気ヘッド上にオーバーコート層を被覆形成してから、更に別の薄膜磁気ヘッドを形成するので、各薄膜磁気ヘッドのギャップ層を相互に平行に形成することができ、アジマス角度を同一角度に設定することができる。
また本発明の磁気ヘッドの製造方法は、先に記載の磁気ヘッドの製造方法であり、前記薄膜磁気ヘッド形成工程において、前記薄膜磁気ヘッドのトラック幅を、トリミング工程後のトランク幅よりも予め広く形成することを特徴とする。この方法により、薄膜磁気ヘッドのトラック幅をトリミング工程で調整できるので、各薄膜磁気ヘッドのトラック幅を一定の幅に設定することができる。
以上説明したように、本発明の磁気ヘッドの製造方法によれば、分割バーの状態でギャップ層及び各コア層の先端部に対してトリミング加工を行うので、効率よくトリミングを行うことができる。また、薄膜磁気ヘッドを形成した後でトリミングを行ってトラック幅の調整とコア層及びギャップ層のトリミング加工をするので、薄膜磁気ヘッド形成工程における工程誤差を解消することができ、ギャップ層、コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線の形成及びトラック幅の調整を精度良く行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態の磁気テープ記録再生装置のテープローディング系路の平面模式図を示す。この図1に示す磁気テープ記録再生装置10は、VTR等の機器に用いられるもので、モータにて回転駆動される回転ドラム11が設けられ、この回転ドラム11に本発明に係る磁気ヘッド12、12が搭載されている。図1の磁気テープ記録再生装置10においては、送出側テープリール13から引出された磁気テープ14が、ガイドポスト15aに案内されて、回転ドラム11に所定角度巻き付けられ、さらにガイドポスト15bに案内され、キャプスタン16とピンチローラ17とで挟持され、キャプスタン16の回転により図示矢印方向へ走行させられ、最終的にこの磁気テープ14は図示略の巻取側テープリール18に巻き取られる。このようにして、磁気ヘッド12、12を有する回転ドラム11と磁気テープ14を具備してなるテープローディング系路が構成されている。またテープローディング経路には、全幅消去ヘッド21と音声用ヘッド22が備えられている。
また図2に示すように、回転ドラム11はモータで駆動される回転軸23を中心にして回転する。磁気テープ14は回転ドラム11の周面11aに対して斜めに押し付けられつつ移動する。回転ドラム11の周面11aには、2つの磁気ヘッド12a,12bの媒体摺動面が例えば互いに180度移動した位置で交互に磁気テープ14へ接するように露出されている。2つの磁気ヘッド12a,12bは、磁気テープ14に対して互いに異なるアジマス角度で情報を記録するように配置されている。
図3Aは本発明に係る磁気ヘッド12の概要を示す斜視略図であり、図3Bは媒体摺動面側から見た磁気ヘッド12の拡大平面図であり、図4は図3BのA-A’線に対応する断面模式図である。尚、図3A、図3B及び図4において、図示X方向は台板31の法線方向であり、図示Y方向は磁気ヘッドのギャップデプス方向であり、図示Z方向は台板31の水平方向であって磁気ヘッド12(薄膜磁気ヘッド37a、37b)の進行方向である。また、X方向、Y方向、Z方向は相互に直交している。
図3A及び図3Bに示すように、磁気ヘッド12は、複数の薄膜磁気ヘッドを内蔵するヘッド内蔵体35とヘッド内蔵体35を挟む第1保持体32,第2保持体33とを具備して構成されている。第1,第2保持体32、33は、それらの側端面同士をヘッド内蔵体35を介して接着一体化して全体としてブロック状に形成され、第1,第2保持体32、33の側面の1つを台板31上に接着し、第1,第2保持体32、33の一側を台板31の端部から若干外側に突出させて台板31に固定されている。台板31の外側に突出された磁気ヘッド12の摺動面は凸曲面状に加工されて、磁気テープ14に対面する媒体摺動面36を形成している。
また、図3B及び図4に示すように、ヘッド内蔵体35には本発明の磁気ヘッド12の要部を構成する薄膜磁気ヘッド37a、37bが内蔵されている。図3Bに示すように、薄膜磁気ヘッド37a,37bは、台板31の法線方向(X方向)に沿って離間して配置されるとともに、台板31の水平方向(Z方向)に沿って離間して配置されている。即ち、図3Bにおいて、薄膜磁気ヘッド37aはもう一方の薄膜磁気ヘッド37bの左斜め上方に配置されている。
図4には、薄膜磁気ヘッド37aの断面模式図を示す。尚、薄膜磁気ヘッド37bの断面構造は、図4に示す薄膜磁気ヘッド37aの構造と同一構造であるので図面による説明は省略する。図4に示すように、薄膜磁気ヘッド37aは、非磁性基板41上に形成されており、媒体摺動面36を含む磁極端部38と、媒体摺動面36から離れて位置して磁極端部38に隣接する磁極基部39とから構成されている。また、薄膜磁気ヘッド37aは、下部コア層(コア層)46と、下部コア層46上に形成された非磁性体よりなるギャップ層54と、ギャップ層54上に形成された上部コア層(コア層)53とを主体として構成されている。
下部コア層46は、磁極端部38側に位置して媒体摺動面36に露出する先端部46bと、磁極基部39側に位置して先端部46bに隣接するコア本体部46aとから構成されている。また、上部コア層53は、磁極端部38側に位置して媒体摺動面36に露出する先端部53aと、磁極基部39側に位置して先端部53aに隣接するコア本体部53bとから構成されている。
磁極端部38においては、下部コア層46とギャップ層54と上部コア層53とが順次積層された状態で媒体摺動面36に露出している。上部コア層53はその先端部53aを媒体摺動面36にて下部コア層46の先端部46bにギャップ層54を介し微小間隙をあけて対向しており、これにより磁気ギャップGwが形成されている。
磁極基部39においては、下部コア層46のコア本体部46a上にギャップ層54が積層され、ギャップ層54に平面的に螺旋状となるようにパターン化された磁気コイル層56が形成され、この磁気コイル層56が絶縁層55によって被覆されている。更に絶縁層55上には上部コア層53が形成されている。上部コア層53の上面はオーバーコート層82で覆われている。
次に、薄膜磁気ヘッド37a、37bの先端部の詳細な構造について、図5および図6を参照して説明する。図5に示すように、薄膜磁気ヘッド37a、37bの各ギャップ層54,54のトラック幅方向Twが、台板の法線方向(X方向)に対して角度θをもって傾斜している。この角度θは、磁気テープの記録トラックにアジマス記録を行う際のアジマス角と同じか、近似しているのが好ましい。また、角度θは10°〜30°の範囲が好ましい。
また、各薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅方向Tw両側には、一対のトリミング凹部61,61が形成されている。各トリミング凹部61,61には、アルミナなどの非磁性材料62…が充填されている。図5に示すように、トリミング凹部61は平面視略矩形に形成されている。トリミング凹部61を矩形状に区画する4本の輪郭線のうち、薄膜磁気ヘッド37a、37bに隣接する輪郭線61aが薄膜磁気ヘッドの進行方向Zと同一の方向に傾斜されている。また、各輪郭線61a…は相互に平行に形成されており、ギャップ層54及び各コア層46,53のトラック幅方向両側を区画する輪郭線37c…と共有している。これにより、ギャップ層54及び各コア層46,53のトラック幅方向両側を区画する輪郭線が、薄膜磁気ヘッドの進行方向Zと同一の方向に向いている。
また、図6に示すように、トリミング凹部61の深さTは、走行摩耗による寿命設定の観点から1μm〜5μmの範囲に設定されており、この深さTは図4に示す磁極端部38のギャップデプス方向Yに沿う長さにほぼ一致させるか、深めに設定している。更に、一対のトリミング凹部61,61が形成されたことによって、各コア層46,53の先端部46b、53aのトラック幅方向Twに沿う幅Twが、各コア本体部46a、53bの幅Twよりも挟幅に設定されている。
以上のような構成の磁気テープ記録再生装置10における磁気ヘッド12の作用を、図7および図8を参照しつつ説明する。図7に示すように、回転ドラム11の周面11aに埋設された2つの磁気ヘッド12のうち、磁気ヘッド12aを構成する薄膜磁気ヘッド37aは、磁気テープ14の記録トラック72のうち第1記録トラック73に磁気情報を記録し、薄膜磁気ヘッド37bは、第2記録トラック74に磁気情報を記録する。
また、図8に示すように、磁気ヘッド12bを構成する薄膜磁気ヘッド37aは磁気テープ14の第3記録トラック75に磁気情報を記録し、薄膜磁気ヘッド37bは磁気テープ14の第4記録トラック76に磁気情報を記録する。
このように回転ドラムが一回転したときに、磁気テープ14には、図8に示すように磁気テープ14の長手方向Lに対して所定の角度で傾斜した第1〜第4の記録トラック73〜76が交互に形成される。
第1記録トラック73と第3記録トラック75との隣接部分は、先に記録された第1記録トラック73の端部を、続いて記録される第3記録トラック75の端部で重ね書きした重複記録領域79が形成される。こうした重複記録領域79は磁気テープ14の送り誤差などによる記録位置のズレに対するマージンとなる。同様に、各記録トラック73〜76の隣接部分にも重複記録領域79がそれぞれ形成される。
ここで、既に記録された第1、第2記録トラック73、74に引き続いて、隣接した第3、第4記録トラック75、76に磁気記録を行う場合には、薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅方向両側の輪郭線37c…(61a…)が各記録トラック73…の長手方向Mに沿って延びているので、第3、第4記録トラック75、76の磁気記録にあたって薄膜磁気ヘッド37a、37bの各コア層46、53の先端部46b、53aが、重複記録領域79よりも第1、第2記録トラック73、74の内側に重なることがない。従って、先に記録された第1、第2記録トラック73、74の実質的なトラック幅が減少することがなく、磁気テープ14から磁気情報を読み出した際の再生信号のS/N比を良好に保つことが可能になる。
また、各輪郭線37c…(61a…)が相互に平行に形成されているので、磁気テープ14上の記録トラック73〜76間の重複記録領域79を小さくすることができ、磁気記録密度を向上することができる。
また、図6に示すように、各コア層46,53の先端部46b、53aの断面形状が、媒体摺動面36からトリミング凹部61、61の深さTに至るまでの間で一定形状なので、媒体摺動面36が磨耗してギャップデプス方向Yに多少擦り減っても、先に記録された第1、第2記録トラック73、74の実質的なトラック幅が減少することがない。
また、トリミング凹部61に非磁性材料62が充填されることで、媒体摺動面36が凹凸のない連続した面となり、磁気テープ14を円滑に摺動させることができる。また、非磁性材料62が充填されることで、薄膜磁気ヘッド37a、37bの各コア層の端部からの漏れ磁界の発生が低減されるので、記録トラックの実質的なトラック幅の減少を防いで再生信号のS/N比を高めることができる。
更に、先端部46b、53aのトラック幅方向Twに沿う幅Twが、各コア本体部46a、53bの幅Twよりも挟幅に設定されているので、先端部46b、53aから磁気テープ14に印加される記録磁界を高めることができ、S/N比をより向上できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の磁気ヘッド12の製造方法を図面を参照して説明する。この製造方法は、薄膜磁気ヘッド形成工程と、分割工程と、トリミング工程とから概略構成されている。
まず薄膜磁気ヘッド形成工程では、図9及び図10に示すように、非磁性基板41上に、ギャップ層54とギャップ層54を挟む一対のコア層46,53からなる複数の薄膜磁気ヘッド37a…を等間隔に形成する。このとき、コア層46,53及びギャップ層54のトラック幅は、最終的なトラック幅よりも予め広く形成しておく。次に、非磁性基板41及び各薄膜磁気ヘッド37a…をオーバーコート層81で覆う。形成したオーバーコート層81にはCMP法(化学研磨法)などを施してオーバーコート層81の上面を平坦化する。
次に、図12及び図13に示すように、オーバーコート層81上に別の薄膜磁気ヘッド37b…を等位間隔に形成するとともに、別のオーバーコート層82を形成する。ただし、薄膜磁気ヘッド37b…の形成位置は、先に形成した薄膜磁気ヘッド37a…の形成位置からトラック幅方向にずらした位置に形成する。また、薄膜磁気ヘッド37aの各コア層の先端部分の図中水平位置を、後から形成した薄膜磁気ヘッド37bのコア層の先端部分の水平位置に合わせることが好ましい。尚、オーバーコート層81の上面を平坦化したことにより、薄膜磁気ヘッド37a、37bの各ギャップ層54…は相互にほぼ平行に形成される。
次に、分割工程では、非磁性基板41を分割して分割バー42…を形成する。分割する際には、図14に示すように、分割バー42の分割断面42aから、ギャップ層54及びコア層46,53の各先端部が露出されるように分割する。このように分割することで、各分割バー42…に薄膜磁気ヘッド37a…、37b…がそれぞれ複数含まれることになる。尚、図15に示すように、上側の薄膜磁気ヘッド37bと下側の薄膜磁気ヘッド37aの相対位置は、分割バー42の厚さ方向に対して相対的に斜め方向に位置する関係になる。
次に、分割バー42の磁気ヘッド面側に補助基板33を接着する。これにより、最終のコアの切断加工後、基板41(第1保持体32)と補助基板33(第2保持体33)の間に薄膜磁気ヘッド37a、37bが配置されることになる。
次に、トリミング工程では、分割バー42の分割断面42aにレジスト膜43を形成してから、マスク層を重ねて露光・現像処理をすることにより、図16及び図17に示すような複数のパターニング孔43aを形成する。
図18及び図19には、パターニング孔43aと薄膜磁気ヘッド37a、37bの位置関係を示している。図18及び図19に示すように、パターニング孔43a…は、薄膜磁気ヘッド37a、37bの各コア層53,46のトラック幅方向両側にそれぞれ設ける。パターニング孔43a…は平面視略矩形状である。パターニング孔43a…を平面視したときの輪郭線のうち、薄膜磁気ヘッド37a、37bに隣接する側の輪郭線43bが平面視直線で、トラック幅Tw方向に対して所定の角度をもって傾斜するように形成する。この輪郭線43b…は、薄膜磁気ヘッド37a、37bの厚みより長く形成する。また、輪郭線43b、43b同士の間隔はギャップ層54のトラック幅方向の幅よりも小さくする。特に、薄膜磁気ヘッド37a、37bのコア層46,53及びギャップ層54のトラック幅を区画する輪郭線37c…の全部がパターニング孔43a…の内側に位置するように形成する。
次に、レジスト膜43の上から、パターニング孔43aにより露出されている分割バー表面に対してエッチングを行う。エッチング手段としては、イオンミリング法などの異方性エッチングを用いることが好ましい。エッチング処理により、図20に示すように分割バー42の分割断面42aがエッチングされてトリミング凹部61…が形成される。尚、トリミング凹部61…の深さは後工程の媒体摺動面の曲面加工代を考慮し、製品より大きめな設定、例えば5〜10μm程度になるまでエッチングすることが好ましい。
トリミング凹部61…の形成により、コア層46、53及びギャップ層54の各先端部のトラック幅方向両端がエッチングされ、これらのトラック幅方向に沿う幅が、薄膜磁気ヘッド形成時よりも短くなる。
次に、図21に示すように、トリミング凹部61…に非磁性材料62…を充填する。非磁性材料62…にはアルミナなどが用いられ、蒸着法などの手段で充填される。
次に、分割バー42からレジスト膜43を除去した後に、分割バー42を図22の一点鎖線に沿って切断し、図23に示すヘッド前駆体212を得る。分割バー42の切断の際には、図22の一点鎖線及び図23に示すように、トラック幅方向Twの直交方向Mと切断面の面内方向Nとのなす角が角度θになるように切断する。
次に、ヘッド前駆体212に対してテープによるラッピング加工を行い、媒体摺動面36を曲面加工する。こうして、図24に示すように、2つの薄膜磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド12が得られる。
上記の磁気ヘッドの製造方法によれば、分割バー42の状態でフォトリソグラフィ技術によりギャップ層54及び各コア層46、53の先端部46b、53aに対してトリミング加工を行うので、効率よくトリミングを行うことができる。
また、薄膜磁気ヘッド形成工程における研磨工程の工程誤差により、薄膜磁気ヘッド37a、37b同士の相対位置が変動したとしても、薄膜磁気ヘッド37a、37bを形成した後でトリミングを行ってトラック幅Twの調整とコア層46,53及びギャップ層54のトリミング加工をするので、薄膜磁気ヘッド形成工程における工程誤差を解消することができ、ギャップ層54、コア層46、53のトラック幅方向両側の各輪郭線37c…の形成及びトラック幅Twの調整を精度良く行うことができる。更に、輪郭線37c…の傾斜角度を一定にすることができ、各薄膜磁気ヘッド37a、37bにおけるアジマス角度を一致させることができる。
また、トリミング凹部61…内に非磁性材料62…を充填することにより、薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅方向両側への漏れ磁界を少なくすることができ、更に媒体摺動面36をなめらかな面にすることができる。
また、薄膜磁気ヘッド37a上にオーバーコート層81を被覆形成してから、更に別の薄膜磁気ヘッド37bを形成するので、各薄膜磁気ヘッド37a、37bのギャップ層54…を相互に平行に形成することができ、アジマス角度を同一角度に設定することができる。
また、薄膜磁気ヘッド形成工程において、薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅を、トリミング工程後のトランク幅よりも予め広く形成することにより、薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅をトリミング工程で調整することができ、各薄膜磁気ヘッド37a、37bのトラック幅を一定の幅に設定することができる。
本発明の一実施の形態である磁気テープ記録再生装置のテープローディング系路を簡略に示した平面図。 図1の回転ドラムを示す拡大斜視図。 本発明の磁気ヘッドの構成を示す図であって、Aは磁気ヘッドの斜視図であり、Bは磁気ヘッドを媒体摺動面側から見た平面図。 本発明の磁気ヘッドに備えられた薄膜磁気ヘッドの構造を示す図であって、図3のA-A’線に対応する断面模式図。 本発明の磁気ヘッドの要部を示す図であって、ヘッド内蔵体を媒体摺動面側から見た平面模式図。 本発明の磁気ヘッドの要部を示す図であって、薄膜磁気ヘッドの先端部及びトリミング凹部を示す斜視模式図。 本発明の磁気ヘッドの動作を説明する図であって、薄膜磁気ヘッドの移動方向と磁気テープに形成される記録トラックとの関係を説明する模式図。 薄膜磁気ヘッドの移動方向と磁気テープに形成される記録トラックとの関係を説明する模式図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法の薄膜磁気ヘッド製造工程を説明する工程図。 図9のB-B’線に対応する断面図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法を説明するための図であって、図9のB-B’線に対応する断面図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法の薄膜磁気ヘッド製造工程を説明する工程図。 図12のC-C’線に対応する断面図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法の分割工程を説明する工程図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法を説明するための図であって、分割バーを示す斜視図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法のトリミング工程を説明する図であって、分割バーのオーバーコート層側から薄膜磁気ヘッドを透視した状態を示す透視平面図。 図16に示す分割バーを分割断面側からみた正面模式図。 図16の要部を示す拡大模式図。 図17の要部を示す拡大模式図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法のトリミング工程を説明する図であって、分割バーのオーバーコート層側から薄膜磁気ヘッドを透視した状態を示す拡大透視平面図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法のトリミング工程を説明する図であって、分割バーのオーバーコート層側から薄膜磁気ヘッドを透視した状態を示す拡大透視平面図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法を説明する図であって、分割バーの切断位置を示す斜視図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法により得られたヘッド内蔵体を示す斜視図。 本発明の磁気ヘッドの製造方法により得られた磁気ヘッドを示す斜視図。 磁気記録媒体への磁気記録の様子を模式的に示した説明図。 従来の磁気ヘッドによる磁気記録の様子を模式的に示した説明図。
符号の説明
10…磁気テープ記録再生装置、11…回転ドラム、12、12a、12b…磁気ヘッド、13…テープリール、14…磁気テープ、15a、15b…ガイドポスト、16…キャプスタン、35…ヘッド内蔵体、36…媒体摺動面、37a、37b…薄膜磁気ヘッド、37c…輪郭線、41…非磁性基板、42a…分割断面、42…分割バー、43…レジスト膜、43a…パターニング孔、46…下部コア層(コア層)、46a…下部コア層のコア本体部、46b…下部コア層の先端部、53…上部コア層(コア層)、53a…上部コア層の先端部、53b…上部コア層のコア本体部、54…ギャップ層、61a…トリミング凹部の輪郭線、61…トリミング凹部、62…非磁性材料、81…オーバーコート層、Tw…トラック幅、Z…薄膜磁気ヘッドの進行方向、θ…角度(アジマス角度)

Claims (10)

  1. 複数の薄膜磁気ヘッドを内蔵するとともに媒体摺動面を有するヘッド内蔵体を具備してなり、前記各薄膜磁気ヘッドは、ギャップ層と該ギャップ層を挟む一対のコア層とから各々形成されるとともに前記ギャップ層と前記各コア層の各先端部が前記媒体摺動面から露出され、かつ各トラック幅方向が同一のアジマス角度をもって傾斜した状態で前記ヘッド内蔵体に内蔵されており、前記媒体摺動面上には、前記ギャップ層及び前記各コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線を薄膜磁気ヘッドの進行方向に向けた状態で共有する一対のトリミング凹部が形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 前記トリミング凹部に非磁性材料が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記の複数の薄膜磁気ヘッドの各輪郭線が相互に平行に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気ヘッド。
  4. 前記コア層は、前記媒体摺動面に露出する前記先端部と、前記媒体摺動面から離れた側に位置するコア本体部とからなり、前記先端部のトラック幅方向に沿う幅が、前記コア本体部の幅よりも挟幅に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の磁気ヘッド。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の磁気ヘッドが備えられてなる回転ドラムを有し、テープリールから引出された磁気テープが、該回転ドラムに巻き掛けられて構成されるテープローディング系路を具備してなることを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  6. 前記テープローディング系路には、回転駆動される前記回転ドラムと、前記回転ドラムの上流側と下流側にそれぞれ設けられ、前記テープリールから引出された磁気テープを前記回転ドラムに巻き付けるために前記磁気テープを案内するガイドポストと、前記回転ドラムの下流側に設けられて、前記磁気テープを走行させるキャプスタンとが備えられていることを特徴とする請求項5に記載の磁気テープ記録再生装置。
  7. 非磁性基板上に、ギャップ層と該ギャップ層を挟む一対のコア層からなる複数の薄膜磁気ヘッドを形成する薄膜磁気ヘッド形成工程と、
    前記ギャップ層及び前記コア層の各先端部が分割断面に露出されるように前記非磁性基板を分割することにより、前記薄膜磁気ヘッドを複数含んだ分割バーを形成する分割工程と、
    前記分割バーの分割断面上にレジスト膜を形成するとともに該レジスト膜に複数のパターニング孔を形成してエッチングをすることにより、前記ギャップ層及び前記コア層のトラック幅方向両側の各輪郭線を薄膜磁気ヘッドの進行方向に向けた状態で共有する一対のトリミング凹部を形成するトリミング工程と、を具備してなることを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  8. 前記トリミング工程の後に、トリミング孔に非磁性材料を充填する工程を備えたことを特徴とする請求項7に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  9. 前記薄膜磁気ヘッド形成工程において、前記非磁性基板上に複数の薄膜磁気ヘッドを等間隔で形成し、該薄膜磁気ヘッド上にオーバーコート層を被覆形成し、該オーバーコート層に複数の別の薄膜磁気ヘッドを等間隔かつ先に形成した薄膜磁気ヘッドの形成位置からトラック幅方向にずらして形成することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の磁気ヘッドの製造方法。
  10. 前記薄膜磁気ヘッド形成工程において、前記薄膜磁気ヘッドのトラック幅を、トリミング工程後のトランク幅よりも予め広く形成することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の磁気ヘッドの製造方法。
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