JP2005062650A - 画像形成装置および分離補助手段作成方法 - Google Patents

画像形成装置および分離補助手段作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005062650A
JP2005062650A JP2003294950A JP2003294950A JP2005062650A JP 2005062650 A JP2005062650 A JP 2005062650A JP 2003294950 A JP2003294950 A JP 2003294950A JP 2003294950 A JP2003294950 A JP 2003294950A JP 2005062650 A JP2005062650 A JP 2005062650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
separation
separation assisting
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003294950A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fuma
宏史 夫馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2003294950A priority Critical patent/JP2005062650A/ja
Publication of JP2005062650A publication Critical patent/JP2005062650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】 分離補助手段が傾くことを防止し、定着装置のローラ部材(定着ローラ)に傷を付けることを抑止する定着装置を備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 定着装置は、未定着のトナー像を加圧加熱する定着部材と、定着部材から転写材を剥離する分離補助手段とを有し、分離補助手段は前記定着部材の回転軸と平行な軸の周りに回転可能に支持され、分離補助手段に付勢するバネが定着部材の回転軸方向と概ね平行な平面内で回転モーメントを生じないようにに支持されることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成に用いられる画像形成装置および当該画像形成装置に用いられる分離補助手段(分離爪)の作成方法に関し、特に、転写材を剥離する分離補助手段を有する定着装置を備える画像形成装置および当該定着装置に用いられ転写材を剥離する分離補助手段の作成方法に関する。
従来より、定着ローラ(定着装置のローラ部材)や定着ベルト(定着部材)には、紙を確実に分離するために、定着ローラや定着ベルトに当接する分離爪(分離補助手段)が用いられてきた。
また従来より、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に用いられている定着装置として、弾性層を有して所定の温度に維持された定着ゴムローラと、定着ゴムローラに圧接し、弾性層を有する加圧ゴムローラとによって、未定着のトナー画像が形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方式のローラ定着装置が多用されている。
しかしながら、この種のローラ定着装置では、定着ゴムローラの熱抵抗や熱容量が大きいため、ウォーミングアップ時間が長くなると共に、弾性層内側の温度が高くなり、定着ゴムローラの寿命を短くしていた。
また、カラー画像ではベタ面積が大きい画像が多く、そのベタ画像も黒以外のものが多く、光沢むらなどがあると目立つ。上記の定着ゴムローラの代わりにハードローラを用いる場合は、転写材(記録紙)やトナー層の凹凸に応じ、光沢むらが生じるため、画像品位が低下するという不具合などがあった。
これら光沢むらなどの不具合を解消するために、定着部材として無端状でベルト状の定着部材(定着ベルト)を用い、複数のローラ部材により定着ベルトを支持張架するもので、定着ベルト内部の定着ローラ部材(支持加圧ローラ)と、定着ベルトを挟んで支持加圧ローラと対向する加圧ローラ部材(外部加圧ローラ)と、内部に定着ベルトを加熱する発熱体を有するローラ部材(支持加熱ローラ)とを設け、定着ベルトの回転方向で、支持加圧ローラの上流側に設けられる補助ニップ部と、支持加圧ローラと外部加圧ローラとの間に設けられる主ニップ部とからなる定着ニップ部にて転写材上(記録紙上)のトナー像を定着する定着部材を用いた定着装置を備える画像形成装置が知られている(特許文献1参照。)。
また、定着ローラ(定着装置のローラ部材)に設けられる転写材の分離爪(分離補助手段)を、定着ローラの周面と適正な間隔を保つ位置に正確に設定する定着装置が知られている(特許文献2参照。)。
また、軸のたわみを受ける為の構造が不要であり、また解除部材専用のガイド部材を設けずにフレームに設けたガイド穴により解除部材の進退動作をガイドして、分離爪(分離補助手段)と解除部材との位置精度を確保し易く、全ての分離爪の解除動作を同時に行うことが可能となる分離爪解除装置を提供する定着装置が知られている(特許文献3参照。)。
また、分離爪(分離補助手段)の先端部を鋭くした際に起こりうる分離爪の欠けと定着ローラ(定着装置のローラ部材)の傷を防止する定着装置が知られている(特許文献4参照。)。
特開平10−307496号公報 特開平8−87197号公報 特開平8−220923号公報 特開2002−14565号公報
しかしながら、上記の定着装置を用いる画像形成装置や定着装置の分離爪(分離補助手段)の作成方法において、部品点数を減らすため、あるいは成形型数を減らすため、分離爪に回転軸と平行な穴を設けて、これにバネをかけていたが、バネが分離爪と接触する部分で微小ではあるが回転モーメントが発生し、分離爪が傾いて定着ローラ(定着装置のローラ部材)や定着ベルト(定着部材)に均一に当たらず、傷をつけたり、甚だしい場合には片側が浮いて、著しく分離性能を損なうことがあった。
本発明は上記の不具合を解消し、分離補助手段が傾くことを防止し、定着装置のローラ部材(定着ローラ)に傷を付けることを抑止する定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とすると共に、2つの型で成形できるようにして、部品点数の増加を抑えると共に、微小な回転モーメントも発生せず、分離補助手段が傾かないようにして、分離性能を損なうことを抑止する分離補助手段作成方法を提供することを目的とする。
上記本発明の目的は下記の構成により達成される。
(1)転写材上の未定着のトナー像を加圧加熱して固定する定着装置を有する画像形成装置において、前記定着装置は、前記未定着のトナー像を加圧加熱する定着部材と、前記定着部材から転写材を剥離する分離補助手段とを有し、前記分離補助手段は前記定着部材の回転軸と平行な軸の周りに回転可能に支持され、前記分離補助手段に付勢するバネが前記定着部材の回転軸方向と概ね平行な平面内で回転モーメントを生じないようにに支持されることを特徴とする画像形成装置(第1の発明)。
本発明は上記の如き構成をとることにより、分離補助手段が傾くことを防止し、定着装置のローラ部材(定着ローラ)に傷を付けることを抑止する定着装置を備える画像形成装置の提供を図るものである。
(2)転写材上の未定着のトナー像を加圧加熱して固定する定着装置の定着に用いられる分離補助手段の作成方法において、少なくとも2つの成形型を用い、前記成形型のうち第1の成形型を前記分離補助手段の先端部稜線と概ね平行に抜き、第2の成形型を前記第1の成形型の抜き方向と0°<θ<90°だけ異なる方向へ抜くことを特徴とする分離補助手段作成方法(第2の発明)。
本発明は上記の如き構成をとることにより、2つの型で成形できるようにして、部品点数の増加を抑えると共に、微小な回転モーメントも発生せず、分離補助手段が傾かないようにして、分離性能を損なうことを抑止する分離補助手段作成方法の提供を図るものである。
請求項1ないし4によれば、分離補助手段(分離爪)に荷重をかけるためのバネを通す穴を分離補助手段の回転軸と垂直な方向にあけて、分離補助手段が傾くことを防止し、定着装置のローラ部材(定着ローラ)に傷を付けることが抑止される定着装置を備える画像形成装置の提供が可能となる。
請求項5または6によれば、穴の壁の一部を切り欠いて、分離補助手段(分離爪)の回転軸に対してやや傾いた方向に成形型を抜けるようにし、2つの型で成形できるようにして、部品点数の増加を抑えると共に、微小な回転モーメントも発生せず、分離補助手段が傾かないようにして、分離性能が損なわれない分離補助手段作成方法の提供が可能となる。
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
(1)本発明にかかわる定着部材を有する定着装置を備える画像形成装置について、図1にて以下に述べる。
図1において、画像形成装置GSは、画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間転写体6と給紙搬送手段及び後述する分離補助手段を有する定着装置17とからなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部(露光手段)3Y、3M、3C、3Kに信号を送る。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体としての感光体ドラム1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段8Mを有する。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持体としての感光体ドラム1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段8Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体としての感光体ドラム1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段8Kを有する。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C及び帯電手段2Kと露光装置3Kとは、潜像形成手段を構成する。
4Y、4M、4C、4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の、小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する現像装置である。
中間転写体6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
画像形成部10Y、10M、10C及び10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に転写手段7Y、7M、7C及び7Kにより逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された転写材としての記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、レジストローラ23等を経て、転写手段7Aに搬送され、記録紙P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは、定着ベルト27を有する定着装置17の定着ニップ部NAにおいて記録紙Pが挟持され、熱と圧力とを加えることにより記録紙P上のカラートナー像(或いはトナー像)が定着されて記録紙P上に固定され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。BTaは、定着ニップ部NAの記録紙Pの出口側で、定着ベルト27に当接して設けられる分離爪である。
一方、転写手段7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを分離した中間転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
なお、上記画像形成装置の説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
(2)本発明にかかわる分離補助手段を有する定着装置について、図2または図3を用いて以下に説明する。図2は、本発明にかかわる分離補助手段を有する定着装置の概要断面図であり、図3は、図2の分離補助手段の拡大図である。
本発明にかかわる分離補助手段を有する定着装置17は、図2に示す構成となっていて、無端状のベルト状の定着部材としての定着ベルト27と、定着ベルト27の内周面の一方において定着ベルト27を支持張架する定着ローラ部材としての支持加圧ローラ17aと、内部に発熱体としてのハロゲンヒータHLaを有し定着ベルト27の内周面の他方において定着ベルト27を支持張架する加熱ローラ部材としての支持加熱ローラ17cと、定着ベルト27を挟んで支持加圧ローラ17aと当接し、内部に発熱体としてのハロゲンヒータHLaを有し支持加圧ローラ17aを押圧(加圧)する加圧ローラ部材としての外部加圧ローラ17bと、定着装置17の記録紙Pの出口側の分離補助手段としての分離爪BTaとを備えるものである。支持加圧ローラ17aにより外部加圧ローラ17bを加圧(押圧)するような構成としてもよい。
外部加圧ローラ17bおよび支持加熱ローラ17cによって加熱される定着ベルト27を挟んで支持加圧ローラ17aと外部加圧ローラ17bとの間に主ニップ部Nbを形成すると共に、主ニップ部Nbの上流で(主ニップ部Nbに先行して)、定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとが対向して、定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとの間に外部加圧ローラ17bに巻きかける補助ニップ部Naを形成して、該補助ニップ部Naと主ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAを通して加熱と加圧とにより記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)を固定定着するものである。また、定着ベルト27の内側に外部加圧ローラ17bと対向して補助パッドHPを設け、さらに、定着ベルト27を張架すためのガイド部材としての案内枠GBaを設けるものである。
支持加熱ローラ17cに巻き掛けられた定着ベルト27としては、基体として内径60〜150mm程度で、厚さが20〜80μm程度のニッケル電鋳ベルト、或いは厚さが50〜200μm程度のポリイミド等の耐熱性樹脂ベルトを基体として用い、該基体の外側(外周面)にゴム層として、厚さ100〜500μm程度のシリコンゴムを被覆したものに、離型層としてゴム層の表面に厚さ20〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)やPTFEコーティング加工を施し、或いはPFAチューブを被覆したものを用いる。
支持加圧ローラ17aは、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼管)等のスチール材を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171aと、該金属パイプ171aの外周面に厚さ0.5〜5mmのシリコンゴム層172aを設け、さらに該シリコンゴム層172aの外側に厚さ30〜70μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブ173aとからなる、外径20〜50mm程度のソフトローラとして構成される。
外部加圧ローラ17bは、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼管)等のスチール材やアルミ材を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171bと、該金属パイプ171bの外周面に厚さ1〜3mmのシリコンゴム層172bを設け、さらに該シリコンゴム層172bの外側に厚さ30〜70μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティングを用いた離型層173bとからなる、外径40〜80mm程度のソフトローラとして構成される。また外部加圧ローラ17bの内部に外部加圧ローラ17bを加熱する発熱体としてのハロゲンヒータHLaを設けてあり、外部加圧ローラ17bの表面温度を温度センサTS2により検知し、維持する。
支持加熱ローラ17cは、基体としてアルミ系の材料からなる、肉厚1〜2mm程度の円筒状のパイプ171cと、該パイプ171cの外周面に厚さ10〜30μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティング172cとを形成した、外径40〜80mm程度のローラ部材として構成される。
定着ベルト27と外部加圧ローラ17bおよび補助パッドHPとの間に形成される補助ニップ部Naと、支持加圧ローラ17aと外部加圧ローラ17bとの間に形成させる主ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAにより、進入ガイド板17sを通して定着領域へ進入される記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)を加圧加熱すると共に、また補助パッドHPによってトナー像(或いはカラートナー像)が加圧・予熱され、記録紙P上に固定定着させる。熱と圧力による記録紙Pの変形や、トナーの粘着作用によって、定着ベルト27に巻き付こうとした記録紙Pは、記録紙Pの出口側において、この分離爪BTaの剥離補助を受けて、定着ベルト27から分離される。
また、支持加熱ローラ17cに接触或いは非接触の温度検知手段としての温度センサTS1を設け、支持加熱ローラ17cの温度制御を行う。また、定着ベルト27にも接触或いは非接触の温度検知手段としての温度センサを設けて、定着ベルト27の温度制御を行うようにしてもよい。勿論、温度検知手段は一方のみならず双方に設けることも可能である。
なお、トナー層には定着ベルト27のゴム層、もしくはごく薄い離型性層を介してゴム層が当接されるため、ゴム層が変形して転写材やトナー層の凹凸に追従して、均一に接触し、光沢むらなどのない均一な定着が行われ、トナー画像(トナー像)は適度な光沢を持ち、また定着後、熱と圧力による転写材の変形や、トナーの粘着作用によって、定着ベルト(定着部材)に巻き付こうとした転写材は、この分離爪の補助を受けて、定着ベルトから分離される。
分離爪BTaとしては、離型性に優れるフッ素系の耐熱性樹脂や、耐熱樹脂にフッ素樹脂をコーティングしたものなど、従来の爪の材料と類似のものが使用される。分離爪BTaは、図3に示すように、記録紙Pが排出される補助ニップ部Naと主ニップ部Nbとからなる定着ニップ部NAの出口側で、定着ベルト27を挟んで支持加圧ローラ17aに当接されて配置される。また、分離爪BTaは、回転軸Jtaを回転中心として、バネSPaの張力により先端部Paを定着ベルト27に当接して設けられる。バネSPaは、一方の側のフックFKaを、分離爪BTaの先端部Paと反対側の端部に設けられるフック取付部FTt(図4参照)に取り付けられると共に、他方の側のフックFKbを固定軸KJaの取り付けられて設けられる。また、分離爪BTaは、支持加圧ローラ17aの回転軸Jaと平行な軸である回転軸Jtaの周りに回転可能に支持されていている。分離爪BTaの先端部Paは支持加圧ローラ17aに掛け回された定着ベルト27に接触するように、バネSPaによって付勢されている。バネSPaをかける部分は、バネSPaのフックFKbの部分が回転軸Jtaと垂直方向にかかるようにフック取付部FTtに取り付けられておるので、分離爪BTaを傾けるような力が発生せず、分離爪BTaの先端部Paは支持加圧ローラ17aの回転軸Jaと平行になり、定着ベルト27に均一に当接する。上記構成の分離爪BTaは1つだけでなく複数個用いることも可能である。また、分離爪BTaを付勢するバネSPaは、分離爪BTa1つにつき1つと設定し、先端部Pa支持加圧ローラ17a軸方向の中点から支持加圧ローラ17aの軸い対し垂直な線の延長上に設ける。また、分離爪BTaのバネSPaを接続する部分が、分離爪BTaの回転軸Jtaと概ね垂直な方向に空けられた穴であり、さらに分離爪BTaの穴を形成する壁の一部を欠如したものである(即ち、フック取付部FTtである(図4参照、図3には不図示))。
上記の如く、本発明の如き構成をとることにより、分離補助手段が傾くことを防止し、定着装置のローラ部材(定着ローラ)に傷を付けることを抑止する定着装置を備える画像形成装置が得られる。
(3)本発明にかかわる分離補助手段の作成方法について、図4を用いて以下に説明する。図4は、図3の上面図で、本発明にかかわる分離補助手段の作成方法を示す図である。
図4によれば、本発明の分離補助手段作成方法として2つの成形型を用い、当該成形型のうち第1の成形型を分離爪BTaの先端部Paの稜線と概ね平行に抜き、第2の成形型を第1の成形型の抜き方向と0°<θ<90°だけ異なる方向へ抜くようにbするものである。また、成形型の数は前記第1の成形型と第2の成形型の2つのみを用いて分離爪BTaの成型を行うものである。分離爪BTaは、成形型によって先端部Paを精度よく作るため、先端部Paの部分にウェルドラインがくるのを避ける。従って、図4の紙面表裏方向に成形型を抜くことはできない。本発明では、先端部Paの部分にウェルドラインがこないように、かつバネSPaのフックFKa、FKbが回転軸Jta(図3参照、図4には不図示)に対して垂直になるように型を抜くため、図4のようにバネSPa(図3参照、図4には不図示)をかける部分をフック状とし、図4の矢印方向に、第1の成形型と第2の成形型とを抜くことで、ウェルドラインを精度がそれほど要求されない側面、背面に形成し、かつ2つの成形型で済み、コスト上昇を避けられる。図のθは、0°より大きければバネSPaの抜けを防止でき、90°未満であれば第2の成形型を抜くことは可能であるが、実際には、第2の成形型の抜き角度θとしては30°〜70°が適当である。小さいとバネSPaがはずれやすく、大きいとバネSPaを引っかける穴(フック取付部FTt)を分離爪BTaの先端部Paから遠ざけ、かつ細い腕でつながなければならず、部品が大きくなり、強度低下も招く。回転軸Jtaは第1の成形型で、バネSPaを引っかける穴は第2の成形型で形成する。先端部Paは第1、第2、何れの成型型で形成してもよい。
前述した特開2002−14565(引用文献4)に開示されている分離爪の形状で、両側に均等なバネをかければ、回転モーメントは発生しないが、部品点数が増える。また全く同じバネを実現することは不可能であり、微小なモーメントが残留する。
上記の如く、本発明の如き構成をとることにより、2つの型で成形できるようにして、部品点数の増加を抑えると共に、微小な回転モーメントも発生せず、分離補助手段が傾かないようにして、分離性能を損なうことを抑止する分離補助手段作成方法が得られる。
本発明にかかわる定着部材を有する定着装置を備える画像形成装置の概要断面構成図である。 本発明にかかわる分離補助手段を有する定着装置の概要断面図である。 図2の分離補助手段の拡大図である。 図3の上面図で、本発明にかかわる分離補助手段の作成方法を示す図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム
2Y,2M,2C,2K 帯電手段
3Y,3M,3C,3K 露光手段
4Y,4M,4C,4K 現像装置
17 定着装置
17a 支持加圧ローラ
17b 外部加圧ローラ
17c 支持加熱ローラ
27 定着ベルト
BTa 分離爪
FKa,FKb フック
FTt フック取付部
HLa ハロゲンランプ
HP 補助パッド
Ja,Jta 回転軸
KJa 固定軸
NA 定着ニップ部
Na 補助ニップ部
Nb 主ニップ部
Pa 先端部
P 記録紙
SPa バネ
TS1,TS2 温度センサ

Claims (6)

  1. 転写材上の未定着のトナー像を加圧加熱して固定する定着装置を有する画像形成装置において、
    前記定着装置は、前記未定着のトナー像を加圧加熱する定着部材と、前記定着部材から転写材を剥離する分離補助手段とを有し、
    前記分離補助手段は前記定着部材の回転軸と平行な軸の周りに回転可能に支持され、前記分離補助手段に付勢するバネが前記定着部材の回転軸方向と概ね平行な平面内で回転モーメントを生じないように支持されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離補助手段を付勢するバネが、前記分離補助手段1つにつき1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記分離補助手段の前記バネを接続する部分が、前記分離補助手段の回転軸と概ね垂直な方向に空けられた穴であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記分離補助手段の穴を形成する壁の一部が欠如していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 転写材上の未定着のトナー像を加圧加熱して固定する定着装置の定着に用いられる分離補助手段の作成方法において、
    少なくとも2つの成形型を用い、前記成形型のうち第1の成形型を前記分離補助手段の先端部稜線と概ね平行に抜き、第2の成形型を前記第1の成形型の抜き方向と0°<θ<90°だけ異なる方向へ抜くことを特徴とする分離補助手段作成方法。
  6. 前記成形型の数が2であることを特徴とする請求項5に記載の分離補助手段作成方法。
JP2003294950A 2003-08-19 2003-08-19 画像形成装置および分離補助手段作成方法 Pending JP2005062650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294950A JP2005062650A (ja) 2003-08-19 2003-08-19 画像形成装置および分離補助手段作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294950A JP2005062650A (ja) 2003-08-19 2003-08-19 画像形成装置および分離補助手段作成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005062650A true JP2005062650A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34371333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003294950A Pending JP2005062650A (ja) 2003-08-19 2003-08-19 画像形成装置および分離補助手段作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005062650A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259037A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2006266838A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Anzen Motor Car Co Ltd ブレーキ/速度テスト用試験機に使用するローラ及びその製造方法
JP2009258336A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259037A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP4609124B2 (ja) * 2005-03-16 2011-01-12 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2006266838A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Anzen Motor Car Co Ltd ブレーキ/速度テスト用試験機に使用するローラ及びその製造方法
JP2009258336A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Oki Data Corp 定着装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7398045B2 (en) Fixing unit and image forming apparatus
US7917074B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP2009014893A (ja) 定着装置、定着ベルト及び画像形成装置
US7606508B2 (en) Image forming apparatus with a fixing apparatus
JP5119774B2 (ja) ベルト定着装置及び画像形成装置
JP2011118087A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5092636B2 (ja) ベルト定着装置及び画像形成装置
JP2007086543A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6922427B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US7187894B2 (en) Image forming apparatus having a heat belt
JP5157192B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010197492A (ja) 押圧部材、定着装置および画像形成装置
JP2005062650A (ja) 画像形成装置および分離補助手段作成方法
JP4715854B2 (ja) 定着装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP4714893B2 (ja) 画像形成装置
JP4363826B2 (ja) 画像形成装置
JP2010039255A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2004246240A (ja) ベルト定着装置を有する画像形成装置
JP2007086530A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009122233A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008241843A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2004094079A (ja) 定着装置
JP2005071637A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2004077871A (ja) 画像形成装置
JP2005208201A (ja) 画像形成装置