JP2004077871A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部加圧ローラと摺動加圧部材との均一な当接を可能とし、均一な光沢性と安定した定着性を有する画像が得られ、且つベルト部材の蛇行を抑止するベルト定着装置を備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ベルト定着装置は、少なくとも支持加圧ローラと支持加熱ローラとの間に張架される無端状のベルト部材と、外部加圧ローラとを備え、外部加圧ローラはベルト部材を介して支持加圧ローラに対向して定着ニップ部を形成し、定着ニップ部に先行しては、ベルト部材と外部加圧ローラとが対向して補助ニップ部を形成し、該補助ニップ部の入り口には、ベルト部材と摺動し且つ外部加圧ローラに向けて加圧される摺動加圧部材を設け、支持加圧ローラの回転軸と平行な揺動軸で、前記摺動加圧部材を支持することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成に用いられるベルト定着装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置に用いられている定着装置として、弾性層を有して所定の温度に維持された発熱ゴムローラと、発熱ゴムローラに圧接し、弾性層を有する加圧ゴムローラとによって、未定着のトナー画像が形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方式が多用されている。
【0003】
しかしながら、この種の装置では、発熱ゴムローラの熱抵抗や熱容量が大きいため、ウォーミングアップ時間が長くなると共に、弾性層内側の温度が高くなり、発熱ゴムローラの寿命を短くしていた。
【0004】
また、カラー画像ではベタ面積が大きい画像が多く、そのベタ画像も黒以外のものが多く光沢むらなどが目立つ。上記の発熱ゴムローラ及び加圧ゴムローラにハードローラを用いる場合は、転写材(記録紙)やトナー層の凹凸に応じた光沢むらが生じるため、画像品位が低下するという問題点があった。
【0005】
これらの問題点を解決するために、無端状のベルト部材(定着ベルト)を用い、複数のローラ部材により定着ベルトを支持張架するもので、定着ベルト内部の定着ローラ(支持加圧ローラ)と、定着ベルトを挟んで支持加圧ローラと対向する加圧ローラ(外部加圧ローラ)と、内部に定着ベルトを加熱する加熱部材を有る加熱ローラ(支持加熱ローラ)とを設け、定着ベルトの回転方向で、支持加圧ローラの上流側に設けられる擬似ニップ部と、支持加圧ローラと外部加圧ローラ(加圧ローラ)との間に設けられる定着ニップ部とにて記録紙上のトナー像を定着するベルト定着装置が、特開平10−307496号公報等により開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平10−307496号公報等に開示される如き、ベルト部材(定着ベルト)を用いて高速定着に対応するため、加圧ローラ(外部加圧ローラ)に定着ベルトを巻き付けかける擬似ニップ部によって加熱時間を延長する方法があるが、擬似ニップ部での記録紙(転写材)と定着ベルトとのずれによる画像ずれを回避するにはある程度の加圧が必要である。この加圧にも、画像に対するある程度の加圧や加熱の時間が必要であり、擬似ニップ部を加圧するためのローラでは、加圧時間の確保が困難であり、パッド(補助パッド)ではローラの位置変動や機械精度不足により、均一な当接が困難であり、均一な光沢度と安定した定着性が得られないという問題が起こる。また定着ベルトの不均一な当接により定着ベルトの蛇行なども起こる。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決し、外部加圧ローラと摺動加圧部材との均一な当接を可能とし、均一な光沢性と安定した定着性を有する画像が得られ、且つベルト部材の蛇行を抑止するベルト定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、未定着のトナー像を転写材上に転写した後、前記未定着のトナー像をベルト定着装置により加圧加熱し、前記転写材上に固着させて定着を行う画像形成装置において、前記ベルト定着装置は、少なくとも支持加圧ローラと支持加熱ローラとの間に張架される無端状のベルト部材と、外部加圧ローラとを備え、前記外部加圧ローラはベルト部材を介して前記支持加圧ローラに対向して定着ニップ部を形成し、前記定着ニップ部に先行しては、前記ベルト部材と前記外部加圧ローラとが対向して補助ニップ部を形成し、該補助ニップ部の入り口には、前記ベルト部材と摺動し且つ前記外部加圧ローラに向けて加圧される摺動加圧部材を設け、前記支持加圧ローラの回転軸と平行な揺動軸で、前記摺動加圧部材を支持することを特徴とする画像形成装置によって達成される。
【0009】
本発明は上記の如き構成をとることにより、摺動加圧部材によって形成される比較的圧力の高い領域が安定して得られ、均一な光沢度と安定した定着性が得られ、また、摺動加圧部材の荷重や当接の均一性が不十分な場合に生じる定着ベルトの蛇行なども抑止可能なベルト定着装置を備える画像形成装置の提供を可能とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0011】
本発明に係わるベルト定着装置を用いる画像形成装置の一実施形態の画像形成プロセスおよび各機構について、図1ないし図4を用いて説明する。図1は、本発明に係わるベルト定着装置を用いる画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図であり、図2は、本発明に係わる摺動加圧部材を用いるベルト定着装置の一例の概要断面構成図であり、図3は、図2の摺動加圧部材の拡大図であり、図4は、図3の補助ニップ部の入口部におけるトナー像の圧着状態を示す図である。
【0012】
図1において、画像形成装置GSは、画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
【0013】
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿Dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。この際、原稿台上から搬送される原稿Dは、光沢レベル選択手段として用いられる光沢度レベル検出センサPKaにより、原稿画像の光沢度、および原稿画像のモノクロ、カラーの判別や両面画像の判別が行われる。
【0014】
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書き込み部(露光手段)3Y、3M、3C、3Kに信号を送る。
【0015】
自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原稿載置台上から搬送される多数枚の原稿Dの内容を、連続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積する事が可能であるから(電子RDH機能)、複写機能により多数枚の原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能により多数枚の原稿Dを送信する場合等に便利に使用される。
【0016】
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト6と、再給紙機構(ADU機構)を含む給紙搬送手段と、定着手段としてのベルト定着装置17とからなる。
【0017】
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、像形成体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたYのトナー像形成手段としての帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及び像形成体クリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形成体としての感光体ドラム1Mと、Mのトナー像形成手段としての帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及び像形成体クリーニング手段8Mを有する。
シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、像形成体としての感光体ドラム1Cと、Cのトナー像形成手段としての帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及び像形成体クリーニング手段8Cを有する。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、像形成体としての感光体ドラム1Kと、Kのトナー像形成手段としての帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成体クリーニング手段8Kを有する。帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯電手段2Kと露光手段3Kとは、潜像形成手段を構成する。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性(本実施形態においては負極性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像にて行われる。
【0018】
中間転写ベルト6は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
【0019】
画像形成プロセスの概要について以下に説明する。
画像形成部10Y、10M、10C及び10Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の不図示の電源により1次転写バイアスが印加される1次転写手段としての1次転写ローラ7Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベルト6上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像(カラートナー像)が形成される。給紙カセット20A、20B、20C内に収容された記録紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、2次転写手段としての2次転写ローラ7Aに搬送され、記録紙P上の一方の面(表面)にカラー画像が一括して転写される(2次転写)。
【0020】
カラー画像が転写された記録紙Pは、ベルト定着装置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
【0021】
転写後の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写残トナーは、像形成体クリーニング手段8Y、8M、8C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクルに入る。
【0022】
一方、2次転写ローラ7Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
【0023】
なお、上記画像形成プロセスにおいてはカラー画像形成にて説明したが、カラー画像形成のみならずモノクロ画像の形成や両面画像形成も行われることは勿論である。
【0024】
本発明に係わるベルト定着装置17は、図2に示す構成となっていて、無端状のベルト部材としての定着ベルト27と、定着ベルト27の内周面の一方において定着ベルト27を支持張架する支持加圧ローラ17aと、内部に加熱部材としてのハロゲンヒータHLaを有し定着ベルト27の内周面の他方において定着ベルト27を支持張架する支持加熱ローラ17cと、定着ベルト27を挟んで支持加圧ローラ17aと当接し、支持加圧ローラ17aを押圧(加圧)する外部加圧ローラ17bとを備えて定着ベルト27を張架するものである。
【0025】
支持加熱ローラ17cによって加熱される定着ベルト27を挟んで支持加圧ローラ17aと外部加圧ローラ17bとの間に定着ニップ部Nbを形成すると共に、定着ニップ部Nbの上流で(定着ニップ部Nbに先行して)、定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとが対向して、定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとの間に外部加圧ローラ17bに巻きかける補助ニップ部Naを形成して、該補助ニップ部Naと定着ニップ部Nbとを通して熱と圧力とを加えることにより記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)を定着するものである。この補助ニップ部Naにより、記録紙Pへの熱供給源である定着ベルト27と記録紙Pとの接触時間を大きくし、定着性や光沢度を上げることができる。
【0026】
定着ベルト27としては、基体として内径60〜150mm程度で、厚さが20〜80μm程度のニッケル電鋳ベルト、或いは厚さが50〜200μm程度のポリイミド等の樹脂部材耐熱性樹脂ベルトを基体として用い、該基体の外側(外周面)に、厚さ100〜500μm程度のシリコンゴムを被覆したものに、離型層として表面に厚さ30〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)やPTFEコーティング加工を施し、或いはPFAチューブを被覆したものを用いる。
【0027】
支持加圧ローラ17aは、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼管)等のスチール材を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171aと、該金属パイプ171aの外周面に厚さ0.5〜5mmのシリコンゴム層172aを設け、さらに該シリコンゴム層172aの外側に厚さ30〜70μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブ173aとからなる、外径25〜70mm程度のソフトローラとして構成される。
【0028】
前記補助ニップ部Naの入口部には、定着ベルト27の内周面より定着ベルト27と摺動する摺動加圧部材である補助パッドHPが設けられる。当該補助パッドHPは、図2または図3に示すように、補助パッドHPを保持する摺動加圧部材の保持部材としての断面コの字形状のホルダHD内に取り付けられ、定着ベルト27との摺動面(符号なし)と同一面内に設けられる両側の揺動軸JYaを支点軸(図3における補助パッドHPと定着ベルト27とが当接する摺動面の延長線上の位置を揺動軸JYaの中心位置)とし、補助パッドHPは外部加圧ローラ17bに向けて付勢され、外部加圧ローラ17bの回転軸Ja(図3参照、図2には不図示)と概ね平行な軸の周りに、補助パッドHPが両側の揺動軸JYaで揺動可能(首振り可能)に支持され圧着される。これにより、補助パッドHPが定着ベルト27との摩擦力によって回転モーメントが生じ、補助パッドHPを回転させるには極めて大きな回転モーメントが必要で、本実施形態においては安定して押圧状態を維持する補助ニップ部Naを形成できる。また、ホルダHDは補助パッドHPが撓まないように補助パッドHPを保持する部材である。また補助パッドHPの揺動軸JYaは支持加圧ローラ17aや支持加熱ローラ17cの回転軸Jaとも概ね平行して設けられる。
【0029】
具体的には、図3に示すように、回転される外部加圧ローラ17bの外周面に沿うように補助パッドHPが設けられ、補助パッドHPが外部加圧ローラ17bに対して、多少傾くことがあっても、揺動軸JYaを支点として補助パッドHPが外部加圧ローラ17b面に倣うように首振り(回転)され、補助パッドHPは概ね均等に当接されるようにして摺動される。
【0030】
本発明においては摺動加圧部材は上記の構成となっているが、揺動軸JYaが補助パッドHPと定着ベルト27との接触面内から離れると、補助パッドHPに回転モーメントが掛かり、押圧力に変動が生じて補助パッドHPが上流側に食い込み勝手になり、所望の加圧幅が得られなかったり、最悪補助パッドHPが回転してしまう等の傷害が生じ、均一な補助パッドHPの当接は望めない。また補助パッドHPを固定してしまうと、工作精度により補助パッドHPの上流だけや下流だけが加圧され、やはり所望でかつ均一な加圧が得られなくなる。
【0031】
外部加圧ローラ17bは、例えばSTKM(機械構造用炭素鋼管)等のスチール材やアルミ材を用いた、肉厚2〜5mm程度の円筒状の金属パイプ171bと、該金属パイプ171bの外周面に厚さ1〜3mmのシリコンゴム層172bを設け、さらに該シリコンゴム層172bの外側に厚さ20〜50μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブを用いた離型層173bとからなる、外径40〜80mm程度のソフトローラとして構成される。また外部加圧ローラ17bの内部に、図2に点線で示すように、加熱部材としてのハロゲンヒータHLaを設けてもよい。
【0032】
内部に定着ベルト27を加熱する加熱部材としてのハロゲンヒータHLaが設けられる支持加熱ローラ17cは、基体として例えばアルミ材を用いた、肉厚1〜2mm程度の円筒状の金属パイプ171cと、該金属パイプ171cの外周面に厚さ10〜30μm程度のPFA(パーフルオロアルコキシ)コーティング172cとを形成した、外径30〜70mm程度のローラ部材として構成される。
また図2に太線矢印で示すように、支持加圧ローラ17aから離れている方向に支持加熱ローラ17cが付勢され、定着ベルト27が張架される。
【0033】
また、前記補助パッドHPとしては、例えば5〜10mm程度の幅で、材質として耐熱性の弾性体、例えば厚さが2〜5mm程度のシリコン、フッ素等を用いたソリッドゴムやスポンジゴムが用いられる。また薄厚の、成型された樹脂や、アルミ或いはステンレス等の金属部材を用いることも可能であるが、この場合には外部加圧ローラ17bの表層に弾性層を設けることが必須である。
【0034】
不図示の駆動モータにより支持加圧ローラ17aを回転駆動し、支持加圧ローラ17aの回転により定着ベルト27を支持搬送させて従動回転させる。外部加圧ローラ17bを回転駆動し、外部加圧ローラ17bにより定着ベルト27を支持搬送し、定着ベルト27を従動回転させるようにしてもよい。
【0035】
定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとの間に形成される補助ニップ部Naと、支持加圧ローラ17aと外部加圧ローラ17bとの間に形成させる定着ニップ部Nbとにより、進入ガイド板17sを通して定着領域へ進入される記録紙P上のトナー像(或いはカラートナー像)を加圧加熱し、記録紙P上に固着定着させる。支持加圧ローラ17aと外部加圧ローラ17bとの間に形成させる定着ニップ部Nbでの定着に先立ち、定着ベルト27と外部加圧ローラ17bとの間に形成される補助ニップ部Naに記録紙Pが挟まれ、図4に示すように、補助ニップ部Naの入口部において、荷重(圧力)を例えばA−3縦送りサイズ幅で50〜200N程度とする補助パッドHPによって記録紙P上のトナー(トナー像)が図に斜線で示す押しつぶされた状態のトナー(トナー像)となって加圧・予熱されて記録紙P上に仮止めされ、さらに、その後の定着ニップ部Nbで、定着ベルト27の持つ熱と外部加圧ローラ17bによる圧力とによって、トナー像が記録紙P上に完全に定着される。
【0036】
また、支持加熱ローラ17cに接触する温度センサTS1を設け、支持加熱ローラ17cの温度制御を行う。定着ベルト27の外周面の温度を非接触センサで検知してもよい。
【0037】
上述したように、定着ベルト27は支持加圧ローラ17aもしくは外部加圧ローラ17bによって駆動されており、進入ガイド板17sなどにより定着領域に搬送させてきたトナー画像(トナー像)を保持した記録紙Pが、入口部に設けた補助ニップ部Naによって、図4に示した如く、適度のパッド力で押圧されて予備定着され、定着ベルト27が巻回した支持加圧ローラ17aに、記録紙Pを挟んで外部加圧ローラ17bが加圧する定着ニップ部Nbにおいて、定着ベルト27の持つ熱と外部加圧ローラ17bによる圧力とによって、トナー画像(トナー像)が記録紙Pに定着される。この際、記録紙P上のトナー層(トナー像)には、ゴムもしくは薄い離型層を介して定着ベルト27のゴムが当接されるため、ゴムが変形して、記録紙Pやトナー層の凹凸に追従して、均一に接触し、光沢むらなどのない均一な定着が行われるので、トナー画像(トナー像)は適度な光沢が保たれ、また定着後、記録紙Pは安定して定着ベルト27から分離される。
【0038】
本発明は上記の如き構成をとることにより、補助パッドHPによって形成される比較的圧力の高い領域が安定して得られ、均一な光沢度と安定した定着性が得られる。また、補助パッドHPの荷重や当接の均一性が不十分な場合に走行抵抗不均一により生じる定着ベルト27の蛇行なども抑止できる。
【0039】
なお上記本実施の形態の説明では、ニップ部において転写材に接触する部材の一方がベルト部材で、一方がローラ部材である構成(ベルトニップ部と定着ニップ部とからなるニップ部を有する構成)について説明したが、ベルト部材を対としてニップ部を形成して転写材を挟む構成についても、同様に効果があることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、摺動加圧部材によって形成される比較的圧力の高い領域が安定して得られ、均一な光沢度と安定した定着性が得られる。また、摺動加圧部材の荷重や当接の均一性が不十分な場合に生じるベルト部材の蛇行なども抑止可能なベルト定着装置を備える画像形成装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるベルト定着装置を用いる画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【図2】発明に係わる摺動加圧部材を用いるベルト定着装置の一例の概要断面構成図である。
【図3】図2の摺動加圧部材の拡大図である。
【図4】図3の補助ニップ部の入口部におけるトナー像の圧着状態を示す図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム
2Y,2M,2C,2K 帯電手段
3Y,3M,3C,3K 露光手段
4Y,4M,4C,4K 現像装置
7A 2次転写ローラ
7Y,7M,7C,7K 1次転写ローラ
8A 中間転写体クリーニング手段
8Y,8M,8C,8K 像形成体クリーニング手段
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
17 ベルト定着装置
17a 支持加圧ローラ
17b 外部加圧ローラ
17c 支持加熱ローラ
17s 進入ガイド板
27 定着ベルト
HLa ハロゲンヒータ
HP 補助パッド
Ja 回転軸
JYa 揺動軸
Na 補助ニップ部
Nb 定着ニップ部
P 記録紙

Claims (3)

  1. 未定着のトナー像を転写材上に転写した後、前記未定着のトナー像をベルト定着装置により加圧加熱し、前記転写材上に固着させて定着を行う画像形成装置において、
    前記ベルト定着装置は、
    少なくとも支持加圧ローラと支持加熱ローラとの間に張架される無端状のベルト部材と、
    外部加圧ローラとを備え、
    前記外部加圧ローラはベルト部材を介して前記支持加圧ローラに対向して定着ニップ部を形成し、
    前記定着ニップ部に先行しては、前記ベルト部材と前記外部加圧ローラとが対向して補助ニップ部を形成し、
    該補助ニップ部の入り口には、前記ベルト部材と摺動し且つ前記外部加圧ローラに向けて加圧される摺動加圧部材を設け、前記支持加圧ローラの回転軸と平行な揺動軸で、前記摺動加圧部材を支持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記揺動軸が、前記ベルト部材との摺動面内にあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記摺動加圧部材の前記外部加圧ローラへの付勢を、前記摺動加圧部材の両端部にて独立して行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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