JP2005062640A - ペリクル付きフォトマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォトマスクの大サイズ化に伴うペリクルの大サイズ化に起因して生じる問題を回避し、大サイズ化が急務であるペリクル付き表示装置用フォトマスクを早期に実現する。
【解決手段】 例えば、図1に示すように、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に6画面を配置したマスク、いわゆる6面取りのマスク)に、画面配置に合わせ2画面づつ、3枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した、ペリクル付き表示装置用フォトマスクとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 例えば、図1に示すように、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に6画面を配置したマスク、いわゆる6面取りのマスク)に、画面配置に合わせ2画面づつ、3枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した、ペリクル付き表示装置用フォトマスクとする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ペリクル付きフォトマスク(レティクル含む)及びその製造方法等に関し、特に表示装置製造用の大型フォトマスクに好適に適用できるペリクル付きフォトマスク及びその製造方法等に関する。
フォトマスクやレティクルは、透光性基板上に遮光膜パターンが形成された微細パターン転写の原版として知られている。
また、フォトマスクやレティクルの表面(パターン形成面)上に異物が付着することを防止するため、ペリクルと呼ばれる防塵カバーを装着することが多い。
ここで、ペリクルの一般的な構造としては、金属、セラミックス、ポリマーなどからなる枠体の片側に、ポリマー、ガラス等の透明な薄膜又は薄板を貼り付け、その反対側に、マスクに貼り付けるための粘着材を設けたものが挙げられる。例えば、ペリクルはフォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有する厚さ数ミリ程度の枠体の一方の縁面に厚さ10μm以下のニトロセルロース或いはセルロース誘導体等の透明な高分子膜からなるペリクル膜を展張して接着し、且つ枠体の他方の縁面が粘着材を介してフォトマスクやレティクルの表面に貼着される。フォトマスクやレティクルの表面に異物が付着した場合、その異物が被転写基板上に形成されたフォトレジスト上に結像して回路パターン欠陥の原因となるが、フォトマスクやレティクルの少なくともパターン形成面にペリクルを配置した場合、ペリクルの表面に付着した異物はフォーカス位置がずれる(デフォーカスされる)ために、被転写基板上に形成されたフォトレジスト上に結像することがなく、回路パターンに欠陥を生じさせることがない。
従来、フォトマスクやレティクルにペリクルを装着する場合、フォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有しフォトマスク表面のほぼ全面が覆われるペリクルを用い、フォトマスクに対し1枚のペリクルを装着している(例えば特許文献1図9参照)。
また、フォトマスクやレティクルの表面(パターン形成面)上に異物が付着することを防止するため、ペリクルと呼ばれる防塵カバーを装着することが多い。
ここで、ペリクルの一般的な構造としては、金属、セラミックス、ポリマーなどからなる枠体の片側に、ポリマー、ガラス等の透明な薄膜又は薄板を貼り付け、その反対側に、マスクに貼り付けるための粘着材を設けたものが挙げられる。例えば、ペリクルはフォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有する厚さ数ミリ程度の枠体の一方の縁面に厚さ10μm以下のニトロセルロース或いはセルロース誘導体等の透明な高分子膜からなるペリクル膜を展張して接着し、且つ枠体の他方の縁面が粘着材を介してフォトマスクやレティクルの表面に貼着される。フォトマスクやレティクルの表面に異物が付着した場合、その異物が被転写基板上に形成されたフォトレジスト上に結像して回路パターン欠陥の原因となるが、フォトマスクやレティクルの少なくともパターン形成面にペリクルを配置した場合、ペリクルの表面に付着した異物はフォーカス位置がずれる(デフォーカスされる)ために、被転写基板上に形成されたフォトレジスト上に結像することがなく、回路パターンに欠陥を生じさせることがない。
従来、フォトマスクやレティクルにペリクルを装着する場合、フォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有しフォトマスク表面のほぼ全面が覆われるペリクルを用い、フォトマスクに対し1枚のペリクルを装着している(例えば特許文献1図9参照)。
例えば液晶ディスプレイのTFTアレイ等、表示装置の製造工程におけるマスクアライナーを用いた露光工程に用いられる、表示装置製造用フォトマスクは、画素パターン等からなる表示画面(1枚のディスプレーパネルに相当する)の大面積化及び多数画面を一枚の基板から一度に製造する要求(多面取り効率を上げる要求)等により、基板サイズが大型化する傾向にあり、これに伴い、フォトマスクの大サイズ化が余儀無くされている。フォトマスクが大サイズ化するということは、ペリクルサイズも現在より更に大サイズ化することが必要となる。
しかしながら、第1の問題として、ペリクルサイズが現在より更に大サイズ化すると、例えば現状で使用されているニトロセルロース膜等の有機系のペリクル膜などの透明部材が撓みやすくなり、特に中央の撓みが大きく、しかもペリクル膜とマスク表面との距離はペリクル膜の撓みがないときで7mm程度しかないので、急激な気圧の変動等(例えば航空機でペリクル付きマスクを搬送した場合など)によってマスク表面にペリクル膜が接触又は付着する恐れが大きくなるという問題がある。マスク表面にペリクル膜が接触又は一時的に付着すると、その跡がペリクル膜に残る恐れがあり、光学特性に悪影響を与える恐れがあるので好ましくなく、最悪の場合、マスクをパターン転写に用いることが困難となる。マスク表面にペリクル膜が恒常的に付着してしまった場合にも、マスクをパターン転写に用いることが困難となる。
しかしながら、第1の問題として、ペリクルサイズが現在より更に大サイズ化すると、例えば現状で使用されているニトロセルロース膜等の有機系のペリクル膜などの透明部材が撓みやすくなり、特に中央の撓みが大きく、しかもペリクル膜とマスク表面との距離はペリクル膜の撓みがないときで7mm程度しかないので、急激な気圧の変動等(例えば航空機でペリクル付きマスクを搬送した場合など)によってマスク表面にペリクル膜が接触又は付着する恐れが大きくなるという問題がある。マスク表面にペリクル膜が接触又は一時的に付着すると、その跡がペリクル膜に残る恐れがあり、光学特性に悪影響を与える恐れがあるので好ましくなく、最悪の場合、マスクをパターン転写に用いることが困難となる。マスク表面にペリクル膜が恒常的に付着してしまった場合にも、マスクをパターン転写に用いることが困難となる。
また第2の問題として、枠体が大サイズ化すると、枠体がゆがみ、その結果、有機系のペリクル膜にも、ゆがみ(歪み)や撓みが生じやすくなり、光学特性等に悪影響を与える恐れが大きくなるという問題がある。また、枠体のゆがみ(歪み)や撓みは、ペリクルのマスクに対する貼り付け位置精度を悪化させるという問題もある。枠体のゆがみを低減しようとすると、枠体を頑丈に構成する必要があり、そのため枠体の貼着面の幅が大きくなるという新たな問題が生じる。
さらに、ペリクル付きマスクは、ペリクルの付いていないフォトマスクの本来の機能を低減させるものであってはならない。このため、有機系のペリクル膜の透過率、膜厚ばらつき、異物欠陥、膜張力等を厳密に制御する必要があり、高度な技術力を要求される。しかし、フォトマスクの大サイズ化が実現しても、ペリクル膜保証(透過率、膜厚ばらつき、異物欠陥、膜張力)された大サイズ化したペリクルが実現しなければ、大サイズ化に対応したペリクル膜付きマスクを実現できないという第3の問題がある。
また第4の問題として、大サイズの有機系ペリクル膜を製作するためには、大サイズのペリクル膜成膜用基板(例えば特許文献2参照)、成膜装置を準備しなければならず、莫大な投資が必要となり、その結果ペリクル付きマスクの高価格につながるという問題がある。更に、ペリクル膜保証(透過率、膜厚ばらつき、異物欠陥、膜張力)するため高度な技術力を要求され、歩留まりも小・中サイズに比べ、悪化することになり、その結果ペリクルの高価格、ひいてはペリクル付きマスクの高価格につながるという問題がある。
上述した第1〜4の問題は、フォトマスクのサイズが表面積で3000cm2以上、更には4000cm2以上になるにつれ、より深刻となる。
特開2001−109135号公報
特開2001−40506号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、フォトマスクのサイズが大サイズ化した場合であっても、ペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題、即ち透明部材が大きく撓むという問題、枠体のゆがみに起因して光学特性に悪影響を与える恐れがある問題、ペリクル膜保証の問題やペリクル付きマスクの高価格化の問題、を解消しうるペリクル付きマスクの提供を目的とする。
本発明は以下の構成を有する。
(構成1) 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われていることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。
(構成2) 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記外枠及び補助部材によって透明部材が支持されると共に、前記補助部材は、前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に貼着されることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。
(構成3) 前記ペリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする構成3に記載のペリクル付きフォトマスク。
(構成4) 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする構成1〜3項から選ばれる一項に記載のペリクル付きフォトマスク。
(構成5) 外枠及び該外枠に支持された透明部材とを有し、
前記ペリクルの外枠を、主要領域を含むパターン領域と非パターン領域を有するフォトマスクにおける前記フォトマスク表面の非パターン領域に粘着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域を、前記ぺリクルの透明部材により覆うことが可能なペリクルであって、 前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記補助部材は、複数の主要領域を有する前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に配置されるように設けられたことを特徴とするペリクル。
(構成6) 前記ぺリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする構成5に記載のペリクル。
(構成7) 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする構成5又は6に記載のペリクル。
(構成1) 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われていることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。
(構成2) 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記外枠及び補助部材によって透明部材が支持されると共に、前記補助部材は、前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に貼着されることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。
(構成3) 前記ペリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする構成3に記載のペリクル付きフォトマスク。
(構成4) 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする構成1〜3項から選ばれる一項に記載のペリクル付きフォトマスク。
(構成5) 外枠及び該外枠に支持された透明部材とを有し、
前記ペリクルの外枠を、主要領域を含むパターン領域と非パターン領域を有するフォトマスクにおける前記フォトマスク表面の非パターン領域に粘着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域を、前記ぺリクルの透明部材により覆うことが可能なペリクルであって、 前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記補助部材は、複数の主要領域を有する前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に配置されるように設けられたことを特徴とするペリクル。
(構成6) 前記ぺリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする構成5に記載のペリクル。
(構成7) 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする構成5又は6に記載のペリクル。
本発明によれば、ペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題、即ち透明部材が大きく撓むという問題、そのため例えば有機系のペリクル膜の場合ペリクル膜がマスク表面に接触又は付着する恐れがある問題、枠体のゆがみに起因して光学特性に悪影響を与える恐れがある問題、ペリクル膜保証の問題やペリクル付きマスクの高価格化の問題を解消しうるペリクル付きマスクを提供できる。特に、フォトマスクが大サイズ化した場合であっても、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付きマスクを提供できる。この発明は、大サイズ化が急務であるペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの早期実現に特に有用である。
以下、本発明について詳細に説明する。
構成1記載の発明は、主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、外枠及び前記外枠の内側を覆う該外枠に支持された透明部材を有するペリクルと、を有し、前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われていることを特徴とするペリクル付きフォトマスクである。
上記構成1によれば、前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われているので、フォトマスクの全面に1枚のペリクルを装着する場合に比べ、ペリクルのサイズを小さく抑えることが可能となる。
この結果、上述した第1〜4の問題、即ち、透明部材が大きく撓むという問題、そのため例えば有機系のペリクル膜の場合ペリクル膜がマスク表面に接触又は付着する恐れがある問題、枠体のゆがみに起因して光学特性に悪影響を与える恐れがある問題(又はペリクル貼り付け面積の増大の問題)、ペリクル膜保証の問題やペリクル付きマスクの高価格化の問題、を解消しうるペリクル付きマスクを提供できる。特に、フォトマスクが大サイズ化(表面積のサイズで3000cm2以上のサイズ)した場合であっても、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付きマスクを提供できる(構成4)。上記構成1記載の発明は、フォトマスクのサイズとして、500×750mm、520×610mm、更には表面積が4000cm2以上の520×800mm、更には1000×1000mm以上になるにつれ、有用性が増す。上記構成1記載の発明は、大サイズ化が急務であるペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの早期実現に特に有用である。
構成1記載の発明は、主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、外枠及び前記外枠の内側を覆う該外枠に支持された透明部材を有するペリクルと、を有し、前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われていることを特徴とするペリクル付きフォトマスクである。
上記構成1によれば、前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われているので、フォトマスクの全面に1枚のペリクルを装着する場合に比べ、ペリクルのサイズを小さく抑えることが可能となる。
この結果、上述した第1〜4の問題、即ち、透明部材が大きく撓むという問題、そのため例えば有機系のペリクル膜の場合ペリクル膜がマスク表面に接触又は付着する恐れがある問題、枠体のゆがみに起因して光学特性に悪影響を与える恐れがある問題(又はペリクル貼り付け面積の増大の問題)、ペリクル膜保証の問題やペリクル付きマスクの高価格化の問題、を解消しうるペリクル付きマスクを提供できる。特に、フォトマスクが大サイズ化(表面積のサイズで3000cm2以上のサイズ)した場合であっても、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付きマスクを提供できる(構成4)。上記構成1記載の発明は、フォトマスクのサイズとして、500×750mm、520×610mm、更には表面積が4000cm2以上の520×800mm、更には1000×1000mm以上になるにつれ、有用性が増す。上記構成1記載の発明は、大サイズ化が急務であるペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの早期実現に特に有用である。
構成2記載の発明は、主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、外枠及び前記外枠の内側を覆う該外枠に支持された透明部材を有するペリクルと、を有し、前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、前記外枠及び補助部材によって透明部材が支持されると共に、前記補助部材は、前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に貼着されることを特徴とするペリクル付きフォトマスクである。
上記構成2によれば、前記ペリクルが、前記外枠及び前記補助部材によって前記透明部材を支持する構造を有しているので、例えば有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1の問題、即ちマスク表面に透明部材が接触又は付着する恐れがある問題を解消しうるペリクル付きマスクを提供できる。
上記構成2によれば、フォトマスクが表面積が3000cm2以上のサイズに大型化した場合であっても、上述した第1、2の問題を生ずることのない、ペリクル付きマスクを提供しうる(構成4)。
上記構成2によれば、前記ペリクルが、前記外枠及び前記補助部材によって前記透明部材を支持する構造を有しているので、例えば有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1の問題、即ちマスク表面に透明部材が接触又は付着する恐れがある問題を解消しうるペリクル付きマスクを提供できる。
上記構成2によれば、フォトマスクが表面積が3000cm2以上のサイズに大型化した場合であっても、上述した第1、2の問題を生ずることのない、ペリクル付きマスクを提供しうる(構成4)。
上記構成3によれば、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されたものであるので、その分個々の透明部材の面積を小さくできるので、上述した第3、4の問題、即ちペリクル膜保証の問題やペリクル付きマスクの高価格化の問題を解消又は低減しうるペリクル付きマスクを提供できる。
尚、上記補助部材は、フォトマスク表面及び透明部材の双方に貼着しうる構造を有しているものであり、外枠の内側に橋渡しされることにより、前記外枠に支持された透明部材をその内側で支持するものである。補助部材は、透明部材を補助的に支持するものとしても、透明部材を外枠と同様の支持構造で支持するものとしても良い。
上記本発明において、主要領域とは、転写パターンが形成された領域(転写領域)である。
また、非主要領域とは、主要領域以外の領域であって、ペリクルの外枠又は補助部材を貼着可能な領域である。この非主要領域には、アライメントマーク形成領域やテストパターン形成領域等の主要領域以外のパターン領域が含まれるが、ペリクルの外枠及び補助部材はパターン領域を避けて貼着される。
なお、通常のフォトマスクは、主要領域の間隙の非主要領域には各種マークやテストパターンが形成され、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための領域が保証されたものではない。したがって、本発明のペリクル付きマスクを実現するためには、前記フォトマスクが、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための非主要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための非主要領域を、有するように設計、作製されたフォトマスクであり、かつ、前記ペリクルが、前記ペリクルを貼着するための非主要領域に合わせて設計、作製されたペリクルである、ことが必要となる。例えば、前記フォトマスクが、多数画面を一枚の基板から一度に製造するために、一枚の基板上に多数画面を配置した表示装置用フォトマスクであって、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための非主要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための非主要領域、を有するように設計、作製されたフォトマスクであり、かつ、前記ペリクルが、前記ペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせて設計、作製されたペリクルである、ことが必要となる。
上記本発明において、フォトマスクが複数の主要領域を有する場合とは、例えば、マスク上に複数画面を配置した表示装置製造用フォトマスクマスクが挙げられ、各画面形成領域が各々主要領域に相当する。
上記構成1に関し、複数の主要領域を、複数のペリクルで覆う場合、各主要領域を個々のペリクルで覆う態様や、複数の主要領域を任意にグループ化した領域を個々のペリクルで覆う態様が含まれる。
上記本発明において、非主要領域は、複数の主要領域群の最外周及び主要領域間に形成できる。主要領域間に形成する非主要領域は、各主要領域間に形成する態様や、複数の主要領域を任意にグループ化し、このグループ化された領域間に形成する態様が含まれる。
また、非主要領域とは、主要領域以外の領域であって、ペリクルの外枠又は補助部材を貼着可能な領域である。この非主要領域には、アライメントマーク形成領域やテストパターン形成領域等の主要領域以外のパターン領域が含まれるが、ペリクルの外枠及び補助部材はパターン領域を避けて貼着される。
なお、通常のフォトマスクは、主要領域の間隙の非主要領域には各種マークやテストパターンが形成され、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための領域が保証されたものではない。したがって、本発明のペリクル付きマスクを実現するためには、前記フォトマスクが、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための非主要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための非主要領域を、有するように設計、作製されたフォトマスクであり、かつ、前記ペリクルが、前記ペリクルを貼着するための非主要領域に合わせて設計、作製されたペリクルである、ことが必要となる。例えば、前記フォトマスクが、多数画面を一枚の基板から一度に製造するために、一枚の基板上に多数画面を配置した表示装置用フォトマスクであって、構成1記載の複数のペリクルを貼着するための非主要領域、又は、構成2記載のペリクルを貼着するための非主要領域、を有するように設計、作製されたフォトマスクであり、かつ、前記ペリクルが、前記ペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせて設計、作製されたペリクルである、ことが必要となる。
上記本発明において、フォトマスクが複数の主要領域を有する場合とは、例えば、マスク上に複数画面を配置した表示装置製造用フォトマスクマスクが挙げられ、各画面形成領域が各々主要領域に相当する。
上記構成1に関し、複数の主要領域を、複数のペリクルで覆う場合、各主要領域を個々のペリクルで覆う態様や、複数の主要領域を任意にグループ化した領域を個々のペリクルで覆う態様が含まれる。
上記本発明において、非主要領域は、複数の主要領域群の最外周及び主要領域間に形成できる。主要領域間に形成する非主要領域は、各主要領域間に形成する態様や、複数の主要領域を任意にグループ化し、このグループ化された領域間に形成する態様が含まれる。
上記本発明において、透明部材は、有機系材料又は無機系材料で構成できる。有機系材料としては、セルロース誘導体、フッ素系ポリマーなどのポリマー(有機重合体)などが挙げられる。無機系材料としては、露光光に対して透明な各種ガラス材料(例えばフォトマスク基板材料)などが挙げられる。
また、本発明における外枠及び補助部材の幅は、強度の観点から5〜13mmとすることが望ましい。
また、本発明における外枠及び補助部材の幅は、強度の観点から5〜13mmとすることが望ましい。
構成1記載のペリクル付きマスクは、複数枚のペリクルの外枠を各々保持し、複数枚のペリクルを一度に貼り付けることのできる貼り付け用治具を用いて、前記複数枚のペリクルを一度にマスク表面に装着して製造することが好ましい。複数枚のペリクルを一度にマスク表面に装着するので、効率が非常によいからである。
構成2記載のペリクル付きマスクは、少なくともペリクルの外枠を保持する機構を有し、好ましくはペリクルの補助部材を保持できる又は補助部材の部分を押圧しうる部材を有する貼り付け用治具を用いて製造することが好ましい。
また、複数の透明部材を互いに重なり合わないように貼着するために、補助部材に溝を設けたものを使用してもよい。
構成2記載のペリクル付きマスクは、少なくともペリクルの外枠を保持する機構を有し、好ましくはペリクルの補助部材を保持できる又は補助部材の部分を押圧しうる部材を有する貼り付け用治具を用いて製造することが好ましい。
また、複数の透明部材を互いに重なり合わないように貼着するために、補助部材に溝を設けたものを使用してもよい。
(実施の形態1)
図1は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に6画面を配置したマスク、いわゆる6面取りのマスク)に、画面配置に合わせ2画面づつ、3枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、ペリクルを複数枚装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、上記ペリクル2は、前記表示装置用大型フォトマスクにおけるペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせたて設計、作製されたペリクルである。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態1によれば、有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、図2に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
図1は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に6画面を配置したマスク、いわゆる6面取りのマスク)に、画面配置に合わせ2画面づつ、3枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、ペリクルを複数枚装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、上記ペリクル2は、前記表示装置用大型フォトマスクにおけるペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせたて設計、作製されたペリクルである。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態1によれば、有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、図2に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
(実施の形態2)
図3は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に2画面を配置したマスク、いわゆる2面取りのマスク)に、画面配置に合わせ1画面づつ、2枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、ペリクルを複数枚装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、上記ペリクル2は、前記表示装置用大型フォトマスクにおけるペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせたて設計、作製されたペリクルである。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態2によれば、有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、図4に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
図3は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に2画面を配置したマスク、いわゆる2面取りのマスク)に、画面配置に合わせ1画面づつ、2枚のペリクル2を装着(多面付け装着)した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、ペリクルを複数枚装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、上記ペリクル2は、前記表示装置用大型フォトマスクにおけるペリクルを複数枚装着するための非主要領域に合わせたて設計、作製されたペリクルである。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態2によれば、有機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関し、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、図4に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
(実施の形態3)
図5は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に2画面を配置したマスク、いわゆる2面取りのマスク)に、外枠3内に補助部材4を有する1枚のペリクル2を装着した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、上記補助部材4を有するペリクル2を装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、補助部材4は、図6に示すように、外枠3の中央部を橋渡しするように形成され、フォトマスク表面及び透明部材5の双方に貼着しうる構造を有している。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態2によれば、上述した第1、2の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
また、2つの透明部材により外枠及び補助部材により形成された左右の窓をそれぞれ覆うような構造としてもよい。その場合は、図7に示すように、補助部材4に溝6を有し、各透明部材が互いに重ならないようにすることが望ましい。
5が、補助部材4に沿って分断されたもの(つまり左右の枠に各々透明部材5を貼着したもの)である場合は、さらに上述した第3、4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、前述した図4に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
図5は、主表面のサイズが520×800mmの表示装置用大型フォトマスク1(マスク上に2画面を配置したマスク、いわゆる2面取りのマスク)に、外枠3内に補助部材4を有する1枚のペリクル2を装着した状態を示す、平面図である。
上記表示装置用大型フォトマスク1は、上記補助部材4を有するペリクル2を装着するために、非主要領域に、アライメントマークやテストパターン等のパターン領域が形成されていない領域を有するように設計、作製された表示装置用大型フォトマスクである。また、補助部材4は、図6に示すように、外枠3の中央部を橋渡しするように形成され、フォトマスク表面及び透明部材5の双方に貼着しうる構造を有している。尚、本実施の形態における外枠の幅は8mmである。
実施の形態2によれば、上述した第1、2の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
また、2つの透明部材により外枠及び補助部材により形成された左右の窓をそれぞれ覆うような構造としてもよい。その場合は、図7に示すように、補助部材4に溝6を有し、各透明部材が互いに重ならないようにすることが望ましい。
5が、補助部材4に沿って分断されたもの(つまり左右の枠に各々透明部材5を貼着したもの)である場合は、さらに上述した第3、4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクを提供できる。
これに対し、前述した図4に示すように、フォトマスク1の全面に1枚のペリクル2を装着した場合、上述した第1〜4の問題を生ずることのない、ペリクル付き表示装置用大型フォトマスクの提供は困難である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、適宜変形して実施できる。
例えば、上記実施の形態と同様の態様は、無機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関しも適用できる。
また、外枠3は長方形に限らず、主要領域の形状に応じて正方形であっても良く、外枠3の一部が凹状、曲線状に形成されたものであっても良い。
例えば、上記実施の形態と同様の態様は、無機系のペリクル膜を有するペリクル付きマスクに関しも適用できる。
また、外枠3は長方形に限らず、主要領域の形状に応じて正方形であっても良く、外枠3の一部が凹状、曲線状に形成されたものであっても良い。
1 フォトマスク
2 ペリクル
3 外枠
4 補助部材
5 透明部材
6 溝
2 ペリクル
3 外枠
4 補助部材
5 透明部材
6 溝
Claims (7)
- 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記フォトマスクの主要領域は、複数のペリクルで覆われていることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。 - 主要領域と非主要領域を有するフォトマスクと、
外枠及び該外枠に支持されかつ前記外枠の内側を覆う透明部材を有するペリクルと、を有し、
前記ペリクルの外枠を前記フォトマスク表面の非主要領域に貼着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域が、前記ペリクルの透明部材により覆われたペリクル付きフォトマスクであって、
前記フォトマスクは、複数の主要領域を有し、
前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記外枠及び補助部材によって透明部材が支持されると共に、前記補助部材は、前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に貼着されることを特徴とするペリクル付きフォトマスク。 - 前記ペリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする請求項3に記載のペリクル付きフォトマスク。
- 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする請求項1〜3項から選ばれる一項に記載のペリクル付きフォトマスク。
- 外枠及び該外枠に支持された透明部材とを有し、
前記ペリクルの外枠を、主要領域を含むパターン領域と非パターン領域を有するフォトマスクにおける前記フォトマスク表面の非パターン領域に粘着することによって、少なくとも前記主要領域を含む領域を、前記ぺリクルの透明部材により覆うことが可能なペリクルであって、 前記ペリクルは、前記外枠の内側に補助部材を有し、
前記補助部材は、複数の主要領域を有する前記フォトマスクの主要領域の間隙に設けられた非パターン領域に配置されるように設けられたことを特徴とするペリクル。 - 前記ぺリクルにおいて、前記外枠及び前記補助部材によって、複数の透明部材が支持されていることを特徴とする請求項5に記載のペリクル。
- 前記フォトマスクの方形基板のサイズが、表面積が3000cm2以上となるサイズであることを特徴とする請求項5又は6に記載のペリクル。
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JP2003294883A JP2005062640A (ja) | 2003-08-19 | 2003-08-19 | ペリクル付きフォトマスク |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009282298A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | ペリクルおよびペリクルの製造方法 |
JP2012155334A (ja) * | 2006-05-15 | 2012-08-16 | Hoya Corp | Fpdデバイス製造用マスクブランク、フォトマスク、及びfpdデバイス製造用マスクブランクの設計方法 |
KR20150046716A (ko) * | 2013-10-22 | 2015-04-30 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 펠리클 |
KR20150134919A (ko) * | 2014-05-23 | 2015-12-02 | 주식회사 에프에스티 | 대형 포토마스크용 펠리클 |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003294883A patent/JP2005062640A/ja active Pending
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