JP2005060032A - 搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降動作と姿勢調整動作の容易化を図り、姿勢調整動作の自由度を向上させる。
【解決手段】ディップ槽Dが設置された塗装ラインに沿って走行移動自在な搬送台車1を設け、搬送台車1に水平方向の支軸12に所定間隔をあけて上下揺動自在な一対の揺動式リンク機構3を設け、揺動式リンク機構3の遊端間に支持部材4を第4軸19を中心に回動自在に支持させ、支持部材4を回動して被搬送体Mの姿勢を調整する姿勢調整装置5を設け、揺動式リンク機構3を作動する第1駆動装置7と、前記姿勢調整装置5を作動する第2駆動装置8とを設け、揺動式リンク機構3は、第1駆動装置7により支持体4を略鉛直方向の下部移動軌跡に沿って昇降駆動するように構成された。
【選択図】 図3

Description

本発明は、移動体にリンク機構を介して保持された被搬送体を昇降させて処理する搬送設備に関するものである。
従来、たとえば車体を搬送しつつ塗装する塗装設備では、特許文献1に示すように、浸漬槽の上方を走行自在な搬送台車に、左右一対の揺動アームを前後2組配置し、前後の組の揺動アームの遊端部間にそれぞれ取り付けられた前後の支持バーに車体を保持させ、揺動アームを単独でまたは連動して下方に回動させることにより支持バー上の車体を下降して塗料に浸漬させるように構成されている。
国際公開WO 02/053482
しかし、従来の塗装設備は、前後二組のアームのうち、前部の一対のアームはそれぞれ1本の主アームで構成され、後部の一対の主アームの遊端側にサブアームが折り曲げ自在に連結されて構成されている。したがって、前後の支持バーの間隔を一定(略一定)に保持しつつ、前後の主アームを同期して回動させることにより主体を平行に昇降移動させ、また前後一方の主アーム(またはサブアーム)を別々に回動させることにより、車体を傾斜させて姿勢を調整することができる。
このように2本の主アームと1本のサブアームとをそれぞれ駆動制御するが、昇降姿勢と姿勢制御が連動されているため、2組の主アームと後部のサブアームの回動制御が複雑となり、また車体を反転させるなど変位の大きい姿勢制御ができず、姿勢調整の自由度が低いと言う問題があった。
そこで本発明は、被搬送体の昇降と姿勢調整とをそれぞれ独立して動作させることができて昇降動作と姿勢調整の制御が容易に行え、さらに被搬送体の姿勢調整の自由度が大きい搬送設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、所定位置に処理液槽が設置された処理ラインと、該処理ラインに沿って走行移動自在な移動体と、該移動体に水平方向の支軸を中心に上下方向に揺動自在に設けられた揺動式リンク機構と、該揺動式リンク機構の遊端に回動自在に設けられて被搬送体を保持する支持体とを具備し、前記揺動式リンク機構を上下方向に揺動させて支持体を下降し被搬送体を処理液槽の処理液中に入出させて処理する搬送設備であって、前記支軸に所定間隔をあけて一対の揺動式リンク機構を配置し、前記揺動式リンク機構の遊端間に支持体を水平軸心周りに回動自在に支持させ、前記支持体を回動して被搬送体の姿勢を調整する姿勢調整装置を設け、前記移動体と同期移動自在な伴走体に、揺動式リンク機構を作動する第1駆動装置と、前記姿勢調整装置を作動する第2駆動装置とを設け、前記揺動式リンク機構は、第1駆動装置により支持体を略鉛直方向の移動軌跡に沿って昇降駆動するように構成されたものである。
請求項2記載の発明は、前記支軸の揺動式リンク機構の両側に、レバー部材を介して釣合用重錘をそれぞれ設けて、走行方向に隣接する移動体の支持体に保持された被搬送体の外側に釣合用重錘を配置したものである。
請求項3記載の発明において、揺動式リンク機構は、移動体に固定端が支軸を介して回動自在に取り付けられた第1アームと、固定端が前記第1アームの遊端に回動自在に支持され遊端に支持体が設けられた第2アームと、前記移動体と該第2アームの所定位置との間に連結された第3アームとを具備し、前記第3アームは、第1アームの回動に対して第2アームを第1アームと反対方向に回動させて、支持体の移動軌跡が略鉛直方向に沿うように構成されたものである。
請求項4記載の発明は、支軸を、揺動式リンク機構に連結された外筒軸と内軸により二重軸に構成し、第1アーム内と第2アーム内に、前記内軸に連結連動されて姿勢調整装置を構成する連動機構を内装したものである。
請求項1記載の発明によれば、一対の揺動式リンク機構の遊端間に支持体を回動自在に支持させたので、被搬送体を支持体を介して安定して支持することができるとともに、被搬送体の昇降動作と姿勢調整動作とを別々制御することができ、処理動作制御を容易に行うことができる。また水平軸心周りに回動自在に支持された支持体は、その回動範囲が広範であり、被搬送体の姿勢調整の自由度を大きく確保できる。また伴走体に、第1駆動装置および第2駆動装置を設けたので、搬送台車ごとに駆動装置を設ける必要がなくなり、設備コストを削減することができる。
請求項2記載の発明によれば、支軸にレバー部材を介して釣合用重錘を設けることにより、揺動式リンク機構の駆動力を軽減することができる。また走行方向に隣接する移動体の被搬送体の外側に釣合用重錘が配置されることで、走行方向に接近して移動体を配置し走行移動させることができるので、処理液層や処理ラインの走行方向の長さを短縮することができ、処理設備をコンパクトに構成して設備コストを削減することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1〜第3アームからなる簡単な構造の揺動式リンク機構により、支持体の移動軌跡を略鉛直方向に沿うように昇降させることができ、制御が容易でコンパクトに構成することができて、設備コストの削減を促進することができる。
請求項4記載の発明によれば、支軸を二重軸に構成し、その内軸と支持体とを、第1アームと第2アームに内装された連動機構により連結して姿勢調整装置を構成したので、第2駆動装置からの駆動力を、装置内部に内装された連動機構を介して支持体を回動させることができる。したがって、内軸や連動機構は外部に露出されないので、処理液に触れて汚染されることもなく、スムーズな動作を持続させることができ、メンテナンスコストを削減することができる。
以下、本発明に係る車体(物品)の昇降装置を備えた塗装ライン設備(搬送設備)の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この塗装ライン設備は、たとえば自動車工場において、脱脂、化学処理などの前処理工程および下塗塗装を行うもので、図1に示すように、塗装ライン(処理ライン)Rは、平面視(または側面視)が長円無端状のループ、または直線状などの往路および復路の経路間を、経路間移動装置であるトラバーサを使用して接続した矩形状周回経路に構成されている。この塗装ラインRの所定位置には、湯洗、脱脂、水洗、被膜生成、水洗用などの複数のディップ槽(処理液槽)Dと入出荷部Iが設置され、これらディップ槽Dには、たとえば処理液(たとえば電着処理液や洗浄液)などが収容されるとともに、塗装用のディップ槽D内の底面または左右側面に塗装用電極板が選択的に配置されている。
図2,図3に示すように、塗装ラインRに沿う床面には、ディップ槽Dの両側を通る左右一対の走行レールGが塗装ラインRに沿って敷設されており、被搬送体である車体Mがそれぞれ保持された複数の搬送台車(基台部,移動体)1が走行レールGに案内されて走行移動自在に配置されている。これら搬送台車1には、支持部材(支持体)4を介して車体Mを片持ち支持するとともに支持部材4を昇降させてディップ槽Dに浸漬可能な揺動式リンク機構3と、車体Mを支持部材4を介して走行方向に直交する水平軸心周りに回動し姿勢を調整可能な姿勢調整装置5とが搭載されている。また各ディップ槽Dの一側部には、塗装ラインRに沿って天井レール6が配設され、図6に示すように、この天井レール6に吊下げられて移動自在な単数または複数の伴走台車(伴走体)2A,2Bがディップ槽Dに対応して複数台がそれぞれ配置されている。
これら伴走台車2A,2Bのうち、ディップ槽Dの入口側および出口側に対応して配置された伴走台車2Aは、前記揺動式リンク機構3を作動させる 第1駆動装置7と、姿勢調整装置5を作動させる第2駆動装置8がそれぞれ搭載されており、またディップ槽Dの中間位置に対応して配置された伴走台車2Bには、姿勢調整装置5を作動させる第2駆動装置8のみが搭載されている。これは、ディップ槽Dの処理液に入液させる時および処理液から出液させる時には、第1駆動装置7により揺動式リンク機構3を作動して車体Mを昇降し、第2駆動装置8により姿勢調整装置8を作動して車体Mを処理液に没入する入液姿勢と処理液から取り出す出液姿勢とを、それぞれ車体Mの形状に最も適するように姿勢制御するためである。また処理液に浸漬中の車体Mは、塗装を良好に行うために、その姿勢を調整すればよく、浸漬中に車体Mを上げ下げする必要はない。
なお、ここで、「入液」とは、車体Mが処理液面に着液し、更に下降して処理液中に没し浸漬される位置に至るまでをいう。また「出液」とは、車体Mが浸漬される位置に没した状態から上昇され、処理液面に達して処理液面から離れるまでをいう。
またディップ槽Dの上部には、図5に示すように、門形状断面で搬送台車1の走行空間を覆うカバー10が吊持されており、塗装液や洗浄水などの処理液の飛散を防止している。また後述する台車走行装置9および伴走台車2A,2Bは、防塵カバー10の外側に配置されており、走行移動時に発生する塵埃のディップ槽Dへの侵入はほとんどない。
(搬送台車の説明1)
前記搬送台車1は、図3〜図8に示すように、左右の走行レールGにそれぞれ案内されて走行移動自在な遊転式の走行車輪11aを有する左右の走行ビーム(受動部材)11R,11Lと、左右の走行ビーム11R,11Lの前部間を連結する連結ビーム11Cとで、平面視で走行方向後方が開放されたコの字形の台車フレーム11が形成されている。これら搬送台車1を前進、後進および停止可能な台車走行装置(走行駆動装置)9は、走行レールGの両側に一定ピッチで配置されて走行ビーム11R,11Lをウレタンゴム製の駆動車輪(輪体)9aと加圧車輪9bにより挟み込む加圧ローラ式走行駆動装置(フリクションローラ装置ともいう)により構成され、駆動車輪9aに走行駆動モータ9cが連結されている。これにより、塗装ラインRの所定部位における個々の搬送台車1の走行速度や停止、前後進(走行方向)の制御が容易であり、また車輪にウレタンゴムなどの絶縁体を使用することで、電着塗装に必要な絶縁構造を容易に得ることができる。
なお、前記ローラ加圧式の台車走行装置9に替えて、走行ビーム11R,11Lに走行方向に沿って走行用ラック(被係合部材)を取り付け、この走行用ラックに係合する走行モータ付き駆動ピニオン(輪体)を走行レールGに沿って一定ピッチで配置してもよい。
前記台車フレーム11の左右の走行ビーム11R,11Lの前部に設けられた軸受部12a間には、走行方向に直交する水平方向の支軸12が回転自在に支持され、この支軸12は、姿勢調整用の内軸12iと、この内軸12iに同一軸心状に回転自在に外嵌された昇降用の外筒軸12oからなる二重軸に構成されている。
前記支軸12には左右2組からなる揺動式リンク機構3が設けられており、その遊端部間に支持部材4が、3組以上の揺動式リンク機構3を設置して遊端間にそれぞれ支持部材4を設けてもよい。
すなわち揺動式リンク機構3は、固定端が支軸12の外筒軸12oに所定間隔をあけて固定された左右一対の第1アーム13と、この第1アーム13の遊端部にそれぞれ支軸12に平行な第1軸16を介して回動自在に支持された左右一対の第2アーム14と、固定端が連結ビーム11Cのブラケットに左右方向の第2軸17を介して回動自在に支持されるとともに、遊端が第2アーム14の固定端側に左右方向の第3軸18を介して連結され第2アーム14の回動を規制する左右一対の第3アーム15とで構成されている。そして、第2アーム14の遊端部間に、左右方向の第4軸(遊端軸)19を介して支持部材4が回動自在に吊下げられている。
前記支持部材4は、第2アーム14の遊端に左右方向の第4軸19を介して回動自在に吊下げ支持されて正面視が凵字形の吊下アーム4aと、吊下アーム4aの底辺材に所定間隔をあけて取り付けられた浅いU字形の左右一対の保持ビーム4bと、これら保持ビーム4bの前後端に設けられて車体Mを下方から保持する支持部4cとで構成されている。
前記第1アーム14は中空状で、図5,図8に示すように、外筒軸12oに固定されて半径方向に突出されている。そして第1アーム14内には、姿勢調整装置5の第1の構成部材(巻き掛け伝動機構)が内装されている。第1の構成部材は、内軸12iに固定された第1スプロケット5aと、第2軸17に固定された第2受動スプロケット5bと、第1スプロケット5aと第2受動スプロケット5bの間に巻張された第1チェーン5cとで構成されている。
また第2アーム14は中空状で、固定端側直線部14aと、遊端部寄りで略90°の角度で上方に折り曲げられた折曲部14bと、折曲部14bから上方の遊端側に延びる遊端側直線部14cとで側面視L字形に形成されている。この第2アーム14と保持ビーム4bの形状により、車体Mの上昇位置で車体Mの重心Gの前後位置で左右側方にそれぞれ開放空間Qを形成し、側方からフォーク部材などを用いて車体Mを移載可能に構成される。さらにその遊端に設けられた第4軸19が、車体Mの重心位置Fの近傍位置に配置されることで、姿勢調整時の動力削減とスムーズな動作を図っている。また、車体Mの上限位置で、第2アーム14の固定端側直線部14aを折曲部14b側が下位となる傾斜姿勢とするとともに、遊端側直線部14cを折曲部14b側が下位となる傾斜姿勢とすることで、車体の浸漬時に第2アーム14や支持体4に付着した処理液を折曲部14bに流下させてディップ槽Dに滴下させることができ、処理液による搬送台車1の汚染を防止することができる。
さらに第2アーム14には姿勢調整装置5の第2の構成部材(巻き掛け伝動機構)が内装されており、第2の構成部材は、第2軸17に固定された第2駆動スプロケット5dと、第4軸19に固定された第3スプロケット5eと、折曲部14bに設けられた円弧状ガイド5fと、第2駆動スプロケット5dと第3スプロケット5eの間に円弧状ガイド5fを介して巻張された第2チェーン5gとからなる。
したがって、姿勢調整装置5は、内軸12iの回転に従って、第1スプロケット5a、第1チェーン5c、第2受動スプロケット5b、第2軸17、第2駆動スプロケット5d、第3スプロケット5eを介して第4軸19に動力伝達され、内軸12iにより第4軸19を中心に支持部材4を回動させて車体Mの姿勢を制御することができる。
前記第3アーム15は、支軸12との干渉を避けるために、固定端側で円弧状に約120°湾曲状に折り曲げられた側面視J字形に形成されている。
またこの揺動式リンク機構3は、図4に示すように、第3アーム15の固定端の第3軸18が支軸Eより下位でかつ走行方向前方に位置決めされており、第3アーム15の固定端と遊端とを結ぶ第3アーム軸線L3が、支軸12上を通る転位点Pを越えて上下方向に往復回動可能に支持されている。これにより、支持部材4の移動軌跡Lの昇降ストローク(高さH)を大きく得ることができる。また第3アーム15は、転位点Pを基準として第3アーム15が転位点Pから下方または上方に回動される時に、第2アーム14の回動方向を規制している。
すなわち第3アーム15は、第1アーム13が下方(図4で時計周り)に回動され第3アーム15の第3アーム軸線L3が転位点Pを越えて下方にα°回動された時に、第2アーム14を第1軸16を中心に第1アーム13と逆方向(図で反時計方向)に回動させ、これにより第2アーム14の遊端(第4軸19)の下部移動軌跡Ldを略鉛直方向(水平移動距離ΔD)となるように構成されている。また第3アーム15は、第1アーム13を上方にβ°回動させ第3アーム15の第3アーム軸線L3が転位点Pから上方(反時計周り)に回動された時に、第2アーム14を第1アーム13と同一方向(反時計周り)に回動させ、第2アームGの遊端(第4軸19)の上部移動軌跡Luにおける水平移動距離Dが、支軸12を中心とする円弧状軌跡rの水平移動距離に比べて短い範囲に収まるように構成されている。
これにより、処理液より車体Mが上方にある上部移動軌跡Luでは、揺動式リンク機構3による昇降動作中に、車体Mの走行方向の位置ずれを小さくし、また処理液に車体Mが接触して浸漬する下部移動軌跡Ldでは、略鉛直方向として車体Mの走行方向の位置ずれを極めて少なくすることにより、複雑な補正なしで車体Mの入出液位置、入出液角度を容易に求めることができ、精度よく姿勢制御を行うことができる。
前記支軸12には、左右の第1アーム13の外側に、中間部が山形状に折り曲げられて走行方向前方に突出された受動レバー(レバー部材)21がそれぞれ外筒軸12oに固定して設けられており、各遊端部にバランスウエイト(釣合用重錘)22がそれぞれ取り付けられている。このようにバランスウエイト22が支持部材4の左右両側にそれぞれ振り分けて配置されるので、図2に示すように、バランスウエイト22が、前方に隣接して走行する走行台車1の車体Mの両側に位置させてバランスウエイト22が隣接走行台車1の車体Mに干渉するのを防止し、前後に隣接して走行移動する搬送台車1の走行ピッチを小さくすることができる。したがって、複数の車体Mを同時にディップ槽Dに浸漬させる場合には、ディップ槽Dの走行方向の長さを小さくすることができる。
(伴走台車の説明)
前記伴走台車2A,2Bは、図6に示すように、天井レール6に案内されて移動自在で、かつ連結ロッド41Cにより互いに連結された前後伴走フレーム41F,41Rを具備し、この前後伴走フレーム41F,41Rには、天井レール6の走行面やガイド面を転動する遊転式の走行ガイドローラ40や、揺れ止めローラ、浮上防止ローラなどが設けられて移動自在に吊持されている。また天井レール6の走行面を転動する駆動車輪と、この駆動車輪を回転駆動する復帰用モータとで構成されて伴走台車2A,2Bを原点に復帰可能な復帰用移動装置43が設けられている。さらに前伴走フレーム41Fには、前進移動を搬送台車1に同期して追従可能なドッキング装置(走行連結装置)42と、姿勢調整装置5を作動させる第2駆動装置8が設けられている。また後伴走フレーム41Rに、揺動式リンク機構3を作動させる第1駆動装置7が設けられている。
前記ドッキング装置42は、図9に示すように、前移動フレーム41Fの前部に垂下された縦フレーム41aの前部に、ガイド部材41bを介して操作ロッド42aが所定範囲で昇降自在に支持され、コイルばねが内蔵された伸縮具(又は自重でも可)により下方に付勢されている。そして操作ロッド42aの上端部に離脱用ローラ42dが走行方向に直交する水平軸心周りに回転自在に取り付けられるとともに、下端部に受圧用ローラ42cが、走行方向に直交する水平軸心周りに回動自在に取り付けられている。一方、搬送台車1の前部に、受圧用ローラ42cが当接可能な当接部23aが形成された押出用支柱23が立設され、この押出用支柱23から前方に突出する突出部材23bの前部に、走行方向に直交する水平ピン24aを介して規制レバー24が所定範囲で上下方向に回動自在に支持されている。この規制レバー24は、前端部に重錘24bが取り付けられて後方部が上方に向く傾斜姿勢となるように回動付勢されている。そして、図示しないストッパにより後部上方への傾斜姿勢から上方への回動を規制され、この傾斜姿勢(実線)と、受圧用ローラ42cが上面に当接して押し下げられた倒伏姿勢(仮想線)との間で揺動自在に構成されている。また傾斜姿勢ではその後端部が当接部23bの前方に所定間隔をあけて対峙されている。さらに天井レール6の所定位置には、離脱用ローラ42bが乗り上げて操作ロッド42aを引き上げ、伴走台車2A,2Bのドッキングを解除してその移動限となる復帰用カム部材27が取り付けられている。
したがって、原点位置で、停止された伴走台車2A,2Bに搬送台車1が接近すると、まず操作ロッド42aの受圧ローラ42cに、傾斜姿勢の規制レバー23の上面が当接して搬送台車1の前進とともに規制レバー23が押し下げられ、さらに受圧ローラ42cが規制レバー23の上面から離脱して、規制レバー23が重錘24bにより傾斜姿勢に復帰される。そして受圧ローラ42cが押出用支柱23の当接部23aに当接される。これにより搬送台車1の走行駆動力が、押出用支柱23から操作ロッド42aを介して伴走台車2A,2Bに伝達され、搬送台車1に同期して伴走台車2A,2Bが押出され走行される。また搬送台車1が停止された場合には、規制レバー24の後端部に受圧ローラ42cが当接してその前進を規制し、慣性力で伴走台車2A,2Bが前進するのを防止している。
また伴走台車2A,2Bが移動限位置に搬送台車1が接近すると、その離脱用ローラ42bが復帰用カム27に乗り上げることで、操作ロッド42aを介して受圧ローラ42cが押出用支柱23の上端より上方に引き上げられ、走行駆動力の伝達が中止されて搬送台車1が伴走台車2A,2Bを残して前方に走行移動する。
第2駆動装置8は、図9〜図12に示すように、昇降出退装置51を介して昇降自在に支持された出退フレーム52と、この出退フレーム52に位置合わせ機構53を介して支持された支持フレーム54と、この支持フレーム54に回転自在に支持されて垂下された伸縮駆動軸55と、伸縮駆動軸55の上端部に連結された第1回転駆動装置56および伸縮駆動軸55の下端部に取り付けられた嵌合体(スピンドル)57と、支持フレーム54から垂下された一対の位置決めロッド58およびブレーキ解除ロッド59とが具備されている。なお、第1駆動装置7と第2駆動装置8とは同一構造であるため、第2駆動装置8のみを説明して第2駆動装置8の説明は省略する。
前記昇降出退装置51は、前移動フレーム41F前部の縦フレーム41a後面に取り付けられた左右一対の出退レール51aと、出退レール51aにスライド部材を介して昇降自在に配置された出退フレーム52と、縦フレーム41aに設けられて出退フレーム52を昇降駆動するねじ軸式の出退駆動装置51bとで構成されている。前記出退駆動装置51bは、縦フレーム41aに設けられた軸受に上下方向の出退用ねじ軸51cが回転自在に支持され、出退フレーム52に連結された雌ねじ部材51dが出退用ねじ軸51cに螺合され、ねじ軸51cを回転駆動する出退用モータ51eが設けられて構成されている。したがって、出退用モータ51eが駆動されてねじ軸51cが正逆方向に回転されると、雌ねじ部材51dを介して出退フレーム52が昇降移動される。
前記位置合わせ機構53は、出退フレーム52に設けられた基板52a上に、前後2組の左右弾性支持機構53aを介して中間部材53bが左右方向の基準位置に弾性支持され、前記中間部材53b上に左右2組の前後弾性支持機構53cを介して支持フレーム54が前後方向の基準位置に弾性支持されている。これら左右弾性支持機構53aは、基板52a上に配設された左右方向のガイドロッド61aに、中間部材53bに連結されたスライド部材61bが摺動自在に外嵌され、スライド部材61bの両側でガイドロッド61aに外嵌された付勢用バネ61cにより、スライド部材61bを介して中間部材53bが基準位置に弾性支持されて構成されている。また前後弾性支持機構53cは、中間部材53b上に配設された左右方向のガイドロッド62aに、支持フレーム54に連結されたスライド部材62bが摺動自在に外嵌され、スライド部材62bの両側でガイドロッド62aに外嵌された付勢用バネ62cにより、スライド部材62bを介して支持フレーム54が基準位置に弾性支持されて構成されている。これにより、嵌合体57が嵌合ピン33に対して位置ずれしていても、支持フレーム54が左右弾性支持機構53aおよび前後弾性支持機構53cにより前後左右に位置ずれ可能なことから、容易な位置合わせが可能となる。
前記支持フレーム54の支持プレート54aには、伸縮駆動軸55を回転自在に支持する支持筒54bが設けられている。伸縮駆動軸55は、図12に示すように、上端部が第1回転駆動装置56の出力軸にフランジを介して連結され下部が支持筒54bに軸受を介して回転自在に支持された回転軸部55aと、この回転軸部55aの下部に形成された正方形断面の角軸部55bと、この角軸部55bに軸心方向にのみスライド自在に外嵌され下端部に絶縁フランジ部55dを介して嵌合体57が取り付けられたスライド軸筒55cとを具備し、角軸部55bに外嵌されたコイルばね55eによりスライド軸筒55cが下方に付勢されている。
嵌合体57は、絶縁フランジ部55dに連結された保持体57aに、連結穴57cが形成されたナット体57bが保持され、この連結穴57cは、嵌合ピン33に嵌脱自在で下部に下広がりのガイドテーパ部57dを有する略正方形断面に形成されている。またこのナット体57bは、保持体57aの保持穴に所定の隙間を介して嵌合されて所定範囲で揺動可能に保持され、ナット体57bを下方に付勢する加圧用ばね57eにより基準姿勢に弾性支持されている。
位置決めロッド58は、ロッド本体58aが円柱体で下端が先尖り状に形成され、支持フレーム54の支持プレート54aに貫設された一対のガイドスリーブ58bに、ロッド本体58aが所定範囲で昇降自在に支持されている。さらに、ロッド本体58aの中間位置に固定された係止環58cとガイドスリーブ58bとの間に外嵌して介在された圧縮コイルばね58dによりロッド本体58aが下方に付勢され、上端部に取り付けられた規制用ナット58eによりロッド本体58aの下降が規制されている。
ブレーキ解除ロッド59は、図14に示すように、ロッド本体59aが円柱体で下端が傾斜状の加圧面59fに形成され、出退フレーム52の基板52aに貫設された一対のガイドスリーブ59bに、ロッド本体59aが所定範囲で昇降自在に支持されている。さらにロッド本体59aの中間位置に固定された係止環59cとガイドスリーブ59bとの間に外嵌して介在された圧縮コイルばね59dにより、ロッド本体59aが下方に付勢され、ロッド本体59aの上端部に取り付けられた規制用ナット59eにより、ロッド本体59aの下降が規制されて下降限が構成されている。
(搬送台車の説明2)
一方、伴走台車2A,2Bの下方に対応する搬送台車1の右走行ビーム11Rには、前記第1駆動装置7からの駆動力を受動し、さらに右側の受動レバー21を介して支軸12の外筒軸12oを回動させる第1受動装置25と、第2駆動装置8からの駆動力を受動して支軸12の内軸12iを回転駆動する第2受動装置26が設けられている。
前記第1受動装置25は、右走行ビーム11Rに後部に配置されて第1駆動装置7と連結離脱自在な受動部25aと、この受動部25aに入力された動力を支軸12の外筒軸12oに伝達するレバー式回動部25bとで構成されている。
前記受動部25aは、後述するレバー式回動部25bの昇降用ねじ軸27a(第1受動装置7は支軸12の内軸12i)が連結されたギヤボックス31上に設けられた軸受箱32と、この軸受箱32の上部の位置決めプレート38に立設されて位置決めロッド58が嵌合可能な位置決め穴が形成された位置決めソケット37と、前記軸受箱32に回転自在に支持されて上端部に前記嵌合体57が嵌脱自在な略正方形断面の嵌合軸部33が形成された受動軸34と、この受動軸34に設けられて第1駆動装置7の非連結時に受動軸34を固定するブレーキ装置(第1,第2ブレーキ装置)35と、第1駆動装置7の連結時にブレーキ解除ロッド59により前記ブレーキ装置35を解除するブレーキ解除機構36とが具備され、ブレーキ解除ロッド59とブレーキ解除機構36とによりブレーキ解除装置が構成されている。
前記レバー式回動部25bは、図8に示すように、右走行ビーム11R上に、受動部25aに連結連動されたねじ軸駆動機構27と、入力端が前記ねじ軸駆動機構27に連結され出力端が受動レバー21の基端寄りにピン連結されて受動レバー21を押し引きする回動レバー28とで構成されている。前記ねじ軸軸駆動機構27は、右走行ビーム11Rの前部に設けられた軸受部材と後部のギヤボックス31との間に、走行方向に沿う昇降用ねじ軸27aが回転自在に支持され、昇降用ねじ軸27aの後端部が受動部25aの受動軸34にギヤを介して連結されている。また昇降用ねじ軸27aに、雌ねじ部材27bが螺合されており、この雌ねじ部材27bに左右方向の水平ピンを介して回動レバー28の入力端が連結されている。したがって、受動部25aからの動力により昇降用ねじ軸27aが回転されると、雌ねじ部材27bが走行方向に移動されて回動レバー28が押し引きされ、受動レバー21を介して外筒軸12oを回転させることができる。
なお、第1受動装置25の受動部は、第2受動装置8とは同一に構成されているため説明を省略する。
前記ブレーキ装置35は、図15,図16に示すように、受動軸34の上部に固定されたブレーキディスク35aと、支持ピン35dを介して開閉自在に支持されてブレーキディスク35aの上下対向位置に配置された上下ブレーキレバー35b,35cと、前記ブレーキディスク35aの所定位置の表面裏面に対向して上下ブレーキレバー35b,35cに取り付けられたブレーキパッド35e,35eと、遊端側に取り付けられて上下ブレーキレバー35b,35cを連結し閉動方向に付勢するブレーキ作動機構35fとで構成されている。このブレーキ作動機構35fは、上ブレーキレバー35bに連結されて下ブレーキレバー35cを貫通する連結軸と、この連結軸に外嵌されて連結軸の係止部と下ブレーキレバー35cとの間に介在され上ブレーキレバー35bと下ブレーキレバー35cとを閉動する方向に付勢するコイルばねおよび伸縮防塵カバーで構成されている。したがって、第1駆動装置7または第2駆動装置8が接続されていないブレーキ解除ロッド59の非作用時は、ブレーキ作動機構35fにより上下ブレーキレバー35b,35cが閉動方向に付勢されてブレーキパッド35e,35eによりブレーキディスク35aを挟み込んで受動軸34がロックされている。
またブレーキ解除機構36は、上下ブレーキレバー35b,35cの遊端部間で水平ピン36bに支持された解除用カム36aと、前記水平ピン36bに取り付けられて前記解除用カム36aを回動可能な駆動レバー36cと、この駆動レバー36cの上端部に取り付けられてブレーキ解除ロッド59の加圧面59fが当接される受動ローラ36dとで構成されている。
したがって、ドッキング装置42により搬送台車1に伴走台車2A,2Bが連結されて第1受動装置25の上方に第1駆動装置7が配置されると、図12に示すように、昇降用出退装置51により出退フレーム52を介して支持フレーム54が下降され、位置決めロッド58の下端が位置決めソケット38の開口部に嵌まり込む。次いで、図13に示すように、第1回転駆動装置56により伸縮駆動軸55を介して嵌合体57がゆっくりと回転されつつ昇降用出退装置51により支持フレーム54が下降されると、図14に示すように、位置決めロッド58が位置決めソケット38に嵌合されると同時に嵌合体57の連結穴57cが受動軸34の嵌合軸部33に嵌合される。この時、さらにブレーキ解除ロッド59の加圧面59fが受動ローラ36dに当接しており、さらに昇降用出退装置51により出退フレーム52が下降されることにより、ブレーキ解除ロッド59が受動ローラ36dを押し下げてカムレバー36c、水平ピン36bを介して解除用カム36aを回動させ、解除用カム36aにより上下ブレーキレバー36b,36cを開動してブレーキを解除することができる。
なお、この時に出退フレーム52がさらに下降されても、伸縮駆動軸55はコイルばね55eに抗して収縮され、また位置決めロッド58は圧縮コイルばね58に抗して支持フレーム54が下降される。また第1受動装置25から第1駆動装置7が離脱された場合には、ブレーキ解除ロッド59が後退されることで、ブレーキ解除機構36が非動作状態となり、ブレーキ作動機構35fが働いてブレーキ装置35が作動され受動軸34がロックされる。
またこの説明において、第2駆動装置8については、第1回転駆動装置56を第2回転駆動装置56と読み替えるものとする。
上記構成における塗装ライン設備の動作を図4などを参照して説明する。
1)車体Mが支持部材4を介して上位の搬送位置に保持された状態で、台車走行装置9により搬送台車1がそれぞれ塗装ラインRに沿って走行移動される。そして、搬送台車1がディップ槽Dの手前に差し掛かると、搬送台車1がドッキング装置42により入口側に待機された伴走台車2Aに連結される。さらに第1,第2駆動装置8,8が下降されて位置決めロッド58により位置決めされ、両伸縮駆動軸55の嵌合体57が受動軸34の嵌合軸部33にそれぞれ嵌合されるとともに、ブレーキ解除ロッド59によりブレーキ解除機構36が作動されてブレーキ装置35が解除される。
2)第2駆動装置8の第2回転駆動装置56が起動されて、伸縮駆動軸55に嵌合体57および嵌合軸部33を介して受動軸34が回転され、支軸12の内軸12 iが回動される。そして、第1アーム13および第2アーム14に内装された姿勢調整装置5の巻き掛け伝動機構により第4軸19が回動され、支持部材4が第4軸19を中心に回動されて、搬送姿勢S0の車体Mが、車体形状に対応してたとえば車体Mの前部が下位となる適正な入液姿勢S1にされる。この入液姿勢S1において、車体形状にもよるが、最大傾斜角となる入液姿勢Smは図示するようにたとえば90°である。
3)第1駆動装置7の第1回転駆動装置56が起動されて、伸縮駆動軸55に嵌合体57および嵌合軸部33を介して受動軸34が回転される。さらにレバー式回動部25bのねじ軸駆動機構27により回動レバー28が押し引き駆動され、受動レバー21を介して支軸12の外筒軸部12oが回動される。これにより、揺動式リンク機構3の第1アーム13および第2アーム14が下方に回動されるとともに、第3アーム軸線L3が転位点Pを越えるまでは、第3アーム15の作用により第2アーム14が第1アーム13と同方向に回動され、支持部材4を支持する第4軸19が上部移動軌跡Luに沿って下降される。
4)さらに第1駆動装置7により第1受動装置25を介して第1アーム13および第2アーム14が下方に回動され、第3アーム軸線L3が転位点Pを越えて下方に回動すると、第3アーム15の作用により第2アーム14が第1アーム13と反対方向に回動され、支持部材4を支持する第4軸19が下部移動軌跡Ldに沿って略鉛直方向に下降される。そして、車体Mが入液姿勢S2で処理液に入液されることにより、処理液の飛散や波立ちが抑制されて良好に浸漬される。さらに車体Mが処理液内に下降される途中で、第2駆動装置8により車体Mが姿勢調整され、たとえば前部が下位に傾斜する入液姿勢S3から略水平な浸漬姿勢S4に姿勢制御される。これにより、ディップ槽Dの処理液の深さが浅くても車体M全体を完全に浸漬させることができ、ディップ槽Dを浅く形成することができる。
5)台車走行装置9により搬送台車1と伴走台車2Aが塗装ラインRに沿って走行移動されつつ、さらに第2駆動装置8によりディップ槽Dの処理液中に浸漬された車体Mの浸漬姿勢が制御される。そして入口側の伴走台車2Aが移動限に達すると、復帰用カム27によりドッキング装置42が解除されて搬送台車1から入口側の伴走台車2Aが切り離される。
6)同様にして、ドッキング装置42により搬送台車1が中間位置の伴走台車2Bに連結され、台車走行装置9により搬送台車1と中間位置の伴走台車2Bが塗装ラインRに沿って走行移動されつつ、第2駆動装置8によりディップ槽Dの処理液中に浸漬された車体Mが回動されて浸漬姿勢が制御されることで、車体M内の空気溜まりが解消されて処理液が車体Mの表面に満遍なく接触され、車体M全体が均一に処理される。中間位置の伴走台車2Bが移動限に達すると、復帰用カム27によりドッキング装置42が解除されて搬送台車1から中間位置の伴走台車2Bが切り離される。
7)さらに同様にして、ドッキング装置42により搬送台車1が出口側の伴走台車2Aに連結されて走行移動される。そして、第2駆動装置8により姿勢制御装置5が作動されて、図示しないが、車体Mがたとえば前部が上位となるように傾斜する出液姿勢にされ、次いで第1駆動装置7により揺動式リンク機構3の第1アーム13および第2アーム14が上方に回動されて車体Mが処理液から出液される。さらに第3アーム軸線L3が転位点Pを越えるまでは、第3アーム15の作用により第2アーム14が第1アーム13と反対方向に回動されて、第4軸19が下部移動軌跡Ldに沿って略鉛直方向に上昇され、車体Mが処理液から出液される。
この出液時および出液直後に、第2駆動装置8により姿勢制御装置5が作動され、車体形状に応じて、車体M内に溜まった処理液を排出しやすい姿勢に車体Mが姿勢制御される。これにより、車体Mによる処理液の持ち出し量(同伴量)が最小限に抑制され、処理液の飛散や処理むらが効果的に防止される。さらに第3アーム軸線L3が転位点Pを越えると、第3アーム15の作用により第2アーム14が第1アーム13と同一方向に回動されて、第4軸19が上部移動軌跡Luに沿って上昇され、車体Mが上限の搬送位置に復帰される。
この時の搬送姿勢は、図8に示すように、第1アーム13遊端の第1軸16より、第2アーム14遊端の第4軸19が少し上位となり、基端側直線部14aは折曲部14b側が下位となり、また遊端側直線部14cは折曲部14b側が下位となるので、第2アーム14に付着した処理液は、折曲部14b側に流れて滴下する。このため、処理液が支軸12側に流れ込むことがなく、搬送台車1の汚染が防止される。
また搬送姿勢では、第2アームがL字形に形成されかつ、保持ビーム4bが浅いU字形に形成されることで、車体Mが下方から支持される支持部4c間の開放空間Qを開放することが可能となるので、搬送姿勢の車体Mに対してこの開放空間Qにフォーク部材を挿入して車体Mの搬入搬出が容易に行うことができる。
8)そして出口側の伴走台車2Aが移動限に達すると、復帰用カム27によりドッキング装置42が解除されて搬送台車1から出口側の伴走台車2Aが切り離される。
なお、上記実施の形態では、1つのディップ槽Dに3台の伴走台車2A,2Bを配置したが、たとえば洗浄用などのディップ槽Dでは、1台の伴走台車2Aにより、入出液の昇降動作と入液姿勢および出液姿勢の調整を行うように構成される。この時の入出液動作は、伴走台車2A,2Bとのドッキング動作と中間位置の浸漬姿勢の制御動作以外は、上記と同様である。
また、入液するために下降動作を開始する前に、姿勢調整装置5を作動して入液姿勢としたが、車体Mが処理液面に接触すると同時に姿勢調整装置5を作動して入液姿勢とすることもできる。
上記実施の形態によれば、
a.搬送台車1に支軸12を中心に揺動自在に支持された第1アーム13と、第1アーム13の遊端に支持された第2アーム14と、第2アームの回動を規制する第3アーム15からなる揺動式リンク機構3により、その遊端部の支持部材4に保持された車体Mを、略鉛直方向の下部移動軌跡Ldに沿って昇降させるように構成したので、車体Mの下降位置を精度良く位置決めすることができ、たとえば円弧軌跡に沿って車体Mを処理液に入出液させるのに比較して、ディップ槽Dの処理液への入液位置、および処理液からの出液位置とを容易かつ正確に制御することができる。またディップ槽Dの塗装ラインR方向の長さを短くすることができる。
b.第3アーム15の固定端を支軸12の下部前方位置に支持させるとともに、第3アーム15の第3アーム軸線L3が転位点Pを越えて第3アーム15を往復回動させることにより、第3アーム15の第3アーム軸線L3が転位点Pを越えて第1アーム13を上方に回動させることで、第2アーム14を第1アーム13と同一方向に回動させ、支持体4を支軸12を中心とする円弧軌跡rに比較して水平移動距離が短い下部移動軌跡Ldに沿って上昇させることができる。したがって、上部移動軌跡Luと下部移動軌跡Ldとで揺動式リンク機構3による車体Mの昇降ストロークHを大きくとることができる。また、車体Mの受け渡しを行う上部移動軌跡Lu上では、円弧軌跡より少ない範囲で水平移動させることができるので、支持部材4や車体Mと他の部材との干渉を少なくすることができる。また、第4軸19を中心に支持部材4を回動して車体Mの姿勢を制御する姿勢調整装置5を設けたので、各車体Mの形状に対応して、処理液に対する入出液位置や入出液姿勢を制御し、略鉛直方向の昇降移動位置に対応させればよいので、従来の円弧方向に沿う昇降移動などに比較して、複雑な補正制御なしに容易かつ高精度で制御することができる。また、この略鉛直方向の昇降移動を、複雑な機構が不要で第1から第3の3本のアーム13〜15の組合せからなる揺動式リンク機構3により容易に構成することができ、メンテナンス性がよい。
c.支軸に所定間隔をあけて一対の揺動式リンク機構を配置し、前記揺動式リンク機構の遊端間に支持体を水平軸心周りに回動自在に支持させ、前記支持体を回動して被搬送体の姿勢を調整する姿勢調整装置を設け、前記揺動式リンク機構を作動する第1駆動装置と、前記姿勢調整装置を作動する第2駆動装置とを設け、前記揺動式リンク機構は、第1駆動装置により支持体を略鉛直方向の移動軌跡に沿って昇降駆動するように構成されたものである。
d.支軸12に一対の揺動式リンク機構3を設け、揺動式リンク機構3の遊端間に支持部材4を第4軸19を中心に回動自在に支持させて、被搬送体の姿勢を調整する姿勢調整装置5を設けたので、車体Mを支持部材4を介して安定して支持することができるとともに、車体Mの昇降動作と姿勢調整動作とを別々制御することができる。また第4軸19を中心に回動自在に支持された支持部材4は、第4軸19を中心に360°の回転が可能で回動範囲が広範囲であり、車体Mの姿勢調整の自由度を大きく確保することができる。
e.姿勢調整装置5により、車体Mをその車体形状に応じた入液姿勢、たとえば前部が下位となるように傾斜する入液姿勢でディップ槽Dの処理液に入液させることで、処理液の飛散や泡立ちを防止しつつ安定して入液させることができる。また入液動作の途中で、姿勢調整装置5により傾斜する入液姿勢から略水平の浸漬姿勢に姿勢制御することで、浅いディップ槽Dであっても車体Mを処理液中に完全に没入させることができる。さらに、姿勢調整装置5により浸漬姿勢を制御することで、車体M内の空気溜まりを解消することができて、車体Mの表面に均一に処理液を接触させ、良好に処理することができる。さらにまた姿勢制御装置5により、車体Mをその車体形状に応じた出液姿勢とすることにより、処理液の飛散や処理むらが効果的に防止することができ、さらに出液途中で姿勢調整することにより、車体M内に溜まった処理液を効果的に排出させて、処理液の持ち出し量(同伴量)を最小限に抑制することができる。
f.支軸12を内軸12iと外筒軸12oとで二重軸に構成し、その内軸12iと第4軸19とを、第1アーム13と第2アーム14に内装されたスプロケットとチェーンと円弧状ガイドからなる巻き掛け連動機構により連結連動して姿勢調整装置5を構成したので、第2駆動装置8から第2受動装置26を介して内軸12iに入力された駆動力を、巻き掛け伝動機構を介して第4軸19に伝達し支持部材4を回動することができる。したがって、内軸12iと巻き掛け連動機構は外部に露出されておらず、処理液に触れて汚染されることもなく、スムーズな動作を持続させることができ、メンテナンスコストを削減することができる。
g.第2アーム14を固定端側直線部14aと折曲部14bと遊端側直線部14cからなるL字形に形成し、車体Mを受渡ししたり、搬送する上限位置で、固定端側直線部14aを折曲部14b側に傾斜させるとともに、遊端側直線部14cを折曲部14b側に傾斜させることで、第2アーム14や支持体4に付着した処理液を折曲部14bに流下させてディップ槽Dに滴下させることができ、処理液による搬送台車1の汚染を防止することができる。また第2アーム14は、上限位置で、第4軸19の前後に開放空間Qを形成することができ、開放空間Qにフォーク部材などを差込んで車体Mを搬入、搬出を容易に行うことができる。また支持部材4を回動自在に支持する第4軸19を、車体Mの重心位置Fの近傍位置に配置したので、姿勢調整時の動力削減とスムーズな姿勢調整動作を図ることができる。
h.搬送台車1とドッキング装置42を介して連結され同期移動可能な伴走台車2A,2Bに、揺動式リンク機構3を駆動する第1駆動装置7と、姿勢調整装置5を駆動する第2駆動装置8を設けたので、搬送台車1をシンプルかつ軽量に構成することができ、塗装ラインRに多数の搬送台車1を配置する場合には、設備コストを大幅に削減することができる。
i.台車走行装置9は、駆動車輪(輪体)9aと加圧車輪9bからなる加圧ローラ式走行駆動装置により構成したので、塗装ラインRの所定部位における個々の搬送台車1の走行速度や停止、前後進(走行方向)の制御が容易であり、また車輪にウレタンゴムなどの絶縁体を使用することで、電着塗装に必要な絶縁構造を容易に得ることができる。
j.搬送台車1の揺動式リンク機構3と姿勢調整装置5とをそれぞれ駆動する第1駆動装置7と第2駆動装置8とを、ディップ槽Dに対応して同期移動自在な伴走台車2A,2Bに搭載し、搬送台車1に設置された第1受動装置25の受動部25aと第2受動装置26を介して駆動力を伝達するように構成したので、従来のように各搬送台車にそれぞれの駆動装置を搭載するのに比較して、設備コストを大幅に削減することができる。
またディップ槽Dに対応して配置された伴走台車2A,2Bのうち、入口と出口に対応する伴走台車2Aにのみ、第1駆動装置7と第2駆動装置8とを設け、中間位置の伴走台車2Bに第2駆動装置8のみを設けたので、設備コストの削減に寄与することができる。またディップ槽Dに対応して配置された伴走台車2A,2Bをディップ槽Dの入口側と出口側と中間位置にそれぞれ配置して、搬送台車1と同期してシャトル形式で往復移動するように構成することで、複数の搬送台車1にそれぞれ保持された車体Mを同時に処理液槽Dに浸漬させて処理することができ、伴走台車2A,2Bのサイクルタイム(特に復路の移動タイム)を短くできる。
なお、上記伴走台車2A,2Bを配置してシャトル形式に往復移動させるのを、複数の伴走台車をディップ槽Dの入口側、中間位置、出口側と順次周回させる循環形式に構成することもできる。
k.支軸12の揺動式リンク機構Bの両側から前方に受動レバー21を突設してバランスウエイト22を設けたので、前方に隣接して走行移動する搬送台車1に保持された車体Mとバランスウエイト22の干渉を防止して、前後に隣接する搬送台車1の走行ピッチを小さくすることができ、塗装ラインRの全長およびディップ槽Dの走行移動方向の長さを短くすることができる。
l.第1受動装置25の受動部25aと第2受動装置26の嵌合軸部33に、第1,第2駆動装置8,8の嵌合体57が嵌合される一連の動作で、受動軸34をロックするブレーキ装置35を、ブレーキ解除ロッド59により解除するブレーキ解除機構36を設けたので、伴走台車2A,2Bの第1,第2駆動装置8,8から第1,第2受動装置25,26の動力伝達をスムーズに行うことができる。
m.支軸12を内軸12iと外筒軸12oとで二重軸に構成し、その内軸12iと第4軸19とを、第1アーム13と第2アーム14に内装されたスプロケットとチェーンと円弧状ガイドからなる巻き掛け連動機構により連結連動して姿勢調整装置5を構成したので、第2駆動装置8から第2受動装置26を介して内軸12iに入力された駆動力を、巻き掛け伝動機構を介して第4軸19に伝達し支持部材4を回動することができる。したがって、内軸12iと巻き掛け連動機構は外部に露出されておらず、処理液に触れて汚染されることもなく、スムーズな動作を持続させることができ、メンテナンスコストを削減することができる。
本発明の実施の形態における塗装ライン設備の全体概略平面図である。 同ディップ槽部分の平面図である。 同搬送台車を示す斜視図である。 同搬送台車の揺動式リンク機構の動作を説明する側面図である。 同ディップ槽部分の搬送台車を示す正面部分断面図である。 同伴走台車を示す側面図である。 同搬送台車を示す平面図である。 同揺動式リンク機構の内部構造を示す側面部分断面図である。 同伴走台車の第1駆動装置およびドッキング装置と搬送台車の第1受動装置を示す側面部分断面図である。 同第1および第2の駆動装置と受動装置を示す背面図である。 同図10に示すA−A断面図である。 同第1および第2の駆動装置と受動装置を示す背面断面図である。 同第1および第2の駆動装置と受動装置の動作を説明する背面断面図である。 同第1および第2の駆動装置と受動装置の動作を説明する背面断面図である。 (a)(b)はそれぞれ同第1および第2の受動装置のブレーキ装置とブレーキ解除機構の動作を説明する動作説明図である。 (a)(b)はそれぞれ同第1および第2の受動装置を示し、(a)は全体平面図、(b)はブレーキ解除機構を示す部分平面図である。
符号の説明
R 塗装ライン
D ディップ槽
G 走行レール
M 車体
Lu 上部移動軌跡
Ld 下部移動軌跡
D 前後揺動範囲
P 転位点
1 搬送台車
2A,2B 伴走台車
3 揺動式リンク機構
4 支持体
5 姿勢調整装置
6 天井レール
7 第1駆動装置
8 第2駆動装置
9 台車走行装置
11 台車フレーム
11R,11L 左右走行ビーム
11C 連結ビーム
12 支軸
12i 内軸
12o 外筒軸
13 第1アーム
14 第2アーム
15 第3アーム
16 第1軸
17 第2軸
18 第3軸
19 第4軸
21 受動レバー
22 バランスウエイト
25 第1受動装置
25a 受動部
25b レバー回動部
26 第2受動装置
31 ギヤボックス
33 嵌合軸部
34 受動軸
35 ブレーキ装置
36 ブレーキ解除機構
37 位置決めソケット
38 位置決めプレート
42 ドッキング装置
43 復帰用移動装置
51 昇降出退装置
52 出退フレーム
53 位置合わせ機構
54 支持フレーム
55 伸縮駆動軸
56 第1回転駆動装置
57 嵌合体
57c 連結穴
58 位置決めロッド
59 ブレーキ解除ロッド

Claims (4)

  1. 所定位置に処理液槽が設置された処理ラインと、該処理ラインに沿って走行移動自在な移動体と、該移動体に水平方向の支軸を中心に上下方向に揺動自在に設けられた揺動式リンク機構と、該揺動式リンク機構の遊端に回動自在に設けられて被搬送体を保持する支持体とを具備し、前記揺動式リンク機構を上下方向に揺動させて支持体を下降し被搬送体を処理液槽の処理液中に入出させて処理する搬送設備であって、
    前記支軸に所定間隔をあけて一対の揺動式リンク機構を配置し、
    前記揺動式リンク機構の遊端間に支持体を水平軸心周りに回動自在に支持させ、
    前記支持体を回動して被搬送体の姿勢を調整する姿勢調整装置を設け、
    前記移動体と同期して移動自在な伴走体に、揺動式リンク機構を作動する第1駆動装置と、前記姿勢調整装置を作動する第2駆動装置とを設け、
    前記揺動式リンク機構は、第1駆動装置により支持体を略鉛直方向の移動軌跡に沿って昇降駆動するように構成された
    ことを特徴とする搬送設備。
  2. 前記支軸の揺動式リンク機構の両側に、レバー部材を介して釣合用重錘をそれぞれ設けて、走行方向に隣接する移動体の支持体に保持された被搬送体の外側に釣合用重錘を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 揺動式リンク機構は、
    移動体に固定端が支軸を介して回動自在に取り付けられた第1アームと、
    固定端が前記第1アームの遊端に回動自在に支持され遊端に支持体が設けられた第2アームと、
    前記移動体と該第2アームの所定位置との間に連結された第3アームとを具備し、
    前記第3アームは、第1アームの回動に対して第2アームを第1アームと反対方向に回動させて、支持体の移動軌跡が略鉛直方向に沿うように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の搬送設備。
  4. 支軸を、揺動式リンク機構に連結された外筒軸と内軸により二重軸に構成し、
    第1アーム内と第2アーム内に、前記内軸に連結連動されて姿勢調整装置を構成する連動機構を内装した
    ことを特徴とする請求項3記載の搬送設備。
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