JP2005058689A - 飛行ゴム風船 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い吹鳴音を発生しつつ飛行しつつ、衛生上問題であった点を解決した飛行ゴム風船を提供する。
【解決手段】飛行ゴム風船(1)は、上壁(3a)及び下壁(3b)のそれぞれに主開口部(5A)(5B)が設けられた略円柱形状の中空部材(3)の周側壁(3c)に、略長尺状のゴム風船本体(2)の口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されてなり、前記中空部材の上壁(3a)の側壁(3d)に略円形状の逆止弁部材(7)を圧着し、主開口部(5A)に逆止弁(7a)が装設される。さらに、主開口部(5A)(5B)を貫通し、中空の空気供給管(6)が逆止弁(7a)を押し退けて挿通し、ゴム風船本体(2)へ空気が供給できるように中空部材(3)に離脱可能に嵌着される。
【選択図】 図2
【解決手段】飛行ゴム風船(1)は、上壁(3a)及び下壁(3b)のそれぞれに主開口部(5A)(5B)が設けられた略円柱形状の中空部材(3)の周側壁(3c)に、略長尺状のゴム風船本体(2)の口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されてなり、前記中空部材の上壁(3a)の側壁(3d)に略円形状の逆止弁部材(7)を圧着し、主開口部(5A)に逆止弁(7a)が装設される。さらに、主開口部(5A)(5B)を貫通し、中空の空気供給管(6)が逆止弁(7a)を押し退けて挿通し、ゴム風船本体(2)へ空気が供給できるように中空部材(3)に離脱可能に嵌着される。
【選択図】 図2
Description
この発明は、風船内に空気を注入して膨らませ、該空気の噴出力によって空中に飛行させる飛行ゴム風船に関する。
従来、上記飛行ゴム風船としては、上壁及び下壁に開口部が設けられた中空部材の周側壁に、風船の口部を外嵌状態に嵌着したものが公知である。風船内に空気を注入して膨らませた後、空中に手放すと下壁の開口部より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船が略垂直方向に上昇していく。このとき、風船内に充填された空気が上壁開口部から下壁開口部に抜けていく際に中空部材の中空空間内を還流することによって高い吹鳴音を発生する。これによって、飛行ゴム風船はこの吹鳴し状態で空気中を飛行する。
また、上記飛行ゴム風船とは異なり、空気流出入口部が細長の扁平管形状に形成され、前記中空部材を有しない飛行ゴム風船も公知である。この飛行ゴム風船は、空気流出入口部が細長の扁平管形状となっており、この扁平管が逆止弁として働くため、この空気流出入口部に人が口を直接付けて風船内に空気を注入するのは困難である。したがって、空気流出入口部にストロー状の細長の空気供給管を挿通し、前記空気供給管を利用してこの風船内に空気を注入する。風船内に空気を注入して膨らませた後、前記空気供給管を飛行ゴム風船から離脱させて、飛行ゴム風船を空中に手放すと、前記空気流出入口部から空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船が略垂直方向に上昇していく。このとき、風船内から空気が前記空気流出入口部から噴出する際に、空気流出入口部が細長の扁平形状に形成されていることにより、風船内から噴出する空気の量と空気の流出通路の大きさがつりあわず、空気流出入口部のゴムが膨張、収縮を繰り返し、それが振動となり、吹鳴音を発生する。これによって、飛行ゴム風船はこの吹鳴し状態で空気中を飛行する。
このように高い吹鳴音を発生しながら空中を飛行するので、興趣性にも優れるものであり、一般的な玩具として用いられるのみならず、近年では例えばプロ野球やサッカー等のスタンドで観客が自身の好きなチームを応援するためにこの飛行ゴム風船を一斉に空中に飛行させてその雰囲気を一気に盛り上げる、というような形態で使用されることも多い。
ところで、上述のように、公共の場、例えばプロ野球やサッカー等のスタンドでは、前記中空部材に直接口をつけて風船内に空気を注入して、飛行ゴム風船を膨らませることが多い。観客が飛行ゴム風船を飛行させると、他の人が飛行させた飛行ゴム風船を再び拾い集めて、再度その飛行ゴム風船の中空部材に口をつけて風船内に空気を注入して膨らませることができるため、衛生面で問題が生じていた。
第1の発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、高い吹鳴音を発生しつつ飛行しつつ、衛生上問題であった点を解決した飛行ゴム風船を提供することを目的とする。
また、上述した空気流出入口部が扁平形状の飛行ゴム風船は、衛生上の問題はないが、細長の扁平管形状の空気流出入口部にストロー状の細長の空気供給管を挿通し、前記空気供給管を利用してこの風船内に空気を注入しなければならない。観客は、空気注入後に、この空気供給管を前記空気流出入口部から取り外して、膨張した飛行ゴム風船を把持し、タイミングを合わせて飛行ゴム風船を空中に放す必要があった。この形状の飛行ゴム風船は、全てがゴム状の素材であるために、空気を注入した後、長時間、把持しておくのが困難であった。したがって、所望のタイミングで飛行ゴム風船を飛行させることは困難であった。
第2の発明は、吹鳴音を発生しつつ飛行しつつ、所望のタイミングで飛行させることが可能な飛行ゴム風船を提供することを目的とする。
第1の発明の飛行ゴム風船は、上壁及び下壁に主開口部が設けられた中空部材の周側壁にゴ厶風船本体の口部が上壁側から嵌着されてなる飛行ゴム風船であって、主開口部に逆止弁が装設され、ゴム風船本体内に空気を注入する中空の空気供給管を、逆止弁を貫通して前記中空部材に離脱可能に設けられてなることを特徴とする。
即ち、この第1の発明に係る飛行ゴム風船は、上壁及び下壁に主開口部が設けられた中空部材の主開口部に、ゴム風船本体内に空気が注入できないように逆止弁が設けられており、さらに、この逆止弁を押し退けて挿通するように前記中空部材に空気供給菅が離脱可能に設けられていることから、ゴム風船本体への空気の注入は当該空気供給管によって前記逆止弁による空気の流入を逆らうことで行われる。空気供給管を中空部材から離脱させて、ゴム風船本体内から中空部材を通って空気が流出させることによって、高い吹鳴音を発生しつつゴム風船は飛行する。このように、飛行したゴム風船が萎み、他人が再度ゴム風船を膨らませて飛行させようとしても、上記空気供給管を用いないと、逆止弁効果が働きゴム風船に空気の注入ができない。このように、他人が口を付けて膨らませることができないので飛行させる飛行ゴム風船に口を付けることが無く、衛生上の問題がない。
また、第1の発明の飛行ゴム風船の前記空気供給管は、一端部の空気供給口の面積が他端部の空気供給口の面積よりも大きく形成されており、前記一端部が前記中空部材の上壁側に突出するように設けられていることを特徴する。
これによって、空気供給管が簡単に離脱しにくくなり、意図しない行為によって、ゴム風船が飛行するということが無くなる。
これによって、空気供給管が簡単に離脱しにくくなり、意図しない行為によって、ゴム風船が飛行するということが無くなる。
さらに、第1の発明の飛行ゴム風船の前記空気供給菅の一端部には、空気充填用のプラスチックフィルム製の柔軟な扁平管が装設されてなることを特徴とする。
これにより、空気充填用のプラスチックフィルムによって逆止弁効果が働き、飛行ゴム風船内の空気が当該空気供給管を通じて流出することを防止することができる。
これにより、空気充填用のプラスチックフィルムによって逆止弁効果が働き、飛行ゴム風船内の空気が当該空気供給管を通じて流出することを防止することができる。
第2の発明の飛行ゴム風船は、空気流出入口部が扁平管形状である飛行ゴム風船であって、長手方向の一端部が封止され、長手方向の他端部側壁と前記一端部近傍の周側壁とに開口部を有する中空の空気供給管を、前記空気流出入口部に挿通されてなることを特徴する。
この第2の発明にかかる特徴として、前記ゴム風船内に直接空気を流入する場合、空気流出入部の扁平管形状が逆止弁的な効果を発揮するために非常に困難である。したがって、前記空気供給管の周側壁に設けられた開口部がゴム風船の空気が注入されると膨張する前記扁平管より口径が大きい膨張部まで到達するように、前記空気流出入部に設けられた空気供給管をさらに挿入し、前記空気供給管の他端部から空気を注入することで、ゴム風船内に空気を注入する。一方、十分にゴム風船内に空気が注入された後、前記空気供給管の周側壁に設けられた開口部が前記膨張部から前記空気流出入部内に位置するように、前記空気供給管を引き戻すことによって、前記開口部が扁平管形状の空気流出入部に圧着するため、ゴム風船内に注入された空気の流出を防止することができる。
第2の発明の飛行ゴム風船に係る空気供給管の外径は、前記空気流出入口部の口径とほぼ同じ大きさであることを特徴とする。
前記空気供給管の外径を前記空気流出入部と同口径もしくはより大きく形成することによって、前記空気流出入部のゴム素材による伸縮効果から前記空気供給管と前記空気流出入部との圧着効果を発揮させることができ、注入されたゴム風船内の空気の流出をより防止することができる。また、前記空気供給管と前記空気流出入部との間の摩擦効果によって、前記空気供給管が前記空気流出入部から容易に離脱しないようにすることもできる。
前記空気供給管の外径を前記空気流出入部と同口径もしくはより大きく形成することによって、前記空気流出入部のゴム素材による伸縮効果から前記空気供給管と前記空気流出入部との圧着効果を発揮させることができ、注入されたゴム風船内の空気の流出をより防止することができる。また、前記空気供給管と前記空気流出入部との間の摩擦効果によって、前記空気供給管が前記空気流出入部から容易に離脱しないようにすることもできる。
第2の発明の飛行ゴム風船の前記空気供給管は,周側壁に係止部材が形成されてなることを特徴とする。
前記空気供給管に、例えば、飛行ゴム風船と同素材の係止部材を形成したり、前記空気供給管の周側壁に環状突起等を設けることによって、前記係止部材と空気流出入部との間の摩擦効果によって、前記空気供給管が空気流出入部から簡単に離脱することを防止することができる。好ましくは、係止部材を前記空気供給管の一端部と前記開口部との間の周側壁に設けることによって、ゴム風船内からの空気流出をより効果的に防止することができる。
前記空気供給管に、例えば、飛行ゴム風船と同素材の係止部材を形成したり、前記空気供給管の周側壁に環状突起等を設けることによって、前記係止部材と空気流出入部との間の摩擦効果によって、前記空気供給管が空気流出入部から簡単に離脱することを防止することができる。好ましくは、係止部材を前記空気供給管の一端部と前記開口部との間の周側壁に設けることによって、ゴム風船内からの空気流出をより効果的に防止することができる。
第1及び第2の発明の飛行ゴム風船は、前記飛行ゴム風船の空気が注入されて膨らむ膨張部が凹凸を有するように形成されてなることを特徴とする。
膨張部が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。また、飛行ゴム風船内に空気を注入するとともに粉塵を注入すれば、飛行ゴム風船が飛行する際に、粉塵が前記空気流出入部から噴出され、煙を発生させながら、飛行ゴム風船を飛行させることができるが、膨張部に凸凹が形成されていることによって、飛行ゴム風船の凸凹の収縮具合によって、粉塵の偏った噴出が演出でき、より興趣のある煙の発生の仕方を演出することができる。また、粉塵が凸凹に溜まることによって、飛行ゴム風船の飛行バランスが微妙に異なることとなり、不規則な飛行を演出することができ、より興趣な飛行の仕方を演出することができる。
膨張部が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。また、飛行ゴム風船内に空気を注入するとともに粉塵を注入すれば、飛行ゴム風船が飛行する際に、粉塵が前記空気流出入部から噴出され、煙を発生させながら、飛行ゴム風船を飛行させることができるが、膨張部に凸凹が形成されていることによって、飛行ゴム風船の凸凹の収縮具合によって、粉塵の偏った噴出が演出でき、より興趣のある煙の発生の仕方を演出することができる。また、粉塵が凸凹に溜まることによって、飛行ゴム風船の飛行バランスが微妙に異なることとなり、不規則な飛行を演出することができ、より興趣な飛行の仕方を演出することができる。
本発明の第一の実施形態に係る飛行ゴム風船を図1〜5に示す。
この飛行ゴム風船(1)は、上壁(3a)及び下壁(3b)のそれぞれに主開口部(5A)(5B)が設けられた略円柱形状の中空部材(3)の周側壁(3c)に、略長尺状のゴム風船本体(2)の口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されてなり、前記中空部材の上壁(3a)の側壁(3d)に略円形状の逆止弁部材(7)を圧着し、主開口部(5A)に逆止弁(7a)が装設される。さらに、主開口部(5A)(5B)を貫通し、中空の空気供給管(6)が逆止弁(7a)を押し退けて挿通し、ゴム風船本体(2)へ空気が供給できるように中空部材(3)に離脱可能に嵌着される。
この飛行ゴム風船(1)は、上壁(3a)及び下壁(3b)のそれぞれに主開口部(5A)(5B)が設けられた略円柱形状の中空部材(3)の周側壁(3c)に、略長尺状のゴム風船本体(2)の口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されてなり、前記中空部材の上壁(3a)の側壁(3d)に略円形状の逆止弁部材(7)を圧着し、主開口部(5A)に逆止弁(7a)が装設される。さらに、主開口部(5A)(5B)を貫通し、中空の空気供給管(6)が逆止弁(7a)を押し退けて挿通し、ゴム風船本体(2)へ空気が供給できるように中空部材(3)に離脱可能に嵌着される。
前記中空部材(3)は、いずれも合成樹脂で製作された底部体(20)と上部体(21)とが嵌合一体化されてなるものである。底部体(20)は、上端を全開口した中空円柱体であり、図3に示すように、その下壁(3b)の中央部には大きな主開口部(5B)が形成されている。この底部体(20)の周側壁の先端は切り欠き部(22)が形成されており、その周側壁の中央には1条の環状突起(11)が突設されている。
一方、前記上部体(21)は下端を全開口した中空円柱体であり、その上壁(3a)の中央部には大きな主開口部(5A)が形成され、その周側壁の中央には1条の環状突起(12)が突設されている。さらに、主開口部(5A)の口径とほぼ同じ大きさの直径となる円形でゴム等の素材で形成された可塑性の逆止弁(7a)が形成された逆止弁部材(7)が、前記逆止弁(7a)が前記主開口部(5A)を対向するように前記上部体(21)の内壁側面(23)に接合される。
また、空気供給管(6)は、プラスチック等の可塑性の合成樹脂で製作され、前記主開口部(5A)(5B)とほぼ同口径の略円柱状の主空気供給管部(6a)と、上側が主空気供給管部(6a)とほぼ同口径の中空の略円錐台形状の円錐台空気供給管部(6b)と、円錐台空気供給管部(6b)の下側とほぼ同口径の空気供給管部(6c)とで構成される。さらに、この空気供給管(6)の空気供給管部(6c)の端部には、空気充填用のプラスチックフィルム製の柔軟な扁平管(8)が装設されている。空気充填用のプラスチックフィルム製の柔軟な扁平管(8)によって逆止弁効果が働き、飛行ゴム風船内の空気が当該空気供給管を通じて流出することを防止することができる。
しかして、これら底部体(20)と、逆止弁部材(7)が接合された上部体(21)とを、それぞれの主開口部(5A)(5B)が対向するように、底部体(20)の周側壁に上部体(21)の周側壁を外嵌状態に嵌合し、上部体(21)を底部体(20)の切り欠き部(22)は嵌合するように押し込めば、底部体(20A)と上部体(21)とが強く嵌合一体化されて、前記中空部材(3)が構成される。
また、前記中空部材(3)の主開口部(5A)から、空気供給管(6)の主空気供給管部(6a)を、前記逆止弁(7a)を押し退けて主開口部(5B)に届くまで押し込み、主空気供給管部(6a)の中央部に1条の環状係止部材(9)を接合して、前記中空部材(3)と空気供給管(6)とを嵌着させる(図4参照)。
環状係止部材(9)と、主空気供給管部(6a)と円錐台空気供給管部(6b)とを備える空気供給管(6)とによって、空気供給管(6)は中空部材(3)から簡単に離脱しにくくなり、意図しない行為によって、飛行ゴム風船が飛行するということが無くなる。
また、前記中空部材(3)の主開口部(5A)から、空気供給管(6)の主空気供給管部(6a)を、前記逆止弁(7a)を押し退けて主開口部(5B)に届くまで押し込み、主空気供給管部(6a)の中央部に1条の環状係止部材(9)を接合して、前記中空部材(3)と空気供給管(6)とを嵌着させる(図4参照)。
環状係止部材(9)と、主空気供給管部(6a)と円錐台空気供給管部(6b)とを備える空気供給管(6)とによって、空気供給管(6)は中空部材(3)から簡単に離脱しにくくなり、意図しない行為によって、飛行ゴム風船が飛行するということが無くなる。
この中空部材(3)の周側壁には2条の環状突起(11)(12)が平行して突設されており、両者(11)(12)の間の周溝(15)内に、ゴム風船本体(2)の肉厚口部(2a)が上壁(3a)側から外嵌状態に嵌着されている。このように周溝(15)内にゴム風船本体(2)の口部(2a)が嵌着されているので、ゴム風船本体(2)と中空部材(3)とが離脱することを効果的に防止することができる。 なお、空気供給管(6)は、主空気供給管部(6a)側から強い力で引くことによって、円錐台空気供給管部(6b)と空気供給管部(6c)とが主開口部(5A)で圧接して変形し、主開口部(5B)から引き抜かれて中空部材(3)から離脱できるように嵌着されている。
図5(a)に示すように、上記構成の飛行ゴム風船の風船本体(2)内に、空気供給管(6)を利用して空気(矢印A)を注入して膨らませた後、空気供給管(6)を矢印Xの方向に引き抜き空気空中に手放すと、図5(b)に示すように、下壁(3b)の主開口部(5B)より空気(矢印B)が外に噴出し、この噴出力が推進力となってゴム風船(1)が略垂直方向に上昇していく。このとき、風船本体(2)内に充填された空気が中空部材(3)内を通過する際にその少なくとも一部が中空部材(3)内を還流するので、高い吹鳴音を発生しながら空中を飛行する。その後、空気供給管(6)が引き抜かれた飛行ゴム風船(1)の中空部材(3)に口をつけて空気(矢印C)を吹きこんだとしても、図5(c)に示すように、逆止弁(7a)が矢印Dの方向に閉じるため、空気が流入せず、風船本体(2)内に空気が十分に充填できない。
したがって、公共の場、例えばプロ野球やサッカー等のスタンドで当該飛行ゴム風船を飛行させたとしても、中空部材(3)に直接口をつけて空気を注入することができないので、他人が飛行した後の飛行ゴム風船を拾って中空部材(3)に誤って口をつけたとしても、衛生上の問題等も生じない。
なお、前記飛行ゴム風船1の空気が注入されて膨らむゴム風船内が凹凸を有するように形成されてもよい。膨張部が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。
したがって、公共の場、例えばプロ野球やサッカー等のスタンドで当該飛行ゴム風船を飛行させたとしても、中空部材(3)に直接口をつけて空気を注入することができないので、他人が飛行した後の飛行ゴム風船を拾って中空部材(3)に誤って口をつけたとしても、衛生上の問題等も生じない。
なお、前記飛行ゴム風船1の空気が注入されて膨らむゴム風船内が凹凸を有するように形成されてもよい。膨張部が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。
この本発明の第2の実施形態に係る飛行ゴム風船を図6〜8に示す。
この飛行ゴム風船(60)は、ゴム風船への空気の流出入口となる細長い扁平形状の空気流出入部(60a)と、凹凸を有し、空気が注入されると例えば瓢箪形状となる膨満部と、で形成され、この空気流出入部(60a)には、中空の空気供給管(70)が着脱自在に挿通されてなる。前記空気流出入部(60a)は、細長い扁平形状に形成されているので、前記空気流出入部(60a)に直接口を付けてゴム風船内に空気を注入する場合、空気流出入部(60a)の扁平管形状が逆止弁的な効果を発揮するために、空気の注入は非常に困難な構成である。
この飛行ゴム風船(60)は、ゴム風船への空気の流出入口となる細長い扁平形状の空気流出入部(60a)と、凹凸を有し、空気が注入されると例えば瓢箪形状となる膨満部と、で形成され、この空気流出入部(60a)には、中空の空気供給管(70)が着脱自在に挿通されてなる。前記空気流出入部(60a)は、細長い扁平形状に形成されているので、前記空気流出入部(60a)に直接口を付けてゴム風船内に空気を注入する場合、空気流出入部(60a)の扁平管形状が逆止弁的な効果を発揮するために、空気の注入は非常に困難な構成である。
前記空気供給管(70)は、略円柱状で中空となるようにプラスチック等の可塑性の合成樹脂で製作され、この空気供給管の外径は、前記空気流出入部(60a)と同口径もしくはより大きくほぼ同じ大きさに形成される。この空気供給管(70)は、一端部が封止され側壁(70a)が形成され、他端部の側壁に当たる部分には空気の流出入口となる主開口部(72C)と周側壁に2つの開口部(72A、72B)を有してなる。この2つの開口部(72A、72B)は、それぞれが対向するように前記周側壁に形成される。
また、前記空気供給管(70)は、一端部と2つの開口部(72A、72B)との間の周側壁に一環状の切欠部(73)が形成されており、この切欠部(73)に、例えば飛行ゴム風船と同素材の係止部材(80)が装設される。係止部材(80)を空気供給管(70)の一端部と2つの開口部(72A、72B)との間の周側壁に設けることによって、ゴム風船内からの空気流出をより効果的に防止することができる。なお、空気供給管(70)の周側壁に、環状突起等を設け、その環状突起を係止部材としてもよく、一端部と2つの開口部(72A、72B)との間でなくてもよい。
また、前記空気供給管(70)は、一端部と2つの開口部(72A、72B)との間の周側壁に一環状の切欠部(73)が形成されており、この切欠部(73)に、例えば飛行ゴム風船と同素材の係止部材(80)が装設される。係止部材(80)を空気供給管(70)の一端部と2つの開口部(72A、72B)との間の周側壁に設けることによって、ゴム風船内からの空気流出をより効果的に防止することができる。なお、空気供給管(70)の周側壁に、環状突起等を設け、その環状突起を係止部材としてもよく、一端部と2つの開口部(72A、72B)との間でなくてもよい。
この空気供給管(70)が細長い扁平形状の空気流出入部(60a)にY方向及びZ方向に往復可能に挿通される。上記係止部材(80)が形成されていることによって、前記空気流出入部(60a)に挿入すると、空気流出入部(60a)のゴム素材の伸縮効果によって、空気流出入部(60a)が前記空気供給管(70)に圧着し、前記係止部材(80)に相当する部分(71)が隆起し、飛行ゴム風船(60)として一体化する。
これによって、注入された飛行ゴム風船(60)の膨張部(60b)内の空気の流出をより防止することができる。また、空気供給管(70)の外径と前記空気流出入部(60a)の口径とがほぼ同じ大きさであるため、空気供給管(70)と前記空気流出入部(60a)との間の摩擦効果によって、前記空気供給管(70)が前記空気流出入部(60a)から容易に離脱しなくなる。
これによって、注入された飛行ゴム風船(60)の膨張部(60b)内の空気の流出をより防止することができる。また、空気供給管(70)の外径と前記空気流出入部(60a)の口径とがほぼ同じ大きさであるため、空気供給管(70)と前記空気流出入部(60a)との間の摩擦効果によって、前記空気供給管(70)が前記空気流出入部(60a)から容易に離脱しなくなる。
図8に示すように、空気をゴム風船内に注入するには、2つの開口部(72A、72B)がゴム風船の膨張部(60b)に相当する位置まで空気供給管(70)をY方向に挿入し、主開口部(72C)から空気Fを注入することによって、その空気Fは、2つの開口部(72A、72B)を抜けて、前記ゴム風船の膨張部(60b)に到達し、前記膨張部(60b)が瓢箪形状に膨張する。ゴム風船の膨張部(60b)に空気が十分に注入されると、前記開口部(72A、72B)が空気流出入部(60a)を完全に塞ぐまでZ方向に差し引くことで、空気の流出を防止することができる。その時、係止部材(80)と空気流出入部(60a)との間の摩擦力で、空気供給管(70)が空気流出入部(60a)に固定される。
さらに、空気供給管(70)を矢印Zの方向に引き、完全に前記空気流出入部(60a)から引き抜き、空中に手放すと、空気流出入部(60a)より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となって飛行ゴム風船(60)が略垂直方向に上昇していく。このとき、ゴム風船の膨張部(60b)内に充填された空気が、空気流出入口部(60a)を通過することにより、膨張部(60b)から噴出する空気の量と空気の流出通路の大きさがつりあわず、空気流出入口部(60a)のゴムが膨張、収縮を繰り返し、それが振動となり、吹鳴音を発生する。これによって、飛行ゴム風船(60)はこの吹鳴し状態で空気中を飛行する。
さらに、空気供給管(70)を矢印Zの方向に引き、完全に前記空気流出入部(60a)から引き抜き、空中に手放すと、空気流出入部(60a)より空気が外に噴出し、この噴出力が推進力となって飛行ゴム風船(60)が略垂直方向に上昇していく。このとき、ゴム風船の膨張部(60b)内に充填された空気が、空気流出入口部(60a)を通過することにより、膨張部(60b)から噴出する空気の量と空気の流出通路の大きさがつりあわず、空気流出入口部(60a)のゴムが膨張、収縮を繰り返し、それが振動となり、吹鳴音を発生する。これによって、飛行ゴム風船(60)はこの吹鳴し状態で空気中を飛行する。
上述の第2の実施の形態で説明したように、飛行ゴム風船(60)の空気流出入部(60a)に前記空気供給管(70)が固定され一体化するため、飛行ゴム風船(60)を把持やすくなるとともに、所望のタイミングで飛行させることができる。さらに、一体化することによって、飛行させるまで不要なものが生じないという効果も有する。
また、上述の第1及び第2の実施の形態に係る飛行ゴム風船が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。また、飛行ゴム風船(60)内に空気を注入するとともに白い粉塵等を注入してもよい。粉塵が入った飛行ゴム風船(60)が飛行するときには、粉塵が前記空気流出入部(60a)から噴出され、白煙を発生させながら、飛行ゴム風船(60)を飛行させることができるが、膨張部(60b)に凸凹が形成されていることによって、飛行ゴム風船(60)の凸凹の収縮具合によって、粉塵の偏った噴出が演出できる。また、粉塵が凸凹に溜まることによって、飛行ゴム風船(60)の飛行バランスが微妙に異なることとなり、不規則な飛行を演出することができる。
本発明の飛行ゴム風船は、飛行させる飛行ゴム風船に口を付けることが無いとともに、他人が口を付けて膨らませることができないので、今まで問題であった衛生面については問題がない。
本発明の飛行ゴム風船の前記空気供給管は、一端部の空気供給口の面積が他端部の空気供給口の面積よりも大きく形成されているので、空気供給管が簡単に離脱しにくくなり、意図しない行為によって、ゴム風船が飛行するということが無くなる。
本発明の飛行ゴム風船の前記空気供給管の一端部に、空気充填用のプラスチックフィルム製の柔軟な扁平管が装設されており、ゴム風船内に空気が注入された後、この空気充填用のプラスチックフィルムの扁平管によって逆止弁効果が働き、飛行ゴム風船内の空気が当該空気供給管を通じて流出することを防止できる。
本発明の飛行ゴム風船は、長手方向の一端部が封止され、長手方向の他端部側壁と前記一端部近傍の周側壁とに開口部を有する中空の空気供給管が前記空気流出入口部に挿通されるため、前記空気流出入部にゴム風船内に注入された空気の流出を防止することができる。また、ゴム風船は空気供給管と一体化するため、飛行ゴム風船を把持やすくなるとともに、タイミングよく前記空気供給管を引き抜くことで、所望のタイミングで飛行させることができる。さらに、一体化することによって、飛行させるまで不要なものが生じないという効果も有する。
また、本発明の飛行ゴム風船に係る空気供給管の外径は、前記空気流出入口部の口径とほぼ同じ大きさもしくはより大きく形成されるので、注入されたゴム風船内の空気の流出をより防止することができる。また、前記空気供給管と前記空気流出入部との間の摩擦効果によって、前記空気供給管が前記空気流出入部から容易に離脱しないようにすることもできる。
本発明の飛行ゴム風船に係る空気供給管は、周側壁に係止部材が形成されるので、前記空気供給管が空気流出入部から簡単に離脱することを防止することができる。また、ゴム風船内からの空気流出をより効果的に防止することができる。
さらに、本発明の飛行ゴム風船は、前記飛行ゴム風船の空気が注入されて膨らむ膨張部が凹凸を有するので、膨張部が凸凹に形成されることによって、強い圧力をかけることなく空気注入をすることができる。
1、60…飛行ゴム風船
2…風船本体
2a…口部
3…中空部材
3a…上壁
3b…下壁
3c…周側壁
5…主開口部
6、70…空気供給管
7 逆止弁
8 柔軟な扁平管
60a 空気流出入部
60b 膨張部
70a 側壁
72A、72B 開口部
72C 主開口部
80 係止部材
2…風船本体
2a…口部
3…中空部材
3a…上壁
3b…下壁
3c…周側壁
5…主開口部
6、70…空気供給管
7 逆止弁
8 柔軟な扁平管
60a 空気流出入部
60b 膨張部
70a 側壁
72A、72B 開口部
72C 主開口部
80 係止部材
Claims (7)
- 上壁及び下壁に主開口部が設けられた中空部材の周側壁にゴム風船本体の口部が上壁側から嵌着されてなる飛行ゴム風船であって、前記中空部材の主開口部に逆止弁が装設され、ゴム風船本体内に空気を注入する中空の空気供給管を、逆止弁を押し退けて挿通するように前記中空部材に離脱可能に設けられてなる飛行ゴム風船。
- 前記空気供給管は、一端部の空気供給口の口径が他端部の空気供給口の口径よりも大きく形成されており、前記一端部が前記中空部材の上壁側に突出するように設けられていることを特徴する請求項1に記載の飛行ゴム風船。
- 前記空気供給菅の端部には、空気充填用のプラスチックフィルム製の柔軟な扁平管が装設されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の飛行ゴム風船。
- 空気流出入口部が扁平管形状である飛行ゴム風船であって、長手方向の一端部が封止され、長手方向の他端部側壁と前記一端部近傍の周側壁とに開口部を有する中空の空気供給管を、前記空気流出入口部に離脱可能に設けられてなる飛行ゴム風船。
- 前記空気供給管の外径は、前記空気流出入口部の口径とほぼ同じ大きさであることを特徴とする請求項4に記載の飛行ゴム風船。
- 前記空気供給管は、周側壁に係止部材が形成されてなることを特徴とする請求項4又は5に記載の飛行ゴム風船。
- 前記飛行ゴム風船の空気が注入されて膨らむ膨張部が凹凸を有するように形成されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の飛行ゴム風船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003320403A JP2005058689A (ja) | 2003-08-10 | 2003-08-10 | 飛行ゴム風船 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003320403A JP2005058689A (ja) | 2003-08-10 | 2003-08-10 | 飛行ゴム風船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005058689A true JP2005058689A (ja) | 2005-03-10 |
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ID=34372653
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003320403A Pending JP2005058689A (ja) | 2003-08-10 | 2003-08-10 | 飛行ゴム風船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005058689A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006115179A1 (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Joplax Co., Ltd. | 多機能ホルダー |
JP2010119497A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Kobayashi Sangyo Kk | 発光する飛行ゴム風船 |
-
2003
- 2003-08-10 JP JP2003320403A patent/JP2005058689A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006115179A1 (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Joplax Co., Ltd. | 多機能ホルダー |
JP4929166B2 (ja) * | 2005-04-21 | 2012-05-09 | ジョプラックス株式会社 | 風船ホルダー |
JP2010119497A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Kobayashi Sangyo Kk | 発光する飛行ゴム風船 |
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