JP2005055836A - 画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置、及び、画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置、及び、画像形成方法 Download PDF

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Shinji Tamaki
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聡 羽鳥
Tsutomu Kato
勉 加藤
Haruji Mizuishi
治司 水石
Tetsuo Tanigawa
哲郎 谷川
Setsu Tanzawa
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Abstract

【課題】 複数色のプロセスカートリッジ又は現像装置に対する作業者による交換ミスがなく、交換時の作業性が高く、在庫管理コストや製造コストが低い画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置、及び、画像形成方法を提供する。
【解決手段】 新品状態のプロセスカートリッジ20の現像部23内に、トナーTを収納せずに、複数色のトナーTに対応する複数のプロセスカートリッジ20を共通化する。そして、複数色のトナーTは、新品状態のプロセスカートリッジ20が装置本体の設置部に設置されてから、トナー供給部32から現像部23にそれぞれ供給される。
【選択図】図2C

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置であってカラー画像等の複数色からなる画像を形成する画像形成装置と、そこに設置されるプロセスカートリッジ及び現像装置と、その画像形成方法とに関するものである。
従来から、カラー複写機等のカラー画像形成装置においては、複数色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーに対応したプロセスカートリッジ(又は現像装置)が、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、それらのプロセスカートリッジ(又は現像装置)は、その機械的寿命等にともない適宜に新品状態のものと交換されている。
具体的には、新品状態のプロセスカートリッジにおける現像部には、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちいずれか1色のトナー(1成分現像剤)が、シール部材によって隔絶された空間に予め収納されている。
そして、新品状態のプロセスカートリッジにおける現像部のシール部材を脱離した後に、画像形成装置本体に4つのプロセスカートリッジがそれぞれの設置部に設置される。その後、画像形成装置の稼働にともない、プロセスカートリッジの感光体ドラム(像担持体)が劣化したり、カートリッジ内の1成分現像剤がすべて消費されて寿命に達した場合に、ユーザーやサービスマン等の作業者によって、画像形成装置本体に設置された既設のプロセスカートリッジが取り出される。そして、新品状態のプロセスカートリッジが新たに装置本体に設置されることになる。
このような複数のプロセスカートリッジ(又は現像装置)が着脱自在に設置される画像形成装置においては、それぞれのプロセスカートリッジが対応する設置部に正しく設置される必要がある。すなわち、作業者によって、ある色のプロセスカートリッジが異なる色の設置部に設置されるような設置ミスが発生しないようにする必要がある。
そのために、画像形成装置において、4つのプロセスカートリッジやそれに対応した装置本体の設置部に、形状差を設けることで非互換性を担保する技術が多く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、上述したプロセスカートリッジにおける現像部に設置されるシール部材は、現像部内に収納したトナーがプロセスカートリッジから飛散するのを防ぐためのものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−84534号公報(第4−5頁、第9図、第11図) 特開平11−231759号公報(第2頁、第2−3図)
上述した従来の画像形成装置は、交換用の新品状態のプロセスカートリッジ(又は現像装置)を在庫管理するための在庫管理コストや、プロセスカートリッジを製造するための製造コストが、高くなるという問題があった。さらには、従来の画像形成装置は、プロセスカートリッジの交換時の作業性が悪いという問題があった。
詳しくは、上述したようにカラー画像形成装置において、互換性のない4種類のプロセスカートリッジ(又は現像装置)が、それぞれ、作業者によって適宜に交換される。そのため、交換時の作業者の要望に迅速に対応することを目的として、メーカーや販売店は、交換用の新品状態のプロセスカートリッジを倉庫等に在庫として常時確保する必要があった。しかし、その在庫管理するためのプロセスカートリッジは、4種類もあるために、その管理に係わるコストと労力とが無視できないものになっていた。
このような問題を解決するために、4種類のプロセスカートリッジをさらに一体的に保持するフルカラーのプロセスカートリッジの構成も考えられる。しかし、そのようなプロセスカートリッジは、必然的に大きなものとなるために、操作性が低下するとともに、在庫管理上もむしろディメリットになりかねない。さらに、そのようなプロセスカートリッジは、4色のうち1色に係わるカートリッジ部分が寿命に達した時点で、他の3色に係わるカートリッジ部分が寿命に達していなくても、そのすべてを交換しなければならないために、無駄が多い。
また、上述のカラー画像形成装置は、互換性のない4種類のプロセスカートリッジ(又は現像装置)を製造する必要がある。さらに、プロセスカートリッジ(又は現像装置)からのトナー飛散を防止するために、シール部材を設ける必要がある。そのため、プロセスカートリッジの製造に係わる部品数や組付工程が多くなって、製造コストが高くなっていた。
さらには、新品状態のプロセスカートリッジ(又は現像装置)を画像形成装置本体に設置する際には、作業者はシール部材を取り外す必要がある。そのため、プロセスカートリッジのメンテナンス作業は面倒なものになっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数色のプロセスカートリッジ又は現像装置を着脱自在に設置する画像形成装置であって、作業者による交換ミスがなく、交換時の作業性が高く、在庫管理コストや製造コストが低い画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。さらには、その画像形成装置に設置されるプロセスカートリッジ及び現像装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持された、互換性を有する複数のプロセスカートリッジと、前記複数のプロセスカートリッジがそれぞれ着脱自在に設置される複数の設置部と、前記複数の設置部に設置された前記複数のプロセスカートリッジの前記現像部に、それぞれ、複数色のトナーのうち1色のトナーを供給する複数のトナー供給部とを備え、前記複数の設置部に設置される新品状態の前記複数のプロセスカートリッジは、それぞれ、前記複数色のトナーを含むいずれの現像剤も収納せず、前記複数色のトナーは、新品状態の前記プロセスカートリッジが前記設置部に設置されてから、前記トナー供給部から前記現像部にそれぞれ供給されるものである。
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記複数のプロセスカートリッジは新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したものである。
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項2に記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項2に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記複数のプロセスカートリッジは新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したものである。
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項5記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項5に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、像担持体上に形成される静電潜像を現像するとともに互換性を有する複数の現像装置と、前記複数の現像装置がそれぞれ着脱自在に設置される複数の設置部と、前記複数の設置部に設置された前記複数の現像装置に、それぞれ、複数色のトナーのうち1色のトナーを供給する複数のトナー供給部とを備え、前記複数の設置部に設置される新品状態の前記複数の現像装置は、それぞれ、前記複数色のトナーを含むいずれの現像剤も収納せず、前記複数色のトナーは、新品状態の前記現像装置が前記設置部に設置されてから、前記トナー供給部から前記現像装置にそれぞれ供給されるものである。
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項10に記載の発明において、前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
前記複数の現像装置は新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したものである。
また、請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11に記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項11に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項10〜請求項13のいずれかに記載の発明において、前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記複数の現像装置は新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したものである。
また、請求項15記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項14に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項16記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項14に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項17記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項14に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項17のいずれかに記載の発明において、前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたものである。
また、請求項19記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項18に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項20記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項18に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項21記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項18に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、この発明の請求項22記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持されたプロセスカートリッジであって、新品状態で、カートリッジ内にいずれの現像剤も収納しないものである。
また、請求項23記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項22記載の発明において、前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたものである。
また、請求項24記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項22又は請求項23に記載の発明において、画像形成装置本体における複数の設置部のいずれにも着脱自在に形成されて、前記設置部に設置された状態で、画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうち1つから前記現像部に複数色のトナーのうち1色のトナーが供給されるように形成されて、前記複数色のトナーは、新品状態で前記設置部に設置されてから、前記現像部にそれぞれ供給されるものである。
また、請求項25記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項24記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、新品状態で、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したものである。
また、請求項26記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項25に記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項27記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項25に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項28記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項22〜請求項27のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、新品状態で、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したものである。
また、請求項29記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項28に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項30記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項28に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項31記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項28に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項32記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項24〜請求項31のいずれかに記載の発明において、前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたものである。
また、請求項33記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項32に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項34記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項32に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項35記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、上記請求項32に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、この発明の請求項36記載の発明にかかる現像装置は、像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像装置であって、新品状態で、装置内にいずれの現像剤も収納しないものである。
また、請求項37記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項36記載の発明において、画像形成装置本体における複数の設置部のいずれにも着脱自在に形成されて、前記設置部に設置された状態で、画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうち1つから装置内に複数色のトナーのうち1色のトナーが供給されるように形成されて、前記複数色のトナーは、新品状態で前記設置部に設置されてから、装置内にそれぞれ供給されるものである。
また、請求項38記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項37に記載の発明において、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、新品状態で、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したものである。
また、請求項39記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項38記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項40記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項38に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項41記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項36〜請求項40のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、新品状態で、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したものである。
また、請求項42記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項41に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項43記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項41に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項44記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項41に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項45記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項37〜請求項44のいずれかに記載の発明において、前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたものである。
また、請求項46記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項45に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項47記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項45に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項48記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項45に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、この発明の請求項49記載の発明にかかる画像形成方法は、像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持されるとともに新品状態でいずれの現像剤も収納しないプロセスカートリッジを、複数の該プロセスカートリッジが着脱自在に設置される画像形成装置本体における複数の設置部の1つに設置する設置工程と、前記設置工程後に、前記画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうちの1つから前記現像部に複数色のトナーのうち1色のトナーを供給するトナー供給工程とを備えたものである。
また、請求項50記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項49記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記設置工程にて設置される前記複数のプロセスカートリッジは、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持するものである。
また、請求項51記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項50に記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項52記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項50に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項53記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項49〜請求項52のいずれかに記載の発明において、前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記設置工程にて設置される前記複数のプロセスカートリッジは、前記トナー担持体に潤滑剤を担持するものである。
また、請求項54記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項53記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項55記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項53に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項56記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項53に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項57記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項49〜請求項56のいずれかに記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたものである。
また、請求項58記載の発明にかかる画像形成方法は、像担持体上に形成される静電潜像を現像するとともに新品状態でいずれの現像剤も収納しない現像装置を、複数の該現像装置が着脱自在に設置される画像形成装置本体における複数の設置部の1つに設置する設置工程と、前記設置工程後に、前記画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうちの1つから前記現像装置に複数色のトナーのうち1色のトナーを供給するトナー供給工程とを備えたものである。
また、請求項59記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項58に記載の発明において、前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記設置工程にて設置される前記複数の現像装置は、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持するものである。
また、請求項60記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項59に記載の発明において、前記ダミートナーを、着色剤を含有しない透明トナーとしたものである。
また、請求項61記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項59に記載の発明において、前記ダミートナーを、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーとしたものである。
また、請求項62記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項58〜請求項61のいずれかに記載の発明において、前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、前記設置工程にて設置される前記複数の現像装置は、前記トナー担持体に潤滑剤を担持するものである。
また、請求項63記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項62に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項64記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項62に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項65記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項62に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
また、請求項66記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項49〜請求項65のいずれかに記載の発明において、前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたものである。
また、請求項67記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項66に記載の発明において、前記潤滑剤を、脂肪酸金属塩としたものである。
また、請求項68記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項66に記載の発明において、前記潤滑剤を、フッ素樹脂微粒子としたものである。
また、請求項69記載の発明にかかる画像形成方法は、上記請求項66に記載の発明において、前記潤滑剤を、シリコーンオイル又はシリコーンワニスとしたものである。
本発明は、作業者による交換ミスが生じないように、複数色のプロセスカートリッジ又は現像装置が共通化されるので、在庫管理コストや製造コストが低く、操作性の高い画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像装置、及び、画像形成方法を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、実施の形態における画像形成装置の全体を示す構成図である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラーレーザープリンタの装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する光学部、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した設置部に設置されたプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収納された像担持体としての感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23は感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像してトナー像(顕像)を形成する現像部、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を被転写材Pに転写して被転写材P上に画像を形成する転写ローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、30は転写ベルトユニットの転写ベルト、32Y、32M、32C、32BKは各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23に各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーを供給するトナー供給部、61は転写紙等の被転写材Pが収納される給紙部、66は転写ベルトユニットの下流側に設置された定着部を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25が、ケースによって一体的に保持されている。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上で、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
なお、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、互換性を有するプロセスカートリッジである。すなわち、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKに収納される、上述の感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25は、それぞれ、同一形状・同一材料からなる互換性を有する部材である。また、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKのケースも、それぞれ、同一形状・同一材料にて形成されている。
ここで、互換性を有する4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23は、1成分現像方式の現像部である。そして、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの現像部23は、新品状態(画像形成装置本体1内で一度も使用されていない状態である。)で、トナー(1成分現像剤)が収納されてない空状態となっている。そして、その新品状態の4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが装置本体1の設置部に設置された後に、4つのプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、装置本体1に設けられたトナー供給部32Y、32M、32C、32BKから、それぞれの色のトナー供給をうける。これについては、後で詳しく説明する。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、装置本体1内の上方に設置された光学部2において、光源から画像情報に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分ごとに別の光路を通過することになる。
イエロー成分のレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分の静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分の静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム12表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、さらに回転して、現像部23との対向位置に達する。そして、現像部23から感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される。
このとき、各現像部23内は、それぞれ、各トナー供給部32Y、32M、32C、32BKから供給された各色のトナーによって、新品状態の空状態からトナーで充填された状態になっている。
詳しくは、紙面右側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面には、イエロートナー供給部32Yから現像部23に供給されるイエロートナーに対応して、イエロートナー像が形成される。
同様に、紙面右側から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面には、マゼンタトナー供給部32Mから現像部23に供給されるマゼンタトナーに対応して、マゼンタトナー像が形成される。紙面右側から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム21表面には、シアントナー供給部32Cから現像部23に供給されるシアントナーに対応して、シアントナー像が形成される。紙面右側から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面には、ブラックトナー供給部32BKから現像部23に供給されるブラックトナーに対応して、ブラックトナー像が形成される。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、転写ベルト30との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、転写ベルト30の内周面に当接するように転写ローラ24が設置されている。そして、転写ローラ24の位置で、転写ベルト30によって搬送された被転写材P上に、感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像が、順次転写される(転写工程である。)。
なお、転写ベルトユニットにおいて、転写ベルト30は駆動ローラと3つの従動ローラとによって張架・支持されている。そして、駆動ローラによって、転写ベルト30は図中の矢印方向に走行する。この転写ベルトユニットは、上述の転写ローラ24や転写ベルト30等の部材が一体的に構成されていて、作像プロセスにおける転写部(転写手段)として機能するものである。
そして、転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、一連の作像プロセスが終了する。
一方、給紙部61からは、給紙ローラ62により給送された被転写材Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64の位置に導かれる。レジストローラ64に導かれた被転写材Pは、搬送タイミングを制御されながら、転写ベルト30と吸着ローラ27との当接部に向けて搬送される。
その後、被転写材Pは、図中矢印方向に走行する転写ベルト30に搬送されながら、4つの感光体ドラム21の対向位置を順次通過する。こうして、被転写材P上には各色のトナー像が重ねて転写されて、カラー画像が形成される。
その後、カラー画像が形成された被転写材Pは、転写ベルトユニットの転写ベルト30から離脱して、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、カラー画像が被転写材P上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に排出されて、一連の画像形成装置の動作が完了する。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置本体1に着脱自在に設置されるプロセスカートリッジについて詳述する。
上述したように、装置本体1に設置される4つのプロセスカートリッジは互換性がある。そこで、図2及び図3にて、プロセスカートリッジは符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を除して図示する。
図2Aは、新品状態のプロセスカートリッジ20を示す断面図である。
同図に示すように、プロセスカートリッジ20には、主として、像担持体としての感光体ドラム21と、帯電部22と、1成分現像方式の現像部23と、クリーニング部25とが、ケース26内に一体的に収納されている。そして、このプロセスカートリッジ20の単位で、メーカーや販売店によって在庫管理がされるとともに、作業者によって装置本体への交換作業がおこなわれる。
また、プロセスカートリッジ20の現像部23は、主として、トナー担持体としての現像ローラ23a、補給ローラ23b、撹拌ローラ23c、ドクターブレード23d等で構成される。そして、新品状態のプロセスカートリッジ20における現像部23には、トナーTが収納されていない。
以上述べたように、図2Aに示す新品状態のプロセスカートリッジ20は、現像部23に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれのトナーTも充填されることなく空の状態になっていて、トナー飛散を防止するためのシール部材も設置されていない。すなわち、新品状態のプロセスカートリッジ20は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の非互換のプロセスカートリッジではなく、共通化された互換性を有するプロセスカートリッジである。
その後、互換性を有するプロセスカートリッジ20(図2Aのものである。)は、図2Bに示すように、装置本体の設置部に設置される。
詳しくは、図3に示すように、まず、作業者によって装置本体1のドア43が矢印M方向に移動されると、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの設置部40Y、40M、40C、40BKを備えた開口部40が開放される。ここで、図3の矢印を参照して、互換性を有する新品状態のプロセスカートリッジ20は、4つの設置部40Y、40M、40C、40BKのいずれの設置部に対しても、設置できるように構成されている。
図示は省略するが、4つの設置部40Y、40M、40C、40BKには、それぞれ、プロセスカートリッジ20を装置本体1内に案内するレールが設置されている。そして、それぞれの設置部に設置されたトナーカートリッジ20は、図2Bに示すように、トナーカートリッジ20の供給口26aが、装置本体1側に固設された各色のトナー供給部32に係合する。さらに、図示は省略するが、トナーカートリッジ20の駆動伝達部が、装置本体1の奥側に固設された駆動部に係合する。
ここで、装置本体に設けられた4つのトナー供給部32は、それぞれ、交換自在に構成されたトナーボトル33と、トナーボトル33を保持・回転駆動するとともにトナーカートリッジ20の現像部23にトナーTを供給するボトル保持部34とで構成されている。また、トナーボトル33内には、1成分現像剤としてのトナーT(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収納されている。
そして、図2Bを参照して、設置後であって被転写材P上への画像形成が開始されるまでの間(ウォーミングアップ時、すなわちプロセスカートリッジ20の初期剤設定時である。)に、図中の矢印方向に回転駆動されるトナーボトル33内のトナーTは、ボトル保持部34と、プロセスカートリッジ20のケース26に設けられた供給口26aとを介して、現像部23内に供給される(矢印Tの経路である。)。すなわち、ウォーミングアップ時には、現像部23内に、トナーTが充填された状態になっている。
そして、その後も、図2Cを参照して、トナーボトル33内のトナーTは、現像部23内のトナー消費量に基いて、現像部23内に適宜に供給されることになる。
ここで、トナー供給部32から補給されるトナーTは、脂肪酸金属塩、フッ素樹脂微粒子、シリコーンオイル又はシリコーンワニス等からなる潤滑剤を含有している。そのため、トナーT同士の混合がスムーズにおこなわれて、現像ローラ23a、補給ローラ23b、感光体ドラム21等の部材に対してもダメージを軽減できる。
なお、脂肪酸金属塩としては、脂肪酸金属塩のうちの脂肪酸にステアリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸を用い、脂肪酸金属塩のうちの金属に亜鉛、アルミニウム、アルカリ土類金属等を用いることができる。また、フッ素樹脂微粒子としては、公知のものを用いることができるが、フッ化ビニリデン、四フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、六フッ化プロピレン、ヘキサフルオロイソプロピルメタクリレート等の重合体又は共重合体を用いることが好ましく、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化エチレンを用いることがさらに好ましい。また、シリコーンオイルとしては、25℃における粘度が1〜200000mm2/sのものが好ましく(さらに好ましくは、10〜80000mm2/sのものである。)、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等を用いることができる。
また、図示は省略するが、プロセスカートリッジ20には、ICチップや、設置部への最初の装着動作に連動して変形する爪部材等が設けられている。他方、装置本体1には、ICチップのデータを認識したり、爪部材の変形を認識する認識手段が設けられている。これらの構成により、装置本体1は、設置部に設置されるプロセスカートリッジ20が新品状態であるか否かを判断する。
そして、ウォーミングアップが終了した後に、通常の画像形成がおこなわれる。この通常の画像形成は、先に図1で説明した通りにおこなわれる。
詳しくは、図2Cを参照して、現像部23内のトナーTは、図中の時計方向に回転する撹拌ローラ23cによって、補給ローラ23bの位置に搬送される。補給ローラ23bの位置に搬送されたトナーTは、図中の反時計方向に回転する補給ローラ23bによって、現像ローラ23aの位置に搬送される。現像ローラ23aの位置に達したトナーTは、現像ローラ23aと補給ローラ23bとのニップで摩擦帯電されて、現像ローラ23a上に担持される。現像ローラ23a上に担持されたトナーTは、ドクターブレード23dの位置を通過して薄層化された後に、感光体ドラム21との対向位置に達する。そして、その対向位置で、感光体ドラム21表面に形成された静電潜像に付着する。
以上説明したように、本実施の形態のように構成された画像形成装置においては、複数色に対応した複数の設置部40Y、40M、40C、40BKに設置されるプロセスカートリッジ20を、トナーTを現像部23に収納しないことで、色の区別なく共通化できる。
これによって、互換性のない4種類のプロセスカートリッジを区別して在庫管理する必要がなくなって、交換用の新品状態のプロセスカートリッジ20に対する在庫管理コストを低減することができる。また、互換性のない4種類のプロセスカートリッジを区別して製造する必要がなく、トナー飛散を防止するシール部材を設ける必要もなくなって、プロセスカートリッジ20の製造コストを低くすることができる。
さらに、作業者がプロセスカートリッジ20を間違った設置部40Y、40M、40C、40BKに設置する交換ミスを防止することもできるし、互換性のないプロセスカートリッジが間違って発注されることによる交換作業の停滞を防止することもできる。また、プロセスカートリッジ20の現像部23はトナー飛散を防止するシール部材が不要となるので、交換作業時のシール部材の取り外し作業も不要となる。すなわち、寿命や故障にともなうプロセスカートリッジ20のメンテナンス作業を、効率よく短時間に正確におこなうことができる。
なお、本実施の形態では、新品状態のプロセスカートリッジ20において、現像部23の現像ローラ23a上には、何も担持されていない状態になっている。
これに対して、プロセスカートリッジ20における、現像ローラ23a、補給ローラ23b、感光体ドラム21等の部材のダメージ防止に対する余裕度を向上させたい場合には、新品状態の現像ローラ23a上に、脂肪酸金属塩、フッ素樹脂微粒子、シリコーンオイル又はシリコーンワニス等からなる潤滑剤を予め担持させることが好ましい。
同様に、新品状態の現像ローラ23a上に、画像形成に関与するトナーTとは異なるダミートナーを予め担持させることで、現像ローラ23a、補給ローラ23b、感光体ドラム21等の部材のダメージ防止に対する余裕度を向上させることもできる。
なお、新品状態の現像ローラ23a上に付着させるダミートナーとしては、着色剤を含有しない透明トナー(例えば、特開2001−175022号公報、特開2003−91095号公報等参照。)や、白色、黄色、淡色等の着色剤を用いたトナーを使用することが好ましい。これにより、ウォーミングアップが終了して通常の画像形成がおこなわれる際に、現像ローラ23a上にダミートナーが残存している場合であっても、被転写材P上に形成される画像に対する色再現性への影響がほとんどなく、画像上の不具合が生じないことになる。具体的には、感光体ドラム21上のトナー像のトナー付着量が1.0mg/cm2となるときに形成した画像に対して、X−lite社製「X−lite938」にて測定した反射濃度が0.2以下(悪くても、0.4以下)になる。
また、本願において新品状態の現像ローラ23a上に担持されるダミートナーは、現像部23内に収納される現像剤とは区別されるものと定義する。
なお、「プロセスカートリッジ」は、帯電手段(帯電部)、現像手段(現像部)、クリーニング手段(クリーニング部)のうち少なくとも1つの手段と、像担持体(感光体ドラム)とが、一体的に構成されて、画像形成装置本体に着脱自在に設置されるものである。
本実施の形態では、プロセスカートリッジ20を、感光体ドラム21、帯電部22、現像部23、クリーニング部25が、一体的にケース26に保持された構成とした。これに対して、本発明を適用するプロセスカートリッジの構成を、感光体ドラム21と現像部23とから構成されるプロセスカートリッジとすることもできる。さらには、感光体ドラム21及び現像部23と、帯電部22又はクリーニング部25とから、構成されるプロセスカートリッジとすることもできる。そして、この場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、現像部23を備えたプロセスカートリッジ20が着脱自在に設置される画像形成装置について、本発明を適用した。これに対して、プロセスカートリッジの構成をとらずに、単独で装置本体1に着脱自在に設置される現像装置を備えた画像形成装置であっても、本発明を適用することができる。この場合、新品状態の現像装置内には、本実施の形態と同様に、トナーT(1成分現像剤)が収納されておらず、複数の現像装置が共通化される。そして、互換性のある複数の現像装置が装置本体の複数の設置部に設置された後に、装置本体に設けられた各色のトナー供給部からトナーTが現像装置内に供給される。このような現像装置を備えた画像形成装置であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態の中で示唆した以外にも、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す構成図である。 図1の画像形成装置に設置されるプロセスカートリッジを示す断面図である。 図1の画像形成装置へのプロセスカートリッジの設置状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20、20Y、20M、20C、20BK プロセスカートリッジ、
21 感光体ドラム(像担持体)、 22 帯電部、
23 現像部、 23a 現像ローラ(トナー担持体)、
23b 補給ローラ、 23c 撹拌ローラ、 23d ドクターブレード、
24 転写ローラ(転写部)、 25 クリーニング部、
25a クリーニングブレード、 25b クリーニングローラ、
26 ケース、 26a 供給口、 30 転写ベルト(転写部)、
32、32Y、32M、32C、32BK トナー供給部、
33 トナーボトル、 34 ボトル保持部、 40 開口部、
40Y、40M、40C、40BK 設置部、
T トナー(現像剤)、 P 被転写材。

Claims (69)

  1. 像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持された、互換性を有する複数のプロセスカートリッジと、
    前記複数のプロセスカートリッジがそれぞれ着脱自在に設置される複数の設置部と、
    前記複数の設置部に設置された前記複数のプロセスカートリッジの前記現像部に、それぞれ、複数色のトナーのうち1色のトナーを供給する複数のトナー供給部とを備え、
    前記複数の設置部に設置される新品状態の前記複数のプロセスカートリッジは、それぞれ、前記複数色のトナーを含むいずれの現像剤も収納せず、
    前記複数色のトナーは、新品状態の前記プロセスカートリッジが前記設置部に設置されてから、前記トナー供給部から前記現像部にそれぞれ供給されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記複数のプロセスカートリッジは新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記複数のプロセスカートリッジは新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記プロセスカートリッジは、前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 像担持体上に形成される静電潜像を現像するとともに互換性を有する複数の現像装置と、
    前記複数の現像装置がそれぞれ着脱自在に設置される複数の設置部と、
    前記複数の設置部に設置された前記複数の現像装置に、それぞれ、複数色のトナーのうち1色のトナーを供給する複数のトナー供給部とを備え、
    前記複数の設置部に設置される新品状態の前記複数の現像装置は、それぞれ、前記複数色のトナーを含むいずれの現像剤も収納せず、
    前記複数色のトナーは、新品状態の前記現像装置が前記設置部に設置されてから、前記トナー供給部から前記現像装置にそれぞれ供給されることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記複数の現像装置は新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記複数の現像装置は新品状態で、それぞれ、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したことを特徴とする請求項10〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  17. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  18. 前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  21. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  22. 像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持されたプロセスカートリッジであって、
    新品状態で、カートリッジ内にいずれの現像剤も収納しないことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  23. 前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたことを特徴とする請求項22に記載のプロセスカートリッジ。
  24. 画像形成装置本体における複数の設置部のいずれにも着脱自在に形成されて、
    前記設置部に設置された状態で、画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうち1つから前記現像部に複数色のトナーのうち1色のトナーが供給されるように形成されて、
    前記複数色のトナーは、新品状態で前記設置部に設置されてから、前記現像部にそれぞれ供給されることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載のプロセスカートリッジ。
  25. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    新品状態で、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したことを特徴とする請求項24に記載のプロセスカートリッジ。
  26. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項25に記載のプロセスカートリッジ。
  27. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項25に記載のプロセスカートリッジ。
  28. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    新品状態で、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したことを特徴とする請求項22〜請求項27のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  29. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  30. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  31. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項28に記載のプロセスカートリッジ。
  32. 前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたことを特徴とする請求項24〜請求項31のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  33. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項32に記載のプロセスカートリッジ。
  34. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項32に記載のプロセスカートリッジ。
  35. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項32に記載のプロセスカートリッジ。
  36. 像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像装置であって、
    新品状態で、装置内にいずれの現像剤も収納しないことを特徴とする現像装置。
  37. 画像形成装置本体における複数の設置部のいずれにも着脱自在に形成されて、
    前記設置部に設置された状態で、画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうち1つから装置内に複数色のトナーのうち1色のトナーが供給されるように形成されて、
    前記複数色のトナーは、新品状態で前記設置部に設置されてから、装置内にそれぞれ供給されることを特徴とする請求項36に記載の現像装置。
  38. 前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    新品状態で、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持したことを特徴とする請求項37に記載の現像装置。
  39. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項38に記載の現像装置。
  40. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項38に記載の現像装置。
  41. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    新品状態で、前記トナー担持体に潤滑剤を担持したことを特徴とする請求項36〜請求項40のいずれかに記載の現像装置。
  42. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項41に記載の現像装置。
  43. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項41に記載の現像装置。
  44. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項41に記載の現像装置。
  45. 前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたことを特徴とする請求項37〜請求項44のいずれかに記載の現像装置。
  46. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項45に記載の現像装置。
  47. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項45に記載の現像装置。
  48. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項45に記載の現像装置。
  49. 像担持体と当該像担持体上に形成される静電潜像を現像する現像部とが一体的に保持されるとともに新品状態でいずれの現像剤も収納しないプロセスカートリッジを、複数の該プロセスカートリッジが着脱自在に設置される画像形成装置本体における複数の設置部の1つに設置する設置工程と、
    前記設置工程後に、前記画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうちの1つから前記現像部に複数色のトナーのうち1色のトナーを供給するトナー供給工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
  50. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記設置工程にて設置される前記複数のプロセスカートリッジは、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持することを特徴とする請求項49に記載の画像形成方法。
  51. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項50に記載の画像形成方法。
  52. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項50に記載の画像形成方法。
  53. 前記現像部は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記設置工程にて設置される前記複数のプロセスカートリッジは、前記トナー担持体に潤滑剤を担持することを特徴とする請求項49〜請求項52のいずれかに記載の画像形成方法。
  54. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項53に記載の画像形成方法。
  55. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項53に記載の画像形成方法。
  56. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項53に記載の画像形成方法。
  57. 前記プロセスカートリッジは、前記像担持体を帯電する帯電部と前記像担持体をクリーニングするクリーニング部とのうち少なくとも1つが、さらに一体的に保持されたことを特徴とする請求項49〜請求項56のいずれかに記載の画像形成方法。
  58. 像担持体上に形成される静電潜像を現像するとともに新品状態でいずれの現像剤も収納しない現像装置を、複数の該現像装置が着脱自在に設置される画像形成装置本体における複数の設置部の1つに設置する設置工程と、
    前記設置工程後に、前記画像形成装置本体における複数のトナー供給部のうちの1つから前記現像装置に複数色のトナーのうち1色のトナーを供給するトナー供給工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
  59. 前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記設置工程にて設置される前記複数の現像装置は、前記トナー担持体に前記複数色のトナーとは異なるダミートナーを担持することを特徴とする請求項58に記載の画像形成方法。
  60. 前記ダミートナーは、着色剤を含有しない透明トナーであることを特徴とする請求項59に記載の画像形成方法。
  61. 前記ダミートナーは、白色、黄色、淡色のいずれかの着色剤を含有するトナーであることを特徴とする請求項59に記載の画像形成方法。
  62. 前記現像装置は、前記トナー供給部から供給されたトナーを担持するとともに前記像担持体に当該トナーを供給するトナー担持体を備え、
    前記設置工程にて設置される前記複数の現像装置は、前記トナー担持体に潤滑剤を担持することを特徴とする請求項58〜請求項61のいずれかに記載の画像形成方法。
  63. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項62に記載の画像形成方法。
  64. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項62に記載の画像形成方法。
  65. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項62に記載の画像形成方法。
  66. 前記複数色のトナーは、それぞれ、潤滑剤を含有するように形成されたことを特徴とする請求項49〜請求項65のいずれかに記載の画像形成方法。
  67. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項66に記載の画像形成方法。
  68. 前記潤滑剤は、フッ素樹脂微粒子であることを特徴とする請求項66に記載の画像形成方法。
  69. 前記潤滑剤は、シリコーンオイル又はシリコーンワニスであることを特徴とする請求項66に記載の画像形成方法。
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