JP2005054965A - 減速装置 - Google Patents

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Takeshi Kurihara
猛 栗原
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Yuji Igawa
裕二 井川
Shinichi Sekido
慎一 関戸
Takeshi Shibukawa
壮史 渋川
Tomohiro Nagata
智大 永田
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Abstract

【課題】 潤滑油中の異物を2個の摺動体の間に捕捉することにより、潤滑油中の金属粉等を効率よく除去し、減速機構や軸受を保護して耐久性を高める。
【解決手段】 減速装置11の下側ハウジング14内には樹脂製の固定摺動板27を設け、出力軸18の外周側には金属製の回転摺動板29を設ける。そして、出力軸18が回転するときには、ハウジング12内の潤滑油と一緒に各油孔27D,29D,29E内に進入する切粉、磨耗粉等を摺動板27,29の間に引込み、この異物を軟質な固定摺動板27の摺動面27Cに埋込んで捕捉する。これにより、潤滑油中の異物を摺動面27C,29Cの間に捕獲して安定的に保持でき、減速機構16,17や軸受19,20等を保護することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の旋回装置に好適に用いられる減速装置に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械には、下部走行体と上部旋回体との間に旋回装置が設けられ、この旋回装置は、油圧モータ等からなる回転源と、該回転源の回転を減速して大きな回転力を出力する減速装置とにより構成されている(例えば、特許文献1,2参照)。
この種の従来技術による減速装置は、上,下方向に延びる筒状のハウジングと、該ハウジング内に設けられ回転源の回転を減速する減速機構と、前記ハウジング内に上,下方向に延びて回転可能に設けられ該減速機構により減速された回転を出力する出力軸とにより構成されている。
ここで、ハウジング内には、減速機構の各歯車や出力軸用の軸受を潤滑する潤滑油が収容されている。また、ハウジングの下端側には、出力軸の外周側に取付けられたスリーブ等に摺接するオイルシールが設けられ、このオイルシールは、ハウジング内の潤滑油が下側から外部に漏れ出るのを防止している。
この場合、減速装置を作動させていると、ハウジング内の潤滑油には、例えば減速装置を組立てるときの洗浄等により除去しきれずに残った切粉や、減速機構の摺動部位から発生する摩耗粉等が混入するようになる。そして、これらの異物がハウジングの下部側に沈降してオイルシールの周囲等に溜まると、オイルシールのリップ部が金属粉等との接触により摩耗し易くなるため、ハウジング内の潤滑油は定期的に交換する必要がある。
このため、特許文献1に記載された第1の従来技術では、ハウジングの下部側にドレンパイプを設け、潤滑油を交換するときには、ハウジング内の古い潤滑油を金属粉等と一緒にドレンパイプから抜取る構成としている。この場合、ハウジングの下部側には軸受、オイルシール等が設けられているため、ドレンパイプは、これらの部材から上側に少し離れた位置でハウジング内に開口している。
また、特許文献2に記載された第2の従来技術では、ハウジングの軸方向途中部位に環状のスカート部を設け、このスカート部は、ハウジング内で減速機構が配置された上側の空間と、軸受等が配置された下側の空間との間を小さな隙間(ラビリンス部)を介して仕切る構成としている。
これにより、スカート部は、減速機構側で発生する磨耗粉等が軸受側に侵入するのを防止している。この場合、ドレンパイプは、磨耗粉等が発生し易い減速機構側の空間に設けられている。
特開2000−345585号公報 特開平9−144854号公報
ところで、上述した第1の従来技術では、減速装置の潤滑油を交換するときに、ハウジング内の古い潤滑油をドレンパイプから抜取る構成としている。しかし、ドレンパイプはハウジングの下端側から上側に離れた位置に開口している。
このため、潤滑油を抜取るときには、ドレンパイプの開口よりも下側に沈降した金属粉等を取除くことができず、潤滑油の交換を繰返しても、ハウジング内に異物が残存するようになるため、減速機構やオイルシールが異物との接触によって早期に摩耗したり、劣化し易くなるという問題がある。
また、第2の従来技術では、ハウジング内を上,下の空間に仕切るスカート部を設ける構成としている。しかし、この場合には、上側の狭い空間内で減速機構から発生する磨耗粉が滞留、撹拌されることにより、この空間内で磨耗粉の密度が高くなり易いため、減速機構が悪影響を受ける虞れがある。
また、ドレンパイプは上側の空間に配置されているため、下側の空間に溜まった潤滑油を簡単な方法で抜取ることができず、軸受等が古い潤滑油中で作動し続けることによって劣化し易い。しかも、上,下の空間は小さなラビリンス部を介して連通されているに過ぎず、上側の空間に給油した新しい潤滑油が下側の空間に到達し難いため、メンテナンス性が低下するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ハウジング内の潤滑性能を妨げることなく、潤滑油に混入する金属粉等の異物を円滑に除去でき、減速機構や軸受を異物から確実に保護できると共に、耐久性やメンテナンス性を向上できるようにした減速装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、上,下方向に延びる筒状のハウジングと、該ハウジング内に設けられ回転源の回転を減速する減速機構と、前記ハウジング内に上,下方向に延びて回転可能に設けられ該減速機構により減速された回転を出力する出力軸とを備えてなる減速装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、ハウジング内には出力軸を径方向外側から取囲むハウジング側摺動体を設け、前記出力軸の外周側には前記出力軸と一体に回転することにより該ハウジング側摺動体と摺動する出力軸側摺動体を設け、前記ハウジング内を潤滑する潤滑油中に混入した異物を前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体との摺動面に捕捉する構成としたことにある。
また、請求項2の発明によると、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とはそれぞれ環状のプレートにより形成し、該各摺動体を軸方向に重ね合わせた状態で互いに摺接させる構成としている。
また、請求項3の発明によると、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動体を樹脂材料により形成し、当該摺動体の摺動面に潤滑油中の異物を埋込んで捕捉する構成としている。
また、請求項4の発明によると、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも上側に位置する摺動体には、ハウジング内の潤滑油が流入して摺動面に接触する1個または複数個の油孔を設ける構成としている。
また、請求項5の発明によると、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動面には、油孔に連通する連通溝を設ける構成としている。
また、請求項6の発明によると、ハウジングと出力軸との間には出力軸を回転可能に支持する軸受を設け、前記出力軸の外周側には該軸受の内輪を前記ハウジングとの間で軸方向に与圧するナット部材を螺着して設け、出力軸側摺動体は前記出力軸の外周側に挿嵌した状態で該ナット部材に取付ける構成としている。
また、請求項7の発明によると、出力軸の外周側には減速機構を構成するキャリアがスプライン結合される雄スプラインを設け、出力軸側摺動体は該雄スプラインの外周側に挿嵌した状態でナット部材に取付ける構成としている。これにより、出力軸側摺動体は、ナット部材の回転(弛み)を規制する弛止め部材を構成することができる。
また、請求項8の発明によると、ハウジングと出力軸との間には出力軸を回転可能に支持する軸受を設け、前記出力軸の外周側には該軸受の内輪を前記ハウジングとの間で軸方向に与圧するナット部材を螺着して設け、出力軸側摺動体は前記軸受の内輪と前記ナット部材との間で挟持して取付ける構成としている。
さらに、請求項9の発明によると、ハウジングの下部側には、出力軸を回転可能に支持する軸受と、該軸受の下側に位置して前記出力軸の外周側に取付けられたスリーブに摺接するオイルシールとを設け、ハウジング側摺動体は前記オイルシールと一緒に前記ハウジング側に取付け、出力軸側摺動体は前記軸受の内輪と前記スリーブとの間で挟持して取付ける構成としている。
請求項1の発明によれば、ハウジング内にはハウジング側摺動体を設け、出力軸には該ハウジング側摺動体と摺動する出力軸側摺動体を設ける構成としたので、出力軸が回転するときには、ハウジング内に配置した出力軸側摺動体をハウジング側摺動体と摺動させることができる。そして、ハウジング内の潤滑油中に混入した金属粉等の異物を、各摺動体の摺動面に引込んで円滑に捕捉でき、減速機構で発生する磨耗粉等を潤滑油中から効率よく除去できると共に、一旦除去した磨耗粉等が潤滑油中に戻るのを防止することができる。これにより、減速機構や出力軸用の軸受を金属粉等から保護でき、減速装置の耐久性、メンテナンス性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とは、軸方向に重ね合わせた状態で摺接する環状のプレートにより構成したので、これらの摺動面積を十分に確保でき、両者の摺動面に捕捉する異物の捕捉容量(捕捉面積)を大きくすることができる。そして、摺動体として薄肉なプレートを用いることにより、ハウジング内に異物の捕捉構造をコンパクトに配置でき、装置全体を軸方向に小型化することができる。
また、請求項3の発明によれば、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動体を樹脂材料により形成し、当該摺動体の摺動面に潤滑油中の異物を埋込んで捕捉する構成としたので、各摺動体の摺動面に引込んだ金属粉等を出力軸側摺動体の回転動作によって樹脂製の摺動面に埋込んで捕捉することができる。これにより、一旦捕捉した金属粉等を逃すことなく安定的に保持でき、捕捉した金属粉等の収容スペースを摺動体の内部に確保することができる。
また、請求項4の発明によれば、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも上側に位置する摺動体には、1個または複数個の油孔を設ける構成としたので、ハウジング内の潤滑油を、例えば上側の摺動体に設けた油孔を通じて下側の摺動体の摺動面に接触させることができる。そして、この潤滑油と一緒に金属粉等が摺動面に接触するときには、金属粉を出力軸側摺動体の回転動作によって両者の摺動面の間に引込むことができる。これにより、潤滑油と一緒に上側の油孔内に進入する異物を各摺動面の間に効率よく捕捉でき、捕捉性能を高めることができる。
また、請求項5の発明によれば、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動面には、油孔に連通する連通溝を設ける構成としたので、例えば摺動体の油孔から摺動面の間に直接引込まれにくいような大きな形状の切粉等を、まず連通溝内の狭い空間に進入させることができる。そして、この切粉を連通溝内に係合させた状態で、出力軸側摺動体の回転動作によって両者の摺動面の間に引込むことができ、大きな金属粉等の捕捉性能を高めることができる。
また、請求項6の発明によれば、出力軸側摺動体は出力軸の外周側に挿嵌した状態で、軸受を与圧するナット部材に取付ける構成としたので、既存の部品であるナット部材を利用して、簡単な構造により出力軸側摺動体を出力軸に固定でき、この摺動体を固定するために新たな部品等を設ける必要がなくなり、部品点数を抑えることができる。
また、請求項7の発明によれば、出力軸側摺動体は、出力軸の雄スプラインの外周側に挿嵌した状態でナット部材に取付ける構成としたので、出力軸側摺動体を利用してナット部材の弛止めを行うことができ、従来からあるナット部材用の弛止め等に代えて出力軸側摺動体を配置するだけで済み、部品点数の増加を抑えることができる。これにより、例えば従来の減速装置等に対しても、ハウジング等に若干の設計変更を行うだけで、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とを容易に組付けることができ、その適用範囲を広げることができる。
また、請求項8の発明によれば、出力軸側摺動体は、出力軸に取付けられるナット部材と軸受との間に挟持する構成としたので、出力軸側摺動体を、既存の軸受やナット部材等を用いた簡単な構造によって出力軸の外周側に廻止め状態で固定することができる。これにより、専用の取付ねじ等が不要となるから、出力軸側摺動体の形状や出力軸への取付構造を簡略化することができる。
さらに、請求項9の発明によれば、ハウジング側摺動体は、オイルシールと一緒にハウジング側に取付け、出力軸側摺動体は、出力軸を回転可能に支持する軸受と、オイルシールが摺接するスリーブとの間に挟持する構成としたので、オイルシール、軸受、スリーブ等からなる既存の部品を利用してハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とを簡単な構造で固定することができる。
これにより、各摺動体を固定するためにハウジング、出力軸等に専用の取付部位、取付ねじ等を設ける必要がないから、異物の捕捉構造に関連した部品点数を削減でき、これを簡素化することができる。また、ハウジングのうち潤滑油中の異物を捕捉し易い下部側の位置にハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とを固定できるので、下部側に沈降する金属粉等を効率よく捕捉することができる。
以下、本発明の実施の形態による減速装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1ないし図9は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、油圧ショベルの旋回装置に適用した場合を例に挙げて述べる。
図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載され、キャブ、建屋カバー、カウンタウェイト等が設けられた上部旋回体4と、該上部旋回体4の前部側に俯仰動可能に設けられ、土砂等の掘削作業を行う作業装置5とによって構成されている。
ここで、旋回輪3は、図2に示す如く、玉軸受等からなり、下部走行体2の丸胴2Aと上部旋回体4の旋回フレーム4Aとを旋回可能に連結している。また、旋回輪3の内輪の内周側には環状の内歯3Aが全周に亘って形成され、該内歯3Aの内周側には、グリス等が収容されたグリスバス6が設けられている。
7は下部走行体2と上部旋回体4との間に設けられた旋回装置で、該旋回装置7は、回転源としての油圧モータ8と、該油圧モータ8の回転軸8Aの回転を減速して旋回輪3に大きな回転力を伝達する後述の減速装置11とにより大略構成されている。この場合、例えば油圧モータ8のモータケース等には、減速装置11内に潤滑油を給油する給油口9が設けられている。
11は油圧モータ8と共に旋回装置7を構成する減速装置で、該減速装置11は、後述のハウジング12、遊星歯車減速機構16,17、出力軸18、異物捕捉装置26とにより大略構成されている。
12は減速装置11の外殻をなす筒状のハウジングで、該ハウジング12は、軸方向の一側(上側)に位置する上側ハウジング13と、該上側ハウジング13の軸方向他側(下側)に取付けられ、下端側の開口部位が上部旋回体4の旋回フレーム4Aに締着された下側ハウジング14とにより構成されている。
ここで、上側ハウジング13の上端側には油圧モータ8が取付けられ、その回転軸8Aは上側ハウジング13内に延びている。また、上側ハウジング13の内周側には、上,下の内歯13A,13Bが全周に亘って形成されている。
また、下側ハウジング14の内周側には、上,下方向に離間した環状の軸受取付部14A,14Bと、該軸受取付部14A,14Bの上側に位置して径方向内向きに突出し、後述の固定摺動板27が取付けられる環状の段部14Cとが設けられている。さらに、下側ハウジング14には、ハウジング12内の潤滑油を抜取るドレンパイプ15が設けられている。
16はハウジング12内に設けられた1段目の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構16は、油圧モータ8の回転軸8Aにスプライン結合された太陽歯車16Aと、該太陽歯車16Aと上側ハウジング13の内歯13Aとに噛合し、太陽歯車16Aの周囲で自転しつつ公転する複数の遊星歯車16B(1個のみ図示)と、該各遊星歯車16Bを回転可能に支持するキャリア16Cとにより構成されている。
17は遊星歯車減速機構16の下側に位置してハウジング12内に設けられた2段目の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構17は、遊星歯車減速機構16のキャリア16Cにスプライン結合された太陽歯車17Aと、該太陽歯車17Aと上側ハウジング13の内歯13Bとに噛合し、太陽歯車17Aの周囲で自転しつつ公転する複数の遊星歯車17Bと、該各遊星歯車17Bを回転可能に支持するキャリア17Cとにより構成されている。
18はハウジング12内に軸方向に延びて設けられた出力軸で、該出力軸18は段付きの円柱状に形成され、下側ハウジング14により後述の軸受19,20を介して回転可能に支持されている。
ここで、出力軸18の軸方向の一側(上側)には、図4に示す如く、遊星歯車減速機構17のキャリア17Cがスプライン結合された雄スプライン18Aが形成されている。また、出力軸18の外周側には、雄スプライン18Aの軸方向他側(下側)に位置して後述のナット部材21が螺着される雄ねじ部18Bが形成されている。
また、出力軸18の軸方向他側には、グリスバス6内で旋回輪3の内歯3Aと噛合するピニオン18Cが一体に設けられている。そして、出力軸18は、油圧モータ8により各遊星歯車減速機構16,17を介して図7中の矢示A方向に回転駆動され、これらの減速機構16,17によって減速された油圧モータ8の回転をピニオン18Cから旋回輪3の内輪側に出力するものである。
19は下側ハウジング14の軸受取付部14Aに取付けられた上側軸受で、該上側軸受19は、図4に示す如く、例えば円錐ころ軸受等からなり、軸受取付部14Aに嵌合された外輪19Aと、出力軸18の外周側に雄ねじ部18Bの下側で嵌合された内輪19Bと、外輪19Aと内輪19Bとの間に転動可能に複数個配置された略円錐状の転動体19Cとにより構成されている。
この場合、上側軸受19は、外輪19Aが軸受取付部14Aにより下側への移動を規制され、この状態で内輪19Bが後述のナット部材21によって下向きに与圧されることにより、軸方向に位置決めされている。そして、上側軸受19は、これとほぼ同様の円錐ころ軸受等からなる下側軸受20と協働して出力軸18を回転可能に支持するものである。
21は出力軸18の雄ねじ部18Bに螺着された略筒状のナット部材で、該ナット部材21は、上端面21Aと下端面21Bとが環状の平坦面として形成され、上端面21Aには、後述の回転摺動板29が取付けられている。そして、ナット部材21は、下端面21Bが上側軸受19の内輪19Bに当接し、当該軸受19を下側ハウジング14の軸受取付部14Aとの間で軸方向に与圧して固定すると共に、この状態で回転摺動板29により回転を規制されている。
22は下側ハウジング14の下端側に後述のオイルシール25を取付けるシール取付筒で、該シール取付筒22は、図2に示す如く、複数のボルト23(1個のみ図示)によって下側ハウジング14の下端側に取付けられ、その内周側には、出力軸18の外周側に嵌合されると共に下側軸受20を軸方向に位置決めする環状のスリーブ24が配置されている。
25はシール取付筒22に取付けられた環状のオイルシールで、該オイルシール25は、スリーブ24の外周面に摺接することにより、ハウジング12内に減速機構16,17、軸受19,20等を潤滑するための潤滑油を封止すると共に、外部の塵埃等がハウジング12内に侵入するのを防止している。
26はハウジング12内に配置された異物捕捉装置で、該異物捕捉装置26は、後述の固定摺動板27と回転摺動板29とにより構成され、これらの摺動板27,29が摺動するときに、ハウジング12内の潤滑油中に混入した切粉、磨耗粉等の異物を両者の摺動面27C,29Cの間に捕捉するものである。
27は異物捕捉装置26を構成するハウジング側摺動体としての固定摺動板で、該固定摺動板27は、例えば金属粉等を内部に埋込んで捕捉できる程度に軟質で、かつ十分な強度や耐摩耗性を備えた樹脂材料(例えば、ポリアミド系樹脂等のエンジニアリングプラスチック)からなり、図4、図5に示す如く、例えば数ミリ程度の厚さを有する環状のプレートとして形成されている。
ここで、固定摺動板27は、回転摺動板29よりも大きな外径寸法に形成され、その径方向外側には、各取付ねじ28を挿通する複数のねじ挿通孔27Aが形成されている。そして、固定摺動板27は、これらの取付ねじ28により下側ハウジング14内に位置して段部14Cに締着されている。
また、固定摺動板27は段部14Cよりも径方向内側に突出し、この部位には軸挿通孔27Bが設けられている。そして、軸挿通孔27Bは、出力軸18とナット部材21の外周側に隙間をもって挿通され、これらを径方向外側から取囲んでいる。また、固定摺動板27の径方向内側の上面は、回転摺動板29と軸方向に重なり合った状態で摺接する環状の摺動面27Cとなっている。そして、固定摺動板27には、例えば30〜60°程度(図5中には45°程度として例示)の周方向間隔をもって摺動面27Cに開口する複数の円形状の油孔27Dが設けられ、該各油孔27Dは後述の下側空間32に常時連通している。
29は異物捕捉装置26を構成する出力軸側摺動体としての回転摺動板で、該回転摺動板29は、図4、図6に示す如く、例えば固定摺動板27の摺動面27Cに金属粉等を埋込み易いように、これよりも硬質な金属材料等からなり、例えば数ミリ程度の厚さを有する環状のプレートとして形成されている。そして、回転摺動板29は、固定摺動板27に上側から摺接した状態で出力軸18と一体に回転し、このときに潤滑油中に存在する金属粉等の異物を相手方の摺動面27Cに埋込んで捕捉するものである。
ここで、回転摺動板29は、固定摺動板27よりも小さな内径寸法に形成され、その径方向内側には、取付ボルト30を挿通する例えば2箇所のボルト挿通孔29Aと、出力軸18の雄スプライン18Aの外周側に回転を規制した状態で挿嵌される雌スプライン状の軸挿嵌孔29Bとが設けられている。そして、回転摺動板29は、各取付ボルト30によってナット部材21の上端面21Aに締着され、出力軸18の外周側にスプライン結合されると共に、これによってナット部材21が出力軸18の外周側で弛むのを防止している。
また、回転摺動板29の径方向外側は、ナット部材21よりも外周側に突出し、この突出部位の下面は、例えばナット部材21の軸方向位置に応じて予め調整された接触圧(面圧)等をもって固定摺動板27の摺動面27Cに摺接する環状の摺動面29Cとなっている。そして、回転摺動板29の径方向外側には、例えば固定摺動板27の各油孔27Dとほぼ等しい孔径と周方向間隔とを有する複数の油孔29Dと、周方向に延びる円弧状の油孔29Eとが設けられ、これらの油孔29D,29Eは摺動面29Cに開口すると共に、後述の上側空間31に常時連通している。
この場合、固定摺動板27と回転摺動板29とは、ハウジング12内を上,下に仕切る軸方向の途中位置に配設されている。これにより、ハウジング12内の空間は、遊星歯車減速機構16,17が収容された上側空間31と、軸受19,20等が収容された下側空間32とに画成されている。
そして、各油孔29D,29Eのうち円形状の各油孔29Dは、図3、図7に示す如く、回転摺動板29の回転角に応じて固定摺動板27の油孔27Dと連通し、または遮断される。これにより、油孔27D,29Dが互いに連通したときには、これらを介して上側空間31と下側空間32とが接続され、該各空間31,32の間で潤滑油が流通する。
また、油孔27D,29Dが遮断されたときには、図8に示す如く、上側の油孔29Dが下側の摺動面27Cにより閉塞された状態となる。このとき、例えば上側空間31内の潤滑油が油孔29Dに流入して相手方の摺動面27Cに接触すると、潤滑油中の異物33は、図9に示す如く、回転摺動板29が固定摺動板27に対して矢印A方向に回転、摺動することにより両者の摺動面27C,29Cの間に引込まれ、これらの間で擦り合わされることにより、樹脂材料からなる軟質な摺動面27Cに埋込まれて捕捉される。
一方、円弧状の油孔29Eは、例えば各油孔27Dの間隔の2倍程度の周方向長さに形成され、回転摺動板29が回転するときには、各油孔27Dのいずれかと常に連通している。このため、例えば減速装置11内の潤滑油を交換する場合等には、出力軸18の停止位置に関係なく、ハウジング12内の空間31,32が油孔27D,29Eを介して常に接続されている。これにより、例えば給油口9から空間31,32内に潤滑油を給油したり、空間31,32内の潤滑油をドレンパイプ15から抜取る作業を円滑に実行できるものである。
本実施の形態に適用される油圧ショベル1の旋回装置7は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、旋回装置7の組立時には、図3に示す如く、固定摺動板27の各油孔27Dと、回転摺動板29の各油孔29D,29Eとを互いに位置合わせした状態で組立てる。この場合、上側の回転摺動板29に各油孔29D,29Eを設けるだけでなく、下側の固定摺動板27にも各油孔27Dを設けているので、装置の組立後に給油口9からハウジング12内に潤滑油を給油するときには、上側空間31内に給油された潤滑油を全ての油孔27D,29D,29Eを通じて下側空間32へと円滑に供給することができる。
そして、旋回装置7の作動時には、油圧モータ8の回転が遊星歯車減速機構16,17を介して減速され、出力軸18のピニオン18Cから旋回輪3の内輪側に大きな回転力が付加されることにより、その外輪側に固定された上部旋回体4が旋回装置7と一緒に下部走行体2上で旋回する。
このとき、ハウジング12内では、回転摺動板29が回転軸18と一緒に回転して固定摺動板27と摺動し、その回転角に応じて油孔27D,29Dが互いに連通したときには、各油孔27D,29Dを通じて上側空間31と下側空間32との間で潤滑油が撹拌されると共に、この潤滑油と一緒に切粉、磨耗粉等が空間31,32の間で移動する。
また、各油孔29D,29Eが相手方の摺動面27C上を移動するときには、図8、図9に示す如く、これらの油孔29D,29E内に進入した潤滑油中の異物33が摺動面27C,29Cの間に引込まれて摺動面27Cに捕捉されるようになり、この異物33を潤滑油中から除去することができる。
また、旋回装置7が停止したときには、潤滑油中に混入している金属粉等の一部が自重により回転摺動板29の各油孔29D,29E内に沈降し、摺動面27C上に溜まるので、旋回装置7が再び作動するときには、摺動面27C上に溜まっている金属粉等を当該摺動面27Cに効率よく捕捉でき、このような捕捉動作が繰返し行われることにより、潤滑油中の金属粉等を減少させることができる。
そして、旋回装置7をある程度の稼動時間にわたって使用した後には、例えば多量の金属粉等を捕捉した固定摺動板27等を新品と交換することにより、異物捕捉装置26の捕捉性能を初期状態に戻すことができる。
かくして、本実施の形態によれば、下側ハウジング14内には樹脂材料からなる固定摺動板27を設け、出力軸18の外周側には、該固定摺動板27に摺接する回転摺動板29を設ける構成としたので、ハウジング12内の潤滑油中に混入した金属粉等を摺動面27C,29Cの間に引込んで捕捉することができる。
この場合、固定摺動板27を樹脂材料により形成し、回転摺動板29を金属材料により形成したので、摺動面27C,29Cの間に引込んだ異物を回転摺動板29の回転動作によって相対的に軟質な摺動面27Cに埋込むことができ、一旦捕捉した金属粉等を逃すことなく安定的に保持できると共に、捕捉した金属粉等の収容スペースを固定摺動板27内に確保することができる。
これにより、減速機構16,17で発生する磨耗粉等を潤滑油中から効率よく除去でき、一旦除去した磨耗粉等が潤滑油中に戻るのを確実に防止することができる。そして、減速機構16,17や軸受19,20を金属粉等から保護でき、旋回装置7の耐久性、メンテナンス性を向上させることができる。
また、固定摺動板27と回転摺動板29とを環状のプレートにより形成したので、これらの摺動面積を十分に確保でき、これによって異物の捕捉容量(捕捉面積)を大きくすることができる。そして、例えば数ミリ程度の厚さをもつ薄肉な摺動板27,29を用いることにより、ハウジング12内に異物捕捉装置26をコンパクトに配置でき、旋回装置7全体を軸方向に小型化することができる。
また、固定摺動板27には複数の油孔27Dを設け、回転摺動板29には複数の油孔29D,29Eを設けたので、これらの油孔27D,29Dを出力軸18の回転角に応じて互いに連通,遮断することができる。そして、油孔27D,29Dの連通時には、これらを介してハウジング12内の空間31,32間に潤滑油を円滑に流通させることができ、ハウジング12内を仕切る位置に摺動板27,29を配置した状態でも、装置全体の高い潤滑性能を維持することができる。
また、油孔27D,29Dが遮断されたときには、潤滑油と一緒に各油孔29D,29E内に進入する金属粉等を相手方の摺動面27Cに接触させることができるので、摺動面27C,29Cの間に異物を効率よく捕捉でき、捕捉性能を高めることができる。
また、例えば下側空間32内の潤滑油が撹拌されることにより、潤滑油中の金属粉等が下側の油孔27Dに進入することがあれば、この異物を油孔27D側から摺動面27C,29Cの間に捕捉することもでき、潤滑油中の異物をより高い効率で除去することができる。
一方、回転摺動板29には、相手方のいずれかの油孔27Dと常時連通する円弧状の油孔29Eを設けたので、旋回装置7の停止時には、出力軸18の停止位置に関係なく、この油孔29Eの位置でハウジング12内の空間31,32間を接続した状態に保持でき、上,下の空間31,32にわたる潤滑油の交換作業を円滑に行うことができる。
また、回転摺動板29を、出力軸18の雄スプライン18Aの外周側に挿嵌した状態でナット部材21に取付けるようにしたので、遊星歯車減速機構17用の雄スプライン18Aと、ナット部材21とからなる既存の部品を利用して、簡単な構造により回転摺動板29を出力軸18に固定することができる。
しかも、回転摺動板29を利用してナット部材21の弛止めを行うことができ、従来からあるナット部材21用の弛止め等に代えて回転摺動板29を配置するだけでよいから、部品点数の増加を抑えることができる。これにより、例えば従来の減速装置等に対しても、下側ハウジング14等に若干の設計変更を行うだけで、固定摺動板27と回転摺動板29とを容易に組付けることができ、その適用範囲を広げることができる。
次に、図10ないし図13は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、出力軸側摺動体をナット部材と軸受との間に挟持する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
41は減速装置で、該減速装置41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、ハウジング12、遊星歯車減速機構16,17、出力軸18と、後述の異物捕捉装置43等とにより構成されている。そして、下側ハウジング14′には、軸受取付部14A′,14B′と、第1の実施の形態よりも軸受取付部14A′の近傍に配置された段部14C′とが設けられている。
また、ナット部材21′は、上端面21A′と下端面21B′とを有する筒状に形成され、その上端面21A′には、取付ボルト30によって環状の弛止めプレート42が締着されている。そして、弛止めプレート42は、出力軸18の雄スプライン18Aの外周側に廻止め状態で挿嵌され、これによってナット部材21′の弛みを防止している。
43はハウジング12内に配置された異物捕捉装置で、該異物捕捉装置43は、後述の固定摺動板44と回転摺動板45とにより構成され、これらの摺動面44C,45Bの間に潤滑油中の異物を捕捉するものである。
44は異物捕捉装置43を構成するハウジング側摺動体としての固定摺動板で、該固定摺動板44は、図11、図12に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えばポリアミド系の樹脂材料等により環状のプレートとして形成され、その径方向外側は、各取付ねじ28により下側ハウジング14′の段部14C′に取付けられている。
また、固定摺動板44には、取付ねじ28が挿通されるねじ挿通孔44Aと、出力軸18とナット部材21′とが隙間をもって挿通される軸挿通孔44Bと、回転摺動板45と摺接することにより金属粉等の異物を埋込んで捕捉する環状の摺動面44Cと、摺動面44Cに開口する円形状の各油孔44D及び円弧状の油孔44Eとが設けられている。この場合、固定摺動板44は回転摺動板45の上側に摺接しているため、その径方向内側の下面が摺動面44Cとなっている。
45は異物捕捉装置43を構成する出力軸側摺動体としての回転摺動板で、該回転摺動板45は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば固定摺動板44よりも硬質な金属材料等からなり、環状のプレートとして形成されている。
しかし、回転摺動板45の径方向内側には、図11、図13に示す如く、出力軸18の外周側に挿通される円形状の軸挿通孔45Aが設けられている。そして、回転摺動板45は、径方向内側がナット部材21′の下端面21B′と上側軸受19の内輪19Bとの間に挟持され、これによって出力軸18の外周側に回転を規制した状態で取付けられている。
また、回転摺動板45の径方向外側の上面は、第1の実施の形態とほぼ同様に、固定摺動板44の摺動面44Cと摺接する環状の摺動面45Bとなり、この摺動面45Bには複数の油孔45Cが周方向に離間して設けられている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、回転摺動板45をナット部材21′の下端面21B′と上側軸受19の内輪19Bとの間に挟持する構成としたので、既存の上側軸受19やナット部材21′等を用いて回転摺動板45を容易に固定することができる。
そして、回転摺動板45の内周側には円形状の軸挿通孔45Aを設けるだけでよくなり、また回転摺動板45用の取付ねじ等が不要となるから、その形状や出力軸18への取付構造をより簡略化することができる。
次に、図14ないし図17は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ハウジング側摺動体をハウジングのシール取付部位とオイルシールとの間に挟持し、出力軸側摺動体を軸受とスリーブとの間に挟持する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
51は減速装置で、該減速装置51は、第1の実施の形態とほぼ同様に、ハウジング12、遊星歯車減速機構16,17、出力軸18と、後述の異物捕捉装置57等とにより構成されている。
しかし、減速装置51は、図15に示す如く、第1の実施の形態の下側軸受20、シール取付筒22、スリーブ24、オイルシール25等に代えて後述の下側軸受52、シール取付筒53、スリーブ55、オイルシール56等が用いられ、これらの部材によって固定摺動板58と回転摺動板59とが支持されている。
また、下側ハウジング14″には軸受取付部14A″,14B″が形成されているものの、第1の実施の形態の段部14Cは廃止されている。また、ナット部材21には、第2の実施の形態とほぼ同様の弛止めプレート42′が取付けられ、これによってナット部材21の弛みを防止している。
52は上側軸受19と共に出力軸18を回転可能に支持する下側軸受で、該下側軸受52は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば円錐ころ軸受等からなり、下側ハウジング14の下部側に配置されている。また、下側軸受52は、下側ハウジング14の軸受取付部14Bに嵌合された外輪52Aと、出力軸18の外周側に嵌合された内輪52Bと、外輪52Aと内輪52Bとの間に転動可能に複数個配置された略円錐状の転動体52Cとにより構成されている。
そして、下側軸受52は、外輪52Aが軸受取付部14Bにより上側への移動を規制され、この状態で後述のスリーブ55が回転摺動板59を介して内輪52Bを上向きに与圧することにより、軸方向に位置決めされている。
53は下側ハウジング14の下部側に設けられたシール取付筒で、該シール取付筒53は、例えば金属材料等により短尺な筒状体(環状体)として形成され、その径方向外側は、複数のボルト54(1個のみ図示)によって下側ハウジング14の下端面に取付けられている。また、シール取付筒53の内周側には、径方向内向き及び下向きに開口する環状のシール溝53Aが全周にわたって形成され、該シール溝53Aには後述のオイルシール56が取付けられている。
55はシール取付筒53の内周側に位置して出力軸18の外周側に嵌合されたスリーブで、該スリーブ55は、例えば金属材料等により短尺な筒状に形成され、その径方向内側には上向きに突出する環状の突部55Aが設けられている。そして、スリーブ55は、下側ハウジング14の軸受取付部14Bとの間で下側軸受52を軸方向に固定し、この状態で出力軸18と一体に回転するものである。
56は下側ハウジング14のシール取付筒53に取付けられた環状のオイルシールで、該オイルシール56は、例えば薄肉な金属板等によりほぼJ型の断面形状をもって環状に形成された金属環56Aと、例えばゴム等の弾性材料を焼付け等の手段によって金属環56Aの内周側に固着することにより形成され、スリーブ55の外周面に弾性的に摺接するシール部56Bとを含んで構成されている。
また、シール部56Bの内周側には、環状のばね(バックアップリング)によりスリーブ55の外周面にそれぞれ押付けられるオイルリップとダストリップとが形成されている。そして、オイルシール56は、下側軸受52の下側に位置してハウジング12とスリーブ55との間をシールし、オイルリップによってハウジング12内に潤滑油を封止すると共に、ダストリップによってハウジング12内への異物侵入を防止する。
57はハウジング12内に配置された異物捕捉装置で、該異物捕捉装置57は、後述の固定摺動板58と回転摺動板59とにより構成され、これらの摺動面58B,59Bの間に潤滑油中の異物を捕捉するものである。
58は異物捕捉装置57を構成するハウジング側摺動体としての固定摺動板で、該固定摺動板58は、図15、図16に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えばポリアミド系の樹脂材料等により環状のプレートとして形成されている。しかし、固定摺動板58は、オイルシール56の上側に隣接してハウジング12に下端側に配置されているため、油孔等が形成されておらず、潤滑油中の金属粉等からオイルシール56を保護する構成となっている。
そして、固定摺動板58は、径方向外側がシール取付筒53のシール溝53Aとオイルシール56の金属環56Aとの間に挟持され、このオイルシール56と一緒にハウジング12に固定されている。また、固定摺動板58は、オイルシール56よりも径方向内側に突出し、この部位にはスリーブ55の突部55Aの外周側に隙間をもって挿通された軸挿通孔58Aが設けられている。そして、この径方向内側の上面は、回転摺動板59と摺動することにより金属粉等の異物を埋込んで捕捉する環状の摺動面58Bとなっている。
59は異物捕捉装置57を構成する出力軸側摺動体としての回転摺動板で、該回転摺動板59は、図15、図17に示す如く、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば金属材料等により環状のプレートとして形成され、固定摺動板58に上側から摺接している。
この場合、回転摺動板59の径方向内側には、出力軸18の外周側に挿通される円形状の軸挿通孔59Aが設けられている。そして、回転摺動板59は、径方向内側が下側軸受52の内輪52Bとスリーブ55の突部55Aとの間に挟持され、これによって出力軸18の外周側に回転を規制した状態で取付けられている。また、回転摺動板59の径方向外側の下面は、固定摺動板58の摺動面58Bと摺接する環状の摺動面59Bとなり、この摺動面59Bには複数の油孔59Cが周方向に離間して設けられている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、固定摺動板58をシール取付筒53のシール溝53Aとオイルシール56の金属環56Aとの間に挟持し、回転摺動板59を下側軸受52の内輪52Bとスリーブ55の突部55Aとの間に挟持する構成としている。
これにより、シール取付筒53、スリーブ55、オイルシール56等からなる既存の部品を利用して、固定摺動板58と回転摺動板59とを簡単な構造で固定でき、これらを固定するために当該摺動板58,59やハウジング12、出力軸18等に専用の取付部位、取付ねじ等を設ける必要がないから、異物捕捉装置57に関連した部品点数を削減でき、その構造を簡素化することができる。
また、異物捕捉装置57を、ハウジング12のうち潤滑油中の異物を捕捉し易い下部側の位置に配設でき、下部側に沈降する金属粉等を異物捕捉装置57によって効率よく捕捉することができる。
次に、図18ないし図20は本発明による第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体の摺動面に油孔と連通する連通溝を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
61は減速装置で、該減速装置61は、第1の実施の形態とほぼ同様に、ハウジング12、遊星歯車減速機構16,17、出力軸18と、後述の異物捕捉装置62等とにより構成されている。
62はハウジング12内に配置された異物捕捉装置で、該異物捕捉装置62は、後述の固定摺動板63と回転摺動板64とにより構成され、これらの摺動面63C,64Cの間に潤滑油中の異物を捕捉するものである。
63はハウジング12内の潤滑油中に混入した金属粉等を除去するハウジング側摺動体としての固定摺動板で、該固定摺動板63は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えばポリアミド系の樹脂材料等により環状のプレートとして形成され、下側ハウジング14の段部14Cに締着されている。
ここで、固定摺動板63には、図19に示す如く、ねじ挿通孔63A、軸挿通孔63B、摺動面63C、油孔63D等が形成されているものの、摺動面63Cには、回転摺動板64に面して開口する複数の連通溝63Eが形成されている。
この場合、連通溝63Eは、各油孔63Dに対応する位置に放射状に並んで配置され、長さ方向の途中部位がそれぞれの油孔63Dと連通している。また、連通溝63Eは個々の油孔63Dを挟んで径方向の両側に延在し、その径方向内側は固定摺動板63の内周面に開口している。
64は出力軸側摺動体としての回転摺動板で、該回転摺動板64は、第1の実施の形態とほぼ同様に、例えば金属材料等により環状のプレートとして形成され、出力軸18の外周側に回転を規制した状態で取付けられている。そして、回転摺動板64には、図20に示す如く、ボルト挿通孔64A、軸挿嵌孔64B、摺動面64C、油孔64D,64E等が形成されている。
また、摺動面64Cには、固定摺動板63とほぼ同様に、相手方の摺動面63Cに面して開口する複数の連通溝64Fが形成されている。この場合、各連通溝64Fは、個々の油孔64D,64Eと連通して径方向に延びると共に、連通溝64Fの径方向内側は回転摺動板64の外周面に開口している。
これにより、固定摺動板63の油孔63Dや回転摺動板64の油孔64D,64Eに進入する金属粉等のうち、例えば各油孔63D,64D,64Eから摺動面63C,64Cの間に直接引込まれにくいような大きな形状の異物は、まず各油孔63D,64D,64Eから連通溝63E,64F内の狭い空間に進入させることができる。
そして、この異物を連通溝63E,64F内に係合させた状態で、回転摺動板64の回転動作によって摺動面63C,64Cの間に引込むことができ、大きな切粉、金属粉等であっても、摺動面63Cに捕捉できる構成となっている。
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、固定摺動板63に連通溝63Eを設け、回転摺動板64に連通溝64Fを設ける構成としたので、例えば各油孔63D,64D,64Eから摺動面63C,64Cの間に直接引込まれにくいような大きな形状の異物を、まず連通溝63E,64F内の狭い空間に進入させることができる。
そして、この異物を連通溝63E,64F内に係合させた状態で、回転摺動板64の回転動作によって両者の摺動面63C,64Cの間へと円滑に引込むことができ、連通溝63E,64Fによって大きな金属粉等の捕捉性能を高めることができる。また、連通溝63E,64Fを摺動板63,64の周面に開口させたので、この開口部位から連通溝63E,64F内に進入する金属粉等も捕捉でき、潤滑油中の金属粉等を効率よく除去することができる。
なお、前記各実施の形態では、固定摺動板27,44,58,63を樹脂材料により形成し、回転摺動板29,45,59,64を金属材料により形成する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図21に示す第1の変形例のように構成してもよい。この場合、異物捕捉装置26′の固定摺動板27′は金属材料により形成され、ねじ挿通孔27A′、軸挿通孔27B′、摺動面27C′、油孔27D′等を有している。また、回転摺動板29′は、例えばポリアミド系の樹脂材料等により形成され、ボルト挿通孔29A′、軸挿嵌孔29B′、摺動面29C′、油孔29D′,29E′等を有している。
また、本発明は、例えば図22に示す第2の変形例のように、固定摺動板と回転摺動板の両方を樹脂材料により構成してもよい。この場合、下側ハウジング14には、第1の実施の形態による樹脂製の固定摺動板27が取付けられ、出力軸18には、第1の変形例による樹脂製の回転摺動板29′が取付けられ、これらの摺動板27,29′により異物捕捉装置26″が構成されている。
これにより、摺動板27,29′の両方に異物を埋込んで捕捉できるから、摺動板27,29′を大型化することなく、これら全体としての異物の捕捉量を増やすことができる。一方、本発明では、固定摺動板と回転摺動板の両方を樹脂以外の材料、例えば金属材料、セラミックス材料等により構成してもよい。
また、第1、第3及び第4の実施の形態では、下側ハウジング14に取付ける固定摺動板27,58,63を下側に配置し、出力軸18に取付ける回転摺動板29,59,64を上側に配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、これらの実施例でも第2の実施の形態と同様に、固定摺動板を上側に配置し、回転摺動板を下側に配置する構成としてもよい。
また、これと逆に、第2の実施の形態において固定摺動板を下側に配置し、回転摺動板を上側に配置する構成としてもよい。
また、第4の実施の形態では、固定摺動板63と回転摺動板64の両方に連通溝63E,64Fを設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、固定摺動板と回転摺動板のうちいずれか一方のみに連通溝を設ける構成としてもよい。また、第2,第3の実施の形態による固定摺動板44,58、回転摺動板45,59等に連通溝を設ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、ハウジング12内に2段の遊星歯車減速機構16,17を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば1段の減速機構または3段以上の減速機構を設ける構成としてもよい。
また、第1ないし第4の実施の形態では、固定摺動板27の材料として、ポリアミド系の樹脂材料を例示し、また例えば30〜60°程度の間隔で円形状の油孔27D等を設けたり、円弧状の油孔29E等を設ける構成とした。しかし、本発明における摺動体の材料、形状、油孔の形状、寸法、配置等は、これらの実施の形態に制限されないのは勿論である。
さらに、実施の形態では、油圧ショベル1の旋回装置7に適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等の他の建設機械の旋回装置や、旋回装置以外に用いられる各種の減速装置に適用してもよい。
本発明の第1の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態による減速装置を示す縦断面図である。 固定摺動板、回転摺動板等を図2中の矢示III−III方向からみた横断面図である。 図2中の固定摺動板、回転摺動板等を拡大して示す部分拡大断面図である。 固定摺動板を単体で示す平面図である。 回転摺動板を単体で示す平面図である。 各摺動板の油孔の位置関係が出力軸の回動角に応じて変化する状態を示す横断面図である。 潤滑油中の異物が各摺動板の油孔に進入する状態を図7中の矢示VIII−VIII方向からみた要部拡大断面図である。 回転摺動板が回転することにより油孔内の異物が固定摺動板に埋込まれる状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態による減速装置を示す縦断面図である。 図10中の固定摺動板、回転摺動板等を拡大して示す部分拡大断面図である。 固定摺動板を単体で示す平面図である。 回転摺動板を単体で示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態による減速装置を示す縦断面図である。 図14中の固定摺動板、回転摺動板等を拡大して示す部分拡大断面図である。 固定摺動板を単体で示す平面図である。 回転摺動板を単体で示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態による減速装置を図4と同様位置からみた部分拡大断面図である。 固定摺動板を単体で示す平面図である。 回転摺動板を単体で示す平面図である。 本発明の第1の変形例による減速装置を示す部分拡大断面図である。 本発明の第2の変形例による減速装置を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体
4 上部旋回体
7 旋回装置
8 油圧モータ(回転源)
9 給油口
11,41,51,61 減速装置
12 ハウジング
13 上側ハウジング
14,14′,14″ 下側ハウジング
15 ドレンパイプ
16,17 遊星歯車減速機構(減速機構)
18 出力軸
19,20,52 軸受
19A,52A 外輪
19B,52B 内輪
21,21′ ナット部材
22,53 シール取付筒
24,55 スリーブ
25,56 オイルシール
26,26′,26″,43,57,62 異物捕捉装置
27,27′,44,58,63 固定摺動板(ハウジング側摺動体)
27A,27A′,44A,63A ねじ挿通孔
27C,27C′,29C,29C′,44C,45B,58B,59B,63C,64C 摺動面
27D,27D′,29D,29D′,29E,29E′,44D,44E,45C,59C,63D,64D,64E 油孔
29,29′,45,59,64 回転摺動板(出力軸側摺動体)
29A,29A′,64A ボルト挿通孔
29B,29B′,64B 軸挿嵌孔
31,32 空間
33 異物
27B,27B′,44B,45A,58A,59A,63B 軸挿通孔
63E,64F 連通溝

Claims (9)

  1. 上,下方向に延びる筒状のハウジングと、該ハウジング内に設けられ回転源の回転を減速する減速機構と、前記ハウジング内に上,下方向に延びて回転可能に設けられ該減速機構により減速された回転を出力する出力軸とを備えてなる減速装置において、
    前記ハウジング内には前記出力軸を径方向外側から取囲むハウジング側摺動体を設け、前記出力軸の外周側には前記出力軸と一体に回転することにより該ハウジング側摺動体と摺動する出力軸側摺動体を設け、前記ハウジング内を潤滑する潤滑油中に混入した異物を前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体との摺動面に捕捉する構成としたことを特徴とする減速装置。
  2. 前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体とはそれぞれ環状のプレートにより形成し、該各摺動体を軸方向に重ね合わせた状態で互いに摺接させる構成としてなる請求項1に記載の減速装置。
  3. 前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動体を樹脂材料により形成し、当該摺動体の摺動面に前記潤滑油中の異物を埋込んで捕捉する構成としてなる請求項1または2に記載の減速装置。
  4. 前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも上側に位置する摺動体には、前記ハウジング内の潤滑油が流入して前記摺動面に接触する1個または複数個の油孔を設けてなる請求項1,2または3に記載の減速装置。
  5. 前記ハウジング側摺動体と出力軸側摺動体のうち少なくとも一方の摺動面には、前記油孔に連通する連通溝を設けてなる請求項4に記載の減速装置。
  6. 前記ハウジングと出力軸との間には前記出力軸を回転可能に支持する軸受を設け、前記出力軸の外周側には該軸受の内輪を前記ハウジングとの間で軸方向に与圧するナット部材を螺着して設け、前記出力軸側摺動体は前記出力軸の外周側に挿嵌した状態で該ナット部材に取付ける構成としてなる請求項1,2,3,4または5に記載の減速装置。
  7. 前記出力軸の外周側には前記減速機構を構成するキャリアがスプライン結合される雄スプラインを設け、前記出力軸側摺動体は該雄スプラインの外周側に挿嵌した状態で前記ナット部材に取付ける構成としてなる請求項6に記載の減速装置。
  8. 前記ハウジングと出力軸との間には前記出力軸を回転可能に支持する軸受を設け、前記出力軸の外周側には該軸受の内輪を前記ハウジングとの間で軸方向に与圧するナット部材を螺着して設け、前記出力軸側摺動体は前記軸受の内輪と前記ナット部材との間で挟持して取付ける構成としてなる請求項1,2,3,4または5に記載の減速装置。
  9. 前記ハウジングの下部側には、前記出力軸を回転可能に支持する軸受と、該軸受の下側に位置して前記出力軸の外周側に取付けられたスリーブに摺接するオイルシールとを設け、前記ハウジング側摺動体は前記オイルシールと一緒に前記ハウジング側に取付け、前記出力軸側摺動体は前記軸受の内輪と前記スリーブとの間で挟持して取付ける構成としてなる請求項1,2,3,4または5に記載の減速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101585116B1 (ko) * 2013-11-08 2016-01-13 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 감속장치

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