JP2005053503A - 再封可能な包装容器 - Google Patents

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JP2005053503A JP2003206263A JP2003206263A JP2005053503A JP 2005053503 A JP2005053503 A JP 2005053503A JP 2003206263 A JP2003206263 A JP 2003206263A JP 2003206263 A JP2003206263 A JP 2003206263A JP 2005053503 A JP2005053503 A JP 2005053503A
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Atsuko Matsuzaki
敦子 松崎
Masanori Watanabe
正規 渡邉
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Resonac Packaging Corp
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Showa Denko Packaging Co Ltd
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Abstract

【課題】1種類の容器でアルコール含浸脱脂綿等の内容物を詰めた状態では完全密封でき、開封後内容物を逐次取り出した後は再封可能とする。
【解決手段】再封可能な包装容器は、上縁にフランジ(1)を有する容器本体(2)と、上面に容器本体(2)の開口部の大半を覆う大きさの補強シート(3)が接合せられた熱封緘蓋(5)とよりなり、蓋(5)の周縁の一部に再封時フランジ(1)下面に折返し可能な大きさの水平突出状摘み(6)(7)が一連に設けられかつ蓋全体においてその半分を超える面積の開放すべき部分(a)と残存すべき閉鎖部分(b)との境界に蓋折り曲げ自在部(c)が設けられているものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再封可能な包装容器、さらに詳しくいえば、主として病院で注射のさいの消毒等に使用されるアルコール含浸脱脂綿を収容し、脱脂綿取り出し後再封することができる包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特開2002−697号公報
病院では注射のさいの消毒等に使用される高濃度アルコール含浸脱脂綿は、従来上記特許文献1に開示されているように、包装容器に密封されている。この包装容器を開封し、開封状態で密閉可能な蓋を有する備えつけの収納容器にそのまま入れ、アルコール含浸脱脂綿を使用するさいには、蓋を開いてアルコール含浸脱脂綿を逐次取り出し、アルコール含浸脱脂綿がなくなると、アルコール脱脂綿が詰められた新たな包装容器と交換していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のアルコール含浸脱脂綿入り密封包装容器は、開封後別の蓋付き収納容器に入れる必要があり、その作業が面倒であるばかりか、2種類の容器を用意しなければならず、不経済でもあった。
【0005】
本発明の目的は、1種類の容器でアルコール含浸脱脂綿等の内容物を詰めた状態では完全密封でき、開封後内容物を逐次取り出した後は再封可能な包装容器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による再封可能な包装容器は、上縁にフランジを有する容器本体と、上面に容器本体の開口部の大半を覆う大きさの補強シートが接合せられた熱封緘蓋とよりなり、蓋の周縁の一部に再封時フランジ下面に折返し可能な大きさの水平突出状摘みが少なくとも1つ一連に設けられかつ蓋全体においてその半分を超える面積の開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界に蓋折り曲げ自在部が設けられているものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の再封可能な包装容器において、蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートの両側から対向状にのびる切欠部を設け、補強シートのこの部分における巾を狭めることにより形成せられたものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1記載の再封可能な包装容器において、蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートにミシン目状断続的切断線を設け、この部分の強度を弱めることにより形成せられたものである。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1記載の再封可能な包装容器において、蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートに2分割切断線を設けることにより形成せられたものである。
【0010】
容器本体は、通常アルミニウム箔製であり、アルミニウム箔の内面に蓋への熱融着用易剥離性熱可塑性樹脂膜が形成せられるとともに、外面に保形用エポキシ系樹脂層が設けられたものであるが、全体が合成樹脂製であってもよい。しかしながら、アルミニウム箔は、バリヤ性を有しアルコールを揮発通過せしめないので、アルミニウム箔製の方が好ましい。
【0011】
熱封緘蓋は通常アルミニウム箔の下面に容器本体のフランジへの熱融着用易剥離性熱可塑性樹脂膜が形成せられたもので、アルミニウム箔の上面には、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂層が形成せられている。しかしながら、蓋は必ずしもアルミニウム箔製でなくてもよく、鉄箔、銅箔等のバリヤ性を有する他の金属箔でもよいし、場合によっては合成樹脂製のものも使用可能である。補強シートの材料の具体例としては、合成樹脂、合成樹脂と紙との積層体、合成樹脂と紙とが混合された合成紙、合成樹脂と合成紙の積層体等があげられ、その厚さは50〜1000μmが適当である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。
【0013】
実施形態1
この実施形態は、図1ないし図3に示すもので、図示の再封可能な包装容器は、上縁にフランジ(1)を有する容器本体(2)と、下面にフランジへの熱融着用易剥離性熱可塑性樹脂膜が形成せられるとともに、上面に容器本体(2)の開口部の大半を覆う大きさの補強シート(3)が接合せられたアルミニウム箔(4)製熱封緘蓋(5)とよりなり、蓋(5)の周縁の一部に再封時フランジ(1)下面に折返し可能な大きさの水平突出状摘み(6)(7)が一連に設けられかつ蓋全体においてその半分を超える面積の開放すべき部分(a)と残存すべき閉鎖部分(b)との境界に蓋折り曲げ自在部(c)が設けられているものである。
【0014】
容器本体(2)は、平面からみて4隅の角が丸くなった正方形のアルミニウム箔製であり、アルミニウム箔の内面に蓋(5)への熱融着用易剥離性熱可塑性樹脂膜が形成せられるとともに、外面にエポキシ樹脂層が設けられたものである。また、蓋(5)のアルミニウム箔(4)の上面には、PET層が形成せられている。アルミニウム箔(4)は容器本体(2)の開口部に向けて若干凹状にくぼませられているが、平らなものも用いうる。また、補強シート(3)は、熱可塑性合成樹脂製であり、その厚さは200μmである。3つの摘み(6)(7)のうち眞中の摘み(6)は、容器本体(2)の4隅のうちの1隅に対応する位置に存在しており、残りの2つの摘み(7)は、前記隅を介する両側辺のほぼ中央に対応する位置に存在する。眞中の摘み(6)は、その両側の摘み(7)に比較して大きく、蓋(5)を容器本体(2)から剥離するさい、これを手で持つものであり、両側の摘み(7)は必要に応じ剥離の補助に用いられる。
【0015】
この実施の形態における蓋折り曲げ自在部(c)は、開放すべき部分(a)と残存すべき閉鎖部分(b)との境界にそって補強シート(3)の両側からのびる切欠部(8)を設け、補強シート(3)のこの部分における巾を狭めることにより形成せられたものである。
【0016】
つぎに、上記再封可能な包装容器の使用の仕方について説明する。
内容物であるアルコール含浸脱脂綿を容器本体(2)に詰めると、熱封緘蓋(5)をアルミニウム箔(4)下面の易剥離性熱可塑性樹脂層により容器本体(2)のフランジ(1)に加熱融着せしめて包装容器を密閉する(図1)。そして、アルコール含浸脱脂綿を容器本体(2)から取り出すさいは、中央の摘み(6)を持ち、その対角線上の容器本体(2)の隅に向け、蓋(5)を容器本体(2)から剥離していくと、蓋折り曲げ自在部(c)において図1の鎖線で示すように、蓋(5)を容器本体(2)の残りの側に折り曲げることができる。これにより、蓋(5)全体においてその半分を超える面積分容器本体(2)が開放せられるから、容器本体(2)に詰められているアルコール含浸脱脂綿を無理なく取り出すことができる。包装容器を再封する場合は、補強シート(3)を手で容器本体(2)に向かって押さえ込むと、蓋(5)は図1の実線で示す状態に戻る。そこで、摘み(6)(7)をフランジ(1)の下面に折り返す(図2および図3)。すると、蓋(5)の開放すべき部分(a)は剥離されてはいるが、残存すべき閉鎖部分(b)は容器本体(2)に固く融着しているので、摘み(6)(7)のフランジ(1)下面への折り返し係合により、蓋(5)は閉鎖状態を保つので、ここに再封することができる。この後、アルコール含浸脱脂綿を取り出したい場合は、摘み(6)(7)の折り返しを指でのばし、フランジ(1)に対する係合を解けば、再び蓋(5)を開くことができる。
【0017】
実施形態2
この実施形態は図4に示すもので、同図において蓋折り曲げ自在部(c)は、開放すべき部分(a)と残存すべき閉鎖部分(b)との境界にそって補強シート(3)にミシン目状断続的切断線(9)を設け、この部分の強度を弱めることにより形成せられたものである。
【0018】
実施形態3
この実施形態は図5に示すもので、同図において蓋折り曲げ自在部(c)は、開放すべき部分(a)と残存すべき閉鎖部分(b)との境界にそって補強シート(3)に2分割切断線(10)を設けることにより形成せられたものである。
【0019】
【発明の効果】
本発明の再封可能な包装容器によれば、蓋は熱封緘蓋であるから、アルコール含浸脱脂綿等の内容物を詰めた状態の容器本体を完全密封でき、また開封時は容器本体から蓋を容易に剥離できる。また、蓋がこのような構成だけでは、剥離時破れたり、しわが寄ったり、カールしたりするし、いったん開封すると、蓋としての保形力がないために再封不可能であるが、熱封緘蓋の上面に容器本体の開口部の大半を覆う大きさの補強シートが接合せられているので、剥離時の上記問題がなくかつ蓋の形態を保ちうる。しかも、蓋の周縁の一部に再封時フランジ下面に折返し可能な大きさの水平突出状摘みが少なくとも1つ一連に設けられかつ蓋全体においてその半分を超える面積の開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界に蓋折り曲げ自在部が設けられているから、摘みを持ち、蓋を容器本体から剥離していくと、蓋折り曲げ自在部において、蓋を容器本体の残りの側に折り曲げることができ、これにより、蓋全体においてその半分を超える面積分容器本体が開放せられ、容器本体に詰められている内容物を容易に取り出すことができる。包装容器を再封する場合は、補強シートを手で容器本体に向かって押さえ込み、摘みをフランジの下面に折り返すと、蓋の開放すべき部分は剥離されてはいるが、残存すべき閉鎖部分は容器本体に固く融着しているので、摘みのフランジ下面への折り返し係合により、蓋は閉鎖状態を保つので、再封することができる。蓋だけであれば、しわが寄ったりして密封が困難であるが、補強シートの存在により蓋が平坦となるので、蓋の形態を保持せしめ得て密封に近い状態となし得、脱脂綿に含浸せられたアルコールの揮発を防ぐことができる。したがって、本発明によれば、従来のように、密封容器開封後これを別の蓋付き容器に入れるというような不便さと不経済さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の開封前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1の再封時の状態を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線にそう垂直断面図である。
【図4】本発明の実施形態2の開封前の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態3の開封前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1):フランジ
(2):容器本体
(3):補強シート
(5):熱封緘蓋
(6)(7):摘み
(8):切欠部
(9):ミシン目状断続的切断線
(10):2分割切断線
(a):開放すべき部分
(b):残存すべき閉鎖部分
(c):蓋折り曲げ自在部

Claims (4)

  1. 上縁にフランジを有する容器本体と、上面に容器本体の開口部の大半を覆う大きさの補強シートが接合せられた熱封緘蓋とよりなり、蓋の周縁の一部に再封時フランジ下面に折返し可能な大きさの水平突出状摘みが少なくとも1つ一連に設けられかつ蓋全体においてその半分を超える面積の開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界に蓋折り曲げ自在部が設けられている再封可能な包装容器。
  2. 蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートの両側からのびる切欠部を設け、補強シートのこの部分における巾を狭めることにより形成せられたものである請求項1記載の再封可能な包装容器。
  3. 蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートにミシン目状断続的切断線を設け、この部分の強度を弱めることにより形成せられたものである請求項1記載の再封可能な包装容器。
  4. 蓋折り曲げ自在部が、開放すべき部分と残存すべき閉鎖部分との境界にそって補強シートに2分割切断線を設けることにより形成せられたものである請求項1記載の再封可能な包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016064839A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 昭和電工パッケージング株式会社 再封可能な密封容器

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