JP2005052412A - 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005052412A
JP2005052412A JP2003286785A JP2003286785A JP2005052412A JP 2005052412 A JP2005052412 A JP 2005052412A JP 2003286785 A JP2003286785 A JP 2003286785A JP 2003286785 A JP2003286785 A JP 2003286785A JP 2005052412 A JP2005052412 A JP 2005052412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
remaining amount
hot water
water supply
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003286785A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Imai
高平 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2003286785A priority Critical patent/JP2005052412A/ja
Publication of JP2005052412A publication Critical patent/JP2005052412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】 報知によってかえってユーザに不便や不信感を与えるようなことのないようにする。
【解決手段】 内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知するのに、給水報知がない間の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続することにより、上記の目的を達成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば家庭用の電気ポットとしての電気貯湯容器に適用される給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器に関するものである。
電気ポットは家庭や職場、飲食店などで広く使用されている。家庭での依存度は特に高く電源を投入しっ放しで、使用状態が長時間継続されることが多い。貯湯している内容液は複数のユーザによって種々に利用され、その時々の残量は実感していることが少ない。しかし、内容液残量は空焚き防止などの使用の安全や、ユーザがその時々で希望する用に対応できるかに影響する。
そこで、内容液の液量が分かる液量管を設けて電気ポットの窓を通じ外部から透視し、給水が必要な残量状態も確認できるようにすることが古くから行われている。また、液量管の検出が必要な液量ごとに対応した液位センサを設けて各種の液量状態を検出することも比較的古くから行われている。近時では、吐出手段による吐出量を検出して残量を演算し、それを表示したり給水の必要を報知するものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−272616号公報
ところで、液量管による液量表示は、残量をユーザに視認させるだけであるので、誤認や見忘れにより、空焚き状態に至ってしまったり、吐出操作時に給水が必要な所定の残量状態に遭遇してしまう問題がある。また、液位センサによるものや特許文献1に記載のものは、特定の液量、残量状態が電気信号として得られるので、液位センサによる液位ないしは残量の検出精度にばらつきや誤差がなく、表示するにもランプ表示や電光表示によって視認しやすくしたり、ブザーなどの音響を伴った報知はできるが、必要な液量、残量の種類数だけの液位センサやリード線の引き回しが必要となるので高価につく。特許文献1に記載のものでは、検出のためのセンサは不要で、しかも使用の安全上からの残量状態に対してではなく、ユーザ側の用途状態に対応した1つ以上の残量状態での給水報知などに適用できるが、残量検出開始時の液量が毎回一定していないと検出する残量にばらつきが生じるし、吐出情報による間接的な吐出量や残量の検出であるので、どうしても誤差が累積する。このため、残量の検出結果が実情に合わず、吐出操作時に思わぬ吐出の途切れ、吐出不良、吐出不能に遭遇することがあり、ユーザに不便や不満、不信感を与える。
そこで、本発明者は、液量センサなどの増設なしにそのような問題を解消する一助として、内容液の加熱状態と温度変化の相関性から残量を間接的に検出するなど、他の間接検出方式と併用し、残量検出の機会を増したり、信頼性の高い側を優先して残量を検出することを別途提案している。しかし、それによっても、誤差の累積によって給水の報知を逸してかえってユーザに不便や不信感を与えてしまうことがある。
また、ユーザの用途状態に応じた給水報知をする場合、報知される残量レベルに合った用途に限れば便利であるが、それよりも少ない用途に使用することも大いに考えられるなか、報知が即時に吐出禁止となるのではかえってユーザに不便や不信感を与えるし、報知を解除して吐出を可能にするのでは残量の不足に対するユーザの認識を甘くしてしまったり、忘れさせてしまう問題がある。
本発明の目的は、報知によってかえってユーザに不便や不信感を与えるようなことのない電気貯湯容器の給水報知方法と、それを利用した電気貯湯容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の電気貯湯容器の給水報知方法は、内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器の給水報知方法であって、給水報知がない間の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続することを1つの特徴としている。
このような構成では、給水報知がない間は、吐出情報が得られる都度それを残量の検出に反映して、検出された残量が所定の設定値以下であれば給水の必要を報知することにより給水を促し、そのまま使用すると残量が不足するかも知れないことを予めユーザに認識させられる。従って、ユーザが吐出時に思わぬ残量不足に遭遇するような不便や戸惑いを解消することができる。また、残量が所定の設定値以下であることを報知しているときにユーザが吐出を行った場合、それ以上の残量の検出を省略して前記報知を継続し残量不足の措置をさらに促しながらも、ユーザの意志に基づき残量のある間吐出し続けられるようにする。
吐出情報は、吐出系での液流情報であって、吐出動作の開始から吐出系での液流検知までの経過時間によって吐出開始時の残量を検出する、さらなる構成では、
吐出系では貯湯内容液と同じ液量の吐出系内容液を有し、吐出があると吐出系に液流が生じ吐出系内容液の液量が上昇し吐出に至る。この液流を吐出動作があってから吐出系下流側で検知するまでの経過時間から、その吐出動作時の貯湯内容液の残量を演算し検出することができる。
前記吐出開始時の残量から、吐出開始時以降の液流を検知している間の液流情報によって得た吐出量を減算して、吐出後の残量を検出する、さらなる構成では、
上記のようにして吐出時の残量を得た液流検知時点以降、液流を検知している間の液流情報が貯湯内容液の吐出量に相関していて吐出量を演算し検出することができ、検出した吐出量を吐出開始時の残量から減算することで吐出後の残量を検出することができる。
また、本発明の電気貯湯容器の給水報知方法は、内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器の給水報知方法であって、吐出情報は、吐出系での液流情報による場合を少なくとも含み、その時々の液量、液位に直接関与しない間接的な1つ以上のものであり、吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うことを他の特徴としている。
このような構成では、残量の検出方式の組み合わせ数に応じ、可能な側、精度の高い側を選択しながら残量の検出の機会や精度を高めて、残量が所定の設定値以下のとき報知してユーザに給水の必要を促すことができる。一方、間接的な検出方式であることにより、検出が長く続くほど誤差が累積し、吐出が思うように行えないのに給水の報知がないといった事態が生じる。しかし、残量が極く少なくなってくると吐出系で検出される液流状態が弱くなるのを利用して、液流の状態が所定以下のときに、そのまま、あるいは前記設定値よりも低い低目設定値以下のときに給水の必要を報知するので、通常の残量検出状態での誤差によって設定値以下になっているのに報知できないようなときでも、液流状態に通常とは区別ができる変化が生じるまでになるのを利用して通常使用できない使用状態に至る前に確実に報知することができる。
手動吐出の際は、少なくともその初期および終期に液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する、さらなる構成では、
手動吐出の場合、少なくとも吐出の初期および終期にて、液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知を省略することにより、手動吐出の初期および終期では液流が安定しないことによって、かえって誤った報知をしてユーザに混乱を与えるようなことを防止することができる。
感圧に応じた吐出流量設定による電動吐出では、少なくともその初期および終期に、液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する、さらなる構成では、
感圧に応じた電動吐出の場合、少なくとも吐出の初期および終期にて、液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知を省略することにより、手動吐出の初期および終期では液流が安定しないことによって、かえって誤った報知をしてユーザに混乱を与えるようなことを防止することができる。
吐出中も残量の検出を継続し、吐出中に所定の残量以下に達した場合も給水を報知し、この報知によっては吐出を自動停止しない、さらなる構成では、
吐出の継続中は残量は刻々と少なくなっていき、吐出の途中で所定以下の残量となることがあっても、それを検出して報知して吐出は続けられるようにするので、ユーザは残量が所定以下に少なくなっていることを知った上で希望する使用量に向けた吐出ができ、希望する使用量に達しなかってもそれが予想外にはならず、戸惑いや不信を抱くことなくスムーズに対応されるようにすることができる。
また、本発明の電気貯湯容器は、内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器であって、吐出系での吐出情報を検出する吐出情報検出手段と、吐出情報検出手段が検出する吐出情報から残量を検出する残量検出手段と、検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する報知手段と、給水報知がない間の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続させる制御手段とを備えたことを1つの特徴としている。
このような構成では、吐出情報検出手段によって検出される吐出情報から、残量検出手段がその時々の残量を判定し、検出される残量が所定の設定値以下のとき報知手段によってそれを報知するが、制御手段は、特に、所定の給水報知がない間は、吐出情報が得られる都度それを残量の検出に反映して、検出された残量が所定の設定値以下であれば給水の必要を報知することにより給水を促すので、そのまま使用すると残量が不足するかも知れないことを予めユーザに認識させられる。従って、ユーザが吐出時に思わぬ残量不足に遭遇するような不便や戸惑いを解消することができる。制御手段は、また、残量が所定の設定値以下であることを報知しているときにユーザが吐出を行った場合、それ以上の残量の検出を省略して前記報知を継続し残量不足の措置をさらに促しながらも、ユーザの意志に基き残量のある間吐出し続けられるようにする。
また、本発明の電気貯湯容器は、内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器であって、吐出系での液流情報による場合を少なくとも含む1つ以上の吐出情報を検出する吐出情報検出手段と、吐出情報検出手段が検出する吐出情報から残量を検出する残量検出手段と、検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する報知手段と、吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うようにする制御手段とを備えたことを他の特徴としている。
このような構成では、残量の検出方式の違う吐出情報検出手段の組み合わせ数に応じ、可能な側、精度の高い側を選択しながら、残量検出手段による残量の検出の機会や精度を高めて、残量が所定の設定値以下のとき報知手段により報知してユーザに給水の必要を促すことができる。一方、吐出情報検出手段が間接的な検出方式であることにより、検出が長く続くほど誤差が累積し、吐出が思うように行えないのに給水の報知がないといった事態が生じる。しかし、制御手段は、残量が極く少なくなってくると吐出系で検出される液流状態が弱くなるのを利用して、液流の状態が所定以下のときに、そのまま、あるいは前記設定値よりも低い低目設定値以下のときに給水の必要を報知するので、通常の残量検出状態での誤差によって設定値以下になっているのに報知できないようなときでも、液流状態に通常とは区別ができる変化が生じるまでになるのを利用して通常使用できない使用状態に至る前に確実に報知することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明で明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組み合せで複合して採用することができる。
本発明の電気貯湯容器の給水報知方法および電気貯湯容器の1つの特徴によれば、残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知して、ユーザが吐出時に思わぬ残量不足に遭遇するような不便や戸惑いを解消するのに、報知中にユーザが行う吐出に対しては、報知を継続して残量不足の措置をさらに促しながらも、ユーザの意志に基づき残量のある間吐出し続けられるようにして使用の便宜が図れる。
吐出情報が、吐出系での液流情報であって、吐出動作の開始から吐出系での液流検知までの経過時間によって吐出開始時の残量を検出する、さらなる構成によれば、
吐出動作による液流を吐出系下流側で検知するまでの経過時間を利用して吐出動作時の残量を演算し容易に検出することができる。
前記吐出開始時の残量から、吐出開始時以降の液流を検知している間の液流情報によって得た吐出量を減算して、吐出後の残量を検出する、さらなる構成によれば、
吐出時の残量と、それ以降に液流を検知している間の液流情報とから吐出後の残量を容易に検出することができる。
また、本発明の電気貯湯容器の給水報知方法および電気貯湯容器の他の特徴によれば、間接的な検出方式の組み合わせに応じた検出の機会と精度とを得ながら残量を容易に検出し、残量が所定の設定値以下であるとき報知してユーザが思わぬ残量不足に遭遇するのを防止しながら、間接的な検出方式に起因して検出する残量に報知を逸するような誤差が生じても、吐出系で検出される液流状態が通常よりも弱くなるほど残量が少なくなったときにはそのまま、あるいは前記設定値よりも低い低目設定値以下のときに給水の必要を報知することにより、通常使用できない使用状態に至る前に確実に報知することができる。
手動吐出の際は、少なくともその初期および終期に液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する、さらなる構成によれば、
手動吐出の場合、少なくとも液流が安定しない吐出の初期および終期での液流状態による報知を省略して、報知を誤ってユーザにかえって混乱を与えるようなことを防止することができる。
感圧に応じた吐出流量設定による電動吐出では、少なくともその初期および終期に、液流の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する、さらなる構成によれば、
手動吐出の場合、少なくとも液流が安定しない吐出の初期および終期での液流状態による報知を省略して、報知を誤ってユーザにかえって混乱を与えるようなことを防止することができる。
吐出中も残量の検出を継続し、吐出中に所定の残量以下に達した場合も給水を報知し、この報知によっては吐出を自動停止しない、さらなる構成によれば、
吐出の途中で所定以下の残量となることがあっても、ユーザは残量が所定以下に少なくなっていることを報知により知った上で、希望する使用量に向けた吐出ができ、不足が生じても予想外にはならず、スムーズに対応されるようになる。
以下、本発明の実施の形態に係る電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器について図1〜図6を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は、本発明の具体例であって、特許請求の範囲の事項を限定するものではない。
本実施例は、家庭用の電気ポットの場合の一例であり断熱容器を内容器に用いている。図1に示す例の断熱容器はステンレス鋼製の真空二重容器3を金属製の外装ケース2に内容器として収容した器体1を持っている。また、ヒータ11によって真空二重容器3内の内容液を加熱して貯湯し、貯湯内容液71を電動ポンプ26および図示する手動ベローズポンプなどの手動ポンプ10のいずれかによって、管路タイプの吐出系25を通じ外部に吐出して給湯し使用に供する。しかし、本発明はこれに限定されることはない。貯湯内容液71をヒータ11により加熱して湯沸しや通常保温をしながら貯湯し、使用に供する機能を有するものであれば足りる。吐出は必ずしも電動や手動のポンプによらなくても器体1を傾けて行うことも含め本発明は有効である。もっとも、ステンレス鋼は金属の中で熱伝導性が低く、かつ曲げ剛性、強度が十分である。しかも防錆効果を持ち、Cuを含有するなどで抗菌性をも発揮させやすいので、飲食用の電気貯湯容器には好適であり、真空二重容器3を提供するのに適している。また、真空二重容器3は必ずしも外装ケース2に収容する必要はなく外装体に共用することができる。また、電源・駆動系回路基板27と操作パネル32での設定操作や初期設定にて設定された動作モードに従った動作制御を行うのにマイクロコンピュータ33aを搭載した操作・制御系基板33を用いているが、これもハード回路を含めた種々な機器を採用した制御手段とすることができる。操作パネル32は器体1上端の合成樹脂製の肩部6に形成した前方へ例えば嘴状に突出した突出部31の上面に設けてある。操作パネル32の内側に設けられる操作・制御系基板33上の各種スイッチ類48を、操作パネル32に一体形成した樹脂ばねや別体に設けられたキー部材による操作手段によって個々に押動してオン操作できるようにしているが、これも、本発明の本質的なものではなく具体的な構成は特に問うものではない。マイクロコンピュータ33aは湯沸しや通常保温、省エネ保温のために内容液の温度を検知する温度センサ29からの温度情報を用いるようにしている。温度センサ29は内容器としての真空二重容器3におけるヒータ11を当てがっている一重底部の中央に、個別に当てがってある。電源・駆動系回路基板27は器体1の合成樹脂製の底部35内に電動ポンプ26とともに配置してある。
なお、ヒータ11は図4に示すように湯沸しヒータ11aと保温ヒータ11bとよりなり、湯沸しヒータ11aはリレー38によりオン、オフ制御し、保温ヒータ11bはトライアック39によってオン、オフ制御するようにしてある。しかし、これに限られない。操作パネル32は図4に模式的に示すように、設定保温温度や現在温度、現在動作モード、あるいは危険報知や必要操作の促しなどを画面表示する液晶表示部81、貯湯内容液71を吐出して給湯を行う吐出キー82、吐出キー82による吐出操作をロックまたはロック解除するロック・解除キー83、自動省エネモードを手動設定する省エネキー84、通常保温、省エネ保温中に再沸騰を行う再沸騰キー85、98度保温や90度保温の別、タイマ設定時間の別などを選択する選択キー86、および設定数値をアップダウンするアップキー88、ダウンキー89を有している。
本実施の形態では、前記吐出系25の途中に図1〜図4に示す液流センサ87を液流検出手段ないしは吐出情報検出手段として持ち、吐出系25での吐出によって生じる液流、吐出の流量や吐出量、残量など各種吐出情報が得られるようにしている。これにより吐出操作があったときの吐出量を設定する計量カップキーを設けて、設定された吐出量だけ吐出するような制御もできる。また、図示しないが、ランプ表示としてはロック解除ランプ、給湯報知ランプ、省エネランプなどがLEDなどを利用して設けてある。
液流センサ87は、吐出系25の下流側途中に設けて、液流の有無、液流の強弱、多少などの状態を検出するものとしてある。具体的には、吐出系25内にて吐出に伴う液流に応動して回転するセンサ羽根87aと、吐出系25の外回りに設けられて前記センサ羽根87aの回転を検出する回転センサ87bとで構成している。センサ羽根87aはスクリュウタイプであるがどのようなタイプのものでもよい。回転センサ87bは投受光器よりなるフォトカプラとしてある。センサ羽根87aがスクリュウタイプであることに対応して投受光器はセンサ羽根87aの回転軸から外れたセンサ光路にて、センサ羽根87aの回転に伴う羽根部による間欠的な横切りの有無を検出する。センサ羽根87aは吐出系25での吐出系内容液71aや貯湯内容液71の吐出に伴う流速、流量に比例した回転を受け、吐出に伴う流量に比例した速度と時間間隔で回転センサ87bのセンサ光路を横切る。これにより、制御手段としてのマイクロコンピュータ33aは回転センサ87bが検出するセンサ羽根87aの横切りの回数や時間、時間間隔から吐出時の流量や吐出された液量を判定することができる。また、液流センサ87は吐出系25にて吐出系内容液71aや貯湯内容液71の流れを検出するもので、電動ポンプ26による吐出か、手動ポンプ10による吐出かを問わず働く。また、器体1を傾けての吐出であっても働く。具体的には液流センサ87は、吐出系25の途中の透明な立ち上がり部25bを液量表示部として外装ケース2の窓121を通じて外部から視認できるようにしている部分の上に設けられ、図1に示す貯湯内容液71の満水位の直ぐ上に位置するようにしている。
なお、液流センサ87は、センサ羽根87aの一部に埋設したマグネットの動きを1つのリードセンサにて検出するようにするなど、他の検出方式のものを採用することができる。この場合は、特に、吐出系25の内部を透過するセンサ光路を持たなくてよいのでセンサ構造が簡略化する。また、別に、吐出系25内を実使用による液流によって吐出口25a側に押しやられるフロートの移動をフォトカプラやリードセンサなどにて検出し、その移動高さや移動速度の違いによって吐出情報、液流情報を検出することもできる。
以上のような液流センサ87によって検出される種々な吐出情報の告知に加え、ブザー90による残量警告などが行える。しかし、万一に備えて吐出系25にて使用上給水が必要な最低水位を図1、図2に示す給水ラインとして検出するフォトセンサなどからなる水位センサ91を設け、検出があるとLEDランプ92の点灯やブザー90の鳴動によって警告するようにしてある。なお、給電回路途中には空焚きによる異常昇温時に溶断して通電を停止させる温度ヒューズ94を設けてある。
また、電気ポットでは、例えば、貯湯内容液71は湯沸しや通常保温、場合によっては使用頻度が少ないか、使用しない時間帯での通常保温よりも低い温度での省エネ保温が行われる。そのために、湯沸しヒータ11aによる加熱容量の高い湯沸しモードの加熱から保温ヒータ11bによる加熱容量の低い通常保温モードの加熱への移行、通常保温からさらに加熱容量の低い省エネ保温モードの加熱への移行、通常保温時や省エネ保温時の設定された保温温度を保つための保温ヒータ11bのオン、オフ、通常保温モードや省エネ保温モードから湯沸しモードへの復帰といった各種の加熱制御がなされる。これら各種の加熱状態に応じて貯湯内容液71はその残量に応じた温度変化を示す。そこで、基本的にはそのような加熱状態と貯湯内容液71の温度変化特性との相関性から、その時々の貯湯内容液71の残量を検出することができる。このような残量検出によれば使用中の電気ポットにおけるどのような使用状態の際にも対応することができ、基本的に時期的な制限は受けない。
また、吐出系25内の吐出系内容液71aは貯湯内容液71と同じ液位を示している。これによって液流センサ87は、吐出系25の途中、特に、吐出系25の満水位よりも下流側にあることを条件に、貯湯内容液71が満杯を含むどのような液位、残量状態であっても、電動ポンプ26などによる吐出動作があって後、ある時間経過してから吐出系内容液71aの液流を検出することになり、このときの時間経過はそのときの貯湯内容液71の残量による液位の違いに相関している。これにより、吐出動作開始時点から液流センサ87による液流検知時点までの経過時間からそのときの貯湯内容液71の残量を演算し、検出することができる。しかも、液流センサ87が液流を検知してからの液流検出状態は既述したように、吐出系内容液71aを含む貯湯内容液71の吐出状態を示すもので、液流センサ87の回転速度の回転時間とから吐出量を演算し、検出することができる。なお、電動ポンプ26による吐出動作の開始時点は、吐出キー82のオン操作の信号、電動ポンプ26の駆動電流の有無、電動ポンプ26の回転の有無などによって、簡単にしかも確実に得られる。
そこで、貯湯内容液71の加熱状態による温度変化特性によって貯湯内容液71の残量を検出する第1の残量検出モードと、吐出時における液流の検知によって貯湯内容液71の残量を検出する第2の残量検出モードとのいずれかの間接方式によって残量情報が得られる。第1の残量検出モードによっては、貯湯内容液71の加熱状態による温度変化特性から、それまでの蓄積データなしにその時々の残量を検出することができ、第2の残量検出モードによっては、液流検出手段として1つの液流センサ87などを必要とするものの、貯湯内容液71の吐出時における液流を検知して、それまでの蓄積データなしに残量を検出することができる。従って、使用途中での停電状態の影響を受けることなく、しかも、複数の異なった間接検出方式を使い分けて、残量検出の機会をより高めることができる。具体的には、検出可能の有無や検出精度などにて使い分けて、検出の機会とともに検出精度も高められる。
なお、液流センサ87の液流の検知による残量情報は、液流検知開始時点の残量情報と、それ以降の液流検知による吐出量情報とから演算して、検出する。これは、液流センサ87が液流を検知するとそのときの残量を検出することはできる。しかし、液流を検出したことは貯湯内容液71の吐出を意味し、液流を検知した時点で検出した残量から貯湯内容液71が吐出された分だけ減算する必要があることによる。そこで、吐出動作があってから液流検知位置まで内容液が到達するまでの経過時間は、各吐出時点での内容液の液位、つまり残量と相関するのを利用して、各時点の吐出動作までの蓄積データなしに検出することができるし、液流を検出している継続状態は各吐出時の吐出量と相関するのを利用して、各吐出時の吐出量を検出することができる。
しかし、基本的には、手動ポンプ10による吐出時の吐出動作の開始時点であっても、押圧板14による押圧操作の有無、押圧操作による昇圧などにて検出することができるので、吐出動作の開始時点から液流検知までの経過時間による残量の検出も、それ以降の吐出量の検出もできる。
また、器体1を傾けての貯湯内容液71の吐出であっても、器体1の傾きを傾きセンサによって検出すれば、吐出動作の開始時点を知ることができ、そのときの残量の検出も、それ以降の吐出量の検出もできる。
もっとも、電動ポンプ26、手動ポンプ10、器体1の傾きによる吐出動作の開始から液流検出までの吐出系内容液71a、貯湯内容液71の挙動や経過時間の関係は、それぞれに一致しない、しかし、いずれの吐出動作の開始であるかはそれぞれの異なった検知方式から容易に区別できるので、場合別の条件式を適用して相互の違いに対応することができる。
上記残量検出のための温度変化特性は、湯沸し時のものとすると、湯沸しでの加熱容量は保温時に比して高く常に一定していることにより、貯湯内容液71の温度変化特性、つまり、昇温特性と貯湯内容液71の残量との相関性が高く、高精度に残量の検出ができる。従って、検出できる機会は少ないが、このような温度変化特性を湯沸し時のものとする残量検出モードを最優先するのが好適である。
以上のような1つ以上の残量検出方法によって検出される残量が、所定の設定値以下の場合に報知すれば、ユーザに給水なしでは残量不足に遭遇することを認識させ、給水を促すことができるので、使用に便利である。このような給水の報知は、既述した水位センサ91とLEDランプ92によるような給水液位の検出と報知とに適用できるのはもとより、それとともに、また、それとは別に、その他必要となる各種の残量状態を含む1つないしは複数の残量状態の検出と報知とに適用して有効であり、使用の安全などのために通常行われる残量報知以外の残量を報知すればユーザの便宜が図れる。例えば、ユーザが飲食や調理などのために1回の使用で必要とする残量がある程度予想でき、また、ほぼ決まっているような場合に、それらの使用が保証できない残量状態を検出して報知し、対応を促せば、そのような残量状態に至ってしまったり、吐出操作時にそのような残量状態に遭遇してしまったりする不便を確度よく予め回避されるようにすることができる。このような場合、ユーザの使用パターンや希望の違いに対応するため、報知する残量状態をユーザが設定できるようにすれば、ユーザにより便利である。また、ユーザの使用実態を自動判定して報知する残量状態を自動的に設定することもできる。このような残状態の表示はユーザにその意味が分かるように行うのがよく、ブザー90、LEDランプ92などに加え、またはそれに代えて、文字表示や音声告知によって行うのが好適である。
吐出動作として、電動ポンプ26の動作と手動ポンプ10の動作とを併用すると、第2の残量検出モードは、さらに電動ポンプ26の吐出による電動吐出時残量検出モードと、手動ポンプ10の吐出による手動吐出時残量検出モードとにより、さらに多くの残量検出の機会が得られる。このとき、電動ポンプ26の吐出動作と貯湯内容液71の吐出状態との相関性が、手動ポンプ10のばらつきやすい吐出動作と貯湯内容液71の吐出状態との相関性よりも高いのを利用して、電動ポンプ26の動作による残量検出を手動ポンプ10の動作による場合よりも優先することにより、検出精度に有利な側を優先した残量検出が自動的にできる。なお、手動ポンプ10や器体1を傾けての吐出動作による液流の検出は、電動ポンプ26の吐出動作によらないことが自明であるので、そのときの残量が既に検出され記憶されているとすれば、この記憶されている残量情報と、そのときに検出される吐出量とから残量を演算し、検出することができる。従って、手動ポンプ10や器体1を傾けての吐出動作による場合、その吐出開始時点を検出することが必須とはならない。
手動ポンプ10や器体1を傾けての吐出動作の際の残量情報は、それ以前に貯湯内容液71の温度上昇特性から判定した残量情報を、それ以降の吐出量によって減算しながら確保しているデータ、あるいは、吐出後と、その他の予め定めた時々の加熱状態と貯湯内容液71の温度変化特性とから検出し記憶している残量データとして得られるので、手動ポンプ10や器体1を傾けての吐出動作による吐出後の残量をも演算し検出することができる。
ところで、ユーザの用途状態に応じた給水報知をする場合、報知される残量レベルに合った用途に限れば便利であるが、それよりも少ない用途に使用することも大いに考えられるなか、報知が即時に吐出禁止となるのではかえってユーザに不便や不信感を与えるし、報知を解除して吐出を可能にするのでは残量の不足に対するユーザの認識を甘くしてしまったり、忘れさせてしまう問題がある。
これに対処するのに、本実施の形態の電気ポットの給水報知方法は、貯湯内容液71を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系25を通じた吐出による使用に供しながら、前記のような液流センサ87などにて得られる液流情報などによる吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知するのに、給水報知がない間の貯湯内容液71の吐出時には、そのときの吐出系25での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の貯湯内容液71の吐出時には、そのときの吐出系25での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続するようにしている。
このようにすると、給水報知がない間は、吐出情報が得られる都度それを残量の検出に反映して、検出された残量が所定の設定値以下であれば給水の必要を報知することにより給水を促し、そのまま使用すると残量が不足するかも知れないことを予めユーザに認識させられる。従って、ユーザが吐出時に思わぬ残量不足に遭遇するような不便や戸惑いを解消することができる。また、残量が所定の設定値以下であることを報知しているときにユーザが吐出を行った場合、それ以上の残量の検出を省略して前記報知を継続し残量不足の措置をさらに促しながらも、ユーザの意志に基づき残量のある間吐出し続けられるようにして、使用の便宜が図れる。
以上のような方法を達成するのに本実施の形態の電気貯湯容器は、貯湯内容液71をヒータ11により加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系25を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知するのに、吐出系25での吐出情報を検出する吐出情報検出手段としての液流センサ87と、液流センサ87が検出する吐出情報としての液流情報から残量を検出する残量検出手段114と、検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を所定以下の残量状態であることをブザー90、LEDランプ92、液晶表示部81、あるいは図示しない音声源などによって報知する報知手段113と、給水報知がない間の貯湯内容液71の吐出時には、そのときの吐出系25での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の貯湯内容液71の吐出時には、そのときの吐出系25での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続させる制御手段115とを備えたもので足り、残量検出手段114は残量の検出のために計時手段111による計時情報と、記憶手段112に記憶されたそれまでの温度情報、残量情報などを利用することになる。
また、上記のような各種の間接的な残量検出方式では、直接検出方式の場合に比し誤差の累積が多かれ少なかれ生じる。このため、使用時間が長くなるにつれ誤差が大きくなり、報知がないのに満足な吐出が得られない状態がときとして生じる。これはユーザに不便や不信感を与える。
これに対処するのに、本実施の形態の電気ポットの給水報知方法は、また、吐出情報は、液流センサ87による吐出系25での液流情報を少なくとも含み、その時々の液量、液位に直接関与しない間接的な1つ以上のものであり、吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うようにしている。
このようにすると、残量の検出方式の組み合わせ数に応じ、可能な側、精度の高い側を選択しながら残量の検出の機会や精度を高めて、残量が所定の設定値以下のとき報知してユーザに給水の必要を促すことができる。一方、間接的な検出方式であることにより、検出が長く続くほど誤差が累積し、吐出が思うように行えないのに給水の報知がないといった事態が生じることに対しては、残量が極く少なくなってくると吐出系25で検出される液流状態が弱くなるのを利用して、液流の状態が所定以下のときに、そのまま、あるいは前記設定値よりも低い低目設定値以下のときに給水の必要を報知することにより、通常の残量検出状態での誤差によって設定値以下になっているのに報知できないようなときでも、液流状態に通常とは区別ができる変化が生じるまでになるのを利用して通常使用できない使用状態に至る前に確実に報知することができる。ここに液流状態が弱くなるとは、液流センサ87の回転低下であり、また、吐出流量や勢いの低下であり、また、単位時間当りの吐出量の低下である。
このような方法を達成するのに、本実施の形態の電気ポットの制御手段115は、さらに、間接的な残量検出手段114の少なくとも1つによる吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うようにすればよい。これにより、残量の検出方式の違う吐出情報検出手段の組み合わせ数に応じ、可能な側、精度の高い側を選択しながら、残量検出手段114による残量の検出の機会や精度を高めて、残量が所定の設定値以下のとき報知手段113により報知してユーザに給水の必要を促すことができる。一方、液流センサ87や残量検出手段114が間接的な検出方式であることにより、検出が長く続くほど誤差が累積し、吐出が思うように行えないのに給水の報知がないといった事態が生じることに対し、制御手段115は、残量が極く少なくなってくると吐出系で検出される液流状態が弱くなるのを利用して、液流の状態が所定以下のときに、そのまま、あるいは前記設定値よりも低い低目設定値以下のときに給水の必要を報知することにより、通常の残量検出状態での誤差によって設定値以下になっているのに報知できないようなときでも、液流状態に通常とは区別ができる変化が生じるまでになるのを利用して通常使用できない使用状態に至る前に確実に報知することができる。
なお、手動ポンプ10などによる手動吐出の際は、少なくともその初期および終期に液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する。手動吐出の場合、少なくとも吐出の初期および終期にて、液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知を省略することにより、手動吐出の初期および終期では液流が安定しないことによって、かえって誤った報知をしてユーザに混乱を与えるようなことを防止することができる。
また、同様な関係から、吐出キー82が感圧スイッチを押動するもので、感圧に応じた吐出流量を設定して電動ポンプ26を働かせて電動吐出するような場合にも、少なくともその初期および終期に、液流の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する。感圧電動吐出の場合、少なくとも吐出の初期および終期にて、液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知を省略することにより、感圧電動吐出の初期および終期では液流が安定しないことによって、かえって誤った報知をしてユーザに混乱を与えるようなことを防止することができる。
なお、制御手段115は、貯湯内容液71の補給、電源オフ、キーによる取消操作といった対応措置があるまで報知を継続し、対応措置があると報知を解除する。このようにすると、対応措置がないと報知によって対応措置を促し続けられるので、ユーザにおいて対応措置がとられないのを防止しやすいし、対応措置があれば自動で報知を停止するので無駄な報知やそれによる混乱を回避することができる。補給確認は貯湯内容液の急激な降温によって確実に自動検出することができ、最優先して好適である。
また、制御手段115は、第1の残量検出モードで、検出機能または精度が損なわれる所定の状態のときは検出を行わないようにする。第1の残量検出モードでの残量検出精度は高いが、それを損なう所定の状態のとき第1の残量検出モードでの残量検出を行わないことにより、他の残量検出モードにて残量を検出することができる。このような所定の状態は、所定温度以上の貯湯内容液71が補給されたとき、停電によって温度変化の蓄積データがないとき、のいずれかである。所定温度以上の貯湯内容液71の補給があると、湯沸しによる単位時間当たりの貯湯内容液71の温度変化が鈍くなり、貯湯内容液71の温度変化とそのときの貯湯内容液71の残量との相関性が甘くなって、残量検出の精度が低下するし、停電によって蓄積データがなければ残量検出はできないのを、第1の残量検出モードでの残量検出を行わなくして回避することができる。
また、真空二重容器3の保温性を利用したヒータ11をオフした状態にて不使用時間帯などでの省エネ保温時には、残量が所定の設定値以下であっても給水報知は行なわないようにする。これにより、危険のない状態での残量の使い切りを可能としてユーザの便宜が図れる。しかし、その途中で省エネ保温から通常保温や湯沸しモードに以降したときは給水報知を行い、使用の安全を図る。
さらに、貯湯内容液71の吐出中も残量の検出を継続し、吐出中に所定の残量以下に達した場合も給水を報知し、この報知によっては吐出を自動停止しないようにもできる。このようにすると、吐出の途中で貯湯内容液71が所定以下の残量となることがあっても、ユーザは残量が所定以下に少なくなっていることを報知により知った上で、希望する使用量に向けた吐出ができ、不足が生じても予想外にはならず、スムーズに対応されるようになる。ここに、吐出の自動停止とは、電動ポンプ26の自動停止、手動ポンプ10の電動ストッパによる吐出動作の阻止などをいう。
図1〜図4に示す電気貯湯容器につき、さらに詳述すると、図1に示すように電動ポンプ26は吐出系25の途中に設けられた遠心ポンプであって、真空二重容器3の底部下に位置し、吐出系25内に流入している吐出系内容液71aを送り出して貯湯内容液71の吐出系25への流入を図り、それを連続して送り出して吐出させる。手動ポンプ10は既述したようにベローズポンプよりなり、器体1の上端を真空二重容器3の口部とともに開閉する蓋13に内蔵されて、蓋13上面の押圧板14により復元ばね15に抗して押圧操作される都度、加圧空気を真空二重容器3内に送り込み、貯湯内容液71を加圧し吐出系25へ押し出し吐出させる。
蓋13は真空二重容器3からの蒸気を外部に逃がす蒸気通路17が形成され、蓋13の真空二重容器3内に面する位置の内側開口17aと、外部に露出する外面に形成された外側開口17bとの間で通じている。蒸気通路17の途中には、器体1が横転して貯湯内容液71が進入してきた場合にそれを一時溜め込み、あるいは迂回させて、外側開口17bに至るのを遅らせる安全経路17cを設けてある。これにより、器体1が横転して内容液が蒸気通路17を通じて外部に流出するまでに器体1を起こすなどの処置ができるようになる。また、蒸気通路17には器体1の横転時に、蒸気通路17に進入しようとし、あるいは進入した内容液が先に進むのを阻止するように自重などで働く転倒時止水弁18が適所に設けられている。図示する実施例では内側開口17aの直ぐ内側の一か所に設けてある。
蓋13の前部には閉じ位置で肩部6側の係止部19に係合して蓋13を閉じ位置にロックするロック部材21が設けられ、蓋13が閉じられたときに係止部19に自動的に係合するようにばね22の付勢によってロック位置に常時突出するようにしている。これに対応して蓋13にはロック部材21を後退操作して前記ロックを解除するロック解除部材23が設けられている。ロック解除部材23は図1に示すように軸24によって蓋13に枢支されたレバータイプのものとされ、前端23aを親指などで押し下げて反時計回りに回動させることでロック部材21をばね22に抗して後退させてロックを解除し、続いてロック解除操作で起き上がった後端23bを他の指で引き上げることによりロックを解除された蓋13を持ち上げこれを開くことができる。
吐出系25の上部は器体1の突出部31と外装ケース2側のパイプカバー部2dとの間に入った部分で逆U字状のユニットである吐出口部25cを構成し、この吐出口部25cに転倒時・前傾時止水弁34と吐出口25aを設けている。吐出口25aはパイプカバー部2dを通じて下向きに外部に開口している。
底部35にある開口には下方から蓋板36を当てがってねじ止めや部分的な係合により取付け、蓋板36の外周部には回転座環37が回転できるように支持して設けられ、器体1がテーブル面などに定置されたときに回転座環37の上で軽く回転して向きを変えられるようにしてある。
以下、図5にマイクロコンピュータ33aによる主な制御のメインルーチンのフローチャートを示しており、電源投入によって制御がスタートし、初期設定の後、センサ類や操作キー類による入出力処理を行い、通電初期や貯湯内容液71の補給による急激な温度低下時の初期沸騰や、再沸騰操作による沸騰処理が行われる。次いで、設定温度での保温や省エネ保温が設定に応じて、あるいは必要に応じて行われる。電動ポンプ26を働かせる吐出操作があると吐出処理を行う。続いて残量の判定とそれによる報知処理が行われる。最後にその他の処理を行い、異常がなければ入出力処理から制御を繰り返し、異常があるか、電源がオフされると制御は終了する。
図6に図5での残量判定・報知処理サブルーチンのフローチャートを示している。これについて説明する。先ず給水報知があるかどうかを判定し、あれば、残量の検出の制御を行なわずにそのままリターンし、吐出の有無にかかわらず、従って、吐出が行なわれている場合でもそれを禁止したり、阻止したりすることなく、報知が継続されるようにする。報知中でなければそのまま以下の残量検出とそれによる給水報知の制御を行う。それには、まず、沸騰動作かどうかを判定する。そうであると、最優先してそのときの貯湯内容液71の昇温特性から、過去の蓄積データに関係なく残量を判定し、それが使用状態に合わせた、例えば図1、図2に示す所定の残量Q以下かどうかを判定し、そうであれば給水の必要を単独で、あるいは残量を表示して報知を行なう。沸騰動作がなければ、電動ポンプ26による電動吐出があるかを判定し、電動吐出があるとこれを次の優先事項として、吐出動作があってから液流センサ87が液流を検知するまでの時間からそのときの残量を検出し、かつそれ以降の吐出動作の継続による吐出量の検出を行う。吐出終了後、前記検出した残量から吐出量を減算して吐出後の残量を演算し、それが使用状態に合わせた所定の残量Q以下かどうかを判定し、そうであれば給水の必要を単独で、あるいは残量を表示して報知を行う。電動吐出動作がなく液流が検知されると、手動吐出で、残量データがあることを条件として、吐出量を判定し、その判定分を記憶されている残量データから減算して吐出後の残量を検出し、それが使用状態に合わせた所定の残量Q以下かどうかを判定し、そうであればその旨を単独で、あるいは残量を表示して報知を行う。
なお、電気ポットの使用中、初期沸騰は勿論、再沸騰操作や、保温終了時点などの早期立ち上げによる湯沸しモード時全般において、貯湯内容液71の昇温特性による残量の検出を行ない、液量判定基準をクリアしたデータを用いると、高精度な残量検出データを多くの機会に得て用いることができる。ここに、液量判定基準とは、昇温データが精度よい昇温特性を判定するに必要な所定回数得られた場合をいう。また、所定の残量以下の報知時で、手動による再沸騰操作があった場合には、再沸騰時の残量データを新たに入手した後、そのデータが所定値以上であれば報知を停止する。これは、所定の残量以下を報知しているにもかかわらず、ユーザはあえて再沸騰操作しているので、再沸騰によって空焚きないしはそれに近い状態になってしまって、実質的な使用ができなくなるといったことに対応したもので、実質的な使用に差し支えのない残量状態が確認されれば再沸騰を継続して報知を停止し、ユーザの意図が満足できるようにする。また、貯湯内容液71の補給を検出したら、つまり、急な温度降下があったら、報知への対応措置がされたと判定できるので、この場合も報知を停止し再沸騰を行う。また、別に、湯沸し時、保温時、報知時に、貯湯内容液71の補給を検知した場合には、それまでの残量データは一致しないので消去し、新たな残量検出に依ることを条件付ける。
本発明は、広く普及し、日常多用される電気ポットに適用できるもので、産業上の利用性を満足するのは勿論、残量による給水報知がかえってユーザに不便や不信感を与えることを防止できる。
本発明の電気貯湯容器の実施例に係る電気ポットの1つの例を示す断面図である。 図1の電気ポットの正面図である。 図1の電気ポットの平面図である。 図1の電気ポットの制御回路図である。 図1の電気ポットの主な動作制御の例を示すメインルーチンのフローチャートである。 図5のフローチャートにおける残量判定・報知処理サブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 器体
10 手動ポンプ
11 ヒータ
25 吐出系
26 電動ポンプ
33 操作・制御系基板
33a マイクロコンピュータ
71 貯湯内容液
71a 吐出系内容液
82 吐出キー
87 液流センサ
111 計時手段
112 記憶手段
113 報知手段
114 残量検出手段
115 制御手段


Claims (9)

  1. 内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器の給水報知方法であって、
    給水報知がない間の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続することを特徴とする電気貯湯容器の給水報知方法。
  2. 吐出情報は、吐出系での液流情報であって、吐出動作の開始から吐出系での液流検知までの経過時間によって吐出開始時の残量を検出する請求項1に記載の電気貯湯容器の給水報知方法。
  3. 前記吐出開始時の残量から、吐出開始時以降の液流を検知している間の液流情報によって得た吐出量を減算して、吐出後の残量を検出する請求項2に記載の電気貯湯容器の給水報知方法。
  4. 内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器の給水報知方法であって、
    吐出情報は、吐出系での液流情報による場合を少なくとも含み、その時々の液量、液位に直接関与しない間接的な1つ以上のものであり、吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うことを特徴とする電気貯湯容器の給水報知方法。
  5. 手動吐出の際は、少なくともその初期および終期に液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する請求項4に記載の電気貯湯容器の給水報知方法。
  6. 感圧に応じた吐出流量設定による電動吐出の際は、少なくともその初期および終期に吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下かどうかによる報知は省略する請求項4に記載の電気貯湯容器の給水報知方法。
  7. 吐出中も残量の検出を継続し、吐出中に所定の残量以下に達した場合も給水を報知、この報知によっては吐出を自動停止しない請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気貯湯容器の給水報知方法。
  8. 内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器であって、
    吐出系での吐出情報を検出する吐出情報検出手段と、吐出情報検出手段が検出する吐出情報から残量を検出する残量検出手段と、検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する報知手段と、給水報知がない間の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させ、給水報知中の内容液の吐出時には、そのときの吐出系での吐出情報を残量の検出に反映させずに、給水報知を継続させる制御手段とを備えたことを特徴とする電気貯湯容器。
  9. 内容液を加熱し沸騰までの湯沸しや保温をして貯湯し、吐出系を通じた吐出による使用に供しながら、吐出情報から検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する電気貯湯容器であって、
    吐出系での液流情報による場合を少なくとも含む1つ以上の吐出情報を検出する吐出情報検出手段と、吐出情報検出手段が検出する吐出情報から残量を検出する残量検出手段と、検出される残量が所定の設定値以下のときに給水の必要を報知する報知手段と、吐出時の液流検出の状態が所定の状態以下でなければ残量が前記設定値以下のときに報知を行い、液流検出の状態が所定の状態以下であれば、そのまま、あるいは残量が前記設定値よりもさらに低い低目設定値以下のとき報知を行うようにする制御手段とを備えたことを特徴とする電気貯湯容器。
JP2003286785A 2003-08-05 2003-08-05 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器 Pending JP2005052412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286785A JP2005052412A (ja) 2003-08-05 2003-08-05 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003286785A JP2005052412A (ja) 2003-08-05 2003-08-05 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005052412A true JP2005052412A (ja) 2005-03-03

Family

ID=34365985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003286785A Pending JP2005052412A (ja) 2003-08-05 2003-08-05 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005052412A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139461A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
KR102261569B1 (ko) * 2020-06-09 2021-06-07 (주)쿠첸 유체 보충 필요를 판단하는 가열 장치
KR20210122591A (ko) * 2020-04-01 2021-10-12 (주)쿠첸 유체 보충 필요를 판단하는 가열 장치
KR20220145037A (ko) * 2021-04-21 2022-10-28 브이앤씨테크 주식회사 산업용 온도제어장치 내 장입량 추정 시스템 및 그 추정 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139461A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気ケトル
KR20210122591A (ko) * 2020-04-01 2021-10-12 (주)쿠첸 유체 보충 필요를 판단하는 가열 장치
KR102322758B1 (ko) * 2020-04-01 2021-11-09 (주)쿠첸 유체 보충 필요를 판단하는 가열 장치
KR102261569B1 (ko) * 2020-06-09 2021-06-07 (주)쿠첸 유체 보충 필요를 판단하는 가열 장치
KR20220145037A (ko) * 2021-04-21 2022-10-28 브이앤씨테크 주식회사 산업용 온도제어장치 내 장입량 추정 시스템 및 그 추정 방법
KR102476673B1 (ko) * 2021-04-21 2022-12-12 브이앤씨테크 주식회사 산업용 온도제어장치 내 장입량 추정 시스템 및 그 추정 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010012085A (ja) 蒸し器
JP2009291417A (ja) 自動炊飯器
JP2005052412A (ja) 電気貯湯容器の給水報知方法とそれを利用した電気貯湯容器
JP3876859B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3807398B2 (ja) 電気ポット
JP4297086B2 (ja) 電気貯湯容器
JP4046127B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3788451B2 (ja) 省エネ保温方法とこれを適用した電気貯湯容器
JPH0713611Y2 (ja) 電気貯湯容器
JP4026658B2 (ja) 省エネ保温方法
JPH0740339Y2 (ja) 電気貯湯容器
JP5073442B2 (ja) 飲料ディスペンサの制御方法
JP4434087B2 (ja) 電気貯湯容器
JP4240009B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3632662B2 (ja) 電気貯湯容器とその動作モードの設定方法
JP3801150B2 (ja) 省エネ保温方法
JP4096970B2 (ja) 省エネ保温方法
JP2005007084A (ja) 電気ポット
JP2720709B2 (ja) 液体容器の定量注出装置
JP2005124707A (ja) 電気ポット
JPH04364820A (ja) 定量出湯装置
JP3912392B2 (ja) 省エネ保温方法とそれを適用した電気貯湯容器
JP2000253998A (ja) 電気給湯機
JP4052328B2 (ja) 省エネ保温方法とそれを適用した電気貯湯容器
JPH05261022A (ja) 飲料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060803

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060926

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213