JP2005051114A - Led駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
昇圧回路を設けずに、電池の放電終了に近い時点での急速な電池低下による電源切れ等を防止して安定したLEDの適切駆動を可能にした安価、軽量、低消費電流のLED駆動装置を提供する。
【解決手段】
LED20−1、20−2、・・・に直列にバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を接続し、電池10の出力電圧がLEDの最適駆動電圧の範囲にあるときはバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を定電流特性領域で動作させ、電池10の出力電圧がLEDの最適駆動電圧以下に低下した場合は、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を低抵抗を呈する飽和領域で動作させる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電池を電源としてLEDを駆動するLED駆動装置に関し、特に、昇圧回路を設けずに、電池の放電終了に近い時点での急速な電池低下による電源切れ等を防止して安定したLEDの適切駆動を可能にしたLED駆動装置に関する。
近年、携帯機器の充電可能な電池として扱いが容易なリチウムイオン電池が普及している。そして、電池を電源とする携帯機器の高機能化に伴って、状態表示や液晶表示のバックライトにLEDが多用され、特に、液晶表示カラー化に伴って白色LEDが使われることが多い。そして、白色LEDは、青色LEDと青色の光を緑と赤に変換する蛍光体から構成されて、赤・青・緑の光の三原色を得ることが一般的である。
しかし、青色LEDは原理的に2.7V程度以上の電圧で駆動する必要が有り、市場に供給されている青色LEDは3〜4Vの電圧を要する。そこで、白色LEDを放電終止電圧3.0Vのリチウムイオン電池を電源とする機器上で駆動する場合は、電圧の不足を補う為に、従来のLED駆動装置においては、昇圧回路を設けていた。
すなわち、携帯電話機等の機器では、リチウムイオン電池の容量の80%程度以上を利用するものとすれば電池電圧3.4V以下まで機器を動作させる必要が有り、更に、典型的な白色LEDの場合、LED寿命を確保する為に、通常使用温度範囲では20mA程度以下で駆動することが一般的である。そして、複数の白色LEDを用いる場合は全てのLEDの電流値を20mA程度以下の電流値に制御することが求められる。
そこで、従来は、図18に示すように、3.2Vから4.2Vのリチウムイオン電池10の出力電圧を昇圧および定電圧回路60で5V程度に昇圧して定電圧化し、これに個々のLED20−1、20−2、20−3、・・・を並列に接続して抵抗50−1、50−2、50−3、・・・により全LED20−1、20−2、20−3、・・・の電流値を一定値に制御していた。
この場合のLED20−1、20−2、20−3、・・・の電流値と負荷線図を図19に示す。図19から明らかなように、図18の構成によると、LED20−1、20−2、20−3、・・・の特性のバラツキにより、LED20−1、20−2、20−3、・・・を流れる電流は大きく異なり、これにより、LED20−1、20−2、20−3、・・・の輝度が大きくバラツクという問題が生じた。
また、従来は、図20に示すように、3.2Vから4.2Vのリチウムイオン電池10の出力電圧を昇圧および定電流回路70で抵抗80の出力に基づき定電流化し、これに個々のLED20−1、20−2、20−3、・・・を直列に接続した構成も知られている。
しかし、上記図18若しくは図20の従来技術では、いずれも昇圧および定電圧回路60若しくは昇圧および定電流回路70にDC−DCコンバータの如き昇圧回路が必要であって、このためにコストが高く、LEDを駆動する電流よりも大きい電池放電電流を電池から取り出すことになって電池の使用時間を短くするとの欠点があった。
例えば、昇圧および定電圧回路60若しくは昇圧および定電流回路70に用いるDC−DCコンバータの効率を80%として、リチウムイオン電池10の平均作動電圧を3.7Vとすれば、LED20−1、20−2、20−3、・・・を駆動する平均電流値の、5V/3.7V/0.8=1.68倍の電流を流す必要があり、そして、リチウムイオン電池10は、放電終止に近づくと電池電圧が下がるので電池放電電流は益々増える。
一方で、リチウムイオン電池10は、放電終止に近づくと、その出力抵抗は増えるので、リチウムイオン電池10の放電電流増は急速な電池電圧の低下を招き、特に低温時には、更に出力抵抗が増えて携帯電話機であれば放電終止のユーザーへの警告する時間的な余裕もなく電源が切れるいわゆる「電源切れ」の状態になることがあり得た。
また、LED20−1、20−2、20−3、・・・の点灯と同時にリチウムイオン電池10の電圧が急に降下するので、リチウムイオン電池10の電圧を監視して電池残量表示をする一般的な手法では、電池残量を適切に表示することが困難であるとの問題が有った。
また、昇圧および定電圧回路60若しくは昇圧および定電流回路70に用いるDC−DCコンバータからは高周波のスイッチングノイズが発生して、高感度である携帯電話機の無線受信機に干渉して感度劣化を引き起こし易く、その対策にはシールド等の部材や基板設計や構造設計上の配慮が必要となる等の問題が生じた。
また、音声周波数や、携帯電話機の送信音声をディジタル化する目的で使われるADコンバータで折り返し雑音として音声周波数化される低周波ノイズもしばしば問題となっている。
そこで、パソコン等のように、複数の電池を直列接続することにより電池電圧が高い場合は昇圧しないで個々のLEDに直列に接続して抵抗により全LEDの電流値を制御することが行われているが、この場合の負荷線図は、図19と同様になり、この構成においても、LEDの特性のバラツキにより、LEDを流れる電流は大きく異なり、これにより、LEDの輝度が大きくバラツクという問題が生じた。
そこで、特許文献1および特許文献2に示されるように、商用交流等が得られて電源電圧が高い場合は定電流回路が電流の安定化に使用された構成も提案されている。
特開2003−59676号公報 特開平11−305198号公報
しかし、特許文献1および特許文献2の従来技術では、電源電圧を高くするために電池直列数を増やすなどのコストを上げて重量を重くするような設計を要するという欠点が有った。
そこで、図21に示すように、電池電圧を昇圧しないで個々のLED20−1、20−2、20−3、・・・に並列に接続して抵抗90−1、90−2、90−3、・・・により全LED20−1、20−2、20−3、・・・の電流値を制御することが行われたこともあるが、この場合、図22の負荷線図に示すように、電池10の電圧とLED20−1、20−2、20−3、・・・バラツキにより個々のLED20−1、20−2、20−3、・・・の電流値は変動が大きく、電池10の電圧によって電流値の変化が図19の場合よりも更に大きいという欠点が有った。
そのため、LED寿命を確保するために、電池が満充電で充分な電圧が有っても、高価なLEDの最大定格よりも遥かに低い電流での輝度不足の状態で駆動せざるを得ないという問題があった。
そこで、この発明は、昇圧回路を設けずに、電池の放電終了に近い時点での急速な電池低下による電源切れ等を防止して安定したLEDの適切駆動を可能にした安価、軽量、低消費電流のLED駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電池を電源としてLEDを駆動するLED駆動装置であって、前記電池は該電池の放電終了に近い状態においてその出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧から外れて低下するLED駆動装置において、前記LEDに直列にトランジスタを接続し、前記電池の出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧の範囲にあるときは前記トランジスタを定電流特性領域で動作させ、前記電池の出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧以下に低下した場合は、前記トランジスタを低抵抗を呈する領域で動作させることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記トランジスタは、ベースに所定の定電圧を出力する定電圧回路の出力が接続されたバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記LEDと前記バイポーラトランジスタとの直列回路を前記電池に対して並列に複数接続したことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記バイポーラトランジスタは、ベースに前記定電圧回路の出力が共通接続され、エミッタが前記電池の一方の端子に共通接続されることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記トランジスタは、ゲートに所定の定電圧を出力する定電圧回路の出力が接続されたFETであり、前記LEDとFETとの直列回路を前記電池に対して並列に複数接続しており、ゲートに前記定電圧回路の出力が共通接続され、ソースが前記電池の一方の端子に共通接続されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3の発明において、正端子に定電圧回路が接続され、負端子に前記バイポーラトランジスタのエミッタが接続される演算増幅回路を有し、前記バイポーラトランジスタは、ベースに前記演算増幅回路の出力が第1の抵抗を介して共通接続され、エミッタがそれぞれ第2の抵抗を介して前記電池の一方の端子に共通接続されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項3の発明において、正端子に定電圧回路が接続され、負端子に前記バイポーラトランジスタのエミッタが接続される演算増幅回路を有し、前記バイポーラトランジスタは、ベースに前記演算増幅回路の出力が第1の抵抗を介して共通接続され、エミッタがそれぞれ第2の抵抗を介して前記電池の一方の端子に共通接続されることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、前記電池の一方の端子に接続された抵抗と、前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、前記抵抗と前記所定数のダイオードとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタとを含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、前記電池の一方の端子に接続された定電流回路と、前記定電流回路と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、前記定電流回路と前記所定数のダイオードとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の他方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタとを含むことを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、
前記電池の一方の端子に接続された第1の抵抗と、前記第1の抵抗と前記電池の他方の端子との間に直列に接続された第2および第3の抵抗と、前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との接続点にベースが接続され、エミッタが前記電池の他方の端子に接続され、コレクタが前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点に接続された第1のトランジスタと、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出す第2のトランジスタとを含むことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、前記電池の一方の端子に接続された抵抗と、前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続されたサーミスタと、前記抵抗と前記サーミスタとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタとを含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、前記電池の一方の端子に接続された第1の抵抗と、前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、前記抵抗と前記所定数のダイオードとの接続点に正端子が接続され、負端子に第2の抵抗を介して前記電池の一方の端子が接続され、前記負端子と出力端子との間に第3の抵抗が接続される演算増幅回路とを含むことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項4乃至7のいずれかの発明において、前記定電圧回路は、環境温度の上昇に対応して出力電圧を低下させ、これにより、高温度領域での前記LEDの電流を、非高温度領域での前記LEDの電流よりも低減させることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項6または7の発明において、前記定電圧回路は、前記電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段で検出した前記電池の出力電圧に対応して所定の定電圧を形成出力する定電圧出力手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項14の発明において、環境温度を検出する温度検出手段を更に具備し、前記定電圧出力手段は、前記電圧検出手段で検出した前記電池の出力電圧および前記温度検出手段で検出した環境温度に対応して所定の定電圧を形成出力することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至15のいずれかの発明において、前記電池は、直列接続数が1のリチウムイオン電池若しくはリチウム電池であり、前記LEDは、青色LED若しくは青色LED以下の波長の光を発光するLEDであることを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項1乃至15のいずれかの発明において、前記電池は、直列接続数が3のニッケル水素電池若しくはニッケルカドミウム電池であり、前記LEDは、青色LED若しくは青色LED以下の波長の光を発光するLEDであることを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項1乃至15のいずれかの発明において、前記電池は、直列接続数が2のニッケルカドミウム水素電池であり、前記LEDは、緑色LED若しくは緑色LED以上の波長の光を発光するLEDであることを特徴とする。
この発明によれば、以下に示す効果を奏する。
1)従来の昇圧回路を使用する場合と比較してLEDを点灯させるためのLED駆動電流を減らさずに電池消費電流を減少させることができるので、特に液晶表示器のバックライトのように点灯機会が多いLEDを搭載する機器に適用した場合に有効である。
2)放電終止電圧付近ではLED駆動電流が適切に減るので、携帯電話機等の機器の電池使用時間を常温で2倍、低温では更に延ばすことが可能となる。
3)昇圧回路からの高周波と低周波のノイズがないので、これらのノイズの影響を受け易い携帯電話機等の無線受信機能を有する機器の性能が改善する。
4)コストも安くなり、また、LED駆動電流をLED寿命が制約する限界まで増やすことも可能なので、機器上に使用されるLEDの寿命を長く確保することができ、また、LEDの輝度を上げつつもLEDの寿命を損なわないようにすることができるので、高価な白色LEDの数を減らしても輝度を確保できる。
以下、この発明に係わるLED駆動装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わるLED駆動装置を原理的に示すNPN形バイポーラトランジスタ、又は、Nチャンネル形FETを使用する場合に好適な回路図である。また、図2は、PNP形バイポーラトランジスタ、又は、Pチャンネル形FETを使用する場合に好適な回路図である。
図1または図2に示すこの実施例のLED駆動装置は、駆動対象のLED(発光ダイオード)20−1、20−2、20−3、20−4、・・・として、青色LEDや白色LEDの如く、十分な電流をもって駆動するためには3.0〜4.0Vの電圧が必要と考えられているLEDを用いる。
また、電源となる電池10として、公称放電終止電圧3.0Vのリチウムイオン電池や、公称放電終止電圧1.0Vのニッケル水素電池を3本直列接続した電池を用いる。
そして、この場合の電圧の不足を補うための昇圧回路は設けず、これにより昇圧回路を使用したことによって発生する問題である消費電流増と放電終止近くでの急速な電池電圧低下(特に低温時)による「電源切れ」、高周波と低周波のノイズ、コスト増等を解決して安定した適切な電流値でLED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・を駆動してLED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・の輝度も確保することができるようにしたものである。
図1または図2において、このLED駆動装置は、複数のLED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・を電池10を電源として駆動する。
LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・には、それぞれ直列に定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・が接続され、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・と定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・との直列回路は、電池10に並列に接続される。
このような構成において、電池10の出力電圧が、満充電若しくは放電終止電圧3.0Vよりも十分高い場合、定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・は、定電流制御をすることにより、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・には、例えば、20mAのLED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・の規格上十分な電流が流れ、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・は定格の輝度で駆動される。
しかし、電池10が放電終了に近い状態になり、電池10の出力電圧が放電終止電圧3.0Vに近くなると、定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・は、定電流特性に依る電流制御を行う為には電圧が不足となるが、代わって低抵抗として機能する。
この状態で、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・に流れる電流は、電池10の出力電圧とこの定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・が呈する低抵抗の値により決定され、この場合LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・の輝度は若干低下するが、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・には、電池10の出力電圧に応じた適切な電流で駆動される。
このような構成によると、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・の点灯による急速な電池10の電圧の低下を低減して、携帯電話機等においては、低温時に放電終止のユーザーへの警告する時間的な余裕もなく電源が切れる「電源切れ」の発生を低減し得る。
また、LED点灯と同時に電池電圧が急に降下する程度を低減するので、電池10の電圧を監視して適切な電池残量表示をすることが容易となる。また、昇圧していないので消費電流は少なく、高周波や低周波のノイズの発生もない。
図3乃至図7は、図1または図2に示したこの発明に係わるLED駆動装置の原理的な回路を実現するための具体例を示す回路図である。
図3に示す回路おいては、図1または図2に示した定電流回路30−1、30−2、30−3、30−4、・・・をバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を用いて実現する。
すなわち、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のそれぞれのベース、エミッタ間電流を所望の値とするように動作する定電圧回路32−1、32−2、・・・をバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のそれぞれのベースに接続する。
この実施例においては、昇圧をしないことによるLED20−1、20−2、・・・の駆動電圧の不足を防止するために、電池10の電圧の大部分をLED20−1、20−2、・・・に印加し、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・が定電流特性などの電流制御特性を実現するための必要電圧を0.1V程度と小さくする。
このような構成によると、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・の定電流特性(代表的な値は50KΩ)によってLED20−1、20−2、・・・のバラツキに関わらずに適当なLED電流を流すことができる。
ここで、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を用いて定電流特性を実現するための必要電圧の低電圧化を制約しているものは、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース・エミッタ間の電圧バラツキと温度係数バラツキと相互のバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・間の温度のバラツキである。この値は20mV程度である。更に定電圧回路32−1、32−2、・・・もバラツキを含んでおり、これらのバラツキに依る電流バラツキを抑えればバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・を用いて定電流特性を実現するための必要電圧を、0.1V程度と低電圧化することが可能となる。
また、図4に示す回路おいては、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・に直列に接続されたバイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、31−4・・・のベースに定電圧回路32を共通接続し、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、31−4・・・のエミッタにベース、エミッタ間電圧特性のバラツキによる電流値のバラツキを低減するための抵抗40−1、40−2、40−3、40−4、・・・を接続して、電圧負帰還を掛けている。
ただし、この回路においては、バラツキを含んでいる全てのバイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、31−4・・・のベースに一様に定電圧回路32から電圧が印加されているので、不帰還量を増やしてバラツキに耐えて安定度を増す必要が有る。
すなわち、この回路において、LED20−1、20−2、20−3、20−4、・・・の駆動電流が20mAの場合は、抵抗40−1、40−2、40−3、40−4、・・・に0.2Vの電圧を発生させるので、バラツキ20mVの影響は1/10に抑え込まれる。結果としてバイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、31−4・・・で電流制御特性を実現するためには、0.2V強の電圧が必要である。
また、図5に示す回路は、演算増幅回路33を用いて構成したもので、演算増幅回路33の正端子に定電圧回路32を接続し、演算増幅回路33の負端子にバイポーラトランジスタ31−1のエミッタを接続し、演算増幅回路33の出力抵抗34を介してバイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、・・・のベースに共通接続する。
また、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、31−3、・・・のエミッタにそれぞれ抵抗40−1、40−2、40−3、・・・を接続する。
この構成によると、LED20−1の駆動電流を検出してフィードバックを掛けているので、バラツキの一部が補償されており、エミッタに接続される抵抗40−1、40−2、40−3、・・・の抵抗値を図4の回路の半分にしても所望の特性を得ることが可能である。結果として電流制御特性を実現するための必要電圧として0.1V強の低電圧化が可能になる。
また、図6に示す回路は、ICチップ上に特性のバラツキや相互のトランジスタ間の温度のバラツキが減るように配慮されて配置されたトランジスタ群35−1、35−2、35−3、35−4、・・・を使用する。この場合、トランジスタ群35−1、35−2、35−3、35−4、・・・のバラツキが充分に小さいので、上記電流バラツキの原因となる数値を小さくできる。この構成の場合、電流制御特性を実現するための必要電圧は0.1V以下も可能であり、この回路は、ICに集積する場合に特に有効な回路である。
また、図7に示す回路は、図6に示した回路のトランジスタ群35−1、35−2、35−3、35−4、・・・の代わりに、FET群36−1、36−2、36−3、36−4、・・・を用いて構成したものである。その他の構成は図6に支援した回路と同様である。
図8は、図3乃至図7の回路で実現されるLED駆動装置におけるLEDの負荷線図を示す。なお、図8においては、LEDの特性にバラツキがある場合を示しており、縦軸がLEDを流れる電流、横軸がLEDに加わる電圧を示している。
図8において、電池10の電圧が満充電に近く、したがって電池10の出力抵抗が低い場合は、負荷線61に示すように、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・が制御する定電流特性でLED20−1、20−2、・・・を駆動する。
また、電池10の電圧が下がり、したがって、電池10の出力抵抗が高くなってきた場合は、負荷線62の各線に示すように、バイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・は低抵抗値の飽和状態で動作する。
負荷線62の状態では電池10が放電終止に近づいて電圧が下がる場合若しくは低温になって電池10の出力抵抗が機器の消費電流にしたがって大きくなって電圧が下がる場合、LED20−1、20−2、・・・を駆動する電流が電池10の電圧にしたがって適切な電流値に低減される。
このために、LED20−1、20−2、・・・の点灯による急速な電池電圧の低下を低減して、携帯電話機等においては、低温時に放電終止のユーザーへの警告する時間的な余裕も無く電源が切れることを低減し得る。
また、LED20−1、20−2、・・・の点灯と同時に電池電圧が急に降下する程度を低減するので、電池電圧を監視して適切な電池残量表示をすることが容易となる。また、昇圧していないので消費電流は少なく、高周波や低周波のノイズの発生もない。
なお、電池10の電圧が下がって電源切れが問題となり得る低温時には、LED20−1、20−2、・・・は順方向電圧Vfが大きくなるので、図8の負荷線62の状態では低温時にLED20−1、20−2、・・・の電流が低減させることができる。
また、高温度でLED20−1、20−2、・・・の寿命を確保するために定電圧回路32に温度特性を持たせて、定電圧出力を高温では下げて電流を低減する例を負荷線63に示す。
LED20−1、20−2、・・・の寿命確保が問題となり得る高温時には、図8の負荷線61の状態であっても、定電圧回路32の出力電圧が温度上昇と共に下がるようにすれば、図8の負荷線63に示すように、高温時にLEDの寿命の確保のためにLED電流を低減することが実現できる。この定電圧回路32の出力電圧の温度特性によりLEDの輝度確保と寿命確保が可能になる。
図9、図11、図12、図13、図15は、上記高温度でのLEDの寿命を確保するために温度特性をもたせた定電圧回路の一例を示す回路図である。
図9に示す定電圧回路は、例えば、図4若しくは図5に示した定電圧回路32として用いられるもので、この定電圧回路は、シリコンダイオードの温度特性を利用して構成される。
すなわち、図9においてこの定電圧回路は、図4若しくは図5に示した電池10の正端子に接続される電源ラインVccに接続された抵抗302と、この抵抗302と電池10の負端子に接続される接地との間に接続された3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3と、抵抗302とシリコンダイオード301−1との接続点にベースが接続され、コレクタが電源ラインVccに接続されたエミッタフォロワー回路を構成するトランジスタ303からなり、このトランジスタ303のエミッタから図4に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース若しくは図5に示した演算増幅回路33の正端子に加える定電圧を得るものである。
図9に示す回路においては、直列接続された3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3の順方向電圧によりトランジスタ303のベース・エミッタ間電圧を固定して、トランジスタ303のエミッタから定電圧出力を得ているが、高温度では、シリコンダイオード301−1、301−2、302−3の温度特性により、トランジスタ303のベース・エミッタ間電圧が減少し、これによりトランジスタ303のエミッタから出力される定電圧は低下し、LED20−1、20−2、・・・を流れる電流は低減する。
ここで、トランジスタ303のエミッタから出力される定電圧が過大とならないように、抵抗302が決めるシリコンダイオード301−1、301−2、302−3を流れる電流は小さい値とする。シリコンダイオード301−1、301−2、302−3の温度特性は小電流の場合の方が大きいので温度補償の目的に適合する。
なお、3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3を6個程度のショットキーバリアダイオードに置き換えると温度係数が大きくなるので高温では、LED20−1、20−2、・・・を流れる電流がより低減する。
図10は、図4に示した回路の定電圧回路32として図9に示した回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフで、グラフ801は、図4に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース・エミッタ間電圧の温度特性、グラフ802は、図9に示したトランジスタ303のベース・エミッタ間電圧、グラフ303は、3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3の電圧の温度特性を示している。
ここで、グラフ802で示す電圧とグラフ803で示す電圧のとの差の電圧を図4に示した抵抗40−1、40−2、・・・の値で割った値がLED20−1、20−2、・・・を流れる電流となるので、これにより、LED20−1、20−2、・・・を流れる電流を高温度において低減させることができる。
図11は、図9に示した回路の変形例を示したもので、図11に示した回路においては、図9に示した回路の抵抗302を定電流回路304で置き換えている。その他の構成は、図9に示した回路と同じである。この回路によっても、LED20−1、20−2、・・・を流れる電流を高温度において低減させることができる。
図12は、図9に示した回路の他の変形例を示したものである。
この図12に示した回路においては、図9に示した3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3の代わりにトランジスタ306と抵抗305−1、305−2とで温度特性を実現している。
すなわち、図12の回路において、抵抗305−1の値を抵抗305−2の値の2倍に設定すると、トランジスタ306と抵抗305−1、305−2との回路により、図9に示した3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3に相当する温度特性が得られる。
図13は、図9に示した回路の更に他の変形例を示したものである。
この図13に示す回路においては、図9に示した3個のシリコンダイオード301−1、301−2、302−3の代わりにサーミスタ307を用いて構成される。この回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフを図14に示す。
図14において、グラフ1201は、図4に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース・エミッタ間電圧の温度特性、グラフ1202は、図13に示したトランジスタ303のベース・エミッタ間電圧、グラフ1203は、サーミスタ307の温度特性を示している。
そして、グラフ1202で示す電圧とグラフ1203で示す電圧のとの差の電圧を図4に示した抵抗40−1、40−2、・・・の値で割った値がLED20−1、20−2、・・・を流れる電流となる。
ここで、図14に示すように、グラフ1202で示す電圧とグラフ1203で示す電圧が予め設定した高温時に等しくなるように抵抗302の値とサーミスタ307の特性を選べば、設定した温度以上ではLED20−1、20−2、・・・を流れる電流を遮断するように構成することができる。
図15は、図9に示した回路の更に他の変形例を示したものである。
この図15に示す回路においては、2個のダイオード301−1、301−2と演算増幅回路309を用いて温度特性を実現している。
すなわち、図15の回路においては、抵抗302と2個のダイオード301−1、301−2との接続点に演算増幅回路309の正端子を接続し、この演算増幅回路309の負端子に抵抗308−1を介して電源ラインVccを接続し、この演算増幅回路309の出力端子を抵抗308−2を介してこの演算増幅回路309の負端子に接続して構成され、この演算増幅回路309の出力端子から図3に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベースに加える定電圧を得るものである。この回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフを図16に示す。
図16において、グラフ1401は、図4に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース・エミッタ間電圧の温度特性、グラフ1402は、2個のダイオード301−1、301−2の温度特性、グラフ1403は、演算増幅回路33の出力端子から出力される電圧を示す。
そして、グラフ1402で示す電圧とグラフ1403で示す電圧のとの差の電圧を図4に示した抵抗40−1、40−2、・・・の値で割った値がLED20−1、20−2、・・・を流れる電流となるが、ここで、図16に示すように、グラフ1401で示す電圧とグラフ1403で示す電圧が予め設定した高温時に等しくなるように抵抗302の値と2個のダイオード301−1、301−2の特性を選べば、設定した温度以上ではLED20−1、20−2、・・・を流れる電流を遮断するように構成することができる。
図17は、図4若しくは図5に示した定電圧回路32の他の構成例を示すブロック図である。
図17に示す構成においては、CPU(中央演算装置)311を用いて温度特性を有する定電圧を形成出力するもので、図4若しくは図5に示した回路の電池10の電圧を示す電池電圧信号およびこの回路の環境温度を検出する図示しないサーミスタ等から出力される温度信号は、アナログディジタル変換回路(ADC)310でそれぞれディジタル値に変換されてCPU311に取り込まれる。
CPU311には、電池10の電圧および環境温度に対応して最適な定電圧に対応するデータを記憶するメモリ312が接続されており、CPU311は、取り込んだ電池10の電圧および環境温度のデータに基づきこのメモリに記憶されたデータを参照して電池10の電圧および環境温度に対応する最適な定電圧に対応するデータを演算する。
そして、このCPU311で演算された電池10の電圧および環境温度に対応する最適な定電圧に対応するデータは、ディジタルアナログ変換回路(DAC)313で電圧に変換されて、図4に示したバイポーラトランジスタ31−1、31−2、・・・のベース若しくは図5に示した演算増幅回路33の正端子に加える定電圧として出力される。
このような構成によると、CPU311の制御により電池10の電圧および環境温度に対応したLED20−1、20−2、・・・の最適制御が可能になる。
なお、上記実施例においては、電池10として直列接続数が1のリチウムイオン電池若しくは直列接続数が3のニッケル水素電池を用いた場合を示したが、上記直列接続数が1のリチウムイオン電池の代わりに直列接続数が1のリチウム電池を用いた場合若しくは上記直列接続数が3のニッケル水素電池の代わりに直列接続数が3のニッケルカドミウム電池を用いた場合も同様に構成することができる。
また、LEDとして緑色LED若しくは緑色LED以上の波長の光を発光するLEDを用い、電池として直列接続数が2のニッケルカドミウム水素電池を用いる場合も同様に構成することができる。
この発明のLED駆動装置は、電池を電源としてLEDを駆動する携帯電話機等の機器に利用可能である。この発明のLED駆動装置によれば、従来の昇圧回路を使用する場合と比較してLEDを点灯させるためのLED駆動電流を減らさずに電池消費電流を減少させることができるので、特に液晶表示器のバックライトのように点灯機会が多いLEDを搭載する機器に適用した場合に有効である。また、放電終止電圧付近ではLED駆動電流が適切に減るので、携帯電話機等の機器の電池使用時間を常温で2倍、低温では更に延ばすことが可能となる。また、昇圧回路からの高周波と低周波のノイズがないので、これらのノイズの影響を受け易い携帯電話機等の無線受信機能を有する機器の性能が改善する。また、コストも安くなり、また、LED駆動電流をLED寿命が制約する限界まで増やすことも可能なので、機器上に使用されるLEDの寿命を長く確保することができ、また、LEDの輝度を上げつつもLEDの寿命を損なわないようにすることができるので、高価な白色LEDの数を減らしても輝度を確保できる。
この発明に係わるLED駆動装置を原理的に示す回路図である。 この発明に係わるLED駆動装置を原理的に示す他の回路図である。 図1または図2の回路を実現するための具体例を示す回路図である。 図1または図2の回路を実現するための具体例を示す回路図である。 図1または図2の回路を実現するための具体例を示す回路図である。 図1または図2の回路を実現するための具体例を示す回路図である。 図1または図2の回路を実現するための具体例を示す回路図である。 図3乃至図7の回路で実現されるLED駆動装置におけるLEDの負荷線図である。 LEDの寿命を確保するための温度特性をもたせた定電圧回路の一例を示す回路図である。 図9に示した回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフである。 図9に示した回路の変形例を示した回路図である。 図9に示した回路の他の変形例を示した回路図である。 図9に示した回路の更に他の変形例を示した回路図である。 図13に示した回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフである。 図9に示した回路の更に他の変形例を示した回路図である。 図15に示した回路を用いた場合の温度補償を説明するグラフである。 図4若しくは図5に示した定電圧回路の他の構成例を示すブロック図である。 従来のLED駆動装置の一例を示した回路図である。 図18に示した従来のLED駆動装置におけるLEDの負荷線図である。 従来のLED駆動装置の他の例を示した回路図である。 従来のLED駆動装置の更に他の例を示した回路図である。 図21に示した従来のLED駆動装置におけるLEDの負荷線図である。
符号の説明
10 電池
20−1、20−2、20−3、20−4 LED(発光ダイオード)
30−1、30−2、30−3、30−4 定電流回路
31−1、31−2、31−3、31−4 バイポーラトランジスタ
32、32−1、32−2 定電圧回路
33 演算増幅回路
34 抵抗
40−1、40−2、40−3、40−4 抵抗(エミッタ抵抗)
35−1、35−2、35−3、35−4 トランジスタ群
36−1、36−2、36−3、36−4 FET群

Claims (18)

  1. 電池を電源としてLEDを駆動するLED駆動装置であって、前記電池は該電池の放電終了に近い状態においてその出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧から外れて低下するLED駆動装置において、
    前記LEDに直列にトランジスタを接続し、
    前記電池の出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧の範囲にあるときは前記トランジスタを定電流特性領域で動作させ、前記電池の出力電圧が前記LEDの最適駆動電圧以下に低下した場合は、前記トランジスタを低抵抗を呈する領域で動作させる
    ことを特徴とするLED駆動装置。
  2. 前記トランジスタは、
    ベースに所定の定電圧を出力する定電圧回路の出力が接続されたバイポーラトランジスタである
    ことを特徴とする請求項1記載のLED駆動装置。
  3. 前記LEDと前記バイポーラトランジスタとの直列回路を前記電池に対して並列に複数接続した
    ことを特徴とする請求項2記載のLED駆動装置。
  4. 前記バイポーラトランジスタは、
    ベースに前記定電圧回路の出力が共通接続され、エミッタが前記電池の一方の端子に共通接続される
    ことを特徴とする請求項3記載のLED駆動装置。
  5. 前記トランジスタは、
    ゲートに所定の定電圧を出力する定電圧回路の出力が接続されたFETであり、
    前記LEDとFETとの直列回路を前記電池に対して並列に複数接続しており、
    ゲートに前記定電圧回路の出力が共通接続され、ソースが前記電池の一方の端子に共通接続される
    ことを特徴とする請求項1記載のLED駆動装置。
  6. 前記バイポーラトランジスタは、
    ベースに前記定電圧回路の出力が共通接続され、エミッタがそれぞれ抵抗を介して前記電池の一方の端子に共通接続される
    ことを特徴とする請求項3記載のLED駆動装置。
  7. 正端子に定電圧回路が接続され、負端子に前記バイポーラトランジスタのエミッタが接続される演算増幅回路
    を有し、
    前記バイポーラトランジスタは、
    ベースに前記演算増幅回路の出力が第1の抵抗を介して共通接続され、エミッタがそれぞれ第2の抵抗を介して前記電池の一方の端子に共通接続される
    ことを特徴とする請求項3記載のLED駆動装置。
  8. 前記定電圧回路は、
    前記電池の一方の端子に接続された抵抗と、
    前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、
    前記抵抗と前記所定数のダイオードとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタと
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  9. 前記定電圧回路は、
    前記電池の一方の端子に接続された定電流回路と、
    前記定電流回路と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、
    前記定電流回路と前記所定数のダイオードとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の他方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタと
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  10. 前記定電圧回路は、
    前記電池の一方の端子に接続された第1の抵抗と、
    前記第1の抵抗と前記電池の他方の端子との間に直列に接続された第2および第3の抵抗と、
    前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との接続点にベースが接続され、エミッタが前記電池の他方の端子に接続され、コレクタが前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点に接続された第1のトランジスタと、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出す第2のトランジスタと
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  11. 前記定電圧回路は、
    前記電池の一方の端子に接続された抵抗と、
    前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続されたサーミスタと、
    前記抵抗と前記サーミスタとの接続点にベースが接続され、コレクタが前記電池の一方の端子に接続され、エミッタから出力を取り出すトランジスタと
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  12. 前記定電圧回路は、
    前記電池の一方の端子に接続された第1の抵抗と、
    前記抵抗と前記電池の他方の端子との間に接続された所定の温度特性を有する所定数のダイオードと、
    前記抵抗と前記所定数のダイオードとの接続点に正端子が接続され、負端子に第2の抵抗を介して前記電池の一方の端子が接続され、前記負端子と出力端子との間に第3の抵抗が接続される演算増幅回路と
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  13. 前記定電圧回路は、
    環境温度の上昇に対応して出力電圧を低下させ、これにより、高温度領域での前記LEDの電流を、非高温度領域での前記LEDの電流よりも低減させる
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のLED駆動装置。
  14. 前記定電圧回路は、
    前記電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段で検出した前記電池の出力電圧に対応して所定の定電圧を形成出力する定電圧出力手段と
    を具備することを特徴とする請求項6または7記載のLED駆動装置。
  15. 環境温度を検出する温度検出手段
    を更に具備し、
    前記定電圧出力手段は、
    前記電圧検出手段で検出した前記電池の出力電圧および前記温度検出手段で検出した環境温度に対応して所定の定電圧を形成出力する
    ことを特徴とする請求項14記載のLED駆動装置。
  16. 前記電池は、
    直列接続数が1のリチウムイオン電池若しくはリチウム電池であり、
    前記LEDは、
    青色LED若しくは青色LED以下の波長の光を発光するLEDである
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のLED駆動装置。
  17. 前記電池は、
    直列接続数が3のニッケル水素電池若しくはニッケルカドミウム電池であり、
    前記LEDは、
    青色LED若しくは青色LED以下の波長の光を発光するLEDである
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のLED駆動装置。
  18. 前記電池は、
    直列接続数が2のニッケルカドミウム水素電池であり、
    前記LEDは、
    緑色LED若しくは緑色LED以上の波長の光を発光するLEDである
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のLED駆動装置。
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