JP2005050851A - アライメントマーク、レチクル及び荷電粒子線露光装置 - Google Patents

アライメントマーク、レチクル及び荷電粒子線露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レチクルの位置検出を行う際に、十分なコントラストを得ることのできるアライメントマーク等を提供する。
【解決手段】アライメントマーク14は、シリコン(Si)製のレチクル基板10上にシリコン基板にプローブ光を照射した際にマークの検出に十分なコントラストが得られる物質(酸化クロム(CrO))を成膜することにより作製されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷電粒子線露光に用いるアライメントマーク等に関する。特には、マーク検出時に高いコントラストのマーク画像を得、高精度のアライメントを行うことのできるアライメントマーク等に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路のさらなる小線幅化を追求すべく、ウェハ量産処理にも対応できるほどにスループットの高い電子線露光装置の開発が進められている。電子線を用いた露光装置としては、従来は、一筆書き方式のものが一般的である。ところが、一筆書き方式の電子線露光は、製造のスループットやコストの面を考えると量産には適さないので、原版パターンをマスク(レチクルを含む。)上に形成し、このパターンをウェハ上に縮小投影転写する電子線露光装置の開発が進められている。
このような露光装置においては、電子線照射位置とレチクルとの位置関係やレチクルとウェハとの位置関係が重要となってくるため、アライメントを高い精度で行うことが必要である。
【0003】
レチクルの位置を検出する手段としては、レチクル上に形成されたマーク上に光線や電子線を走査して、マークから反射された光又は電子線を検出する方法や、波長スペクトル幅のブロードな光又は単色光で照明されたマークを光学顕微鏡で観察し、CCDカメラによりマークの画像を撮像・処理して検出する方法が提案されている。後者のマークの画像処理による検出方法は、マークを撮像して画像処理するため、処理段階で応用がきき、波長スペクトル幅がブロードな照明光を使用すれば、マークの構造に起因する誤差が小さいので非常に有効な方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
画像処理による位置検出方法に用いられるマークは、レチクル基板上やレチクル上のフィデューシャルマーク(識別符号)基板上に形成される。電子線露光に使用されるレチクル基板材料としては、シリコンやダイヤモンドライクカーボン(DLC)等を挙げることができる。このような材料で作製されたレチクル基板上にマークを形成するシンプルな方法として、基板上にマークを彫りこんで形成し、マークの段差部分で散乱される光を検出して、マーク位置の検出を行うことが提案されている。
【0005】
しかしながら、このような基板上の段差のみで形成されたマークを用いた場合、反射光のコントラストが得られるのは、照明光を散乱するマークのエッジ部のみであり、得られる検出信号は弱い。また、レチクル基板が、照明光に対する透過率が高い物質や反射率が低い物質で形成されている場合には、十分な散乱光が得られないため、画像処理に必要十分なコントラストが得られないという問題がある。さらに、基板やマークの形状によっては、段差のみのマークを作製することが困難な場合もある。
上記の点に鑑み、本発明は、レチクルの位置検出を行う際に、十分なコントラストを得ることのできるアライメントマーク等を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明のアライメントマークは、荷電粒子線露光に用いるレチクル上に配置するアライメントマークであって、アライメント検出光学系のプローブ光(照明光)の照射を受けた際の光学的性質が前記レチクルの材料とは異なる物質で形成され、前記検出光学系を介して該マークの像が光電検出可能であることを特徴とする。
【0007】
本発明のレチクルは、荷電粒子線露光に用いるレチクルであって、該レチクルの表面の材料が、シリコン、窒化シリコン又はダイヤモンドライクカーボンからなり、該レチクルの表面上に、酸化クロム(CrO)、タングステン(W)又は炭素(C)からなるアライメントマークが形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、レチクル基板に対して高い反射率をもつプローブ光を用い、アライメントマークをプローブ光に対する反射率の低い物質で作製することにより、アライメントマークの画像処理を行うのに十分なマークの像を得ることができるので、確度の高いアライメントが可能になる。
【0008】
本発明の荷電粒子線露光装置は、レチクル上のパターンを感応基板上に転写する露光装置であって、前記レチクルのアライメントマークにプローブ光を照射する光学系と、前記アライメントマークから反射散乱された光を読み取る光学系と、を具備し、該レチクルには、アライメント検出光学系のプローブ光(照明光)の照射を受けた際の光学的性質が前記レチクルの材料とは異なる物質で形成されたアライメントマークが前記レチクルの表面に付されていることを特徴とする。
本発明によれば、高コントラストのアライメントマークの像を得ることで、確度の高いアライメントを行うことができるので、より精度の高い露光を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る電子線露光装置及び電子線露光用レチクルについて、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、分割転写方式の電子線投影露光装置の光学系全体における結像関係及び制御系の概要を示す図である。
光学系の最上流に配置されている電子銃1は、図中下方に向けて電子線を放射する。電子銃1の下方には2段のコンデンサレンズ2、3が備えられており、電子線は、これらのコンデンサレンズ2、3によって収束されブランキング開口7にクロスオーバーC.O.を結像する。
【0010】
二段のコンデンサレンズ3の下方には、矩形開口(照明ビーム成形開口)4が備えられている。この矩形開口4は、レチクル(マスク)10の一つのサブフィールド(露光の1単位となるパターン小領域)を照明する照明ビームのみを通過させる。この開口4の像は、レンズ9によってレチクル10に結像される。
【0011】
照明ビーム成形開口4の下方には、ブランキング偏向器5が配置されている。同偏向器5は、必要時に照明ビームを偏向させてブランキング開口7の非開口部に当てて、ビームがレチクル10に当たらないようにする。
ブランキング開口7の下には、照明ビーム偏向器8が配置されている。この偏向器8は、主に照明ビームを図5の横方向(X方向)に順次走査して、照明光学系の視野内にあるレチクル10の各サブフィールドの照明を行う。偏向器8の下方には、照明レンズ9が配置されている。照明レンズ9は、レチクル10上に照明ビーム成形開口4の像を結像させる。
【0012】
レチクル10は、実際には光軸垂直面内(X−Y平面)に広がっており、多数のサブフィールドを有する(図4参照。詳細後述。)。レチクル10上には、全体として一個の半導体デバイスチップをなすパターン(チップパターン)が形成されている。もちろん、複数のレチクルに1個の半導体デバイスチップをなすパターンを分割して配置してもよい。
【0013】
レチクル10は移動可能なレチクルステージ11上に載置されており、レチクル10を光軸垂直方向(XY方向)に動かすことにより、照明光学系の視野よりも広い範囲に広がるレチクル10上の各サブフィールドを照明することができる。
レチクルステージ11には、レーザ干渉計を用いた位置検出器12が付設されており、レチクルステージ11の位置をリアルタイムで正確に把握することができる。
【0014】
レチクル10の図中下面には、アライメントマーク14が形成されている(同マーク14の詳細については、図1及び図2を参照して後述する)。レチクル10の下方には、マーク検出器13が配置されている、マーク検出器13は、アライメントマーク14にプローブ光(光又は荷電粒子線)を照射する照明光学系と、同マーク14からの反射光を検出して同マーク14の画像を取得する画像取得手段(光学系及びCCDなど)を備えている。
マーク検出器13が取得したアライメントマーク14の画像は、マーク画像処理装置13aに送られ処理される。そして、マーク画像処理装置13aで処理されたアライメントマーク14の画像に基づいて露光を行う。
【0015】
レチクル10の下方には投影レンズ15及び19並びに偏向器16が設けられている。レチクル10の1つのサブフィールドを通過した電子線は、投影レンズ15、19、偏向器16によってウェハ23上の所望の位置に結像される。ウェハ23上には、適当なレジストが塗布されている。このレジストに電子線のドーズが与えられることにより、レチクル10上のパターンが縮小されてウェハ23上に転写される。
【0016】
レチクル10とウェハ23の間を縮小率比で内分する点にクロスオーバーC.O.が形成され、同クロスオーバー位置にはコントラスト開口18が設けられている。同開口18は、レチクル10の非パターン部で散乱された電子線がウェハ23に到達しないように遮断する。
【0017】
ウェハ23の直上には反射電子検出器22が配置されている。この反射電子検出器22は、ウェハ23の被露光面やステージ上のマークで反射される電子の量を検出する。例えばレチクル10上のマークパターンを通過したビームでウェハ23上のマークを走査し、その際のマークからの反射電子を検出することにより、レチクル10とウェハ23の相対的位置関係を知ることができる。
【0018】
ウェハ23は、静電チャック(図示されず。)を介して、XY方向に移動可能なウェハステージ24上に配置されている。上記レチクルステージ11とウェハステージ24とを、互いに逆の方向に同期走査することにより、投影光学系の視野を越えて広がるチップパターン内の各部を順次露光することができる。なお、ウェハステージ24にも、上述のレチクルステージ11と同様の位置検出器25が装備されている。
【0019】
上記各レンズ2、3、9、15、19及び各偏向器5、8、16は、各々のコイル電源制御部2a、3a、9a、15a、19a及び5a、8a、16aを介してコントローラ31によりコントロールされる。また、レチクルステージ11及びウェハステージ24も、各々のステージ制御部11a、24aを介して、コントローラ31により制御される。ステージ位置検出器12、25は、アンプやA/D変換器等を含むインターフェイス12a、25aを介してコントローラ31に信号を送る。また、反射電子検出器22も同様のインターフェイス22aを介してコントローラ31に信号を送る。
【0020】
コントローラ31は、ステージ位置の制御誤差や投影ビームの位置誤差を把握し、その誤差を像位置調整偏向器16で補正する。これにより、レチクル10上のサブフィールドの縮小像がウェハ23上の目標位置に正確に転写される。そして、ウェハ23上で各サブフィールドの像が繋ぎ合わされて、レチクル上のチップパターン全体がウェハ上に転写される。
【0021】
次に、分割転写方式の電子線投影露光に用いられるレチクルの詳細例について、図4を参照しながら説明する。
図4は、電子線投影露光用のレチクルの構成例を模式的に示す図である。図4(A)は、全体の平面図であり、図4(B)は、一部の斜視図であり、図4(C)は、一つの小メンブレン領域の平面図である。
このようなレチクルは、例えばシリコンウェハに電子線描画・エッチングを行うことにより製作できる。
【0022】
図4(A)には、レチクル10における全体のパターン分割配置状態が示されている。同図中に多数の正方形41で示されている領域が、一つのサブフィールドに対応したパターン領域を含む小メンブレン領域(厚さ0.1μm〜数μm)である。図4(C)に示すように、小メンブレン領域41は、中央部のパターン領域(サブフィールド)42と、その周囲の額縁状の非パターン領域(スカート)43とからなる。サブフィールド42は転写すべきパターンの形成された部分である。スカート43はパターンの形成されてない部分であり、照明ビームの縁の部分が当たる。パターン形成の形態としては、メンブレンに孔開き部を設けるステンシルタイプと、電子線の高散乱体からなるパターン層をメンブレン上に形成する散乱メンブレンタイプとがある。
【0023】
一つのサブフィールド42は、現在検討されているところでは、レチクル上で1mm角程度の大きさを有する。投影の縮小率は1/4であり、サブフィールドがウェハ上に縮小投影された投影像の大きさは、0.25mm角である。小メンブレン領域41の周囲の直交する格子状のグリレージと呼ばれる部分45は、レチクルの機械強度を保つための、例えば厚さ0.5〜1mm程度の梁である。グリレージ45の幅は、例えば0.1mm程度である。なお、スカート43の幅は、例えば0.05mm程度である。
【0024】
図4(A)に示すように、図の横方向(X方向)に多数の小メンブレン領域41が並んで一つのグループ(エレクトリカルストライプ44)をなし、そのようなエレクトリカルストライプ44が図の縦方向(Y方向)に多数並んで1つのメカニカルストライプ49を形成している。エレクトリカルストライプ44の長さ(メカニカルストライプ49の幅)は照明光学系の偏向可能視野の大きさによって制限される。
【0025】
メカニカルストライプ49は、X方向に並列に複数存在する。隣り合うメカニカルストライプ49の間にストラット47として示されている幅の太い梁は、レチクル全体のたわみを小さく保つためのものである。ストラット47はグリレージ45と一体となっている。
図4(A)のメカニカルストライプ49の図中下方、レチクルの裏面には、アライメントマーク14が形成されている。
【0026】
現在有力と考えられている方式によれば、1つのメカニカルストライプ(以下単にストライプと呼ぶ)49内のX方向のサブフィールド42の列(エレクトリカルストライプ44)は電子線偏向により順次露光される。一方、ストライプ49内のY方向の列は、連続ステージ走査により順次露光される。露光の際には、アライメントマーク14にプローブ光を当て、同マーク14を検出してアライメントを行う。
【0027】
以下に、本発明のアライメントマークについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るアライメントマークを示す図である。図1(A)は、アライメントマークの斜視図であり、図1(B)は、アライメントマークの平面図である。また、図1(C)は、アライメントマークの別の実施例を示す斜視図である。
図1に示すアライメントマーク14は、シリコン(Si)製のレチクル基板10上に酸化クロム(CrO)を成膜することにより作製されている。図1(B)に示すように、アライメントマーク14は、レチクル面上に十字の形状に形成されている。本実施形態では、一例でマーク14の膜厚d14=1000〜2000Å程度、線幅w14=5μm、大きさL14=1mmとしたが、マーク14の画像処理に必要なコントラストが得られる程度の寸法であればこの限りではない。また、形状も十字に限られるものではない。
ここで、シリコン基板上に成膜するマークの材料としては、上記の酸化クロムのほか、シリコン基板にプローブ光(例えば、波長1〜5μmの赤外光)を照射した際にマークの検出に十分なコントラストが得られるものであればなんでもよい。例えば、タンタル(Ta)、タングステン(W)等の重金属を用いてマークを作製した場合、荷電粒子線をスキャンさせてマークを検出することもできる。
なお、荷電粒子線露光に用いるレチクル基板の材料としては、シリコンのほか、窒化シリコンやDLC(Diamond Like Carbon)が用いられる。例えば、DLC基板を用いた場合には、マーク材料としてクロム(Cr)等を用いることができる。
【0028】
図1(C)に示すアライメントマーク14´は、シリコン製のレチクル基板10上に溝をエッチングして、その溝の中に酸化クロムを堆積させることにより作製されている。マーク14´の平面形状は、図1(B)と同様である。この場合のレチクル10やマーク14´の材料、マーク14´の厚さ(d14´)等については、上記の場合と同様、マーク14´の画像処理に十分なコントラストが得られるものであれば、特に制限されるものではない。
【0029】
本実施形態によれば、レチクルとアライメントマークの材料が、同マーク周辺にプローブ光(赤外光、可視光又は荷電粒子線)を照射した際に、高コントラストのマーク画像を得られるような組み合わせとなる物質で作製されているので、確度の高いアライメントが可能になる。
【0030】
次に、本発明のレチクルの製造方法について説明する。
図2は、レチクルの作製プロセスを示す断面図である。
まず、図2(A)に示すように、シリコンからなるシリコン支持基板201の一面(図中上面)に、貼り付け基板206を貼り付ける。この貼り付け基板206は、酸化シリコン層203とシリコン層201´とからなっており、酸化シリコン層203の側の面がシリコン基板201の一面に貼り付けられる。
【0031】
次に、貼り付け基板206の外側の面(図中上面)のシリコン層201′を所望の厚さに研削する。これにより、シリコン層201、酸化シリコン層203及びシリコン層201´からなるSOI(Silicon on Insulator)構造を有するSOIウェハ202(図2(B)参照。)が作製される。
このSOIウェハ202のシリコン層201´にリン(P)を適当量ドープして、基板全体の残留応力が約5MPaとなるように調整する。これにより、酸化シリコン層203の上に、リンがドープされ、低応力となったシリコンメンブレン204が形成される。
【0032】
次に、図2(C)に示すように、SOIウェハ202のシリコン層201の下面にレジスト205を塗布する。そして、レジスト205にリソグラフィを施してパターニングを行う。そして、レジスト205をマスクとし、酸化シリコン層203をエッチングストップ層として、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合プラズマ)ドライエッチング法等を用いて、図の下側からシリコン層201のエッチングを行う。これにより、図4で説明したような、井桁状のストラット45、47及びストラット間凹部が形成される。なお、図2では、ストラット間凹部を2個のみとして簡略化して示してある。
【0033】
次に、図2(E)に示すように、ストラット間凹部内の酸化シリコン層203をフッ酸を用いて除去して、シリコンメンブレン204を完成させる。その後、レジスト205を除去する。この状態のもの(シリコンメンブレン204にパターニングがなされていないもの)をレチクルブランクスと呼ぶ。そして、シリコンメンブレン204の上面にアライメントマーク14(図1及び図4参照)を形成する。
【0034】
次に、図2(F)に示すように、このレチクルブランクス210の表面(図中上面)にEBレジスト207を塗布し、EB直接描画でレジスト207にパターンを形成する。そして、ドライエッチングにより、EBレジスト207のパターンをシリコンメンブレン204に転写してステンシルパターン208を形成し、EBレジスト207を除去する(図2(G))。これによりレチクル10が完成する。
【0035】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によると、レチクル上のアライメントマークにプローブ光を照射した際に、同マークのコントラストの像を得ることができるので、確度の高いアライメントを行うことができる。したがって、品質の高い、安定した露光を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るアライメントマークを示す図である。
【図2】レチクルの作製プロセスを示す断面図である。
【図3】分割転写方式の電子線投影露光装置の光学系全体における結像関係及び制御系の概要を示す図である。
【図4】電子線投影露光用のレチクルの構成例を模式的に示す図である。
(A) 全体の平面図である。
(B) 一部の斜視図である。
(C) 一つの小メンブレン領域の平面図である。
【符号の説明】
10 レチクル(マスク)
14、14´ マーク
201 シリコン基板
201´ シリコン層
202 SOIウェハ
203 酸化シリコン層
204 シリコンメンブレン
205 レジスト
206 貼り付け基板
207 EBレジスト
208 パターン
1 電子銃
2、3 コンデンサレンズ
4 照明ビーム成形開口
5 ブランキング偏向器
7 ブランキング開口
8 照明ビーム偏向器
9 照明レンズ
11 レチクルステージ
11a ステージ制御部
12、25 位置検出器
13 マーク検出処理器
15、19 投影レンズ
16 偏向器
18 コントラスト開口
22 反射電子検出器
23 ウェハ
24 ウェハステージ
24a ステージ制御部
2a、3a、5a、8a、9a、15a、16a、19a コイル電源制御部
31 コントローラ
41 小メンブレン領域
42 パターン領域
43 スカート
44 エレクトリカルストライプ
45 グリレージ
47 ストラット
49 メカニカルストライプ

Claims (3)

  1. 荷電粒子線露光に用いるレチクル上に配置するアライメントマークであって、
    アライメント検出光学系のプローブ光(照明光)の照射を受けた際の光学的性質が前記レチクルの材料とは異なる物質で形成され、
    前記検出光学系を介して該マークの像が光電検出可能であることを特徴とするアライメントマーク。
  2. 荷電粒子線露光に用いるレチクルであって、
    該レチクルの表面の材料が、シリコン、窒化シリコン又はダイヤモンドライクカーボンからなり、
    該レチクルの表面上に、酸化クロム(CrO)、タングステン(W)又は炭素(C)からなるアライメントマークが形成されていることを特徴とするレチクル。
  3. レチクル上のパターンを感応基板上に転写する露光装置であって、
    前記レチクルのアライメントマークにプローブ光を照射する光学系と、
    前記アライメントマークから反射散乱された光を読み取る光学系と、
    を具備し、
    該レチクルには、アライメント検出光学系のプローブ光(照明光)の照射を受けた際の光学的性質が前記レチクルの材料とは異なる物質で形成されたアライメントマークが前記レチクルの表面に付されていることを特徴とする荷電粒子線露光装置。
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