JP2005049829A - 微細形状を有する成形物、光学素子、成形方法及び成形装置 - Google Patents
微細形状を有する成形物、光学素子、成形方法及び成形装置 Download PDFInfo
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Abstract
より簡便に且つ低コストで、高アスペクト比又は角Rの小さい微細構造を有する成形物を成形できる成形方法及び成形装置、並びにその成形物、光学素子を提供する。
【解決手段】
常温での弾性率が1〜4(GPa)であるような樹脂素材の場合、微細形状を有する型を加熱して、その型表面に押しつけると、押しつけた表面が溶融して微細形状に倣い、その結果、アスペクト比が1以上であっても精密に型の微細形状を転写した成形物を得られる。
【選択図】 図3
Description
2、12,12’ 上型
3 可動型
4 ヒータ
5 配管
Claims (21)
- 型を押し当てることで成形される成形物において、
常温での弾性率が1〜4(GPa)であり、成形後の厚みが0.1mm以上20mm以下であり、成形面に形成された微細形状のアスペクト比が1以上であることを特徴とする微細形状を有する成形物。 - 前記微細形状は、構造性複屈折を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の成形物。
- 前記微細形状は、光の波長以下のサイズで周期構造を持ち反射防止機能を有することを特徴とする請求項1に記載の成形物。
- 光学素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の微細形状を有する成形物。
- 型を押し当てることで光学面を成形される光学素子において、
常温での弾性率が1〜4(GPa)であり、成形後の厚みが0.1mm以上20mm以下であり、前記光学面に形成された輪帯状の回折構造における半径方向のピッチが10μm以下であり、前記回折構造の光軸方向断面における角部の曲率半径は1μm未満であることを特徴とする光学素子。 - 微細形状を有する型の温度を、常温での弾性率が1〜4(GPa)である素材のガラス転移点温度より高く設定するステップと、
前記型を前記素材に向かって押圧することで、前記微細形状を前記素材に転写するステップと、
前記微細形状を有する型を冷却するステップと、を有することを特徴とする成形方法。 - 前記型を前記素材に向かって押圧する前に、前記微細形状の型と、それに対向する型の間に前記素材を射出するステップと前記素材を冷却するステップとを有することを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の成形方法。
- 微細形状を有する型の温度を、常温での弾性率が1〜4(GPa)である素材のガラス転移点温度より高く設定するステップと、
前記素材の表面温度及び内部温度を、そのガラス転移点温度より高くなるまで加熱するステップと、
前記型を前記素材に向かって第1の押圧力で押圧するステップと、
前記素材の内部温度が、そのガラス転移点温度より低くなるまで冷却するステップと、
前記素材の内部温度をそのガラス転移点温度より低く維持しつつ、前記素材の表面温度を、そのガラス転移点温度より高くなるまで加熱するステップと、
前記型を前記素材に向かって第2の押圧力で押圧するステップと、
前記微細形状を有する型を冷却するステップと、を有することを特徴とする成形方法。 - 前記第2の押圧力は、前記第1の押圧力より低いことを特徴とする請求項8に記載の成形方法。
- 少なくとも、微細形状を有する型の温度を、常温での弾性率が1〜4(GPa)である素材のガラス転移点温度より高く設定するステップと、
前記素材の微細形状を有する型と実質的に接触する部分のみを、前記ガラス転移点温度以上に加熱するステップと、
前記型を前記素材に向かって押圧するステップと、
前記型を前記素材から離型するステップと、を有することを特徴とする成形方法。 - 前記素材の微細形状を有する型と実質的に接触する部分のみを、前記ガラス転移点温度以上に加熱するステップにおいて、前記型自身で、前記素材の前記型と実質的に接触する部分のみを加熱することを特徴とする請求項10に記載の成形方法。
- 前記素材は光学素子の素材であることを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の成形方法。
- 前記微細形状は輪帯状の回折構造であり、前記回折構造の半径方向のピッチは10μm以下であり、前記回折構造の光軸方向断面における角部の曲率半径は1μm未満であることを特徴とする請求項12に記載の成形方法。
- 前記微細形状は、アスペクト比が1以上であり、構造性複屈折を生じさせることを特徴とする請求項12に記載の成形方法。
- 前記微細形状は、アスペクト比が1以上であり、光の波長以下のサイズで周期構造を持ち反射防止機能を有することを特徴とする請求項12に記載の成形方法。
- 微細形状を有する可動型と、
前記可動型の微細形状を包囲するように遮蔽する固定型と、
前記可動型を加熱するヒータと、
前記可動型と前記固定型とを相対移動させる駆動部と、を有し、
前記可動型と前記固定型とで閉鎖される空間に、常温での弾性率が1〜4(GPa)である素材を配置し、少なくとも前記素材の内部が固化した状態で、前記ヒータにより前記可動型を加熱し、前記移動部が前記可動型を前記素材に向かって相対移動させることにより、前記可動型の微細形状が転写されるようになっていることを特徴とする成形装置。 - 前記素材は、前記可動型と前記固定型とで閉鎖される空間内に射出されることを特徴とする請求項16に記載の成形装置。
- 前記素材は光学素子の素材であることを特徴とする請求項16又は17に記載の成形装置。
- 前記微細形状は輪帯状の回折構造であり、前記回折構造の半径方向のピッチは10μm以下であり、前記回折構造の光軸方向断面における角部の曲率半径は1μm未満であることを特徴とする請求項18に記載の成形装置。
- 前記微細形状は、アスペクト比が1以上であり、構造性複屈折を生じさせることを特徴とする請求項18に記載の成形装置。
- 前記微細形状は、アスペクト比が1以上であり、光の波長以下のサイズで周期構造を持ち反射防止機能を有することを特徴とする請求項18に記載の成形装置。
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