JP2005049728A - 連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法とその加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来不可能とされていた連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法と、その加工装置を提供することができる。
【解決手段】 連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面にフィルム面の形状を成型する加工装置において、表面平滑ロールとコーティング塗装装置と冷却貼合ドラム及び紫外線装置からなり、前記連続印刷用紙の印刷表面を平滑にした後に該印刷用紙面の表面にUV塗料を塗布しかつ該塗布後の印刷用紙にフィルムを貼合し、該フィルムを介して前記印刷用紙のUV塗料を紫外線にて照射して硬化し、更に前記UV塗料の硬化後に印刷用紙からフィルムを剥しかつ冷却した後に巻き取る連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法とその加工装置の提供。
【選択図】 図1

Description

本発明は印刷紙の表面加工方法に関するが、詳しくは連続式の印刷紙面にフィルム形状面を成型する印刷紙の表面加工方法とその加工装置に関するものである。
これら従来の表面加工方法及び装置としては、例えば特公平7−106627号で開示されている「枚葉印刷紙面の艶出し装置」などがある。この従来装置は、枚葉紙などの印刷面に艶出しを行う枚葉印刷紙面の艶出し装置に関するものであり、その主要な構成は巻出ローラから紫外線透過性の樹脂フィルムを送出して複数の案内ロール、バックアップロール、加圧ロール、冷却ロール、紙剥しロールを経由して巻取ロールに巻き取るフィルム搬送機構と、前記加圧ロールに紙又は金属素材若しくは合成樹脂素材からなる枚葉紙を1枚ずつ供給しかつ枚葉紙の流れ方向及び横方向の位置決めをする見当装置を配設してなる枚葉紙給紙機構と、搬送中の前記樹脂フィルムに紫外線硬化樹脂塗料をロールに取り付けた版で枚葉紙の紙面より小さく塗布する樹脂塗料塗布機構と、搬送中の前記樹脂フィルムの塗布面に前記枚葉給紙機構により1枚ずつ給紙された枚葉紙をその全周囲の縁面を残して前記加圧ロール及びその受けロールにより略無酸素状態で前記樹脂フィルムに貼り合わせると共に、前記塗布面の紫外線硬化樹脂塗料に前記樹脂フィルムを通して紫外線を照射しかつ硬化させて枚葉紙に樹脂被膜を成型させる樹脂塗料硬化機構と、前記紙剥しロール上で枚葉紙の前記樹脂フィルムの末付着全周囲の縁面にブロアーからのエアーを吹き付けて前記樹脂フィルムから枚葉紙を剥して排出する枚葉紙排紙機構と、からなることを特徴とする枚葉印刷紙面の艶出し装置にある。
特公平7−106627号公報
具体的には、図2の(a)と(b)に示すようにフィルム搬送機構(A)は、可撓性を有する透明で紫外線透過性の樹脂フィルム21を設け、この樹脂フィルム21を巻装してなる巻出ロール14と巻取ロール15間に案内ロール7、バックアップロール8、加圧ロール6、冷却ロール18、紙剥しロール17を配設し、かつこれらのロールを経由して樹脂フィルムが搬送されるように構成されている。そして、前記加圧ロール6は鏡面ロールとなってゴム製の受けロール5によって対接されており、また冷却ロール18は2個対接され各対接されている各ロール間を樹脂フィルムが圧接されてながら搬送されるように構成されている。すなわち、巻出ロール14が各案内ロール7を介して加圧ロール6に張設され、更に冷却ロール18と紙剥しロール17とを介して巻取ロール15によって引っ張られながら巻き戻されるように構成されている。また樹脂塗料塗布機構(B)は、案内ロール7、7間にバックアップロール8を配設すると共にバックアップロール8に版を取り付けたロール9を対接させ、更にロール9とドクターロール11とに塗装ロール10を対接させると共に、塗布ロール10とドクターロール11の対接部に塗布供給パイプ12を介して紫外線硬化樹脂塗料(図示せず)が塗布されるように構成されている。すなわち、紫外線硬化樹脂塗料を塗料供給パイプ12を介してドクターロール11と塗布ロール10との間に塗料を供給することによって、両ロール11、12の回転に伴ってよく練り込まれた紫外線硬化樹脂塗料がロール9に取り付けた版の表面全面若しくは所望部面に枚葉紙2の紙面サイズより小さく塗布させることができる。また、バックアップロール8は左右への移動が自在となるように配設されているので、ロール9に対する位置決めが簡単容易となる。なお、13は塗料供給パイプ12により塗布された紫外線硬化樹脂塗料の液受けタンクである。また、枚葉給紙機構(C)は、被塗装用の枚葉紙2をセットし供給コンベヤ3を介して1枚ずつ供給する給紙機1と、前記供給コンベヤ3の先端部に枚葉紙2の流れ方向及び横方向の位置決めをする見当装置4とによって構成されている。この見当装置4は、従来から枚葉印刷機に多用されている装置を用いており、前記巻出しロール14から送り出された樹脂フィルム21及び供給コンベヤ3を介して供給されてきた枚葉紙2との貼合わせを完全かつ確実にするために付設されたものである。また樹脂塗料硬化機構(D)は、前記加圧ロール6及び受けロール5との間に樹脂フィルム21と枚葉紙2とが紫外線硬化樹脂塗料により挟み合かつ加圧されて貼り合せられると共に、この間の酸素を放出して略無酸素状態にしてから枚葉紙2が貼着されている樹脂フィルム21を搬送するように構成されている。この搬送中に樹脂フィルム21側にある紫外線照明ランプ20により塗布面である紫外線硬化樹脂塗料に紫外線を照射し、更にベルト19を介して冷却ロール18、18間に圧接搬送させることによって紫外線硬化樹脂塗料を硬化させる。また、前記紫外線の照射によって紫外線硬化樹脂塗料が塗布された樹脂フィルム21の部面に硬化した紫外線硬化樹脂塗料が形成され、更に樹脂フィルム21と枚葉紙2との濡具合の程度差によって枚葉紙2側に樹脂皮膜が形成されるように構成されている。更に枚葉紙排紙機構(E)は、前記冷却ロール18、18を介して搬送された樹脂フィルム21付の枚葉紙2を紙剥しロール17上で枚葉紙2と樹脂フィルム21との未付着部分にブロアー16からのエアーを吹き付け、更に樹脂フィルム21から樹脂皮膜を形成した枚葉紙24を剥がしてから搬送コンベヤ22を介して排紙機23に排出して枚葉紙が1枚ずつ積載されるように構成されている。
このような従来方法は、もっぱら枚葉印刷紙面に艶出しする方法であり、この方法は本発明のような連続用紙印刷における表面加工方法には適さないとされていた。そこで、従来の連続印刷では全く行われておらず、UV塗装又はフィルムラミネート加工などの方法が採用されていた。しかし、これらのUV加工やラミネート加工方法では艶出し加工しかできず、本発明方法による表面加工は不可能であった。
本発明は上記の如き課題を解決するために開発したものであって、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面フィルム面の形状を成型する加工方法において、前記連続印刷用紙の印刷表面を平滑にした後に該印刷用紙面の表面にUV塗料を塗布しかつ該塗布後の印刷用紙にフィルムを貼合し、該フィルムを介して前記印刷用紙のUV塗料を紫外線にて照射して硬化し、更に前記UV塗料の硬化後に印刷用紙からフィルムを剥しかつ冷却した後に巻き取ることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法の提供にあり、また前記成型加工方法において印刷用紙からフィルムが剥された後に引出しロールを経てガイドロールに支持されて次工程に搬送される際に前記印刷用紙の表面にフィルム表面の形状が転写される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法の提供にある。
また本発明は、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面にフィルム面の形状を成型する加工装置において、鏡面硬質クロムメッキ加工の熱ロールと耐熱耐圧ゴムロールで構成されかつ印刷面パウダー・インキ立・用紙凹凸などを平滑にする表面平滑ロールと、コーティングロールがフレキソ版若しくはサイドドクターによる幅方向の塗布幅調整ロールで構成される塗装装置と、熱ロールで昇温された印刷用紙の冷却と紫外線の熱を吸収する冷却貼合ドラム及び紫外線装置からなることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置の提供にあり、また前記成型加工装置において連続印刷用紙が数個のガイドロールを介して張力検出器を通過して表面平滑熱ロールに搬送されかつ印刷表面が平滑になった後にサイドドクターにてフィルム幅より塗装幅が狭くなったコーティングロールで印刷用紙表面にUV塗料が塗布される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置の提供にあり、また前記成型加工装置において印刷用紙が巻出し装置から送り出されたフィルムと冷却ドラム及び貼合用圧ゴムロールにて貼り合せかつ冷却ドラムに付けた状態で印刷面のUV塗料をフィルムにて紫外線を照射して硬化させる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置の提供にあり、更に前記成型加工装置においてUV塗料が硬化した後にフィルムを印刷用紙から剥しかつ冷却ロールで冷却された後張力検出器を通過させて巻取り装置にて巻き取らせる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置の提供にある。
本発明は、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面フィルム面の形状を成型する加工方法において、前記連続印刷用紙の印刷表面を平滑にした後に該印刷用紙面の表面にUV塗料を塗布しかつ該塗布後の印刷用紙にフィルムを貼合し、該フィルムを介して前記印刷用紙のUV塗料を紫外線にて照射して硬化し、更に前記UV塗料の硬化後に印刷用紙からフィルムを剥しかつ冷却した後に巻き取ることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法であり、また前記成型加工方法において印刷用紙からフィルムが剥された後に引出しロールを経てガイドロールに支持されて次工程に搬送される際に、前記印刷用紙の表面にフィルム表面の形状が転写される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法である。
また本発明は、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面にフィルム面の形状を成型する加工装置において、鏡面硬質クロムメッキ加工の熱ロールと耐熱耐圧ゴムロールで構成されかつ印刷面パウダー・インキ立・用紙凹凸などを平滑にする表面平滑ロールと、コーティングロールがフレキソ版若しくはサイドドクターによる幅方向の塗布幅調整ロールで構成される塗装装置と、熱ロールで昇温された印刷用紙の冷却と紫外線の熱を吸収する冷却貼合ドラム及び紫外線装置からなることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、また前記成型加工装置において連続印刷用紙が数個のガイドロールを介して張力検出器を通過して表面平滑熱ロールに搬送されかつ印刷表面が平滑になった後にサイドドクターにてフィルム幅より塗装幅が狭くなったコーティングロールで印刷用紙表面にUV塗料が塗布される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、また前記成型加工装置において印刷用紙が巻出し装置から送り出されたフィルムと冷却ドラム及び貼合用圧ゴムロールにて貼り合せかつ冷却ドラムに付けた状態で印刷面のUV塗料をフィルムにて紫外線を照射して硬化させる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、更に成型加工装置においてUV塗料が硬化した後にフィルムを印刷用紙から剥しかつ冷却ロールで冷却された後張力検出器を通過させて巻取り装置にて巻き取らせる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であるから、次のような多くの効果を有する。
ア、従来のUV加工は艶出し加工しかできないが、本発明によればフィルムの表面形状を 転写するために同一塗料を使ってフィルムを変えることでいろいろな表面加工が得られ る。なお、艶出し加工でも従来のUV加工では不可能な平滑な艶出し加工ができる。
イ、本発明ではフィルムを介して紫外線を照射しているため、酸素による照射効率の低下 が殆ど無く従来の空気中での紫外線照射に比べ3〜4倍の効率が上がるので紫外線ラン プの灯数が1/3ですむ。従って、装置費用や電力費が安くなる。
ウ、従来のUV加工は、空気中でもって紫外線硬化させるために表面付近が完全に硬化さ せることができないので表面にぬめりが残るが、本発明によるフィルムを介した硬化の 場合には表面から完全に硬化するのでぬめりは全く無くなる。従って、UV塗料の臭い は従来の加工に比べて殆ど残らない。
エ、また本発明によれば、完全硬化とフィルムによる平滑化させることで従来のUV加工 に比べ塗布量を1/2にできる。その結果、脱墨もしやすくリサイクルに向いていると いえる。
オ、更に本発明装置による加工の表面状態は、フィルムと殆ど同じであるばかりか表面の 耐摩擦性では一般に使用されているフィルムより強くなる。なお、フィルムは再使用が 可能なためフィルム代は1/100以下(OPP使用時)となる。
本発明の実施形態は、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面フィルム面の形状を成型する加工方法において、前記連続印刷用紙の印刷表面を平滑にした後に該印刷用紙面の表面にUV塗料を塗布しかつ該塗布後の印刷用紙にフィルムを貼合し、該フィルムを介して前記印刷用紙のUV塗料を紫外線にて照射して硬化し、更に前記UV塗料の硬化後に印刷用紙からフィルムを剥しかつ冷却した後に巻き取ることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法であり、また前記成型加工方法において印刷用紙からフィルムが剥された後に引出しロールを経てガイドロールに支持されて次工程に搬送される際に前記印刷用紙の表面にフィルム表面の形状が転写される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法であるから、従来方法のUV塗装又はフィルムラミネート加工方法では不可能とされていた表面加工が容易に可能となる。
また本発明の実施形態は、連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し、前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面にフィルム面の形状を成型する加工装置において、鏡面硬質クロムメッキ加工の熱ロールと耐熱耐圧ゴムロールで構成されかつ印刷面パウダー・インキ立・用紙凹凸などを平滑にする表面平滑ロールと、コーティングロールがフレキソ版若しくはサイドドクターによる幅方向の塗布幅調整ロールで構成される塗装装置と、熱ロールで昇温された印刷用紙の冷却と紫外線の熱を吸収する冷却貼合ドラム及び紫外線装置からなることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、また前記の成型加工装置において連続印刷用紙が数個のガイドロールを介して張力検出器を通過して表面平滑熱ロールに搬送されかつ印刷表面が平滑になった後にサイドドクターにてフィルム幅より塗装幅が狭くなったコーティングロールで印刷用紙表面にUV塗料が塗布される連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、また前記成型加工装置において印刷用紙が巻出し装置から送り出されたフィルムと冷却ドラム及び貼合用圧ゴムロールにて貼り合せかつ冷却ドラムに付けた状態で印刷面のUV塗料をフィルムにて紫外線を照射して硬化させる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であり、更に前記成型加工装置においてUV塗料が硬化した後にフィルムを印刷用紙から剥しかつ冷却ロールで冷却された後張力検出器を通過させて巻取り装置にて巻き取らせる連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置であるから、フィルムの表面形状を転写するために同一の塗料を使用してフィルムを変えるだけで、いろいろな表面加工が得られる。
以下、図面によって本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する。表面加工装置を示したものである。図中31は印刷直後の印刷用紙、32は艶出し加工を施した印刷用紙、33はフィルム巻出し装置、34はフィルム、35は張力検出器、36は表面平滑熱ロール、37は耐熱耐圧ゴムロール、38はコーティングロール、39はサイドドクター、40は冷却ドラム、41は貼合用圧力ゴムロール、42は紫外線ランプ、43は冷却ロール、44は張力検出器、45はフィルム、46は巻取り装置、47は引出しロールである。
そこで、本発明の主要な構成である表面平滑ロールと塗装装置と冷却貼合ドラム及び紫外線装置について説明すれば、まず表面平滑ロールは鏡面硬質クロムメッキ加工の熱ロールと耐熱耐圧ゴムロールで構成されており、印刷面のパウダー・インキの立・用紙の凹凸のなどを平滑にするために必要である。一般的にUV塗料は表面張力が大きく、塗装時や印刷面の凹凸に影響されやすくクレーターができ易いので表面平滑ロールの使用で改善される。その結果、塗布量も少なくできるばかりか仕上がりも良くなる。更に熱ロールの温度は、70度前後で圧力は10トン/mが目安となる。次に塗装装置であるが、コーティングロールはフレキソ版又はサイドドクターによる幅方向の塗布幅調整ロールを使用する。その塗布幅は、必ずフィルム面より狭くしラミネート後にできるだけ塗布面に空気が無い状態にすることが好しい。更に冷却貼合ドラムと紫外線措置であるが、ドラムを冷却する目的は熱ロールで昇温された印刷用紙の冷却と紫外線の熱を吸収することである。冷却ドラム上でフィルムの貼合と同時に紫外線を照射することにより、空気がフィルムの隙間に入りずらくなる。また、フィルムと印刷用紙をドラムに巻きつけることで安定した仕上りを得ることができる。更に、本発明装置の具体的な構成について説明すれば連続用紙にオフセット・グラビア・フレキソなどの印刷方法で印刷された連続印刷用紙31は数個のガイドロールを介して張力検出器35を通り表面平滑熱ロール36に送られる。そして、印刷表面が平滑になった後にサイドドクター39でフィルム幅より塗装幅が狭くなったコーティングロール38で印刷用紙表面にUV塗料が塗布される。その際、印刷用紙31は巻出し装置33から送り出されたフィルム34と冷却ドラム40と貼合用圧ゴムロール41で貼りあわされる。そして、冷却ドラムに巻きつけた状態で印刷面のUV塗料はフィルム34を介して紫外線を照射され硬化する。更に、UV塗料が硬化した後のフィルム45は印刷用紙から剥がされて冷却ロール43で冷却された後に張力検出器44を通って巻取り装置46で巻き取られることになる。更に、印刷用紙32はフィルムを剥がされた後に引出しロール47をへてガイドロールに支持されて次の工程に運ばれる。この時、印刷用紙1の表面にはフィルム表面の形状が転写されている。また、フィルムが透明なら艶出し加工、マット状ならマット加工となる。また、エンボス状ならエンボス加工、ホログラムフィルムを使えばホログラム加工をすることができる。
なお、本発明装置の基本的な作用は従来の枚葉印刷紙面の艶出し装置の場合と同じであるから、従来の従来技術欄で詳細に説明されているのでここでの説明は省略する。
本発明の連続式印刷紙面のフィルム形状面を成型する表面加工装置の機構概要図。 従来の枚葉印刷紙面の艶出し装置の機構概要図。
符号の説明
1 印刷用紙(印刷直接) 2 印刷用紙(艶出し加工後)
3 フィルム巻出し装置 4、15 フィルム
5、14 張力検出器 6 表面平滑熱ロール
7 耐熱耐圧ゴムロール 8 コーティングロール
9 サイドドクター 10 冷却ドラム
11 貼合用圧力ゴムロール 12 紫外線ランプ
13 冷却ロール 16 巻取り装置
17 引出しロール

Claims (6)

  1. 連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し、前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面フィルム面の形状を成型する加工方法において、前記連続印刷用紙の印刷表面を平滑にした後に該印刷用紙面の表面にUV塗料を塗布しかつ該塗布後の印刷用紙にフィルムを貼合し、該フィルムを介して前記印刷用紙のUV塗料を紫外線にて照射して硬化し、更に前記UV塗料の硬化後に印刷用紙からフィルムを剥しかつ冷却した後に巻き取ることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法。
  2. 前項の成型加工方法において、印刷用紙からフィルムが剥された後に引出しロールを経てガイドロールに支持されて次工程に搬送される際に、前記印刷用紙の表面にフィルム表面の形状が転写される請求項1記載の連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工方法。
  3. 連続用紙の印刷後にUV塗料を塗布しかつフィルムを貼合して紫外線を照射し、前記塗料の硬化後にフィルムを剥がして印刷表面にフィルム面の形状を成型する加工装置において、鏡面硬質クロムメッキ加工の熱ロールと耐熱耐圧ゴムロールで構成されかつ印刷面パウダー・インキ立・用紙凹凸などを平滑にする表面平滑ロールと、コーティングロールがフレキソ版若しくはサイドドクターによる幅方向の塗布幅調整ロールで構成される塗装装置と、熱ロールで昇温された印刷用紙の冷却と紫外線の熱を吸収する冷却貼合ドラム及び紫外線装置からなることを特徴とする連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置。
  4. 請求項3記載の成型加工装置において、連続印刷用紙が数個のガイドロールを介して張力検出器を通過して表面平滑熱ロールに搬送されかつ印刷表面が平滑になった後に、サイドドクターにてフィルム幅より塗装幅が狭くなったコーティングロールで印刷用紙表面にUV塗料が塗布される請求項3記載の連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置。
  5. 請求項3記載の成型加工装置において、印刷用紙が巻出し装置から送り出されたフィルムと冷却ドラム及び貼合用圧ゴムロールにて貼り合せ、かつ冷却ドラムに付けた状態で印刷面のUV塗料をフィルムにて紫外線を照射して硬化させる請求項3記載の連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置。
  6. 請求項3記載の成型加工装置において、UV塗料が硬化した後にフィルムを印刷用紙から剥しかつ冷却ロールで冷却された後、張力検出器を通過させて巻取り装置にて巻き取らせる請求項3記載の連続式印刷紙面にフィルム形状面を成型する表面加工装置。
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