JP2005049034A - 冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁 - Google Patents

冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁 Download PDF

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Abstract

【課題】 庫内における取り扱いが容易で、且つ、パネルと庫内の内壁との間の良好なシール性をも兼ね備えた冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁を提供すること。
【解決手段】 中仕切り壁3は、冷凍車又は冷蔵車の庫内を仕切る為のパネル10と、このパネル10の外周部に装着され、エア圧により膨張してパネル10と庫内の内壁との間をシール可能なエアチューブ11と、パネル10に設けられエアチューブ11の外側を覆う伸縮性の布帛12とを有するので、エアチューブ11にエアを注入したときに布帛12が内壁に密着してパネル10と内壁との間が確実にシールされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、冷凍車又は冷蔵車庫内を2室以上に仕切る中仕切り壁に関するものである。
従来より、管理温度の異なる複数種類の荷物を一度に運ぶことができるように、冷凍車又は冷蔵車の庫内を2室以上に仕切る中仕切り壁には、仕切られた2室間での熱の移動を極力抑えるために、良好な断熱性能及びシール性能が要求される。さらに、この中仕切り壁は、庫内の所定の位置に移動させて設置する際に容易に取り扱うことができるように構成されていることも必要である。
このような中仕切り壁としては、例えば、合成樹脂製のパネルの外周側に、パネルと庫内の内壁との間をシールするシール部材を設け、このシール部材を、ウレタンスポンジをニット布で覆って構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。また、パネルとしての布帛体の外周側に周面材を接着し、布帛体と周面材との間に加圧されたエアを供給して、エア圧により周面材を膨張変形させて、パネルと庫内の内壁との間をシールするように構成したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−108744号公報 特開2002−104580号公報
しかし、前記特許文献1に記載の中仕切り壁において、ウレタンスポンジをニット布で覆って構成したシール部材によりパネルと庫内の内壁を十分にシールするには、冷凍庫又は冷蔵庫の内寸法よりも中仕切り壁の外寸法を少し大きくする必要がある。しかし、この場合には、中仕切り壁を庫内で移動させる際に、シール部材が庫内の内壁と擦れてしまうため、中仕切り壁の移動を円滑に行うことができず作業効率が低下する。さらに、移動の際にシール部材の表面が内壁と擦れて摩耗してしまうため、シール性が低下してしまう。
また、前記特許文献2に記載の中仕切り壁では、庫内で移動させる際などに周面材に傷等がついてエア漏れが生じるとシール性が極端に低下するため、周面材に少々傷がついてもエアが漏れないようにするために周面材にはある程度の厚みが必要となる。しかし、周面材を厚くすればするほど、布帛体と周面材との間にエアを供給したときに周面材が弾性変形しにくくなり、周面材を内壁に密着させるのが困難になるため、やはり、シール性が悪くなってしまう。さらに、この周面材はパネルに接着されているため、周面材に傷等がついてしまったときの取り替えが容易ではなく、メンテナンスの面でも不利である。
本発明の目的は、庫内における取り扱いが容易で、且つ、パネルと庫内の内壁との間の良好なシール性をも兼ね備えた冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁は、冷凍車又は冷蔵車の庫内を仕切る為のパネルと、このパネルの外周部に装着され、エア圧により膨張してパネルと庫内の内壁との間をシール可能なエアチューブと、前記パネルに設けられエアチューブの外側を覆う布帛とを有することを特徴とするものである。
この中仕切り壁により冷凍車又は冷蔵車庫内を仕切る場合には、中仕切り壁を庫内の所定の場所へ移動させてから、パネルの外周部に装着されたエアチューブにエアを注入する。すると、そのエア圧によりエアチューブが膨張してパネルと庫内の内壁との間がシールされて、庫内が2室以上に密閉状に仕切られる。このように、中仕切り壁を所定の場所に移動させてからパネル外周側のエアチューブを膨張させるため、エアチューブと庫内の内壁と間に十分な隙間がある状態で中仕切り壁を移動させることができ、庫内での中仕切り壁の取り扱いが容易である。
さらに、エアチューブの外側は、パネルに設けられた布帛で覆われているため、中仕切り壁を庫内で移動させる際に、庫内の内壁や、庫内に設けられたラッシングレール等の部材にエアチューブが接触してエアチューブに傷がついたり穴が開いてしまうのを防止できる。逆に、パネルの外周部が、軟質のエアチューブと布帛とで覆われるため、中仕切り壁を移動させる際に中仕切り壁が庫内の内壁に接触しても内壁が傷つくことがない。また、エアチューブは布帛で覆われて傷等がつきにくいことから、エアチューブの肉厚を薄くしてエア圧によりエアチューブをさらに変形させやすくして、シール性を向上させることもできる。さらに、中仕切り壁を移動させる際などにエアチューブがパネルから脱落することもない。
第2の発明の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁は、前記第1の発明において、前記布帛は、伸縮性を有することを特徴とするものである。従って、エアチューブにエアを注入したときには、エアチューブの膨張に伴って布帛も伸びて内壁に密着するため、パネルと庫内の内壁との間が確実にシールされる。また、エアチューブからエアを排出するときには、エアチューブ自体の収縮に加えて、布帛が収縮することによりエアチューブがさらに強制的に収縮させられることになるため、エアチューブから確実にエアを排出して布帛と内壁との間の隙間を大きくすることができ、中仕切り壁を庫内で移動させることが容易になる。
第3の発明の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁は、前記第1又は第2の発明において、前記エアチューブにエアが注入されていない状態では、庫内の隅部近傍において、パネルと布帛との間でエアチューブが弛んでいることを特徴とするものである。パネルとの隙間の大きい庫内の隅部近傍においても、エアチューブがパネルの外周部に沿った状態で装着されていると、エアを注入してエアチューブを膨張させたときにエアチューブの膨張量が足らず、パネルと庫内の隅部との間の隙間を十分にシールすることが難しい。そこで、庫内の隅部近傍において、パネルと布帛との間でエアチューブを弛ませておけば、エアチューブにエアを注入したときに、弛んだ分だけエアチューブの膨張量が大きくなり庫内の隅部にエアチューブが入り込むため、パネルと内壁との間を確実にシールすることができる。
第4の発明の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁は、前記第1〜第3の何れかの発明のおいて、前記エアチューブ及び布帛は、パネルに着脱可能に取り付けられたことを特徴とするものである。従って、例えば、傷ついたり汚れたりしたエアチューブや布帛を容易に取り替えることができ、メンテナンスの面で非常に有利である。
第5の発明の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記エアチューブへのエアの注入/排出を切り替える為のバルブを備え、このバルブがパネルに設けられていることを特徴とするものである。このバルブを介してエアチューブは種々のエア供給源と接続され、バルブを開閉することによりエアチューブへのエアの注入/排出が切り替えられる。ここで、このバルブがパネルに設けられているため、エアの注入/排出の切り替えを中仕切り壁の傍で行うことができ、作業効率が向上する。
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。この第1の実施形態は、冷凍車の庫内を2室以上に仕切る為のはね上げ式の中仕切り壁に本発明を適用した一例である。
図1に示すように、冷凍車1の庫内2には、庫内2を奥行き方向に2室以上に仕切る1又は複数の中仕切り壁3が設けられている。この中仕切り壁3は、取っ手18を握って持ち上げることにより、図2に示すように、天井へはね上げて収納することが可能なはね上げ式に構成されている。庫内2の内壁4の左右両側には、夫々上下2本のラッシングレール5が内側へ突出するように設けられている。これらラッシングレール5には多数の係止部6が設けられており、これら係止部6に、庫内2に収納された荷物を固定するための荷締具用ベルトの一端を装着するように構成されている。
次に、中仕切り壁3について説明する。
図1〜図3に示すように、中仕切り壁3は、庫内2を仕切る為のパネル10と、このパネル10の外周部に着脱可能に装着され、エア圧により膨張してパネル10と庫内2の内壁4との間をシール可能なエアチューブ11と、パネル10に着脱可能に設けられエアチューブ11の外側を覆う布帛12などを備えている。
この中仕切り壁3で仕切られた2室には、通常、管理温度の異なる荷物が夫々収納されることが多い。そのため、中仕切り壁3には、仕切られた2室間での熱の移動を極力抑えるために、良好な断熱性及びシール性が要求される。
パネル10には、良好な断熱性と、外部からの衝撃等により変形しない十分な強度が必要であるため、例えば、断熱性に優れたポリエチレン発泡体等の断熱材を、硬質且つ軽量の合成樹脂板で前後から挟んだ構成のものなどを採用できるが、このような構造に限定されるものではない。このパネル10は、正面視で略矩形状に形成され、パネル10の上端部には、ウレタンスポンジ等からなる断熱材15が固着されており、パネル10の他の外周部(左右両側部及び下部)には、後述するエアチューブ11が取り付けられている。さらに、パネル10の上端側部分には、仕切られた2室間で通気を行うためのベンチレータ16が左右に2つ設けられている。これら2つのベンチレータ16には、封止シート17が夫々着脱可能に装着されている。
パネル10の下半部の前面部には、3つの取っ手18が設けられている。また、パネル10の上端部は、庫内2の天井部に図示しない金具によりヒンジ状に連結されており、取っ手18を握ってパネル10を持ち上げることにより、図2に示すように、中仕切り壁3を天井付近まではね上げて収納できるように構成されている。
エアチューブ11は伸縮性を有し、例えば、ゴムチューブや合成樹脂製のチューブ等で構成される。図4に示すように、このエアチューブ11は、矩形状のパネル10の左右両側部及び下部に両面テープ等の接着材20により着脱可能に取付られている。図4の鎖線で示すように、エアチューブ11にエアが注入されていない状態では、エアチューブ11は収縮した状態である。この状態からエアチューブ11にエアを注入すると、図4の実線で示すように、エア圧によりエアチューブ11が膨張してパネル10と庫内2の内壁4との間の隙間を塞ぐようになっている。
図4に示すように、布帛12は、ニット布等の伸縮性に優れた布で構成されており、この布帛12は、パネル10の外周部に取り付けられたエアチューブ11を外側から完全に覆った状態で、両端部が面ファスナー等の接着材21によりパネル10に着脱可能に装着されている。布帛12としては、ニット布の他に、けん縮糸を絡み合わせた不織布や、ゴム糸をしん糸にしたカバドヤーンを使用した織物も利用できる。けん縮糸としては、例えば、仮より加工糸が利用できる。このように、エアチューブ11が、伸縮性の布帛12により外側から完全に覆われているため、エアチューブ11が内壁4に直接接触することがない。また、エアチューブ11にエアが注入されていない状態では、エアチューブ11自体が収縮することに加え、布帛12の収縮力によりエアチューブ11が強制的に収縮させられるため、エアチューブ11内のエアが確実に排出される。従って、中仕切り壁3と内壁4との間の隙間が大きくなって布帛12が内壁4に擦れにくくなり、中仕切り壁3を庫内2で移動させたり、天井へはね上げる作業が容易になる。
ところで、庫内2の4つの隅部22の近傍においては、内壁4とパネル10との隙間が大きいため、このような隅部22の近傍においてもエアチューブ11がパネル10の外周部に沿った状態で装着されていると、エアを注入してエアチューブ11を膨張させたときにエアチューブ11の膨張量が足らず、パネル10と庫内2の隅部22との間の隙間を十分にシールすることが難しい。そこで、図5(a)に示すように、庫内2の隅部22の近傍において、パネル10と布帛12との間で、エアチューブ11をパネル10に接着材20で取り付けず、エアチューブ11を余分に(例えば、40〜50mm)配設して、エアが注入されていない状態で、エアチューブ11を弛ませて布帛12により保持させる。すると、エアチューブ11にエアを注入したときには、図5(b)に示すように、弛んだ分だけエアチューブ11の膨張量が大きくなり、エアチューブ11が隅部22に入り込むため、隅部22の近傍においてもパネル10と内壁4との間が確実にシールされる。
図3、図6に示すように、パネル10の前面部に凹設されたバルブ収容部23には、エアチューブ11へのエアの注入/排出を切り替える為の手動のエアバルブ24が収容されている。このエアバルブ24は、作業者が操作しやすいように、床面から60〜70cmの高さに設けられている。エアバルブ24の左端部は、エア通路25を介してエアチューブ11と接続され、一方、エアバルブ24の右端部には、エア接続管26が継手27を介して前後に回動自在に連結されている。エアバルブ24を介してエアチューブ11にエアを注入する際には、エア接続管26を図2の手前側へ回動させた状態で、エア接続管26にエアホース等を介して手動ポンプ等のエア供給源が接続される。尚、冷凍車1にエアコンプレッサー又はブロワが付随している場合には、これらエアコンプレッサー又はブロワをエア供給源として、エア接続管26に接続してもよい。さらに、エアバルブ24を、図示外のコントロールユニットからの信号により開閉される自動弁で構成してもよい。
次に、中仕切り壁3の作用について説明する。
まず、中仕切り壁3により庫内2を仕切る場合には、図1に示すように、庫内2において、中仕切り壁3を天井から降ろして庫内2を2室に仕切る。次に、エア接続管26を手前に回動させ、エア接続管26を手動ポンプ等のエア供給源と接続する。そして、エアバルブ24を開いてエアチューブ11にエアを注入する。
すると、そのエア圧によりエアチューブ11が膨張し、エアチューブ11の膨張に伴って伸縮性の布帛12も膨らんで内壁4に密着し、パネル10と内壁4との間がシールされる。さらに、図5(a)に示すように、庫内2の隅部22近傍においては、パネル10と布帛12との間にエアチューブ11が弛ませた状態で配設されている。従って、エアチューブ11にエアが注入されたときに、図5(b)に示すように、弛んだ分だけエアチューブ11がさらに大きく膨張して隅部22に入り込むため、隅部22近傍においてもパネル10と庫内2の内壁4との間が確実にシールされる。十分なエアがエアチューブ11に注入されると、エアバルブ24を閉じてエア接続管26からエア供給源を切り離す。
逆に、エアバルブ24を開いてエアチューブ11からエアを排出していくと、エアチューブ11の伸縮性に加え、伸縮性の布帛12が収縮することによりエアチューブ11がさらに強制的に収縮させられるため、エアチューブ11のエア抜きがスムーズに行われる。そして、エアチューブ11からエアが抜かれた状態で、庫内2で中仕切り壁3を移動させたり、図2のように中仕切り壁3を天井へはね上げる。
尚、以上の説明においては、中仕切り壁3を冷凍車1に適用した場合について説明したが、この中仕切り壁3を冷蔵車に適用することもできる。
以上説明した中仕切り壁3によれば、次のような効果が得られる。
1)エアチューブ11にエアを注入していない状態では、エアチューブ11が収縮して布帛12と内壁4との間の隙間が大きくなるため、中仕切り壁3を容易に移動させたりはね上げたりすることができ、庫内2での中仕切り壁3の取り扱いが容易である。
エアチューブ11が伸縮性の布帛12により外側から完全に覆われているため、中仕切り壁3を庫内2で取り扱う際に、エアチューブ11が、内壁4や、ラッシングレール5や係止部6等の内壁4に設けられた各種部材に接触して傷がついたり穴が開いてしまうのを防止できる。このように、エアチューブ11に傷等がつきにくいことから、エアチューブ11の肉厚を薄くしてエア圧によりエアチューブ11をより変形させやすくし、シール性を向上させることもできる。
また、パネル10の外周部が、軟質のエアチューブ11と布帛12とで覆われているため、中仕切り壁3が庫内2の内壁4に接触しても内壁4が傷つくこともない。また、エアチューブ11が布帛12で覆われているため、中仕切り壁3を移動させる際などにエアチューブ11がパネル10から簡単に脱落してしまうこともない。
さらに、エアチューブ11にエアを注入したときには、膨張するエアチューブ11の形状の変化に応じて伸縮性の布帛12も伸びて内壁4に密着するため、パネル10と庫内2の内壁4との間が確実にシールされる。逆に、エアチューブ11からエアを排出するときには、布帛12が収縮することによりエアチューブ11も強制的に収縮されるため、エアチューブ11から確実にエアを排出することができ、中仕切り壁3を庫内2で取り扱うことが容易になる。
2)エアチューブ11にエアが注入されていない状態では、庫内2の隅部22の近傍において、パネル10と布帛12との間でエアチューブ11が弛んでいるため、エアチューブ11にエアを注入したときに、弛んだ分だけエアチューブ11が大きく膨張して庫内2の隅部22にエアチューブ11が入り込むため、パネル10と内壁4との間を確実にシールすることができる。
3)エアチューブ11と布帛12は、ともにパネル10に着脱可能に取り付けられているので、傷ついたり汚れたりしたエアチューブ11や布帛12を容易に取り替えることができ、メンテナンスの面で非常に有利である。
4)エアチューブ11へのエアの注入/排出を切り替える為のエアバルブ24が、パネル10に設けられたバルブ収容部23に収容されているため、エアの注入/排出の切り替えを中仕切り壁3の傍で行うことができるため、作業効率が向上する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、図7に示すような、左右2枚のパネルを備えた中仕切り壁に本発明を適用した一例である。尚、前記第1の実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
図7に示すように、中仕切り壁30は、左右2枚のパネル31,32と、これら2枚のパネル31,32の外周部に装着され、エア圧により膨張してパネル31,32と庫内2の内壁4との間をシール可能なエアチューブ33と、パネル31,32に設けられエアチューブ33の外側を覆う布帛34とを有する。
2枚のパネル31,32の前面部には、夫々2つの取っ手35が設けられており、この取っ手を握って庫内2においてパネル31,32を移動させることができる。パネル31,32の下部には、パネル31,32の自重に耐えることができる圧縮ひずみの小さい断熱材36が固着されている。一方、パネル31,32の他の外周部(左右両側部及び上部)には、エアチューブ33が取り付けられている。パネル31,32の前面部には、エアチューブ33へのエアの注入/排出を切り替えるためのエアバルブ24も設けられている。
エアチューブ33及び布帛34は、前記第1の実施形態と同様のものであり、パネル31,32の外周部にエアチューブ33が着脱可能に取り付けられ、さらに、このエアチューブ33を外側から完全に覆った状態で伸縮性の布帛34がパネル31,32に着脱可能に装着されている。このエアチューブ33にエアバルブ24を介してエアを注入すると、エアチューブ33が膨張して布帛34が内壁4に密着し、パネル31,32と内壁4との間がシールされる。従って、前記第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、パネル31,32を随意に設置できるため、箱型車の庫内2において、一時的な冷蔵室または保冷室を構成することができる。この場合、庫内をドライアイス等で冷却すればよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、図8に示すような、庫内を左右に仕切る中仕切り壁に本発明を適用したものである。尚、前記第1の実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
図8、図9に示すように、この中仕切り壁40は、庫内2を仕切る為の5枚のパネル41〜45と、これらパネル41〜45の上端部に装着され、エア圧により膨張してパネル41〜45と庫内2の内壁4との間をシール可能なエアチューブ46と、パネル41〜45に設けられエアチューブ46の外側を覆う布帛47とを備えている。そして、この中仕切り壁40は、図8の左右方向(矢印方向)に移動させて仕切り位置を自由に変更できるようになっている。
5枚のパネル41〜45は、庫内2に奥行き方向に配設され、隣接するパネル同士が連結板50と面ファスナー等のシート状の接着材51により連結されている。また、各パネル41〜45において、図9における左右両端側部分には、パネル補強用の上下に長い補強材52が固定されている。さらに、各パネル41〜45には、2つの取っ手53と、エアチューブのエアの注入/排出を切り替えるエアバルブ24も設けられている。これら5枚のパネル41〜45は、庫内2の床面部に形成された複数の凹部(図示略)の何れか1つに係合している。5枚のパネル41〜45のうち、図9における最も左側(庫内奥側)のパネル41の左端部と、最も右側(庫内手前側)のパネル45の右端部には、夫々ウレタンスポンジ等からなる断熱材54が取り付けられている。
エアチューブ46及び布帛47は、前記第1の実施形態と同様のものであるが、パネル41〜45の上側にのみ設けられている。そして、エアチューブ46にエアを注入すると、エア圧によりエアチューブ46が膨張して布帛47が庫内2の内壁(天井)に密着し、パネル41〜45と内壁4との間がシールされる。従って、前記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る冷凍車(中仕切り壁設置状態)を後方から見た図である。 冷凍車(中仕切り壁はね上げ状態)を後方から見た図である。 中仕切り壁の正面図である。 図3のA-A線断面図である。 庫内の隅部の拡大図であり、(a)はエア注入前の状態、(b)はエア注入後の状態を示す図である。 図1のエアバルブ周辺の拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る中仕切り壁の正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る冷凍車を後方から見た図である。 第3の実施形態の中仕切り壁の正面図である。
符号の説明
1 冷凍車
2 庫内
3,30,40 中仕切り壁
4 内壁
10,31,32,41〜45 パネル
11,33,46 エアチューブ
12,34,47 布帛
22 隅部
24 エアバルブ

Claims (5)

  1. 冷凍車又は冷蔵車の庫内を仕切る為のパネルと、
    このパネルの外周部に装着され、エア圧により膨張してパネルと庫内の内壁との間をシール可能なエアチューブと、
    前記パネルに設けられエアチューブの外側を覆う布帛と、
    を有することを特徴とする冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁。
  2. 前記布帛は、伸縮性を有することを特徴とする請求項1に記載の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁。
  3. 前記エアチューブにエアが注入されていない状態では、庫内の隅部近傍において、パネルと布帛との間でエアチューブが弛んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁。
  4. 前記エアチューブ及び布帛は、パネルに着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁。
  5. 前記エアチューブへのエアの注入/排出を切り替える為のバルブを備え、このバルブがパネルに設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の冷凍車又は冷蔵車庫内の中仕切り壁。

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