JP2005048459A - 籠体マット及びその利用 - Google Patents

籠体マット及びその利用 Download PDF

Info

Publication number
JP2005048459A
JP2005048459A JP2003281456A JP2003281456A JP2005048459A JP 2005048459 A JP2005048459 A JP 2005048459A JP 2003281456 A JP2003281456 A JP 2003281456A JP 2003281456 A JP2003281456 A JP 2003281456A JP 2005048459 A JP2005048459 A JP 2005048459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
wide
mat
sheet
mesh sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003281456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4098186B2 (ja
Inventor
Ryutaro Shirayanagi
龍太郎 白柳
Minoru Suzuki
実 鈴木
Hirobumi Tanaka
博文 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd
Original Assignee
Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd filed Critical Mitsui Chemicals Industrial Products Ltd
Priority to JP2003281456A priority Critical patent/JP4098186B2/ja
Publication of JP2005048459A publication Critical patent/JP2005048459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4098186B2 publication Critical patent/JP4098186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

【課題】 重機作業による短時間での大規模工事が可能で、護岸や水中構造物の補強に有用な籠体マット及びその利用に関する。
【解決手段】 一軸延伸網目状シートから形成される扁平角筒状構造体内部が多数の仕切り用網目状シートによって仕切られて複数の連結する小部屋を形成している籠体マットに大型石を充填し、クレーンにより吊り上げて所定位置に敷設する。大型石充填時の膨らみを防止し、また吊り上げ時の荷重に耐えるように、小部屋の間隔や網目状シートの連結方法を調整する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、護岸あるいは水中や水辺の構築物基礎などに用いることができる経済性、施工性、耐久性等に優れた籠体マットに関する。さらに詳細には、クレーン作業による短時間での大規模工事が可能で、海岸、河岸、水中構築物などの補強に極めて有用な籠体マット及びその利用に関する。
海岸や湖沼岸における波による浸食、河川堤防における水流に基づく侵食などを防止するために、これら部分をコンクリート構造物とする方法はあるが、経済性、施工性に劣るのが難点である。このため大型石を充填した鉄線蛇籠を敷設する方法が一般的に採用されているが、耐久性が悪く、また広範囲で施工するには作業性に優れているとは言えない。とくに波打ち際にあって、満潮時に冠水するような場所において施工したい場合においては、短時間のうちに広い範囲の作業が可能な工法が求められているが、鉄線蛇籠による施工においては無理である。
そこで本発明の目的は、護岸、水中構造物の基礎補強等に有用な大型石等の充填物を大量に収納することができ、クレーン作業によって吊り上げ可能な強度を有し、作業性、耐久性等に優れた籠体マットを提供することにある。本発明の他の目的は、前記籠体マットの形状を実質的に損なうことなくに大型石等の充填物を作業性よく、安全に充填する方法を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、大型石等を充填した前記籠体マットを、所定個所に安全かつ短期間で敷設する方法を提供することにある。
本発明は、対向する面を形成する2枚の幅広長尺網目状シートと、対向する面を形成し、前記幅広長尺網目状シートより短い2枚の幅狭長尺網目状シートとを、各幅広長尺網目状シートの両端部が余るように幅方向の辺を互いに結合して形成される扁平角筒状構造体の内部が、仕切り用網目状シートにより所定間隔で仕切られて、複数の連結する小部屋を形成しているプラスチック製籠体マットであって、各網目状シートは、延伸薄肉部であるピッチ25cm以下の長手方向網目と未延伸厚肉部の横方向網目とからなり、上記小部屋は、仕切り用網目状シートの端部網目を湾曲して幅広長尺網目状シートの網目間に入れ込み、生じる筒状空間に支持棒を貫通させて連結することによって、幅広長尺網目状シートの長手方向網目2〜4ピッチ毎に形成されており、2枚の対向する幅広長尺網目状シートの両端部は、一方の端部網目を湾曲して他の端部網目間に入れ込んで生じる筒状空間に支持棒を貫通させて連結されていることを特徴とする籠体マットに関する。
上記籠体マットは、大型石等を充填してクレーンで吊り上げた場合の収納安定性を確保するために、片側吊り用の場合には、仕切り用網目状シートと幅広長尺網目状シートの連結部を全て、幅広長尺網目状シートの吊り上げ端部となる一端部からみて、その横方向網目上流側近傍に設けるようにするか、あるいは両側吊り上げ用の場合には幅広長尺網目状シートの一端部からみて、中央部近辺まではその横方向網目上流側近傍にあり、それ以降はその横方向網目下流側近傍に設けるようにすることが好ましい。
上記籠体マットにおいては、充填物による連結部の膨れや破損を防止するために、幅広長尺網目状シートと幅狭長尺網目状シートの結合を、それぞれの長手方向網目のピッチを揃えて、少なくとも7cm以下の間隔で巻回部を有し、かつ横方向網目部の接点部で結び目を作るように長尺の太紐で行なうことが好ましく、さらに太紐として、耐候処方を施されたポリエチレン製紐を使用するのが好ましい。
また本発明の籠体マットを構成する網目状シートは、プラスチック性孔開きフイルム、とくにポリオレフィン製孔開きシートの一軸延伸シートであることが好ましく、とくにプロピレンと他のα−オレフィンのランダム共重合体製孔開きシートの一軸延伸シートであることが好ましい。また上記幅広長尺網目状シート及び幅狭長尺網目状シートとして、それぞれ引張強度が50kN/m以上であるものを使用するのが好ましい。
前記籠体マットとしては、小部屋の容積が0.1〜0.5mであり、またその数が4〜40の範囲であることが好ましく、また全長が2〜20m程度であることが好ましい。
また幅広長尺網目状シート端部は、2〜4ピッチの長手方向網目で構成されていることが好ましい。
上記籠体マットは、2枚の対向する幅広長尺網目状シートと2枚の対向する幅狭長尺網目状シートの4結合辺のうち、1辺のみを未結合状態とし、一方の幅狭長尺網目状シート面を開口した状態で工事現場に運びあるいは工事現場で組み立て、そこで大型石等の固形充填材を充填した後、未結合部を長尺太紐で結合して本発明の籠体マットを完成させることが好ましい。固形充填材の充填は、籠体マットにおける開口状態の結合幅狭長尺網状シート面が上部となるように籠体マットを直立させて行なうのが好ましく、その際籠体マットの両側に支持壁を設けることが好ましい。
上記のような固形充填材を充填した籠体マットは、好ましくは護岸工事用又は水中構造物基礎用に使用される。籠体マットの敷設は、籠体マットにおける2枚の幅広長尺網目状シートの片側端部結合部に支持棒をいれ、該片側結合部を吊り上げて行なうか、あるいは籠体マットにおける2枚の幅広長尺網目状シートの両側端部結合部に支持棒をいれ、該両側端部結合部を吊り上げて行なうのが好ましい。
本発明によれば、大型石等の固形充填材を大量に収納することができ、クレーンのような重機による作業によって大規模かつ短時間で敷設が可能な籠体マットを提供することができる。このような固形充填材を収納した籠体マットは、種々の地盤形状に柔軟に追随することができ、例えば急傾斜地においても容易に敷設し、定着させることができる。また通水性、通気性に優れる一方で、水圧安定性に優れ、また耐腐食性、耐候性等に優れているので、海、湖沼、河川などにおいて、淡水や海水を問わず、水中、水際あるいは水辺における耐久性のある補強構造物や緊急補修用の構造物として利用することができる。勿論、一般の造成地法面補強などにおいても使用することができる。より具体的には、河川や海岸の侵食防止、洗堀防止、砂浜の安定基礎、防波堤や各種堤防の基礎、人口礁の基礎、運河のライニング、下水道のスコアマット、軟弱地盤の補強などに利用することができる。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の籠体マットを構成する幅広長尺網目状シート、幅狭長尺網目状シート及び仕切り用網目状シートに好適な網目状シート1であって、延伸薄肉部である長手方向網目2と未延伸厚肉部である横方向網目3とから構成されている。このような網目状シート1は、肉厚の孔開きシートを縦方向に一軸延伸することによって得ることができる。すなわち孔開きシートの孔部の辺を構成する部分が延伸されて中心部が幅狭となった長手方向網目2が形成され、その他の部分は実質的に延伸されず原反シートの肉厚が維持されて横方向網目3が形成される。幅広長尺網目状シート及び幅狭長尺網目状シートにおいては、網目状シート1の長手方向とこれらの長手方向が一致するように使用され、また仕切り用網目状シートにおいては、対向する幅広長尺網目状シート面に向かう方向が網目状シート1の長手方向となるように使用される。
網目状シート材質としては、種々のプラスチック材料を使用することができるが、耐候性、耐水性、耐塩水性、強度などを考慮すると、ポリオレフィン、例えばポリエチレンやポリプロピレンが好ましい。ポリエチレンとしては、とくに密度が940kg/m以上の高密度ポリエチレンが好ましく、またポリプロピレンとしてプロピレンホモポリマー及びプロピレンと他のα−オレフィンのランダム共重合体が好ましい。とくに高重量の固形充填物を多量に充填し、かつ寒冷地においても使用可能とするためには、プロピレンと、20モル%以下、好ましくは0.1〜10モル%の他のα−オレフィンとのランダム共重合体を使用することが好ましい。すなわちこのようなランダム共重合体は、単位重量当りの引張強度が強く、また冬場に外気温が低下する寒冷地においても充分な強度を発揮するからである。上記材料として、ポリエチレンを使用する場合には、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレートが0.1〜4.0g/10分のものを使用するのが好ましく、またポリプロピレンを使用する場合には、230℃、2160g荷重におけるメルトフローレートが0.1〜4.0g/10分のものを使用するのが好ましい。これらポリオレフィンとしては、耐候性向上のために、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの1種以上、とりわけカーボンブラックが配合されていることが好ましい。
籠体マットの大きさによっても異なるが、幅広長尺網目状シート及び幅狭長尺網目状シートとしてはまた、長手方向の引張強度が50kN/m以上、好ましくは60kN/m以上、一層好ましくは70kN/m以上のものを使用することが好ましい。また図1における長手方向網目ピッチ(横方向網目間ピッチ)Xが長すぎると大型石を充填したときに横方向に膨れ易く、籠体マットの平面性を損なう恐れがあり好ましくないので、Xが25cm以下、好ましくは15〜20cm程度とするのが好ましい。また長手方向網目の最薄部は、少なくとも幅3mm以上、好ましくは5〜10mm、厚みが少なくとも0.3mm以上、好ましくは0.5〜1.5mmの範囲にあることが好ましい。また長手方向網目間のピッチYは、10〜30mm程度であることが好ましい。
図3は、本発明の籠体マット4の一例を示す概略図であり、図4は図3の籠体マットの上面幅広長尺網目状シート部を取り除いた図面である。図3及び図4において、籠体マット4は、上下面を形成する2枚の幅広長尺網目状シート5a、5bと、両側面を形成する2枚の幅狭長尺網目状シート6a、6bにより形成される扁平角筒状構造体内部が、仕切り用網目状シート7により多数の小部屋に区画されている。上下の幅広長尺網目状シート5a、5bは、両側面の幅狭長尺網目状シート6a、6bより長く、両者は幅広長尺網目状シート5a、5bの両端8a、8bが余るようにそれぞれの側辺において結合されており、それぞれの両端8a及び8bはその端部で互いに結合されて籠体マット4の強度維持が図られ、また吊り上げ時の支持棒挿入部が形成される。
幅広長尺網目状シート5の横幅は、あまり短いと籠体マットの敷設作業の効率が悪いが、一方あまり長くなり過ぎると、大型石等の充填作業、クレーンによる吊り上げ作業等を円滑に行なうことができなくなるので、1〜1.5m程度の範囲が好適である。またその長さは、網状シートの強度および敷設作業に応じて適宜選択されるが、通常2〜20m程度、好ましくは3〜15m程度のものが使用される。また幅狭長尺網目状シート5の幅は、籠体マットの敷設厚みとなるもので、通常20〜50cm程度が適当である。
図5は、幅広長尺網目状シート5と仕切り用網目状シート7の結合部を示す側面断面図、図6はその平面図である。仕切り用網目状シート7上端の横方向網目33近傍の長手方向網目23を全て湾曲して上部幅広長尺網目状シート5aの長手方向網目21間に上部に突出するように挿入し、湾曲した仕切り用網目状シート7の長手方向網目23と幅広長尺網目状シート5aの長手方向網目21の間に生じた筒状空間に支持棒9aを挿入することによって、仕切り用網目状シート7上部と上部幅広長尺網目状シート5aの結合が達せられる。挿入した支持棒9aを固定するために、上部幅広長尺網目状シート5aの長手方向網目21と支持棒9aをベルト締め等で数カ所結合させることが好ましい。同様にして仕切り用網状シート7下端の横方向網目33近傍の長手方向網目23を全て湾曲して下部幅広長尺網目状シート5bの長手方向網目21間に下部に突出するように挿入し、湾曲した仕切り用網状シート7の長手方向網目23と幅広長尺網状シート5bの長手方向網目21の間に生じた筒状空間に支持棒9bを挿入することによって、仕切り用網目状シート7下部と下部幅広長尺網目状シート5bの結合が達せられる。
図4においては、小部屋を設けるために使用されるこれら仕切り用網目状シート7は、幅広長尺網目状シート5の長手方向網目21の3ピッチ毎に設けられているが、所望により2又は4ピッチ毎にしてもよい。しかしながらこれよりさらに間隔を空けて設けると、大型石などを充填した場合に幅広長尺網目状シート5面における膨れが大きくなり過ぎるので好ましくない。
図9(A)は、幅広長尺網目状シート5と幅狭長尺網目状シート6の結合部分を示す平面図、図9(B)は背面図である。幅広長尺網目状シート5と幅狭長尺網目状シート6は、それぞれの長手方向網目21の長手方向網目22を揃えるように並べられて、長尺の太紐10により、長手方向網目21及び22の当接部は捲回部11を形成しながら、また横方向網目31及び32の接点部では結び目12を形成しながら、結合されている。図9(A)及び(B)においては、幅広長尺網目状シート5と幅狭長尺網目状シート6は同一平面上となる用に結合されているが、籠体マット形成時においては、両者の結合部分で両者が直角となるように曲げられて組み立てられる。結び目12は、両シートが相互に移動しないほど堅固であれば、図9のものに限定されるものではない。堅固な結び目を形成することにより捲回部11においても両シートの強固な結合が達せられる。しかしながら捲回部11間の距離が長くなると、両シート間の結合の弱い部分が長くなり、大型石等を充填して吊り上げた際に、その部分の破れが生じる恐れがあるので、捲回部11間のピッチ及び捲回部11と結び目12間の距離を7cm以下、好ましくは4〜6cmとするのがよい。
このような太紐としては、天然繊維あるいは合成繊維からなるものを広く使用することができるが、耐候性、耐水性、耐塩水性、強度などを考慮すると、ポリオレフィン、例えばポリエチレンやポリプロピレンで形成されたものが好ましい。ポリエチレンとしては、とくに密度が940kg/m以上の高密度ポリエチレンが好ましく、またポリプロピレンとしてプロピレンホモポリマー及びプロピレンと他のα−オレフィンのランダム共重合体が好ましい。とくに好適な太紐は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの1種以上、とりわけカーボンブラックが配合された耐候処方を施されたポリエチレン、とくに高密度ポリエチレンの延伸糸からなるものである。例えば高密度ポリエチレンのマルチフィラメントを延伸した撚糸であって、径が4〜8mm程度のものが好適に使用される。
本発明の籠体マットは、次のようにして形成するのが好ましい。すなわち、下面を形成する幅広長尺網目状シート5bの両側面に幅狭長尺網目状シート6a、6bを、上記したように、太紐10により幅広長尺網目状シート5bの両端面を余らせるように結合する。次いで仕切り用網目状シート7の下端と下面幅広長尺網目状シート5bを、上記したような結合方式により、長手方向に下面幅広長尺網目状シート5bの長手方向網目21の2〜4ピッチ毎に結合していく。その後、仕切り用網目状シート7の上端と上面幅広長尺網目状シート5aを、上記したような結合方式により結合する。この場合における仕切り用網目状シート7と上面及び下面の幅広長尺網目状シート5a、5bの結合端は、大型石等を充填して吊り上げた際に仕切り用網目状シート7が籠体マット中でずり落ちないようにするために、吊り上げ端からみて幅広長尺網目状シート5a、5bの横方向網目31の上流側近傍にするのが好ましい。すなわち片側吊り用として使用する場合には、幅広長尺網目状シート5の吊り上げ端となる一端からみて、上記結合端を全て横方向網目31の上流側近傍にするのが好ましい。また両側吊り用として使用する場合には、幅広長尺網目状シート5の一端からみて、中央部近辺までは上記結合端の全てを横方向網目31の上流側近傍にし、それ以降は全て横方向網目31の下流側近傍となるようにするのが好ましい。幅広長尺網目状シート5の両端部の仕切り用網目状シート7は、籠体マット4の外壁部を形成する。
仕切り用網目状シート7を上下の幅広長尺網目状シート5a、5bに結合した後は、片側の幅狭長尺網目状シート6aの上端部と上面幅広長尺網目状シート5aを上記したような方法により太紐で結合すると共に、上下の幅広長尺網目状シート5a、5bの余らせた両端部8a、8bを互いに結合する。幅広長尺網目状シート5a、5bの両端部8a及び8bの結合方式を図2に示す。この結合方式は仕切り用網目状シート7と上下の幅広長尺網目状シート5との結合方式と本質的に同じであり、上下いずれか一方の幅広長尺網目状シートの端部網目を湾曲して他方の幅広長尺網目状シートの端部網目間に挿入して行なえばよい。図2においては、上部幅広長尺網目状シート5aの端部8aの長手方向網目24を湾曲させて、その網目を下部幅広長尺網目状シート5bの端部網目8b間に挿入させ、両網目間で生じた筒状空間に支持棒12を貫通させ、結合している。支持棒12としては扁平状のものが好ましく、また吊り上げ安定性を考慮すると、籠体マットの中心線上に支持棒が来るように結合させるのが好ましい。さらに幅広長尺網目状シート5の端部網目8a、8bの長さは、吊り上げ作業性を考慮して定めればよく、通常は長手方向網目2〜4ピッチ程度あればよい。
以上のような結合操作により、一方の幅狭長尺網目状シート7の部分のみが開口した多数の連結する小部屋を有する籠体マットを作成することができる。開口部をこの部分に設けることにより、後記するような方法で、作業効率よく大型石のような固形充填材を籠体マットに充填することができる。このような籠体マットの組み立ては、作業現場で行なってもよく、また予め別の場所で組み立てて作業現場に持ち込んでもよい。
このような一方の幅狭長尺網目状シート7の部分のみが開口した籠体マットに、補強材である大型石のような固形充填材を充填するには、上記籠体マットを開口部が上部にくるように直立させ、シャベルカーにより上部より固形充填材を投入していけば、多量の固形充填材を効率よく短時間で充填させることができる。充填作業を、籠体マットの膨らみを生じさせないように安定して行なうためには、図7及び図8に図示するように、直立した籠体マットの幅広長尺網状体面5a及び5bの両側に支持壁13a及び13bを立てて、籠体マットの直立性を維持して行なうことが好ましい。すなわち図7に示すように、開口面である幅狭長尺網目状シート6a面が上面に来るように幅広長尺網目状シート5a面を壁体13aに当接するように籠体マットを直立させ、次いで図8に示すように別の壁体13bを他方の幅広長尺網目状シート5b面に当接するように載置して籠体マットを壁体13a、13bによりサンドイッチ状態とする。しかる後シャベルカーにより固形充填材を開口部から籠体マットに充填していけば、壁体によって固形充填材による幅広長尺網目状シート5a、5b面の膨らみを防止することができ、平面性を有する固形充填材収納籠体マットを得ることができる。またシャベルカーによる固形充填材の充填中、あるいは充填後において、随時、人力により籠体マット内の固形充填材の均し作業を行うことにより、均一かつ迅速な充填を行なうことができる。
籠体マットに充填する固形充填材としては、籠体マットの網目から抜け出さない大きさであって、籠体マットに満遍なく充填できるような体積が30〜200cm程度の塊状充填物が好ましい。また護岸や補強の効果を長期にわたって持続させるためには、波や水流によって侵食され難いものが好ましく、河岸や海岸で入手できる天然石や砕石などの大型石が、安価に入手することが可能であるので最も好ましい。
籠体マットに大型石等の固形充填物を充填した後、開口面の幅狭長尺網目状シート6bと幅広長尺網目状シート5aをすでに述べたように太紐により連結することにより、護岸用あるいは水中構造物の基礎用などに使用される固形充填物入り籠体マットが得られる。
このようにして得られる固形充填物入り籠体マットは、次いでその1端部又は両端部をクレーンで吊り上げて所定個所に運び、敷設する。この場合、通常のクレーン車を使用することができるが、籠体マットへの固形充填材の充填に使用したシャベルカーを、このクレーン作業に使用することもできる。籠体マットの吊り上げにおいては、籠体マット端部の筒状空間に、端部支持棒12より若干長尺の吊り上げ用支持棒を挿入し、その両端にワイヤーやロープなどを掛けて吊り上げればよい。図10は、固形充填材を収納した籠体マット4の一端を吊り上げて海岸に敷設している図面である。籠体マット4は、シャベルカー15のクレーン16先端のシャベル17により、籠体マットの端部に挿入された吊り上げ用支持棒14に掛けたロープ20を吊り上ることにより海岸の工事現場に移動され、海岸の波打ち際19及び法面18を覆うように敷設される。
図11は、固形充填材を収納した籠体マット4の両端をクレーン車24により吊り上げて移動させ、水中構造物の基礎のように平地に敷設している図面である。籠体マット4は、その両端に挿入された吊り上げ用支持棒14に掛けたロープ20の中央部を、長尺支持棒23の両端部に設けられた鉤21a、21bで引掛け、長尺支持棒23の両端部にをつなぐワイヤー22の中央部を前記クレーン車24のクレーン25の先端から伸びるワイヤーロープ26により吊り上げられ、所定位置まで移動され、敷設される。
本発明の籠体マットに使用可能な網目状シートを示す図面である。 幅広長尺網目状シートの両端部の結合方式を示す図面である。 本発明の籠体マットの概略図である。 図3の籠体マットの上面を取り除いた図面である。 幅広長尺網目状シートと仕切り用網目状シートの結合部を示す断面図である。 幅広長尺網目状シートと仕切り用網目状シートの結合部を示す平面図である。 一面を開口した籠体マットを支持壁に沿って直立させた図面である。 一面を開口した籠体マットを支持壁で挟んで直立させた図面である。 幅広長尺網目状シートと幅狭長尺網目状シートの結合部を示す図面である。 固形充填材を収納した籠体マットの片側を吊り上げ、海岸に敷設する図面である。 固形充填材を収納した籠体マットの両側を吊り上げ、平地に敷設する図面である。
符号の説明
1 網目状シート
2 長手方向網目
3 横方向網目
4 籠体マット
5 幅広長尺網目状シート
6 幅狭長尺網目状シート
7 仕切り用網目状シート
9 支持棒
10 太紐
11 捲回部
12 結び目
13 支持壁

Claims (24)

  1. 対向する面を形成する2枚の幅広長尺網目状シートと、対向する面を形成し、前記幅広長尺網目状シートより短い2枚の幅狭長尺網目状シートとを、各幅広長尺網目状シートの両端部が余るように幅方向の辺を互いに結合して形成される扁平角筒状構造体の内部が、仕切り用網目状シートにより所定間隔で仕切られて、複数の連結する小部屋を形成しているプラスチック製籠体マットであって、各網目状シートは、延伸薄肉部であるピッチ25cm以下の長手方向網目と未延伸厚肉部の横方向網目とからなり、上記小部屋は、仕切り用網目状シートの端部網目を湾曲して幅広長尺網目状シートの網目間に入れ込み、生じる筒状空間に支持棒を貫通させて連結することによって、幅広長尺網目状シートの長手方向網目2〜4ピッチ毎に形成されており、2枚の対向する幅広長尺網目状シートの両端部は、一方の端部網目を湾曲して他方の端部網目間に入れ込んで生じる筒状空間に支持棒を貫通させて連結されていることを特徴とする籠体マット。
  2. 仕切り用網目状シートと幅広長尺網目状シートの連結部が、幅広長尺網目状シートの一端部からみて、その横方向網目上流側近傍にあることを特徴とする請求項1記載の籠体マット。
  3. 仕切り用網目状シートと幅広長尺網目状シートの連結部が、幅広長尺網目状シートの一端部からみて、中央部近辺まではその横方向網目上流側近傍にあり、それ以降はその横方向網目下流側近傍にあることを特徴とする請求項1記載の籠体マット。
  4. 幅広長尺網目状シートと幅狭長尺網目状シートの結合が、それぞれの長手方向網目のピッチを揃えて、少なくとも7cm以下の間隔で巻回部を有し、かつ横方向網目部の接点部で結び目を作るように長尺の太紐で結合されていることを特徴とする請求項1〜3記載の籠体マット。
  5. 幅広長尺網目状シート及び幅狭長尺網目状シートの引張強度がそれぞれ50kN/m以上である請求項1〜4記載の籠体マット。
  6. 幅広長尺網目状シートと幅狭長尺網目状シートの結合に使用される太紐が、耐候処方を施されたポリエチレン製紐である請求項4又は5記載の籠体マット。
  7. 小部屋容積が0.1〜0.5mである請求項1〜6記載の籠体マット。
  8. 小部屋の数が4〜40である請求項1〜7記載の籠体マット。
  9. 全長が2〜20mである請求項1〜8記載の籠体マット。
  10. 幅広長尺網目状シート端部が、2〜4ピッチの長手方向網目からなる請求項1〜9記載の籠体マット。
  11. 各網目状シートが、プラスチック製孔開きシートの一軸延伸シートである請求項1〜10記載の籠体マット。
  12. プラスチックがポリオレフィンである請求項11記載の籠体マット。
  13. ポリオレフィンが、プロピレンと他のα−オレフィンのランダム共重合体である請求項12記載の籠体マット。
  14. 固形充填材詰め用である請求項1〜13記載の籠体マット。
  15. 固形充填材が大型石である請求項14記載の籠体マット。
  16. 護岸工事用又は構造物基礎用である請求項1〜15記載の籠体シート。
  17. 各小部屋に固形充填材が充填されてなる請求項14又は16記載の籠体マット。
  18. 各小部屋に大型石が充填されてなる請求項15又は16記載の籠体マット。
  19. 2枚の対向する幅広長尺網目状シートと2枚の対向する幅狭長尺網目状シートの4結合辺のうち、1辺のみを未結合状態とし、一方の幅狭長尺網目状シート面を開口状態とした請求項1〜16記載の籠体マット。
  20. 請求項19の籠体マットにおける開口状態の結合幅狭長尺網状シート面が上面となるように籠体マットを直立させ、上部から固形充填材を入れ、しかるのち上部の幅狭長尺網状シートと幅広長尺網目状シートの未結合部を太紐で結合することを特徴とする固形充填材の充填方法。
  21. 固形充填材が、大型石である請求項20記載の固形充填材の充填方法。
  22. 直立させた籠体マットの両側に支持壁を設けて行なうことを特徴とする請求項20又は21記載の固形充填材の充填方法。
  23. 請求項17又は18の籠体マットにおける2枚の幅広長尺網目状シートの片側端部結合部に支持棒をいれ、該片側結合部を吊り上げて籠体マットを敷設することを特徴とする籠体マットの敷設方法。
  24. 請求項17又は18の籠体マットにおける2枚の幅広長尺網目状シートの両側端部結合部に支持棒をいれ、該両側端部結合部を吊り上げて籠体マットを敷設することを特徴とする籠体マットの敷設方法。
JP2003281456A 2003-07-29 2003-07-29 籠体マット及びその利用 Expired - Lifetime JP4098186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003281456A JP4098186B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 籠体マット及びその利用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003281456A JP4098186B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 籠体マット及びその利用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005048459A true JP2005048459A (ja) 2005-02-24
JP4098186B2 JP4098186B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=34266951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003281456A Expired - Lifetime JP4098186B2 (ja) 2003-07-29 2003-07-29 籠体マット及びその利用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4098186B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009019500A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Hesco Bastion Limited Gabions
FR2947287A1 (fr) * 2009-06-25 2010-12-31 Cermast Gabion a treillis metallique renforce par des nervures pliees
JP2014051865A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 籠体マット及びその敷設方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07173836A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Chichibu Onoda Cement Corp 植栽用袋、植栽用バッグおよび植栽方法
JPH09256342A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Setouchi Kinmo Shoko Kk 石詰篭連結体及びその施工方法
JPH11181792A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Hamamatsu Juuki Koji Kk 住宅地盤改良用基礎材料収容装置
JP2000273869A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 補強土壁用壁面材および補強土壁の構築方法
JP2000309922A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Mitsui Sekika Sanshi Kk 壁面材強化型補強土工法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07173836A (ja) * 1993-12-20 1995-07-11 Chichibu Onoda Cement Corp 植栽用袋、植栽用バッグおよび植栽方法
JPH09256342A (ja) * 1996-03-21 1997-09-30 Setouchi Kinmo Shoko Kk 石詰篭連結体及びその施工方法
JPH11181792A (ja) * 1997-12-22 1999-07-06 Hamamatsu Juuki Koji Kk 住宅地盤改良用基礎材料収容装置
JP2000273869A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp 補強土壁用壁面材および補強土壁の構築方法
JP2000309922A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Mitsui Sekika Sanshi Kk 壁面材強化型補強土工法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009019500A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Hesco Bastion Limited Gabions
EP2176469A1 (en) 2007-08-06 2010-04-21 Hesco Bastion Limited Gabions
GB2453711B (en) * 2007-08-06 2012-01-11 Hesco Bastion Ltd Gabions
US8596926B2 (en) 2007-08-06 2013-12-03 Hesco Bastion Limited Gabions
FR2947287A1 (fr) * 2009-06-25 2010-12-31 Cermast Gabion a treillis metallique renforce par des nervures pliees
JP2014051865A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Mitsui Kagaku Sanshi Kk 籠体マット及びその敷設方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4098186B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107208390A (zh) 改进的容纳堤坝
JP2011042983A (ja) シート状物を用いた堤防補強工法
JP5467832B2 (ja) 法面構築工法
JP4098186B2 (ja) 籠体マット及びその利用
US9279223B2 (en) Sand retention system
KR100665858B1 (ko) 해안선 침식방지 및 친수시설을 겸한 호안용 블록체 및이를 이용한 호안의 시공방법
JP6066636B2 (ja) 籠体マット及びその敷設方法
CN103821104A (zh) 一种土工海沙淤泥生态袋(管)加劲挡土墙
RU142708U1 (ru) Противопаводковый габион
TWI537453B (zh) 具有仿人造昆布的海底定砂結構
JP2892263B2 (ja) ネット付き土砂収納用袋及び水中又は水際環境の改良方法
CN213740871U (zh) 一种蜂巢平铺式生态土稳护坡
KR20200017997A (ko) 다기능 섬유 돌망태
CN113789755A (zh) 一种生态石笼格室护岸结构及其施工方法
CN108286240B (zh) 适用于软土地基的防波堤的施工方法
KR101230274B1 (ko) 해안가 튜브 구조물 및 이를 이용한 모래사장 조성방법
JP3362243B2 (ja) 土木工事用網状収納体
JP4627464B2 (ja) 土嚢の傾斜積み工法
JPH0517948A (ja) 地盤補強工法
KR100483885B1 (ko) 하구나 해안의 연약지반에서의 호안공 시공방법
KR100700261B1 (ko) 해안선 침식방지 및 친수시설을 겸한 호안용 블록체 및이를 이용한 호안의 시공방법
JP5035781B2 (ja) 土木用包装体および水底敷設物
CN108252262A (zh) 超常规库容单龙口保护结构及其合龙方法
JP2005126935A (ja) 筒状袋体を使った護岸形成方法
CN215518715U (zh) 一种逆水沉排装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4098186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term