JP2005047490A - 折りたたみ式自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折りたたみ作業を容易にでき、しかも、折りたたんだ状態での持ち運びを小さい力で安定的且つ簡単に行わせ得る折りたたみ式自転車を提供する。
【解決手段】 ヘッドラグ3の下部とメインフレーム2の前端とを回転自在に接続する。メインフレーム2の後端と本体フレーム20の上部とを回転自在に接続する。上下位置を調節自在にしたサドル7にその上端を回転自在に接続したサドル連結棒8を垂下する。前サブフレーム1aの前端とヘッドラグ3の上部とを回転自在に接続する。後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部とを回転自在に接続する。後サブフレーム1cを本体フレーム20に回転自在に接続する。中央サブフレーム1bをメインフレーム2に回転自在に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折りたたみ式自転車に関する。
従来、折りたたみ式自転車にはたとえば図6のようなものがある(たとえば、特許文献1参照)。この折りたたみ式自転車を折りたたむときには、フレーム2の折り曲げ、ハンドル12の折りたたみ、サドル7の取外し、車輪15,16の取外しなどを順に行わねばならず、つまり折りたたむ操作が容易ではなくて折りたたみ作業に時間がかかってしまい、気軽に折りたたみができないといった問題があった。また、折りたたんだ自転車を持ち運ぶには袋などで一纏めにして担ぐことで行われるのであり、重量のある自転車の持ち運びには多大な労力を要するといった問題があった。
特開2004−58912号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みてなしたものであって、折りたたみ作業を容易にでき、しかも、折りたたんだ状態での持ち運びを小さい力で安定的且つ簡単に行わせ得る折りたたみ式自転車を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の折りたたみ式自転車にあっては、ハンドル12と前車輪15とをヘッドラグ3で連結し、サドル7と後車輪16とを本体フレーム20で保持し、ヘッドラグ3の下部とメインフレーム2の前端とを回転自在に接続し、メインフレーム2の後端と本体フレーム20の上部とを回転自在に接続し、メインフレーム2を略垂直状態にしてヘッドラグ3と本体フレーム20とを近接させることで折りたたみ可能にした折りたたみ式自転車であって、上下位置を調節自在にしたサドル7にその上端を回転自在に接続したサドル連結棒8を垂下し、サブフレーム1を構成する前サブフレーム1aと中央サブフレーム1bと後サブフレーム1cとを回転自在に接続してサブフレーム1を折り曲げ自在にし、前サブフレーム1aの前端とヘッドラグ3の上部とを回転自在に接続し、後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部とを回転自在に接続し、後サブフレーム1cを本体フレーム20に回転自在に接続すると共に、中央サブフレーム1bをメインフレーム2に回転自在に接続したことを特徴とする。
これによると、サドル7を下方に押し下げたときには、サドル連結棒8にて後サブフレーム1cの後部が下方に押し込まれ、本体フレーム20への接続点を回転中心にして後サブフレーム1cの前端が中央サブフレーム1bの後端と共に上方に回動して後サブフレーム1cが略垂直状態になり、これに伴ってメインフレーム2への接続点を回転中心にして中央サブフレーム1bの前端が前サブフレーム1aの後端と共に下方に回動して中央サブフレーム1b及び前サブフレーム1aが略垂直状態になり、つまりサブフレーム1が折り曲げられてこれに応じてメインフレーム2が略垂直状態になり、ヘッドラグ3と本体フレーム20とが近接されて自転車が折りたたまれる。このように、サドル7の押し下げ動作に連動して自転車が一気に折りたたまれ、きわめて簡単に折りたたみ作業を行うことができる。また、ヘッドラグ3と本体フレーム20とを近接させて折りたたんだ状態では前車輪15と後車輪16とが前後位置で地面に転動可能されているので、折りたたんだ自転車の持ち運びを前車輪15及び後車輪16を地面に転がして安定的に且つ小さい力で行わせることができる。
また、後サブフレーム1cの後部にその長さ方向にスライド自在にクランプ11を装着し、上記クランプ11に長さ調節自在にしたサドル連結棒8の下部を回転自在に接続しても好ましい。これによると、後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部との接続状態をサブフレーム1の全体動作とは無関係に調節可能にでき、したがって、自転車の使用状態では使用状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7の高さ調節のみを可能にできて快適な使用性を確保できると共に、自転車を折りたたんだ状態では折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7のみを本体フレーム20に近接できて折りたたみ状態の更なる小型化を図ることができる。
また、後サブフレーム1cの後部及びサドル連結棒8の下部にそれぞれ長さ方向の適所に複数の貫通孔27を穿孔し、任意の後サブフレーム1cの貫通孔27とサドル連結棒8の下部の貫通孔27とを連通させてビスなどの固定具28で回転自在に接続しても好ましい。これによると、簡単な構造で、後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部との接続状態をサブフレーム1の全体動作とは無関係に調節可能にでき、したがって、自転車の使用状態では使用状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7の高さ調節のみを可能にできて快適な使用性を確保できると共に、自転車を折りたたんだ状態では折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7のみを本体フレーム20に近接できて折りたたみ状態の更なる小型化を図ることができる。
また、本体フレーム20の上部を構成する上フレーム4に、折りたたんだ自転車を把持する把持部26を水平に設けても好ましい。これによると、掴み易い把持部26を掴んで折りたたんだ自転車を簡単に持ち運ぶことができる。
本発明の請求項1にかかる発明は、ハンドルと前車輪とをヘッドラグで連結し、サドルと後車輪とを本体フレームで保持し、ヘッドラグの下部とメインフレームの前端とを回転自在に接続し、メインフレームの後端と本体フレームの上部とを回転自在に接続し、メインフレームを略垂直状態にしてヘッドラグと本体フレームとを近接させることで折りたたむようにしているので、折りたたんだ状態では前車輪と後車輪とが前後位置で転動可能に位置し、前車輪と後車輪とを地面に転がして安定的且つ小さい力で折りたたんだ自転車の持ち運びが可能になり、折りたたみ式自転車の持ち運びにかかる性能が高まり利便性が向上しており、また、上下位置を調節自在にしたサドルにその上端を回転自在に接続したサドル連結棒を垂下し、サブフレームを構成する前サブフレームと中央サブフレームと後サブフレームとを回転自在に接続してサブフレームを折り曲げ自在にし、前サブフレームの前端とヘッドラグの上部とを回転自在に接続し、後サブフレームの後部とサドル連結棒の下部とを回転自在に接続し、後サブフレームを本体フレームに回転自在に接続すると共に、中央サブフレームをメインフレームに回転自在に接続しているので、サドルを下方に押し下げたときにはサブフレームが折り曲げられて、これに応じてメインフレームが略垂直状態になってヘッドラグと本体フレームとが近接されて自転車が折りたたまれるのであり、つまりサドルの押し下げ動作に連動して自転車が一気に折りたたまれ、きわめて簡単に且つ短時間での折りたたみ作業が可能になり、折りたたみ式自転車の折りたたみにかかる性能が高まり利便性が向上している。しかして、折りたたんだ自転車はキャリヤカーのように駅の構内などを転がして運ぶことができ、また折りたたみや復元作業が極めて容易で駅を降りるとすぐ自転車でサイクリングができるので、非常に便利であり、したがって何処に出かける時でも、気軽に持参出来る自転車として活用できるという効果を有する。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1の発明の効果に加え、後サブフレームの後部にその長さ方向にスライド自在にクランプを装着し、上記クランプに長さ調節自在にしたサドル連結棒の下部を回転自在に接続したので、後サブフレームの後部とサドル連結棒の下部との接続状態をサブフレームの全体動作とは無関係に調節可能にでき、したがって、自転車の使用状態では使用状態の自転車の全体形状を維持しつつサドルの高さ調節のみを可能にできて快適な使用性を確保できると共に、自転車を折りたたんだ状態では折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつサドルのみを本体フレームに近接できて折りたたみ状態の更なる小型化を図ることができるという効果を有する。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1の発明の効果に加え、後サブフレームの後部及びサドル連結棒の下部にそれぞれ長さ方向の適所に複数の貫通孔を穿孔し、任意の後サブフレームの貫通孔とサドル連結棒の下部の貫通孔とを連通させてビスなどの固定具で回転自在に接続したので、製造コストの低廉化も図り得る簡単な構造で、後サブフレームの後部とサドル連結棒の下部との接続状態をサブフレームの全体動作とは無関係に調節可能にでき、したがって、製造コストの上昇を抑制でき、自転車の使用状態では使用状態の自転車の全体形状を維持しつつサドルの高さ調節のみを可能にできて快適な使用性を確保できると共に、自転車を折りたたんだ状態では折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつサドルのみを本体フレームに近接できて折りたたみ状態の更なる小型化を図ることができるという効果を有する。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1の発明の効果に加え、本体フレームの上部を構成する上フレームに、折りたたんだ自転車を把持する把持部を水平に設けたので、掴み易い把持部を掴んで鞄を持つように折りたたんだ自転車を簡単に持ち運ぶことができ、折りたたみ式自転車の持ち運びにかかる性能を高めて利便性を向上できるのである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1乃至図4に本発明の実施の形態の例を示す。なお、図1及び図2には本例の折りたたみ式自転車の使用状態を示し、図3及び図4には折りたたみ式自転車の折りたたみ状態を示す。
本例の折りたたみ式自転車(以下、自転車と略する)は、ハンドル12と前車輪15とをヘッドラグ3で連結し、サドル7と後車輪16とを本体フレーム20で保持し、ヘッドラグ3の下部と本体フレーム20の上部とをメインフレーム2で連結して形成されたものであり、ここで、メインフレーム2の前端はヘッドラグ3の下部に回転自在に接続され(接続点b)、メインフレーム2の後端は本体フレーム20の上部に回転自在に接続されており(接続点c)、メインフレーム2を略垂直状態にしてヘッドラグ3と本体フレーム20とを近接させることで折りたたみがなされるようにされている。なお、回転自在と称した場合の回転方向は特に記載のない限り上下方向を言うものとする。また、本例の自転車には、サドル7の下方への押し込み動作に連動してメインフレーム2を垂直状態にしてヘッドラグ3と本体フレーム20とを近接させることで自転車を折りたたませるサブフレーム1が設けられている。つまり、本例の自転車は、サドル7の下方への押し込みという簡単な操作で自転車の折りたたみが可能にされているのである。以下、詳述する。
ハンドル12は、使用者が把持する水平なハンドルバー19とハンドルバー19の中央から一体に垂下したハンドルポスト13とで構成されている。また、ヘッドラグ3の上部にはハンドルポスト13を固定するクランプ14が設けられ、ヘッドラグ3の下部には前車輪15を回転自在に軸支する前ホーク21が垂設されている。ヘッドラグ3の内部に適宜長さのハンドルポスト13を挿入させてクランプ14で固定することでハンドル12の高さ位置が調節可能にされている。
また、本体フレーム20は、サドル7から垂設されたシートポスト6が内部に挿入される立フレーム22と、立フレーム22の上部から斜め後方に突設される後ホーク23と、立フレーム22の下部と後ホーク23の下部とを連結するチェーンステー24と、立フレーム22の上部から前方に突設した上フレーム4と、立フレーム22の下部と上フレーム4の前部とを連結するフレームステイ5とで一体に組み上げられた骨組み体である。後車輪16は後ホーク23とチェーンステー24との連結部分で軸支されており、後車輪16を駆動させるためのペダル25は立フレーム22の下部に回転自在に設けられている。なお、ペダル25の回転を後車輪16に伝達させるチェーン等の本発明に直接関係しない部材は、便宜上、図示を省略している。ここで、立フレーム22の上端にはシートポスト6を固定するクランプ9が設けられており、立フレーム22の内部に適宜長さのシートポスト6を挿入させてクランプ9で固定することでサドル7の高さ位置が調節可能にされている。また、上フレーム4は後端及び前端に比べて中央部が上方に突出する山型の屈曲パイプ材で構成されている。上フレーム4の中央部から前端部に至る部位が後述する把持部26として機能し、上フレーム4の前端部にメインフレーム2の後端が回転自在に接続されている(接続点c)。
また、シートポスト6の上端部にはクランプ17が装着され、このクランプ17にサドル連結棒8の上端が回転自在に接続されている(接続点h)。サドル連結棒8は、出入れ可能な直径が異なる2本のパイプで構成されていて中央に設けたクランプ10の締付けによって長さ調節可能にされている。サドル連結棒8の下部は、前端をヘッドラグ3の上部に回転自在に接続させたサブフレーム1の後部に回転自在に連結されている(接続点g)。
ここで、サブフレーム1は、前サブフレーム1a、中央サブフレーム1b及び後サブフレーム1cで構成されている。前サブフレーム1a、中央サブフレーム1b及び後サブフレーム1cは互いに回転自在に接続されており、サブフレーム1は折り曲げ自在にされている。しかして、ヘッドラグ3の上部(詳しくはメインフレーム2の接続点bよりも上方位置)とサドル連結棒8の下部とを連結するサブフレーム1は、詳しくは、前サブフレーム1aの前端とヘッドラグ3の上部とが回転自在に接続され(接続点a)、前サブフレーム1aの後端と中央サブフレーム1bの前端とが回転自在に接続され(接続点e)、中央サブフレーム1bの後端と後サブフレーム1cの前端とが回転自在に接続され(接続点f)、後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部とが回転自在に接続されている(接続点g)。また、後サブフレーム1cの中央部は本体フレーム20のフレームステイ5の中央部に回転自在に接続され(接続点d)、中央サブフレーム1bの中央部はメインフレーム2の中央部に回転自在に接続されている(接続点p)。つまり、サブフレーム1とメインフレーム2とはX字状に交差するX型フレームを形成している。また、本例では、サドル連結棒8の下部の後サブフレーム1cの後部への接続はクランプ11を用いて行われている。このクランプ11は後サブフレーム1cの後部にその長さ方向にスライド自在に装着され、このクランプ11にサドル連結棒8の下部を回転自在に接続させている(接続点g)。しかして、サドル連結棒8の下部は後サブフレーム1cの後部の長さ方向の適宜位置に接続可能にされている。
上記構成の本例の自転車にあっては、上述のようにサドル7の下方への押し込みという簡単な操作で自転車の折りたたみが可能にされている。詳しくは、サドル7を体重をかけて下方に押し込むと、サドル連結棒8にて後サブフレーム1cの後部が下方に押し込まれ、本体フレーム20への接続点dを回転中心にして後サブフレーム1cの前端が中央サブフレーム1bの後端と共に上方に回動して後サブフレーム1cが略垂直状態になり、これに伴ってメインフレーム2への接続点pを回転中心にして中央サブフレーム1bの前端が前サブフレーム1aの後端と共に下方に回動して中央サブフレーム1b及び前サブフレーム1aが略垂直状態になり、つまりサブフレーム1が上下にジグザグに折り曲げられ、これに応じてメインフレーム2がその後端を上方に持ち上げるようにして略垂直状態になり、これによってヘッドラグ3と本体フレーム20とが近接され、前車輪15と後車輪16とを地面に接地させつつ自転車が折りたたまれるのである。このように、サドル7の押し下げ動作に連動して自転車が一気に折りたたまれるのであって、折りたたみ作業がきわめて簡単に行われるようになっているのである。なお、折りたたんだ自転車を使用状態に復元させるには、ハンドルバー19を前方に引いてヘッドラグ3と本体フレーム20とを引き離すようにすればよく、このときサブフレーム1は折りたたみ時とは逆の動きをしてサドル7を上方に持ち上げ、自転車は図1,2の使用状態に復元される。このときクランプ9によってサドル7を固定することで、サブフレーム1の形状維持、ひいては自転車の形状維持がなされるのである。
ここで、自転車が折りたたまれた状態では、図3,4のように、ヘッドラグ3と本体フレーム20とが近接されて前車輪15と後車輪16とが地面に転動可能に位置しているので、折りたたんだ自転車は前車輪15と後車輪16とを地面に転がして安定的且つ小さい力での持ち運びが可能にされている。また、自転車が折りたたまれた状態では、メインフレーム2がその後端を上方に持ち上げるようにして略垂直状態になっているので、本体フレーム20は上フレーム4の前端が上端に位置するように傾斜した状態になっている。本例の自転車では上フレーム4の前端部位が把持部26を構成しており、つまり自転車が折りたたまれた状態では把持部26がその上端に位置される。具体的に把持部26は自転車が折りたたまれた状態で全長約10cmほどの水平部位がこれを構成する。このように折りたたんだ自転車の上端に掴み易い把持部26を設けたことで、折りたたんだ自転車の持ち運びが掴み易い把持部26を掴んで安定的に且つ簡単に行えるようにされているのである。
ところで、本例の自転車では、後サブフレーム1cの後部にその長さ方向にスライド自在にクランプ11が装着され、上記クランプ11に長さ調節自在にしたサドル連結棒8の下部が回転自在に接続されており、つまり後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部との接続がサブフレーム1の全体動作とは無関係に調節可能にされている。したがって、自転車の使用状態では、使用状態の自転車の全体形状を維持しつつ、使用者の体格に合わせてサドル7の高さ調節のみを可能にできるのであって、快適な使用性の確保が図られている。また、自転車を折りたたんだ状態では、図3のように折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつ、サドル7のみを本体フレーム20に近接できるのであって、折りたたみ状態の更なる小型化が図られている。なお、図4のようにハンドルポスト13全てをヘッドラグ3に挿入したり、ペダル25を自転車の左右中心側に折り曲げたりすると、自転車の折りたたみ状態の更なる小型化を図ることができる。また、図4のように折りたたみ状態にある自転車の全体形状を長方形に近い小型にすると、折りたたんだ自転車をカバー18で容易に包装できて好ましい。更に言うと、図4のように、折りたたんだ自転車をカバー18で包装した場合にも、把持部26や前車輪15及び後車輪16をカバー18の外方に突出させておくと、自転車の持ち運びが鞄を持つように掴み易い把持部26を掴んで前車輪15や後車輪16を地面に転動させて安定的且つ簡単に行えるので、好ましい。
叙述したように本例の自転車にあっては、サドル7の押し下げ動作に連動して自転車が一気に折りたたまれるのであり、折りたたみ作業がきわめて簡単に且つ短時間で可能にされており、折りたたみにかかる性能が向上して折りたたみ式自転車の利便性が向上している。また、自転車を折りたたんだ状態では、前車輪15と後車輪16とが前後位置で転動可能に位置すると共に把持部26が設けられているので、折りたたんだ自転車の持ち運びを掴み易い把持部26を掴んで前車輪15及び後車輪16を地面に転がして安定的に且つ小さい力で行わせることができ、持ち運びにかかる性能が向上して折りたたみ式自転車の利便性が向上している。しかして、折りたたんだ自転車はキャリヤカーのように駅の構内などを転がして運ぶことができ、また折りたたみや復元作業が極めて容易で駅を降りるとすぐ自転車でサイクリングができるので、非常に便利であり、したがって何処に出かける時でも、気軽に持参出来る自転車として活用できるのである。
図5には本発明の実施の形態の他例を示す。この例の折りたたみ式自転車は、先の例の自転車と比べて、後サブフレーム1cの後部とサドル連結棒8の下部との接続構造のみが異なっている。具体的に、本例のサドル連結棒8は伸縮不可な一本のパイプ材又は角材で構成されており、サドル連結棒8の下部には長さ方向の適所に複数の貫通孔27が穿孔されている。また、後サブフレーム1cの後部にも長さ方向の適所に複数の貫通孔27が穿孔されている。そして、サドル連結棒8の下部の任意の貫通孔27と後サブフレーム1cの後部の任意の貫通孔27とを連通させ、この連通した各貫通孔27にビスなどの固定具28を挿入して固定したことで、サドル連結棒8の下部と後サブフレーム1cの後部とを回転自在に接続させている(接続点g)。これによると、先の例と同様に、サドル連結棒8の下部と後サブフレーム1cの後部との接続をサブフレーム1の全体動作とは無関係に調節可能にできるのであり、自転車の使用状態では使用状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7の高さ調節のみを可能にできて快適な使用性を確保すると共に、自転車を折りたたんだ状態では折りたたみ状態の自転車の全体形状を維持しつつサドル7のみを本体フレーム20に近接できて折りたたみ状態の更なる小型化が図られている。しかも、本例では先の例よりも簡単な構造でこれを可能にしているので、折りたたみ式自転車の製造コストの低減化を図ることができるのである。
本発明の実施の形態の例の折りたたみ式自転車の使用状態の側面図である。 図1の折りたたみ式自転車の正面図である。 同上の折りたたみ式自転車の折りたたみ状態の側面図である。 同上の折りたたみ式自転車の折りたたみ状態の正面図である。 本発明の実施の形態の他例の折りたたみ式自転車の使用状態の側面図である。 背景技術の例の折りたたみ式自転車の折りたたみ状態の側面図である。
符号の説明
1 サブフレーム
1a 前サブフレーム
1b 中央サブフレーム
1c 後サブフレーム
2 メインフレーム
3 ヘッドラグ
4 上フレーム
5 フレームステイ
6 シートポスト
7 サドル
8 サドル連結棒
9 クランプ
10 クランプ
11 クランプ
12 ハンドル
13 ハンドルポスト
14 クランプ
15 前車輪
16 後車輪
17 クランプ
18 カバー
19 ハンドルバー
20 本体フレーム
21 前ホーク
22 立フレーム
23 後ホーク
24 チェーンステー
25 ペダル
26 把持部
27 貫通孔
28 固定具

Claims (4)

  1. ハンドルと前車輪とをヘッドラグで連結し、サドルと後車輪とを本体フレームで保持し、ヘッドラグの下部とメインフレームの前端とを回転自在に接続し、メインフレームの後端と本体フレームの上部とを回転自在に接続し、メインフレームを略垂直状態にしてヘッドラグと本体フレームとを近接させることで折りたたみ可能にした折りたたみ式自転車であって、上下位置を調節自在にしたサドルにその上端を回転自在に接続したサドル連結棒を垂下し、サブフレームを構成する前サブフレームと中央サブフレームと後サブフレームとを回転自在に接続してサブフレームを折り曲げ自在にし、前サブフレームの前端とヘッドラグの上部とを回転自在に接続し、後サブフレームの後部とサドル連結棒の下部とを回転自在に接続し、後サブフレームを本体フレームに回転自在に接続すると共に、中央サブフレームをメインフレームに回転自在に接続したことを特徴とする折りたたみ式自転車。
  2. 後サブフレームの後部にその長さ方向にスライド自在にクランプを装着し、上記クランプに長さ調節自在にしたサドル連結棒の下部を回転自在に接続したことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式自転車。
  3. 後サブフレームの後部及びサドル連結棒の下部にそれぞれ長さ方向の適所に複数の貫通孔を穿孔し、任意の後サブフレームの貫通孔とサドル連結棒の下部の貫通孔とを連通させてビスなどの固定具で回転自在に接続したことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式自転車。
  4. 本体フレームの上部を構成する上フレームに、折りたたんだ自転車を把持する把持部を水平に設けたことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式自転車。
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