JP2005047402A - 二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二輪車の車体フレーム構造に関し、排気管と前輪との距離を確保し、ラジエータやオイルクーラ等の放熱部材、他の補機部品の配置を容易にするとともに放熱部材では容量を大きくして放熱性を高め、車体フレーム、排気管の形状、配置等の設計自由度を高めることを可能にする。
【解決手段】 車体フレーム11に前方下方に延出する排気管35〜38を備えるエンジンを取付けるとともに、車体フレーム11の前端に設けたヘッドパイプからほぼ下方に左右一対のダウンチューブ94を延ばした自動二輪車において、車体フレーム11に、左右のダウンチューブ94を連結する第1クロスメンバ107を備え、この第1クロスメンバ107に排気管36,37の一部を通す円弧状凹部107aを設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、二輪車の車体フレーム構造に関するものである。
従来、二輪車の車体フレーム構造として、車体フレームに、エンジン前部に設けた排気管が近接するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3370888号公報
特許文献1の図1を以下の図15で説明する。なお、図の後半部は省略し、符号は振り直した。
図15は従来の二輪車の車体フレーム構造を示す側面図であり、車体フレームの前端部に設けたヘッドパイプ301からほぼ下方に左右一対のダウンパイプ302,302(手前側の符号302のみ図示する。)を延ばし、車体フレームに取付けた内燃機関303の前部から下方に湾曲するように複数の排気管304を延ばしたことを示す。なお、306はヘッドパイプ301にフロントフォーク307を介して取付けた前輪である。
上記ダウンパイプ302には、内燃機関303の重量を支持したり、内燃機関303の振動を抑えるために大きな剛性が必要であり、左右のダウンパイプ302,302をクロスパイプで連結する構造が採用される。左右のダウンパイプ302,302をクロスパイプで連結すると、このクロスパイプと排気管304との干渉に配慮する必要があり、クロスパイプとクロスパイプの前方に配置する排気管304とのクリアランスを確保しようとすると、排気管304と前輪306との距離が小さくなる。
また、前輪306と排気管304との間に、例えば、ラジエータやオイルクーラ等の放熱部材、他の補機部品を配置するのが難しくなり、大型の補機部品は配置できなくなる。特に、左右幅が大きくなる直列4気筒とした内燃機関303では、左右のダウンパイプ302,302間の間隔が広くなるため、一層高い剛性が必要となるが、複数の排気管304との干渉も考慮する必要があるので、車体フレーム、排気管304は、それらの形状、配置に関してより一層の設計自由度の制約を受ける。
本発明は、二輪車の車体フレーム構造に関し、排気管と前輪との距離を確保し、ラジエータやオイルクーラ等の放熱部材、他の補機部品の配置を容易にするとともに放熱部材では容量を大きくして放熱性を高め、車体フレーム、排気管の形状、配置等の設計自由度を高めることを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームに前方下方に延出する排気管を備えるエンジンを取付けるとともに、車体フレームの前端に設けたヘッドパイプからほぼ下方に左右一対のダウンチューブを延ばした二輪車において、車体フレームに、左右のダウンチューブを連結するクロスメンバを備え、このクロスメンバに排気管の一部を通す凹部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、エンジンを、側面視で各気筒の軸線がヘッドパイプの上方を指向する直列4気筒エンジンとしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、排気管の前方に、ラジエータ、オイルクーラ等の放熱部材を配置するとともに、この放熱部材の下端を、クロスメンバとほぼ同位置か、クロスメンバより下方に配置したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、凹部を、クロスメンバの前部に設けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、凹部を、各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管に対応させて設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、放熱部材を、車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成し、円弧の頂部近傍の気筒の排気管に対応させて凹部を設けたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、クロスメンバを、エンジンを支持するエンジンハンガを取付けた部材としたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、クロスメンバを、ヘッドパイプに操舵自在に取付けたフロントフォークで支持する前輪の車軸を通り且つダウンチューブに直交する直線よりも下方に配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、クロスメンバに排気管の一部を通す凹部を設けたので、排気管をクロスメンバに凹部内で近接させることができ、排気管をより車両後方に配置することができる。従って、排気管と前輪との距離を確保することができるとともに排気管前方に大きなスペースを形成することができ、このスペースに大型の補機部品を配置することができるとともに配置の自由度を増すことができる。また、上記のスペースによって、直列多気筒エンジンでもクロスメンバと複数の排気管との距離を確保でき、車体フレーム、排気管の形状、配置等の設計自由度を増すことができる。
請求項2に係る発明では、エンジンの各気筒の軸線をヘッドパイプの上方に指向させると、各気筒が直立に近くなり、排気管がエンジンのより上部から前方下方に延びるために、排気管が車両前方により突出することになる。しかし、本発明では、このようなエンジンの排気管でもクロスメンバに設けた凹部によってより車両後方に配置することができる。
請求項3に係る発明では、排気管の前方に放熱部材を配置したので、排気管前方の大きなスペースにより大きな放熱部材を配置することができ、放熱部材の容量を大きくすることができて、放熱性を高めることができる。また、放熱部材の下端がクロスメンバとほぼ同位置か、それより下方に配置されるため、クロスメンバの位置が低ければ、放熱部材の高さを大きくすることができ、放熱部材の容量を更に大きくできて放熱性をより一層高めることができる。
請求項4に係る発明では、凹部をクロスメンバの前部に設けたので、排気管をクロスメンバの前方に配置することができ、排気管を容易に脱着することができる。
請求項5に係る発明では、凹部を各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管に対応させて設けたので、中央側の2気筒の排気管と前輪との距離が最も小さくなるにもかかわらず、その距離を確保することができる。また、クロスメンバには他の気筒の排気管に対応する凹部を設けないため、クロスメンバの強度・剛性を確保することができる。
請求項6に係る発明では、放熱部材を車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成し、円弧の頂部近傍の気筒の排気管に対応して凹部を設けたので、放熱部材と排気管とのクリアランスを確保することができ、特に、中央側の2気筒の排気管と前輪との間では、放熱部材を円弧状にすることにより放熱部材の厚さを一層大きくすることができる。また一方で、放熱部材の厚さを従来と同一とすれば、中央側の2気筒の排気管と前輪との距離を小さくすることができ、ひいてはホイールベースの短縮化を図ることができる。
請求項7に係る発明では、クロスメンバにエンジンを支持するエンジンハンガを取付けたので、クロスメンバで効果的にエンジンの重量及びエンジンの振動を受けることができる。
請求項8に係る発明では、クロスメンバを、前輪の車軸を通り且つダウンチューブに直交する直線よりも下方に配置したので、前輪とダウンチューブとの距離が最も小さくなる位置よりもクロスメンバが下方に位置するために、前輪とクロスメンバとの距離とを確保することができ、前輪とクロスメンバとの間に排気管、放熱部材等を容易に配置することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る二輪車の側面図であり、二輪車としての自動二輪車10は、クレードル形の車体フレーム11の前部に備えたヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵自在に取付け、このフロントフォーク13の下端に前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部にハンドル16を取付け、車体フレーム11の内側にエンジン18を取付け、車体フレーム11の後部下部に上下スイング自在にスイングアーム21を取付け、このスイングアーム21の後端に後輪22を取付け、車体フレーム11の後部上部とスイングアーム21の後部とに左右一対のリヤクッションユニット23,24(手前側の符号23のみ示す。)を渡し、車体フレーム11の上部にアルミニウム合金製の燃料タンク25を取付けた車両である。なお、26はヘッドパイプ12の軸線である。
エンジン18は、直列4気筒として各気筒を車幅方向に並べたものであり、クランクケース31と、このクランクケース31の前部にほぼ鉛直に取付けたシリンダ部32とからなり、シリンダ部32を構成するシリンダヘッド33の前部から気筒毎に排気管35,36,37,38(ここでは、排気管35,36のみ示す。)を前方下方へ延ばし、シリンダヘッド33の後部にキャブレタ41、エアクリーナ42を順に取付け、車体フレーム11にフロントエンジンハンガ43、リヤアッパエンジンハンガ44及びリヤロアエンジンハンガ46で取付けたものである。
47はエンジン18の各気筒の軸線であり、この軸線47をヘッドパイプ12の軸線26に交差させる、即ち、軸線47をヘッドパイプ12の上方に指向させることで、上記したシリンダ部32を直立に近い状態とした。
燃料タンク25は、車体フレーム11に設けた前部取付部48及び後部取付部51に取付けた部品である。
ここで、56,57はクランクケース31を構成するアッパケース及びロアケース、58,61はクランクケース31の後部上部に取付けたセルモータ及びバッテリ、62はクランクケース31から車体側方に突出するACゼネレータ用カバー、63はクランク軸、64はクランクケース31の側面に取付けたウォータポンプ、66,67はエンジン18の後部に一体に設けた変速機68に設けたカウンタ軸及び出力軸、71は出力軸67に取付けたドライブスプロケット、72は後輪22に一体的に取付けたドリブンスプロケット73とドライブスプロケット71とに掛け渡したチェーンである。
また、75は自動二輪車10の上部前方を覆うアッパカウル、76は前輪14の上方を覆うフロントフェンダ、77はエンジン18を冷却するラジエータ、78はエンジン18の前部下部に取付けたオイルクーラ、81はオイルクーラ78に取付けたオイルエレメント、82は各排気管35〜38に接続した後部排気管、83は後部排気管82に接続したマフラ、84はエンジン18と排気管35〜38と後部排気管82との下方を覆うアンダカウル、86は燃料タンク25の後方に配置したシートである。
図2は本発明に係る二輪車の車体フレームを示す側面図であり、車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方へ下がるように傾斜させて延ばし更に後方斜め下方に延ばした左右一対のメインパイプ92,92(手前側の符号92のみ示す。)と、ヘッドパイプ12の下部からメインパイプ92,92に渡したフロントパイプ93,93(手前側の符号93のみ示す。)と、これらのフロントパイプ93,93からほぼ下方に延ばした左右一対のダウンチューブ94,94(手前側の符号94のみ示す。)と、これらのダウンチューブ94,94の下端から後方へ湾曲するように延ばしたロアパイプ96,96(手前側の符号96のみ示す。)と、メインパイプ92,92の後部上部から後方へ延ばしたシートレール98,98(手前側の符号98のみ示す。)と、これらのシートレール98,98のそれぞれの中間部及びメインパイプ92,92の後端部に接続するとともに下端をロアパイプ96,96に接続させたサブパイプ101,101(手前側の符号101のみ示す。)とからなる。
ここで、105,105(手前側の符号105のみ示す。),106,106(手前側の符号106のみ示す。)は補強用パイプ、107はフロントエンジンハンガ43を取付けるためにダウンチューブ94,94間に渡した第1クロスパイプ、108はリヤアッパエンジンハンガ44を取付けるためにメインパイプ92,92間に渡した第2クロスパイプ、111はリヤロアエンジンハンガ46を取付けるためにサブパイプ101,101間に渡した第3クロスパイプ、112,112(手前側の符号112のみ示す。)はスイングアーム21(図1参照)のスイング軸(即ち、ピボット軸である。)を取付けるためにメインパイプ92,92とサブパイプ101,101との接続部に取付けたピボットプレート、113,113(手前側の符号113のみ示す。)はリヤクッションユニット23,24(図1参照)の各上端を取付けるためにシートレール98,98とサブパイプ101,101との接続部に取付けたクッション取付けプレートである。
車体フレーム11に燃料タンク25を取付ける前部取付部48は、メインパイプ92とフロントパイプ93とに取付けるとともにこれらのメインパイプ92及びフロントパイプ93の左右に設けたものである。
車体フレーム11に燃料タンク25の後部を取付ける後部取付部51は、シートレール98,98のそれぞれの内側に取付けたものである。
図3は本発明に係る二輪車の前部要部を示す側面図であり、フロントエンジンハンガ43を支持するためにダウンチューブ94,94(手前側の符号94のみ図示)間に渡した第1クロスパイプ107の前部に円弧状凹部107a,107a(手前側の符号107aのみ示す。)を設け、これらの円弧状凹部107a,107a内に、エンジン18の前部から下方に湾曲するように延ばした排気管36,37(ここでは、エンジン18の4つの気筒のうちの内側の2気筒に接続した排気管36,37のみ図示した。)の一部を通し、排気管35〜38(排気管35,38は不図示)の前方にラジエータ77を配置したことを示す。なお、116はラジエータキャップ、117はラジエータ77の上部を補強用パイプ106に取付ける上部取付ステー、118はラジエータ77の下部をダウンチューブ94に取付ける下部取付ステーである。
図4は図3の4矢視図である。但し、排気管35〜38については断面を示した。なお、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す(以下同じ)。
車体フレーム11を構成する第1クロスパイプ107は、前部の左右に円弧状凹部107a,107aを形成した部材であり、これらの円弧状凹部107a,107a内に排気管36,37を近接配置し、更に、排気管36,37に中央部が車両後方に凸なほぼ円弧状のラジエータ77を近接配置した。なお、43a,43bはフロントエンジンハンガ43を構成する左ハンガ及び右ハンガであり、それぞれ2部材からなるものである。
上記したように、第1クロスパイプ107に円弧状凹部107a,107aを設け、排気管36,37の一部を円弧状凹部107a,107a内に配置して、排気管36,37をより後方に配置し、ラジエータ77をも排気管36,37により近づけて後方に配置したのは、図中に想像線で示した前輪14(図3参照)の外周の軌跡121(前輪14がハンドル16(図1参照)側にストロークしてラジエータ77に最も近づいたときの軌跡である。)と第1クロスパイプ107との間のスペースの中でラジエータ77の厚さTをできる限り大きくすることによりラジエータ77の容量を増やして放熱効果を高めるためである。また、本発明では、ラジエータ77の下端部77aの位置を第1クロスメンバ107とほぼ同位置か、それより下方に配置することで、ラジエータ77の高さAを大きくしてラジエータ77の容量を増やした。
特に、エンジン18(図3参照)を高回転で運転し続けるレース仕様の二輪車では、ラジエータ77の冷却性能がエンジン18の出力、耐久性に大きく影響することから、容量の大きな大型のラジエータ77を備えることは必須の条件となる。
図3に戻って、前輪14の車軸123、詳しくは、車軸123の中心である中心点123aを通り、ダウンチューブ94に直交する直線を124とすると、この直線124よりも下方に第1クロスパイプ107を設けた。このときの直線124と第1クロスパイプ107との位置関係は、自動二輪車10に運転者のみが乗車した、いわゆる「1G状態」のものである。
前輪14とダウンチューブ94との距離Dは、直線124上で最も小さくなる。このように、第1クロスメンバ107を直線124よりも下方に設けることで、前輪14とダウンチューブ94との距離Dが最も小さくなる位置から第1クロスメンバ107を離して配置することができるため、前輪14と排気管36,37との距離を確保し易くすることができる。例えば、第1クロスメンバ107を直線124よりも上方に設けた場合は、前輪14がハンドル16側へストロークしたときに距離Dが小さくなってしまう。
以上の図1、図3及び図4で説明したように、本発明は第1に、車体フレーム11に前方下方に延出する排気管35〜38を備えるエンジン18を取付けるとともに、車体フレーム11の前端に設けたヘッドパイプ12からほぼ下方に左右一対のダウンチューブ94を延ばした自動二輪車10において、車体フレーム11に、左右のダウンチューブ94を連結する第1クロスメンバ107を備え、この第1クロスメンバ107に排気管36,37の一部を通す円弧状凹部107aを設けたことを特徴とする。
第1クロスメンバ107に排気管36,37の一部を通す円弧凹部107aを設けたので、排気管36,37を第1クロスメンバ107に円弧状凹部107a内で近接させることができ、排気管36,37をより車両後方に配置することができる。従って、排気管36,37と前輪14との距離を確保することができるとともに排気管36,37前方に大きなスペースを形成することができ、このスペースに大型の補機部品、例えばラジエータ77を配置することができるとともに配置の自由度を増すことができる。
本発明は第2に、エンジン18を、側面視で各気筒の軸線47がヘッドパイプ12の上方を指向する直列4気筒エンジンとしたことを特徴とする。
エンジン18の各気筒の軸線47をヘッドパイプ12の上方に指向させると、各気筒が直立に近くなり、排気管35〜38がエンジン18のより上部から前方下方に延びるために、排気管35〜38が車両前方により突出することになる。しかし、本発明では、このようなエンジン18の排気管36,37でも第1クロスメンバ107に設けた円弧状凹部107aによってより車両後方に配置することができる。
本発明は第3に、排気管35〜38の前方に、ラジエータ77、オイルクーラ等の放熱部材を配置するとともに、この放熱部材の下端を、第1クロスメンバ107とほぼ同位置か、第1クロスメンバ77より下方に配置したことを特徴とする。
排気管35〜38の前方に放熱部材を配置したので、排気管35〜38の前方の大きなスペースにより大きな放熱部材を配置することができ、放熱部材の容量を大きくすることができて、放熱性を高めることができる。また、放熱部材の下端部77aが第1クロスメンバ107とほぼ同位置か、それより下方に配置されるため、第1クロスメンバ107の位置が低ければ、放熱部材の高さAを大きくすることができ、放熱部材の容量を更に大きくできて放熱性をより一層高めることができる。
本発明は第4に、円弧状凹部107aを、第1クロスメンバ107の前部に設けたことを特徴とする。
円弧状凹部107aを第1クロスメンバ107の前部に設けたので、排気管36,37を第1クロスメンバ107の前方に配置することができ、排気管36,37をシリンダヘッド33から容易に脱着することができる。
本発明は第5に、円弧状凹部107aを、各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管36,37に対応させて設けたことを特徴とする。
円弧状凹部107aを各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管36,37に対応させて設けたので、中央側の2気筒の排気管36,37と前輪14との距離が最も小さくなるにもかかわらず、その距離を確保することができる。また、第1クロスメンバ107には他の気筒の排気管35,38に対応する凹部を設けないため、第1クロスメンバ107の強度・剛性を確保することができる。
本発明は第6に、放熱部材であるラジエータ77を、車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成し、円弧の頂部近傍の気筒の排気管36,37に対応させて円弧状凹部107aを設けたことを特徴とする。
放熱部材を車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成し、円弧の頂部近傍の気筒の排気管36,37に対応して円弧状凹部107aを設けたので、放熱部材と排気管36,37とのクリアランスを確保することができ、特に、中央側の2気筒の排気管36,37と前輪14との間では、放熱部材を円弧状にすることにより放熱部材の厚さTを一層大きくすることができる。また一方で、放熱部材の厚さTを従来と同一とすれば、中央側の2気筒の排気管36,37と前輪14との距離を小さくすることができ、ひいてはホイールベースの短縮化を図ることができる。
本発明は第7に、第1クロスメンバ107を、エンジン18を支持するフロントエンジンハンガ43を取付けた部材としたことを特徴とする。
第1クロスメンバ107にエンジン18を支持するフロントエンジンハンガ43を取付けたので、第1クロスメンバ107で効果的にエンジン18の重量及びエンジン18の振動を受けることができる。
本発明は第8に、第1クロスメンバ107を、ヘッドパイプ12に操舵自在に取付けたフロントフォーク13で支持する前輪14の車軸123を通り且つダウンチューブ94に直交する直線124よりも下方に配置したことを特徴とする。
第1クロスメンバ107を、前輪14の車軸123を通り且つダウンチューブ94に直交する直線124よりも下方に配置したので、前輪14とダウンチューブ94との距離が最も小さくなる位置よりも第1クロスメンバ107が下方に位置するために、前輪14と第1クロスメンバ107との距離とを確保することができ、前輪14と第1クロスメンバ107との間に排気管36,37、放熱部材等を容易に配置することができる。
図5は本発明に係る二輪車の燃料タンクの側面図であり、燃料タンク25は、底壁25aの後部に、燃料タンク25の内部に配置した燃料ポンプ127を取付け、前部内側に、車体フレーム11(図2参照)側の前部取付部48(図2参照)に係合させる左右一対の係合部材128,128を設け、後部下部に、車体フレーム11側の後部取付部51(図2参照)に取付けるタンク後部側取付部131を設けたものである。なお、133は給油口である。
図6は本発明に係る二輪車の燃料タンク前部の取付構造を示す斜視図であり、車体フレーム11側の前部取付部48は、左右の取付部135,135からなり、取付部135は、メインパイプ92とフロントパイプ93とに取付けたコ字状プレート136と、このコ字状プレート136から車両側方へ延ばした支持ピン137と、この支持ピン137に嵌める緩衝用ゴム138とからなる。
燃料タンク25(図5参照)側の係合部材128は、燃料タンク25の側壁25bに溶接したアルミニウム合金製のベース部材141と、このベース部材141にボルト142…(…は複数個を表す。以下同じ。)で取付けた係合本体143との2部材で構成したものである。なお、145はベース部材141に設けた第1凹部、146は係合本体143に設けた第2凹部であり、これらの第1凹部145及び第2凹部146は、係合凹部147を構成する部分である。
図7は図5の7−7線断面図であり、燃料タンク25の内側に、左右の側壁25b、25bと、これらの側壁25b、25bの上端を繋ぐ底壁25aとからなる凹状内壁25cを形成し、側壁25bに係合部材128のベース部材141を溶接し、このベース部材141にボルト142…で係合本体143を取付け、係合部材128を車体フレーム11(図2参照)側の前部取付部48の取付部135に係合させた、即ち、係合部材128を緩衝用ゴム138を介して支持ピン137及びコ字状プレート136で支持したことを示す。
図8は本発明に係る二輪車の燃料タンク係合部材の構造及び組付要領を示す分解斜視図である。
係合部材128のベース部材141は、燃料タンク25(図7参照)の側壁25bに縁を溶接する平坦部151と、この平坦部151から立ち上げたU字状起立壁152と、このU字状起立壁152の各端部に設けた第1めねじ153,153と、平坦部151から立ち上げるとともにU字状起立壁152に一体成形した柱状部154,154と、これらの柱状部154,154に設けた第2めねじ156,156とからなり、U字状起立壁152の内側に前述の第1凹部145を形成した部材である。
係合本体143は、U字状平坦部161と、このU字状平坦部161から立ち上げたU字状起立壁162と、このU字状起立壁162の各端部に設けた第1ボルト挿通穴163,163と、U字状平坦部161から立ち上げるとともにU字状起立壁162に一体成形した柱状部164,164と、これらの柱状部164,164に設けた第2ボルト挿通穴166,166とからなり、U字状起立壁162の内側に前述の第2凹部146を形成した部材である。
以下に、係合部材128の燃料タンク25への組付要領を順に説明する。
(1)ベース部材141の第1凹部145の開口部145aが前方を向くように、溶接用治具で燃料タンク25の側壁25bに位置決め及び仮固定を行い、そして、ベース部材141の平坦部151の4辺を連続的に燃料タンクの側壁25bに溶接する。平坦部151の後側の辺151aを前側の辺151bよりも短くしたことで、溶接作業をより楽に行うことができる。
(2)係合本体143の第2凹部146の開口部146aが前方を向くようにして、ボルト142…をそれぞれ係合本体143の第1ボルト挿通穴163,163及び第2ボルト挿通穴166,166に通し、ベース部材141の第1めねじ153,153及び第2めねじ156,156にねじ込む。これで、燃料タンク25への係合部材128の組付けが完了する。
従来、係合部材は一体的に形成されていたが、本発明では、係合部材128をベース部材141と係合本体143との2部材で構成したことで、係合部材128を溶接するときに、ベース部材141の寸法、特に高さH(図7参照)が小さいために、凹状内壁25c(図7参照)内でのベース部材141の溶接作業を楽に行うことができ、また、溶接用治具や溶接装置を凹状内壁25c内に容易に挿入することができる。
図9は本発明に係る二輪車の燃料タンク後部の取付構造を示す要部断面図であり、燃料ポンプ127の端部に、燃料ポンプ127を支持する支持プレート171をボルト172…で取付け、燃料タンク25の底壁25aの後部に燃料ポンプ127を取付けるためのアルミニウム合金製のポンプ取付部材173を溶接し、このポンプ取付部材173に支持プレート171をボルト174…で取付けるとともに、ポンプ取付部材173の後部に、燃料タンク25を車体フレーム11(詳しくは、シートレール98,98(一方のシートレール98は不図示。)に設けた後部取付部51である。)に取付けるためのタンク取付ステー176をボルト177…で取付けたことを示す。
支持プレート171は、燃料ポンプ127側に設けたポンプ側プレート181に取付ける柱状部171a…を一体成形した部品であり、ポンプ取付部材173にOリング182を介して取付ける。
車体フレーム11に取付けるために燃料タンク25の後部に設けたタンク側後部取付部183は、上記したタンク取付ステー176と、このタンク取付ステー176を支持するポンプ取付部材173とからなる。
車体フレーム11側の後部取付部51は、左右のシートレール98,98に渡した断面がほぼクランク状のタンク後部支持プレート185と、このタンク後部支持プレート185に溶接したナット186と、タンク取付ステー176に設けたフレーム側取付穴(不図示)に嵌めたクッションラバー187と、このクッションラバー187及びタンク後部支持プレート185のそれぞれの間に挿入したワッシャ191と、クッションラバー187の上方からクッションラバー187を貫通させた鍔付きカラー192と、この鍔付きカラー192、ワッシャ191及びタンク後部支持プレート185を貫通させるとともにナット186にねじ込んだ取付ボルト193とからなる。なお、後部取付部51のタンク後部支持プレート185以外の部品は、それぞれ左右に一対設ける。
図10は本発明に係る二輪車の燃料タンク後部取付部の構造を示す底面図であり、枠状のポンプ取付部材173に外方に突出するステー取付部196…を形成し、これらのステー取付部196…にそれぞれめねじ197を形成し、ほぼコ字状としたタンク取付ステー176にボルト挿通穴198…及びフレーム側取付穴201,201を開け、ポンプ取付部材173の各めねじ197にタンク取付ステー176の各ボルト挿通穴198を合わせるとともにそれぞれボルト177(図9参照)を通すことでポンプ取付部材173にタンク取付ステー176を取付ける。
タンク取付ステー176は、左右の端部に前方突出部203,203を設け、この前方突出部203,203の先端部にそれぞれボルト挿通穴198を設けることで、他の3カ所のボルト挿通穴198に対して一直線上に並ばないようにし、タンク取付ステー176をポンプ取付部材173に強固に結合して、タンク取付ステー176の撓みを抑えたものである。
フレーム側取付穴201は、タンク取付ステー176から後方へ突出させた後方突出部204,204にそれぞれ開けた円形の穴である。
ここで、211はポンプ取付部材173に燃料ポンプ127(図9参照)側の支持プレート171(図9参照)を取付けるプレート取付部、212…はプレート取付部211に開けためねじ、213はOリング182(図9参照)を装着するOリング溝である。
以上に述べた燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を次に説明する。
図11(a),(b)は本発明に係る燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を示す第1作用図である。
(a)において、支持プレート171(太線で示した部分)を取付けた燃料ポンプ127を、燃料タンク25の底壁25aに設けた開口25d及びポンプ取付部材173の開口173aを通じて矢印で示すように燃料タンク25内へ挿入する。そして、図示せぬボルトでポンプ取付部材173に支持プレート171を取付ける。
(b)において、タンク取付ステー176をポンプ取付部材173にボルト177…で取付ける。
図12(a),(b)は本発明に係る燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を示す第2作用図である。
(a)において、燃料タンク25の係合部材128を車体フレーム11の前部取付部48に係合させる。
(b)において、クッションラバー187をタンク取付ステー176のフレーム側取付穴201に嵌め、ワッシャ191をクッションラバー187の下面に当て、鍔付きカラー192をクッションラバー187内に挿入し、取付ボルト193を鍔付きカラー192、ワッシャ191及びタンク後部支持プレート185に貫通させて、ナット186にねじ込む。これで、車体フレーム11への燃料タンク25の取付けが完了する。
図13は本発明に係る二輪車のエンジン支持構造を示す断面図であり、リヤアッパエンジンハンガ44によるエンジン18の支持構造を示す。
リヤアッパエンジンハンガ44は、第2クロスパイプ108の左右からそれぞれ前方に突出させた左ハンガ221及び右ハンガ222からなる。
左ハンガ221は、プレートをプレス成形して断面コ字状とした左延出部材224と、この延出部材224の先端に取付けた円筒部材225とからなる。
円筒部材225は、金属製の第1鍔付きカラー227と金属製の第2鍔付きカラー228とをそれそれ端部から圧入したものである。第1鍔付きカラー227及び第2鍔付きカラー228は、それぞれボルト挿通穴227a,228aを開けた部材である。
右ハンガ222は、プレートをプレス成形して断面L字状としたベース部材231と、このベース部材231に取付けたナット232及びボルト233で連結した右延出部材234とからなる。
右延出部材234は、先端部に貫通穴234aを開けた部材であり、この貫通穴234aに管ブッシュ236を圧入したものである。
管ブッシュ236は、外筒237と、この外筒237の内側に配置した内筒238と、これらの外筒237及び内筒238の間に加硫接着した緩衝用のゴム241とからなる。
図中の245,246はエンジン18のクランクケース31の後部から後方上方へ突出させた車体側左取付部及び車体側右取付部であり、これらの車体側左取付部245及び車体側右取付部246にそれぞれボルト挿通穴245a,246aを開け、これらの第1鍔付きカラー227のボルト挿通穴227a、第2鍔付きカラー228のボルト挿通穴228a、ボルト挿通穴245a,246a及び管ブッシュ236の内筒238内に中空の支持ボルト248を通し、支持ボルト248の先端に支持ナット251をねじ込むことで、リヤアッパエンジンハンガ44でエンジン18の後部上部を支持する。なお、ワッシャ253は車体側右取付部246と管ブッシュ236の内筒238との間に介在させたものである。
エンジン18は、図1に示したように、フロントエンジンハンガ43、リヤアッパエンジンハンガ44、リヤロアエンジンハンガ46で支持する。
フロントエンジンハンガ43及びリヤロアエンジンハンガ46は、上記した左ハンガ221と同様に金属製のカラーを介して支持するためにエンジン18との結合が強固となる。このように、3つのエンジンハンガ43,44,46のうちのリヤアッパエンジンハンガ44、特に右ハンガ222で管ブッシュ236を介して弾性支持したのは、ゴムの硬さの設定を変更することで、エンジン18を加えた車体フレーム11の剛性を調整するためである。即ち、エンジンハンガの全箇所を金属製カラーを介して、いわゆる、リジッド(rigid:硬直した)に結合するのに比べて、本発明では車体フレーム11にわずかにしなやかさを備えるようにした。
右ハンガ222で弾性支持したもう一つの理由は、他のエンジンハンガ43,46及び左ハンガ221に比べてメンテナンスし易いことである。
支持ナット251を弛めて支持ボルト248から外し、また、右ハンガ222のボルト233を弛めてベース部材231から右延出部材234を外せば、右延出部材234に対して管ブッシュ236を簡単に着脱することができる。
また、支持ボルト248については、中空にすることで軽量化を図った。
以上に述べたリヤアッパエンジンハンガ44へのエンジン18の取付要領を次に説明する。
図14(a)〜(d)は本発明に係る二輪車のリヤアッパエンジンハンガへのエンジンの取付要領を示す作用図である。
(a)において、管ブッシュ236を右延出部材234の貫通穴234aに圧入し、管ブッシュ236の側面にワッシャ253を当てる。
(b)において、第1鍔付きカラー227及び第2鍔付きカラー228を左ハンガ221の円筒部材225の内面に圧入する。
(c)において、左ハンガ221と右ハンガ222との間にエンジン18の車体側左取付部245及び車体側右取付部246を配置し、支持ボルト248を第1鍔付きカラー227のボルト挿通穴227a、第2鍔付きカラー228のボルト挿通穴228a、車体側左取付部245のボルト挿通穴245a、車体側右取付部246のボルト挿通穴246a、管ブッシュ236の内筒238内に通す。
(d)において、支持ナット251を支持ボルト248の先端にねじ込む。これで、リヤアッパエンジンハンガ44へのエンジン18の取付けが完了する。
尚、本発明の実施の形態では、第1クロスパイプに設けた凹部を円弧状にしたが、これに限らず、排気管の断面を前後に扁平な形状、例えば楕円、長円に形成した場合には、その排気管の外周面に沿った形状に凹部を形成してもよい。
また、凹部はクロスパイプの前部に設けたが、クロスパイプの後部に設けてもよい。
更に、放熱部材であるラジエータの形状を円弧状としたが、これに限らず、中央側の2気筒の排気管の間では直線状とし、2つの排気管の前方では直線状の部分を前方に傾斜させたり円弧状に前方に湾曲させてもよい。
本発明の車体フレーム構造は、車体フレームで支持したエンジンの前部から排気管を下方へ延ばした二輪車に好適である。
本発明に係る二輪車の側面図である。 本発明に係る二輪車の車体フレームを示す側面図である。 本発明に係る二輪車の前部要部を示す側面図である。 図3の4矢視図である。 本発明に係る二輪車の燃料タンクの側面図である。 本発明に係る二輪車の燃料タンク前部の取付構造を示す斜視図である。 図5の7−7線断面図である。 本発明に係る二輪車の燃料タンク係合部材の構造及び組付要領を示す分解斜視図である。 本発明に係る二輪車の燃料タンク後部の取付構造を示す要部断面図である。 本発明に係る二輪車の燃料タンク取付部の構造を示す底面図である。 本発明に係る燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を示す第1作用図である。 本発明に係る燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を示す第2作用図である。 本発明に係る二輪車のエンジン支持構造を示す断面図である。 本発明に係る二輪車のリヤアッパエンジンハンガへのエンジンの取付要領を示す作用図である。 従来の二輪車の車体フレーム構造を示す側面図である。
符号の説明
10…二輪車(自動二輪車)、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13…フロントフォーク、14…前輪、18…エンジン、35,36,37,38…排気管、43…エンジンハンガ、(フロントエンジンハンガ)、47…気筒の軸線、77…放熱部材(ラジエータ)、94…ダウンチューブ、107…第1クロスパイプ、107a…凹部(円弧状凹部)、123…前輪の車軸、124…直線。

Claims (8)

  1. 車体フレームに前方下方に延出する排気管を備えるエンジンを取付けるとともに、車体フレームの前端に設けたヘッドパイプからほぼ下方に左右一対のダウンチューブを延ばした二輪車において、
    前記車体フレームは、前記左右のダウンチューブを連結するクロスメンバを備え、このクロスメンバに前記排気管の一部を通す凹部を設けたことを特徴とする二輪車の車体フレーム構造。
  2. 前記エンジンは、側面視で各気筒の軸線がヘッドパイプの上方を指向する直列4気筒エンジンであることを特徴とする請求項1記載の二輪車の車体フレーム構造。
  3. 前記排気管の前方に、ラジエータ、オイルクーラ等の放熱部材を配置するとともに、この放熱部材の下端は、前記クロスメンバとほぼ同位置か、クロスメンバより下方に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二輪車の車体フレーム構造。
  4. 前記凹部は、前記クロスメンバの前部に設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の二輪車の車体フレーム構造。
  5. 前記凹部は、各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管に対応させて設けたことを特徴とする請求項2、請求項3又は請求項4記載の二輪車の車体フレーム構造。
  6. 前記放熱部材は、車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成したものであり、円弧の頂部近傍の気筒の排気管に対応させて前記凹部を設けたことを特徴とする請求項3、請求項4又は請求項5記載の二輪車の車体フレーム構造。
  7. 前記クロスメンバは、前記エンジンを支持するエンジンハンガを取付けた部材であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の二輪車の車体フレーム構造。
  8. 前記クロスメンバは、前記ヘッドパイプに操舵自在に取付けたフロントフォークで支持する前輪の車軸を通り且つ前記ダウンチューブに直交する直線よりも下方に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の二輪車の車体フレーム構造。
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