JP4291078B2 - 二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents
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Description
図15は従来の二輪車の車体フレーム構造を示す側面図であり、車体フレームの前端部に設けたヘッドパイプ301からほぼ下方に左右一対のダウンパイプ302,302(手前側の符号302のみ図示する。)を延ばし、車体フレームに取付けた内燃機関303の前部から下方に湾曲するように複数の排気管304を延ばしたことを示す。なお、306はヘッドパイプ301にフロントフォーク307を介して取付けた前輪である。
更に、凹部をクロスメンバの前部に設けたので、排気管をクロスメンバの前方に配置することができ、排気管を容易に脱着することができる。
図1は本発明に係る二輪車の側面図であり、二輪車としての自動二輪車10は、クレードル形の車体フレーム11の前部に備えたヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵自在に取付け、このフロントフォーク13の下端に前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部にハンドル16を取付け、車体フレーム11の内側にエンジン18を取付け、車体フレーム11の後部下部に上下スイング自在にスイングアーム21を取付け、このスイングアーム21の後端に後輪22を取付け、車体フレーム11の後部上部とスイングアーム21の後部とに左右一対のリヤクッションユニット23,24(手前側の符号23のみ示す。)を渡し、車体フレーム11の上部にアルミニウム合金製の燃料タンク25を取付けた車両である。なお、26はヘッドパイプ12の軸線である。
燃料タンク25は、車体フレーム11に設けた前部取付部48及び後部取付部51に取付けた部品である。
車体フレーム11に燃料タンク25の後部を取付ける後部取付部51は、シートレール98,98のそれぞれの内側に取付けたものである。
車体フレーム11を構成する第1クロスパイプ107は、前部の左右に円弧状凹部107a,107aを形成した部材であり、これらの円弧状凹部107a,107a内に排気管36,37を近接配置し、更に、排気管36,37に中央部が車両後方に凸なほぼ円弧状のラジエータ77を近接配置した。なお、43a,43bはフロントエンジンハンガ43を構成する左ハンガ及び右ハンガであり、それぞれ2部材からなるものである。
エンジン18の各気筒の軸線47をヘッドパイプ12の上方に指向させると、各気筒が直立に近くなり、排気管35〜38がエンジン18のより上部から前方下方に延びるために、排気管35〜38が車両前方により突出することになる。しかし、本発明では、このようなエンジン18の排気管36,37でも第1クロスメンバ107に設けた円弧状凹部107aによってより車両後方に配置することができる。
円弧状凹部107aを第1クロスメンバ107の前部に設けたので、排気管36,37を第1クロスメンバ107の前方に配置することができ、排気管36,37をシリンダヘッド33から容易に脱着することができる。
円弧状凹部107aを各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管36,37に対応させて設けたので、中央側の2気筒の排気管36,37と前輪14との距離が最も小さくなるにもかかわらず、その距離を確保することができる。また、第1クロスメンバ107には他の気筒の排気管35,38に対応する凹部を設けないため、第1クロスメンバ107の強度・剛性を確保することができる。
第1クロスメンバ107にエンジン18を支持するフロントエンジンハンガ43を取付けたので、第1クロスメンバ107で効果的にエンジン18の重量及びエンジン18の振動を受けることができる。
係合部材128のベース部材141は、燃料タンク25(図7参照)の側壁25bに縁を溶接する平坦部151と、この平坦部151から立ち上げたU字状起立壁152と、このU字状起立壁152の各端部に設けた第1めねじ153,153と、平坦部151から立ち上げるとともにU字状起立壁152に一体成形した柱状部154,154と、これらの柱状部154,154に設けた第2めねじ156,156とからなり、U字状起立壁152の内側に前述の第1凹部145を形成した部材である。
(1)ベース部材141の第1凹部145の開口部145aが前方を向くように、溶接用治具で燃料タンク25の側壁25bに位置決め及び仮固定を行い、そして、ベース部材141の平坦部151の4辺を連続的に燃料タンクの側壁25bに溶接する。平坦部151の後側の辺151aを前側の辺151bよりも短くしたことで、溶接作業をより楽に行うことができる。
ここで、211はポンプ取付部材173に燃料ポンプ127(図9参照)側の支持プレート171(図9参照)を取付けるプレート取付部、212…はプレート取付部211に開けためねじ、213はOリング182(図9参照)を装着するOリング溝である。
図11(a),(b)は本発明に係る燃料ポンプ及び燃料タンクの取付要領を示す第1作用図である。
(a)において、支持プレート171(太線で示した部分)を取付けた燃料ポンプ127を、燃料タンク25の底壁25aに設けた開口25d及びポンプ取付部材173の開口173aを通じて矢印で示すように燃料タンク25内へ挿入する。そして、図示せぬボルトでポンプ取付部材173に支持プレート171を取付ける。
(b)において、タンク取付ステー176をポンプ取付部材173にボルト177…で取付ける。
(a)において、燃料タンク25の係合部材128を車体フレーム11の前部取付部48に係合させる。
リヤアッパエンジンハンガ44は、第2クロスパイプ108の左右からそれぞれ前方に突出させた左ハンガ221及び右ハンガ222からなる。
円筒部材225は、金属製の第1鍔付きカラー227と金属製の第2鍔付きカラー228とをそれそれ端部から圧入したものである。第1鍔付きカラー227及び第2鍔付きカラー228は、それぞれボルト挿通穴227a,228aを開けた部材である。
管ブッシュ236は、外筒237と、この外筒237の内側に配置した内筒238と、これらの外筒237及び内筒238の間に加硫接着した緩衝用のゴム241とからなる。
フロントエンジンハンガ43及びリヤロアエンジンハンガ46は、上記した左ハンガ221と同様に金属製のカラーを介して支持するためにエンジン18との結合が強固となる。このように、3つのエンジンハンガ43,44,46のうちのリヤアッパエンジンハンガ44、特に右ハンガ222で管ブッシュ236を介して弾性支持したのは、ゴムの硬さの設定を変更することで、エンジン18を加えた車体フレーム11の剛性を調整するためである。即ち、エンジンハンガの全箇所を金属製カラーを介して、いわゆる、リジッド(rigid:硬直した)に結合するのに比べて、本発明では車体フレーム11にわずかにしなやかさを備えるようにした。
支持ナット251を弛めて支持ボルト248から外し、また、右ハンガ222のボルト233を弛めてベース部材231から右延出部材234を外せば、右延出部材234に対して管ブッシュ236を簡単に着脱することができる。
また、支持ボルト248については、中空にすることで軽量化を図った。
図14(a)〜(d)は本発明に係る二輪車のリヤアッパエンジンハンガへのエンジンの取付要領を示す作用図である。
(a)において、管ブッシュ236を右延出部材234の貫通穴234aに圧入し、管ブッシュ236の側面にワッシャ253を当てる。
(b)において、第1鍔付きカラー227及び第2鍔付きカラー228を左ハンガ221の円筒部材225の内面に圧入する。
(d)において、支持ナット251を支持ボルト248の先端にねじ込む。これで、リヤアッパエンジンハンガ44へのエンジン18の取付けが完了する。
また、凹部はクロスパイプの前部に設けたが、クロスパイプの後部に設けてもよい。
Claims (7)
- 車体フレームに前方下方に延出する排気管を備えるエンジンを取付けるとともに、車体フレームの前端に設けたヘッドパイプからほぼ下方に左右一対のダウンチューブを延ばした二輪車において、
前記車体フレームは、前記左右のダウンチューブを連結するクロスメンバを備え、このクロスメンバに前記排気管の一部を通す凹部を設け、
この凹部は、前記クロスメンバの前部に設けたことを特徴とする二輪車の車体フレーム構造。 - 前記エンジンは、側面視で各気筒の軸線がヘッドパイプの上方を指向する直列4気筒エンジンであることを特徴とする請求項1記載の二輪車の車体フレーム構造。
- 前記排気管の前方に、放熱部材としてのラジエータ及び/又はオイルクーラを配置するとともに、この放熱部材の下端は、前記クロスメンバとほぼ同位置か、クロスメンバより下方に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二輪車の車体フレーム構造。
- 前記凹部は、各気筒の中央側の2気筒に設けたそれぞれの排気管に対応させて設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の二輪車の車体フレーム構造。
- 前記放熱部材は、車両後方に向けて凸となるようにほぼ円弧状に形成したものであり、円弧の頂部近傍の気筒の排気管に対応させて前記凹部を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の二輪車の車体フレーム構造。
- 前記クロスメンバは、前記エンジンを支持するエンジンハンガを取付けた部材であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の二輪車の車体フレーム構造。
- 前記クロスメンバは、前記ヘッドパイプに操舵自在に取付けたフロントフォークで支持する前輪の車軸を通り且つ前記ダウンチューブに直交する直線よりも下方に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の二輪車の車体フレーム構造。
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