JP2014043808A - 鞍乗型車両のガードユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ガード体が大形化するのを抑制しつつ、組立性が良好な鞍乗型車両のガードユニットを提供する。
【解決手段】第1ガードユニット70は、自動二輪車に搭載されたエンジンEのクランクケース24の側部に位置するクラッチカバー64(エンジンサイドカバー)の外側面を覆っている。第1ガードユニット70は、クラッチカバー64と共通の第2締結部材68によってクランクケース24に共締めされる第1ガードブラケット74と、第1ガードブラケット74の外側面に取り付けられた第1ガード体76とを備えている。第1ガードブラケット74とクラッチカバー64との間に第2締結部材68を挿通させるカラー100が介在している。
【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗型車両に搭載されたエンジンにおけるエンジンサイドカバーの少なくとも外側面を覆うガードユニットに関するものである。
自動二輪車のような鞍乗型車両において、エンジンのクランクシャフトの一端に発電機を設け、この発電機をカバー部材で外側方から覆い、このカバー部材に、カバー部材の表面を覆うオーバカバー(ガード体)を付設したものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1の自動二輪車によれば、ガード体に傷が付いたときには、ガード体の交換のみで修復することができる。
特開2005−023890号公報
しかしながら、特許文献1では、エンジンのクランクケースにカバー部材をボルトにより取り付け、カバー部材にガード体をボルトにより取り付けているので、ガード体に加わる衝撃がカバー部材に影響を与えないように、ガード体の衝撃強度を高くする必要があるため、ガード体が大形化し、車体の外観が損なわれる。カバー部材とガード体との間にブラケットを介在させれば、衝撃がカバー部材に伝わるのを抑制できるが、ボルト連結する箇所が増えるので、組立性が低下する。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、ガード体が大形化するのを抑制しつつ、組立性が良好な鞍乗型車両のガードユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のガードユニットは、鞍乗型車両に搭載されたエンジンにおけるクランクケースの側部に位置するエンジンサイドカバーの少なくとも外側面を覆うガードユニットであって、前記エンジンサイドカバーと共通の締結部材によって前記クランクケースに共締めされるガードブラケットと、前記ガードブラケットの外側面に取り付けられたガード体とを備え、前記ガードブラケットと前記エンジンサイドカバーとの間に前記締結部材を挿通させるカラーが介在しているガードユニット。エンジンサイドカバーは、例えば、発電機カバー、パルサカバー、クラッチカバー等である。
この構成によれば、転倒時にガード体によりエンジンサイドカバーの損傷が防止される。また、ガード体はガードブラケットを介してクランクケースに支持されているので、転倒時の衝撃がエンジンサイドカバーに影響を与えることがなく、しかも、ガード体を小形化することが可能となる。さらに、ガードブラケットは、カラーを介在してクランクケースに支持されているので、カラーの長さの分だけガードブラケットを小形化できる。このように、ガード体およびガードブラケットを小形化することで、ガードユニット全体が軽量化できる。さらに、ガードブラケットは、エンジンサイドカバーと共通の締結部材によってクランクケースに共締めされているので、部品点数が減少するとともに、組立性も向上する。
本発明において、前記ガードブラケットは金属製であり、前記ガード体は樹脂製で、前記ガードブラケットに対して着脱自在であり、前記ガードブラケットは中央の支持部と外周の複数の脚部とを有し、前記支持部に前記ガード体が取り付けられ、前記脚部が前記エンジンサイドカバーの径方向外側で前記クランクケースに締結されていることが好ましい。この構成によれば、ガード体が樹脂製であるから、ガード体の交換費用を抑えることができる。また、簡単な構造で、ガードブラケットを構成できる。
本発明において、さらに、前記クランクケースの下部を外側方から覆う左右一対のロワカウルを備え、前記エンジンサイドカバーに、前記ロワカウルが取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、ロワカウルを設けることにより、空気抵抗が低減されるとともに、エンジンに泥が付着するのを抑制できる。また、エンジンサイドカバーにロワカウルを取り付けることで、エンジン本体にロワカウルの取付部を設ける必要がない。さらに、エンジンサイドカバーとロワカウルとを取り付けた状態で、ガードブラケットとともにエンジンに共締めできるので、組立性が向上する。
ロワカウルを備える場合、前記両ロワカウルにおける前記エンジンサイドカバーへの被取付部よりも前部同士が、連結部材によって連結されていることが好ましい。この構成によれば、連結部材によりロワカウルの振動を抑制できる。
本発明のガードユニットによれば、転倒時にガード体によりエンジンサイドカバーの損傷が防止される。また、ガード体はガードブラケットを介してクランクケースに支持されているので、転倒時の衝撃がガード体に影響を与えることがなく、ガード体およびガードブラケットを小形化できる。しかも、ガードブラケットは、カラーを介在させてクランクケースに支持されているので、一層小形化される。その結果、ガードユニットが軽量化できる。さらに、ガードブラケットが、エンジンサイドカバーと共通の締結部材によってクランクケースに共締めされているので、部品点数が減少するとともに、組立性も向上する。
本発明の第1実施形態に係るガードユニットを搭載した鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す右側面図である。 同自動二輪車の車体下部を示す正面図である。 同自動二輪車のエンジンを示す右側面図である。 同エンジンを示す左側面図である。 同エンジンの発電機カバーの裏面を斜め上方から見た斜視図である。 同エンジンの右側部を後方斜め上方から見た斜視図である。 同エンジンの左側部を示す正面図である。 同エンジンの第1ガードユニットの第1ガードブラケットの側面図である。 図8の第1ガードブラケットをA方向から見た図である。 同エンジンの第2ガードユニットの第2ガードブラケットの側面図である。 図10の第2ガードブラケットをB方向から見た図である。 同自動二輪車の右側のロワカウルを車体内側から見た裏面図である。 同ロワカウルを示す平面図である。 同自動二輪車の左側のロワカウルを車体内側から見た裏面図である。 同ロワカウルの連結部材を示す正面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した運転者から見た左右側をいう。図1は本発明の一実施形態に係るガードユニットを搭載した鞍乗型車両の一種である自動二輪車の右側面図である。自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて後半部を構成するリヤフレーム2と、メインフレーム1の前部から後部にかけ渡された左右一対のサブフレーム4とからなっている。両サブフレーム4は、エンジンEの外側方に位置する。
メインフレーム1の前端に、ヘッドパイプ5が取り付けられ、このヘッドパイプ5に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介して、アッパブラケット6およびロワブラケット8がメインフレーム1に支持され、これらアッパブラケット6およびロワブラケット8にフロントフォーク10が支持され、このフロントフォーク10の下端部に前輪12が支持されている。フロントフォーク10の上端部のアッパブラケット6にはハンドル14が取り付けられている。
メインフレーム1は後ろ下がりに傾斜した後端部にスイングアームブラケット16が形成され、このスイングアームブラケット16にスイングアーム18の前端部がピボット軸20を介して揺動自在に支持されている。このスイングアーム18の後端部に後輪22が支持されている。メインフレーム1の中央部の下方位置には、自動二輪車の駆動源であるエンジンEが前傾姿勢で搭載されており、このエンジンEによりチェーンのような伝達部材21を介して後輪22を駆動する。
エンジンEは内燃機関で、この実施形態では4気筒4サイクルの並列多気筒エンジンであり、クランクシャフト23を支持するクランクケース24と、クランクケース24から上方に突出したシリンダブロック26と、その上方のシリンダヘッド28と、その上方のヘッドカバー30、クランクケース24の下方のオイルパン32(図2)とを有している。シリンダヘッド28の前面に、各気筒に1本ずつつながる、合計4本の排気管34が接続され、これら排気管34が前方に大きく湾曲したのち後方に向かって延びてエンジンEの下方の集合部36で集合され、この集合部36の下流端部と、後輪22の右側に配置されたマフラ38とが接続されている。
メインフレーム1の上部に燃料タンク40が配置されている。フロントフォーク10の前面にヘッドランプユニット42が支持されており、このヘッドランプユニット42に、フロントフォーク10上部の前方を覆う樹脂製のフロントカウル44が支持されている。
エンジンEの前方斜め上方には、エンジン冷却媒体を放熱させるためのラジエータ46が配置されている。ラジエータ46の上方側方からサブフレーム4の上端部およびメインフレーム1の前部の外側方にかけて延びる左右一対のサイドカウル48が配置され、メインフレーム1に支持されている。エンジンEのクランクケース24の下部に、樹脂からなる左右一対のロワカウル50L,50Rが支持されている。
リヤフレーム2の上部には、操縦者用シート52および同乗車用シート54が装着されている。サイドカバー56が、操縦者用シート52の下方からエンジンEのシリンダブロック26の後部まで延びて、サブフレーム4の後半部を外側方から覆っている。サイドカバー56の前端部からサイドカウル48の下部にまで延びるサブフレームカバー58がサブフレーム4に支持され、サブフレーム4の前半部を外側方から覆っている。
サイドカバー56を挟んで上下位置に、上部フレームカバー60と下部フレームカバー62とが配置されている。上部フレームカバー60は、サイドカウル48から燃料タンク40の下縁に沿ってサイドカバー56まで延び、メインフレーム1を外側方から覆っている。下部フレームカバー62は、サイドカバー56から下方に延び、スイングアームブラケット16を外側方から覆っている。
図3に示すように、エンジンEにおけるクランクシャフト23の後方に、クラッチ(図示せず)が配置され、このクラッチが、エンジンサイドカバーの一種であるクラッチカバー64により外側方から覆われている。クラッチカバー64は、複数の第1締結部材66および複数の第2締結部材68によりクランクケース24の側部に固定されている。クラッチカバー64の前方に、エンジンサイドカバーの一種であるパルサカバー69が配置され、複数の締結部材72によりクランクケース24の側部に固定されている。
クラッチカバー64の外側方に第1ガードユニット70が配置され、クラッチカバー64の外側面を覆っている。第1ガードユニット70は、クラッチカバー64と共通の第2締結部材68によってクランクケース24の側部に共締めされる板金製の第1ガードブラケット74と、第1ガードブラケット74の外側面に取り付けられた樹脂製の第1ガード体76とを有している。ただし、第1ガードブラケット74、第1ガード体76の材質はこれに限定されない。第1ガード体76は、複数の締結部材であるボルト78により第1ガードブラケット74に着脱自在に取り付けられている。第1ガードユニット70の詳細は後述する。
クラッチカバー64の前方下部に、右側のロワカウル50Rを支持する第1カバー取付部65が一体に形成されている。第1カバー取付部65には外側方に向いた第1ねじ孔65aが形成されている。パルサカバー69の前方下部にも、右側のロワカウル50Rを支持する第2カバー取付部67が一体に形成されている。第2カバー取付部67にも外側方に向いた第2ねじ孔67aが形成されている。
エンジンの左側面図である図4に示すように、エンジンEの左側部に、発電機(図示せず)が配置され、この発電機が、エンジンサイドカバーの一種である発電機カバー80により外側方から覆われている。発電機カバー80は、複数の第3締結部材82および複数の第4締結部材84によりクランクケース24の左側部に固定されている。
発電機カバー80の外側方に第2ガードユニット86が配置され、発電機カバー80の外側面を覆っている。第2ガードユニット86は、発電機カバー80と共通の第4締結部材84によってクランクケース24の側部に共締めされる板金製の第2ガードブラケット88と、第2ガードブラケット88の外側面に取り付けられた樹脂製の第2ガード体90とを有している。第2ガード体90は、複数のボルト92により第2ガードブラケット88に着脱自在に取り付けられている。第2ガードユニット86の詳細は後述する。
発電機カバー80の前方下部および後方下部に、左側のロワカウル50Lを支持する第3および第4カバー取付部94,96がそれぞれ一体に形成されている。第3および第4カバー取付部94,96には、車体幅側方に向いた第3および第4ねじ孔94a、96aがそれぞれ形成されている。左側のロワカウル50Lは、カバーブラケット98を介して第3および第4カバー取付部94,96に支持されている。カバーブラケット98は、前後方向に延びる板金製の部材で、その前後両端部にそれぞれ、左右方向に貫通した挿通孔98a、98aが形成されている。
図5は発電機カバー80の裏面を斜め上方から見た斜視図である。同図に示すように、カバーブラケット98は、前後方向に離れて設けられた2つの被支持部154,154を有し、これら被支持部154,154に車体左右方向を向いた貫通孔(図示せず)がそれぞれ形成されている。これら貫通孔に車体内側から締結部材であるボルト156を挿入し、発電機カバー80の第3および第4カバー取付部94,96に形成された第3および第4ねじ孔94a、96a(図4)に締め付けることで、カバーブラケット98は発電機カバー80の車体内側に支持されている。このように、車体内側に支持することで、ボルト156の頭部が第3および第4カバー取付部94,96に隠れて外側から見えないので、外観が向上する。カバーブラケット98の車体内側を向いた裏面における、挿通孔98a、98aに対応する位置に、溶接ナット158が固着されている。
図6に示すように、第1ガードブラケット74と、クラッチカバー64のエンジンEへの取付部99との間に、第2締結部材68を挿通させる筒状の第1カラー100が介在している。また、図7に示すように、第2ガードブラケット88と、発電機カバー80のエンジンEへの取付部101との間に、第4締結部材84を挿通させる筒状の第2カラー102が介在している。
図8および図9を用いて、クラッチ側の第1ガードユニット70を説明する。図8に示すように、第1ガードブラケット74は、鋼製の板金を折り曲げて加工したもので、中央のほぼ円形の第1支持部104と、外周の3つの第1脚部106とを有している。第1脚部106は、クラッチカバー64(図6)への第1被取付部108と、第1支持部104と第1被取付部108とを連結する第1連結部110とからなる。第1被取付部108には、車体左右方向に貫通した第1挿通孔112が形成されている。これら第1支持部104、第1連結部110には、複数の肉抜き孔115が形成されており、第1ガードユニット70の第1ガードブラケット74を軽量化している。肉抜き孔115の数、位置はこれに限定されない。
第1支持部104の外側面には、5つの溶接ナット114が固着され、各溶接ナット114が周方向に等間隔に並んで配置されている。図6に示すように、第1ガード体76は、第1ガードブラケット74の第1支持部104に沿った形状を有し、外観を向上させるために、外周面に切り込み105を入れている。第1ガード体76は、転倒時の衝撃からクラッチカバー64、パルサカバー69を保護できればよく、形状はこれに限定されない。
図9に示すように、第1ガード体76における第1ガードブラケット74の溶接ナット114に対応する箇所に、左右方向を向いた貫通孔116が形成されている。これらの貫通孔116に車体外側からボルト78を挿通し、溶接ナット114に締め付けることで第1ガード体76と第1ガードブラケット74とが連結されて、第1ガードユニット70が構成される。
図10および図11は、発電機側の第2ガードユニット86の第2ガードブラケット88を示す。第2ガードユニット86は、第1ガードユニット70(図8,8)と大きさ、形状が異なるだけで、基本的な構成は同じである。つまり、第2ガードブラケット88も、第2支持部118と、3つの第2脚部120とを有し、第2脚部120は、第2被取付部122と第2連結部124とからなり、第2被取付部122には、第2挿通孔126が形成されている。第2支持部118には、5つの溶接ナット128が固着され、第2支持部118、第2連結部124には、肉抜き孔125が形成されている。
図7の第2ガード体90の構成も、第1ガード体76(図6)とほぼ同じで、図11に示すように、第2ガード体90に貫通孔130が形成され、これらの貫通孔130に車体外側からボルト92を挿通し、溶接ナット128に締め付けることで第2ガード体90と第2ガードブラケット88とが連結されて、第2ガードユニット86が構成される。
つぎに、ロワカウル50L,50Rについて説明する。図12は、右側のロワカウル50Rを車体内側から見た図で、図13はその平面図である。左右のロワカウル50L,50Rは、ほぼ同じ構造であるので、ここでは、代表して右側のロワカウル50Rについて説明し、左側のロワカウル50Lについては、図14を用いて相違点のみ説明する。
図12に示すように、右側ロワカウル50Rの前方上部および後部に、左右方向を向いた第1貫通孔132および第2貫通孔134がそれぞれ形成されている。さらに、右側ロワカウル50Rの前方下部に、図13に示すように、車体内側に突出する第1係合突起136が形成されている。
図14は、左側のロワカウル50Lを車体内側から見た図である。左側のロワカウル50Lも、右側のロワカウル50Rと同様に、左右方向を向いた第3貫通孔138および第4貫通孔140と、車体内側に突出する第2係合突起142を有している。ただし、右側のロワカウル50Rの第2貫通孔134が後部に設けられているのに対し、左側のロワカウル50Lの第4貫通孔140が、前後方向中間部付近の上部に設けられている点で、異なっている。
図1のエンジンEの下方のロワカウル50L,50Rは、図2に示す正面視で排気管34の後方に位置し、クランクケース24の下部の少なくとも一部およびその下方のオイルパン32の少なくとも一部を外側方から覆っている。左右のロワカウル50L,50Rの前部同士が、連結部材55によって連結されている。連結部材55は、左右方向に延びる板金製の部材で、その左右両端部が、左右のロワカウル50L,50Rの前部の車幅方向内側部分に取り付けられ、左右のロワカウル50L,50Rを互いに連結している。
連結部材55は連結部材ブラケット57を介してエンジンEに固定される。連結部材ブラケット57は、クランクケース24とオイルパン32とを連結するボルトのような締結部材59により、オイルパン32と共にクランクケース24に固定されている。連結部材55は、排気管34よりも後方でエンジン前方に配置され、連結部材55および連結部材ブラケット57が目立ちにくくなっている。さらに、連結部材55は、前面視で、エンジン前面に設けられたオイルフィルタ51と重ならないように配置されており、オイルフィルタ51を交換する際に、連結部材55が邪魔になることがない。図1に示すように、排気管34は前方に湾曲しているが、ロワカウル50L,50Rが排気管34の前方を覆わないように構成することで、排気管34の走行風による冷却を確保している。ロワカウル50L,50Rおよび連結部材55の詳細は後述する。
図15に示すように、連結部材55は、車体左右方向に延びる本体部144と、本体部144の右端部144aから前方に延びる第1取付片146と、左端部144bから前方に延びる第2取付片148とを有している。図3に示すように、第1取付片146には、車体左右方向を向いた貫通孔からなる第1係合孔146aが形成され、図4に示すように、第2取付片148には、車体左右方向を向いた貫通孔からなる第2係合孔148aが形成されている。図15に示す本体部144の左右方向中央部より右側部分に、若干上方に変位した被支持部144cが形成され、被支持部144cに前後方向を向いたねじ挿通孔150が、左右方向に並んで2つ形成されている。
図3に示すように、前記連結部材ブラケット57は、前後方向に延びる横板57aと、上下方向に延びる立板57bからなる、側面視でL字形の板金製の部材で、横板57aに設けられた締結部材挿通孔(図示せず)に、ボルトのような締結部材59が挿通され、この締結部材59により、オイルパン32と共にクランクケース24に固定されている。立板57bにおける連結部材55の挿通孔150(図15)に対応する位置にも、挿通孔(図示せず)が形成され、立板57bの後面における該挿通孔に対応する位置に、溶接ナット152が固着されている。
つぎに、第1および第2ガードユニット70,86の車体への取付け方法を説明する。図8に示す第1ガードユニット70の第1被取付部108に形成された第1挿通孔112に、図6に示す第2締結部材68を車体外側から挿通させ、さらに、筒状の第1カラー100の内部およびクラッチカバー64の被取付部99に設けた取付孔(図示せず)を挿通させたのち、クランクケース24に設けられたねじ孔(図示せず)に締め付けることで、第1ガードユニット70がエンジンE、すなわち車体に支持される。
図10に示す第2ガードユニット86の第2被取付部122に形成された第2ボルト挿通孔126に、図7に示す第4締結部材84を挿通させ、さらに、筒状の第2カラー102の中空部および発電機カバー80の被取付部101に設けた取付孔(図示せず)を挿通させたのち、クランクケース24に設けられたねじ孔(図示せず)に締め付けることで、第2ガードユニット86がエンジンE、すなわち車体に支持される。
つぎに、左右のロワカウル50L,50Rの車体への取付け方法を説明する。まず、図15に示す連結部材55の第1取付片146に設けられた第1係合孔146aに、図15に示すように、ゴムのような弾性体からなる筒状のダンパ157を挿通し、このダンパ157の中空孔に、右側のロワカウル50Rの第1係合突起136を係合する。同様に、図15の連結部材55の第2取付片148に設けられた第2係合孔148aに、ゴムのような弾性体からなる筒状のダンパ159を挿通し、このダンパ159の中空孔に左側のロワカウル50Lの第2係合突起142を係合する。これにより、左右のロワカウル50L,50Rが連結部材55を介して連結される。
連結部材55のねじ挿通孔150に、ボルト164(図2)を車体前方から挿通し、連結部材ブラケット57に設けた溶接ナット152(図3)に締め付けることで、左右のロワカウル50L,50Rの前方下部がエンジンE、すなわち車体に支持される。
つづいて、図12の右側のロワカウル50Rの第1貫通孔132にゴムのような弾性体からなる筒状のダンパ(図示しない)を挿通したのち、該ダンパの内部にボルト160(図1)を車体外側から挿通し、図3に示すパルサカバー69の第2カバー取付部67に設けた第2ねじ孔67aに締め付けることで、右側のロワカウル50Rの前方上部が車体に支持される。さらに、図12の右側のロワカウル50Rの第2貫通孔134にゴムのような弾性体からなる筒状のダンパ(図示しない)を挿通したのち、該ダンパの内部にボルト162(図1)を車体外側から挿通し、図3に示すクラッチカバー64の第1カバー取付部65に設けた第1ねじ孔65aに締め付けることで、右側のロワカウル50Rの後部が車体に支持される。
つぎに、図14の左側のロワカウル50Lの第3および第4貫通孔138,140にゴムのような弾性体からなる筒状のダンパ(図示しない)を挿通したのち、該ダンパの内部に、図5に示すボルト166を車体外側から挿通し、カバーブラケット98に設けた溶接ナット158に締め付けることで、右側のロワカウル50Rの前方上部および後部が車体に支持される。
上記構成において、図6に示すように、クラッチカバー64の外側方に第1ガードユニット70が配置され、図7に示すように、発電機カバー80の外側方に第2ガードユニット86が配置されているので、転倒時にクラッチカバー64および発電機カバー80が損傷するのを防止できる。また、第1および第2ガード体76,90は樹脂製なので、交換費用も安く済む。
図6の第1ガード体76は、第1ガードブラケット74を介してクランクケース24に支持され、図7の第2ガード体90は、第2ガードブラケット88を介してクランクケース24に支持されているので、転倒時の衝撃がクラッチカバー64および発電機カバー80に影響を与えることがなく、しかも、第1および第2ガード体76,90を小形化することが可能となる。さらに、第1および第2ガードブラケット74,88は、第1および第2カラー100,102を介してクランクケース24支持されているので、第1および第2カラー100,102の長さの分だけ、第1および第2ガードブラケット74,88を小形化できる。
このように、第1および第2ガード体76,90、第1および第2ガードブラケット74,88を小形化することで、第1および第2ガードユニット70、86を軽量化できる。さらに、第1および第2ガードブラケット74,88は、クラッチカバー64および発電機カバー80と共通の第2および第4締結部材68,84によって、それぞれクランクケース24に共締めされているので、部品点数が減少するとともに、組立性も向上する。
図2に示すロワカウル50L,50Rを設けたことにより、空気抵抗が低減されるとともに、エンジンEに泥が付着するのを抑制できる。また、図3に示すように、クラッチカバー64およびパルサカバー69に、右側ロワカウル50Rを支持する第1および第2カバー取付部65,67が設けられ、図4に示すように、発電機カバー80に、左側ロワカウル50Lを支持する第3および第4カバー取付部94,96が設けられているので、エンジン本体に、ロワカウル50L,50Rの取付部を設ける必要がない。
図2に示すように、左右のロワカウル50L,50Rにおける前部同士が、連結部材55によって連結されているので、左右のロワカウル50L,50Rの振動を抑制できる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、自動二輪車について説明したが、本発明は、三輪車、四輪バギー等の他の鞍乗型車両全般に適用できる。また、上記実施形態では、ガードユニットは、発電機カバーおよびクラッチカバーの外側方に設けているが、パルサカバーの外側方に設けてもよく、これらのうちの少なくも1つに設ければよい。
さらに、上記実施形態では、右側のロワカウル50Rはエンジンサイドカバーであるクラッチカバー64、パルサカバー69に直接支持され、左側のロワカウル50Lはエンジンサイドカバーである発電機カバー80にカバーブラケット98を介して支持されているが、左右のロワカウル50L,50Rをエンジンサイドカバーに直接支持してもよく、あるいはカバーブラケットを介して支持してもよい。また、エンジンサイドカバーとロワカウルとを取り付けた状態で、ガードブラケットとともにエンジンに共締めできるように構成してもよく、それにより組立作業性が向上する。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
24 クランクケース
50 ロワカウル
55 連結部材
64 クラッチカバー(エンジンサイドカバー)
68 第2締結部材(共通の締結部材)
69 パルサカバー(エンジンサイドカバー)
70 第1ガードユニット
74 第1ガードブラケット
76 第1ガード体
80 発電機カバー(エンジンサイドカバー)
84 第4締結部材(共通の締結部材)
86 第2ガードユニット
88 第2ガードブラケット
90 第2ガード体
100 第1カラー
102 第2カラー
104 第1支持部
106 第1脚部
118 第2支持部
120 第2脚部
E エンジン

Claims (4)

  1. 鞍乗型車両に搭載されたエンジンにおけるクランクケースの側部に位置するエンジンサイドカバーの少なくとも外側面を覆うガードユニットであって、
    前記エンジンサイドカバーと共通の締結部材によって前記クランクケースに共締めされるガードブラケットと、前記ガードブラケットの外側面に取り付けられたガード体とを備え、
    前記ガードブラケットと前記エンジンサイドカバーとの間に前記締結部材を挿通させるカラーが介在しているガードユニット。
  2. 請求項1に記載のガードユニットにおいて、前記ガードブラケットは金属製であり、
    前記ガード体は樹脂製で、前記ガードブラケットに対して着脱自在であり、
    前記ガードブラケットは中央の支持部と外周の複数の脚部とを有し、
    前記支持部に前記ガード体が取り付けられ、前記脚部が前記エンジンサイドカバーの径方向外側で前記クランクケースに締結されているガードユニット。
  3. 請求項1または2に記載のガードユニットにおいて、さらに、前記クランクケースの下部を外側方から覆う左右一対のロワカウルを備え、
    前記エンジンサイドカバーに、前記ロワカウルが取り付けられているガードユニット。
  4. 請求項3に記載のガードユニットにおいて、前記両ロワカウルにおける前記エンジンサイドカバーへの被取付部よりも前部同士が、連結部材によって連結されているガードユニット。
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