JP2005047380A - 車両用シートの電動スライドレール - Google Patents

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Abstract

【課題】 電極板に対してブラシ部を安定して摺動接触させるようにした車両用シートの電動スライドレールを提供する。
【解決手段】 車両用シートの電動スライドレールにおいては、ランナ3がロアレール2に沿って摺動すると、ロアレール2に沿って延在する電極板11,12にブラシ部8,9が摺接し、ブラシ部8,9を介して出力用コネクタ端子13に電気が供給される。このとき、電極板11,12に設けられたブラシ接触面11a,12aは傾斜面として形成されているので、ブラシ部8,9は、斜めに押しつけられることになる。その結果、電極板11,12に対しブラシ部8,9を摺接させ易く、車体の振動やレールの変形などによって、電極板11,12におけるブラシ接触面11a,12aの高さレベルが変化しても、ブラシ部8,9の接触不良が起き難くなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用シートの電動スライドレールに関するものである。
図4で示すように、前席及び後席のシート100,101は、車体のフロアに固定され電動スライドレール102によって前後に摺動する。この電動スライドレールは、車体のフロアに固定されたロアレールの全長にわたって延在するスクリューシャフトを有し、このスクリューシャフトとモータとの協働によって、ロアレール内のランナが進退する。そして、シート側面に設けられた操作スイッチによりモータを正転又は逆転させ、ランナに固定されたシートを所望量だけ進退させる。さらに、図示しないが、電動化されたパワーシートには、チップアップ機構やリクライニング機構など様々な機構が装着され、各機構毎にモータが組み込まれている。このようなパワーシートにおいて、ミニバンなどでは、各列のスライドストロークが大きく、各列のシートを電気的に接続させるためのワイヤハーネス103がフロアを這うため、足元のスペースでワイヤハーネス103が邪魔になってしまう。さらに、このようなワイヤハーネス103は、断線、短絡を引き起こす一因にもなっている。そこで、特開平8−332906号公報に開示されているように、レールの内面に沿って電極板を配置させ、この電極板にブラシを摺接させることで、コントロールボックスのシート用コネクタに電気が供給され、各列のシートを電気的に接続させるためのワイヤハーネスを外部に露出させる必要がなくなる。
特開平8−332906号公報 特開2002−326527号公報
しかしながら、レールの内面に沿って固定された電極板は、鉛直方向に立てられるようにしてレールに配置されており、このような電極板に摺接するブラシは水平に突出するように可動コネクタに設けられることになる。従って、電極板に対しブラシを確実に摺接させ難く、車体の振動やレールの変形などによって、ブラシの接触不良を引き起こす虞があった。
本発明は、特に、電極板に対してブラシ部を安定して摺動接触させるようにした車両用シートの電動スライドレールを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートの電動スライドレールは、車体に固定されるロアレールに沿って摺動するランナを有する車両用の電動スライドレールにおいて、ロアレールに沿って延在する電極板と、ランナから突出して電極板に摺接するブラシ部と、ランナに設けられて、ブラシ部に電気的に接続されたコネクタ端子とを備え、電極板はロアレールの長手方向に延在し、電極板に設けられたブラシ接触面は、傾斜面として形成されていることを特徴とする。
この車両用シートの電動スライドレールにおいては、ランナがロアレールに沿って摺動すると、ロアレールに沿って延在する電極板にブラシ部が摺接し、ブラシ部を介して出力用コネクタ端子に電気が供給される。このとき、電極板に設けられたブラシ接触面は傾斜面として形成されているので、ブラシ部は、斜めに押しつけられることになる。その結果、電極板に対しブラシ部を摺接させ易く、車体の振動やレールの変形などによって、電極板におけるブラシ接触面の高さレベルが変化しても、ブラシ部の接触不良が起き難くなった。しかも、ブラシ接触面が傾斜しているので、ブラシ粉の落下を促進させ、ブラシ粉の付着が抑制される優れた効果をも有する。
本発明によれば、電極板に対してブラシ部を安定して摺動接触させることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る車両用シートの電動スライドレールの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、車両用シートの電動スライドレール1は、車体のフロアに固定して利用され、パワーシート側面に設けられた操作スイッチにより、パワーシートの前後方向のストローク調整を可能にする。そして、シートの下には、駆動源(例えばモータ)をもった電動スライドレール1と駆動源をもたないフリーレール(図示せず)とが平行に配置され、2本一組のスライドレールによってシートは確実に保持される。
この電動スライドレール1は、ブラケット5を介して車体のフロアにネジ固定される長尺状のロアレール2を有している。このロアレール2は、ミニバンなどの2列目から3列目にかけて延在させるために、比較的長いものが利用される。このようなロアレール2内には、前後に摺動するランナ3が収容され、ランナ3が前後に移動することにより、シートを任意のストロークだけ移動させることができる。ランナ3の直進運動を達成させるために、ロアレール2内には、全長にわたって延在するスクリューシャフト4が配置され、ランナ3に固定された小型モータMとスクリューシャフト4との協働によって、ロアレール2内のランナを進退させ、それに伴ってシートは進退する。
図2に示すように、ランナ3には、シートの固定に利用される前後一対のブラケット6が設けられ、ブラケット6間には、駆動機構部A及びブラシ組立部Bが配置されている。この駆動機構部Aは、固定型スクリューシャフト4の螺旋溝に噛合して回転するナット部と、このナット部を回転させるウォームと、モータMのシャフトに固定されてウォームに噛合するウォームホイールとにより構成されている。従って、シート側面に設けられた操作スイッチ又は操作レバーによってモータMを正転又は逆転させることで、ランナ3に固定されたシートを所望量だけ進退させることができる。
図3に示すように、ブラシ組立体Bは、ランナ3にピンPを介して固定され、ブラシ組立部Bの本体部10の下部に設けられたブラシホルダ15a,15b内にはブラシ部8,9が収容され、本体部10の上部には、ワイヤハーネス7を介して各ブラシ部8,9に電気的に接続された出力用のコネクタ端子13が固定されている。左右一対のブラシ部8,9は、ロアレール2における内壁面の両側面に固定された左右一対の電極板11,12に摺動接触すると共に、ブラシホルダ15a,15b内のバネ14を介して各電極板11,12に押しつけられ、ロアレール2内で直状に延在する電極板11,12に対する各ブラシ部8,9の安定した摺動接触を可能にしている。
さらに、各電極板11,12は、金属製のロアレール2への通電を遮断させるための絶縁ガイド板16を介してロアレール2に固定されると共に、ロアレール2の略全長にわたって長手方向に延在する。このような電動スライドレール1では、小型モータMとスクリューシャフト4との協働によって、ランナ3がロアレール2に沿って前後に摺動すると、ロアレール2に沿って延在する電極板11,13にブラシ部8,9が摺接し続け、ブラシ部8,9を介して出力用コネクタ端子13に電気が供給され続ける。
このとき、電極板11,13に設けられたブラシ接触面11a,11bは、鉛直面に対して角度α(例えば20度)をもった傾斜面として形成されているので、ブラシ部8,9は、ブラシ接触面11a,11bに対して直交するように斜め下方に向けて、本体部10内に配置される。その結果、ブラシホルダ15a,15b内に配置されたブラシ部8,9は、ブラシ接触面11a,11bに対し斜め上からバネ力をもって適切に押しつけられることになる。電極板11,13のこのような配置によって、ブラシ部8,9は電極板11,12に摺接させ易くなる。
したがって、車体の振動やレールの変形などによって、電極板11,13におけるブラシ接触面11a,11bの高さレベルがたとえ変化しても、ブラシ部8,9の接触不良が起き難くなり、電極板11,13に対してブラシ部8,9を安定して摺動接触させることができる。しかも、ブラシ接触面11a,11bが傾斜しているので、ブラシ粉の落下を促進させ、ブラシ粉の付着が抑制される。また、ブラシ接触面11a,11bの幅を、ブラシ部8,9の接触面の幅より大きくすることで、ブラシ部8,9の脱落を容易に防止することができる。
さらに、図1及び図3に示すように、電極板11,12は、出力用のコネクタ端子13に直流電圧を供給するため、一方をマイナス側、他方をプラス側に印加する必要がある。そこで、電動スライドレール1の端部には、バッテリにリレーを介して接続された車体側の電源供給用コネクタ(図示せず)に接続するための入力用コネクタ端子20が設けられている。そして、入力用コネクタ端子20から延びるワイヤハーネス21の先端は、ロアレール2を貫通して電極板11,12に半田付けされる。これにより、車両のバッテリから電極板11,12に所定の電圧を印加し続けることができ、その結果として、シートがどの位置にあったとしても、ブラシ部8,9を介して出力用のコネクタ端子13に所定の直流電圧を供給し続けることができる。
なお、この出力用のコネクタ端子13は、各列のシート毎に設けられる結果、単一の電動スライドレールで複数列の電源供給を可能にする。そして、出力用のコネクタ端子13は、電動化されたパワーシートに装備されているチップアップ機構やリクライニング機構などに組み込まれているモータへの電力供給に利用されることは言うに及ばず、電源を必要とする素子への電力供給を可能にする。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、ロアレール2の前端に固定された駆動モータによって可動型スクリューシャフト4を回転させながらランナ3を移動させるような構成を採用した場合、ランナ3にモータMを設ける必要はない。また、電極板11,12は、前述したように斜め上方を向くように配置される場合に限られず、斜め下方を向くようにロアレール2の内壁面の上面側に固定してもよい。
本発明に係る車両用シートの電動スライドレールの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示した電動スライドレールに適用するランナを示す側面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 従来の電動スライドレールを示す側面図である。
符号の説明
1…車両用シートの電動スライドレール、2…ロアレール、3…ランナ、8,9…ブラシ部10、11,12…電極板、11a,11b…ブラシ接触面、13…出力用コネクタ端子。

Claims (1)

  1. 車体に固定されるロアレールに沿って摺動するランナを有する車両用の電動スライドレールにおいて、
    前記ロアレールに沿って延在する電極板と、
    前記ランナから突出して前記電極板に摺接するブラシ部と、
    前記ランナに設けられて、前記ブラシ部に電気的に接続された出力用コネクタ端子とを備え、
    前記電極板は前記ロアレールの長手方向に延在し、前記電極板に設けられたブラシ接触面は、傾斜面として形成されていることを特徴とする車両用シートの電動スライドレール。
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