JP2005047222A - インクカセット - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立ておよび部材管理が容易であるインクカセットを提供する。
【解決手段】 インクカセット10は、インクシート(不図示)が巻かれた供給ボビン軸11を回転可能に収容するリボン供給部10aと、インクシートの一方の端部が固定された巻取りボビン軸12を回転可能に収容するとともに、供給ボビン軸11から巻取りボビン軸12に巻き取られるインクシートを収容可能なリボン巻取り部10bと、リボン供給部10aとリボン巻取り部10bとを連結する連結部10cとを有する。リボン供給部10aとリボン巻取り部10bは、それぞれ、各部10a,10bの側壁上を長手方向に延びる1つの回転中心線を回転の中心として2つの半円筒部20a,20bが開閉するように構成されている。2つの半円筒部20a,20bは、その回動中心線に沿って形成された薄肉ヒンジ部20cを介して互いに結合している。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に熱転写方式の記録装置に用いられる、インクシートを備えたインクカセットに関する。
従来から、記録用紙に感熱型の記録用紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して、記録用紙を副走査方向に搬送することで、記録用紙にドットライン上に記録を行うライン熱転写方式のプリンタが存在する。
近年では、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、またはスキャナなどの画像を扱う入力機器の進歩に伴い、熱転写方式の記録装置も注目されている。それは、ノズルからインク滴を吐出させて記録用紙に記録を行うインクジェットプリンタが、インク滴を吐出させるか吐出させないかという2値的な動作によって、記録用紙上におけるインク滴の着弾位置を拡散させることで、誤差拡散等の手法を用いて見かけ上の解像度と階調性を得ようとするのに対して、熱転写方式のプリンタは、各画素に対して印加する熱量を制御して容易に変化させるることができ、各画素の階調の幅を広くすることができるので、インクジェットプリンタに比べて滑らかで高画質な画像を得ることができるためである。
また、近年の熱転写方式の記録装置では、サーマルヘッドの性能や記録用紙の材料の性能も向上したために、仕上がり品位で銀塩写真にも見劣りしない記録画像を得ることが可能になっており、近年のデジタルカメラ等の進歩に歩調を合わせるように、特に自然画像用のプリンタとして注目されている。そこで、こうした熱転写方式の記録装置とデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮影機器とを直接接続したり、またはこれらを一体的に構成したりして、撮影された画像情報をコンピュータ等の画像処理装置を介すことなく記録用紙に記録することができるシステムも登場している。このようなシステムによれば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオから出力される画像情報を、撮影したその場で簡単にプリントアウトすることが可能になるので、ユーザにとって大変便利である。
ここで、このような熱転写式の記録装置に用いられるインクカセットについて説明する。
インクカセットは、一般的に、リボン供給部およびリボン巻取り部を構成する筒状ケースと、それらを連結する連結部とを有している。インクシートの両端は、供給側ボビン軸と巻取り側ボビン軸とにそれぞれ固定されており、未使用の初期段階ではそのほとんど全てが供給側ボビン軸に巻き回された状態になっている。供給側ボビン軸はインクカセットのリボン供給部内に組み込まれ、巻取り側ボビン軸はインクカセットのリボン巻取り部内に組み込まれている。インクカセットのリボン供給部およびリボン巻取り部を構成する筒状ケースは、インクリボンが巻き回されたボビン、あるいはインクリボンの端部が固定されたボビンが装填されるので、そのようなボビンの装填をしやすいように分割可能に構成されている。
したがって、このようなインクカセットの組み立てに際しては、分割された筒状ケースの一部とそれらを連結する連結部とから構成される第1のインクカセット部材と、第1のインクカセット部材に装着されることで第1のインクカセット部材と共に筒状ケースを形成する第2のインクカセット部材との少なくと2つの部材を予め準備することが必要である。そのため、このような従来のインクカセットを製造するに際しては、部材の管理や組み立て工程が複雑になってしまう。
このような課題を解決するための種々の提案が、たとえば特許文献1、特許文献2、および特許文献3においてなされている。
特に特許文献3には、インクリボンを巻回した供給コアと巻取りコアとを内部に収容する本体部と、この本体部から一方側に延びて形成されたリボン案内部と、このリボン案内部の先端部に形成したリボン折り返し部とを備えたインクリボンカセットが開示されている。このインクリボンは、本体部のリボン引き出し口から外部に一旦引き出されて、リボン折り返し部で折り返された状態から、再度本体部内に引き入れられて巻取りコアで巻取り可能になっている。また、供給コアと巻取りコアとは、リボン案内部と直交する方向に形成された一対の側壁間で回転可能に支持されるように構成されている。また、筒状ケースはボビンの装填をしやすいように分割可能に構成されている。
特許文献3に開示されたインクリボンカセットによれば、供給コアと巻取りコアとが長尺であっても、供給コアと巻取りコアの両端部側を一対の壁間で支持して組み立てができるので、インクリボンカセットの組み立て性を向上させることが可能である。
特開2003−118193号公報 特開2001−260449号公報 特開2001−162884号公報
しかしながら、上記のいずれの従来技術においても、インクカセットを構成するためには2つのインクカセット部材を予め用意し、これらを組み立てる必要がある。そのため、インクカセットを製造するに際して、部材の管理や組み立て工程が依然として複雑である。特に、2つのインクカセット部材を組み合わせる際には両者の位置合わせを行う必要があるので、製造に多くの手間を要する。このように、従来のインクカセットは、部材の管理や組み立て工程が複雑であり、その結果、製造コストが高くなってしまうという問題を有していた。
本発明は、以上のような問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、組み立てが容易であるインクカセットを提供することにある。また、本発明の他の目的は、部材の管理が容易であるインクカセットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のインクカセットは、インクシートが巻かれた第1のボビン軸を回転可能に収容する第1の円筒部と、前記インクシートの一方の端部が固定された第2のボビン軸を回転可能に収容するとともに、前記第1のボビン軸から前記第2のボビン軸に巻き取られる前記インクシートを収容可能な第2の円筒部と、前記第1の円筒部と前記第2の円筒部とを連結する連結部とを有するインクカセットにおいて、前記第1および第2の円筒部はそれぞれ2つの半円筒部を有しており、該2つの半円筒部は、前記各円筒部の側壁上を長手方向に延びる1つの回転中心線を回転中心として開閉するように構成されていることを特徴とする。
上記本発明のインクカセットは、ボビン軸を収容する第1および第2の円筒部が1つの回転中心線を回転の中心として2つの半円筒部に開くように構成されているので、一方の半円筒部内にボビン軸を収容した後に、他方の半円筒部を回転中心線を回転中心として回転させて閉じることにより、インクカセットを組み立てることができる。この構成によれば、2つの半円筒部の位置合わせ等を行う必要がないことから、インクカセットを容易に組み立てることが可能になる。
さらに、前記第1の円筒部と前記第2の円筒部と前記連結部とは、プラスチック樹脂材料で一体的に形成されている構成としてもよい。これにより、インクカセットを構成する部品点数を削減できるので、部材の管理が容易になる。
さらには、前記第1および第2の円筒部は、それぞれ、前記各半円筒部よりも肉厚が薄くなるように前記回動中心線に沿って形成された薄肉ヒンジ部を有しており、前記2つの半円筒部は前記薄肉ヒンジ部を介して互いに結合している構成としてもよい。この構成によれば、薄肉ヒンジ部が2つの半円筒部の回転の中心として屈曲して、2つの半円筒部の開閉を行うことができる。
また、前記第1および第2の円筒部の前記2つの半円筒部の、一方の半円筒部にはつめ部が設けられており、他方の半円筒部には前記つめ部が係合するつめ受け部が設けられている構成としてもよい。これによれば、ボビン軸を収容した一方の半円筒部に他方の半円筒部を閉じたときに両者を容易に係合させることができ、2つの半円筒部を閉じた状態に維持することが可能になる。
以上説明したように、本発明のインクカセットは、第1および第2の円筒部がそれぞれ2つの半円筒部を有しており、その2つの半円筒部が、各円筒部の側壁上を長手方向に延びる1つの回転中心線を回転中心として開閉するように構成されているので、部品の管理および組み立てが容易になる。
さらに、第1の円筒部と第2の円筒部と連結部とがプラスチック樹脂材料で一体的に形成されている構成とすることにより、部材の管理が容易になる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のインクカセットの一実施形態を示す斜視図、図2は図1に示したインクカセットの分解斜視図である。なお、図2は図1に示したインクカセットの下側を上に向けた状態に示している。
図1および図2を参照すると、本実施形態のインクカセット10は、それぞれ中空の円筒部を構成する、第1の円筒部であるリボン供給部10aおよび第2の円筒部であるリボン巻取り部10bと、それらを連結する連結部10cとを有している。インクシート13の両端が、第1のボビン軸である供給ボビン軸11と第2のボビン軸である巻取りボビン軸12とにそれぞれ固定されており、インクシート13は未使用の初期段階ではそのほとんど全てが供給ボビン軸11に巻かれた状態になっている。供給ボビン軸11はリボン供給部10a内に回転可能に収容され、巻取りボビン軸12はリボン巻取り部10b内に回転可能に収容されている。
供給ボビン軸11および巻取りボビン軸12は、記録装置が備えるボビン(不図示)を差し込むことのできる円筒形状部11a,12aを一方の端部に有している。さらに、供給ボビン軸11および巻取りボビン軸12は、円筒形状部11a,12aと軸本体との間に円盤状のつば11b,12bを有している。それらのつば11b,12bの、円筒形状部11a,12a側の面には、凹凸部が放射状に設けられている。
リボン供給部10aとリボン巻取り部10bには、ボビン軸11,12のつば11b,12bを受ける内壁10d,10eがそれぞれ設けられている。それらの内壁10d,10eには、ボビン軸11,12のつば11b,12bの凹凸部が係合するリブ(不図示)が形成されている。通常、インクシート13を使用していない時には、ボビン軸11,12は内壁10d,10eに不図示のばねで押し当てられ、ボビン軸11,12のつば11b,12bの凹凸部と内壁10d,10eのリブとが係合することにより、ボビン軸11,12が外部からの衝撃や振動等によって自由に回転してしまわないようになっている。
インクシート13の巻取りを行う際には、まず、供給ボビン軸11と巻取りボビン軸12の円筒形状部11a,12aに、記録装置が備える供給側ボビン(不図示)と巻取りボビン(不図示)とをそれぞれ差し込むことにより、上記のばねの付勢力に抗してボビン軸11,12を軸方向に押し戻し、ボビン軸11,12のつば11b,12bの凹凸部と、リボン供給部10aおよびリボン巻取り部10bの内壁10d,10eのリブ(不図示)との係合を解除させ、ボビン軸11,12を回転自由にする。そして、巻取りボビン軸12の円筒形状部12aの内周面に設けられているリブに、これに挿入される巻取りボビンの外周面に設けられているリブを係合させてその巻取りボビンを回転駆動させることで、巻取りボビン軸12へのインクシート13の巻取りが行われる。巻取りボビン軸12に巻き取られたインクシート13は、リボン巻取り部10b内に収容される。
次に、図1に示したインクカセットの構成について、図2および図3を参照して更に詳しく説明する。図3は図2に示したリボン供給部およびリボン巻取り部の第1および第2の半円筒状部とそれらを連結する薄肉ヒンジ部とを示す概略断面図である。
図2に示すように、ボビン軸11,12をそれぞれ収容する円筒部であるリボン供給部10aとリボン巻取り部10bは第1の半円筒状部20aと第2の半円筒状部20bとを有しており、両半円筒状部20a,20bは、互いの側壁の端面が薄肉ヒンジ部20cを介して両者の長手方向に沿って結合している。薄肉ヒンジ部20cの肉厚は、両半円筒状部20a,20bの肉厚よりも薄くなっている(図3参照)。この薄肉ヒンジ部20cは、リボン供給部10aとリボン巻取り部10bのそれぞれの側壁上を長手方向に延びる1つの回転中心線を成している。換言すれば、薄肉ヒンジ部20cはその回転中心線に沿って形成されている。各半円筒状部20a,20bは、その回転中心線を成す薄肉ヒンジ部20cを回転中心として互いに対して開閉可能である。
また、本実施形態では、第2の半円筒状部20bにはつめ21が設けられ、第1の半円筒状部20aにはこのつめ21が係合するつめ受け部22が設けられている。なお、これとは逆に、第1の半円筒状部20aにつめ21が設けられ、第2の半円筒状部20bにつめ受け部22が設けられた構成であってもよい。
これらのリボン供給部10aとリボン巻取り部10bと薄肉ヒンジ部20cとは、プラスチック樹脂材料等によってモールド成形法等を用いて一体的に成形することができる。
本実施形態のインクカセットの組み立ては、各ボビン軸11,12をリボン供給部10aとリボン巻取り部10bの各第1の半円筒状部20a内にそれぞれ収容し、各第2の半円筒状部20bを薄肉ヒンジ部20cを回転中心として各第1の半円筒状部20aの方へ折り曲げ(図3の矢印A方向)、各ボビン軸11,12の円筒形状部11a,12aを内壁10d,10eで挟むようにして各第2の半円筒状部20bを各第1の半円筒状部20aに閉じ、つめ21をつめ受け部22に係合させることによって、行うことができる。
このように、本実施形態のインクカセットによれば、ボビン軸11,12を収容する円筒部であるリボン供給部10aとリボン巻取り部10bをそれぞれ構成する第1の半円筒状部20aと第2の半円筒状部20bとが薄肉ヒンジ部20cを介して一体的に形成されているので、リボン供給部10aとリボン巻取り部10bの部材点数が少なく、部材管理が容易になる。また、インクカセットの組み立ては、第1の半円筒状部20a内にボビン軸11,12を収容して第2の半円筒状部20bを閉じる動作だけで行うことができるので、第1の半円筒状部20aと第2の半円筒状部20bとの位置合わせ等を行う必要がないことから、容易に行うことができる。
次に、本実施形態のインクカセットが適用される記録装置について説明する。図4は図1等に示したインクカセットが適用される記録装置を示す概略断面図である。
まず、記録装置の全体構成について説明する。
装置本体1には複数枚の記録用紙Pを積載した用紙カセット2が差し込まれており、装置本体1への給紙準備が完了した状態になっている。記録用紙Pには、カードサイズ、Lサイズ、ポストカードサイズ等の複数種のサイズがあり、用紙カセット2はそれらの記録用紙Pのサイズに応じた幅と長さに調節できるようになっている。用紙カセット2の底面にはレール状の突起(不図示)が形成されており、これを装置本体1に設けた溝(不図示)に嵌合させることにより、記録用紙Pのサイズに応じて幅の異なる用紙カセット2の幅方向の中心と装置本体1の幅方向の中心とを一致させるように位置揃えを行うことが可能である。
用紙カセット2から装置本体1への記録用紙Pの給紙は、装置本体1に設けられている給紙ローラ3で記録用紙Pを1枚ずつ分離給送して行う。この際、紙押し上げ板5が不図示のカムギアによって付勢され、この紙押し上げ板5が、用紙カセット2の一部に設けられた押し上げプレート6を持ち上げる。すると、記録用紙Pが押し上げプレート6によって給紙ローラ3に当接させられ、記録用紙Pは給紙ローラ3で1枚ずつ分離給送される。
給紙ローラ3によって搬送された記録用紙Pは、ピンチローラ7と紙搬送ローラ8とで構成されている搬送ローラ対7,8に挟持される。この搬送ローラ対7,8は、記録用紙Pを、記録装置内の記録可能領域を往復移動させることが可能である。
記録用紙Pは、搬送ローラ対7,8によって挟持された後、用紙先端Paがサーマルヘッド18等で構成される記録部を通過し、次に用紙後端Pbが給紙ローラ3を通過してさらに経路切り替えフラップ9の下方を通過するまで搬送ローラ対7,8によって搬送され、図5に示す記録開始位置Xに配置される。このとき、用紙先端Paは、インクカセット10とカセットガイド14との間に形成された隙間を通過し、紙送りガイド15によって進行方向を変えて装置本体1の後部上方から飛び出す(図5参照)。なお、記録用紙Pは装置本体1の奥方向(図5の左方向)へそれ以上搬送されることはない。
サーマルヘッド18による記録用紙Pへの記録動作は、搬送ローラ対7,8によって記録用紙Pを図5に示す記録開始位置Xから装置本体1の手前方向(図5の右方向)に搬送させながら、記録用紙Pが図6に示す記録終了位置Yに到達するまで行う。このときの記録用紙Pの搬送経路は上述したものとは異なり、記録用紙Pは、用紙後端Pbが経路切り替えフラップ9の上方を通過し、さらに給紙ローラ3と排紙押さえローラ16との間(給紙ローラ対3,16)を通過して装置本体1の手前側の外に排出され、図6に示す記録終了位置Yに到達する。
なお、装置本体1からの記録用紙Pの排出動作は、記録用紙Pを搬送ローラ対7,8および給紙ローラ対3,16によって図6の記録終了位置Yから装置本体1の手前側にさらに搬送し、用紙先端Paが搬送ローラ対7,8を通過した後は給紙ローラ対3,16のみによって記録用紙Pを搬送し、記録用紙Pを用紙カセット2上に載置させることによって行われる。
次に、上述した記録装置の記録部の構成および動作について説明する。
例えば図4に示すように、上述した記録装置の記録部は、記録装置に入力される記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド18と、記録用紙Pの搬送経路を挟んでサーマルヘッド18に対向するプラテンローラ17とを含んでいる。サーマルヘッド18とプラテンローラ17との間の、記録用紙Pの搬送経路よりもサーマルヘッド18に近い方の側には、インクカセット10のリボン供給部10aからリボン巻取り部10bへ送られる途中のインクシート13が露出している。
インクシート13は、熱溶融性または熱昇華性のインクを塗布したインク層と、記録用紙Pの記録面を保護するために記録用紙P上にオーバーコートされる保護層(OP)とを有している。インク層は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク層からなる。これらのインク層と保護層は、記録用紙Pの記録領域を覆うように、その記録領域の幅と同じかそれよりも大きな幅を有している。
記録部による記録動作を行う際には、まず、インクシート13と記録用紙Pとを、上下可動なプラテンローラ17を不図示のカムギアによってサーマルヘッド18側に押し上げることでサーマルヘッド18に適当な圧力で圧着させる。そして、サーマルヘッド18上の発熱素子を選択的に加熱させることにより、記録用紙Pに所定の画像を転写記録し、さらに保護層をオーバーコートする。なお、上記のようにインクシート13は各色のインク層と保護層とが並べて設けられているので、インク層の熱転写は、1色のインク層の熱転写を行った後に記録用紙Pを1回の熱転写動作のための搬送距離分だけ逆方向に戻す動作を繰り返し、各色のインク層を順次重ねて転写するようにして行う。
本発明のインクカセットの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示したインクカセットの分解斜視図である。 図2に示したリボン供給部およびリボン巻取り部の第1および第2の半円筒状部とそれらを連結する薄肉ヒンジ部とを示す概略断面図である。 図1等に示したインクカセットが適用される記録装置を示す概略断面図である。 記録用紙が記録開始位置に配置された状態の記録装置を示す概略断面図である。 記録用紙が記録終了位置に配置された状態の記録装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 装置本体
2 用紙カセット
3 給紙ローラ
5 紙押し上げ板
6 押し上げプレート
7 ピンチローラ
8 搬送ローラ
9 フラップ
10 インクカセット
10a リボン供給部
10b リボン巻取り部
10c 連結部
10d,10e 内壁
20a 第1の半円筒状部
20b 第2の半円筒状部
20c 薄肉ヒンジ部
21 つめ
22 つめ受け部
11 供給ボビン軸
11a,12a 円筒形状部
11b,12b つば
12 巻取りボビン軸
13 インクシート
14 後カセットガイド
15 紙送りガイド
16 紙押さえローラ
17 プラテンローラ
18 サーマルヘッド
P 記録用紙
Pa 用紙先端
Pb 用紙後端

Claims (4)

  1. インクシートが巻かれた第1のボビン軸を回転可能に収容する第1の円筒部と、前記インクシートの一方の端部が固定された第2のボビン軸を回転可能に収容するとともに、前記第1のボビン軸から前記第2のボビン軸に巻き取られる前記インクシートを収容可能な第2の円筒部と、前記第1の円筒部と前記第2の円筒部とを連結する連結部とを有するインクカセットにおいて、
    前記第1および第2の円筒部はそれぞれ2つの半円筒部を有しており、該2つの半円筒部は、前記各円筒部の側壁上を長手方向に延びる1つの回転中心線を回転中心として開閉するように構成されていることを特徴とするインクカセット。
  2. 前記第1の円筒部と前記第2の円筒部と前記連結部とは、プラスチック樹脂材料で一体的に形成されている、請求項1に記載のインクカセット。
  3. 前記第1および第2の円筒部は、それぞれ、前記各半円筒部よりも肉厚が薄くなるように前記回動中心線に沿って形成された薄肉ヒンジ部を有しており、前記2つの半円筒部は前記薄肉ヒンジ部を介して互いに結合している、請求項2に記載のインクカセット。
  4. 前記第1および第2の円筒部の前記2つの半円筒部の、一方の半円筒部にはつめ部が設けられており、他方の半円筒部には前記つめ部が係合するつめ受け部が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクカセット。
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