JP2000326531A - 記録シート及び熱転写記録装置 - Google Patents
記録シート及び熱転写記録装置Info
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Abstract
置で実現可能な熱転写記録装置及びこれに用いる記録シ
ートを提供する。 【解決手段】 搬送手段により記録シートを往復搬送
し、加熱によって溶融若しくは昇華したインクを転写し
て記録を行う熱転写記録装置において、搬送方向両側に
シート搬送方向と交差する方向に切り取り可能なミシン
目11を設けた記録シートSを搬送するための搬送ローラ
対4と、加熱により溶融若しくは昇華するインクを有す
るインクシートを画信号に応じて加熱する記録ヘッド6
bとを有し、前記記録ヘッド6bによる記録領域を、前
記シート搬送方向においては前記ミシン目11の領域を超
えた領域、またシート搬送方向と直交する方向において
は該方向のシート長さを超えた領域まで設定して記録を
行うことを特徴とする。
Description
送して複数色の画像記録を行う熱転写記録装置及びこの
記録装置に用いられる記録シートに関する。
カメラ等の普及の伴い、それらから入力されたカラー画
像を記録するカラープリンタの需要が高まっている。前
記カラープリンタの記録方式としてはインクジェット方
式や熱転写方式などが知られている。
シートに画像などを記録させる際、記録シートを送るた
めや保持するため、あるいは記録時にプラテンを汚染さ
せないために記録シート周辺に記録できない余白部を必
要とし、銀塩写真のように記録シート全面に画像を記録
できないのが一般的である。これを、どうしても縁無し
全域記録を必要とするには、図4に示すように、記録シ
ートの画像記録可能な領域の内側近傍に切り取り可能な
ミシン目50を四方に配した専用の記録シート51に記録す
ることで実現している。
のインクを塗布したインクシートをサーマルヘッドによ
って選択的に加熱し、記録シートにインク像を転写記録
するものである。特に昇華方式熱転写記録装置は銀塩写
真に匹敵する高画質なフルカラー画像が得られるため、
デジタルカメラ用のカラープリンタとして期待がもたれ
ている。しかし、前記昇華方式の熱転写記録でも記録シ
ートの保持のために一部に余白部を必要とし、記録シー
トの周辺四方に余白部を設けるのが一般的である。
写記録装置ではロール状に巻かれた記録シートを用い、
切断用のカッターを内蔵して全域縁無し画像記録を実現
しているものもある。
ール状に巻かれた記録シートを用いる場合には、記録シ
ートのカールを防ぐために大きな巻き芯のロールシート
を用いる必要があり、また切断用のカッターを内蔵する
必要があるために装置が大型化し、且つ価格も高価にな
る。そのため、業務用に限定されていた。
あり、その目的は、全面縁無し記録画像を、安価にして
小型の装置で実現可能な熱転写記録装置及びこれに用い
る記録シートを提供するものである。
の本発明に係る代表的な構成は、搬送手段により記録シ
ートを往復搬送し、加熱によって溶融若しくは昇華した
インクを転写して記録を行う熱転写記録装置において、
搬送方向両側にシート搬送方向と交差する方向に切り取
り可能な切取線を設けた記録シートを搬送するための搬
送手段と、加熱により溶融若しくは昇華するインクを有
するインクシートを画信号に応じて加熱する記録手段と
を有し、前記記録手段による記録領域を、前記シート搬
送方向においては前記切取線の領域を超えた領域、また
シート搬送方向と直交する方向においては該方向のシー
ト長さを超えた領域まで設定して記録を行うことを特徴
とする。
れる領域は、切取線によって切り取られる領域、即ち最
終的な記録シートサイズより一回り大きな領域で記録さ
れる。このため、記録後の記録シートを切取線で切り取
ることで全領域に画像が記録された、縁なし画像を得る
ことが可能となる。
施形態に係る記録シート及び熱転写記録装置について説
明する。尚、図1は縁なし記録画像を得る状態説明図で
あり、図2は記録装置の全体模式説明図、図3は記録シ
ートの説明図である。
全体構成について説明すると、本実施形態に係る記録装
置は複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する
ものであり、図2に示すように、装置本体1に記録シー
トSを積載収納したシートカセット2をセットする。そ
して、記録開始信号を入力すると給送ローラ3が回転し
てシートカセット2内のシートを上部から1枚分離給送
し、その記録シートSを搬送ローラ対4で挟持搬送す
る。搬送ローラ対4は正逆回転可能であり、給送された
記録シートSをガイド部材5でガイドしつつ矢印a、b
方向へ往復搬送し得るように構成されている。
を挟んでプラテンローラ6aと記録ヘッド6bとが配設
されている。プラテンローラ6aは記録シートの搬送を
補助するよう回転可能である。一方、記録ヘッド6bは
記録シートの搬送方向と直交する方向へ該シート幅(シ
ート搬送方向と直交する方向のシート長さ)以上の長さ
をもって直線的に配列された多数の発熱素子6b1(図
1参照)を有するライン型のサーマルヘッドとして構成
されている。尚、この記録ヘッド6bは上下に移動可能
となっている。
の間には、前記発熱素子6b1の加熱によって溶融若し
くは昇華するインクを塗布したインクシート7が記録シ
ートSに密着して供給ロール7aから巻取ロール7bへ
巻き取られるように装填されている。このインクシート
7は記録シートSの記録領域サイズと略等しいサイズを
もってイエロー、マゼンタ、シアンの各色インクが面順
次で塗布されている。
は、まず給送された記録シートSを矢印a方向へ搬送し
て記録シートSを初期位置へ搬送する(図2に示す状
態)。このとき記録ヘッド6bは上方へ退避している。
ーインク面を頭出しするとともに、記録ヘッド6bが下
降してインクシート7を記録シートSに圧接させる。そ
して、搬送ローラ対4が逆回転して記録シートS及びイ
ンクシート7を矢印b方向へ搬送するとともに、記録ヘ
ッドが画信号に応じて発熱してイエロー画像を記録シー
トSへ転写する。このようにしてイエロー画像転写が終
了すると、記録ヘッド6bが上昇するとともに、記録シ
ートSを矢印a方向へ搬送して初期位置へ戻し、次の記
録色であるインクシート7のマゼンタインク面を頭出し
する。そしてイエロー画像記録と同様にしてマゼンタ、
シアン画像を記録シートSに順次転写してカラー画像を
得た後、排出ローラ8によって装置外へと排出する。
写記録装置においてカラー画像を得るためにイエロー、
マゼンタ、シアンの3色を3回面順次で転写するため、
各色の記録先端を正確に合致させる制御をしなくてはな
らない。従って、搬送ローラ対4で記録シートSを離さ
ずに挟持搬送する必要があり、記録シート先端に記録不
可能な余白部を必要とする。
ては、図3に示すように、記録時に搬送ローラ対4で挟
持されて記録出来ない余白部分を後で容易に手で切り取
り可能なように、記録領域9に対して搬送方向両端部に
余白領域10を設け、記録領域9と余白領域10との境界に
切取線としてのミシン目11を搬送方向と交差する方向に
設けてある。尚、前記余白領域10は記録領域9に対して
対称となるように、ミシン目11はシート搬送方向両端部
から等距離の位置に設けている。これにより、使用者は
シートカセット2に記録シートSを入れる際に、方向性
を気にする必要がなく、入れ間違うことがなくなる。
対して記録を行う場合の記録領域について説明する。図
1は両側にミシン目11を設けた記録シートSと記録ヘッ
ド6bの関係を示し、図1の一点鎖線で示した長方形形
状は記録シートSに記録される画像領域を示してい
る。。即ち、記録後切り落とされる搬送方向のミシン目
11及び搬送方向と直交する方向の記録シートSの範囲よ
り、記録すべき画像を大きめに設定する。これらの設定
作業は記録装置の記録シーケンスを制御するマイクロコ
ントローラなどで容易に行え、公知のことなので具体的
な説明は省略する。
方式とは異なり記録シートSの厚さが約0.08〜0.3mmと
厚い専用シートを用いるため、記録部分が記録シート端
部より少々はみ出してもインクがプラテンローラ6aを
汚染させることはなく、数mm程度ならば問題なく記録を
行うことができる。
画像記録を行うことにより、仮に記録シートSが斜行し
て搬送されたとしても、記録シートSの一部に未記録領
域である白色部の発生を回避することができる。
10を切り取ることにより、銀塩写真のような全領域に画
像が記録された緑無し記録画像を容易に得ることができ
る。
イズシートとか長さの異なる記録シートであっても変形
実施可能である。
記録シートに記録される領域は、切取線によって切り取
られる領域、即ち最終的な記録シートサイズより一回り
大きな領域で記録される。このため、記録後の記録シー
トを手で容易に切取線で切り取ることで全領域に画像が
記録された、縁なし画像を得ることが可能となるもので
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送手段により往復搬送させ、加熱によ
って溶融若しくは昇華したインクを転写記録するための
記録シートにおいて、 搬送方向両側にシート搬送方向と交差する方向に切り取
り可能な切取線を設けたことを特徴とする記録シート。 - 【請求項2】 前記切取線は前記シート搬送方向両端部
から等距離の位置にそれぞれ設けられていることを特徴
とする請求項1記載の記録シート。 - 【請求項3】 搬送手段により記録シートを往復搬送
し、加熱によって溶融若しくは昇華したインクを転写し
て記録を行う熱転写記録装置において、 請求項1又は請求項2記載の記録シートを搬送するため
の搬送手段と、 加熱により溶融若しくは昇華するインクを有するインク
シートを画信号に応じて加熱する記録手段と、 を有し、 前記記録手段による記録領域を、前記シート搬送方向に
おいては前記切取線の領域を超えた領域、またシート搬
送方向と直交する方向においては該方向のシート長さを
超えた領域まで設定して記録を行うことを特徴とする熱
転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138386A JP2000326531A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 記録シート及び熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11138386A JP2000326531A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 記録シート及び熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000326531A true JP2000326531A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15220740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11138386A Pending JP2000326531A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 記録シート及び熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000326531A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7441772B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-10-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet-conveying device |
US9917974B2 (en) | 2015-11-25 | 2018-03-13 | Oki Data Corporation | Recording medium and information processing unit |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138386A patent/JP2000326531A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7441772B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-10-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet-conveying device |
US9917974B2 (en) | 2015-11-25 | 2018-03-13 | Oki Data Corporation | Recording medium and information processing unit |
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