JP2005046963A - 無端リングの取出し装置および無端リングの取出し方法 - Google Patents

無端リングの取出し装置および無端リングの取出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 無端リングを治具から取り出す際に、無端リングに把持爪等による傷や打痕等付けることなく良好に取出すことのできる無端リングの取出し装置および無端リングの取出し方法を提供する。
【解決手段】 パレットPが取出し装置1の位置で停止すると、位置決め機構2のロッドレスシリンダ20,20が駆動して、位置決めプレート21,21を接近動せしめ、位置決めピン22によって無端リングWの外周面を押圧し、無端リングWは楕円形に変形する。無端リングWが楕円形となると、昇降体33が下降し、楕円形となった無端リングWと治具101との間に形成された間隙部に、固定爪36が挿入され、次いで、シリンダユニットを駆動して移動爪35を閉じることで無端リングWは固定爪36と移動爪35との間で把持される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、焼入れ等の処理済みの金属製の無端リングを処理用治具から取出す手段に関するものであり、特に、無端リングに傷や打痕等を付けることなく、適確かつ良好に治具から取出すことができる無端リングの取出し装置および無端リングの取出し方法に関する。
無端リングは、例えば自動車や自動二輪車の無段変速機用動力伝達ベルトとして使用される。このような無端リングは製造後、揺動や振動による傷や打痕の防止、更には一度に複数のワークを焼入れするため、特定の形状(通常は略真円)を保つ必要がある。しかし、無端リングは厚みが薄く幅も狭いため取り扱いにくい。そのため治具に固定して焼入れその他の処理することが行なわれている。
特許文献1では、無端リングの周長を補正することを目的として、2つのローラーからなる治具へ略楕円形に無端リングを装着し、ローラー同士の間隔を拡げて処理を行う方法および装置が開示されている。そして、処理された無端リングは、今度はローラー同士の間隔を狭めることによって取出している。
特開2002−160034号(要約。図3)
特許文献1の方法では、無端リングとローラーとの間隙を十分に確保する手段は特に講じられていないため、無端リングをローラーから取出す際、無端リングを把持するためのクランプ部材による無端リングの傷付きを防ぐための注意が必要であった。
本発明の目的は、焼入れ等の処理を済ませた無端リングを処理用治具から取り出す際に、無端リングに把持爪等による傷や打痕等を付けることなく良好に取出すことのできる無端リングの取出し装置および無端リングの取出し方法を提供することにある。
本発明の無端リングの取出し装置は、無端リングをセットした治具から無端リングを取出すための装置であって、前記治具に載置された略円形の無端リングを、その外周面から押し挟み、楕円形に変形させることにより、無端リングと治具との間に部分的に間隙を形成させるための一対の位置決め機構と、前記間隙に挿入する一対の固定爪と、無端リングを挟んで、これら固定爪に対向して配設される一対の移動爪とにより、前記無端リングを把持し前記治具から取出すための移載機構とを有する。
前記位置決め機構には、複数の位置決めピンが配設されていて、この位置決めピンが前記無端リングの外周面を直接押し挟み、前記楕円形に変形させることが好ましい。
さらに、前記無端リングを載置した治具はパレット上に移動可能に支持され、このパレットには、治具の移動を規制する複数の固定ピンが立設されていて、また、前記位置決めピンと固定ピンは、各ピン同士の間隔が略等分となるように配置されることが好ましく、また、前記固定爪の先端部には、この固定爪が無端リング内周面と治具との間に容易に挿入できるように傾斜部を設けておくことが好ましい。
本発明の無端リング取出し方法は、無端リングをセットした治具から無端リングを取出す際に、前記治具に載置された略円形の無端リングを外周面から押し挟み、楕円形に変形させて無端リングと治具との間に部分的に間隙を形成させ、この間隙に一対の固定爪を挿入し、これら固定爪と、無端リングを挟んで前記固定爪に対向して配設される一対の移動爪とにより、前記無端リングを把持し前記治具から取出す。
本発明の装置および方法によれば、治具に載置された略円形の無端リングを楕円形に変形させて取出すことができるため、無端リングと治具との間隙を十分にとることができる。したがって上記固定爪を無理に上記間隙に押し込む必要がなく、その結果、無端リングには把持爪等による傷や打痕等を付けることがない。また、上記固定爪の先端部に傾斜を付けておけば、傷や打痕等の発生する可能性をさらに低下させることができる。
以下に本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の無端リング取出し装置を適用した搬送ラインを示す平面図であり、第1コンベアL1と第2コンベアL2が平行に配置され、これら第1コンベアL1と第2コンベアL2を跨いで無端リング取出し装置1が設けられている。
第1コンベアL1上にはパレットPがピッチ送りされ、このパレットPには4箇所にピン100が設けられ、これらピン100で囲まれた部分に扁平な円錐台状の治具101が移動可能に支持され、この治具101上に無端リングWが載せられている。この無端リングWは前記無端リング取出し装置1によって治具101から取り上げられ、第2コンベアL2に移載され搬送される。
尚、図示例では第1コンベアL1と第2コンベアL2の走行方向を逆にしているが同一でも構わない。また、図示例では無端リング取出し装置1を1つ設けているが、上流側と下流側に2つ配置してもよい。

図3は無端リング取出し装置を図1のA方向から見た図、図4は図3のB−B方向から見た平面図、図5は図3のC方向から見た側面図であり、無端リング取出し装置1は位置決め機構2と移載機構3からなる。
位置決め機構2は第1コンベアL1を挟んで両側に一対のロッドレスシリンダ20,20を第1コンベアL1の走行方向と直交する向きに配置し、各ロッドレスシリンダ20,20の駆動によって位置決めプレート21,21が接近または離反動を行うようにされ、また各位置決めプレート21には複数(図示例では3個)の位置決めピン22が取付けられている。これら複数の位置決めピン22は無端リングWよりも大きな円弧に一致する箇所に取付けられている。
一方、移載機構3は第1コンベアL1と第2コンベアL2を跨ぐ門型フレーム30にレール31を設け、このレール31に走行体32を係合し、この走行体32には昇降体33を取付けている。
昇降体33は図5に示すように横方向に駆動する一対のシリンダユニット34,34を備え、このシリンダユニット34によって移動爪35を開閉動せしめている。また昇降体33の下面には固定爪36を取付けている。この固定爪36は内側面36aを前記治具101の側面に倣ったテーパ面としているが、図6に示すように外側面36bもテーパ面とすることで、無端リングWの内側にスムーズに侵入することができる。
以上において、無端リングWが載置された治具101が第1コンベアL1上のパレットPに載せられてピッチ送りされ、取出し装置1の位置で停止する。このとき第1コンべアL1の両サイドには、位置決め機構2が設けられており、位置決め機構2のロッドレスシリンダ20,20が駆動して、位置決めプレート21,21を接近動せしめる。すると、位置決めプレート21,21に一体的に取り付けられている複数の位置決めピン22によって無端リングWの外周面を押圧する。
その結果、図4に示すように、無端リングWは楕円形に変形する。このとき、治具101はパレットP上に移動可能に載せらているので、無端リングWの中心が治具101の中心と重なるように、すなわち、楕円形となった無端リングWの長径両端に等しく間隙ができるように無端リングの位置が調整される。
無端リングWが楕円形となると、昇降体33が下降してくる。昇降体33が下降してくると、楕円形となった無端リングWと治具101との間に形成された間隙部に、下降してきた昇降体33に設けられた一対の固定爪36が挿入される。次いで、シリンダユニットを駆動して移動爪35を閉じることで無端リングWは固定爪36と移動爪35との間で把持される。
無端リングWが把持されると昇降体33は無端リングWを掴んだまま上昇し、第1コンベアL1上には治具101が残される。そして昇降体33はレールに沿って第2コンベアL2上まで移動し、下降して、把持した無端リングWを第2コンベアL2に開放する。
本発明の装置および方法によって治具から取出された無端ベルトは、傷や打痕等を特に嫌う無段変速機用動力伝達ベルトとして好適に使用できる。
本発明の無端リング取出し装置を適用した搬送ラインを示す平面図 パレット上の治具を示す図 無端リング取出し装置を図1のA方向から見た図 図3のB−B方向から見た平面図 図3のC方向から見た側面図 把持装置の固定爪の実施例一例を示す図
符号の説明
1…無端リング取出し装置、2…位置決め機構、3…移載機構、20…ロッドレスシリンダ、21…位置決めプレート、22…位置決めピン、30…門型フレーム、31…レール、32…走行体、33…昇降体、34…シリンダユニット、35…移動爪、36…固定爪、36a、36b…テーパ面、100…ピン、101…治具、L1…第1コンベア、L2…第2コンベア、P…パレット、W…無端リング。

Claims (4)

  1. 無端リングをセットした治具から無端リングを取出すための装置であって、この装置は、前記治具に載置された略円形の無端リングを外周面から押し挟み、楕円形に変形させて無端リングと治具との間に部分的に間隙を形成する一対の位置決め機構と、前記間隙に挿入される固定爪と、無端リングを挟んで固定爪に対向して配設される一対の移動爪とにより、前記無端リングを把持し前記治具から取出すための移載機構とを有することを特徴とする無端リングの取出し装置。
  2. 請求項1に記載の無端リングの取出し装置において、前記位置決め機構には複数の位置決めピンが配設され、この位置決めピンが前記無端リングの外周面を直接押し挟み、前記楕円形に変形させることを特徴とする無端リングの取出し装置。
  3. 請求項1に記載の無端リングの取出し装置において、前記無端リングを載置した治具はパレット上に移動可能に支持され、このパレットには、治具の移動限界を規制する複数のピンが立設されていることを特徴とする無端リングの取出し装置。
  4. 無端リングをセットした治具から無端リングを取出す際に、前記治具に載置された略円形の無端リングを外周面から押し挟み、楕円形に変形させて無端リングと治具との間に部分的に間隙を形成させ、この間隙に一対の固定爪を挿入し、これら固定爪と、無端リングを挟んで前記固定爪に対向して配設される一対の移動爪とにより、前記無端リングを把持し前記治具から取出すことを特徴とする無端リングの取出し方法。
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CN111453331A (zh) * 2020-04-29 2020-07-28 金哲龙 气动检验标本传送系统

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