JP2005046488A - 内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】密巻コイルシース11の内部に挿通された操作ケーブル13の先端部がクリップ3に、ケーブル13の基端部が操作部4にそれぞれ連結され、操作部4の操作によってケーブル13を密巻コイルシース11に対して軸回り方向に回転動作させてクリップ3を回転駆動する内視鏡用処置具におけるケーブル13は、捩じり剛性が高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブル素材を使用したものである。
【選択図】 図1
Description
前記挿入部は、可撓性を備えた細長いシースと、このシースの内部に挿通されたケーブルとを備え、前記ケーブルの先端部が前記処置部に、前記ケーブルの基端部が前記操作部にそれぞれ連結され、
前記操作部の操作によって前記ケーブルを前記シースに対して少なくとも軸回り方向に回転動作させて前記処置部を駆動する内視鏡用処置具において、
前記ケーブルは、捩じり剛性が高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブル素材を使用したことを特徴とする内視鏡用処置具である。
そして、本請求項1の発明では、操作部の操作によってケーブルをシースに対して軸回り方向に回転動作させた際に、捩じり剛性が高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブル素材のケーブルを介して処置部に駆動力を伝達することにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。
そして、本請求項3の発明では、真直度が高い材料のケーブルを使用することにより、シース内部でのうねりがなく、回転に対する抵抗を小さくすることができる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。さらに、真直性が高く、曲がり癖がないので、組み立て時にシースにケーブルを挿入する際に引っ掛かりが生じにくく、組み立て性が向上する。
そして、本請求項4の発明では、析出硬化熱処理を行ったステンレス鋼のケーブルを使用することにより、捩じり剛性を高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブルとなる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。
そして、本請求項5の発明では、ケーブル素材の表層に伸線加工により加工硬化層を形成したケーブルを使用することにより、捩じり剛性を高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブルとなる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。
そして、本請求項6の発明では、ケーブル素材の捩じり剛性が、ケーブル素材の芯部に比べて表面部が大きい状態に設定されているケーブルを使用することにより、捩じり剛性を高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブルとなる。ここで、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に捩じりトルクTを受けるケーブルに働く応力は芯部から表面部に向かうにしたがって徐々に大きくなる分布となる。そのため、応力が最大となるケーブルの表面部の捩じり剛性を局所的に増大させ、一方、応力の作用が小さい芯部の捩じり剛性を局所的に低下させることにより、ケーブルの芯部から表面部まで全体が均質な組成のケーブルに比較して捩じり剛性を向上させ、かつ曲げ剛性の小さいケーブルを形成することができる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。
そして、本請求項7の発明では、ケーブル素材が1本の単線から構成されるケーブルを使用することにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際にシースの内部に挿通されたケーブルとシースとの間の摺動抵抗が小さくなる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。さらに、真直性が高く、曲がり癖がないので、組み立て時にシースにケーブルを挿入する際に引っ掛かりが生じにくく、組み立て性が向上する。
そして、本請求項8の発明では、シースとケーブルとの間に挿通されたインナーチューブにケーブルを接触させることにより、ケーブルがシースに直接接触する場合に比べて操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際のケーブルの回転時の摺動抵抗が小さくなる。これにより、操作部側の軸回り方向の回転駆動力を出力端側に伝達する際に回転に遅れ、ムラ、飛びが生じにくくするようにしたものである。さらに、ケーブルの真直性が高く、曲がり癖がないので、組み立て時にシースにケーブルを挿入する際に引っ掛かりが生じにくく、組み立て性が向上する。さらに、インナーチューブを間に挿入することにより、ケーブルとシースの間の隙間を埋めることができるため、ケーブルとシース内面の接触面積が増える。これにより、従来は点接触となるケーブルとシースの内面との接触部分が面接触となり、各接触点での摩擦抵抗が軽減される。面接触により発生する摺動抵抗は点接触により発生するそれより小さく、しかも変動の少ないものとなるため、回転にムラ,飛びが発生しにくい。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) シースと、シース内部に挿通されたケーブルと、ケーブルの一端に設けられ、ケーブルをシースに対して前後ないし回転動作を行う操作部と、ケーブルの他端に設けられたエンドエフェクタから構成される内視鏡用処置具において、硬度が高い(Hv500以上)材質をケーブルの素材として使用したことを特徴とする内視鏡用処置具。
Claims (8)
- 可撓性を備えた細長いシースの先端部に処置部、前記シースの基端部に前記処置部を操作する操作部がそれぞれ配設されるとともに、前記シースの内部に挿通されたケーブルの先端部が前記処置部に、前記ケーブルの基端部が前記操作部にそれぞれ連結され、前記操作部の操作によって前記ケーブルを前記シースに対して少なくとも軸回り方向に回転動作させて前記処置部を駆動する内視鏡用処置具において、前記ケーブルは、捩じり剛性が高く、曲げ剛性が小さい特性のケーブル素材を使用したことを特徴とする内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、Hv500以上の硬度を有する硬度が高い素材を使用したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、真直度が高い材料を使用したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、析出硬化熱処理を行ったステンレス鋼を使用したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、前記ケーブル素材の表層に伸線加工により形成した加工硬化層を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、前記ケーブル素材の捩じり剛性が、前記ケーブル素材の芯部に比べて表面部が大きい状態に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記ケーブルは、前記ケーブル素材が1本の単線から構成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記内視鏡用処置具は、前記シースと前記ケーブルとの間に挿通されたインナーチューブを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
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