JP2005046225A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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    • A61F13/49014Form-fitting, self-adjusting disposable diapers with elastic means the elastic means is located at the side panels

Abstract

【課題】着用中のずれ下がりを防ぐことができ、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えることがないオープン型の使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】オープン型の使い捨ておむつ1Aは、前後胴周り域5,7の端部8に横方向へ延びる弾性的に伸縮可能なウエスト伸縮域10と、後胴周り域7の両側部9から横方向外方へ延びる弾性的に伸縮可能な一対のウイング伸縮域11とを有する。このおむつ1Aでは、後胴周り域7の両側部9がウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との間に位置し、ウイング伸縮域11の横方向の伸長応力がウエスト伸縮域10の横方向のそれよりも大きく、ウイング伸縮域11に作用する引張力が後胴周り域7の両側部9によって分断、抑制される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装着時に止着手段を介して前後胴周り域を連結する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
縦方向に前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、透液性表面シートおよび不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、コアの両端縁の外側に位置して横方向へ延びる両端部と、コアの両側縁の外側に位置して縦方向へ延びる両側部とを有し、前後胴周り域の両側部から横方向外方へウイング部が延出し、後胴周り域のウイング部に一対のテープファスナが取り付けられたオープン型の使い捨ておむつがある(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に開示のおむつは、横方向へ延びる帯状の第1弾性部材が前後胴周り域の端部に収縮可能に取り付けられ、横方向へ延びる糸状の多数の第2弾性部材が後胴周り域におけるコアの端縁と第1弾性部材との間に収縮可能に取り付けられている。このおむつでは、第2弾性部材が後胴周り域の両側部間を横断してウイング部にまで延びており、後胴周り域のウイング部が横方向へ弾性的な伸縮性を有する。テープファスナは、後胴周り域のウイング部に固着された固定部と、固定部から横方向外方へ延びる自由部とを有する。テープファスナの自由部には、メカニカルファスナのうちのフックが取り付けられている。
【0004】
保護者や介護者が特許文献1に開示のおむつを着用者に装着する手順は、以下のとおりである。保護者や介護者は、展開させたおむつの上に仰向けにした着用者の臀部を乗せた後、前胴周り域を摘持しておむつの股下域を折り曲げ、前胴周り域を着用者の腹部の上に乗せる。次に、テープファスナを摘持しながら後胴周り域のウイング部を折り曲げて前胴周り域のウイング部の外側に重ね合わせ、後胴周り域の端部やウイング部による着用者の胴周りの締め付けを調節しつつ、それらテープファスナの自由部を前胴周り域の外面に交互に止着して前後胴周り域を連結する。前後胴周り域が連結されたおむつには、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−254176号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示のおむつは、それを装着するときに、テープファスナを横方向外方へ引っ張ると、第2弾性部材が横方向へ伸長して後胴周り域のウイング部が横方向へ伸びるとともに、第2弾性部材に作用する引張力が第1弾性部材に伝わり、第2弾性部材に連動して第1弾性部材が横方向へ伸長し、後胴周り域の端部が横方向へ伸びる。
【0007】
このおむつは、第1弾性部材が帯状を呈するとともに、第2弾性部材が糸状を呈するので、第1および第2弾性部材の伸長応力が必ずしも同一ではなく、第1弾性部材が延びる後胴周り域の端部の横方向の伸長応力とそれら第2弾性部材が延びる後胴周り域のウイング部の横方向のそれとが異なる。
【0008】
このおむつでは、後胴周り域のウイング部の横方向の伸長応力が後胴周り域の端部の横方向のそれよりも大きいと、テープファスナを横方向外方へ引っ張ったときに、ウイング部が伸びる以前に端部が横方向へ伸びきってしまう。後胴周り域の端部が伸びきった時点で、テープファスナの自由部を前胴周り域に止着すると、ウイング部の横方向への伸長が不十分な状態でおむつを着用者に装着してしまう。おむつの装着時に後胴周り域のウイング部の伸長が不十分であると、ウイング部の収縮力を利用することができず、ウイング部によって着用者の胴周りを締め付けることができないので、おむつの着用位置からのずれ下がりの原因となる。また、着用者の胴周りを後胴周り域の端部によって局所的に締め付けることになり、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えてしまう。
【0009】
本発明の目的は、装着中のずれ下がりを防ぐことができ、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えることがない使い捨ておむつを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、縦方向に前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在して前記股下域から前記前後胴周り域に向かって延びる吸液性コアとから構成され、前記コアの両端縁の外側に位置して横方向へ延びる両端部と、前記コアの両側縁の外側に位置して縦方向へ延びる両側部とを有し、装着時に止着手段を介して前記前後胴周り域を連結する使い捨ておむつである。
【0011】
前記前提における本発明の特徴は、前記おむつが、前記前後胴周り域のうちの少なくとも該後胴周り域の端部に横方向へ延びる弾性的に伸縮可能なウエスト伸縮域と、前記後胴周り域の両側部から横方向外方へ延びる弾性的に伸縮可能なウイング伸縮域とを有し、前記後胴周り域の両側部が、前記ウエスト伸縮域と前記ウイング伸縮域との間に位置し、前記ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が、前記ウエスト伸縮域の横方向のそれよりも大きいことにある。
【0012】
本発明の実施態様の一例としては、前記ウエスト伸縮域の横方向への伸縮性が、前記胴周り域の端部に収縮可能に取り付けられた第1弾性部材によって付与され、前記ウイング伸縮域が、前記表裏面シートとは別体の伸縮性シートから形成されている。
【0013】
本発明の実施態様の他の一例として、前記おむつでは、前記ウエスト伸縮域を横方向へ最大限に伸長したときの該ウエスト伸縮域の横方向の第1長さ寸法を100%とし、前記第1長さ寸法が90%になるまで前記ウエスト伸縮域を伸ばしたときの該ウエスト伸縮域の横方向の伸長応力が0.5〜3.0Nの範囲にあり、前記ウイング伸縮域の非伸長時における横方向の第2長さ寸法を100%とし、前記第2長さ寸法が120%になるまで前記ウイング伸縮域を伸ばしたときの該ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が1.5〜7.0Nの範囲、前記第2長さ寸法が150%になるまで前記ウイング伸縮域を伸ばしたときの該ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が3.0〜10.0Nの範囲にある。
【0014】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記後胴周り域の両側部が、実質的に伸縮不能である。
【0015】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記後胴周り域の両側部が、弾性的に伸縮可能であり、前記後胴周り域の両側部の横方向への伸縮性が、前記両側部に収縮可能に取り付けられた第2弾性部材によって付与され、前記ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が、前記後胴周り域の両側部の横方向のそれよりも小さい。
【0016】
本発明の実施態様の他の一例として、前記おむつでは、前記後胴周り域の両側部を横方向へ最大限に伸長したときの該両側部の第3長さ寸法を100%とし、前記第3長さ寸法が90%になるように前記両側部を縮めたときの該両側部の横方向の伸長応力が5〜20Nの範囲にある。
【0017】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0018】
図1,2は、一例として示すおむつ1Aの部分破断斜視図と、図1のII−II線端面図とであり、図3,4は、図1のIII−III線矢視断面図と、図1のIV−IV線矢視断面図とである。図1では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。なお、表裏面シート2,3や防漏シート12の内面とは、コア4に対向する面をいい、それらシート2,3,12の外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0019】
おむつ1Aは、肌当接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とを主要な構成部材とする。おむつ1Aは、縦方向に前胴周り域5および後胴周り域7と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを備え、コア4の両端縁4aの外側に位置して前後胴周り域5,7を横方向へ延びる両端部8と、コア4の両側縁4bの外側に位置して前後胴周り域5,7間を縦方向へ延びる両側部9とを有する。
【0020】
おむつ1Aは、前後胴周り域5,7の端部8に形成されて横方向へ延びる弾性的に伸縮可能なウエスト伸縮域10と、後胴周り域7の両側部9から横方向外方へ延びる弾性的に伸縮可能な一対のウイング伸縮域11とを有する。おむつ1Aは、前胴周り域5の両側部9の横方向の長さ寸法が股下域6の両側部9の横方向のそれよりも大きく、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。両側部9には、縦方向へ延びる一対の防漏シート12が取り付けられている。
【0021】
表面シート2は、通気親水性繊維不織布13から形成されている。裏面シート3は、互いに重なり合う通気不透液性プラスチックフィルム14と通気疎水性繊維不織布15とから形成されている。裏面シート3では、フィルム14が肌当接側に位置するとともに、不織布15が肌非当接側に位置している。フィルム14と不織布15とは、それらの対向面が接着剤(図示せず)を介して断続的に接合されている。コア4は、股下域6から前後胴周り域5,7に向かって延び、表面シート2と裏面シート3とのうちの少なくとも一方の内面に固着されている。
【0022】
コア4は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア4は、その型崩れやポリマーの脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに包被されていることが好ましい。ポリマーには、デンプン系やセルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。
【0023】
両端部8は、コア4の端縁4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。両端部8では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3の内面どうしが固着されている。ウエスト伸縮域10の伸縮性は、前後胴周り域5,7の端部8に収縮可能に取り付けられた帯状の第1弾性部材16(胴周り用弾性部材)によって付与されている。第1弾性部材16は、表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとの間に介在し、それらシート2,3の内面に接着剤(図示せず)を介して断続的に固着されている。表裏面シート2,3に対する第1弾性部材16の固着時では、第1弾性部材16が横方向へ所定の倍率に伸長した状態にある。ウエスト伸縮域10では、弾性部材16の収縮によって表裏面シート2,3が横方向へ縮み、それらシート2,3におむつ1Aの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0024】
両側部9は、コア4の側縁4bから縦方向外方へ延びる表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート12の後記する固定側部12aとから形成されている。両側部9では、表面シート2の側部2bがコア4の側縁4bから横方向外方へわずかに延び、側部2bからさらに横方向外方へ裏面シート3の側部3bと防漏シート12の側部12aとが延びている。両側部9では、それらシート2,3,12の側部2b,3b,12aが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3,12の内外面が固着されている。両側部9は、実質的に伸縮不能である。後胴周り域7の両側部9は、ウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との間に位置している。
【0025】
股下域6の両側部9には、縦方向へ延びる糸状の多数の脚周り用弾性部材17が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材17は、裏面シート3の側部3bと防漏シート12の固定側部12aとの間に介在し、それらシート3,12の内面に接着剤(図示せず)を介して断続的に固着されている。裏面シート3と防漏シート12とに対する脚周り用弾性部材17の固着時では、脚周り用弾性部材17が縦方向へ所定の倍率に伸長した状態にある。両側部9では、弾性部材17の収縮によって裏面シート3と防漏シート12とが縦方向へ縮み、それらシート3,12におむつ1Aの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0026】
ウイング伸縮域11は、表裏面シート2,3や防漏シート12とは別体の横方向へ弾性的な伸縮性を有する伸縮性シート18から形成されている。ウイング伸縮域11は、横方向の伸長応力がウエスト伸縮域10の横方向の伸長応力よりも大きい。ウイング伸縮域11は、その横方向内端部11aが裏面シート3の側部3bと防漏シート12の固定側部12aとの間に介在し、内端部11aがそれらシート3,12の内面に接着剤(図示せず)を介して固着されている。ウイング伸縮域11の横方向外端部11bには、横方向へ延びる一対のテープファスナ19(止着手段)が取り付けられている。
【0027】
伸縮性シート18は、2枚の通気疎水性繊維不織布20と、それら不織布20の間に介在する通気不透液性かつ伸縮性のプラスチックフィルム21とから形成されている。それら不織布20には、おむつ1Aの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0028】
伸縮性シート18の製造方法の一例としては、横方向へ伸長させた状態にある伸縮性のプラスチックフィルム21の両面に不織布20を重ね合わせて接合する。プラスチックフィルム21の伸長が解除されると、フィルム21が横方向へ収縮するとともに不織布20が横方向へ縮み、不織布20にギャザーが形成される。不織布20とフィルム21とは、それらの対向面が重なり合った状態で、それらがほぼ均一に分布するドット状の多数の熱融着部23を介して間欠的に接合されている。不織布20とフィルム21との接合には、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。不織布20とフィルム21とは、熱融着部23ではなく、接着剤を介して断続的に接合されていてもよい。
【0029】
不織布20は、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維から形成されている。ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂としては、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系のいずれかを使用することができる。プラスチックフィルム21は、ゴム状弾性を有する熱可塑性合成樹脂から形成されている。フィルム21を形成する熱可塑性合成樹脂には、スチレン系ブロック共重合体やポリウレタン系ブロック共重合体、ポリエステル系ブロック共重合体、ポリアミド系ブロック共重合体、共重合体ブレンドのいずれかを使用することができる。スチレン系ブロック共重合体としては、スチレン−ブタジエン−スチレン(S−B−S)やスチレン−エチレンブタジエン−スチレン(S−EB−S)を使用することができる。共重合体ブレンドとしては、スチレン−エチレンブタジエン−スチレン/ポリプロピレン(S−EB−S/PP)やポリプロピレン/エチレン−プロピレン(PP/E−P)を使用することができる。
【0030】
なお、伸縮性シート18は、1枚の通気疎水性繊維不織布20と、通気不透液性かつ伸縮性のプラスチックフィルム21とから形成されていてもよい。この場合は、横方向へ伸長させた状態にある伸縮性のプラスチックフィルム21の片面に不織布20を重ね合わせ、不織布20とフィルム21とを熱融着部23または接着剤を介して接合する。
【0031】
テープファスナ19は、ウイング伸縮域11の外端部11bに接着剤(図示せず)を介して固着された固定部19aと、固定部19aから横方向外方へ延びる自由部19bとを有する。テープファスナ19には、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維から形成された繊維不織布またはポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂から形成されたプラスチックフィルムが使用されている。自由部19bには、おむつ1Aの厚み方向へ向かって延びる多数のフック24が取り付けられている。フック24は、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂から形成されている。自由部19bには、フック24ではなく、粘着剤が塗布されていてもよい。
【0032】
前胴周り域5には、テープファスナ19の自由部19bを着脱可能に止着するターゲットテープ25(止着手段)が取り付けられている。ターゲットテープ25は、横方向へ長い矩形を呈し、裏面シート3の外面に接着剤(図示せず)を介して断続的または連続的に固着されている。ターゲットテープ25には、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維から形成された繊維不織布またはポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂から形成されたプラスチックフィルムが使用されている。ターゲットテープ25の外面には、おむつ1Aの厚み方向へ向かって弧を画く多数のループ26が取り付けられている。ループ26は、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂から形成されている。テープファスナ19の自由部19bに粘着剤を塗布する場合は、ターゲットテープ25にプラスチックフィルムが使用される。
【0033】
防漏シート12は、通気疎水性繊維不織布27から形成されている。防漏シート12は、両側部9に位置して前後胴周り域5,7間を縦方向へ延びる固定側部12aと、表面シート2の上方へ起立性向を有して前後胴周り域5,7間を縦方向へ延びる可動部12bと、両端部8に位置しておむつ1Aの横方向内方へ倒伏した固定両端部12cとを有する。可動部12bの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材28が収縮可能に取り付けられている。弾性部材28は、可動部12bの一部に覆われた状態で、可動部12bに接着剤(図示せず)を介して断続的に固着されている。固定両端部12cは、表面シート2の端部2a外面に固着されている。防漏シート12では、おむつ1Aが表面シート2を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材28が収縮して可動部12bが表面シート2の上方へ起立し、可動部12bが排泄物に対する障壁を形成する。
【0034】
保護者や介護者がおむつ1Aを着用者に装着する手順は、以下のとおりである。保護者や介護者は、展開させたおむつ1Aの上に仰向けにした着用者の臀部を乗せた後、前胴周り域5を摘持しておむつ1Aの股下域6を折り曲げ、前胴周り域5を着用者の腹部の上に乗せる。次に、後胴周り域7のウイング伸縮域11が着用者の腹部の上に位置するように、テープファスナ19の自由部19bを摘持してウイング伸縮域11を折り曲げる。保護者や介護者は、ウイング伸縮域11を前胴周り域5の端部8と両側部9との外側に重ね合わせ、ウエスト伸縮域10やウイング伸縮域11による着用者の胴周りの締め付けを調節しつつ、ウイング伸縮域11を横方向へ伸ばしながらテープファスナ19の自由部19bの一方をターゲットテープ25の外面に止着するとともに、テープファスナ19の自由部19bの他方をターゲットテープ25の外面に止着して前後胴周り域5,7を連結する。
【0035】
テープファスナ19をターゲットテープ25に止着するには、テープファスナ19の自由部19bをターゲットテープ25の外面に押し付け、フック24とループ26とを係合させる。前後胴周り域5,7が連結されたおむつ1Aには、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される(図示せず)。おむつ1Aの着用中に排泄された排泄物は、表面シート2を透過してコア4に吸収、保持される。
【0036】
おむつ1Aは、テープファスナ19を横方向外方へ引っ張ると、ウイング伸縮域11が横方向へ伸長するとともに、ウイング伸縮域11に作用する引張力がウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との間に位置する後胴周り域7の両側部9に伝わる。おむつ1Aでは、ウイング伸縮域11に作用する引張力が後胴周り域7の両側部9に伝わったとしても、引張力が実質的に伸縮不能な両側部9によって分断、抑制され、ウイング伸縮域11からウエスト伸縮域10に伝わる引張力を減少させることができる。ゆえに、おむつ1Aは、ウイング伸縮域11を伸ばす過程において、伸縮域11よりも小さい伸長応力のウエスト伸縮域10が横方向へ伸びるが、ウイング伸縮域11が横方向へ伸びる以前にウエスト伸縮域10が伸びきってしまうことはなく、ウエスト伸縮域10とともにウイング伸縮域11を伸長させた状態で、テープファスナ19の自由部19bをターゲットテープ25に止着することができる。
【0037】
保護者や介護者は、ウエスト伸縮域10のみならず、ウイング伸縮域11を横方向へ伸長させた状態でおむつ1Aを着用者に装着することができ、ウイング伸縮域11の横方向への伸長が不十分な状態で、おむつ1Aを着用者に装着してしまうことがない。おむつ1Aは、その装着時にウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との収縮力を利用して着用者の胴周りを確実に締め付けることができる。おむつ1Aでは、それら伸縮域10,11の収縮力によって前後胴周り域5,7の両端部8と両側部9とが着用者の肌に密着し、両端部8と両側部9とがずれ動くことはなく、おむつ1Aの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。
【0038】
おむつ1Aは、ウエスト伸縮域10が着用者の胴周りを局所的に締め付けることはなく、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えることはない。おむつ1Aは、前胴周り域5のウエスト伸縮域10の横方向の伸長応力がウイング伸縮域11の横方向のそれよりも小さいので、前胴周り域5のウエスト伸縮域10が着用者の胴周りを締め付けたとしても、着用者の腹式呼吸を妨げることはなく、着用したおむつ1Aに対する不快感がない。
【0039】
おむつ1Aでは、ウエスト伸縮域10を横方向へ最大限に伸長させたときの伸縮域10の横方向の第1長さ寸法を100%とし、第1長さ寸法が90%になるまでウエスト伸縮域10を伸ばしたときの伸縮域10の横方向の伸長応力が0.5〜3.0Nの範囲にある。おむつ1Aでは、ウイング伸縮域11の非伸長時における横方向の第2長さ寸法を100%とし、第2長さ寸法が120%になるまでウイング伸縮域11を伸ばしたときの伸縮域11の横方向の伸長応力が1.5〜7.0Nの範囲、第2長さ寸法が150%になるまでウイング伸縮域11を伸ばしたときの伸縮域11の横方向の伸長応力が3.0〜10.0Nの範囲にある。
【0040】
ウイング伸縮域11の伸長応力が前記数値を超過すると、伸縮域11を横方向へ伸ばすときに大きな引張力を必要とするので、ウイング伸縮域11からウエスト伸縮域10に伝わる引張力を両側部9で十分に抑制することができず、伸縮域11から伸縮域10に大きな引張力が伝わり、ウイング伸縮域11を伸ばす以前にウエスト伸縮域10が横方向へ伸びきってしまい、ウイング伸縮域11の横方向への伸長が不十分な状態でおむつ1Aを装着してしまう場合がある。
【0041】
ウエスト伸縮域10の伸長応力が前記数値未満では、伸縮域10がわずかな引張力で伸びきってしまうので、ウイング伸縮域11を十分に伸長させた状態でおむつ1Aを装着することができないことはもちろん、ウエスト伸縮域10の収縮力が実質的に作用せず、伸縮域10を介して着用者の胴周りを締め付けることができない。ウエスト伸縮域10の伸長応力が前記数値を超過するとともにウイング伸縮域11の伸長応力が前記数値未満では、ウエスト伸縮域10が必要以上の伸長応力で着用者の胴周りを締め付けるので、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えるとともに、着用者の腹式呼吸の妨げとなる。また、ウイング伸縮域11の収縮力が実質的に作用せず、伸縮域11を介して着用者の胴周りを締め付けることができない。
【0042】
ウエスト伸縮域10の前記伸長応力は、以下の方法で測定した。
(1)おむつ1Aの後胴周り域7の端部8からウエスト伸縮域10(第1弾性部材16を含む)を切り取り、横方向の寸法が220〜240mmの伸長応力測定用の第1試料を作成する。伸長応力の測定には、インストロン ジャパン カンパニー製のインストロン5543、または、オートグラフを使用した。
(2)第1試料の横方向一端部を上部チャックで挟むとともに、第1試料の横方向他端部を下部チャックで挟む。チャック間における試料の長さ寸法は、125mmである。それらチャックが互いに離間するように第1試料を100mm/minの条件で上下方向へ引っ張り、試料を伸長する。
(3)第1試料を最大限度まで伸長したときの試料のチャック間における長さ寸法を100%として、第1試料のチャック間の長さ寸法が90%になるまで試料を伸ばし、そのときの第1試料の伸長応力を測定し、測定した伸長応力をウエスト伸縮域10の横方向の前記伸長応力とする。
【0043】
ウイング伸縮域11の前記伸長応力は、以下の方法で測定した。
(1)おむつ1Aから後胴周り域7の両側部9を切り取り、両側部9の一部とウイング伸縮域11の全体(テープファスナ19を含む)とから形成された伸長応力測定用の第2試料を作成する。伸長応力の測定には、インストロン ジャパン カンパニー製のインストロン5543、または、オートグラフを使用した。
(2)第2試料のうちのウイング伸縮域11を除く両側部9にその縦方向全長にわたって固定用治具を取り付ける。第2試料のうちのテープファスナ19を上部チャックで挟むとともに、治具を下部チャックで挟む。チャック間における試料の長さ寸法は、70mmである。
(3)第2試料の非伸長時におけるチャック間の長さ寸法を100%とする。チャック間では、試料がたるむことなく延びた状態にある。それらチャックが互いに離間するように第2試料を100mm/minの条件で上下方向へ引っ張り、第2試料を伸長する。第2試料のチャック間の長さ寸法が120%になるまで試料を伸ばし、そのときの第2試料の伸長応力を測定するとともに、第2試料のチャック間の長さ寸法が150%になるまで試料を伸ばし、そのときの第2試料の伸長応力を測定し、測定したそれら伸長応力をウイング伸縮域11の横方向の前記伸長応力とする。
【0044】
図5,6は、他の一例として示すおむつ1Bの部分破断斜視図と、図5のVI−VI線端面図とであり、図7,8は、図5のVII−VII線矢視断面図と、図5のVIII−VIII線矢視断面図とである。図5では、横方向を矢印L、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。
【0045】
おむつ1Bは、透液性表面シート2および不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とを主要な構成部材とする。おむつ1Bは、縦方向に前胴周り域5および後胴周り域7と、それら胴周り域5,7の間に位置する股下域6とを備え、コア4の両端縁4aの外側に位置して前後胴周り域5,7を横方向へ延びる両端部8と、コア4の両側縁4bの外側に位置して前後胴周り域5,7間を縦方向へ延びる両側部9とを有する。
【0046】
おむつ1Bは、前後胴周り域5,7の端部8に形成されて横方向へ延びる弾性的に伸縮可能なウエスト伸縮域10と、後胴周り域7の両側部9から横方向外方へ延びる弾性的に伸縮可能なウイング伸縮域11とを有する。両側部9には、縦方向へ延びる防漏シート12が取り付けられている。表面シート2は、図1のそれと同一の不織布13から形成され、裏面シート3は、図1のそれと同一のフィルム14と不織布15とから形成されている。コア4は、図1のそれと同一である。
【0047】
両端部8は、コア4の端縁4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。両端部8では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが重なり合った状態で固着されている。ウエスト伸縮域10の伸縮性は、前後胴周り域5,7の端部8に収縮可能に取り付けられた帯状の第1弾性部材16(胴周り用弾性部材)によって付与されている。第1弾性部材16は、表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとの間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長した状態でそれらシート2,3の内面に固着されている。ウエスト伸縮域10では、弾性部材16の収縮によって表裏面シート2,3におむつ1Bの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0048】
両側部9は、コア4の側縁4bから縦方向外方へ延びる表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート12の固定側部12aとから形成されている。両側部9では、表面シート2の側部2bがコア4の側縁4bから横方向外方へわずかに延び、側部2bからさらに横方向外方へ側部3bと側部12aとが延びている。両側部9では、それらシート2,3,12の側部2b,3b,12aが互いに重なり合った状態で固着されている。
【0049】
後胴周り域7の両側部9は、横方向へ弾性的な伸縮性を有し、ウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との間に位置している。両側部9の伸縮性は、そこに収縮可能に取り付けられた第2弾性部材22によって付与されている。第2弾性部材22は、縦方向へ長いほぼ矩形を呈する。第2弾性部材22は、裏面シート3の側部3bと防漏シート12の固定側部12aとの間に介在し、それらシート3,12の内面に接着剤(図示せず)を介して断続的に固着されている。裏面シート3と防漏シート12とに対する第2弾性部材22の固着時では、第2弾性部材22が横方向へ所定の倍率に伸長した状態にある。後胴周り域7の両側部9では、弾性部材22の収縮によって裏面シート3と防漏シート12とが横方向へ縮み、それらシート3,12におむつ1Bの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0050】
股下域6の両側部9には、縦方向へ延びる糸状の多数の脚周り用弾性部材17が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材17は、裏面シート3の側部3bと防漏シート12の固定側部12aとの間に介在し、縦方向へ所定の倍率に伸長した状態でそれらシート3,12の内面に固着されている。股下域6の両側部9では、弾性部材17の収縮によって裏面シート3と防漏シート12とにおむつ1Bの厚み方向へ起伏する多数のギャザーが形成されている。
【0051】
ウイング伸縮域11は、表裏面シート2,3や防漏シート12とは別体の横方向へ弾性的な伸縮性を有する伸縮性シート18から形成されている。ウイング伸縮域11は、横方向の伸長応力がウエスト伸縮域10の横方向の伸長応力よりも大きく、後胴周り域7の両側部9の横方向の伸長応力よりも小さい。ウイング伸縮域11は、その横方向内端部11aが裏面シート3の側部3bと防漏シート12の固定側部12aとの間に介在し、内端部11aがそれらシート3,12の内面に固着されている。ウイング伸縮域11の内端部11aは、その縦方向の長さ寸法が後胴周り域7の両側部9に取り付けられた第2弾性部材22の縦方向のそれとほぼ同一である。ウイング伸縮域11の横方向外端部11bには、横方向へ延びるテープファスナ19(止着手段)が取り付けられている。伸縮性シート18は、図1のそれと同一であり、2枚の通気疎水性繊維不織布20と、それら不織布20の間に介在する通気不透液性かつ伸縮性のプラスチックフィルム21とから形成されている。不織布20とフィルム21とは、ドット状の多数の熱融着部23を介して間欠的に接合されている。
【0052】
テープファスナ19は、ウイング伸縮域11の外端部11bに固着された固定部19aと、固定部19aから横方向外方へ延びる自由部19bとを有する。自由部19bには、おむつ1Bの厚み方向へ向かって延びる多数のフック24が取り付けられている。テープファスナ19やフック24は、図1のそれらと同一の素材から形成されている。
【0053】
前胴周り域5には、テープファスナ19の自由部19bを着脱可能に止着するターゲットテープ25(止着手段)が取り付けられている。ターゲットテープ25は、横方向へ長い矩形を呈し、裏面シート3の外面に固着されている。ターゲットテープ25の外面には、おむつ1Bの厚み方向へ向かって弧を画く多数のループ26が取り付けられている。ターゲットテープ25やループ26は、図1のそれらと同一の素材から形成されている。
【0054】
防漏シート12は、図1のそれと同一の不織布27から形成されている。防漏シート12は、両側部9に位置して縦方向へ延びる固定側部12aと、表面シート2の上方へ起立性向を有する可動部12bと、両端部8に位置して横方向内方へ倒伏した固定両端部12cとを有する。可動部12cの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材28が収縮可能に取り付けられている。固定両端部12cは、表面シート2の端部2a外面に固着されている。可動部12bは、表面シート2の上方へ起立して排泄物に対する障壁を形成する。
【0055】
保護者や介護者がこのおむつ1Bを着用者に装着する手順は、図1のそれと同一であり、その説明は省略する。おむつ1Bは、テープファスナ19の自由部19bを摘持してファスナ19を横方向外方へ引っ張ると、ウイング伸縮域11が横方向へ伸長するとともに、ウイング伸縮域11に作用する引張力がウエスト伸縮域10とウイング伸縮域11との間に位置する後胴周り域7の両側部9に伝わる。おむつ1Bでは、ウイング伸縮域11に作用する引張力が後胴周り域7の両側部9に伝わったとしても、引張力が伸縮域11よりも大きな伸長応力を有する両側部9によって分断、抑制され、ウイング伸縮域11からウエスト伸縮域10に伝わる引張力を減少させることができる。ゆえに、おむつ1Bは、ウイング伸縮域11を伸ばす過程において、伸縮域11よりも小さい伸長応力のウエスト伸縮域10が横方向へ伸びるが、ウイング伸縮域11が横方向へ伸びる以前にウエスト伸縮域10が伸びきってしまうことはなく、ウエスト伸縮域10とともにウイング伸縮域11を伸長させた状態で、テープファスナ19の自由部19bをターゲットテープ25に止着することができる。
【0056】
保護者や介護者は、ウエスト伸縮域10のみならず、ウイング伸縮域11を横方向へ伸長させた状態でおむつ1Bを着用者に装着することができ、ウイング伸縮域11の横方向への伸長が不十分な状態で、おむつ1Bを着用者に装着してしまうことがない。おむつ1Bは、その装着時に伸縮域10,11の収縮力を利用して着用者の胴周りを確実に締め付けることができる。おむつ1Bでは、それら伸縮域10,11の収縮力によって前後胴周り域5,7の両端部8と両側部9とが着用者の肌に密着し、両端部8と両側部9とがずれ動くことはなく、おむつ1Bの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。
【0057】
おむつ1Bは、ウエスト伸縮域10が着用者の胴周りを局所的に締め付けることはなく、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えることはない。おむつ1Bは、前胴周り域5のウエスト伸縮域10の横方向の伸長応力がウイング伸縮域11の横方向のそれよりも小さいので、前胴周り域5のウエスト伸縮域10が着用者の胴周りを締め付けたとしても、着用者の腹式呼吸を妨げることはなく、着用したおむつ1Bに対する不快感がない。
【0058】
おむつ1Bでは、ウエスト伸縮域10を横方向へ最大限に伸長したときの伸縮域10の横方向の第1長さ寸法を100%とし、第1長さ寸法が90%になるようにウエスト伸縮域10を縮めたときの伸縮域10の横方向の伸長応力が0.5〜3.0Nの範囲にあり、ウイング伸縮域11の非伸長時における横方向の第2長さ寸法を100%とし、第2長さ寸法が120%になるようにウイング伸縮域11を伸ばしたときの伸縮域11の横方向の伸長応力が1.5〜7.0Nの範囲、第2長さ寸法が150%になるようにウイング伸縮域11を伸ばしたときの伸縮域11の横方向の伸長応力が3.0〜10.0Nの範囲にある。
【0059】
おむつ1Bでは、後胴周り域7の両側部9を横方向へ最大限に伸長したときの両側部9の第3長さ寸法を100%とし、第3長さ寸法が100%から90%になるように後胴周り域7の両側部9を縮めたときの両側部9の横方向の伸長応力が5〜20Nの範囲にある。後胴周り域7の両側部9の伸長応力が前記数値未満では、ウイング伸縮域11からウエスト伸縮域10に伝わる引張力を両側部9で十分に抑制することができず、引張力がウイング伸縮域11からウエスト伸縮域10に容易に伝わり、伸縮域11を伸ばす以前に伸縮域10が横方向へ伸びきってしまい、ウイング伸縮域11の横方向への伸長が不十分な状態でおむつ1Bを装着してしまう場合がある。
【0060】
ウエスト伸縮域10の伸長応力とウイング伸縮域11の伸長応力との測定方法は、図1のそれと同一である。後胴周り域7の両側部9の前記伸長応力は、以下の方法で測定した。
(1)おむつ1Bの後胴周り域7から両側部7(第2弾性部材22を含む)を切り取り、横方向の寸法が10〜50mmの伸長応力測定用の第3試料を作成する。伸長応力の測定には、インストロン ジャパン カンパニー製のインストロン5543、または、オートグラフを使用した。
(2)第3試料の横方向一端部を上部チャックで挟むとともに、第1試料の横方向他端部を下部チャックで挟む。チャック間における試料の長さ寸法は、10mmである。それらチャックが互いに離間するように第3試料を100mm/minの条件で上下方向へ引っ張り、試料を伸長する。
(3)第3試料を最大限度まで伸長したときの試料のチャック間における長さ寸法を100%として、第3試料のチャック間の長さ寸法が90%になるまで試料を伸ばし、そのときの第3試料の伸長応力を測定し、測定した伸長応力を後胴周り域7の両側部9の横方向の前記伸長応力とする。
【0061】
表面シート2には、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布や微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することもできる。裏面シート3には、通気疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、通気疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布のいずれかを使用することもできる。防漏シート12には、通気疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、通気疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することもできる。
【0062】
裏面シート3や防漏シート12には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の少なくとも片面に、高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド法による繊維不織布をラミネートした複合不織布(SM不織布、SMS不織布)を使用することもできる。
【0063】
表裏面シート2,3や防漏シート12、ウイング伸縮域11、テープファスナ19、ターゲットテープ25を形成する繊維不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。
【0064】
親水性繊維不織布は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布は、合成繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布には、撥水処理が施された半合成繊維や再生繊維が含まれていてもよい。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【0065】
接着剤には、ホットメルト型接着剤を使用することが好ましい。接着剤には、ホットメルト型接着剤の他に、アクリル系接着剤やゴム系接着剤のいずれかを使用することもできる。接着剤は、表裏面シート2,3や防漏シート12にスパイラル状やジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそれらの態様で表裏面シート2,3や防漏シート12に塗布すると、それらシート2,3,12どうしが断続的に固着され、コア4がシート2,3に断続的に固着されるとともに、弾性部材16,17,22,28がそれらシート2,3,12に断続的に固着される。
【0066】
それら図示のおむつ1A,1Bでは、ウエスト伸縮域10が前後胴周り域5,7のうちの少なくとも後胴周り域5の端部9に形成されていればよい。第1および第2弾性部材16,22には、糸状のものを使用することもできる。第1および第2弾性部材16,22や脚周り用弾性部材17、弾性部材28には、天然ゴムや合成ゴム、ウレタンフォームのいずれかを使用することができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明にかかる使い捨ておむつによれば、ウイング伸縮域に作用する引張力がウエスト伸縮域とウイング伸縮域との間に位置する後胴周り域の両側部によって分断、抑制されるので、ウエスト伸縮域に伝わる引張力を減少させることができる。このおむつは、ウイング伸縮域を伸ばす過程において、ウイング伸縮域よりも小さい伸長応力のウエスト伸縮域が横方向へ伸びるが、ウイング伸縮域が伸びる以前にウエスト伸縮域が横方向へ伸びきってしまうことはなく、ウイング伸縮域を横方向へ十分に伸長させた状態で、おむつを着用者に装着することができる。このおむつは、ウイング伸縮域とウエスト伸縮域との収縮力を利用して着用者の胴周りを確実に締め付けることができ、おむつの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。このおむつは、ウエスト伸縮域が着用者の胴周りを局所的に締め付けることはなく、着用者の胴周りに部分的な圧迫感を与えることはない。
【0068】
後胴周り域の両側部が弾性的に伸縮可能であって両側部の横方向の伸長応力がウイング伸縮域の横方向のそれよりも大きいおむつでは、ウイング伸縮域に作用する引張力が後胴周り域の両側部に伝わったとしても、引張力がウイング伸縮域よりも大きな伸長応力を有する後胴周り域の両側部によって分断、抑制され、ウエスト伸縮域に伝わる引張力を減少させることができる。このおむつは、ウイング伸縮域を伸ばす過程において、ウイング伸縮域よりも小さい伸長応力のウエスト伸縮域が横方向へ伸びるが、ウイング伸縮域が横方向へ伸びる以前にウエスト伸縮域が伸びきってしまうことはなく、ウイング伸縮域を横方向へ十分に伸長させた状態で、おむつを着用者に装着することができる。このおむつは、ウイング伸縮域とウエスト伸縮域との収縮力を利用して着用者の胴周りを確実に締め付けることができ、おむつの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例として示すおむつの部分破断斜視図。
【図2】図1のII−II線端面図。
【図3】図1のIII−III線矢視断面図。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図。
【図5】他の一例として示すおむつの部分破断斜視図。
【図6】図5のVI−VI線端面図。
【図7】図5のVII−VII線矢視断面図。
【図8】図5のVIII−VIII線端面図。
【符号の説明】
1A 使い捨ておむつ
1B 使い捨ておむつ
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
4a 両端縁
4b 両側縁
5 前胴周り域
6 股下域
7 後胴周り域
8 両端部
9 両側部
10 ウエスト伸縮域
11 ウイング伸縮域
16 第1弾性部材
18 伸縮性シート
19 テープファスナ(止着手段)
22 第2弾性部材
25 ターゲットテープ(止着手段)

Claims (6)

  1. 縦方向に前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在して前記股下域から前記前後胴周り域に向かって延びる吸液性コアとから構成され、前記コアの両端縁の外側に位置して横方向へ延びる両端部と、前記コアの両側縁の外側に位置して縦方向へ延びる両側部とを有し、装着時に止着手段を介して前記前後胴周り域を連結する使い捨ておむつにおいて、
    前記おむつが、前記前後胴周り域のうちの少なくとも該後胴周り域の端部に横方向へ延びる弾性的に伸縮可能なウエスト伸縮域と、前記後胴周り域の両側部から横方向外方へ延びる弾性的に伸縮可能なウイング伸縮域とを有し、前記後胴周り域の両側部が、前記ウエスト伸縮域と前記ウイング伸縮域との間に位置し、前記ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が、前記ウエスト伸縮域の横方向のそれよりも大きいことを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記ウエスト伸縮域の横方向への伸縮性が、前記胴周り域の端部に収縮可能に取り付けられた第1弾性部材によって付与され、前記ウイング伸縮域が、前記表裏面シートとは別体の伸縮性シートから形成されている請求項1記載のおむつ。
  3. 前記おむつでは、前記ウエスト伸縮域を横方向へ最大限に伸長したときの該ウエスト伸縮域の横方向の第1長さ寸法を100%とし、前記第1長さ寸法が90%になるまで前記ウエスト伸縮域を伸ばしたときの該ウエスト伸縮域の横方向の伸長応力が0.5〜3.0Nの範囲にあり、前記ウイング伸縮域の非伸長時における横方向の第2長さ寸法を100%とし、前記第2長さ寸法が120%になるまで前記ウイング伸縮域を伸ばしたときの該ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が1.5〜7.0Nの範囲、前記第2長さ寸法が150%になるまで前記ウイング伸縮域を伸ばしたときの該ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が3.0〜10.0Nの範囲にある請求項1または請求項2に記載のおむつ。
  4. 前記後胴周り域の両側部が、実質的に伸縮不能である請求項1ないし請求項3いずれかに記載のおむつ。
  5. 前記後胴周り域の両側部が、弾性的に伸縮可能であり、前記後胴周り域の両側部の横方向への伸縮性が、前記両側部に収縮可能に取り付けられた第2弾性部材によって付与され、前記ウイング伸縮域の横方向の伸長応力が、前記後胴周り域の両側部の横方向のそれよりも小さい請求項1ないし請求項3いずれかに記載のおむつ。
  6. 前記おむつでは、前記後胴周り域の両側部を横方向へ最大限に伸長したときの該両側部の第3長さ寸法を100%とし、前記第3長さ寸法が90%になるまで前記両側部を伸ばしたときの該両側部の横方向の伸長応力が5〜20Nの範囲にある請求項5記載のおむつ。
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