JP2005045091A - ソレノイド - Google Patents
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Abstract
【課題】 プランジャの作動安定化と作動音の低減。
【解決手段】 コイル1への通電によりコイルバネ2の付勢力に逆らって磁性体からなるプランジャ3を吸引し、コイル1への非通電によりコイルバネ2の付勢力でプランジャ3を元の位置に復帰させるソレノイドにおいて、コイルバネ2は、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネ2の収縮長と付勢力との直線的反比例関係より小さくなる非直線的付勢力特性を呈するものであるソレノイドである。そして、その特性実現手段としては、コイルバネ2の中央付近の巻きピッチを粗とし、両端付近の巻きピッチを密としている。
【選択図】 図1
【解決手段】 コイル1への通電によりコイルバネ2の付勢力に逆らって磁性体からなるプランジャ3を吸引し、コイル1への非通電によりコイルバネ2の付勢力でプランジャ3を元の位置に復帰させるソレノイドにおいて、コイルバネ2は、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネ2の収縮長と付勢力との直線的反比例関係より小さくなる非直線的付勢力特性を呈するものであるソレノイドである。そして、その特性実現手段としては、コイルバネ2の中央付近の巻きピッチを粗とし、両端付近の巻きピッチを密としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、AT車のシフトロック機構などに用いるソレノイドに関する。
コイルへの通電によりコイルバネの付勢力に逆らってプランジャを吸引し、コイルへの非通電によりコイルバネの付勢力でプランジャを元の位置に復帰させるソレノイドにおいては、コイルバネの収縮長と付勢力とは直線的反比例関係を呈するものであった。
しかし、コイルへの通電開始によるプランジャの動き出しを重視して付勢力の小さいコイルバネを採用すると、プランジャの停止直前の動作スピードが速くなり過ぎて、停止時の作動音が増大するものであった。また、付勢力の大きいコイルバネを採用すると、通電によるプランジャの吸引力がコイルバネの付勢力に充分に打ち勝つことができにくくなって、作動不良を引き起こしやすい傾向があった。本発明はこのような解決すべき課題を鑑み、プランジャの作動安定化と作動音の低減を目的とする。
本発明を要約すると、コイルへの通電によりコイルバネの付勢力に逆らってプランジャを吸引し、コイルへの非通電によりコイルバネの付勢力でプランジャを元の位置に復帰させるソレノイドにおいて、コイルバネは、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネの収縮長と付勢力との直線的反比例関係より小さくなる非直線的付勢力特性を呈するものであるソレノイドである。そして、その特性実現手段としては、コイルバネの中央付近の巻きピッチを粗とし、両端付近の巻きピッチを密とするとよい。
本発明によれば、プランジャの作動安定化と作動音の低減が可能となる。
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
図示の実施形態は、コイル1への通電によりコイルバネ2の付勢力に逆らって磁性体からなるプランジャ3を吸引し、コイル1への非通電によりコイルバネ2の付勢力でプランジャ3を元の位置に復帰させるソレノイドにおいて、コイルバネ2は、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネ2の収縮長と付勢力との直線的反比例関係より小さくなる非直線的付勢力特性を呈するものであるソレノイドである。そして、その特性実現手段としては、コイルバネ2の中央付近の巻きピッチを粗とし、両端付近の巻きピッチを密としている。
さらに詳述すれば、本ソレノイドは、磁性体からなるヨーク4と、ヨーク4と協働して磁気回路を構成する磁性体からなるプレート5、6を外殻とし、それらの内部に絶縁材からなるボビン7に巻装したコイル1が収められている。プレート6には磁性体からなるコア8が固定されている。コイル1からはリード線9が引き出されている。プランジャ3の先端側には筒状のリンク10が固定され、コイルバネ2はリンク10とプレート5との間に装着されている。リンク10の先端側は、下端が軸支持されて回動可能なアクチュエータ11の中間部に結合され、アクチュエータ11の先端部はロックバー12の後端に結合されている。なお、ロックバー12の先端側は隔壁板13に貫通支持されている。
図4は、コイルバネ2の収縮長と付勢力との関係を示す特性図であり、横軸に示す収縮長L(単位mm)に対して縦方向に付勢力(単位mN)を示している。前述の通りコイルバネ2は、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネ2の収縮長L(mm)と付勢力(mN)との直線的反比例関係より小さくなるという非直線的付勢力特性を呈している。
本実施形態によれば、コイル1への通電によりプランジャ3に吸引力が作用し始めると、中間収縮状態付近まではコイルバネ2の付勢力が小さいため、プランジャ3の動き出しはスムーズである。プランジャ3が加速されてプランジャ3が停止直前になると、コイルバネ2の付勢力が飛躍的に大きくなるため、プランジャ3の作動スピードを押さえることができ、停止時の作動音の低減に寄与する。かくして、プランジャ3の作動安定化と作動音の低減を達成できる。なお、コイル1への非通電時にはロックバー12の先端は隔壁板13から突出しており、図示しないシフトレバーのシフトが不可能であるが、コイル1に通電されているプランジャ3の吸引時においては、ロックバー12の先端は隔壁板13と略面一となり、前記シフトレバーのシフトを可能としている。
1 コイル
2 コイルバネ
3 プランジャ
2 コイルバネ
3 プランジャ
Claims (2)
- コイルへの通電によりコイルバネの付勢力に逆らってプランジャを吸引し、コイルへの非通電によりコイルバネの付勢力でプランジャを元の位置に復帰させるソレノイドにおいて、コイルバネは、その中間的な収縮状態付近での付勢力がコイルバネの収縮長と付勢力との直線的反比例関係より小さくなる非直線的付勢力特性を呈するものであるソレノイド。
- 請求項1において、コイルバネの中央付近の巻きピッチを粗とし、両端付近の巻きピッチを密としたソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003278785A JP2005045091A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003278785A JP2005045091A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | ソレノイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005045091A true JP2005045091A (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=34265093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003278785A Pending JP2005045091A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005045091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2940502A1 (fr) * | 2008-12-19 | 2010-06-25 | Schneider Electric Ind Sas | Actionneur electromagnetique d'un bloc de commande de distance, et bloc le comprenant |
JP2011021552A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Mazda Motor Corp | 火花点火式エンジンの制御方法および制御装置 |
-
2003
- 2003-07-24 JP JP2003278785A patent/JP2005045091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2940502A1 (fr) * | 2008-12-19 | 2010-06-25 | Schneider Electric Ind Sas | Actionneur electromagnetique d'un bloc de commande de distance, et bloc le comprenant |
JP2011021552A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | Mazda Motor Corp | 火花点火式エンジンの制御方法および制御装置 |
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Effective date: 20080827 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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