JP2005044725A - 端子の挿入量検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタに装着する切圧電線の端子に非接触で、端子がコネクタハウジング内に適切に挿入されたか否かを客観的、かつ確実に判断できるようにする。
【解決手段】 コネクタハウジング10のコネクタ先端部近傍に所定距離離間させて2枚のセンサ板40a,40bを配設し、コネクタ10への挿入端子に交流信号を印加し、センサ板40a,40bで端子よりの交流信号を検出し、センサ板での検出信号の相対値よりコネクタへの端子の挿入深さを検出して端子の挿入状態の適否を確認することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端部に端子が固着されたケーブルの前記端子の前記コネクタハウジング内への挿入量を直接判別可能な端子の挿入量検査装置及び端子の挿入量確認方法に関するものである。
近年はあらゆるものが電気制御で動作するようになってきており、電気的な動作が正常に行われることが必須の条件である。従って、このようなものでは各構成間を電気的に接続するためのワイヤハーネスの品質が直接全体の品質を左右する。
ワイヤハーネスの端部はコネクタハウジングとなっていることが多く、ワイヤハーネスの製造工程において、電線に固着されている端子をコネクタハウジングへ挿入した際、その挿入が十分に(完全に)なされていないと、後のコネクタ接続において不都合が生じる。
この問題を回避するために、従来のこの種の装置は、コネクタハウジングを端子の引き抜き方向に往復動可能に保持し、端子の挿入方向へバネで付勢し、コネクタハウジングがバネの弾性力に抗して移動したときに作動するマイクロスイッチが設けられていた(例えば特許文献1)。
そして、端子をコネクタハウジングに挿入した後に電線を引っ張ると、端子とハウジングが十分に係止していれば、その引っ張りにつれてハウジングが上方に動いてこれをマイクロスイッチで検出し、係止が十分でない場合には端子が抜けてマイクロスイッチは作動しない様に構成し、ハウジングが上方に規定量動いたか否かで端子の挿入状態の適否を確認していた。
又は、コネクタに別ピース、あるいは可動部を設けることにより、端子が完全に挿入されていない場合に可動部が規定の位置に納まらなくなることにより不完全な挿入を検出する構造となっていた(例えば特許文献2,3,4)
特開平9−180851号 特開平10−40993号 特開2000−67980号 特開平10−199603号
しかしながら、上述の特許文献1の方法では、コネクタハウジングを端子の引き抜き方向に往復動可能に保持する構成、バネで付勢する構成、往復動がなされたことを検出する構成等の複雑な構成が必要であった。
また、この挿入確認作業自体が作業工程の一つになっており、生産性を損なっていた。
更に、特許文献2乃至4に記載のものでは、コネクタハウジングに上記したような構造を設けることは、検査装置の構造が複雑になることや、部品点数が増加することから、コストアップが避けられなかった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、端子を損傷などすることなく、ワイヤハーネスの製造工程において、端子と非接触でコネクタへの挿入量を直接検出可能とし、ワイヤハーネスの製造工程においてコネクタへの端子の装着不良を判別し、特別の検査工程を経ることなく信頼性の高いワイヤハーネスを提供できるようにすることを目的とする。
係る目的を達成する一手段として例えば以下の構成を備える。
即ち、交流信号が印加された端子のコネクタハウジング内への挿入量を検査可能な端子の挿入量検査装置であって、前記コネクタハウジング内に装着される前記端子よりの交流信号を検出する前記コネクタハウジングの底面近傍に互いに離反してほぼ並行して配設される少なくとも一対の導電板と、前記それぞれの導電板よりの検査信号値をと前記導電板間距離を基準とする相対値とすることにより前記検査信号が印加されている端子の前記コネクタハウジング内への挿入量を判別する判別手段とを備え、前記判別手段は、前記一対の導電板のそれぞれの検出信号の相対検出値より前記交流信号が印加されている端子と前記一対の導電板との距離を判別して前記コネクタハウジング内への前記端子の装着位置を検査することを特徴とする。
そして例えば、前記判別手段は、前記一対の導電板n1、n2よりの予め求めた基準となる位置まで挿入された前記端子よりの検出信号値Vn1、Vn2に対する(Vn2)/(Vn1−Vn2)を基準値とし、前記基準値と被測定端子挿入時の検出信号値Vn1、Vn2に対する(Vn2)/(Vn1−Vn2)とを比較して前記交流信号が印加されている端子の前記コネクタハウジング内への挿入量を検査することを特徴とする。
本発明によれば、端子を損傷などすることなく、ワイヤハーネスの製造工程において、切圧電線と非接触で、端子の挿入量を検査でき、特別の挿入確認工程を経ることなく信頼性の高いワイヤハーネスを提供できる。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施の形態例を詳細に説明する。
本実施の形態例の端子の挿入量検査装置は、端子がコネクタハウジングに挿入された挿入量(より具体的にはハウジングに対する端子の挿入深さ)をコネクタハウジング及び端子に非接触で判定できる装置であり、本実施の形態例装置を用いればワイヤハーネスの製造工程で端子をコネクタへ装着する時に正しく挿入されたか否かを判別することができ、後工程での端子がコネクタへ確実に挿入されたか否かのチェックが不要になる。
まず図1を参照して本発明の適用される端子の挿入量検査装置の端子のコネクタ内への挿入量の検査原理を説明する。図1は本発明に係る一発明の実施の形態例のコネクタへの端子挿入量を検出する端子の挿入量検査装置の基本原理を説明するための模式図である。
図1において、10は検査対象のワイヤハーネスの端部を構成するコネクタハウジング(以下「コネクタ」と称す。)であり、コネクタ10内の所定位置には、予め予定されている仕様の切圧電線300の一方端部端子が装着される。
このコネクタに装着される切圧電線300は、仕様に従って予め所定長さに切断され、端部にはコネクタ10内に装着されるべき所定仕様の端子が例えば圧着などによって固着されている。
40a,40bはコネクタ10の対応するコネクタとの係合面(図1では底部面)に近接して配設される2枚の導電板を一定距離離反してほぼ平行となるように位置決めしたZ軸センサ板であり、例えば絶縁シートの両面にセンサ板を形成して一定距離離反した構成とできる。しかし、以上の例に限定されるものではなく、例えば所定距離離反した位置に位置決めされていても良い。
交流信号が印加されている切圧電線の端子がコネクタ10に装着される場合には、端子よりの信号がZ軸センサ板40a,40bで検知され、Vz1,Vz2の検出信号が得られる。具体的には、端子からの距離に反比例した検出信号が検出される。
100は検査装置の制御を司る検査制御部、180は表示制御部であり、検査制御部100の制御で挿入位置指示部200の次に端子を装着するべきコネクタハウジング位置の発光素子を発光させる。200はコネクタハウジングの底面に位置決めされた時にコネクタ孔底部位置となる位置にそれぞれLEDを配設した挿入位置指示部である。
また500は例えば不図示の作業台に設けられているコネクタ保持部であり、コネクタ保持部500にはコネクタ10を収納保持する収納部550が設けられており、この収納部550内にコネクタを収納して端子装着作業を行うことになる。上述したZ軸センサ板40a,40bは、このコネクタ保持部550の底部に位置決めされることになる。
本実施の形態例の検査制御部100では一対のZ軸センサ板40a,40b間の距離を基準にしたセンサ板と端子との相対距離を検出することとしている。これにより、端子が各Z軸センサからどの距離まで挿入されたか、即ち、コネクタ10内のどの位置まで端子が挿入されたかを検出することが可能となり、正確に所定位置まで挿入されたか、あるいは挿入が不十分であるかを判定できる。
詳細を後述するが、Z軸センサ板の検出電圧は端子に対する対向面積で決まるので、例えば一部に孔が配設されていても、一部に切欠が形成されていても検出結果に与える影響はごくわずかであり、ほとんど無視できる。
図1に示す検査制御部100において、115,116はZ軸センサ板40a,40bよりの検出信号を増幅する増幅器、125,126はそれぞれのZ軸センサ板40a,40bよりの検出信号Vz1,Vz2のピーク値を検出するためのピーク検出回路E,Fである。
133はZ軸センサ板40a,40bよりの検出ピーク信号を入力しその検出値の差分(Vz1−Vz2)を出力するZ軸減算回路である。143はZ軸減算回路133よりのZ軸差分信号(Vz1−Vz2)を分母とし、Z軸センサ板40bよりの検出信号(Vz2)を分子とする{Vz2/(Vz1−Vz2)}を求めるZ軸割算回路である。
Z軸割算回路143の出力は、Z軸センサ板40a,40bの検出信号の相対変化を表しており、検査対象の検査信号の印加された電線に固着された端子よりの検査信号の強度変化の影響を相殺することができる。この結果、Z軸割算回路143の出力は、挿入された端子のそれぞれのZ軸センサ板40a,40bよりの距離に比例した信号レベルとなる。本実施の形態例では、Z軸センサ板40a,40bをコネクタ10の底辺に設けることにより、端子がコネクタ上面から底面方向に移動してくる際の端子の挿入深さを確実且つ高精度で検出可能としている。
このため、Z軸割算回路143の出力より端子がコネクタ10内にどれだけ挿入されたか検知することができ、正しい装着位置まで挿入されたか否かを非接触で直接検知できる。
以上の回路構成としたのは、Z軸センサ板で
〔1/{(1/Vz2)−(1/Vz1)}〕/Vz1
={(Vz1×Vz2)/(Vz1−Vz2)}/Vz1
=(Vz2)/(Vz1−Vz2)
が成り立つからである。
本実施の形態例においては、Z軸センサ40bは、いわばコネクタ側からみてZ軸センサ40aの裏側に位置するが、コネクタ10は非導電材料で成型されており、また、Z軸センサ板40a,40bは共にハイインピーダンス状態に維持されているため、Z軸センサ40bにおける端子よりの交流信号の検出値は多少Z軸センサ40aの影響を受けても、端子よりの交流信号の影響がZ軸センサ板40aで遮断されてしまうことはなく、確実に一定レベルの値が検出できる。この結果、Z軸センサ40aとZ軸センサ40bの検出値の相対的な関係は端子の挿入位置のみで定まり、ほぼ正確にコネクタ10内への端子の挿入位置を検出できる。
即ち、Z軸センサ40aの存在によりZ軸センサ40bから交流信号が検出できないといったことはなく、Z軸センサ40aの存在によりZ軸センサ40bの検出レベルがやや下がることはあっても、確実に一定レベルの値が検出できる。
これは、コネクタ10に挿入される端子が最初の端子でない場合であっても同じであり、すでに何本かの端子がコネクタ10内に装着されている場合には装着されている端子の位置及び数によりセンサ板での検出レベルに変動があっても、それぞれの場合の端子挿入位置が正しいか否かは正確に識別できる。
即ち、本実施の形態例では、静電結合を利用して交流検査信号を検出しているため、導電板よりの検査信号の検出レベルは各々の挿入される端子との距離に反比例する値となる。従って、その逆数演算値(1/Vz1)及び(1/Vz2)はそれぞれ端子との距離に比例する値となる。
従って、これらの差分{(1/Vz1)−(1/Vz2)}は、導電板40a,40b間の距離(基準距離)に相当する。よって、〔1/{(1/Vz1)−(1/Vz2)}〕/Vz1は基準距離に対する(1/Vz1)の比を示すことになり、供給検査信号にかかわる等率変動分を吸収している。この比の結果は、距離に比例する量ともなり、検査に用いるのに最適である。
この結果、端子が挿入されたときのZ軸割算回路143の出力は、端子の挿入深さ(挿入量)に固有の検出結果が得られる。本実施の形態例における挿入深さの検出誤差は、非常に小さく、現コネクタへの端子挿入良否の判定に必要な100μm以上の精度を確実に確保できる。
以上の構成を備える本実施の形態例装置のコネクタ10への端子装着制御を図2のフローチャートを参照して以下に説明する。図2は本実施の形態例のコネクタに対する端子の挿入量検査装置における装着検査方法を説明するためのフローチャートである。
図2において、まずステップS1において、ワイヤハーネスの端部を構成するコネクタ10を、本実施の形態例装置の挿入位置指示部200上部に位置するコネクタ保持部500のコネクタ収納部550内に位置決め収納する。これは、手動で位置決め収納しても、あるいは作業ロボットで自動的に位置決め収納したものであっても良い。このコネクタ10の収納が正しく行われた場合にはこれを検出してステップS2以下の処理に移行すればよい。
コネクタの位置決めが行われると、ステップS2に示すように、最初にコネクタ10に挿入するべき切圧電線300に所定周波数の交流検査信号を供給する。
次にステップS3において、挿入位置指示部200を駆動して最初にコネクタ10に挿入するべき切圧電線300の端子の挿入位置に対応する発光素子を発光させる。これにより、端子をコネクタに装着する作業者は、Z軸センサ板40a、40bの孔を通してコネクタ10への装着位置を、目線の移動等無く、ダイレクトに確認できる。なお、このステップS2の処理とステップS3の処理は逆の順序であってもよい。
そしてステップS4において、検査制御部100を駆動し、端子挿入量の検出を開始する。検査制御部100では上述した動作により、ピーク検出回路E,F(125,126)よりの検出信号のピーク検出を開始する。なお、作業者は、端子をコネクタの所望の位置に挿入し、装着する作業を行う。コネクタへの装着作業が行われると、各センサ板の検出結果が得られ、検出したピーク値より端子のコネクタへの挿入量(挿入深さ)を検出する。
本実施の形態例における切圧電線端部に固着された端子のコネクタハウジング内への挿入の状態を図3に示す。図3はコネクタハウジング内への端子装着状態を説明するための図である。
コネクタ保持部500中に収納されたコネクタハウジング10は、上述したように、全体として長方形状をなすように成形され、内部に2段に分けて複数のキャビティ12が形成されている。各キャビティ12は、コネクタ内を貫通する形状であり、各キャビティ12の中に切圧電線300の一方端部に固着された端子13a,13bがコネクタ後側(図中の上部側)から挿入され、その端子13a,13bを抜け止め状態に固定するためにランス14がコネクタハウジング10に一体に設けられている。
ランス14は先端近くに係止部を有する可撓性を有し、弾性変形可能な突片状をなし、キャビティ12内にはランス14の端子内側への弾性変形を許容するための撓み空間12aが形成されている。
この端子13a,13bがキャビティ12内に挿入されると、端子13a,13bの先端がランス14に当接してこれを撓み空間12a側に弾性変形させ、端子13がキャビティ12の規定位置(最奥部)まで挿入されると、挿入途中に弾性変形していたランス14が端子13の係合孔内に入り込んで元位置に復元し、係合孔に係止部が係合した状態となるため、端子13a,13bが抜ける事を防止できる。挿入が不十分であればランス14と係合せず、挿入不良136となる。
なお、ランス14の係合の様子を表すため、図3の例では、コネクタ10に挿入されている端子13aについては、「正規位置」にまで挿入されてランス14と完全に係合した状態を示し、左側に示す端子13bについては、「正規位置」には至らず、ランス44を撓み空間42a側に弾性変形させたところまで挿入された状態(挿入不十分状態)を示している。
このようにして端子のコネクタへの装着が終了するとステップS5に進み、検査制御部100が、交流信号の印加された装着すべき切圧電線の端部端子が予め定められた挿入の深さまで挿入されたことを検出したか否かを判断する。
この端子のコネクタ10への装着の終了検出は、例えば、Z軸センサ板40aのピーク検出電圧Z(演算後の値)が所定の値を超えた後、一定時間が経過したかどうかで判定することが望ましい。
本実施の形態例では、挿入深さが十分でない場合(図3に示す端子13bの場合)には、Z軸センサ板40a,40bよりの検出信号が正常な場合と異なる。このため、予め正常位置へ正常な端子を挿入したときの検出信号値を測定しておき、これらの測定検出信号値を基準閾値とし、検出信号値が上記閾値の範囲内か、あるいは範囲外かで良否判定を行うことができる。
ステップS5において、交流信号の印加された切圧電線の端子が予め定められた挿入深さ位置まで挿入されたことを検出していない場合にはステップS6に進み、不良原因を特定する。
そして続くステップS7で作業者に不良発生及びその原因を報知する。不良発生は警報音での報知及び誤り箇所の点滅表示のほか、例えば不図示の表示パネルでの原因表示を行う。
作業者は、このエラー報知を受けてその後必要なエラー処理を行う。例えば、挿入が不十分である場合には十分に奥まで挿入することになる。
一方、ステップS5で検査制御部100が、交流信号の印加された切圧電線の端部端子の挿入の深さが適切な位置まで行われたことを検出した場合にはステップS10に進み、コネクタ10への端子の装着がすべて終了したか否かを判断する。コネクタ10への端子の装着がすべて終了した場合にはその旨を例えば終了音で報知し、当該コネクタへの端子の装着を終了する。
ステップS10において、コネクタ10への端子の装着がすべて終了していない場合にはステップS15に進み、次に装着するべき切圧電線のコネクタ10内に収納する位置を特定し、ステップS2に進む。
以上説明したように本実施の形態例によれば、コネクタハウジングの底部に2枚のセンサ板を配設するという簡単な構成で、センサ板より端子までの距離に比例する交流検査信号値を検出でき、端子が挿入されたときのZ軸割算回路143の出力は、端子の挿入深さ(挿入量)に固有の検出結果となるため、ワイヤハーネスの信頼性に大きな影響のある切圧電線の端子の挿入深さを完全非接触で検出することが可能となる。この結果、従来のようにコネクタハウジングへ装着した電線を引っ張り、確実に装着されていることを確認して装着が正確に行われているか確認する必要が無いので、確認工程が不要となり、端子の挿入作業時に挿入量の確認が行え、短時間で高品質のワイヤハーネスの製造が可能となる。
特に、本実施の形態例においては、検査制御部100において対となるセンサ板の検出信号の相対値、例えば差分値を利用することにより、切圧電線に印加される検査信号(交流信号)の変動やバラツキの影響がでないように制御することが可能となり、検査信号の供給効率の変動などの影響を最小限に抑えた、信頼性の高い装置が提供できる。
また、挿入確認のための複雑な構成が不要となるため、簡単且つ低コストな構成とでき、また保守性も向上する。
本発明に係る一発明の実施の形態例のコネクタへの端子装着状態を検出する端子の装着状態確認装置の基本原理を説明するための模式図である。 本実施の形態例のコネクタに対する端子の装着状態確認装置における装着検査方法を説明するためのフローチャートである。 コネクタハウジング内への端子装着状態を説明するための図である。
符号の説明
10 コネクタハウジング(コネクタ)
12 キャビティ
13a,13b 端子
14 ランス
40a,40b Z軸センサ板
100 検査制御部
115、116 増幅器
124,125 ピーク検出回路E,F
133 Z軸差分回路
143 Z軸割算回路
200 挿入位置指示部
300 切圧電線
500 コネクタ保持部
550 コネクタ収納部

Claims (2)

  1. 交流信号が印加された端子のコネクタハウジング内への挿入量を検査可能な端子の挿入量検査装置であって、
    前記コネクタハウジング内に装着される前記端子よりの交流信号を検出する前記コネクタハウジングの底面近傍に互いに離反してほぼ並行して配設される少なくとも一対の導電板と、
    前記それぞれの導電板よりの検査信号値を前記導電板間距離を基準とする相対値とすることにより前記検査信号が印加されている端子の前記コネクタハウジング内への挿入量を判別する判別手段とを備え、
    前記判別手段は、前記一対の導電板のそれぞれの検出信号の相対検出値より前記交流信号が印加されている端子と前記一対の導電板との距離を判別して前記コネクタハウジング内への前記端子の装着位置を検査することを特徴とする端子の挿入量検査装置。
  2. 前記判別手段は、前記一対の導電板n1、n2よりの予め求めた基準となる位置まで挿入された前記端子よりの検出信号値Vn1、Vn2に対する(Vn2)/(Vn1−Vn2)を基準値とし、前記基準値と被測定端子挿入時の検出信号値Vn1、Vn2に対する(Vn2)/(Vn1−Vn2)とを比較して前記交流信号が印加されている端子の前記コネクタハウジング内への挿入量を検査することを特徴とする請求項1記載の端子の挿入量検査装置。
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