JP2005044082A - 生産管理装置、および生産管理方法 - Google Patents

生産管理装置、および生産管理方法 Download PDF

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浩三 山橋
Toshie Amano
登志枝 天野
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Abstract

【課題】製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを生成する生産管理装置、および生産管理方法を提供する。
【解決手段】製造オーダ管理部2は、顧客オーダデータ20と、製造実績データ7とを比較し、製造するコイルの情報が記録された製造オーダデータ31を生成し、製造単位設計部3は、製造オーダデータ31、製造ライン歩留データ8、および製造単位設計データ9に基づいて、コイルデータ37、スラブデータ38、およびチャージデータ39を生成し、順序決定部4は、 コイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39、および操業制約データ10に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージの製造順が記録された製造順データ40を生成し、スケジュール決定部5は、製造順データ40、設備能力データ11に基づいて、スケジュールデータ21を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを管理する生産管理装置、および生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の鉄鋼製品の製造ラインは、製鋼工程と熱延工程との間にスラブヤードが存在する。そのため、製鋼工程で製造されたスラブは一旦スラブヤードに保管され、熱延工程ではスラブヤードで保管されているスラブを取り出してコイルに熱延している。
【0003】
例えば、図25に示すようなスラブヤードを有する製造ラインでは、次のような製造過程を経てコイルを製造する。
【0004】
高炉から送られてきた溶銑は、転炉に投入される。転炉において溶銑に含まれる炭素量を調整し、特殊合金を加えて成分を粗調整する。この転炉での製造単位をチャージと呼び、転炉にて成分調整されたものを溶鋼と呼ぶ。
【0005】
溶鋼を取鍋に移し、取鍋を所定の場所に移動した後、二次精錬を行う。二次精錬では、溶鋼の成分の精調整を行う。二次精錬を完了した溶鋼は連続鋳造に移される。連続鋳造では取鍋の底から溶鋼を取り出し、水冷して連続的にスラブを製造する。製造されたスラブはスラブヤードに運搬され、常温にて保管される。ここまでが製鋼工程であり、以降が熱延工程である。
【0006】
常温にて保管されていたスラブは、一旦加熱炉に挿入され、昇温後、熱間圧延機によって熱延されコイルとなる。コイルは、コイルヤードにて保管される。
【0007】
従って、スラブヤードが生産管理におけるバッファの役割を果たし、製鋼工程と熱延工程の生産管理を別々に行うことができた。例えば、製鋼工程での生産管理システムは特許文献1にて開示されており、また、熱延工程での生産管理システムは特許文献2に開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−176634号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平7−284828号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スラブヤードが存在せず、製鋼工程と熱延工程が連続して配置されている製造ラインは、スラブヤードが無い分、製造ラインをコンパクトに構築することができる。さらに、スラブヤードでスラブを保管することが無いため、加熱炉で常温から加熱するよりもエネルギー効率が良い。
【0011】
しかしながら、スラブヤードが存在しない製鋼工程と熱延工程が連続して配置されている製造ラインでの生産管理においては、製鋼工程での製造スケジュールと熱延工程での製造スケジュールが密接に関係するため、従来のようにそれぞれ独立して生産管理することができない。
【0012】
スラブヤードが存在しない製造ラインでは、製鋼工程で製造されたスラブが、製造された順序そのままで熱延工程に移され熱延される。製鋼工程での鋳造順が熱延工程での熱延順になるため、熱延工程での操業上の制約を製鋼工程での生産スケジュールの決定時に考慮しなければならない。また、同時に製鋼工程での操業上の制約を熱延工程での生産スケジュールの決定時に考慮しなければならない。
【0013】
仮に、熱延工程で熱延順を考慮せずに製鋼工程での製造スケジュールを決定すると、最悪の場合、熱延工程にてトラブルが発生し製造ラインが停止してしまう。熱延工程での製造停止は製鋼工程での製造停止につながり、製造ライン全体に甚大な被害を及ぼすことになる。
【0014】
本発明は上記事情に鑑み、スラブヤードを持たない、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを生成する生産管理装置、および生産管理方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である生産管理装置は、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを管理する生産管理装置であって、顧客からの注文が記録された複数の注文データが入力されると、前記注文データと、再製造しなければならないコイルが記録された製造実績データとを比較し、新たに製造しなければならないコイルが記録された製造オーダデータを生成する製造オーダ管理手段と、前記製造オーダデータに基づいて、熱間圧延工程での製造単位が記録されたコイルデータを生成し、前記コイルデータに基づいて、鋳造工程での製造単位が記録されたスラブデータを生成し、前記スラブデータに基づいて、転炉および二次精錬工程での製造単位が記録されたチャージデータを生成する製造単位設計手段と、前記コイルデータ、前記スラブデータ、前記チャージデータ、および各製造工程で製造する上での所定の制約条件に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージの製造順記録された製造順データを生成する順序決定手段と、前記製造順データ、各製造工程の設備能力から設定される所定の条件、および製造単位毎に設定される製造時間に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージを製造する製造日、および製造時刻が記録されたスケジュールデータを生成するスケジュール決定手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項1の発明によれば、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインで製造される鉄鋼製品の製造スケジュールを生成するので、スラブヤードの無い製造ラインにおいて、円滑に製造を行うことができ、製鋼工程での製造順および製造スケジュールが、熱間圧延工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えること、逆に熱間圧延工程での製造順および製造スケジュールが、製鋼工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えることを未然に防止することができる。
【0017】
また、請求項2に記載の発明である生産管理装置は、請求項1に記載の生産管理装置であって、前記製造オーダ管理手段は、入力された前記注文データと、前記製造実績データと、在庫が記録された在庫データとを比較し、前記製造オーダデータを生成することを特徴とする。
【0018】
また、請求項3に記載の発明である生産管理装置は、請求項1乃至請求項2に記載の生産管理装置であって、前記製造単位設計手段は、前記製造オーダデータと、前記コイルサイズに対応したマージン量が記録された熱延生産歩留データに基づいて、前記コイルデータを生成し、当該コイルデータと、前記スラブサイズに対応したマージン量が記録された連続鋳造生産歩留データに基づいて、前記スラブデータを生成し、当該スラブデータと、前記チャージ重量に対応したマージン量が記録された二次精錬生産歩留データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする。
【0019】
また、請求項4に記載の発明である生産管理装置は、請求項3に記載の生産管理装置であって、前記製造単位設計手段は、前記スラブデータと、前記二次精錬生産歩留データと、前記スラブの鋼種に対して代替可能な鋼種が記録された代替鋼種データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする。
【0020】
また、請求項5に記載の発明である生産管理装置は、請求項1乃至請求項4に記載の生産管理装置であって、前記順序決定手段は、前記チャージデータと、鋳造工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された連続鋳造操業制約条件データと、転炉および二次精錬工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された転炉二次精錬操業制約条件データとに基づいて、チャージの製造順を決定し、当該製造順が記録された製造順データを生成することを特徴とする。
【0021】
また、請求項6に記載の発明である生産管理方法は、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを管理する管理装置の生産管理方法であって、顧客からの注文が記録された複数の注文データが入力されると、前記注文データと、再製造しなければならないコイルが記録された製造実績データとを比較し、新たに製造しなければならないコイルが記録された製造オーダデータを生成する製造オーダ管理工程と、前記製造オーダデータに基づいて、熱間圧延工程での製造単位が記録されたコイルデータを生成し、前記コイルデータに基づいて、鋳造工程での製造単位が記録されたスラブデータを生成し、前記スラブデータに基づいて、転炉および二次精錬工程での製造単位が記録されたチャージデータを生成する製造単位設計工程と、前記コイルデータ、前記スラブデータ、前記チャージデータ、および各製造工程で製造する上での所定の制約条件に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージの製造順が記録された製造順データを生成する順序決定工程と、前記製造順データ、各製造工程の設備能力から設定される所定の条件、および製造単位毎に設定される製造時間に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージを製造する製造日、および製造時刻が記録されたスケジュールデータを生成するスケジュール決定工程とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項6の発明によれば、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインで製造される鉄鋼製品の製造スケジュールを生成するので、スラブヤードの無い製造ラインにおいて、円滑に製造を行うことができ、製鋼工程での製造順および製造スケジュールが、熱間圧延工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えること、逆に熱間圧延工程での製造順および製造スケジュールが、製鋼工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えることを未然に防止することができる。
【0023】
また、請求項7に記載の発明である生産管理方法は、請求項6に記載の生産管理方法であって、前記製造オーダ管理工程は、入力された前記注文データと、前記製造実績データと、在庫として存在するコイルが記録された在庫データとを比較し、前記製造オーダデータを生成することを特徴とする。
【0024】
また、請求項8に記載の発明である生産管理方法は、請求項6乃至請求項7に記載の生産管理方法であって、前記製造単位設計工程は、前記製造オーダデータと、前記コイルサイズに対応したマージン量が記録された熱延生産歩留データに基づいて、前記コイルデータを生成し、当該コイルデータと、前記スラブサイズに対応したマージン量が記録された連続鋳造生産歩留データに基づいて、前記スラブデータを生成し、当該スラブデータと、前記チャージ重量に対応したマージン量が記録された二次精錬生産歩留データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする。
【0025】
また、請求項9に記載の発明である生産管理方法は、請求項8に記載の生産管理方法であって、前記製造単位設計工程は、前記スラブデータと、前記二次精錬生産歩留データと、前記スラブの鋼種に対して代替可能な鋼種が記録された代替鋼種データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする。
【0026】
また、請求項10に記載の発明である生産管理方法は、請求項6乃至請求項9に記載の生産管理方法であって、前記順序決定工程は、前記チャージデータと、鋳造工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された連続鋳造操業制約条件データと、転炉および二次精錬工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された転炉二次精錬操業制約条件データとに基づいて、チャージの製造順を決定し、当該製造順が記録された製造順データを生成することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の生産管理装置1が適用される製造ラインについて説明する。図24にその製造ラインの模式図を示す。
【0028】
高炉から送られてきた溶銑は、転炉に投入される。転炉において溶銑に含まれる炭素量を調整し、特殊合金を加えて成分を粗調整する。この転炉での製造単位をチャージと呼び、転炉にて成分調整されたものを溶鋼と呼ぶ。
【0029】
溶鋼を取鍋に移し、取鍋を所定の場所に移動した後、二次精錬を行う。二次精錬では、溶鋼の成分の精調整を行う。二次精錬を完了した溶鋼は連続鋳造に移される。連続鋳造では取鍋の底から溶鋼を取り出し、水冷して連続的にスラブを製造する。
【0030】
従来であれば、図25に示すように製造されたスラブはスラブヤードにて保管されるが、本発明の生産管理装置1が適用される製造ラインでは、製造されたスラブは、そのままトンネル炉と呼ばれる加熱炉に装入され、昇温後、熱間圧延機によって熱延されコイルとなる。コイルは、コイルヤードにて保管される。このように、転炉から熱間圧延まで連続的に処理する製造ラインに本発明の生産管理装置1は適用される。
【0031】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図24に基づいて説明する。
【0032】
生産管理装置1は、図1に示すように、製造オーダ管理部2、製造単位設計部3、順序決定部4、およびスケジュール決定部5から構成され、在庫データ6、製造実績データ7、製造ライン歩留データ8、製造単位設計データ9、操業制約データ10、および設備能力データ11を補助記憶装置に記憶している。
【0033】
製造オーダ管理部2は、入力される顧客オーダデータ20と在庫データ6を元に仮製造オーダデータ30を生成する機能を有する。また、製造オーダ管理部2は、仮製造オーダデータ30と製造実績データ7を元に、製造オーダデータ31を生成し、出力する機能を有する。
【0034】
また、製造単位設計部3は、製造オーダデータ31、製造ライン歩留データ8、および製造単位設計データ9を元に、コイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39を生成し、出力する機能を有する。
【0035】
また、順序決定部4は、コイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39、操業制約データ10、および設備能力データ11を元に、製造順データ40、および製造日データ44を生成し、出力する機能を有する。
【0036】
また、スケジュール決定部5は、製造順データ40、製造日データ44、および設備能力データ11を元に、製造時刻データ45を生成し、スケジュールデータ21を生成する機能を有する。
【0037】
また、顧客オーダデータ20は、図2に示すように、受注日、顧客名、納期、注文鋼種、注文コイル厚、注文コイル幅、注文コイル長、および注文コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、顧客から受注したコイルの情報が記録される。
【0038】
また、在庫データ6は、図3に示すように、顧客名、納期、実績鋼種、実績コイル厚、実績コイル幅、実績コイル長、および実績コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、顧客割り当てのない在庫コイルの情報や、特定の顧客に割り当てられる在庫コイルの情報が記録される。
【0039】
また、仮製造オーダデータ30は、図4に示すように、顧客名、納期、仮注文鋼種、仮注文コイル厚、仮注文コイル幅、仮注文コイル長、および仮注文コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、在庫では対応できず、製造しなければならないコイルの情報が記録される。
【0040】
また、製造実績データ7、図5に示すように、顧客名、納期、注文鋼種、注文コイル厚、注文コイル幅、注文コイル長、および注文コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、以前に製造を失敗し、再製造しなければならないコイルの情報が記録される。
【0041】
また、製造オーダデータ31は、図6に示すように、顧客名、納期、注文鋼種、注文コイル厚、注文コイル幅、注文コイル長、および注文コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、製造すべきコイルの情報が記録される。
【0042】
また、製造ライン歩留データ8は、熱延生産歩留データ32、連続鋳造生産歩留データ33、および二次精錬生産歩留データ34からなり、それぞれ図7〜図9に示す項目を有するデータである。
【0043】
熱延生産歩留データ32は、図7に示すように、鋼種毎に各コイル厚/コイル幅を有するコイルの幅マージンと長さマージンが記録されるデータテーブルである。
【0044】
連続鋳造生産歩留データ33は、図8に示すように、鋼種毎に各スラブ厚/スラブ幅を有するスラブの幅マージンと長さマージンが記録されるデータテーブルである。
【0045】
二次精錬生産歩留データ34は、図9に示すように、製造設備毎にスラブのマージン量が記録されるデータテーブルであり、一連の製造過程において転炉や取鍋等の生産設備に付着して製品とならないスラブの重量が記録される。
【0046】
また、製造単位設計データ9は、コイルスラブ充当条件データ35、および代替鋼種条件データ36からなる。
【0047】
コイルスラブ充当条件データ35は、図10に示すように、鋼種毎に各コイル厚/コイル幅を有するコイルを製造するためのスラブ厚とスラブ幅が記録されるデータテーブルである。
【0048】
代替鋼種条件データ36は、図11に示すように、鋼種毎にその鋼種のスラブに対して代替スラブとして割り当て可能なスラブの鋼種が優先順位をもって記録されるデータテーブルである。基本的には、顧客からの注文通りの鋼種でコイルを製造するが、生産スケジュールの都合上、常に顧客の注文に対応できるとは限らない。そこで、顧客からの注文に対応できない場合、注文された鋼種とは異なる鋼種を割り当てる。この異なる鋼種を割り当てる条件が代替鋼種条件データ36に記録されており、例えば、低品質の鋼種に対して高品質の鋼種を割り当てることが記録される。また、顧客の用途によっては、厚いコイルに対して強度は高いが厚みの薄いコイルを割り当てたりしても良い。
【0049】
図12〜図14に、生産管理装置1の処理の過程で生成されるコイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39を示す。
【0050】
コイルデータ37は、図12に示すように、顧客名、納期、注文鋼種、製造コイル厚、製造コイル幅、製造コイル長、および製造コイル重量の項目を有するデータテーブルであり、顧客からの注文に応じて製造される実際のコイルのサイズが記録される。
【0051】
スラブデータ38は、図13に示すように、顧客名、納期、注文鋼種、製造スラブ厚、製造スラブ幅、製造スラブ長、および製造スラブ重量の項目を有するデータテーブルであり、コイルの実サイズに応じたスラブのサイズが記録される。
【0052】
チャージデータ39は、図14に示すように、チャージ番号、チャージ納期、製造鋼種、およびチャージ重量の項目を有するデータテーブルある。チャージとは、同一鋼種、同一コイル幅、同一コイル厚である複数のスラブの集合であり、チャージの総重量に二次精錬生産歩留データ34のスラブのマージン量を加算した重量と、転炉容量から算出される重量とが等しくなるように集合されたものである。
【0053】
また、操業制約データ10は、熱延操業制約条件データ41、連続鋳造操業制約条件データ42、および転炉二次精錬操業制約条件データ43からなる。
【0054】
熱延操業制約条件データ41は、圧延の順序の制約が記録されたデータであり、例えば、コフィンスケジュールが記録されている。このコフィンスケジュールとは、圧延の順序を示し、通常、幅の広いコイルから幅の狭いコイルへと順に圧延される。また、コイルの硬度や鋼種、厚み(厚いものから薄いものへ)によっても圧延の順序は制約される。
【0055】
連続鋳造操業制約条件データ42は、図15に示すように、連続鋳造におけるチャージの順番の制約が記録されたデータである。複数のチャージを連続して鋳造する場合、チャージの鋼種が切り替る時点で、チャージが混じりあってしまう。鋼種によってはこの混じりが許されない場合があり、連続鋳造操業制約条件データ42には、チャージ鋼種の順番の制約が記録される。
【0056】
図15に示す連続鋳造操業制約条件データ42は、例えば、鋼種αのチャージを鋳造した場合は、その後のチャージの鋼種は鋼種δや鋼種νであってはならないことを示している。
【0057】
転炉二次精錬操業制約条件データ43は、図16に示すように、転炉及び二次精錬におけるチャージの順番の制約が記録されたデータである。特殊な鋼種を転炉あるいは二次精錬した後には、厳密な成分調整の必要としない鋼種、いわゆる“洗い湯”と呼ばれる鋼種を転炉あるいは二次精錬しなければならない。転炉二次精錬操業制約条件データ43には、この“洗い湯”を必要とする鋼種や、“洗い湯”が設定される。
【0058】
図16に示す転炉二次精錬操業制約条件データ43は、例えば、鋼種αを転炉あるいは二次精錬する際に、その前段階で鋼種θを転炉あるいは二次精錬していれば、洗い湯を必要とすることを示し、その洗い湯は鋼種φであることを示している。
【0059】
また、設備能力データ11は、図17に示すように、転炉、二次精錬、連続鋳造、加熱、圧延の各工程で要する工数が記録されたデータである。ここでいう工数とは、各工程で製造を行うために必要な単位処理時間のことであり、例えば、1つのスラブを加熱するのに要する時間や1つのスラブを圧延するのに要する時間である。この工数は、同じ工程であっても、コイルの鋼種やスラブの大きさによって値が異なる。
【0060】
製造日データ44は、図18に示すように、チャージ番号、チャージ予定日、スラブ鋳造予定日、コイル圧延予定日の項目を有するデータテーブルであり、各工程での製造予定日が記録される。
【0061】
製造時刻データ45は、図19に示すように、チャージ番号、チャージ時刻、スラブ鋳造時刻、コイル圧延時刻の項目を有するデータテーブルであり、各工程での製造予定時刻(開始予定時刻と終了予定時刻)日が記録される。
【0062】
<処理の概要>
次に、図20のフローチャートに基づいて、生産スケジュールを決定する際の生産管理装置1の処理について説明する。
【0063】
まず、生産管理装置1に顧客オーダデータ20が入力されると(ステップS01)、生産管理装置1の製造オーダ管理部2は、顧客オーダデータ20、在庫データ6、および製造実績データ7を元に製造オーダ管理処理を行い(ステップS02)、製造オーダデータ31を生成する。
【0064】
次に、生産管理装置1の製造単位設計部3は、製造オーダデータ31、製造ライン歩留データ8、および製造単位設計データ9を元に製造単位設計処理を行い(ステップS03)、コイルデータ37、スラブデータ38、およびチャージデータ39を生成する。
【0065】
次に、生産管理装置1の順序決定部4は、コイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39、操業制約データ10、設備能力データ11を元に順序決定処理を行い(ステップS04)、製造順データ40、および製造日データ44を生成する。
【0066】
次に、生産管理装置1のスケジュール決定部5は、製造順データ40、製造日データ44、および設備能力データ11を元にスケジュールデータ21を生成する(ステップS05)。
【0067】
次に、各処理の詳細について図21〜図23のフローチャートに基づいて説明する。
【0068】
≪製造オーダ管理処理≫
図21のフローチャートに基づいて、製造オーダ管理処理の詳細について説明する。
【0069】
まず、生産管理装置1に対して顧客オーダデータ20が入力されると、生産管理装置1の製造オーダ管理部2は、在庫データ6を読み込む(ステップS11)。次に、製造オーダ管理部2は、顧客オーダデータ20と在庫データ6とを比較し(ステップS12)、顧客オーダデータ20に記録されているコイルのうち、在庫データ6に記録されているコイルを引き当て可能なものか判定する(ステップS13)。
【0070】
顧客から受注したコイルと同一鋼種、同一サイズ(厚み、幅、長さ)が、在庫として在庫データ6に記録されていれば、その在庫分のコイルを引き当て可能であり新たに製造する必要は無いので除外し(ステップS14)、仮製造オーダデータ30を生成する(ステップS15)。ステップS13で、引当可能な在庫のコイルが無ければ、製造オーダ管理部2は、顧客オーダデータ20からそのまま仮製造オーダデータ30を生成する。
【0071】
図2に示す顧客オーダデータ20と図3に示す在庫データ6とを比較すると、鋼種αのコイルは、注文されたコイルのコイル厚、コイル幅、コイル長が在庫のコイルと一致し、引き当て可能なので、図4に示す仮製造オーダデータ30に記録されるコイルのコイル重量は、引き当て可能な在庫分を差し引いた値となる。仮注文コイル重量=注文コイル重量−実績コイル重量
=11250kg−3375kg
=7875kg
【0072】
次に、製造オーダ管理部2は、製造実績データ7を読み込む(ステップS16)。製造オーダ管理部2は、仮製造オーダデータ30と製造実績データ7とを比較し(ステップS17)、同時に製造可能なコイルがあるか判定する(ステップS18)。
【0073】
仮製造オーダデータ30には、以前製造を失敗して再製造しなければならないコイルの情報が記録されており、仮製造オーダデータ30のコイルと同一鋼種、同一サイズが、再製造として製造実績データ7に記録されていれば、その再製造分のコイルを追加し(ステップS19)、製造オーダデータ31を生成する(ステップS20)。
【0074】
図5に示す製造実績データ7には、鋼種αのコイル2000kgを再製造しなければならないことが記録されている。図4に示す仮製造オーダデータ30と製造実績データ7とを比較すると、鋼種αのコイルは、注文されたコイルのコイル厚、コイル幅、コイル長が在庫のコイルと一致し、同時に生産可能なので、仮製造オーダデータ30に記録されるコイルのコイル重量は、同時に生産可能な再製造分を加えた値となる。
Figure 2005044082
【0075】
≪製造単位設計処理≫
図22のフローチャートに基づいて、製造単位設計処理の詳細について説明する。
【0076】
製造オーダデータ31が生成されると、生産管理装置1の製造単位設計部3は、熱延生産歩留まりデータを読み込み(ステップS21)、コイルデータ37を生成する(ステップS22)。製造するコイルの幅は、顧客からの注文幅を下回ることは許されないため、注文コイル幅に所定量のマージンを加えて製造する。また、製造するコイルの先端と尾端は、厚み、幅ともに寸法精度が悪く、顧客の注文通りの値とならない。そのため、注文コイル長に所定量のマージンを加えて製造する。そして、製造コイル重量は、注文コイル重量と、マージンを加えたコイル幅,コイル長と、注文コイル幅,注文コイル長から算出される。
【0077】
そのマージンは、熱延生産歩留データ32に記録されており、コイルの鋼種、コイル厚、コイル幅によってそれぞれ値が設定されている。図7に示す熱延生産歩留データ32には、コイル厚1.0mm、コイル幅1500mm、鋼種αのコイルのマージンは、幅マージンが50mm、長さマージンが1000mmと設定されているので、
Figure 2005044082
となり、図12に示すコイルデータ37が生成される。
【0078】
製造単位設計部3はコイルデータ37を生成すると、次に、コイルスラブ充当条件データ35を読み込み(ステップS23)、続いて連続鋳造生産歩留データ33を読み込む(ステップS24)。製造単位設計部3は、生成したコイルデータ37、コイルスラブ充当条件データ35、および連続鋳造生産歩留データ33を元に、スラブデータ38を生成する(ステップS25)。
【0079】
製造単位設計部3は、顧客から注文されたコイルのサイズに基づいて、コイルスラブ充当条件データ35からスラブのスラブ厚とスラブ幅を決定する。例えば、顧客○○○から注文されたコイルは、コイル厚1.0mm、コイル幅1500mmなので、スラブのスラブ厚とスラブ幅はそれぞれ厚150mm、幅1500mmとなる。また、実際の生産設備においては、圧延機の性能によって注文されたコイルの幅より広い幅を有するスラブを適用しても良い場合がある。
【0080】
次に、製造単位設計部3は、スラブ長とスラブ重量を算出する。通常、複数の異なる鋼種のチャージを連続して鋳造する場合、チャージの継ぎ目(鋼種が切り替る箇所)に鋼種の混ざり合った部分ができる。この鋼種が混ざり合った部分は製品にはならないので、スラブの長さに所定量のマージンを加えて製造する。図8に示す連続鋳造生産歩留データ33には、スラブ厚150mm、スラブ幅1500mm、鋼種αのスラブの長さマージンは、25mmと設定されているので、
Figure 2005044082
となり、また、スラブ重量は、
Figure 2005044082
となり、図13に示すスラブデータ38が生成される。
【0081】
製造単位設計部3はスラブデータ38を生成すると、次に、二次精錬生産歩留データ34を読み込み(ステップS26)、続いて、代替鋼種条件データ36を読み込む(ステップS27)。製造単位設計部3は、生成したスラブデータ38、二次精錬生産歩留データ34、および代替鋼種条件データ36を元に、チャージデータ39を生成する(ステップS28)。
【0082】
図12に示すコイルデータ37では、同一の鋼種αがあるので、1つのチャージとしてまとめる(グルーピング)ことができる。また、同一の鋼種であれば、納期の近いものをグルーピングして1つのチャージとしても良いし、同一コイル幅や同一コイル厚でグルーピングして1つのチャージとしても良い。
【0083】
また、図11の代替鋼種条件データ36には、鋼種αの代替鋼種として鋼種βが優先順位1位として設定されており、鋼種αの替わりに鋼種βでコイルを製造することも可能である。
【0084】
ここで、鋼種αを製造するのに転炉Aと取鍋Aを用い、鋼種βを製造するのに転炉Bと取鍋Bを用いるとすると、二次精錬生産歩留データ34には、それぞれのマージン量が、500kg,600kg,100kg,80kgと設定されているので、グルーピングされた製造スラブ重量の総和が95000kgであれば、
Figure 2005044082
となり、図14に示すチャージデータ39が生成される。なお、グルーピングされたスラブのそれぞれの納期で、最も早い日付をチャージ納期とする。
【0085】
≪順序決定処理≫
図23のフローチャートに基づいて、順序決定処理の詳細について説明する。
【0086】
コイルデータ37、スラブデータ38、チャージデータ39が生成されると、生産管理装置1の順序決定部4は、熱延操業制約条件データ41を読み込み(ステップS31)、続いて、連続鋳造操業制約条件データ42を読み込み(ステップS32)、転炉二次精錬操業制約条件データ43を読み込む(ステップS33)。順序決定部4は、熱延操業制約条件データ41のコフィンスケジュールに記録されている圧延順序の制約に従って、コイルデータ37とスラブデータ38に記録されているレコードを並び替える。
【0087】
また、順序決定部4は、連続鋳造操業制約条件データ42と転炉二次精錬操業制約条件データ43に記録されているチャージ順序の制約に従って、チャージデータ39に記録されているレコードを並び替える。順序決定部4は、このレコードを並び替えられたコイルデータ37、スラブデータ38、およびチャージデータ39を製造順データ40として出力する(ステップS34)。
【0088】
次に、順序決定部4は、設備能力データ11を読み込む(ステップS35)。順序決定部4は、設備能力データ11に記録されている各工程での単位処理時間と製造順データ40とに基づいて、転炉、二次精錬、連続鋳造、加熱、圧延の各工程での処理時間を算出し、その処理時間からチャージ予定日、スラブ鋳造予定日、コイル圧延予定日の各予定日を算出する。順序決定部4は、算出された各予定日を製造日データ44として出力する。
【0089】
最後に、スケジュール決定部5は、設備能力データ11を読み込み、製造順データ40、製造日データ44、および設備能力データ11に基づいて、製造時刻データ45を生成する。スケジュール決定部5は、設備能力データ11に記録されている各工程での単位処理時間に基づいて、チャージ予定時刻、スラブ鋳造予定時刻、コイル圧延予定時刻の各予定時刻(開始予定時刻と終了予定時刻)を算出する。スケジュール決定部5は、算出された各予定時刻を製造時刻データ45として出力し、製造順データ40、製造日データ44、および製造時刻データ45をスケジュールデータ21として出力する。この出力されたスケジュールデータ21に基づいて、各製造工程が制御される。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインで製造される鉄鋼製品の製造スケジュールを生成するので、スラブヤードの無い製造ラインにおいて、円滑に製造を行うことができ、製鋼工程での製造順および製造スケジュールが、熱間圧延工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えること、逆に熱間圧延工程での製造順および製造スケジュールが、製鋼工程でのトラブルの原因となって、製造ラインの停止や被害を与えることを未然に防止することができる。
【0091】
さらに、スラブヤードを必要としなくなるため、製造ラインをコンパクトに構築することができる。また、スラブヤードでスラブを保管することが無いため、加熱炉で常温から加熱するよりも効率良く製造を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生産管理装置の機能ブロック図である。
【図2】顧客オーダデータを示すデータテーブルである。
【図3】在庫データを示すデータテーブルである。
【図4】仮製造オーダデータを示すデータテーブルである。
【図5】製造実績データを示すデータテーブルである。
【図6】製造オーダデータを示すデータテーブルである。
【図7】熱延生産歩留データを示すデータテーブルである。
【図8】連続鋳造生産歩留データを示すデータテーブルである。
【図9】二次精錬生産歩留データを示すデータテーブルである。
【図10】コイルスラブ充当条件データを示すデータテーブルである。
【図11】代替鋼種条件データを示すデータテーブルである。
【図12】コイルデータを示すデータテーブルである。
【図13】スラブデータを示すデータテーブルである。
【図14】チャージデータを示すデータテーブルである。
【図15】連続鋳造操業制約条件データを示すデータテーブルである。
【図16】転炉二次精錬操業制約条件データを示すデータテーブルである。
【図17】設備能力データを示すデータテーブルである。
【図18】製造日データを示すデータテーブルである。
【図19】製造時刻データを示すデータテーブルである。
【図20】生産管理装置の行う処理の概要を示すフローチャートである。
【図21】製造オーダ管理処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】製造単位設計処理の流れを示すフローチャートである。
【図23】順序決定処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】本発明が適用される製造ラインの模式図である。
【図25】従来の製造ラインの模式図である。
【符号の説明】
1 生産管理装置
2 製造オーダ管理部
3 製造単位設計部
4 順序決定部
5 スケジュール決定部
6 在庫データ
7 製造実績データ
8 製造ライン歩留データ
9 製造単位設計データ
10 操業制約データ
11 設備能力データ
20 顧客オーダデータ
21 スケジュールデータ
30 仮製造オーダデータ
31 製造オーダデータ
32 熱延生産歩留データ
33 連続鋳造生産歩留データ
34 二次精錬生産歩留データ
35 コイルスラブ充当条件データ
36 代替鋼種条件データ
37 コイルデータ
38 スラブデータ
39 チャージデータ
40 製造順データ
41 熱延操業制約条件データ
42 連続鋳造操業制約条件データ
43 転炉二次精錬操業制約条件データ
44 製造日データ
45 製造時刻データ

Claims (10)

  1. 製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを管理する生産管理装置であって、
    顧客からの注文が記録された複数の注文データが入力されると、
    前記注文データと、再製造しなければならないコイルが記録された製造実績データとを比較し、新たに製造しなければならないコイルが記録された製造オーダデータを生成する製造オーダ管理手段と、
    前記製造オーダデータに基づいて、熱間圧延工程での製造単位が記録されたコイルデータを生成し、前記コイルデータに基づいて、鋳造工程での製造単位が記録されたスラブデータを生成し、前記スラブデータに基づいて、転炉および二次精錬工程での製造単位が記録されたチャージデータを生成する製造単位設計手段と、
    前記コイルデータ、前記スラブデータ、前記チャージデータ、および各製造工程で製造する上での所定の制約条件に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージの製造順記録された製造順データを生成する順序決定手段と、
    前記製造順データ、各製造工程の設備能力から設定される所定の条件、および製造単位毎に設定される製造時間に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージを製造する製造日、および製造時刻が記録されたスケジュールデータを生成するスケジュール決定手段と、を備えることを特徴とする生産管理装置。
  2. 前記製造オーダ管理手段は、入力された前記注文データと、前記製造実績データと、在庫が記録された在庫データとを比較し、前記製造オーダデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の生産管理装置。
  3. 前記製造単位設計手段は、前記製造オーダデータと、前記コイルサイズに対応したマージン量が記録された熱延生産歩留データに基づいて、前記コイルデータを生成し、当該コイルデータと、前記スラブサイズに対応したマージン量が記録された連続鋳造生産歩留データに基づいて、前記スラブデータを生成し、当該スラブデータと、前記チャージ重量に対応したマージン量が記録された二次精錬生産歩留データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の生産管理装置。
  4. 前記製造単位設計手段は、前記スラブデータと、前記二次精錬生産歩留データと、前記スラブの鋼種に対して代替可能な鋼種が記録された代替鋼種データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする請求項3に記載の生産管理装置。
  5. 前記順序決定手段は、前記チャージデータと、鋳造工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された連続鋳造操業制約条件データと、転炉および二次精錬工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された転炉二次精錬操業制約条件データとに基づいて、チャージの製造順を決定し、当該製造順が記録された製造順データを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の生産管理装置。
  6. 製鋼工程と熱間圧延工程が連続して配置された製造ラインにおける鉄鋼製品の製造スケジュールを管理する管理装置の生産管理方法であって、
    顧客からの注文が記録された複数の注文データが入力されると、
    前記注文データと、再製造しなければならないコイルが記録された製造実績データとを比較し、新たに製造しなければならないコイルが記録された製造オーダデータを生成する製造オーダ管理工程と、
    前記製造オーダデータに基づいて、熱間圧延工程での製造単位が記録されたコイルデータを生成し、前記コイルデータに基づいて、鋳造工程での製造単位が記録されたスラブデータを生成し、前記スラブデータに基づいて、転炉および二次精錬工程での製造単位が記録されたチャージデータを生成する製造単位設計工程と、
    前記コイルデータ、前記スラブデータ、前記チャージデータ、および各製造工程で製造する上での所定の制約条件に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージの製造順が記録された製造順データを生成する順序決定工程と、
    前記製造順データ、各製造工程の設備能力から設定される所定の条件、および製造単位毎に設定される製造時間に基づいて、コイル、スラブ、およびチャージを製造する製造日、および製造時刻が記録されたスケジュールデータを生成するスケジュール決定工程と、を有することを特徴とする生産管理方法。
  7. 前記製造オーダ管理工程は、入力された前記注文データと、前記製造実績データと、在庫として存在するコイルが記録された在庫データとを比較し、前記製造オーダデータを生成することを特徴とする請求項6に記載の生産管理方法。
  8. 前記製造単位設計工程は、前記製造オーダデータと、前記コイルサイズに対応したマージン量が記録された熱延生産歩留データに基づいて、前記コイルデータを生成し、当該コイルデータと、前記スラブサイズに対応したマージン量が記録された連続鋳造生産歩留データに基づいて、前記スラブデータを生成し、当該スラブデータと、前記チャージ重量に対応したマージン量が記録された二次精錬生産歩留データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする請求項6乃至請求項7に記載の生産管理方法。
  9. 前記製造単位設計工程は、前記スラブデータと、前記二次精錬生産歩留データと、前記スラブの鋼種に対して代替可能な鋼種が記録された代替鋼種データに基づいて、前記チャージデータを生成することを特徴とする請求項8に記載の生産管理方法。
  10. 前記順序決定工程は、前記チャージデータと、鋳造工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された連続鋳造操業制約条件データと、転炉および二次精錬工程において連続して製造する前記チャージの鋼種の制約条件が記録された転炉二次精錬操業制約条件データとに基づいて、チャージの製造順を決定し、当該製造順が記録された製造順データを生成することを特徴とする請求項6乃至請求項9に記載の生産管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008168320A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 圧延ラインの組織・材質管理システム
JP2017021489A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 Jfeスチール株式会社 製鋼生産スケジュール作成装置、製鋼生産スケジュール作成方法、操業方法、及び製鋼製品の製造方法
JP7364892B2 (ja) 2020-01-09 2023-10-19 日本製鉄株式会社 製造スケジュール決定装置、製造スケジュール決定方法およびプログラム

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