JP2003256020A - 鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の生産計画作成方法、その装置、その方法又は装置を実現するためのプログラム並びに鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の製造方法 - Google Patents

鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の生産計画作成方法、その装置、その方法又は装置を実現するためのプログラム並びに鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の製造方法

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JP2003256020A JP2002055221A JP2002055221A JP2003256020A JP 2003256020 A JP2003256020 A JP 2003256020A JP 2002055221 A JP2002055221 A JP 2002055221A JP 2002055221 A JP2002055221 A JP 2002055221A JP 2003256020 A JP2003256020 A JP 2003256020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上工程の歩留向上を狙いつつ、小口の注文ま
で含めた需要供給バランスを満足する一貫生産計画を実
現できる鉄鋼製品の生産計画作成方法、その生産計画作
成装置等を提供する。 【解決手段】 注文群を最終工程から順次通過工程を遡
って上工程まで生産計画を作成し(S12)、それによ
って得られた注文群全体を元にして取り合わせ制約に基
づいて上工程の製造ロットの生産計画を作成する(S1
3)。それによって得られた注文群のうち至近の着手分
を元に詳細な取り合わせ制約に基づいて上工程の製造ロ
ットの生産計画を作成し(S14)、前記の処理(S1
3),(S14)によって作成された上工程の製造ロッ
トの処理理終了時間情報を時間調整しながら一つの時間
軸上に接続し(S15乃至S17)、その接続された上
工程処理終了時間情報を元に通過工程を順次下って最終
工程まで生産計画を立案する(S18)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼中間製品及び
鉄鋼製品の生産計画作成方法、その生産計画作成装置、
その方法又は装置を実現するめのプログラム並びに鉄鋼
中間製品及び鉄鋼製品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼製品は、上工程である製鋼・鋳造工
程の製造ロット制約が非常に厳しく、競争力のある製品
を製造するためには、まず第1に上工程の製造ロット編
成における高歩留な計画が不可欠である。次に、運用面
に着目すると、保有設備の稼働率を最大限にすることが
重要である。このためには、下工程の需要供給バランス
を精度良く予測し、生産計画を立案する必要がある。そ
のような立案をすると、納期進み遅れが発生しにくくか
つ中間製品の在庫量も抑制した設備運用が可能になる。
顧客に対する納期確約を履行するためにも、下工程の需
要供給バランスを考慮した生産計画の立案が必要とな
る。なお、下工程とは、薄鋼板の熱間圧延工程以降を指
しており、後述の実施形態に則して述べると、具体的に
は、熱延(熱間圧延)、冷延(冷間圧延)、鍍金(連続
亜鉛鍍金)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄鋼製品の
生産計画作成方法として特開平10−268908号公
報において提案されているものがあるが、同公報おいて
は、1週間分の注文群に対して製鋼・熱延工程の制約を
考慮した製造ロット編成を実施し、結果を下工程の生産
計画に連携させる対話型スケジューリングシステムが提
案されている。
【0004】しかし、実際の注文群は1ケ月分から2ケ
月分存在しており、販売計画に基づいて製造計画を策定
し、1週間単位に至近の注文群を選択して製造につなげ
ているのであり、上記の公報に提案されている方法は、
選択された注文群のみを対象にしている。この点におい
て適用範囲及び処理内容に改善の余地を残している。需
要家の注文がすべて大口であれば問題は生じにくいが、
小口の注文を製造につなげるためには、歩留と納期の両
方を考慮した微妙な判断が要求される。そのため、従来
の1週間単位の注文群選択にそぐわない、という問題点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、上工程
の歩留向上を狙いつつ、小口の注文まで含めた需要供給
バランスを満足する一貫生産計画を実現できる鉄鋼中間
製品及び鉄鋼製品の生産計画作成方法、その生産計画作
成装置、その方法又は装置を実現するめのプログラム並
びに鉄鋼中間製品及び鉄鋼製品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の請求項1
に係る鉄鋼中間製品の生産計画作成方法は、注文データ
を取り込む入力データ処理工程と、注文データ又は注文
データが所定の基準で分類された注文データ群(以下、
これらを注文群と総称する。)の各製造工程を、最終工
程から順次上工程まで遡らせた生産計画を作成する遡り
計画作成処理工程と、遡り計画作成処理工程で作成され
た生産計画の注文群を第1の取り合わせ制約に基づいて
処理をして、上工程の製造ロットの粗生産計画を作成す
る上工程粗計画処理工程と、上工程粗計画処理工程で作
成された生産計画の注文群のうち至近の着手分を第2の
取り合わせ制約に基づいて処理をして、上工程の製造ロ
ットの精生産計画を作成する上工程精計画処理工程とを
有する。
【0007】(2)本発明の請求項2に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法は、請求項1の鉄鋼中間製品の生産計
画作成方法により得られた至近の上工程の製造ロットの
精生産計画に基づいて、少なくとも至近の鉄鋼製品生産
計画を作成する。
【0008】(3)本発明の請求項3に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法は、至近の鉄鋼製品生産計画は、至近
の上工程の製造ロットの精生産計画に基づいて、下工程
に向かって通過工程を順次下って最終工程までの生産計
画を作成することにより得られる。
【0009】(4)本発明の請求項4に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法は、請求項1の上工程粗計画処理工程
及び上工程精計画処理工程によって作成された粗生産計
画及び精生産計画の上工程の製造ロットの処理終了時間
情報を時間調整しながら1つの時間軸上に接続する精・
粗計画接続処理工程と、精・粗計画接続処理工程の上工
程処理終了時間情報に基づいて通過工程を順次下って最
終工程までの生産計画を作成する下り計画作成処理工程
と、下り計画作成処理工程の結果の良否を第1の評価指
標に基づいて判断し、不満足な場合には上工程粗計画処
理工程又は上工程集約精計画処理工程に戻って計画の一
部を修正させる評価指標判断処理工程とを有する。
【0010】(5)本発明の請求項5に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法は、注文データを取り込む入力データ
処理工程と、注文データ群の各製造工程を、最終工程か
ら順次上工程まで遡らせた生産計画を作成する遡り計画
作成処理工程と、遡り計画作成処理工程で作成された生
産計画の注文群のうち至近の着手分を第2の取り合わせ
制約に基づいて処理をして上工程の製造ロットの精生産
計画を作成する上工程精計画処理工程と上工程製造ロッ
ト集精計画処理工程で作成された精生産計画を制約条件
として、至近以降の上工程の製造ロットの粗生産計画を
作成する上工程粗計画処理工程とを有する。
【0011】(6)本発明の請求項6に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法において、入力データ処理工程は、注
文データを取り込んで通過工程及び納期属性毎に分類し
て注文データ群を作成する。
【0012】(7)本発明の請求項7に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法において、上工程粗計画処理工程は、
注文群の属性を分類する工程と、分類された属性に基づ
いて鋳造枠を編成する工程と、鋳造枠の日配分を行う工
程とを有する。
【0013】(8)本発明の請求項8に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法において、上工程粗計画処理工程は、
鋳造枠の日配分がなされた生産計画が第2の評価指標を
満足しているかどうかを評価し、満足しておらず、その
要因が製造枠の日配分に係るものである場合には製造枠
の日配分を行う工程に戻らせ、また、その要因が鋳造枠
の編成に係るものである場合には鋳造枠を編成する工程
に戻らせる評価指標判断処理工程を有する。
【0014】(9)本発明の請求項9に係る鉄鋼製品の
生産計画作成方法において、上工程精計画処理工程は、
上工程粗計画処理工程で得られた注文群のうち至近の着
手分についてガントチャート検証を行う工程を有する。
【0015】(10)本発明の請求項10に係る鉄鋼製
品の生産計画作成方法において、上工程精計画処理工程
は、ガントチャート検証の結果、実行不可能であると判
断された場合には、その分類された属性に基づいて鋳造
枠を編成する工程と、製造枠の日配分を行う工程とを有
する。
【0016】(11)本発明の請求項11に係る鉄鋼製
品の生産計画作成方法において、上工程精計画処理工程
は、製造枠の日配分を行された計画が第3の評価指標を
満足しているかどうかを評価し、満足しておらず、その
要因が製造枠の日配分に係るものである場合には鋳造枠
の日配分を行う工程に戻らせ、また、その要因が鋳造枠
の編成に係るものである場合には鋳造枠を編成する工程
に戻らせる評価指標判断処理工程を有する。
【0017】(12)本発明の請求項12に係る鉄鋼中
間製品の生産計画作成装置は、各種のデータが格納され
るファイルと、演算処理手段とを有し、演算処理手段
は、注文データを取り込む入力データ処理工程、注文群
の各製造工程を、最終工程から順次上工程まで遡らせた
生産計画を作成する遡り計画作成処理工程、遡り計画作
成処理工程で作成された生産計画の注文群を第1の取り
合わせ制約に基づいて処理をして、上工程の製造ロット
の粗生産計画を作成する上工程粗計画処理工程、及び上
工程粗計画処理工程で得られた注文群のうち至近の着手
分を第2の取り合わせ制約に基づいて処理をし、上工程
の製造ロットの精生産計画を作成してファイルに格納す
る上工程精計画処理工程の各工程についての演算処理を
行う。
【0018】(13)本発明の請求項13に係る鉄鋼中
間製品の生産計画作成装置は、各種のデータが格納され
るファイルと、演算処理手段とを有し、演算処理手段
は、注文データを取り込む入力データ処理工程、注文群
のの各製造工程を、最終工程から順次上工程まで遡らせ
た生産計画を作成する遡り計画作成処理工程、遡り計画
作成処理工程で作成された生産計画の注文群を第1の取
り合わせ制約に基づいて処理をして、上工程の製造ロッ
トの粗生産計画を作成する上工程粗計画処理工程、上工
程粗計画処理工程で得られた注文群のうち至近の着手分
を第2の取り合わせ制約に基づいて処理をし、上工程の
製造ロットの精生産計画を作成する上工程精計画処理工
程、上工程粗計画処理工程及び上工程精計画処理工程に
よって作成された上工程の製造ロットの処理終了時間情
報を時間調整しながら1つの時間軸上に接続する精・粗
計画接続処理工程、精・粗計画接続処理工程の上工程処
理終了時間情報を元に通過工程を順次下って最終工程ま
での生産計画を作成してファイルに格納する下り計画作
成処理工程、及び下り計画作成処理工程の結果の良否を
第1の評価指数に基づいて判断し、不満足な場合には上
工程粗計画処理工程又は上工程精計画処理工程に戻って
計画の一部を修正させる評価指標判断処理工程の各工程
についての演算処理を行う。
【0019】(14)本発明の請求項14に係るプログ
ラムは、請求項1に記載の鉄鋼中間製品の生産計画作成
方法の各工程をコンピュータに実行させるものである。
【0020】(15)本発明の請求項15に係るプログ
ラムは、請求項2乃至10の何れかに記載の鉄鋼製品の
生産計画作成方法の各工程をコンピュータに実行させる
ものである。
【0021】(16)本発明の請求項16に係るプログ
ラムは、請求項12記載の鉄鋼中間製品の生産計画作成
装置の演算処理手段をコンピュータに実現させるもので
ある。
【0022】(17)本発明の請求項17に係るプログ
ラムは、請求項13記載の鉄鋼製品の生産計画作成装置
の演算処理手段をコンピュータに実現させるものであ
る。
【0023】(18)本発明の請求項18に係る鉄鋼中
間製品の製造方法は、請求項1記載の生産計画作成方法
により作成された生産計画に基づいて鉄鋼中間製品を製
造する。
【0024】(19)本発明の請求項19に係る鉄鋼中
間製品の製造方法は、請求項2乃至10の何れかに記載
の生産計画作成方法により作成された生産計画に基づい
て鉄鋼製品を製造する。
【0025】(20)本発明の請求項20に係る鉄鋼中
間製品の製造方法は、請求項12記載の生産計画作成装
置により作成された生産計画に基づいて鉄鋼中間製品を
製造する。
【0026】(21)本発明の請求項21に係る鉄鋼中
間製品の製造方法は、請求項13記載の生産計画作成装
置により作成された生産計画に基づいて鉄鋼製品を製造
する。
【0027】なお、本発明において、第1の取り合わせ
制約とは、設備の詳細仕様や使用条件等までは考慮しな
いときの大まかな設備能力を前提とし、この設備能力に
基づいて生じる取り合わせの制約をいう。例えば鋳造設
備が複数の設備からなる場合には、各設備間の関係や各
々の詳細能力までは考慮せずに、単純に各設備の能力を
合計して得られた値等を大まかな設備能力とするとか、
鋳造設備が単一の設備の場合であっても、使用条件によ
って、可能処理量が変わるような場合には、すべて最大
の処理が可能であるとして大まかな設備能力とする等で
ある。この取り合わせ条件で立案した場合には、処理量
に着目した大枠は合うものの、確実に実行できない場合
が生じ得る。また、第2の取り合わせ制約とは、設備の
詳細仕様まで考慮した設備能力を前提として生じる取り
合わせの制約をいう。この場合には、確実に実行可能な
計画が立案できる。
【0028】また、本発明において、精生産計画の至近
(短期間:ミクロ)とは3日〜7日分の期間であり、粗
生産計画は長期間(マクロ)に亘るが、その長期間とは
14日〜30日の期間である。このように、至近(短
期)と長期期間とに分けているのは次の(1)乃至
(4)の理由による。
【0029】(1)精生産計画を長期間作成しても、後
半になればなるほど必ず見直しが発生する。100%計
画通りに生産が進むならば、短期計画を1回策定すれば
次回まで修正が不要である。しかし、現実には計画未達
の実積となるケースがあるので、計画見直しの作業が必
須となる。逆から見れば、あまり長期間に渡る精緻な計
画を策定しても、後半になればなるほど精度が下がって
しまうため、何度も何度も見直す必要が出てくることに
なる(計画予定−実績較差)。 (2)限られた計算時間の中で処理を終了するために
は、精緻な計算を必要とする短期計画の対象時間を妥当
な範囲で限定したい。限られた作業時間の中で生産計画
を策定しなければならないので、計算時間には制限があ
る。短期計画は長期計画にはない時間軸上でのガントチ
ャート検証を必要とすることから、計算の負荷が高い。
よって、短期計画の対象時間を適切に限定できれば、処
理時間を短縮できる。
【0030】(3)新規注文投入頻度、計画予定−実積
変動から考えて、短期計画を3日〜7日に設定するのが
妥当である。新規注文は、緊急の場合は日単位で投入さ
れるが、通常は日単位の注文を3日〜7日(1週間)に
1回まとめて投入する。投入済み注文と新規注文の間
で、処理優先度の逆転が発生する可能性もある。この場
合には、作成済み計画の見直しが必要となる。 (4)営業計画・生産計画の策定頻度から考えて、長期
計画は14日〜30日に設定するのが妥当である。本社
の営業計画、製鉄所の生産計画は、月単位で策定され、
半月単位で見直しがかけられている。
【0031】
【発明の実施の形態】実施形態1.図2は本発明の実施
形態1に係る鋼板生産計画作成装置の構成図である。同
図に示されるように、鋼板生産計画作成装置10は、後
述の処理を行うことにより鋼板の生産スケジュールを策
定するものであり、演算処理部11、上工程製造要望日
ファイル15、上工程製造計画日ファイル16、及び引
渡予定日情報ファイル17を備えている。演算処理部1
1は、スケジューリング処理部12、ロット集約評価部
13及び全体評価部14から構成されている。スケジュ
ーリング処理部12は後述の図1の処理(S11)、
(S12)及び(S18)を行い、ロット集約評価部1
3は図1の処理(S13)乃至(S17)を行い、全体
評価部14は図1の処理(S19)を行うものとする。
なお、演算処理部11の各種の演算処理(即ち、スケジ
ューリング処理部12、ロット集約評価部13及び全体
評価部14の演算処理)は記憶装置(図示せず)に格納
されたプログラムにより実行又は実現される。
【0032】鋼板生産計画作成装置10はホストコンピ
ュータ20と接続されており、このホストコンピュータ
20は注文データファイル21を備えている。注文デー
タファイル21の注文データが鋼板生産計画作成装置1
0に送信されて、鋼板生産計画作成装置10は図1に示
される処理をして生産スケジュールを策定する。
【0033】図1は図2の演算処理部11の演算処理の
内容を示したフローチャートである。 (S11)まず、ホストコンピュータ20の注文データ
ファイル21から注文データを取り込むデータ入力処理
を行う。このデータ入力処理においては、注文データを
通過工程別・納期属性(引き渡し日)毎に分類する。
【0034】表1は、注文データファイル21の内容を
示した表である。注文単位に注文重量、引渡予定日が入
力されている。このデータ入力処理おいては、これらの
注文A〜Fは納期属性(引き渡し日)が異なるので、異
なった注文として分類されているが、通過工程・納期属
性(引き渡し日)が同じものがあれば、それらは1つの
注文群(グループ)に分類されることになる(纏められ
る)。
【0035】
【表1】
【0036】(S12)次いで、データ入力処理におい
て分類された注文データ(注文群)に対して、遡り計画
作成処理を実行する。ここで、遡り計画とは、各注文群
の納期、通過工程、工程毎の標準工期の情報を元に、需
要家への引渡予定日から順次通過工程を遡って最上流工
程まで逐次生産計画を立案することである。時間軸を逆
に進めて各工程での処理開始・終了時間情報を得る。処
理結果は図2の上工程製造要望日ファイル15に書き込
む。
【0037】図5は上記の遡り計画作成処理の実行状況
を示した説明図である。図5の横軸は日単位の時間、縦
軸は各工程を示しており、製鋼・鋳造が上工程である
(但し、図には製鋼と記載されている)。また、各注文
群の重量が箱に記載されている。例えば注文Aは20ト
ン、注文Bは40トンというように、その重量が記載さ
れている。各注文群の工程毎の処理時間及び工程間の移
動時間を積算し、最上流工程へ遡ることにより、引渡予
定日に最も引きつけて製造に着手する場合の上工程の処
理開始時間情報が得られる。この生産計画が実現できれ
ば中間在庫を最小化できる。なお、各注文群の工程毎の
処理時間及び工程間の移動時間は時間単位で積算される
が、その積算結果について、図5では説明を簡単にする
ために日単位で表している。この遡り計画作成処理に関
しては、サプライチェインパッケージとして販売されて
いるソフトウェアを使用することも可能である。
【0038】表2は、遡り計画作成処理後の上工程製造
要望日ファイル15の内容を示した表である。引渡予定
日を基準とした、各通過工程での製造要望日が計算され
て書き込まれている。
【0039】
【表2】
【0040】(S13)次いで、上工程製造ロット集約
(粗計画)処理を行う。この処理では、上記の遡り計画
作成処理において作成された注文群をロット集約する。
上工程の製造ロットの取り合わせ制約としては、化学成
分、鋳造幅、ロット重量上下限、鋳造設備、炉外製錬設
備等がある。なお、この上工程製造ロット集約(粗計
画)処理は例えば数週間先までの引渡予定日の注文群を
対象とする。
【0041】ところで、上工程製造ロット集約(粗計
画)処理は例えば数週間先までの引渡予定日の注文群を
対象としており、長期計画を立てているが、その具体的
な利点は次のとおりである。生産能力と需要がバランス
しているときは問題は少ないが、産能力と需要に格差が
あるとき、又は一次的にアンバランスになるときは、直
前の短期計画だけでは急に需要ピークを迎えることにな
り、一次的な大需要に生産側が対応できない場合が起き
る。このような場合に、長期計画によって将来の需要ピ
ークが予め分かっていれば、前倒し操業などで対応が可
能である。また、前倒し操業等では対応しきれないので
あれば、そもそも販売計画などを見直すことが必要なの
であり、こういった計画修正に対する早期のフィードバ
ックが可能となる。このような状況への適切な対応は、
生産能力に上限があって、かつ高能率操業を目指す必要
のある鉄鋼業等の装置産業においては特に重要である。
正確な長期計画の立案は、上記の問題に対して早期かつ
精密な対応を可能とする。
【0042】図3は上工程製造ロット集約(粗計画)処
理(S13)の詳細を示したフローチャートである。 (S13a)まず、上記の注文群を化学成分、鋳造幅、
鋳造設備、炉外製錬設備等の属性で分類する。 (S13b)次に、取り合わせ制約を満足する注文群を
グルーピングする。例えば化学成分グループA、鋳造幅
XmmからYmmのロットZトン、等である。このロッ
トを以下、鋳造枠と呼ぶ。注文群を全て取り込めるだけ
の数の鋳造枠を作成するが、ロット下限重量があるた
め、注文に対応しない余剰部分がどうしても発生してし
まう。この余剰部分の比率がある数字を超えて大きな値
をとる場合には、該当鋳造枠を削除する運用も選択可能
である。例えば、図5の第3日の製鋼は30トンである
が、これがロット下限重量よりも軽い場合には、その鋳
造枠を削除して当日は製鋼を行わずに、他の日に他の鋳
造枠に組み込んで製鋼を行うという処理を行う。
【0043】(13c)次に、鋳造枠日配分処理を行
い、作成した鋳造枠に、製造開始予定時間を与える。制
約条件は例えば日単位の設備毎の処理能力の上限であ
る。具体的には、特定の鋳造設備の製造能力がαトン/
日という条件になる。目的関数は、 各設備の処理能力上限と配置結果との較差の総和、及
び 各注文の製造開始予定時間と遡り計画結果の上工程処
理開始時間との較差の総和である。解探索の手法として
は、ランダムサーチなどが適用できる。
【0044】(13d)次に、上工程製造ロット集約
(粗計画)処理の結果が評価指標を満足しているかどう
かをチェックする。ここで、評価指数となるのは主とし
て次の2つである。 (a)製鋼歩留:日配分された全ての鋳造枠における
「総組込注文重量/総鋳造枠重量」が鋼ロット全体の歩
留を表す。 (b)納期進み遅れ:遡り計画で組み込まれた各注文群
は製造工程の製造要望日をもっている。他方、各注文群
が組み込まれた鋳造枠が日配分されると、製造予定日が
決まる。要望日と予定日の較差を全注文について集計す
ると、計画の遅れ進みの総和が得られる。
【0045】評価指標としては、上記の2つの指標のそ
れぞれに重み係数を掛け合わせて1つの数値として評価
する。或る時は歩留重視、また或る時は納期重視と、計
画の評価指標は大きく変動しうる。その変動に対処する
ために、重み係数として調整パラメータを修正して鋳造
枠日配分処理(13c)を再度実行する。また、調整パ
ラメータを修正しても許容できる解が得られない場合に
は、鋳造枠を作成する処理(S13b)に戻って、例え
ば製鋼歩留の良い製造枠のみを作成したり、或いは製鋼
歩留を犠牲にしても製造要望日を絞り込んだ製造枠を作
成したりして、評価指標の向上を図る。
【0046】(13e)以上の上工程製造ロット集約
(粗計画)処理の結果、製造ロットが集約される。その
結果を図2の上工程製造計画日ファイル16に書き込
む。
【0047】図6は上工程製造ロット粗集約の実行状況
を示した説明図である。第1日の製鋼に修理が予定され
ている関係で、製鋼が第2日に集中する結果となってい
る。製鋼ロットのサイズが120から130トンという
条件があるので、ここでは、注文A,B,Cが第2日に
集約されて製造ロットが130トン、注文D,Eが第3
日にロット集約されて製造ロットが120トンになって
いる。その結果、注文Aは予定通り、注文Bは1日後ろ
倒し、注文C,Eは1日先づくり、そして注文D,Fで
は2日の先づくりになっている。
【0048】表3は上工程製造ロット集約粗処理後の上
工程製造計画日ファイル16の内容を示した表である。
【0049】
【表3】
【0050】(S14)次に、上工程製造ロット集約
(精計画)処理を行う。この処理においては、上工程製
造ロット集約(粗計画)処理のよって計画された注文群
の内、至近の着手分に対して、取り合わせ制約に厳密に
基づいて精度の高い上工程の製造ロットを再作成する。
ここで至近とは例えば1週間(7日)分である。精計画
の実施頻度を1日毎にすれば、常に至近の7日分の精計
画を策定できるし、実施頻度を3日に1回とすれば、3
日毎に至近の7日分の精計画を策定できる。その結果は
図2の上工程製造計画日ファイル16に書き込む。
【0051】ここで、上述の粗計画と精計画の相違につ
いて説明する。本来理想とする計画とは、至近において
は実行可能であると共に、長期の先読みも行える機能を
併せて備えているべきである。ここで両機能を共に実現
しようとする際に問題になるのが、処理の計算時間であ
る。計画範囲が広範囲になると、計算対象が天文学的に
増大してしまう。粗計画で想定しているのは、集約した
製造ロット群の1日内での時刻配置までは考えず、あく
までその日に処理されるという粗い設定である。一方で
精計画では、製造ロット群の1日内での時刻配置まで考
慮する。この場合、製造ロットの製造順序に組合せの自
由度がある。一例として1日の製造ロットが50あると
仮定すると、50ロットの製造順序の自由度は50の階
乗で3,04141×1064通りとなる。この組合せの
数から容易に想像されるように、精計画の計算は膨大な
ものとなるため、計算対象となる期間が長期になればな
るほど、計算時間が増大することになる。
【0052】もう一つ、粗計画(配置)・精計画(配
置)で考慮する必要があるのは、計画に求められる精度
である。翌日には実行される1日目の計画と、4週間後
に初めて実行される30日目の計画に求められる精度は
あきらかに異なる。4週間の間に、注文の変更、操業の
変動、生産計画の修正、さらには整備計画の変更などが
発生しうる以上、30日先の計画まで精緻に立てること
が可能だとしても、その結果の精度について立案時点で
詳細に評価するのは困難である。1日目に必要な精度を
維持したまま30日分を計画するのが容易ならば、当然
30日分の精計画を一挙に実行すればよい。しかし既に
述べたように、精計画の計算量が膨大であることから、
生産現場で実用可能な処理としては、精計画と粗計画を
適切に併用することが不可欠である。本発明は、このよ
うな背景に立脚して、粗計画と精計画とを併用してい
る。
【0053】図4は上工程製造ロット集約(精計画)処
理の詳細を示したフローチャートである。図による説明
を容易にするために、本実施形態では精計画対象範囲を
1週間ではなく3日に短縮して説明する。上工程製造ロ
ット集約(精計画)処理は、前記の粗計画処理と基本的
に同機能であるが、上工程の製造ロットの取り合わせ制
約として、時間軸上に実際に鋳造枠を配置する、ガント
チャート検証を加えて、ロット同士の接続条件を考慮し
ている。
【0054】(14a)ガントチャート検証を行う。こ
の処理においては、上記のように、上工程の製造ロット
取り合わせ制約として、新規にロット同士の接続条件を
考慮し、時間軸上に実際に鋳造枠を配置する処理を行っ
ており、具体的に、各設備の製造開始・終了時刻が決定
されることになる。上記の粗計画においては、あくまで
処理時間の山積みによって制約条件を検査しているの
で、精計画ではより正確な検証が可能になる。それゆ
え、粗計画では実行可能と見えた計画が、実は時間軸上
の制約によって実行不可能となるケースが発生しうる。 (14b)ガントチャート検証処理により計画が実行可
能かどうかを判断する。
【0055】図10(A)(B)は上工程製造ロット集
約(粗計画)処理とガントチャート検証との関係を示し
た説明図である。上工程製造ロット集約(粗計画)処理
においては、例えば棒グラフのように、各処理時間を積
み上げて、1日分の処理時間内に対応可能であるかどう
かをチェックするだけであり、各作業の開始・終了時刻
を正確に求めていない。したがって、図10(A)の例
において注文Bは製造可能である。精計画においては、
時間軸上に各作業を配置して、作業の協業のない、実行
可能な計画を立案する。粗計画では16時間連続でひと
かたまりに見えた修理が、図10(B)に示されるよう
に、実は3回の作業から成り立っていたとする。設備の
空き時間は相変わらず8時間であるが、もはや注文Bが
必要とする8時間連続の作業時間は確保できなくなって
いる。それ故に、実行不可能であると判断されると、鋳
造枠の編成等を再度行うことになる。図10(B)の例
において注文Cの作業着手が第3日にずれ込んでしま
う。
【0056】図11(A)(B)は上工程製造ロット集
約(粗計画)処理とガントチャート検証との関係の他の
例をを示した説明図である。例えば図5の粗計画の結
果、製鋼工程第2日に注文A,B,Cが配置されている
が、これは図11(A)に示されるように鋳造能力を制
約条件として、計画生産量を実現可能かどうかを検証し
た結果による。しかし、製鋼工程を詳細に見ると、図1
1(B)に示されるように複雑な製造設備から成り立っ
ていることが多い。図11(B)においては、製鋼工程
は吹錬、レードル精錬、鋳造の3工程から成り立ってい
る。さらに鋳造機No.1とNo.2が存在し、上流工程にお
いて単一の吹錬設備・レードル精錬設備を共有してい
る。このように設備を共有している場合などは、いわゆ
るガントチャートを用いて時間軸上に処理を実際に配置
して、はじめて本当に実行可能かどうか判定できること
になる。この例では、図11(B)に示されるように精
計画のガントチャート検証の結果、注文A,B,Cが同
日(第2日)には配置できず、はみ出した注文Cは翌日
(第3日)に配置されることになる。
【0057】(14c)ガントチャート検証により計画
が実行可能であるという判断がなされた場合には、次
に、評価指標が満足しているかどうかを判断する。 (14d)上記の判断(14b)で実行不可能という判
断がなされた場合及び上記の判断(14c)の判断で評
価指標の内、鋳造枠が不満足の場合には、鋳造枠の編成
を再度行う。 (14e)上記の処理(14d)の後、及び上記の判断
(14c)の判断で評価指標の内、日配分が不満足の場
合には、鋳造枠の日配分の処理を行う。そして、上記の
ガントチャート検証の処理(14a)に戻り、評価指標
が満足していると判断されるまで上記の各処理が繰り返
される。 (14f)上記の結果は図2の上工程製造計画日ファイ
ル16に書き込む。
【0058】なお、図4のフローチャートの内、上記の
処理(14c)〜(14f)の処理内容は、図3の対応
する処理内容と基本的には同じである。
【0059】図7は上工程製造ロット精集約の実行状況
を示した説明図である。ガントチャート検証を行った結
果、図6では集約可能だった製鋼ロットの注文A,B,
CがA,BとCとに2分割される。その結果、注文C,
Dが玉突き状態で後ろ倒しになり、最終的に注文Dが精
計画作成範囲(3日分)からはみ出してしまっている。
【0060】表4は上工程製造ロット集約精処理後の上
工程製造計画日ファイル16の内容を示した表である。
【0061】
【表4】
【0062】(S15)次に、至近の短期計画(精計
画)と将来の長期計画(粗計画)の情報を、上工程処理
終了時間を時間調整しながら一つの時間軸上に接続す
る。 (S16)次いで、精・粗計画接続処理が接続条件を満
足しているかどうかを判断する。このときの判断は、設
備能力、設備の稼働率等を基準とする。
【0063】(S17)上記の判断おいて条件が満足し
ていなかったときには、粗計画の修正処理を行う。例え
ば、設備能力を越えているような場合には、上記の精計
画の終了時刻を基準にして固定して、粗計画の開始時刻
を後ろにずらす等の処置により上記の粗計画の一部を変
更して接続条件を満足するようにする。また、例えば製
造枠の移動により製造開始時刻が変更になり、設備の稼
働率が低くなった場合には時間軸上で着手可能な範囲で
前詰めを行う。なお、本実施形態において、上記(S1
5)乃至(S17)の処理が本発明の精・粗計画接続処
理に相当する。
【0064】図8は粗計画の修正処理の実行状況を示し
た説明図である。本実施形態では第4日の注文D,Fの
製鋼140トンが設備能力(130トン)を上回ってい
るので、注文Fの後ろ倒しが発生している。
【0065】表5は精・粗計画接続処理後の上工程製造
計画日ファイル16の内容を示した表である。
【0066】
【表5】
【0067】(S18)次いで、下り計画作成処理を行
う。この処理においては、精・粗計画接続処理で調整さ
れた上工程処理開始時間情報を元に、通過工程を順次下
って最終工程までの生産計画を再度立案し、引渡予定日
情報ファイル17に書き込む。この遡り計画作成処理に
関しては、遡り計画と同様に、サプライチェーンパッケ
ージとして販売されているソフトウェアを使用すること
も可能である。
【0068】図9は下り計画作成処理の実行状況を示し
た説明図である。注文Bは製鋼要望日が予定(第1日)
よりも1日遅れたため、引渡日の遅延が懸念される。し
かし、下り計画で冷延・鍍金工程に標準工期よりも短い
短縮工期を用いて計画を調整し、最終的に予定通りの引
渡日を守った計画を作成している。注文Dは1日前倒し
で引渡が可能な計画になっている。
【0069】表6は下り計画処理後の引渡予定日情報フ
ァイル17の内容を示した表である。
【0070】
【表6】
【0071】(S19) 最後に、総合的な評価指標判
断処理を行う。この処理においては、需要供給バランス
などの複数の評価指標を判断し、満足ならば終了する。
このときの評価指標としては、例えば、設備能力、設備
の稼働率(生産量)、下工程の処理量、納期遅れ等があ
る。評価指標を満足しない場合の例としては、 ・特定の設備の或る日の計画で十分な生産量が確保でき
ない ・下工程の内、特定の工程の或る日での生産量が過剰で
ある ・上工程の或る日の生産量が目標に達していない 等の例がある。
【0072】そして、その評価指標を満たしていない工
程が至近の短期計画に含まれている場合には精計画が不
満足であるとして、上記の上工程製造ロット集約(精計
画)処理(S14)に戻ってそれ以降の処理を繰り返
す。また、その評価指標を満たしていない工程が長期期
計画に含まれている場合には粗計画が不満足であるとし
て上記の上工程製造ロット集約(粗計画)処理(S1
3)に戻ってそれ以降の処理を繰り返す。このような処
理を収束するまで繰り返す。なお、処理(S13)又は
(S14)に戻る際には、評価指標判断処理(S19)
において評価指標を満たさなかったことについての情報
をもってその処理に移行する。
【0073】実施形態2.図12は本発明の実施形態2
に係る鋼板生産計画作成装置における演算処理部の演算
処理の内容を示したフローチャートである。本実施形態
2においては、遡り計画(S12)の後に、上工程製造
ロット集約(精計画)処理(S23)を行って至近の計
画を確定し、それを制約条件としてそれ以降の長期間の
上工程製造ロット集約(粗計画)処理(S24)を策定
する。それ以外については図1の処理と基本的には同じ
である。
【0074】実施形態3.上記の実施形態1おいては鋼
板の生産計画の例については説明したが、鉄鋼製品であ
れば、本発明は他の製品にも同様に適用される。
【0075】実施形態4.また、上記の実施形態1又は
2おいて計画された、図9に示される工程に基づいて鉄
鋼製品を製造すれば、高歩留を実現させながら、同時に
下工程の需要供給バランスを満足させて納期進み遅れが
発生しにくく、且つ、中間製品の在庫量も抑制すること
ができる。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、鉄鋼
製品の注文群から生産計画を立案するに際し、遡り計画
作成工程得られた注文群について上工程の製造ロットの
生産計画を作成した後に、その注文群のうち至近の着手
分について更に詳細な取り合わせ制約に基づいて上工程
の製造ロットの生産計画を作成するようにしたので、主
として製造コストに大きく影響する上工程の製造ロット
編成において高歩留を実現させながら、同時に下工程の
需要供給バランスを満足させて納期進み遅れが発生しに
くく、且つ、中間製品の在庫量も抑制した生産計画を立
案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る鋼板生産計画作成装
置における演算処理部の演算処理の内容を示したフロー
チャートである。
【図2】本発明の実施形態1に係る鋼板生産計画作成装
置の構成図である。
【図3】図2の上工程製造ロット集約(粗計画)処理の
詳細を示したフローチャートである。
【図4】図2の上工程製造ロット集約(精計画)処理の
詳細を示したフローチャートである
【図5】図2の遡り計画の実行状況を示した説明図であ
る。
【図6】図2の上工程製造ロット集約粗計画の実行状況
を示した説明図である。
【図7】図2の上工程製造ロット集精計画の実行状況を
示した説明図である。
【図8】図2の粗計画の修正の実行状況を示した説明図
である。
【図9】図2の下り計画の実行状況を示した説明図であ
る。
【図10】上工程製造ロット集約(粗計画)処理とガン
トチャート検証との関係を示した説明図である。
【図11】上工程製造ロット集約(粗計画)処理とガン
トチャート検証との関係の他の例を示した説明図であ
る。
【図12】本発明の実施形態2に係る鋼板生産計画作成
装置における演算処理部の演算処理の内容を示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 鋼板生産計画作成装置 11 演算処理部 12 スケジューリング処理部 13 ロット集約評価部 14 全体評価部 15 上工程製造要望日ファイル 16 上工程製造計画日ファイル 17 引渡予定日情報ファイル

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注文データを取り込む入力データ処理工
    程と、 前記注文データ又は前記注文データが所定の基準で分類
    された注文データ群(以下、これらを注文群と総称す
    る。)の各製造工程を、最終工程から順次上工程まで遡
    らせた生産計画を作成する遡り計画作成処理工程と、 前記遡り計画作成処理工程で作成された生産計画の注文
    群を第1の取り合わせ制約に基づいて処理をして、上工
    程の製造ロットの粗生産計画を作成する上工程粗計画処
    理工程と、 前記上工程粗計画処理工程で作成された生産計画の注文
    群のうち至近の着手分を第2の取り合わせ制約に基づい
    て処理をして、上工程の製造ロットの精生産計画を作成
    する上工程精計画処理工程とを有する鉄鋼中間製品の生
    産計画作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の鉄鋼中間製品の生産計画作成
    方法により得られた至近の上工程の製造ロットの精生産
    計画に基づいて、少なくとも至近の鉄鋼製品生産計画を
    作成することを特徴とする鉄鋼製品の生産計画作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記至近の鉄鋼製品生産計画は、至近の
    上工程の製造ロットの精生産計画に基づいて、下工程に
    向かって通過工程を順次下って最終工程までの生産計画
    を作成することにより得られることを特徴とする請求項
    2記載の鉄鋼製品の生産計画作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の前記上工程粗計画処理工程及
    び前記上工程精計画処理工程によって作成された粗生産
    計画及び精生産計画の上工程の製造ロットの処理終了時
    間情報を時間調整しながら1つの時間軸上に接続する精
    ・粗計画接続処理工程と、 前記精・粗計画接続処理工程の上工程処理終了時間情報
    に基づいて通過工程を順次下って最終工程までの生産計
    画を作成する下り計画作成処理工程と、 前記下り計画作成処理工程の結果の良否を第1の評価指
    標に基づいて判断し、不満足な場合には前記上工程粗計
    画処理工程又は前記上工程集約精計画処理工程に戻って
    計画の一部を修正させる評価指標判断処理工程とを有す
    る鉄鋼製品の生産計画作成方法。
  5. 【請求項5】 注文データを取り込む入力データ処理工
    程と、 注文データ群の各製造工程を、最終工程から順次上工程
    まで遡らせた生産計画を作成する遡り計画作成処理工程
    と、 前記遡り計画作成処理工程で作成された生産計画の注文
    群のうち至近の着手分を第2の取り合わせ制約に基づい
    て処理をして上工程の製造ロットの精生産計画を作成す
    る上工程精計画処理工程と前記上工程製造ロット集精計
    画処理工程で作成された精生産計画を制約条件として、
    前記至近以降の上工程の製造ロットの粗生産計画を作成
    する上工程粗計画処理工程とを有する鉄鋼製品の生産計
    画作成方法。
  6. 【請求項6】 前記入力データ処理工程は、注文データ
    を取り込んで通過工程及び納期属性毎に分類して注文デ
    ータ群を作成することを特徴とする請求項4又は5記載
    の鉄鋼製品の生産計画作成方法。
  7. 【請求項7】 前記上工程粗計画処理工程は、 前記注文群の属性を分類する工程と、 前記分類された属性に基づいて鋳造枠を編成する工程
    と、 前記鋳造枠の日配分を行う工程とを有することを特徴と
    する請求項4乃至6の何れかに記載の鉄鋼製品の生産計
    画作成方法。
  8. 【請求項8】 前記上工程粗計画処理工程は、 前記鋳造枠の日配分がなされた生産計画が第2の評価指
    標を満足しているかどうかを評価し、満足しておらず、
    その要因が前記製造枠の日配分に係るものである場合に
    は前記製造枠の日配分を行う工程に戻らせ、また、その
    要因が鋳造枠の編成に係るものである場合には鋳造枠を
    編成する工程に戻らせる評価指標判断処理工程を有する
    ことを特徴とする請求項7記載の鉄鋼製品の生産計画作
    成方法。
  9. 【請求項9】 前記上工程精計画処理工程は、前記上工
    程粗計画処理工程で得られた注文群のうち至近の着手分
    についてガントチャート検証を行う工程を有することを
    特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の鉄鋼製品の
    生産計画作成方法。
  10. 【請求項10】 前記上工程精計画処理工程は、 前記ガントチャート検証の結果、実行不可能であると判
    断された場合には、前記の分類された属性に基づいて鋳
    造枠を編成する工程と、前記製造枠の日配分を行う工程
    とを有することを特徴とする請求項9記載の鉄鋼製品の
    生産計画作成方法。
  11. 【請求項11】 前記上工程精計画処理工程は、 前記製造枠の日配分を行された計画が第3の評価指標を
    満足しているかどうかを評価し、満足しておらず、その
    要因が前記製造枠の日配分に係るものである場合には前
    記鋳造枠の日配分を行う工程に戻らせ、また、その要因
    が鋳造枠の編成に係るものである場合には鋳造枠を編成
    する工程に戻らせる評価指標判断処理工程を有すること
    を特徴とする請求項10記載の鉄鋼製品の生産計画作成
    方法。
  12. 【請求項12】 各種のデータが格納されるファイル
    と、演算処理手段とを有し、前記演算処理手段は 注文データを取り込む入力データ処理工程、 注文群の各製造工程を、最終工程から順次上工程まで遡
    らせた生産計画を作成する遡り計画作成処理工程、 前記遡り計画作成処理工程で作成された生産計画の注文
    群を第1の取り合わせ制約に基づいて処理をして、上工
    程の製造ロットの粗生産計画を作成する上工程粗計画処
    理工程、及び前記上工程粗計画処理工程で得られた注文
    群のうち至近の着手分を第2の取り合わせ制約に基づい
    て処理をし、上工程の製造ロットの精生産計画を作成し
    て前記ファイルに格納する上工程精計画処理工程の各工
    程についての演算処理を行うことを特徴とする鉄鋼中間
    製品の生産計画作成装置。
  13. 【請求項13】 各種のデータが格納されるファイル
    と、演算処理手段とを有し、前記演算処理手段は、 注文データを取り込む入力データ処理工程、 注文群のの各製造工程を、最終工程から順次上工程まで
    遡らせた生産計画を作成する遡り計画作成処理工程、 前記遡り計画作成処理工程で作成された生産計画の注文
    群を第1の取り合わせ制約に基づいて処理をして、上工
    程の製造ロットの粗生産計画を作成する上工程粗計画処
    理工程、 前記上工程粗計画処理工程で得られた注文群のうち至近
    の着手分を第2の取り合わせ制約に基づいて処理をし、
    上工程の製造ロットの精生産計画を作成する上工程精計
    画処理工程、 前記上工程粗計画処理工程及び前記上工程精計画処理工
    程によって作成された上工程の製造ロットの処理終了時
    間情報を時間調整しながら1つの時間軸上に接続する精
    ・粗計画接続処理工程、 前記精・粗計画接続処理工程の上工程処理終了時間情報
    を元に通過工程を順次下って最終工程までの生産計画を
    作成して前記ファイルに格納する下り計画作成処理工
    程、及び前記下り計画作成処理工程の結果の良否を第1
    の評価指数に基づいて判断し、不満足な場合には前記上
    工程粗計画処理工程又は前記上工程精計画処理工程に戻
    って計画の一部を修正させる評価指標判断処理工程の各
    工程についての演算処理を行うことを特徴とする鉄鋼製
    品の生産計画作成装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の鉄鋼中間製品の生産計
    画作成方法の各工程をコンピュータに実行させることを
    特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項2乃至10の何れかに記載の鉄
    鋼製品の生産計画作成方法の各工程をコンピュータに実
    行させることを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の鉄鋼中間製品の生産
    計画作成装置の演算処理手段をコンピュータに実現させ
    ることを特徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の鉄鋼製品の生産計画
    作成装置の演算処理手段をコンピュータに実現させるこ
    とを特徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の生産計画作成方法によ
    り作成された生産計画に基づいて鉄鋼中間製品を製造す
    ることを特徴とする鉄鋼中間製品の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項2乃至10の何れかに記載の生
    産計画作成方法により作成された生産計画に基づいて鉄
    鋼製品を製造することを特徴とする鉄鋼製品の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項12記載の生産計画作成装置に
    より作成された生産計画に基づいて鉄鋼中間製品を製造
    することを特徴とする鉄鋼中間製品の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項13記載の生産計画作成装置に
    より作成された生産計画に基づいて鉄鋼製品を製造する
    ことを特徴とする鉄鋼製品の製造方法。
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