JPH0816662A - 生産管理装置 - Google Patents

生産管理装置

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JPH0816662A
JPH0816662A JP15104894A JP15104894A JPH0816662A JP H0816662 A JPH0816662 A JP H0816662A JP 15104894 A JP15104894 A JP 15104894A JP 15104894 A JP15104894 A JP 15104894A JP H0816662 A JPH0816662 A JP H0816662A
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JP
Japan
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rolling
work
casting
production
date
Prior art date
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JP15104894A
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English (en)
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Katsunobu Asada
克暢 淺田
Yoshiyuki Nakagawa
義之 中川
Kazuhiro Kumamoto
和浩 熊本
Norikazu Fujii
憲和 藤井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄鋼業において、各生産工程の作業負荷を一
定に保ちつつ、各注文の納期を守る。 【構成】 生産管理システムの注文データベース1と、
操業制約条件データベース3と、操業カレンダ7におけ
る条件に基づいて、遡り計画ユニット11で生産工程の
下流工程か上流工程へ遡って作業日を計画するので各生
産工程の作業負荷を一定にする最上流工程(鋳込・圧延
工程)の作業日の決定が可能であり、上記条件に、次工
程別処理量枠テーブル9と、品種組合わせテーブル13
における条件を加えて、鋳込・圧延計画ユニット15
と、負荷予測ユニット21で将来の負荷状況、および各
注文の出荷可能日を正確に予測し、不都合があれば事前
に計画を変更して対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼業における生産管
理装置に関し、特に、注文の納期を考慮した、各生産工
程の作業負荷の調整および予測が可能な生産管理装置に
関する。
【0002】
【従来例】複数の生産工程を通じて製品を製造する場
合、個々の製品の仕様により必要とされる生産工程が異
なる。そして、各生産工程において、過度の負荷や空き
などの偏りが生じることは、生産管理上好ましくない。
【0003】そこで、従来は、以下のような生産管理シ
ステムが考えられていた。第1の従来例である特開平5
−35748号の鉄鋼業における生産管理システムで
は、各材料単位の納期を考慮しつつ、かつ生産工程の稼
働率(作業負荷)を均一にすることを目的として、生産
スケジュールを組立ている。
【0004】図13は、上記の第1の従来例の鉄鋼業に
おける生産管理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0005】図13において、鉄鋼業における生産管理
システムは、ルート別処理量作成部401と、工程別処
理量作成部403と、仮出鋼日算出部405と、キャス
ト因子作成部407と、物流バランス取り処理部409
と、物流バランス管理テーブル411とを含む。
【0006】ルート別処理量作成部401は、通過工程
ルート別に、所定の旬期間ごとに処理量の予定を作成す
る。工程別処理量作成部403は、ルート別処理量作成
部401で作成されたルート別の旬期間ごとの処理量に
基づき、各生産工程での処理量を決定する。その計算結
果は、物流バランス管理テーブル411にて利用され
る。仮出鋼日算出部405は、作業納期からリードタイ
ムを減算することにより、仮出鋼希望日(鋳込仮作業予
定日)を算出する。キャスト因子作成部407は、仮出
鋼希望日の早い順に、材質別に材料を集約し、キャスト
因子(6チャージ相当)を作成し、因子仮出鋼希望日
(代表仮作業予定日)を算出する。物流バランス管理テ
ーブル411は、ある時点における各生産工程の処理
枠、仕掛過不足、切出済量の情報を格納している。
【0007】物流バランス取り処理部409は、キャス
ト因子作成部407と、物流バランス管理テーブル41
1とに接続され、キャスト因子作成部407からのキャ
スト因子、および物流バランステーブル411からの処
理枠などのデータに基づいて、キャスト因子ごとに、生
産工程への導入の優先度を示す評点(物流バランス点)
を付与する。そして、付与された物流バランス点によ
り、1つのキャスト因子を構成する材料単位群が生産工
程へ投入された後、残りのキャスト因子についても同様
のバランス取り、すなわち物流バランス点の付与が行な
われる。
【0008】そのとき、物流バランス取り処理部409
は、次の〜の動作を繰返す。生産工程別落とし込
み目標枠(必要処理量)を計算する。生産工程別の重
みを利用して、キャスト因子ごとの物流バランス点を計
算する。因子出鋼希望日との物流バランス点を総合
して、出鋼希望日点を算出する。出鋼希望日点が最大
のキャスト因子を選択する。
【0009】第2の従来例である日本鉄鋼連盟IE委員
会第74回システム設計分科会資料の冷延メッキ鋼材の
一貫スケジューリングシステムの開発では、冷延メッキ
鋼材の生産管理において、各生産工程の作業負荷を調整
および予測することを目的として、製鋼・熱延工程の旬
間計画を行なっている。
【0010】鋳込・圧延工程は、考慮すべき操業上の制
約条件が厳しく、かつ多いため、下流工程の要求通りに
計画を立案することが困難である。そこで、鋳込・圧延
工程を負荷調整、および予測の対象から外し、下流工程
との間にある酸洗工程に仕掛を持ち、バッファとするこ
とにより、出鋼の要求日と計画日とのずれを吸収してい
る。
【0011】図14は、上記の第2の従来例の冷延メッ
キ鋼材の一貫スケジューリングシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【0012】図14において、冷延メッキ鋼材の一貫ス
ケジューリングシステムは、冷延旬間計画501と、ホ
ットコイル仕掛管理509と、製鋼・熱延旬間計画51
1とを含む。冷延旬間計画501は、冷延負荷バランス
上りシミュレーション503と、冷延負荷バランス下り
シミュレーション505と、次工程別送付枠別日別計画
量507とを含む。
【0013】冷延旬間計画501は、冷延工程の作業負
荷のバランスを取りながら、その旬間計画をたてる。冷
延旬間計画501内の冷延負荷バランス上りシミュレー
ション503は、各注文の納期より下流工程から遡り、
各生産工程の日別能力に対する明細割付を実施し、次工
程別送付枠別日別計画量を求める。冷延旬間計画501
内の冷延負荷バランス下りシミュレーション505は、
次工程別送付枠別日別計画量に注文を割付けることによ
り、上流工程から下流工程へ順に各注文の計画日を決定
する。次工程別送付枠別日別計画量507は、明細単位
の納期と熱延工程実績・計画・要求最早可能日から求め
る。ホットコイル仕掛管理509は、冷延旬間計画50
1の結果を基に、製鋼・熱延工程に材料の要求と受入れ
把握を行なう。製鋼・熱延旬間計画511は、ホットコ
イル仕掛管理509の要求に沿って、製鋼・熱延工程の
旬間計画を実施する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例のように、仮出鋼希望日を、作業納期から一定の
リードタイムを減算することにより求めると、実際のリ
ードタイムは、通過工程の処理能力(一定ではなく休止
時は0となる)、仕掛量、操業上のさまざまな制約条件
(たとえば、品種Aと品種Bは同一段取りでの処理不
可)により変動するので、仮出鋼希望日通りに出鋼した
としても、各生産工程の作業負荷を一定に保てるとは限
らない。
【0015】また、図13の物流バランス取り処理部4
09において、生産工程別処理量のバランスを取ってい
るが、キャスト因子作成部407で作成された同一キャ
スト因子内には、異なる仮出鋼希望日と、異なる通過工
程の注文が含まれているため、仮出鋼希望日通り、かつ
目標枠通りに計画することは不可能である。そして、こ
のとき、どの程度作業負荷のばらつきが生じているのか
を確かめることは非常に難しいという問題点があった。
【0016】第2の従来例のように、鋳込・圧延工程を
負荷調整および予測の対象から外し、下流工程の間にあ
る酸洗工程に仕掛を持ち、バッファとすることにより、
出鋼の要求日と計画日とのずれを吸収する場合、酸洗工
程に必要以上の仕掛を持つことになり、コストアップす
るという問題点があった。
【0017】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、各生産工程の作業負荷を一定に
保ちつつ、各注文の納期を守ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の鉄鋼業における
生産管理装置は、鋳込・圧延工程を含む生産工程におけ
る、仕掛在庫状況や操業制約条件を含む実際的な条件を
保持する保持手段を含む。上記生産工程は、上流工程と
下流工程とを含み、上記実際的な条件は、第1条件と第
2条件とを含む。上記生産管理装置は、さらに、上記保
持手段に保持された実際的な第1条件に基づいて、生産
工程の下流工程から上流工程へ遡って作業日を計画する
第1計画手段と、その第1計画手段により計画された作
業日を基に、上記保持手段に保持された実際的な第2条
件に基づいて、生産工程の上流工程から下流工程に向か
って作業日を再計画する第2計画手段とを設けたもので
ある。
【0019】
【作用】本発明に係る生産管理装置は、鋳込・圧延工程
を含む生産工程における、仕掛在庫状況や操業制約条件
のような実際的な条件のうちの第1条件に基づいて、生
産工程の下流工程から上流工程へ遡って作業日を計画す
るので、各生産工程の作業負荷を一定にする実際的な最
上流工程(鋳込・圧延工程)の作業日の決定が可能であ
る。そして、その計画された作業日を基に、生産工程に
おける実際的な条件のうちの第2条件に基づいて、生産
工程の上流工程から下流工程に向かって作業日を再計画
するので将来の各生産工程における作業負荷状況、およ
び各注文の出荷可能日を正確に予測することが可能であ
り、不都合があれば事前に計画を変更して対処でき、さ
らに、対処後の将来の各生産工程における作業負荷状
況、および各注文の出荷可能日を正確に予測することが
可能である。
【0020】
【実施例】以下、本発明による生産管理装置の一実施例
を、図面を参照しながら説明する。
【0021】図1は、本発明の鉄鋼業における生産管理
システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、生産管理システムは、注文
に関する情報を記憶している注文データベース1と、操
業上の制約条件を記憶している操業制約条件テーブル3
と、仕掛注文の情報を記憶している仕掛データベース5
と、各生産工程の操業予定や処理可能品種の情報を記憶
している操業カレンダ7と、次工程別の必要処理量を記
憶している次工程別処理量枠テーブル9と、生産工程の
下流工程から上流工程へ遡って作業日を計画する遡り計
画ユニット11と、圧延工程における品種の組合わせの
制約を記憶している品種組合わせテーブル13と、各注
文の圧延作業予定日を決定する鋳込・圧延計画ユニット
15と、生産工程ごとの将来の仕掛状況や、各注文の出
荷可能日を予測する負荷予測ユニット21とを含む。鋳
込・圧延計画ユニット15は、鋳込・圧延グループを作
成する鋳込・圧延グループ作成ユニット17と、鋳込・
圧延グループの作業日を決定する鋳込・圧延順序決定ユ
ニット19とを含む。
【0023】注文データベース1は、各注文の材質、重
量、納期、通過工程、品種などの情報を記憶している。
【0024】図2は、注文データベース1に記憶されて
いる情報の具体例を示す図である。図2において、たと
えば、注文1は、材質aのものを2トン、5月10日ま
でに納めなければならず、その通過工程は、1工程(品
種Aを標準リードタイム2日で処理)の次に、2工程
(品種Gを標準リードタイム4日で処理)であることが
表されている。
【0025】操業制約条件テーブル3は、各生産工程ご
との設備制約、技術上の制約に関する情報を記憶してい
る。すべての計画はこの制約条件を満たすように立案さ
れる。
【0026】仕掛データベース5は、各生産工程に仕掛
かっている注文の明細と重量(仕掛在庫)の情報を記憶
している。
【0027】操業カレンダ7は、各生産工程の日別の休
止/稼働の予定と処理可能品種の情報を記憶している。
この操業カレンダ7の情報は、計画担当者により作成さ
れる。
【0028】図3は、操業カレンダ7の具体例を示す図
である。図3において、たとえば、工程2において、5
月1日は稼働予定であり、品種Gのみ処理可能であるこ
とが表されている。
【0029】次工程別処理量枠テーブル9は、注文デー
タベース1と、仕掛データベース5と、操業カレンダ7
とに接続され、各生産工程で何日にどの工程向けの注文
をどれだけ処理する必要があるかを示したものである。
この次工程別処理量枠テーブル9は、仕掛データベース
5内の次工程仕掛量と、注文データベース1内の注文情
報により求められる通過工程別注文量と、操業カレンダ
7とから、計画担当者により作成される。
【0030】図4は、次工程別処理量枠テーブル9の具
体例を示す図である。図4において、たとえば工程1で
は、5月1日に工程2向けの注文を20トン処理すべき
であることが表されている。図4では次工程別になって
いるが、たとえば、工程名の欄に、工程5→6(工程5
の後工程6へ行く)、工程5→7というように通過工程
ルートが指示されたり、工程6(品種U)(工程6に行
くもののうち、品種Uのもの)、工程6(品種V)とい
うように品種がキーとなることもある。
【0031】遡り計画ユニット11は、注文データベー
ス1と、操業制約条件テーブル3と、操業カレンダ7
と、次工程別処理量枠テーブル9とに接続され、注文デ
ータベース1の各注文の出荷納期を基に、圧延工程以下
の各生産工程の仮作業予定日を、下流工程から順に決定
し、注文データベース1に格納する。すなわち、各注文
の出荷納期を基準とし、実際の物の流れ、時間の流れと
は逆に作業計画を作成していく。このとき、操業制約条
件データベース3における制約と、操業カレンダ7と、
次工程別処理量枠テーブル9とに従い計画する。これに
より、計画通りに実操業できることが保証される。した
がって、上記のように決定された圧延の仮作業予定日通
りに、圧延工程の作業を実施すれば、遡り計画通りに実
作業可能である。遡り計画ユニット11の具体的な動作
を図を用いて説明する。
【0032】図5は、遡り計画ユニット11における図
2の注文データベース1の注文1の計画イメージを示す
図である。
【0033】図2の注文データベース1の情報を見る
と、出荷納期が5月10日(▽)で、最終通過工程2か
ら出荷までの標準リードタイムが4日なので、工程2
が、5月6日(△)までに処理される必要がある。しか
し、図3の操業カレンダによると、工程2における5月
5日以降の処理可能品種はH、I、Jであり、5月4日
は休止の予定である。したがって、実際には5月3日
(○)(処理希望日)以前に工程2までが処理されない
と、5月10日までに出荷することができない。他の注
文についても同様にして、各通過工程における処理希望
日を決定する。そして、処理希望日が、同一日以降で同
一品種である注文を集めて、操業制約条件データベース
3の制約条件を遵守する計画を立て、上記同一日を工程
2における仮作業予定日とする。このとき、同一処理希
望日の注文が、1日に処理可能な量よりも多いときや、
同一品種のものが少なすぎるときには、仮作業予定日を
処理希望日よりも前にすることもある。
【0034】このようにして、すべての注文の圧延工程
以下の各通過工程における仮作業予定日が決定される。
【0035】品種組合わせテーブル13は、操業制約条
件データベース3に接続され、操業制約条件データベー
ス3における圧延工程での操業上組合わせて組込むこと
が可能な品種の制約であり、計画担当者により作成され
る。
【0036】図6は、鋳込・圧延グループ作成ユニット
17で使用される品種組合わせテーブル13の具体例を
示す図である。
【0037】図6において、たとえば、種類イの鋳込・
圧延グループは、品種Aと品種Fからなるグループで、
品種Aは10〜20トン、グループの総重量は90〜1
50トンであることを表している。数値がなく○のみの
品種は、組込可能であるが、重量の上限、下限がない品
種である。
【0038】鋳込・圧延計画ユニット15は、注文デー
タベース1と、操業制約条件データベース3と、仕掛デ
ータベース5と、操業カレンダ7と、次工程別処理量枠
テーブル9と、遡り計画ユニット11と、品種組合わせ
テーブル13とに接続され、これは各データベースおよ
びテーブルおよびユニットおよびカレンダから得られる
情報に基づいて鋳込・圧延グループを作成する。
【0039】鋳込・圧延計画ユニット15内の鋳込・圧
延グループ作成ユニット17は、端子aで遡り計画ユニ
ット11と、端子bで注文データベース1と、端子cで
品種組合わせテーブル13とに接続され、品種組合わせ
テーブル13における条件を守り、遡り計画ユニット1
1で決定された圧延仮作業予定日のばらつきが極力小さ
く、かつ鋳込材質数が極力少なくなるような鋳込・圧延
グループを作成する。
【0040】鋳込・圧延グループ作成ユニット17の具
体的な動作をフローチャートを用いて説明する。
【0041】図7は、鋳込・圧延グループ作成ユニット
17の動作を示すフローチャートである。
【0042】図7において、ステップS201(以下、
ステップは略す)で、基準日を初期化する。通常、計画
日当日とする。S203で、未組込みの注文を圧延仮作
業予定日の早い順に、一定重量になるまで集める。S2
05で、上記注文を品種の組合わせごとに集計する。S
207で、重量の多い鋳込・圧延グループ種類を作成候
補グループ種類とする。ここでは仮に、図6の品種組合
わせテーブル13の具体例のグループ種類イを作成候補
グループ種類とする。S209で、作成候補グループ種
類(以下、作成候補グループ種類をグループと略す)の
組合わせ構成する品種(ここでは品種A、F)に該当
し、圧延仮作業予定日が、基準日以前である注文を、品
種別、材料別に集計する。S211で、組込重量の制限
のある品種(品種A)、組込重量の制限のない品種(品
種F)の順に、そのグループに組込むべき注文を決定す
る。このとき、組込みの単位が鋳込の最小ロット(ここ
では9トン)になり、かつ材質毎の歩留りが一定値以上
になるようにする。
【0043】以上の動作により、品種組合わせテーブル
13を満足し、鋳込工程における歩留りがよく、かつ圧
延仮作業予定日のばらつきの小さいグループが作成でき
る。
【0044】S213で、まだグループが作成できると
判断すると、S207に戻り、S207〜S213を、
グループが作成できなくなるまで繰返す。S213でグ
ループが作成できなくなると、S215で、基準日を1
日先に延ばす。S217で基準日≦再遅基準日(予め決
定しておく)ならば、S203に戻り、S203〜S2
17を基準日>最遅基準日になるまで繰返す。
【0045】図8および図9は、それぞれ品種A、Fに
ついての集計結果と組込重量の具体例を示す図である。
【0046】図8において、グループの組合わせを構成
する品種A、Fに該当し、圧延仮作業日が基準日以前で
ある注文を、品種Aについて材料別に集計すると、たと
えば、組込みの優先順が1番である材質cは全重量が7
トンであり、組込重量も7トン(1ロット)である。優
先順が2番である材質fは、全重量が15トンであり、
そのうち組込重量は制限により9トン(1ロット)のみ
である。優先順が3番以下の材質e、i、dについて
は、全く組込まれない。そして、組込重量の合計は16
トン(2ロット)である。
【0047】鋳込・圧延計画ユニット15内の鋳込・圧
延順序決定ユニット19は、鋳込・圧延酸洗ユニット1
7と、端子hで注文データベース1と、端子dで操業制
約条件データベース3と、端子eで次工程別処理量枠テ
ーブル9と、端子fで負荷予測ユニット21と、端子g
で操業カレンダ7とに接続され、鋳込・圧延グループ作
成ユニット17で作成されたグループの実際的な作業日
を決定することにより、各注文の鋳込・圧延工程におけ
る作業予定日を決定し、注文データベース1に記憶す
る。このとき、グループの作成時の基準日と、次工程別
処理量枠テーブル9における圧延工程の次工程別処理量
枠と、操業カレンダ7における鋳込・圧延工程の操業カ
レンダと、操業制約条件データベース3における制約条
件等に従い作業予定日を決定する。これにより、上記の
ように決定したとおりの実際的な作業が可能となる。
【0048】図10は、鋳込・圧延順序決定ユニット1
9の動作を表わすフローチャートである。
【0049】図10において、S301で、鋳込・圧延
グループの処理優先順を決定する。処理優先順は、鋳込
・圧延グループの修正仮作業予定日を早い順にソートす
ることにより求める。上記鋳込・圧延グループの修正仮
作業予定日は、式(1)のように求められる。
【0050】(修正仮作業予定日)=(グループ作成時
の基準日)−(係数)×(負荷改善指数)/(グループ
の重量)…(1) ここで、定数は納期と工程負荷のバランスを取るための
ものであり、大きくなるほど納期よりも作業負荷を優先
的に考慮し、各生産工程により作業負荷がばらつかず、
一定になるように調整する。また、負荷改善指数は、月
初めからの次工程別処理量枠と次工程処理量実績の累
積、および次工程優先順とにより計算される。
【0051】図11は、負荷改善指数計算の具体例を示
す図である。図11において、まず次工程別に実記と枠
の差、すなわち必要量に対してどの程度不足しているか
を計算する。不足していない場合は、その工程の負荷改
善指数を0とする。不足している場合は、そのグループ
を処理することにより減少する不足重量を、その工程の
負荷改善指数とする。たとえば、Y工程の場合、この鋳
込・圧延グループを処理することにより、不足量が30
トン減少するため、負荷改善指数は30となる。ただ
し、不足工程中最も次工程優先順の高い工程(この例に
おけるW工程)については、ある一定の重み倍(この例
では5倍)する。すべての次工程別の負荷改善指数の合
計が、このグループの負荷改善指数となる。
【0052】S303で、鋳込・圧延グループの処理優
先順に、操業制約条件データベース3と、鋳込・圧延工
程の操業カレンダ7における条件を満たすかどうかチェ
ックする。そして、S305で、最初にすべての条件を
満たした鋳込・圧延グループを、次に処理されるべきグ
ループとする。同時に、操業カレンダ7に合わせて作業
時間を決定する。S307で、全グループが選択されて
いなければS305に戻り、S305〜S307をすべ
てのグループが選択されるまで繰返す。
【0053】以上のようにして、すべての注文の鋳込作
業予定日、圧延作業予定日が決定される。
【0054】負荷予測ユニット21は、注文データベー
ス1と、操業制約条件データベース3と、操業カレンダ
7と、端子fで鋳込・圧延計画ユニット15内の鋳込・
圧延順序決定ユニット19とに接続され、鋳込・圧延順
序決定ユニット19で決定された各注文の圧延作業予定
日に基づいて、上流工程から順に作業計画を作成する。
このとき、操業制約条件データベース3の条件と、操業
カレンダ7とを満足するようにする。これは、ちょうど
遡り計画を逆から行なうことに相当する。そして、すべ
ての注文の各通過工程における作業予定日が決定され、
注文データベース1に記憶される。
【0055】これを基に、各工程別の日別の仕掛量グラ
フ、および遡り計画時との作業日のずれのグラフ、およ
び各注文がどの工程をいつ通過するかの一覧、および工
程別次工程向き先別処理量枠と計画処理量の比較表、お
よび納期遅れが予想される注文一覧などを端末画面装置
などに表示することができる。
【0056】図12は、ある工程の日別仕掛量のグラフ
の具体例を示す図である。図12において、横軸は、日
付であり、縦軸は、仕掛の重量である。
【0057】図12により、各工程別の日別の仕掛状況
が把握できる。これらのグラフおよび一覧および表など
により、計画担当者は、将来の仕掛状況、作業の遅れの
発生状況を事前に把握することが可能となる。そしてこ
の情報を下に、計画担当者は、図1の操業カレンダ7、
および次工程別処理量枠テーブル9の次工程別処理量枠
などを変更し、不都合な事態(納期が間に合わないな
ど)に対して事前に対処できる。
【0058】したがって、各工程ごとの将来の仕掛状況
や、各注文の出荷可能日を正確に予測することが可能で
ある。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鋳込・圧
延工程を含む生産工程における仕掛在庫状況や操業制約
条件のような実際的な条件のうちの第1条件に基づい
て、生産工程の下流工程から上流工程へ遡って作業日を
計画するので、各生産工程の作業負荷を一定にする最上
流工程(鋳込・圧延工程)の作業日の決定が可能であ
る。そして、その計画された作業日を基に、生産工程に
おける実際的な条件のうちの第2の条件に基づいて、生
産工程の上流工程から下流工程に向かって作業日を再計
画するので、将来の各生産工程における作業負荷状況、
および各注文の出荷可能日を正確に予測することが可能
である。そして、不都合があれば、事前に計画を変更し
て対処することができる。
【0060】その結果、各生産工程の作業負荷を一定に
保ちつつ、各注文の納期を守ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の生産管理システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の図1の注文データベース1に
記憶されている情報の具体例を示す図である。
【図3】本発明の実施例の図1の操業カレンダ7の具体
例を示す図である。
【図4】本発明の実施例の図1の次工程別処理量枠テー
ブル9の具体例を示す図である。
【図5】本発明の実施例の図1の遡り計画ユニット11
における、図3の注文1の計画イメージを示す図であ
る。
【図6】本発明の実施例の図1の品種組合わせテーブル
13の具体例を示す図である。
【図7】本発明の実施例の図1の鋳込・圧延グループ作
成ユニット17の動作を表わすフローチャートである。
【図8】本発明の実施例の鋳込・圧延グループの作成方
法を説明するための図である。
【図9】本発明の実施例の鋳込・圧延グループの作成方
法を説明するための図である。
【図10】本発明の実施例の図1の鋳込・圧延順序決定
ユニット19の動作を表わすフローチャートである。
【図11】本発明の実施例の負荷改善指数計算の具体例
を示す図である。
【図12】本発明の実施例の生産管理システムにより得
られた、ある工程の日別の仕掛量グラフの具体例を示す
図である。
【図13】第1の従来例の鉄鋼業における生産管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図14】第2の従来例の冷延メッキ鋼材の一貫スケジ
ューリングシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 注文データベース 3 操業制約条件データベース 5 仕掛データベース 7 操業カレンダ 9 次工程別処理量枠テーブル 11 遡り計画ユニット 13 品種組合わせテーブル 15 鋳込・圧延計画ユニット 17 鋳込・圧延グループ作成ユニット 19 鋳込・圧延順序決定ユニット 21 負荷予測ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 憲和 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄鋼業における生産管理装置であって、 鋳込・圧延工程を含む生産工程における、仕掛在庫状況
    や操業制約条件を含む実際的な条件を保持する保持手段
    を含み、 前記生産工程は、上流工程と下流工程とを含み、 前記実際的な条件は、第1条件と第2条件とを含み、 前記保持手段に保持された前記第1条件に基づいて、前
    記生産工程の下流工程から上流工程へ遡って作業日を計
    画する第1計画手段と、 前記第1計画手段により計画された作業日を基に、前記
    保持手段に保持された前記第2条件に基づいて、前記生
    産工程の上流工程から下流工程に向かって作業日を再計
    画する第2計画手段とを含む生産管理装置。
JP15104894A 1994-07-01 1994-07-01 生産管理装置 Pending JPH0816662A (ja)

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