JP2005043102A - 車載用レーダ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な設備を用いてアンテナの取付角度を容易に調整することができる車載用レーダ装置を提供する。
【解決手段】車両Aの室内にはアンテナ3を備えた車載用レーダ装置1を配置すると共に、車両Aの前端側にはボンネットBの上部に位置して左,右両側に基準反射物11を取付ける。そして、アンテナ3の取付角度を調整するときには、アンテナ3に代えて左,右の基準反射物11に向けて送信信号を放射する調整用アンテナを取付け、受信信号の信号強度が最大となった位置で車載用レーダ装置1を固定する。これにより、アンテナ3の取付角度等を容易に調整することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両Aの室内にはアンテナ3を備えた車載用レーダ装置1を配置すると共に、車両Aの前端側にはボンネットBの上部に位置して左,右両側に基準反射物11を取付ける。そして、アンテナ3の取付角度を調整するときには、アンテナ3に代えて左,右の基準反射物11に向けて送信信号を放射する調整用アンテナを取付け、受信信号の信号強度が最大となった位置で車載用レーダ装置1を固定する。これにより、アンテナ3の取付角度等を容易に調整することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され電磁波を用いて先行車両等の障害物を検知する車載用レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車載用レーダ装置として、送信信号を放射して受信信号を受信するアンテナと、該アンテナを通じて車両の外部に送信信号を送信する送信回路と、前記送信信号が障害物で反射した反射波を受信信号として前記アンテナを通じて受信する受信回路とを備え、送信信号と受信信号とを用いて前記障害物までの距離を検出する構成としたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。そして、このような従来技術による車載用レーダ装置では、例えば送信信号の放射方向を車両の直進走行方向と一致させるために、車両の外部に反射物を配置し、該反射物からの反射波を用いてアンテナの取付角度の調整を行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−81490号公報
【特許文献2】
特開平11−194165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による車載用レーダ装置では、車両の外部に配置した反射物を用いてアンテナの取付角度を調整していたから、車両と反射物との位置合わせを行った後に、アンテナの取付角度を調整する必要があり、アンテナの調整に多大な時間を要し、作業効率が悪いという問題があった。また、従来技術では、反射物をアンテナの約3〜50m前方に配置していたから、アンテナの調整作業を行うために大型な空間を確保する必要があり、作業コストが上昇し易いという問題もあった。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、簡易な設備を用いてアンテナの取付角度を容易に調整することができる車載用レーダ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、車両の外部に送信信号を放射し、該送信信号の反射波による受信信号を受信するアンテナと、前記送信信号と受信信号とを用いて障害物を検出する障害物検出回路とを備えた車載用レーダ装置において、前記車両には前記アンテナの取付角度を決める基準となる基準反射物を設け、該基準反射物からの反射波を用いて前記アンテナの取付角度を調整する構成としたことを特徴としている。
【0007】
このように構成したことにより、車両に取付けた基準反射物を用いてアンテナの取付角度を調整することができるから、車両の外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両と基準反射物との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナの取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物を車両に設けるから、アンテナの調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。さらに、基準反射物として車両に既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物に送信信号を放射することができるから、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、基準反射物とアンテナとの間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0008】
請求項2の発明では、前記基準反射物は前記車両のボンネット上部に設ける構成としている。これにより、車両の室内等にアンテナを配置するときでも、該アンテナからの送信信号をボンネット上部に配置された基準反射物を用いて反射することができ、アンテナの角度調整を行うことができる。
【0009】
請求項3の発明では、前記基準反射物は前記ボンネットの前端側に位置して左,右方向の中央部に常時設けられたオーナメントによって構成している。これにより、例えば高級車等のボンネットの前端側に予め取付られたエンブレム等のオーナメント(装飾具)を流用してアンテナの取付作業を行うことができる。
【0010】
請求項4の発明では、前記アンテナは前記車両の前方に向けて送信信号を放射する構成としている。これにより、先行車両の検知等を行う装置を構成することができる。また、アンテナが送信信号を放射する方向(放射方向)に基準反射物を配置した場合には、他に取付角度調整用の別個のアンテナを用いる必要がなく、アンテナの取付作業性を向上することができる。
【0011】
請求項5の発明では、前記車両の左,右にはそれぞれサイドミラーを設け、該左,右のサイドミラー近傍には前記アンテナをそれぞれ配置する構成としている。
【0012】
これにより、左のサイドミラー近傍に設けたアンテナを用いて車両の左側方180度に亘って障害物を検知することができると共に、右のサイドミラー近傍に設けたアンテナを用いて車両の右側方180度に亘って障害物を検知することができる。このため、2つのアンテナを用いて車両の周囲全方位(360度)に亘って障害物を検知することができる。また、サイドミラーは車両のボンネットよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、例えばボンネット上部に基準反射物を配置したときには、サイドミラー近傍に設けたアンテナからの送信信号を該基準反射物で反射することができ、アンテナを容易に取付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による車載用レーダ装置を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】
まず、図1ないし図4は第1の実施の形態を示し、図において、1は例えば車両Aの室内に位置してインストルメントパネルパッド等に取付けられた車載用レーダ装置で、該車載用レーダ装置1は、ケーシング2内に収容された後述のアンテナ3、送信回路5、障害物検出回路6等によって大略構成されている。
【0015】
3は車両の外部に送信信号を送信すると共に、該送信信号による反射波を受信信号として受信するアンテナで、該アンテナ3は、図2中の二点鎖線で示すように例えばマイクロ波、ミリ波等の高周波の電磁波(送信信号)を車両Aの前方に向けて放射すると共に、該電磁波が先行車両等の障害物によって反射したときの反射波(受信信号)を受信する。また、アンテナ3は、図3に示すように、共用器4を通じて送信回路5と受信回路7とに接続されている。
【0016】
5はアンテナ3を通じて例えばパルス状の電磁波を送信信号として出力する送信回路で、該送信回路5は、共用器4を通じてアンテナ3に接続されると共に、受信回路7に接続されている。
【0017】
6は送信信号と受信信号とを用いて障害物を検出する障害物検出回路で、該障害物検出回路は、後述の受信回路7および信号処理回路8とによって構成されている。
【0018】
7はアンテナ3を通じて障害物からの反射波を受信信号として受信する受信回路で、該受信回路7は、障害物の検出時には、アンテナ3からの受信信号と送信回路5からの送信信号とを混合すると共に、この混合した検波信号を信号処理回路8に向けて出力する。また、受信回路7は、アンテナ3の調整時には、アンテナ3から受信した反射波(受信信号)をそのまま信号処理回路8に向けて出力する。
【0019】
8は受信回路7に接続された信号処理回路で、該信号処理回路8は、障害物の検出時には、検波信号を用いて例えば送信信号と受信信号との位相差または時間差を検出し、該位相差等を用いて車両Aと障害物との距離を演算すると共に、この演算結果を表示器9に表示する。
【0020】
10は受信回路7と信号処理回路8とに接続された調整用スイッチで、該調整用スイッチ10は、障害物の検出時には開成(OFF)され、アンテナ3の取付角度、取付位置等の調整時には閉成(ON)される。そして、調整用スイッチ10が閉成されたときには、受信回路7はアンテナ3から受信した反射波(受信信号)をそのまま信号処理回路8に向けて出力し、信号処理回路8は受信信号の強度を検出し、検出強度を表示器9に表示する。
【0021】
11は車両Aの前側に位置して左,右両側にそれぞれ設けられた基準反射物で、該各基準反射物11は、図1および図2に示すように、ボンネットBの上側で例えばボンネットBの前端側角隅等のように予め決められた位置に配置されている。また、基準反射物11は、送信信号が反射可能な金属棒、金属板等によって形成され、ボンネットBに対して着脱可能となっている。
【0022】
本実施の形態による車載用レーダ装置1は上述の如き構成を有するもので、障害物の検出時には、アンテナ3は送信回路5による送信信号を車両Aの前方に向けて放射すると共に、障害物によって反射した該送信信号の反射波を受信信号として受信する。そして、受信回路7は送信信号と受信信号とを混合した検波信号を出力し、信号処理回路8は該検波信号を用いて障害物までの距離を演算し、表示器9に表示する。
【0023】
一方、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は車両AのボンネットBに基準反射物を取付ける。次に、例えばアンテナ3を図4に示すように左,右前方に向けて指向性を持ったアンテナ12A,12B等からなる調整用アンテナ12に交換する。このとき、アンテナ12A,12Bは、例えばホーンアンテナ等によって構成され、切換スイッチ12Cによって共用器4に対して選択的に接続される。また、アンテナ12A,12Bは、車両Aの室内で予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置したときに、左,右の基準反射物11に向けて送信信号が放射できる構成となっている。
【0024】
次に、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。そして、作業者は、調整用スイッチ10を閉成すると共に、切換スイッチ12Cを用いて車両A左側のアンテナ12Aを共用器4に接続する。
【0025】
この状態で車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ12Aは車両Aの左斜め前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図1、図2中の矢印参照)。このとき、作業者は、表示器9を目視しつつ、微調整用のネジ(図示せず)等を用いてケーシング2を左,右方向に回転させる。ここで、アンテナ12Aは、車載用レーダ装置1が予め決められた位置で正確に前方を向いたときに、車両A左側の基準反射物11に対面する構成となっている。このため、作業者は受信信号の信号強度が最大となる位置でケーシング2の回転を停止する。
【0026】
次に、作業者は切換スイッチ12Cを切換えて車両A右側のアンテナ12Bを共用器4に接続する。この状態で車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ12Bは車両Aの右斜め前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図1、図2中の矢印参照)。このため、作業者は、表示器9を目視しつつ、微調整用のネジ(図示せず)等を用いてケーシング2を前,後方向、左,右方向に移動させ、受信信号の信号強度が最大となる位置でケーシング2を停止させる。
【0027】
そして、切換スイッチ12Cを切換えてこれらの調整動作を繰返すことによって、車載用レーダ装置1(ケーシング2)を予め決められた位置で、決められた方向を向いた状態で固定することができる。
【0028】
最後に、調整用アンテナ12を障害物検出用のアンテナ3に交換すると共に、車両Aから基準反射物11を取外し、アンテナ3の取付角度と取付位置の調整を終了する。
【0029】
かくして、本実施の形態では、車両Aに基準反射物11を設け、該基準反射物11からの反射波を用いてアンテナ3の取付角度を調整する構成としたから、従来技術のように車両Aの外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両Aと基準反射物11との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナ3の取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物11を車両Aに設けるから、アンテナ3の調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。
【0030】
また、基準反射物11として例えばフェンダミラー等のように車両Aに既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物11に送信信号を放射することができる。このため、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、基準反射物11とアンテナ3との間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0031】
また、基準反射物11は車両AのボンネットB上部に設けたから、車両Aの室内等にアンテナ3を配置するときでも、該アンテナ3からの送信信号をボンネットB上部に配置された基準反射物11を用いて反射することができ、アンテナ3の角度調整を行うことができる。
【0032】
次に、図5は本発明の第2の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、車両の後方に設けた基準反射物を用いてアンテナの取付角度を調整したことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0033】
21は車両Aの後側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物で、該基準反射物21は、送信信号が反射可能な金属棒、金属板等によって形成され、例えばハイマウントストップランプ等に対して着脱可能に取付けられるものである。
【0034】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は基準反射物21を車両A後方の決められた位置に取付けると共に、アンテナ3を車両Aの後方に対して指向性を持った調整用アンテナ(図示せず)に交換する。
【0035】
次に、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。この状態で調整用スイッチ10を閉成し、車載用レーダ装置1を作動させると、調整用アンテナは車両Aの後方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図5中の矢印参照)。このため、作業者は、ケーシング2を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定する。最後に、調整用アンテナをアンテナ3に交換すると共に、車両Aから基準反射物21を取外し、調整作業を終了する。
【0036】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0037】
次に、図6は本発明の第3の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、基準反射物として車両の前方に予め設けられたオーナメント(装飾具)を用いる構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0038】
31は車両Aの前端側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物としてのオーナメントで、該オーナメント31は、ボンネットBの上側に予め設けられ例えば車種、等級、製造会社等を示すエンブレムによって構成され、送信信号が反射可能な金属メッキ等が施されている。なお、アンテナ3の取付時には、送信信号の反射を促進するために、オーナメント31に金属製カバー、反射板等を取付ける構成としてもよい。
【0039】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。この状態で調整用スイッチ10を閉成し、車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ3は車両Aの前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図6中の矢印参照)。このとき、作業者は、ケーシング2を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定し、調整作業を終了する。
【0040】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、車両Aに予め常時設けられているオーナメント31を用いてアンテナ3の取付角度の調整を行うから、車両Aに基準反射物を別途取付ける必要がなく、調整作業を効率良く短時間で行うことができる。
【0041】
また、車両Aに常時設けられているオーナメント31を用いてアンテナ3の取付角度の調整を行うから、アンテナ3の調整用のみに用いる基準反射物を車両Aに恒久的に取付けた場合に比べて、車両Aの美観を損なうことがなくなる。
【0042】
また、アンテナ3は車両Aの前方に向けて送信信号を放射する構成としたから、オーナメント31をアンテナ3の放射方向に配置することによって調整用アンテナ等を用いる必要がなく、アンテナ3の取付作業性を向上することができる。
【0043】
さらに、障害物の検出時でもオーナメント31に送信信号を放射することができるから、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、オーナメント31とアンテナ3との間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0044】
なお、前記第3の実施の形態では、車載用レーダ装置1を車両Aのインストルメントパネルパッド上部に位置して左,右方向の中央部に配置するものとした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図7に示す第1の変形例のように、車両Aのルーフの下部に取付ける構成としてもよく、図8に示す第2の変形例のように、ボンネットBの下部に取付ける構成としてもよい。但し、第2の変形例の場合には、アンテナ3は、ボンネットBに設けられたインタークーラ用のスリット等を用いて送信信号の放射等を行うものである。
【0045】
また、前記第3の実施の形態では、アンテナ3の光軸上(放射方向)にオーナメント31を配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図9に示す第3の変形例のように、アンテナ3の光軸に対してオフセットした位置にオーナメント31を配置する構成としてもよい。この場合、車載用レーダ装置1の取付時には、第1の実施の形態と同様に調整用アンテナを用いるものである。
【0046】
次に、図10は本発明の第4の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、車両Aの左,右のサイドミラーM(ドアミラー)に車載用レーダ装置を取付けたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0047】
41は本実施の形態による車載用レーダ装置で、該車載用レーダ装置41は、第1の実施の形態による車載用レーダ装置1とほぼ同様に構成されるものの、アンテナ42が送信信号を180度に亘って放射可能となっている点で異なっている。具体的には、アンテナ42は、例えばロータリジョイントを用いて回転可能に取付けるられる構成や複数のホーンアンテナが180度に亘って配置され各ホーンアンテナを選択的に切換えるセクタアンテナ等によって構成される。
【0048】
また、車載用レーダ装置41は、左,右のサイドミラーMにそれぞれ取付けられ、左側の車載用レーダ装置41は車両Aの前方から後方にかけて左側面側の180度に亘って送信信号が放射可能となり、右側の車載用レーダ装置41は車両Aの前方から後方にかけて右側面側の180度に亘って送信信号が放射可能となっている(図10中の二点鎖線参照)。これにより、2個の車載用レーダ装置41を用いて車両Aの周囲全方位(360度)に亘って障害物が検出可能となっている。
【0049】
43は車両Aの前端側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物としてのオーナメントで、該オーナメント43は、第3の実施の形態によるオーナメント31とほぼ同様にボンネットBの上側に常時設けられたエンブレム等によって構成され、送信信号が反射可能な金属メッキ等が施されている。
【0050】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、障害物の検出時には、左側のアンテナ42は送信信号を車両Aの左側面180度に亘って放射し、障害物によって反射した反射波を受信信号として受信する。また、右側のアンテナ42は送信信号を車両Aの右側面180度に亘って放射し、障害物によって反射した反射波を受信信号として受信する。これにより、これらの車載用レーダ装置41は、車両Aの全方位に亘って障害物を検出し、障害物までの距離を演算することができる。
【0051】
なお、左,右に設けられた2個の車載用レーダ装置41はネットワークを利用して互いに接続し、これらの車載用レーダ装置41によって検出した検出結果を車両Aの室内に設けたコンピュータ等によって処理する構成としてもよい。
【0052】
一方、アンテナ42の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は、例えば左側のサイドミラーMに車載用レーダ装置41を取付けた後に、アンテナ42を調整用アンテナ(図示せず)に交換し、調整用スイッチ10を閉成する。このとき、調整用アンテナは、車載用レーダ装置41の取付角度が最適となったときに、送信信号の放射方向に装飾具が位置する構成となっている。このため、作業者は、この状態で車載用レーダ装置41全体を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定する。同様に、右側のサイドミラーMにも車載用レーダ装置41を取付けて、その取付角度を調整する。
【0053】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態では、車両Aの左,右のサイドミラーMにはアンテナ42を備えた車載用レーダ装置41をそれぞれ配置したから、左側のアンテナ42を用いて車両Aの左側方180度に亘って障害物を検知することができると共に、右側のアンテナ42を用いて車両Aの右側方180度に亘って障害物を検知することができる。このため、少数(2個)のアンテナ42を用いて車両Aの周囲全方位に亘って障害物を検知することができる。
【0054】
また、サイドミラーMのケーシング内等に車載用レーダ装置41を収容することができるから、車両Aの美観を損なうことなく、アンテナ42を車両Aの左,右両側に対して突出した位置に配置することができる。このため、車両Aの室内等に車載用レーダ装置を配置した場合に比べて、車両Aの左,右の側面方向に加えて、前,後方向に対しても送信信号を容易に放射することができ、障害物の検知範囲を広げることができる。
【0055】
さらに、サイドミラーMは車両AのボンネットBよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、アンテナ42の取付位置からボンネットB上部に配置されたオーナメント43に向けて送信信号を放射することができ、オーナメント43を用いて容易にアンテナ42の取付角度等を調整することができる。
【0056】
なお、前記第1,第2,第4の実施の形態では、車載用レーダ装置1,41の取付時(アンテナ3,42の調整時)には、調整用アンテナ12等を用いる構成としたが、例えば検出用のアンテナ3と調整用アンテナ12とを組合せたアンテナを用いる構成としてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、車両に基準反射物を設け、該基準反射物からの反射波を用いてアンテナの取付角度を調整する構成としたから、従来技術のように車両の外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両と基準反射物との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナの取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物を車両に設けるから、アンテナの調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。さらに、基準反射物として車両に既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物に送信信号を放射することができるから、基準反射物とアンテナとの間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0058】
請求項2の発明によれば、基準反射物は車両のボンネット上部に設けたから、車両の室内等にアンテナを配置するときでも、該アンテナからの送信信号をボンネット上部に配置された基準反射物を用いて反射することができ、アンテナの角度調整を行うことができる。
【0059】
請求項3の発明によれば、基準反射物は車両のボンネット前端側に常時設けられたオーナメントによって構成したから、基準反射物によって車両の美観を損なうことがなくなると共に、車両に基準反射物を別途取付ける必要がなく、調整作業を効率良く短時間で行うことができる。さらに、オーナメントからの反射波を用いて障害物との距離を補正することができ、距離検出の精度を向上することができる。
【0060】
請求項4の発明によれば、アンテナは車両の前方に向けて送信信号を放射する構成としたから、該アンテナの放射方向に基準反射物を配置することによって、調整用アンテナ等を用いる必要がなく、アンテナの取付作業性を向上することができる。
【0061】
請求項5の発明によれば、車両の左,右のサイドミラー近傍にはアンテナをそれぞれ配置したから、少数(2個)のアンテナを用いて車両の周囲全方位に亘って障害物を検知することができる。また、サイドミラーのケーシング内等にアンテナを収容することができるから、車両の美観を損なうことなく、アンテナを車両の左,右両側に対して突出した位置に配置することができ、障害物の検知範囲を広げることができる。さらに、サイドミラーは車両のボンネットよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、アンテナの取付位置からボンネット上部に配置された装飾具に向けて送信信号を放射することができ、装飾具を基準反射物として用いることによって容易にアンテナの取付角度等を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図2】図1中の車載用レーダ装置および車両を示す平面図である。
【図3】図1中の車載用レーダ装置を示すブロック図である。
【図4】図1中の車載用レーダ装置に調整用アンテナを取付けた状態を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図6】第3の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図7】第1の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図8】第2の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図9】第3の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図10】第4の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,41 車載用レーダ装置
3,42 アンテナ
11,21 基準反射物
31,43 オーナメント(基準反射物)
A 車両
B ボンネット
M サイドミラー
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載され電磁波を用いて先行車両等の障害物を検知する車載用レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車載用レーダ装置として、送信信号を放射して受信信号を受信するアンテナと、該アンテナを通じて車両の外部に送信信号を送信する送信回路と、前記送信信号が障害物で反射した反射波を受信信号として前記アンテナを通じて受信する受信回路とを備え、送信信号と受信信号とを用いて前記障害物までの距離を検出する構成としたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。そして、このような従来技術による車載用レーダ装置では、例えば送信信号の放射方向を車両の直進走行方向と一致させるために、車両の外部に反射物を配置し、該反射物からの反射波を用いてアンテナの取付角度の調整を行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−81490号公報
【特許文献2】
特開平11−194165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による車載用レーダ装置では、車両の外部に配置した反射物を用いてアンテナの取付角度を調整していたから、車両と反射物との位置合わせを行った後に、アンテナの取付角度を調整する必要があり、アンテナの調整に多大な時間を要し、作業効率が悪いという問題があった。また、従来技術では、反射物をアンテナの約3〜50m前方に配置していたから、アンテナの調整作業を行うために大型な空間を確保する必要があり、作業コストが上昇し易いという問題もあった。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、簡易な設備を用いてアンテナの取付角度を容易に調整することができる車載用レーダ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、車両の外部に送信信号を放射し、該送信信号の反射波による受信信号を受信するアンテナと、前記送信信号と受信信号とを用いて障害物を検出する障害物検出回路とを備えた車載用レーダ装置において、前記車両には前記アンテナの取付角度を決める基準となる基準反射物を設け、該基準反射物からの反射波を用いて前記アンテナの取付角度を調整する構成としたことを特徴としている。
【0007】
このように構成したことにより、車両に取付けた基準反射物を用いてアンテナの取付角度を調整することができるから、車両の外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両と基準反射物との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナの取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物を車両に設けるから、アンテナの調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。さらに、基準反射物として車両に既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物に送信信号を放射することができるから、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、基準反射物とアンテナとの間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0008】
請求項2の発明では、前記基準反射物は前記車両のボンネット上部に設ける構成としている。これにより、車両の室内等にアンテナを配置するときでも、該アンテナからの送信信号をボンネット上部に配置された基準反射物を用いて反射することができ、アンテナの角度調整を行うことができる。
【0009】
請求項3の発明では、前記基準反射物は前記ボンネットの前端側に位置して左,右方向の中央部に常時設けられたオーナメントによって構成している。これにより、例えば高級車等のボンネットの前端側に予め取付られたエンブレム等のオーナメント(装飾具)を流用してアンテナの取付作業を行うことができる。
【0010】
請求項4の発明では、前記アンテナは前記車両の前方に向けて送信信号を放射する構成としている。これにより、先行車両の検知等を行う装置を構成することができる。また、アンテナが送信信号を放射する方向(放射方向)に基準反射物を配置した場合には、他に取付角度調整用の別個のアンテナを用いる必要がなく、アンテナの取付作業性を向上することができる。
【0011】
請求項5の発明では、前記車両の左,右にはそれぞれサイドミラーを設け、該左,右のサイドミラー近傍には前記アンテナをそれぞれ配置する構成としている。
【0012】
これにより、左のサイドミラー近傍に設けたアンテナを用いて車両の左側方180度に亘って障害物を検知することができると共に、右のサイドミラー近傍に設けたアンテナを用いて車両の右側方180度に亘って障害物を検知することができる。このため、2つのアンテナを用いて車両の周囲全方位(360度)に亘って障害物を検知することができる。また、サイドミラーは車両のボンネットよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、例えばボンネット上部に基準反射物を配置したときには、サイドミラー近傍に設けたアンテナからの送信信号を該基準反射物で反射することができ、アンテナを容易に取付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による車載用レーダ装置を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】
まず、図1ないし図4は第1の実施の形態を示し、図において、1は例えば車両Aの室内に位置してインストルメントパネルパッド等に取付けられた車載用レーダ装置で、該車載用レーダ装置1は、ケーシング2内に収容された後述のアンテナ3、送信回路5、障害物検出回路6等によって大略構成されている。
【0015】
3は車両の外部に送信信号を送信すると共に、該送信信号による反射波を受信信号として受信するアンテナで、該アンテナ3は、図2中の二点鎖線で示すように例えばマイクロ波、ミリ波等の高周波の電磁波(送信信号)を車両Aの前方に向けて放射すると共に、該電磁波が先行車両等の障害物によって反射したときの反射波(受信信号)を受信する。また、アンテナ3は、図3に示すように、共用器4を通じて送信回路5と受信回路7とに接続されている。
【0016】
5はアンテナ3を通じて例えばパルス状の電磁波を送信信号として出力する送信回路で、該送信回路5は、共用器4を通じてアンテナ3に接続されると共に、受信回路7に接続されている。
【0017】
6は送信信号と受信信号とを用いて障害物を検出する障害物検出回路で、該障害物検出回路は、後述の受信回路7および信号処理回路8とによって構成されている。
【0018】
7はアンテナ3を通じて障害物からの反射波を受信信号として受信する受信回路で、該受信回路7は、障害物の検出時には、アンテナ3からの受信信号と送信回路5からの送信信号とを混合すると共に、この混合した検波信号を信号処理回路8に向けて出力する。また、受信回路7は、アンテナ3の調整時には、アンテナ3から受信した反射波(受信信号)をそのまま信号処理回路8に向けて出力する。
【0019】
8は受信回路7に接続された信号処理回路で、該信号処理回路8は、障害物の検出時には、検波信号を用いて例えば送信信号と受信信号との位相差または時間差を検出し、該位相差等を用いて車両Aと障害物との距離を演算すると共に、この演算結果を表示器9に表示する。
【0020】
10は受信回路7と信号処理回路8とに接続された調整用スイッチで、該調整用スイッチ10は、障害物の検出時には開成(OFF)され、アンテナ3の取付角度、取付位置等の調整時には閉成(ON)される。そして、調整用スイッチ10が閉成されたときには、受信回路7はアンテナ3から受信した反射波(受信信号)をそのまま信号処理回路8に向けて出力し、信号処理回路8は受信信号の強度を検出し、検出強度を表示器9に表示する。
【0021】
11は車両Aの前側に位置して左,右両側にそれぞれ設けられた基準反射物で、該各基準反射物11は、図1および図2に示すように、ボンネットBの上側で例えばボンネットBの前端側角隅等のように予め決められた位置に配置されている。また、基準反射物11は、送信信号が反射可能な金属棒、金属板等によって形成され、ボンネットBに対して着脱可能となっている。
【0022】
本実施の形態による車載用レーダ装置1は上述の如き構成を有するもので、障害物の検出時には、アンテナ3は送信回路5による送信信号を車両Aの前方に向けて放射すると共に、障害物によって反射した該送信信号の反射波を受信信号として受信する。そして、受信回路7は送信信号と受信信号とを混合した検波信号を出力し、信号処理回路8は該検波信号を用いて障害物までの距離を演算し、表示器9に表示する。
【0023】
一方、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は車両AのボンネットBに基準反射物を取付ける。次に、例えばアンテナ3を図4に示すように左,右前方に向けて指向性を持ったアンテナ12A,12B等からなる調整用アンテナ12に交換する。このとき、アンテナ12A,12Bは、例えばホーンアンテナ等によって構成され、切換スイッチ12Cによって共用器4に対して選択的に接続される。また、アンテナ12A,12Bは、車両Aの室内で予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置したときに、左,右の基準反射物11に向けて送信信号が放射できる構成となっている。
【0024】
次に、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。そして、作業者は、調整用スイッチ10を閉成すると共に、切換スイッチ12Cを用いて車両A左側のアンテナ12Aを共用器4に接続する。
【0025】
この状態で車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ12Aは車両Aの左斜め前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図1、図2中の矢印参照)。このとき、作業者は、表示器9を目視しつつ、微調整用のネジ(図示せず)等を用いてケーシング2を左,右方向に回転させる。ここで、アンテナ12Aは、車載用レーダ装置1が予め決められた位置で正確に前方を向いたときに、車両A左側の基準反射物11に対面する構成となっている。このため、作業者は受信信号の信号強度が最大となる位置でケーシング2の回転を停止する。
【0026】
次に、作業者は切換スイッチ12Cを切換えて車両A右側のアンテナ12Bを共用器4に接続する。この状態で車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ12Bは車両Aの右斜め前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図1、図2中の矢印参照)。このため、作業者は、表示器9を目視しつつ、微調整用のネジ(図示せず)等を用いてケーシング2を前,後方向、左,右方向に移動させ、受信信号の信号強度が最大となる位置でケーシング2を停止させる。
【0027】
そして、切換スイッチ12Cを切換えてこれらの調整動作を繰返すことによって、車載用レーダ装置1(ケーシング2)を予め決められた位置で、決められた方向を向いた状態で固定することができる。
【0028】
最後に、調整用アンテナ12を障害物検出用のアンテナ3に交換すると共に、車両Aから基準反射物11を取外し、アンテナ3の取付角度と取付位置の調整を終了する。
【0029】
かくして、本実施の形態では、車両Aに基準反射物11を設け、該基準反射物11からの反射波を用いてアンテナ3の取付角度を調整する構成としたから、従来技術のように車両Aの外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両Aと基準反射物11との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナ3の取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物11を車両Aに設けるから、アンテナ3の調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。
【0030】
また、基準反射物11として例えばフェンダミラー等のように車両Aに既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物11に送信信号を放射することができる。このため、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、基準反射物11とアンテナ3との間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0031】
また、基準反射物11は車両AのボンネットB上部に設けたから、車両Aの室内等にアンテナ3を配置するときでも、該アンテナ3からの送信信号をボンネットB上部に配置された基準反射物11を用いて反射することができ、アンテナ3の角度調整を行うことができる。
【0032】
次に、図5は本発明の第2の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、車両の後方に設けた基準反射物を用いてアンテナの取付角度を調整したことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0033】
21は車両Aの後側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物で、該基準反射物21は、送信信号が反射可能な金属棒、金属板等によって形成され、例えばハイマウントストップランプ等に対して着脱可能に取付けられるものである。
【0034】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は基準反射物21を車両A後方の決められた位置に取付けると共に、アンテナ3を車両Aの後方に対して指向性を持った調整用アンテナ(図示せず)に交換する。
【0035】
次に、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。この状態で調整用スイッチ10を閉成し、車載用レーダ装置1を作動させると、調整用アンテナは車両Aの後方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図5中の矢印参照)。このため、作業者は、ケーシング2を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定する。最後に、調整用アンテナをアンテナ3に交換すると共に、車両Aから基準反射物21を取外し、調整作業を終了する。
【0036】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0037】
次に、図6は本発明の第3の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、基準反射物として車両の前方に予め設けられたオーナメント(装飾具)を用いる構成としたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0038】
31は車両Aの前端側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物としてのオーナメントで、該オーナメント31は、ボンネットBの上側に予め設けられ例えば車種、等級、製造会社等を示すエンブレムによって構成され、送信信号が反射可能な金属メッキ等が施されている。なお、アンテナ3の取付時には、送信信号の反射を促進するために、オーナメント31に金属製カバー、反射板等を取付ける構成としてもよい。
【0039】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、アンテナ3の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は車両Aの室内で例えばインストルメントパネルパッド上部のうち左,右方向の中央部等の予め決められた位置に車載用レーダ装置1を配置して取付ける。この状態で調整用スイッチ10を閉成し、車載用レーダ装置1を作動させると、アンテナ3は車両Aの前方に向けて送信信号を放射し、該送信信号による反射波を受信信号として受信する(図6中の矢印参照)。このとき、作業者は、ケーシング2を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定し、調整作業を終了する。
【0040】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、車両Aに予め常時設けられているオーナメント31を用いてアンテナ3の取付角度の調整を行うから、車両Aに基準反射物を別途取付ける必要がなく、調整作業を効率良く短時間で行うことができる。
【0041】
また、車両Aに常時設けられているオーナメント31を用いてアンテナ3の取付角度の調整を行うから、アンテナ3の調整用のみに用いる基準反射物を車両Aに恒久的に取付けた場合に比べて、車両Aの美観を損なうことがなくなる。
【0042】
また、アンテナ3は車両Aの前方に向けて送信信号を放射する構成としたから、オーナメント31をアンテナ3の放射方向に配置することによって調整用アンテナ等を用いる必要がなく、アンテナ3の取付作業性を向上することができる。
【0043】
さらに、障害物の検出時でもオーナメント31に送信信号を放射することができるから、気温等の外部環境によってレーダ特性(送信電力、変調幅等)が変化する場合でも、オーナメント31とアンテナ3との間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0044】
なお、前記第3の実施の形態では、車載用レーダ装置1を車両Aのインストルメントパネルパッド上部に位置して左,右方向の中央部に配置するものとした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図7に示す第1の変形例のように、車両Aのルーフの下部に取付ける構成としてもよく、図8に示す第2の変形例のように、ボンネットBの下部に取付ける構成としてもよい。但し、第2の変形例の場合には、アンテナ3は、ボンネットBに設けられたインタークーラ用のスリット等を用いて送信信号の放射等を行うものである。
【0045】
また、前記第3の実施の形態では、アンテナ3の光軸上(放射方向)にオーナメント31を配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図9に示す第3の変形例のように、アンテナ3の光軸に対してオフセットした位置にオーナメント31を配置する構成としてもよい。この場合、車載用レーダ装置1の取付時には、第1の実施の形態と同様に調整用アンテナを用いるものである。
【0046】
次に、図10は本発明の第4の実施の形態による車載用レーダ装置を示し、本実施の形態の特徴は、車両Aの左,右のサイドミラーM(ドアミラー)に車載用レーダ装置を取付けたことにある。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0047】
41は本実施の形態による車載用レーダ装置で、該車載用レーダ装置41は、第1の実施の形態による車載用レーダ装置1とほぼ同様に構成されるものの、アンテナ42が送信信号を180度に亘って放射可能となっている点で異なっている。具体的には、アンテナ42は、例えばロータリジョイントを用いて回転可能に取付けるられる構成や複数のホーンアンテナが180度に亘って配置され各ホーンアンテナを選択的に切換えるセクタアンテナ等によって構成される。
【0048】
また、車載用レーダ装置41は、左,右のサイドミラーMにそれぞれ取付けられ、左側の車載用レーダ装置41は車両Aの前方から後方にかけて左側面側の180度に亘って送信信号が放射可能となり、右側の車載用レーダ装置41は車両Aの前方から後方にかけて右側面側の180度に亘って送信信号が放射可能となっている(図10中の二点鎖線参照)。これにより、2個の車載用レーダ装置41を用いて車両Aの周囲全方位(360度)に亘って障害物が検出可能となっている。
【0049】
43は車両Aの前端側に位置して左,右方向の中央に設けられた基準反射物としてのオーナメントで、該オーナメント43は、第3の実施の形態によるオーナメント31とほぼ同様にボンネットBの上側に常時設けられたエンブレム等によって構成され、送信信号が反射可能な金属メッキ等が施されている。
【0050】
本実施の形態は上述の如き構成を有するものであり、障害物の検出時には、左側のアンテナ42は送信信号を車両Aの左側面180度に亘って放射し、障害物によって反射した反射波を受信信号として受信する。また、右側のアンテナ42は送信信号を車両Aの右側面180度に亘って放射し、障害物によって反射した反射波を受信信号として受信する。これにより、これらの車載用レーダ装置41は、車両Aの全方位に亘って障害物を検出し、障害物までの距離を演算することができる。
【0051】
なお、左,右に設けられた2個の車載用レーダ装置41はネットワークを利用して互いに接続し、これらの車載用レーダ装置41によって検出した検出結果を車両Aの室内に設けたコンピュータ等によって処理する構成としてもよい。
【0052】
一方、アンテナ42の取付角度および取付位置を調整するときには、作業者は、例えば左側のサイドミラーMに車載用レーダ装置41を取付けた後に、アンテナ42を調整用アンテナ(図示せず)に交換し、調整用スイッチ10を閉成する。このとき、調整用アンテナは、車載用レーダ装置41の取付角度が最適となったときに、送信信号の放射方向に装飾具が位置する構成となっている。このため、作業者は、この状態で車載用レーダ装置41全体を回転させて受信信号の信号強度が最大となる位置で固定する。同様に、右側のサイドミラーMにも車載用レーダ装置41を取付けて、その取付角度を調整する。
【0053】
かくして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。しかし、本実施の形態では、車両Aの左,右のサイドミラーMにはアンテナ42を備えた車載用レーダ装置41をそれぞれ配置したから、左側のアンテナ42を用いて車両Aの左側方180度に亘って障害物を検知することができると共に、右側のアンテナ42を用いて車両Aの右側方180度に亘って障害物を検知することができる。このため、少数(2個)のアンテナ42を用いて車両Aの周囲全方位に亘って障害物を検知することができる。
【0054】
また、サイドミラーMのケーシング内等に車載用レーダ装置41を収容することができるから、車両Aの美観を損なうことなく、アンテナ42を車両Aの左,右両側に対して突出した位置に配置することができる。このため、車両Aの室内等に車載用レーダ装置を配置した場合に比べて、車両Aの左,右の側面方向に加えて、前,後方向に対しても送信信号を容易に放射することができ、障害物の検知範囲を広げることができる。
【0055】
さらに、サイドミラーMは車両AのボンネットBよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、アンテナ42の取付位置からボンネットB上部に配置されたオーナメント43に向けて送信信号を放射することができ、オーナメント43を用いて容易にアンテナ42の取付角度等を調整することができる。
【0056】
なお、前記第1,第2,第4の実施の形態では、車載用レーダ装置1,41の取付時(アンテナ3,42の調整時)には、調整用アンテナ12等を用いる構成としたが、例えば検出用のアンテナ3と調整用アンテナ12とを組合せたアンテナを用いる構成としてもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上詳述した如く、請求項1の発明によれば、車両に基準反射物を設け、該基準反射物からの反射波を用いてアンテナの取付角度を調整する構成としたから、従来技術のように車両の外部に基準反射物を配置したときに比べて、車両と基準反射物との位置合わせ作業を省くことができ、アンテナの取付時の作業性を向上することができる。また、基準反射物を車両に設けるから、アンテナの調整作業を狭い空間内で行うことができ、作業コストを低減することができる。さらに、基準反射物として車両に既設の部材を用いる場合には、障害物の検出時でも基準反射物に送信信号を放射することができるから、基準反射物とアンテナとの間の既知の距離寸法を用いて検出距離を補正することができ、検出精度を高めることができる。
【0058】
請求項2の発明によれば、基準反射物は車両のボンネット上部に設けたから、車両の室内等にアンテナを配置するときでも、該アンテナからの送信信号をボンネット上部に配置された基準反射物を用いて反射することができ、アンテナの角度調整を行うことができる。
【0059】
請求項3の発明によれば、基準反射物は車両のボンネット前端側に常時設けられたオーナメントによって構成したから、基準反射物によって車両の美観を損なうことがなくなると共に、車両に基準反射物を別途取付ける必要がなく、調整作業を効率良く短時間で行うことができる。さらに、オーナメントからの反射波を用いて障害物との距離を補正することができ、距離検出の精度を向上することができる。
【0060】
請求項4の発明によれば、アンテナは車両の前方に向けて送信信号を放射する構成としたから、該アンテナの放射方向に基準反射物を配置することによって、調整用アンテナ等を用いる必要がなく、アンテナの取付作業性を向上することができる。
【0061】
請求項5の発明によれば、車両の左,右のサイドミラー近傍にはアンテナをそれぞれ配置したから、少数(2個)のアンテナを用いて車両の周囲全方位に亘って障害物を検知することができる。また、サイドミラーのケーシング内等にアンテナを収容することができるから、車両の美観を損なうことなく、アンテナを車両の左,右両側に対して突出した位置に配置することができ、障害物の検知範囲を広げることができる。さらに、サイドミラーは車両のボンネットよりも上部側(ルーフ側)に配置されているから、アンテナの取付位置からボンネット上部に配置された装飾具に向けて送信信号を放射することができ、装飾具を基準反射物として用いることによって容易にアンテナの取付角度等を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図2】図1中の車載用レーダ装置および車両を示す平面図である。
【図3】図1中の車載用レーダ装置を示すブロック図である。
【図4】図1中の車載用レーダ装置に調整用アンテナを取付けた状態を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図6】第3の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図7】第1の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図8】第2の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図9】第3の変形例よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【図10】第4の実施の形態よる車載用レーダ装置および車両を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,41 車載用レーダ装置
3,42 アンテナ
11,21 基準反射物
31,43 オーナメント(基準反射物)
A 車両
B ボンネット
M サイドミラー
Claims (5)
- 車両の外部に送信信号を放射し、該送信信号の反射波による受信信号を受信するアンテナと、前記送信信号と受信信号とを用いて障害物を検出する障害物検出回路とを備えた車載用レーダ装置において、前記車両には前記アンテナの取付角度を決める基準となる基準反射物を設け、該基準反射物からの反射波を用いて前記アンテナの取付角度を調整する構成としたことを特徴とする車載用レーダ装置。
- 前記基準反射物は前記車両のボンネット上部に設けてなる請求項1に記載の車載用レーダ装置。
- 前記基準反射物は前記ボンネットの前端側に位置して左,右方向の中央部に常時設けられたオーナメントによって構成してなる請求項2に記載の車載用レーダ装置。
- 前記アンテナは前記車両の前方に向けて送信信号を放射する構成としてなる請求項1,2または3に記載の車載用レーダ装置。
- 前記車両の左,右にはそれぞれサイドミラーを設け、該左,右のサイドミラー近傍には前記アンテナをそれぞれ配置する構成としてなる請求項1,2または3に記載の車載用レーダ装置。
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- 2003-07-23 JP JP2003200592A patent/JP2005043102A/ja active Pending
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