JP2006186880A - 円偏波アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 円偏波アンテナの筐体形状の制約条件を抑制できるようにする。
【解決手段】 一方のアンテナ3がダイポールアンテナにより形成されており、他方のアンテナ4がスロットアンテナにより形成されており、一方のアンテナ3のエレメントの延設方向が、他方のアンテナ4の隙間部4aの長手方向に一致するように構成されている。一方および他方のアンテナ3および4が表裏方向に対して同一面上に形成されているため、一方および他方のアンテナ3および4に対して互いに90度位相の異なる信号が与えられることにより円偏波の電波を表面側方向(Z軸方向)に伝播させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一方および他方のアンテナに対して互いに90度の位相差で給電することにより円偏波の電波を輻射可能に構成された円偏波アンテナに関する。
この種の円偏波アンテナとして、例えば特許文献1に開示されている技術がある。この特許文献1に開示されている構成によれば、2つの同形の表面実装型アンテナを搭載面の法線方向の偏波面が互いに直交するように実装基板に実装し、これらの表面実装型アンテナに同振幅90度の位相差で給電している。この構成によれば、円偏波アンテナを実現することができ、円偏波アンテナの薄型化と部品の実装コストの低下を図ることができる。
特開平11−239020号公報
特許文献1に開示されている円偏波アンテナでは、2つの同形のアンテナを偏波面が互いに直交するように設置し同振幅90度の位相差で給電しているが、2つの同形のアンテナの寸法を縦横同程度とする必要があるため、搭載面の寸法も縦横同程度の寸法が最低限必要である。したがって、筐体を薄型化したとしても筐体の縦横比を約1:1とする必要があり、筐体形状の制約を生じる。特に、例えば、ある所定方向に長い筐体内に円偏波アンテナを収納したい場合には不都合を生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、筐体形状の制約条件を抑制することができる円偏波アンテナを提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、一方のアンテナが所定方向に延設されたアンテナエレメントを備えているため、一方のアンテナからは所定方向に沿う電界方向の直線偏波の電波が主として伝播する。また、他方のアンテナが枠状に導体が配設されてなる開口アンテナにより構成されているため、他方のアンテナからは所定方向とは90度異なる電界方向の直線偏波の電波が主として開口アンテナの開口面の法線方向に対して伝播する。そこで、これらの一方および他方のアンテナに対して互いに90度の位相差で給電すると円偏波の電波を伝播するアンテナを実現できる。すなわち、開口アンテナの開口面の法線方向には、一方および他方のアンテナから90度位相の異なる電波を伝搬させることができ、円偏波の電波を伝播させることができる。これにより、筐体形状の制約条件を抑制できるようになる。
請求項2記載の発明によれば、他方のアンテナは、開口アンテナの開口部の長手方向が一方のアンテナの延設された所定方向に沿って形成されているため、所定方向に対して長いエレメントを有するアンテナを2つ形成することで円偏波アンテナを実現することができ、所定方向に直交した方向に対して小型化することができる。
請求項3,9もしくは10記載の発明のように、一方のアンテナとして、ダイポールアンテナやモノポールアンテナ、スリーブアンテナもしくはコーリニアアンテナを適用することが望ましい。
請求項4記載の発明によれば、一方のアンテナとしてモノポールアンテナを適用し他方のアンテナとして開口アンテナを適用した場合、開口アンテナの導体部をモノポールアンテナの地板として適用するため、別途モノポールアンテナの地板面を必要とすることなく構成することができる。
請求項5記載の発明によれば、一方のアンテナとしてモノポールアンテナを適用し他方のアンテナとして開口アンテナを適用した場合、開口アンテナの開口部の中心から当該開口部の長手方向に沿う延長線上の導体面位置にモノポールアンテナの地板の接地点が設定されているため、開口アンテナに対して給電されたときの電界分布に係る悪影響を極力抑制することができる。
請求項6記載の発明のように、他方のアンテナとして、所定方向に長細い隙間部を有する開口面アンテナを適用することが望ましい。また、請求項7記載の発明のように、他方のアンテナとして、枠状に形成されたループアンテナを適用することも望ましい。また、請求項8記載の発明のように、ループアンテナを矩形枠状に方形ループアンテナとして形成することが特に望ましい。
また、請求項9記載の発明に示すように、一方のアンテナとして、ダイポールアンテナを適用すると良い。さらに、請求項10記載の発明に示すように、スリーブアンテナもしくはコーリニアアンテナを適用すると良い。さらに、請求項11記載の発明に示すように、電波の輻射方向の後側に反射板を設けても良い。
請求項12記載の発明に示すように、ETC車載器本体に付属したアンテナとして適用すると良い。特に、車両運転者の運転環境を良化するため、当該アンテナを車両内に設置するときには設置場所の制限が生じる。したがって、前述発明に係る円偏波アンテナのように形状の制約を抑制したアンテナを適用することが望ましい。
(第1の実施形態)
以下、本発明の円偏波アンテナを、ETCシステム(Electronic Toll Collection System)におけるETC車載器用アンテナに適用した第1の実施形態について、図1ないし図2を参照しながら説明する。
ETCシステムは、車両(例えば自動車やバイク等)に設置されるETC車載器1と有料道路の料金所などに設置されたETC路側機(図示せず)との間で通信を行い、利用者が自動車を停車させることなく有料道路の料金支払いなどを行うことができるシステムである。
図2(a)ないし図2(c)に示すように、ETC車載器Aは、その本体に利用者のIDカード等が差し込まれ、IDカードに記録されたID情報に基づいて課金されるようになっている。ETCシステムでは、ETC車載器AとETC路側機(図示せず)との間で通信を行うときには、例えば5.8GHz帯の所定周波数領域の電波信号を使用する。この周波数帯の電波信号は直進性が強いため、ETC路側機との通信特性を良化するためETC車載器Aを運転席の前(例えばダッシュボードやフロントガラス)に設置する必要がある。しかし、ETC車載器Aの本体が大きく、運転者の視界が遮られたり見栄えが悪くなるため、ETC車載器本体A1とETC車載器用アンテナA2(円偏波アンテナに相当)とを別体に設けているものが発売されている。
ETC車載器本体A1を運転席横に設置し、ETC車載器用アンテナA2を運転席の前方(例えばダッシュボードやフロントガラス)に設置し、同軸ケーブルA3により両機器A1およびA2を電気的に接続することにより運転者の視界を極力遮ることなく見栄えも悪化させることなく設置できる。
他方、ETCシステムでは、ETC路側機およびETC車載器A1間の通信規格上、各機器間の通信には円偏波の電波信号が使用されている。この円偏波の電波信号により効率的に通信できるようにETC車載器用アンテナA2を構成する必要がある。
従来、ETC車載器用アンテナA2の内部アンテナ構造として、例えばパッチアンテナを適用したものが発売されている。パッチアンテナは、電波の伝播方向に対する垂直面に対して平面的に略正方形形状に構成することによりアンテナ特性が良化する。ETC車載器用アンテナA2の収納用筐体は、その平面サイズがパッチアンテナの平面サイズに依存するが、このパッチアンテナをETCシステムに適するものにするためには、送受信特性の設計上、収納用筐体の平面サイズを所定大(例えば30mm×30mm)以上とする必要がある。
他方、ETC車載器用アンテナA2の収納用筐体を自動車CのフロントガラスFに貼付して設置する場合、ルームミラーRの影に隠れるように自動車C内に設置するか、もしくは、フロントガラスFの周縁部Fa,Fbの所定幅d(例えば25mm)内に設置する必要があることが規定されている。これは、運転者の視界を遮らないようにするためである。
したがって、ETC車載器用アンテナA2としてパッチアンテナを用いるときには、その収納用筐体をフロントガラスFの周縁部の所定幅d(25mm)未満の領域に設置することが難しくなる。そこで、フロントガラスFに対する貼付用途として使用するためには、図2(c)に示すように、ルームミラーRの影に隠れるように設置することが望ましいこととされてきた。
しかしこの部分に設置すると、図2(c)に示すように、同軸ケーブルA3を、運転席横に設置されたETC車載器本体A1から運転席下やAピラー部の内装カバーZ内側を通じてルームミラーR周辺まで延設する必要があるため、同軸ケーブルA3のケーブル長が長くなり5.8GHz帯信号のケーブルロスが大きくなる。また、ケーブル長が長いためコストも増加し、また、同軸ケーブルA3を見栄え良く設置するためには、自動車C内のAピラー部の内装カバーZを脱着する必要があるため好ましくない。
そこで、図2(a)もしくは図2(b)に示すように、ETC車載器用アンテナA2を長さ方向に比較して幅方向に短く構成し、図2(a)に示すように、フロントガラスFの横周縁部Faに沿うように配設するか、もしくは、図2(b)に示すように、フロントガラスFの下周縁部Fbに沿うようにETC車載器用アンテナA2を配設することが望ましい。このように、ETC車載器用アンテナA2の収納用筐体の幅方向の長さを所定幅d未満としながら所望のアンテナ特性を得ることができれば、ETC車載器本体A1およびETC車載器用アンテナA2間の同軸ケーブルA3のケーブル長が短くなり、ケーブルロスも少なくなる。また、Aピラー部の内装カバーZを脱着することなく配設できるようになる。
そこで、本実施形態では、ETC車載器用アンテナA2の長さ方向(縦方向:Y軸方向)に対する幅方向(横方向:X軸方向)の長さの比を極力小さくできる実施形態について説明を行う。図1(a)および図1(b)は、ETC車載器用アンテナA2の構造を模式的な斜視図により示している。尚、図1(a)は、回路の実装面側(裏面側)から見た斜視図、フロントガラスに貼付する場合には自動車内側から見た斜視図を示している。また、図1(b)は、電波の伝播方向側(表面側)から見た斜視図、フロントガラスに貼付する場合にはフロントガラスの貼付側から見た斜視図を示している。
この図1(a)に示すように、ETC車載器用アンテナA2は、両面の基板1と、この基板1の裏面側に構成された回路2と、一方および他方のアンテナ3および4とを備えている。
基板1には、その裏面側の導体板に線路5および6が形成されている。同軸ケーブルA3の芯線およびシールド線は、それぞれ線路5および6に半田付けされている。線路5および6は、例えばマイクロストリップラインもしくはストリップラインにより構成されている。回路2は、所謂バラン(平衡−不平衡変換器)および整合回路(インピーダンス変換器)としての機能をなすように構成されている。
この回路2の出力側には、ランドを通じて一方のアンテナ3が接続されている。この一方のアンテナ3は、所謂ダイポールアンテナにより構成されている。このアンテナ3は、縦方向(Y軸方向:フロントガラスF面に貼付する場合にはフロントガラスFの周縁部に沿う方向)に長く設けられている。
回路2の出力側は、線路7を通じて他方のアンテナ4に対して電気的に接続されている。線路7は、所謂90度位相器として構成されている。回路2の出力側からは、この線路7を通じて他方のアンテナ4に通電されるようになっている。他方のアンテナ4は、例えば横方向(X軸方向)に対して縦方向(Y軸方向)に長い枠状に導体が配設された開口アンテナにより形成されている。より具体的に詳述すると、他方のアンテナ4は、平板状の導体に対してその中央縦方向に延設された狭幅の隙間部4aを備えてなる開口面アンテナにより構成されており、所謂スロットアンテナとして形成されている。
このアンテナ4は、その隙間部4aの長手方向が縦方向に一致するようになっており、一方のアンテナ3の延設方向と一致するように形成されている。尚、これらのアンテナ3および4の配設位置は、表裏方向に対して同一面上に形成されている。尚、図1(b)に示すように、他方のアンテナ4に対する給電点4bは、隙間部4aの長手方向の略中央に位置するようになっている。基板1は、その表面側の導体板が反射板1aとして機能するように構成されている。
上記構成の作用について説明する。
ETC車載器本体A1から同軸ケーブルA3を通じて基板1に形成された線路5および6に5.8GHz帯信号が通電されると、この信号は、回路2を介して一方のアンテナ3に供給されると共に、さらに線路7を通じて他方のアンテナ4に給電される。このとき、線路7の作用により、一方および他方のアンテナ3および4には、互いに90度の位相差で給電されることになる。
一方および他方のアンテナ3および4に給電されると、アンテナ3および4は電波を輻射する。このとき、電波は、主に表面側に伝播するようになる。裏面側にも電波が放射されるが、反射板1aに反射し、表面側に伝播するようになる。したがって、より指向性の強い電波を表面側に輻射することができる。
一方のアンテナ3は、縦方向に電界の強い電波を輻射し、逆に他方のアンテナ4は、縦方向に磁界の強い電波を放射する。具体的には、一方のアンテナ3からは、縦方向に沿う電界方向の直線偏波の電波が表面側に主として伝播する。また、他方のアンテナ4からは、横方向に電界の強い直線偏波の電波が主として表面側に伝播する。このとき、これらの一方および他方のアンテナ3および4に対して90度の位相差で給電されると、表面側には円偏波の電波を伝播させることができる。
すなわち、他方のアンテナ4の開口面の法線方向となる表面側方向(Z軸方向)には、一方および他方のアンテナ3および4から90度位相の異なる電波が伝播し、円偏波の電波を伝播させることができる。このとき、他方のアンテナ4は、設計上、その導体面の横幅を例えば従来例のパッチアンテナに比較して必要としなくなるため、横方向に対して縦方向に長いエレメントを有するアンテナを2つ形成することで円偏波アンテナを実現することができ、特に縦方向に長尺な筐体にアンテナを収納しなければならない場合には都合が良い。すなわち、筐体形状の制約を受けることも少なくなる。さらに、横方向に小型化することができ、筐体形状寸法の縦横比を1:1に形成する必要もなく、縦長の筐体に収納することができる。
具体的には、5.8GHz帯の周波数帯域で送受信を行うETCシステムの場合には、波長λ=51[mm]程度の電波を送受信することになるが、収納用筐体の横幅を少なくとも波長λの半分未満(d未満:例えば、およそ25mm未満)に形成することができる。したがって、フロントガラスFの周縁部FaもしくはFbに対して、規定に違反することなく設置できる。また、前述したように、Aピラー部の内装カバーZを脱着することなく設置できるようになるため、取付費用を含めたコストダウンを実現できる。
このような第1の実施形態によれば、一方のアンテナ3がダイポールアンテナにより形成されており、他方のアンテナ4がスロットアンテナにより形成されており、一方のアンテナ3のエレメントの延設方向が、他方のアンテナ4の隙間部4aの長手方向に一致するように構成され、一方および他方のアンテナ3および4が表裏方向に対して同一面上に形成されているため、一方および他方のアンテナ3および4に対して互いに90度位相の異なる信号が与えられることにより円偏波の電波を表面側方向(Z軸方向)に伝播させることができる。これにより、横軸方向に対して小型化を図ることができる。
基板1の表面側に反射板1aを設けているため、表面側に対してより指向性の強い電波を輻射できる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の説明を示すもので、第1の実施形態と異なるところは、一方のアンテナにモノポールアンテナを適用したところにある。第1の実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分についてのみ説明する。
同軸ケーブルA3の芯線およびシールド線は、線路5および6を介して整合回路8が接続されている。整合回路8の出力側には、一方のアンテナ9が接続されている。この一方のアンテナ9は、所謂モノポールアンテナにより構成されているが、当該モノポールアンテナの地板面を設ける必要がある。他方のアンテナ4は、スロットアンテナとして機能し、その電界はX軸方向となりモノポールアンテナの電界方向(Y軸方向)と直交しているため、モノポールアンテナの地板面(グランド面)として適用することができる。すなわち、別途地板面を設けることなくモノポールアンテナを構成できる。
このとき、他方のアンテナ4の給電点4bが隙間部4a(開口部に相当)の長手方向の中央部に設定されている。このため、図3(a)および図3(b)に示すように、一方のアンテナ9の地板面として他方のアンテナ4の導体面を適用するための接地点9aを、隙間部4aの長手方向に沿う延長線上の導体面位置に設定することが好ましい。このとき、他方のアンテナ4に給電して当該他方のアンテナ4をスロットアンテナとして機能させるときに、スロットアンテナの導体面(エレメント)に生じる電界分布に対する悪影響を極力抑制することができる。
整合回路8および一方のアンテナ9の出力側には、バラン10が接続されている。このバラン10は、所謂平衡−不平衡変換器であり、同時にインピーダンス変換器としても機能している。このバラン10の出力側には、90度位相器7が接続されており、その後他方のアンテナ4が接続されている。他方のアンテナ4については同一構造であるため、その説明を省略する。このような第2の実施形態においても、第1の実施形態と略同様の作用効果を奏する。また、一方のアンテナにダイポールアンテナを適用したものと比較して、縦方向の長さを縮小することができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態の説明を示すもので、第2の実施形態と異なるところは、他方のアンテナとして、枠状に形成されたループアンテナを適用したところにある。第1もしくは第2の実施形態と同一部分について同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
他方のアンテナ4に代わる他方のアンテナ11(開口アンテナに相当)は、例えば横幅寸法λ/6、縦幅寸法λ/3の1λループアンテナにより構成されており、その導体が狭幅線路(ポール)により構成されている。この他方のアンテナ11は、円形もしくは正方形のループアンテナとは異なり、例えば縦長長方形(方形)の矩形枠形状をなしている。この他方のアンテナ11の線路長の中央付近に一方のアンテナ9の接地点9aを設定すると良い。このような第3の実施形態においても、第2の実施形態と略同様の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形もしくは拡張が可能である。
一方のアンテナ3,9として、ダイポールアンテナやモノポールアンテナを適用したが、これに限定されるものではなく、スリーブアンテナやコーリニアアンテナを適用しても良い。この場合、上述実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
他方のアンテナ4,12として、スロットアンテナやループアンテナを適用した実施形態を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、スロットアンテナでもスケルトンスロットアンテナに適用しても良いし、ヘンテナ等を適用しても良い。すなわち、開口アンテナであればどのようなアンテナを適用しても良い。
本発明の第1の実施形態を示す構造の斜視図((a)は裏面側から見た図、(b)は表面側から見た図) (a)および(b)はETC車載器の設置例を示す図、(c)は従来より行われている設置例を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
符号の説明
図面中、1は基板、3は一方のアンテナ、4は他方のアンテナ、AはETC車載器、A1はETC車載器本体、A2はETC車載器用アンテナ(円偏波アンテナ)、A3は同軸ケーブルを示す。

Claims (12)

  1. 一方および他方のアンテナに対して互いに90度の位相差で給電することにより円偏波の電波を輻射可能に構成された円偏波アンテナにおいて、
    前記一方のアンテナは、所定方向に延設されたアンテナエレメントを備えていると共に、
    前記他方のアンテナは、枠状に導体が配設されてなる開口アンテナにより構成されていることを特徴とする円偏波アンテナ。
  2. 前記他方のアンテナは、開口アンテナの開口部の長手方向が前記一方のアンテナの延設された所定方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載の円偏波アンテナ。
  3. 前記一方のアンテナとして、モノポールアンテナを適用したことを特徴とする請求項1または2記載の円偏波アンテナ。
  4. 前記一方のアンテナとしてモノポールアンテナを適用し前記他方のアンテナとして開口アンテナを適用した場合、
    前記開口アンテナの導体部を前記モノポールアンテナの地板として適用することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  5. 前記一方のアンテナとしてモノポールアンテナを適用し前記他方のアンテナとして開口アンテナを適用した場合、
    前記開口アンテナの開口部の中心から当該開口部の長手方向に沿う延長線上の導体面位置に前記モノポールアンテナの地板の接地点が設定されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  6. 前記他方のアンテナとして、前記所定方向に長細い隙間部を有する開口面アンテナを適用したことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  7. 前記他方のアンテナとして、枠状に形成されたループアンテナを適用したことを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  8. 前記ループアンテナとして、矩形枠状に形成された方形ループアンテナを適用したことを特徴とする請求項7記載の円偏波アンテナ。
  9. 前記一方のアンテナとして、ダイポールアンテナを適用したことを特徴とする請求項1または2並びに6ないし8の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  10. 前記一方のアンテナとして、スリーブアンテナもしくはコーリニアアンテナを適用したことを特徴とする請求項1または2並びに6ないし8の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  11. 電波の輻射方向の後側に反射板を設けたことを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の円偏波アンテナ。
  12. ETC車載器本体に付属したアンテナとして適用することを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載の円偏波アンテナ。

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