JP2005042765A - チェーンテンショナの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チェーン1を覆うカバー2に大径のねじ孔4を有する取付孔3を形成する。ハウジング11を円筒形としたチェーンテンショナ10を上記取付孔3内に挿入し、その取付孔3のねじ孔4にプラグ6をねじ係合して締付け、そのプラグ6によりチェーンテンショナ10が取付孔3から外部に抜け出るのを防止する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カム軸駆動用のチェーンの張力を一定に保持するチェーンテンショナの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カム軸駆動用チェーンの張力を一定に保持するチェーンテンショナとして、ハウジングに形成されたシリンダ室内にプランジャと、そのプランジャを外方向に向けて押圧するスプリングとを組込み、前記ハウジングにはプランジャの背部に形成された圧力室に連通する給油通路を設け、その給油通路から圧力室内に供給される作動油によってプランジャに付与される押し込み力を緩衝するようにしたものが従来から知られている。
【0003】
上記の構成から成るチェーンテンショナには、特許文献1に示されているように、外装タイプが存在し、その外装タイプのチェーンテンショナにおいては、普通、図6に示すように、カム軸駆動用チェーン41を覆うカバー42に取付孔43を形成し、その取付孔43にチェーンテンショナ44のハウジング45を挿入し、そのハウジング45の後端部に取付けられたフランジ46を複数のボルト47の締付けにより固定している。そして、上記ハウジング45内に組込まれたプランジャ48により軸49を中心に揺動可能なチェーンガイド50を押圧してカム軸駆動用チェーン41を緊張させるようにしている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,658,212号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図6に示すチェーンテンショナの取付装置においては、ハウジング45に設けられたフランジ46を複数のボルト47の締付けによって取付け状態とするため、チェーンテンショナの取付けに非常に手間がかかると共に、テンショナ取付け対象としてのカバー42にボルト47がねじ係合される複数のねじ孔51を形成する必要があるため、加工にも手間がかかるという問題がある。
【0006】
この発明の課題は、チェーンテンショナをきわめて簡単に取付けることができるようにしたチェーンテンショナの取付装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、カム軸駆動用のチェーンを覆うカバーに前記チェーンに向けて取付孔を形成し、その取付孔の外側端部に大径のねじ孔を設け、摺動可能なプランジャおよびそのプランジャを外方向に向けて押圧するスプリングが組込まれたハウジングを円筒形とし、そのハウジング内においてプランジャの背部に形成された圧力室に給油通路を連通させたチェーンテンショナを前記カバーの外部から前記取付孔内に挿入し、そのチェーンテンショナを前記ねじ孔にねじ係合したプラグによって抜け止めする構成を採用したのである。
【0008】
上記のように構成すれば、カバーの外部からそのカバーに形成された取付孔にチェーンテンショナを挿入し、ねじ孔にプラグをねじ込む簡単な作業によってチェーンテンショナを取付けることができるので、チェーンテンショナをきわめて簡単に取付けることができる。
【0009】
また、カバーにはねじ孔を有する取付孔を形成すればよいため、加工も容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1に示すように、カム軸駆動用のチェーン1を覆うカバー2には、上記チェーン1に向けて取付孔3が設けられている。
【0011】
図2および図3に示すように、取付孔3は外側端部に大径のねじ孔4を有し、そのねじ孔4の内周に軸方向に延びる回り止め溝5が設けられている。
【0012】
取付孔3にはチェーンテンショナ10が挿入され、そのチェーンテンショナ10はねじ孔4にねじ係合されたフランジ付きプラグ6によって抜け止めされている。プラグ6のフランジ6aとカバー2の表面間にパッキン7が設けられている。
【0013】
チェーンテンショナ10は、ハウジング11を有し、そのハウジング11は両端が開口する円筒状のハウジング本体12と、そのハウジング本体12の一端開口部内に圧入されたフランジ付きの端板13とから成っている。
【0014】
ハウジング11内には、摺動可能なプランジャ14と、そのプランジャ14を外側方に向けて押圧するスプリング15とが組込まれている。図1に示すように、プランジャ14は軸8を中心にして揺動可能なチェーンガイド9を介してチェーン1を押圧している。
【0015】
図2および図3に示すように、フランジ付きの端板13には、カバー2に形成された圧油供給路16とプランジャ14の背部に形成された圧力室17とを連通させる給油通路18が設けられている。給油通路18は端板13の表面に設けられた半径方向に延びる第1通路18aと、その第1通路18aの端部から軸方向に延びる第2通路18bとから成り、上記第2通路18bの油出口側にチェックバルブ19が設けられている。
【0016】
チェックバルブ19は、ボールから成る弁体20と、その弁体20の開閉量を制限するバルブリテナ21とから成っている。このチェックバルブ19は圧力室17内の作動油の圧力が圧油供給路16に供給される作動油の圧力より高くなると給油通路18を閉じるようになっている。
【0017】
図2および図4に示すように、ハウジング本体12と端板13の圧入面間には、圧力室17内の作動油中にエアが含まれた場合に、そのエアを外部に排出させるエア抜き用のオリフィス22が設けられている。
【0018】
図3に示すように、端板13のフランジ13aの外周には突起23が設けられている。突起23はねじ孔4に設けられた前記回り止め溝5と係合して、前記オリフィス22がハウジング11の上部に位置する状態でハウジング11を回り止めしている。また、突起23はねじ孔4の底面に係合して、チェーンテンショナ10が取付孔3からカバー2内部に抜け出るのを防止している。
【0019】
図2に示すように、ハウジング11とプランジャ14の相互間には、プランジャ14が必要量以上に後退動するのを防止する後退動規制機構30が設けられている。
【0020】
図5に示すように、後退動規制機構30はハウジング11の開口端部の内周にクリップ収容溝31を形成し、そのクリップ収容溝31に周方向の一部が切り離されたレジスタクリップ32を収容し、一方、プランジャ14の外周には前記レジスタクリップ32で締付けられる複数の円周溝33を軸方向に等間隔に設け、各円周溝33の内周にプランジャ14の先端に向けて小径となるテーパ面34と、そのテーパ面34の小径端に連続して円弧状の係合面35とを設けている。
【0021】
上記の構成から成る後退動規制機構30においては、テーパ面34がレジスタクリップ32を拡径させる作用によってプランジャ14の前進動を許容し、図5(II)に示すように、クリップ収容溝31の後壁面31aに当接して停止するレジスタクリップ32に対する係合面35の係合によってプランジャ14の後退動を規制している。
【0022】
チェーンテンショナ10は上記の構成から成り、そのチェーンテンショナ10は、プランジャ14によりチェーンガイド9を押圧してチェーン1を緊張させ、そのチェーン1からプランジャ14に付与される押し込み力を圧力室17内の作動油により緩衝してチェーン1の張力を一定に保つようになっている。
【0023】
上記のようなチェーンテンショナ10の取付けに際しては、カバー2の外部から取付孔3内にチェーンテンショナ10を挿入する。このとき、チェーンテンショナ10はプランジャ14を前側とし、端板13に設けられた突起23が回り止め溝5に嵌合されるようにして取付孔3内に挿入し、そのチェーンテンショナ10の挿入後、ねじ孔4にプラグ6をねじ係合して締付ける。そのプラグ6の締付けによって、突起23はプラグ6とねじ孔4の底面によって挾持され、また、突起23と回り止め溝5の係合によってハウジング11が回り止めされるため、チェーンテンショナ10をきわめて安定よく取付けることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、カバーに形成された取付孔にチェーンテンショナを挿入してねじ孔にプラグをねじ込むことによってチェーンテンショナを取付けることができるため、チェーンテンショナをきわめて短時間に簡単に取付けることができると共に、カバーには一つの取付孔を形成するのみでよいため、加工も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチェーンテンショナ取付装置の実施形態を示す縦断正面図
【図2】図1のチェーンテンショナの取付け部を示す拡大断面図
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】(I)は後退動規制機構の拡大断面図、(II)は作動状態を示す断面図
【図6】従来のチェーンテンショナ取付装置を示す断面図
【符号の説明】
1 チェーン
2 カバー
3 取付孔
4 ねじ孔
6 プラグ
10 チェーンテンショナ
11 ハウジング
14 プランジャ
15 スプリング
17 圧力室
18 給油通路
Claims (1)
- カム軸駆動用のチェーンを覆うカバーに前記チェーンに向けて取付孔を形成し、その取付孔の外側端部に大径のねじ孔を設け、摺動可能なプランジャおよびそのプランジャを外方向に向けて押圧するスプリングが組込まれたハウジングを円筒形とし、そのハウジング内においてプランジャの背部に形成された圧力室に給油通路を連通させたチェーンテンショナを前記カバーの外部から前記取付孔内に挿入し、そのチェーンテンショナを前記ねじ孔にねじ係合したプラグによって抜け止めするチェーンテンショナの取付構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003200949A JP2005042765A (ja) | 2003-07-24 | 2003-07-24 | チェーンテンショナの取付構造 |
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Publications (1)
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ID=34261170
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005042765A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007063992A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Mazda Motor Corp | エンジンの前部構造 |
JP2010144893A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Ntn Corp | チェーンテンショナ |
DE102009057640A1 (de) | 2009-12-09 | 2011-06-22 | Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG, 91074 | Verschlusssystem einer Hydraulikmittelversorgung mit einer Verschlussschraube, die einen stirnseitigen Schlitz aufweist |
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2003
- 2003-07-24 JP JP2003200949A patent/JP2005042765A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4544100B2 (ja) * | 2005-08-29 | 2010-09-15 | マツダ株式会社 | エンジンの前部構造 |
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DE102009057640A1 (de) | 2009-12-09 | 2011-06-22 | Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG, 91074 | Verschlusssystem einer Hydraulikmittelversorgung mit einer Verschlussschraube, die einen stirnseitigen Schlitz aufweist |
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