JP2005040341A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技盤16の後面には裏樋53が固定されており、裏樋53の後面には中継基板57が取付けられている。この中継基板57の後方には音ランプ基板65が重ねて固定されており、中継基板57および音ランプ基板65は前後方向に重なる階層状態に配置されている。この構成の場合、音ランプ基板65から中継基板57を通してスピーカ・LEDに至る配線が短くなるので、両配線にノイズが侵入し難くなる。しかも、遊技盤16の後面側の邪魔な拡がり小さくなるので、遊技盤16の交換作業を行い易くなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノイズの遮断性および遊技盤の交換作業性に優れた遊技機を提供することにある。
請求項1に係る発明は制御基板および中継基板を少なくとも一部が前後方向に重なる階層状態に配置したものであり、用語の意義は次の通りである。
樋部材:遊技盤の入賞口内に入賞したパチンコ球を排出通路に導く誘導部材を称するものであり、遊技盤の後方に設けられたものである。この遊技盤の後方とは遊技盤の裏面側を示しており、遊技者が目にする遊技領域面とは反対側の面を意味している。この樋部材とはパチンコ球を流す樋としての機能を称する用語であり、樋としての形状を言及する用語ではない。この樋部材を遊技盤の後方に設けるには遊技盤の後面に直接的または間接的に取付けることが好ましい。
中継基板:電気部品を制御基板に配線する中継機能を備えた基板を称するものであり、樋部材の後方に配置されたものである。この樋部材の後方とは遊技盤を裏側から見た場合の樋部材の表面部を示しており、遊技盤の裏面側に対向する面とは反対側の面を称する。この中継基板を樋部材の後方に設けるには樋部材に直接的または間接的に取付けることが好ましい。
制御基板:電気部品を駆動制御する制御機能を備えた基板を称するものであり、中継基板に対して一部が前後方向に重なる配置形態または全てが前後方向に重なる配置形態にされた基板である。この制御基板は樋部材の後方に配置されたものであり、樋部材に直接的または間接的に取付けることが好ましい。この制御基板は中継基板の前方および後方のいずれに配置しても良く、要は中継基板に対して少なくとも一部が前後方向にラップする配置形態であれば良い。
2.請求項2に係る発明
請求項2に係る発明は樋部材と制御基板台との間で中継基板を挟持したものである。この制御基板台とは制御基板を樋部材に取付ける取付手段を称するものであり、制御基板を樋部材に制御基板台を介して取付けたときには制御基板台と樋部材との間で中継基板が挟持され、中継基板および制御基板が樋部材に一挙に固定される。
3.請求項3に係る発明
請求項3に係る発明は制御基板を制御基板ケース内に収納し、制御基板ケースと中継基板との間隔寸法を操作ストロークに比べて小さく設定したものである。この操作ストロークとは中継基板のコネクタに対のコネクタを機械的に取付けたり、中継基板のコネクタから対のコネクタを機械的に取外すのに必要な最小操作量を称する。具体的には中継基板のコネクタに対のコネクタを装着した状態で対のコネクタと制御基板ケースとの間隔寸法をコネクタおよび対のコネクタ間の係合量に比べて小さく設定し、中継基板のコネクタから対のコネクタを取外そうとしたときには対のコネクタの操作ストロークが係合量を超える前に対のコネクタを制御基板ケースに干渉させる。
請求項2に係る発明によれば、制御基板および中継基板を樋部材に一挙に固定することができるので、制御基板および中継基板の組付作業性が向上する。
請求項3に係る発明によれば、中継基板のコネクタから対のコネクタを取外そうとしたときには対のコネクタが取外し前に制御基板ケースに干渉する。このため、対のコネクタをコネクタから取外すことが困難になるので、対のコネクタの不正改造・不正交換が防止される。
遊技盤16の前面には、図5に示すように、遊技領域20内に位置して表示器台板25が固定されており、表示器台板25には、図7に示すように、横長な長方形状の開口部26および縦長な長方形状の開口部27が形成されている。これら開口部26および開口部27は中心点CP1および中心点CP2が同一の水平線HL上に配置されたものであり、高さ寸法Hが同一値に設定されている。
メインセット72には下皿通路が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球払出装置76に接続されており、賞球払出装置76から放出されたパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路が設けられている。この上皿通路は上皿7に接続されており、賞球払出装置76から放出されたパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿7内に払出される。また、下皿通路の下端部は下皿4に接続されており、パチンコ球が上皿7内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿4内に払出される。
メイン制御装置79は始動口センサ42からの始動信号を検出すると、図9のステップS1でランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得する。これらランダムカウンタR1〜R4はメイン制御装置79が下限値「0」から異なる上限値に加算した後に下限値「0」に戻して循環的に加算するものであり、ランダムカウンタR1の加算処理はメインプログラムのループ毎に行われ、ランダムカウンタR2〜R4の加算処理はタイマ割込みプログラムの起動毎に行われる。
メイン制御装置79は大当り図柄,外れリーチ図柄,完全外れ図柄を設定すると、ステップS7でランダムカウンタR4の取得値に基いて変動パターンを設定する。この変動パターンは特別図柄遊技の演出内容を示すパラメータとして機能するものであり、大当りの判定時には大当り用の複数の変動パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択され、外れリーチの判定時および完全外れの判定時には外れリーチ用の複数の変動パターンおよび完全外れ用の複数の変動パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択される。
<大当りの判定時>
表示制御装置35は特別図柄表示領域31内の3列の特別図柄101および演出表示領域32内の3列の装飾図柄102を同時に変動開始する。この変動とは3列の特別図柄101および3列の装飾図柄102が設定順序で変化することを称するものであり、表示制御装置35は3列の特別図柄101および3列の装飾図柄102の変動開始から設定時間が経過したことを検出したときには左列の特別図柄101および左列の装飾図柄102・右列の特別図柄101および右列の装飾図柄102をメイン制御装置79からの図柄設定結果で変動停止させる。この大当りの判定時には左列・中列・右列が同一の大当り図柄が設定されており、左列および右列の変動停止時には左列および右列に同一図柄が並ぶことでリーチが発生する。
表示制御装置35は1回目のモグラ叩きゲームで「モグラ」の装飾図柄を「モグラ穴」の装飾図柄102内に潜らせると、図14に示すように、演出表示領域32内に「もう一回!」の装飾図柄102を表示し、2回目のモグラ叩きゲームを行う。この2回目のモグラ叩きゲームでは遊技者が選択した「モグラ穴」の装飾図柄102から「モグラ」の装飾図柄を出現させ、左スイッチ8の有効操作に基いて「モグラ」の装飾図柄を「モグラ穴」の装飾図柄102内に潜らせることで2回目のモグラ叩きゲームを成功の結果で終える。
<外れリーチの判定時>
表示制御装置35は1回目のモグラ叩きゲームおよび2回目のモグラ叩きゲームを成功の結果で終了させ、3回目のモグラ叩きゲームを失敗の結果で終了させる。具体的には3回目のモグラ叩きゲームでは遊技者の選択結果と異なる「モグラ穴」の装飾図柄102から「モグラ」の装飾図柄を出現させ、左スイッチ8の有効操作に基いてハンマー36を待機状態から殴打状態を経て待機状態に回動操作しても「モグラ」の装飾図柄を「モグラ穴」の装飾図柄102内に潜らせない。この場合にはサブ領域30内の「モグラ」の装飾図柄100を「宝物」の装飾図柄100の手間で静止させ、中列の特別図柄101および中列の装飾図柄102を左列の停止図柄(=右列の停止図柄)と異なるもので変動停止させる。
メイン制御装置79は大入賞口を開放すると、カウントセンサ52からのカウント信号に基づいてパチンコ球の大入賞口に対する入賞個数を計測する。そして、パチンコ球の入賞個数が上限値に達することに基いて大入賞口ソレノイド51をオフし、大入賞口を閉鎖する。この大入賞口の開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、設定回数だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しを大当り遊技と称する。
上記実施例によれば次の効果を奏する。
中継基板57および音ランプ基板65を前後方向に重なる階層状態に配置した。このため、音ランプ基板65から中継基板57を通してスピーカ6に至る配線および音ランプ基板65から中継基板57を通してLED24に至る配線が短くなるので、両配線にノイズが侵入し難くなる。しかも、遊技盤16の後面側の邪魔な拡がり小さくなるので、遊技盤16の交換作業を行い易くなる。さらに、中継基板57が遊技盤16と音ランプ基板65との間に配置されるので、中継基板57を不正改造することが困難になる。
制御基板ケース61と中継基板57との間隔寸法Wを対のコネクタ64の抜差しストロークに比べて小さく設定した。このため、対のコネクタ64をコネクタ63から取外したりコネクタ63に取付けることが困難になるので、対のコネクタ64が不正改造・不正交換されることが防止される。
上記実施例においては、中継基板57の全てを音ランプ基板65の前方に重ねたが、これに限定されるものではなく、例えば中継基板57の一部を音ランプ基板65の前方に重ねても良い。
Claims (3)
- 遊技盤の後方に設けられ、遊技盤の入賞口に入賞したパチンコ球を排出通路に排出する樋部材と、
前記樋部材の後方に設けられた中継基板と、
前記樋部材の後方に設けられ、前記中継基板を介して電気部品が接続された制御基板とを備え、
前記中継基板および前記制御基板は、少なくとも一部が前後方向に重なるように配置されていることを特徴とする遊技機。 - 前記制御基板を前記樋部材に取付ける制御基板台を備え、
前記制御基板台には、前記樋部材との間で前記中継基板を挟持する挟持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記中継基板に搭載されたコネクタと、
前記制御基板が収納された制御基板ケースとを備え、
前記制御基板ケースと前記中継基板との間隔寸法は、前記コネクタに対して対のコネクタを着脱するのに必要な操作ストロークに比べて小さく設定されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機。
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