JP2005037468A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takuya Akiyama
卓也 秋山
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Abstract

【課題】強い光で遠くからでも確実に視認することができ、しかも邪魔物の存在で見えなくなるような不都合の生じ難いようにする。
【解決手段】感光体ドラム301や帯電ユニット302、さらには加熱ローラ401等の画像形成機構がハウジング2aに内装されてなる画像形成装置1であって、表示手段としての光輝部23を形成する半透明のカバー部材20を内方から照明するための複数色(例えば赤色、緑色等)で発光する複数種類のLED81をそれぞれ複数個ずつ備えたLED基板80と、前記画像形成機構の稼働状態に応じて前記LED基板80の発光状態を変化させる制御部90とが設けられている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成機構が内装された装置本体の目視可能位置に画像形成機構の稼働状態を表示する発光部材が設けられてなる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1に記載された複写機で代表される画像形成装置などの電子機器の稼働状態表示装置が知られている。この稼働状態表示装置は、複写機の稼働状態を広範囲の位置から視認可能としたものであり、透明なカバー内に平面基板が直立され、この平面基板の表面に多数の発光素子が列設されている。各発光素子は、複写機の各種の稼働状態に対応して発光するようになされており、例えば、紙詰り、トナー切れあるいは機械の故障等の異常発生で複写機のジョブが中断されたときは赤色の発光素子が点灯され、トナー切れ寸前になったり、転写用紙の残量が少なくなった等の警戒状況になったときには、緑の発光素子が点滅するようになっている。
【0003】
さらに、複写機はプリント中であるがスキャナの単独使用が可能な状態では、緑の発光素子が点灯する一方、複写機がプリントおよびスキャナの双方が使用状態になっているときは緑の発光素子が点滅するようになっている。そして、赤および緑の発光素子がいずれも消灯しているときは、複写機は待機中でいつでも使用可能であることを示すようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−154606号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の稼働状態表示装置が適用された複写機にあっては、当該表示装置を視認することによって複写機の状態を知ることができるため便利であるが、複写機の1つの稼働状態を示すのに1つの発光素子が使用されているため弱い光しか得ることができず、遠くからは視認しづらいという不都合が存在する。
【0006】
しかも、複写機の各稼働状態を示すために複数の発光素子が並べられているため、人影になったり邪魔物が存在する場合には、一部の発光素子が見えなくなる場合があり、こうなるとせっかくメッセージを送っている発光素子が存在するにも拘らずそれを視認し得なくなるという不都合も存在する。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、強い光で遠くからでも確実に視認することができ、しかも邪魔物の存在で見えなくなるような不都合の生じ難い表示手段を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像形成機構がハウジングに内装されてなる画像形成装置において、光輝面を形成する半透明の表面部材を内方から照明する複数色で発光する発光素子をそれぞれ複数個ずつ備えた発光部材と、前記画像形成機構の稼働状態に応じて前記発光部材の発光状態を変化させる制御手段とが設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明において、半透明という用語は、光輝面を形成する材料そのものが半透明である場合、光輝面を形成する材料に半透明のコーティング処理が施された場合および光輝面を形成する材料に拡散処理が施された場合を含む概念で使用している。また、この発明において、発光状態とは、発光色の種類、発光範囲および点滅の有無等によって決められる発光部材の発光の状態をいう。
【0010】
この発明によれば、制御手段の制御により画像形成機構の稼働状態に応じて発光部材の光輝面が光輝するため、このときの発光素子の光輝面を介した発光色や発光状態を視認することにより、画像形成装置の稼働状態を認識することができる。そして、複数の発光素子の発光によって発光部材の半透明の光輝面は、光の拡散により全体的に光輝した状態になっているため、従来のたった1つの発光素子の発光によって画像形成装置の稼働状態を表示するものに比べて発光面が大きく、したがって、画像形成装置から遠く離れた位置からでも、従来のものに比べてより容易かつ確実に画像形成装置の稼働状態を視認することができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記表面部材は、ハウジングを構成する外装板の適所に形成された装着凹部の内周縁に略囲繞されていることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、表面部材がハウジングの外装板に形成された装着凹部の内周縁に略囲繞されていることにより、外乱光の光輝面への照射が有効に防止され、これによって光輝面の発光をより確実に視認することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記表面部材は、前記照明光を拡散させる光拡散板によって形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
この発明によれば、表面部材は、所定の光拡散処理が施された光拡散板による光の拡散によって全体的に光輝する。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記表面部材の周縁部は、前記外装板の色の明度より低い明度に彩色されていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、光輝面の周縁部がハウジングの色の明度より低い明度に彩色されていることにより、光輝面がハウジングと明瞭に区画され、これによって光輝面の位置を確実に視認することができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記制御手段は、前記画像形成機構の各稼働状態に応じた、識別可能な表示形態で前記複数の発光素子の発光制御を行うものであることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、制御手段の制御によって、発光素子が画像形成機構の各稼働状態に応じた識別可能な表示形態で発光するため、この発光を視認することによって画像形成装置の稼働状態を知ることができる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記制御手段は、前記画像形成機構の少なくとも一の稼働状態に対し、一の色の発光素子を発光させる態様を含むものであることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、画像形成機構の稼働状態に応じて複数ある発光素子の予め決められた一部のものが発光し、これによって画像形成機構の稼働状態が認識される。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記制御手段は、前記画像形成機構の少なくとも一の稼働状態に対して一の色の発光素子を点滅させるように制御するものであることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、画像形成機構の稼働状態に応じて複数色ある発光素子の予め決められた一部の色のものが点滅し、この点滅を視認することによって画像形成機構の稼働状態が認識される。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記発光部材は、前記ハウジングの正面側であって、他の発光部材から所定距離だけ離間した位置に設けられていることを特徴とするものである。
【0024】
この発明によれば、例えば操作パネル上に配置されたオン・オフランプやモニター画面等の各種の発光部材から所定距離だけ離間した位置に本発明に係る発光部材が設けられているため、他の発光部材からの光が本発明に係る発光部材の光と互いに干渉し合うことがないため、他の発光部材からの光がいわゆる逆光になって本発明の発光部材が視認し難くなるような不都合が生じることはなく、常に明瞭に本発明に係る発光部材を視認することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図であり、図2は、その内部構造を示す正面断面視の説明図である。なお、本実施形態では、本発明に係る画像形成装置として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能等の機能を兼ね備えた複合機を例に挙げて説明するが、例えば複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置等に対しても適用可能である。
【0026】
これらの図に示すように、画像形成装置1は、ハウジング2a内に画像形成部300を備えた装置本体部2と、装置本体部2の側部(図2では右側部)に設置された給紙装置3と、給紙装置3が設置されている側と反対側の側部に設置されているフィニッシャー6とからなる基本構成を有している。
【0027】
装置本体部2には、該装置本体部2の下部に配設された給紙部100と、この給紙部100の側方および上方に配設された用紙搬送部200と、給紙部100の上方に配設された画像形成部300と、この画像形成部300の排出側に配設された定着部400と、これら画像形成部300および定着部400の上方に配設された画像読取部500とが備えられている。これらの装置内機器、すなわち画像形成部300、定着部400等は装置本体部2の内部に用紙搬送方向と直交する幅方向に沿って細長く配設され、ハウジング2a内の上部においては画像形成部300、定着部400が用紙の搬送方向(左右方向)に沿って順次並設されている。
【0028】
給紙部100は、給紙カセット111に積層載置された用紙の束を、給紙ローラ112の回転動作によって最上位の用紙から1枚ずつ用紙搬送部200に給紙するものである。用紙搬送部200は、給紙部100または給紙装置3から給紙された用紙を、各種ローラ対202,203によって画像形成部300に搬送し、さらに画像形成部300および定着部400において画像形成がなされた用紙を搬送ローラ対205によってフィニッシャー6に搬送するようになっている。なお、両面印刷時には、用紙はスイッチバック部206によって画像転写面が反転された後に、再び画像形成部300に搬送される。また、フィニッシャー6が設置されていない場合には、定着部400による定着処理後の用紙は、搬送ローラ対205を通って装置本体部2の側部に設けられた排出トレイに排出される。
【0029】
画像読取部500は、コンタクトガラス501上に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、その反射光を反射鏡を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換部に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るものである。
【0030】
画像形成部300は、上記画像読取部500の下方に配設され、電子写真プロセスによって、用紙上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された光導電性を有する感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲にその回転方向に沿って、帯電ユニット302、露光ユニット303、現像ユニット304、転写ユニット305、クリーニングユニット306および除電ユニット307を備えている。
【0031】
定着部400は、上記画像形成部300の用紙搬送方向の下流側に配置され、画像形成部300においてトナー像の転写された用紙を、加熱ローラ401と加圧ローラ402とからなる一対の定着ローラに挟持させて加熱し、用紙上のトナー像を当該用紙に定着させるものである。
【0032】
給紙装置3は、大量の用紙を収容し、装置本体部2の用紙搬送部200に向けて用紙を給送するものである。給紙装置3内では、大量の用紙が積載されるリフト部31が上下移動し、積載された用紙束の最上位のものが捌きローラ32および搬送ローラ対33によって繰り出され、装置本体部2側に搬送されるようになっている。
【0033】
フィニッシャー6は、上記本体部2の搬送ローラ対205から搬送されてきた用紙に対して、パンチ処理およびステイプル処理等の後処理や、用紙を中央で折りたたんでブック綴じするブック綴じ処理等を行った後、用紙を排出トレイ622、623に排出するものである。なお、図1では、排出トレイ622、623の図示は省略している。
【0034】
この画像形成装置1の基本的な作動状態を説明すると、帯電ユニット302により図2で時計方向に回転する感光体ドラム301が一様に帯電され、上記画像読取部500で読み取られた画像情報に基づいて露光ユニット303(レーザーユニット等)からのレーザービームにより感光体ドラム301上に静電潜像が形成され、現像ユニット304により静電潜像に現像剤(トナー)が付着されてトナー像が形成される。
【0035】
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム301に向けて、給紙装置3または給紙部100から用紙搬送部200を通って用紙が画像形成部300に搬送され、この画像形成部300において転写ローラ等からなる転写ユニット305により感光体ドラム301の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム301から分離され、定着部400に搬送されてトナー像が定着される。定着部400を通過した用紙は、搬送ローラ205を経てフィニッシャー6に搬送され、ステープル、パンチ等の所定の後処理後に用紙排出トレイ622,623に排出される。
【0036】
そして、転写ユニット305による転写後に感光体ドラム301はクリーニングユニット306および除電部307で残留トナーおよび残留電荷を除去され、必要に応じて再び帯電ユニット302で帯電される。
【0037】
このように構成された画像形成装置1は、上記のような画像形成動作により、画像形成部300や定着部400等の各装置内機器、特に定着部400から発熱し、装置本体部2のハウジング2a内が比較的高温の雰囲気になる。
【0038】
この高温の雰囲気をそのまま放置すると、装置内機器に悪影響をきたす虞があることから、本実施形態の画像形成装置1では、ハウジング内の雰囲気を入換えるとともに各装置内機器を冷却するようになされている。
【0039】
すなわち、装置本体部2におけるハウジング2aの正面に吸気部10が設けられる一方、ハウジング2aの背面に複数の排気口51を備えた排気部50(図8、図12)が設けられているとともに、吸気部10と排気部50との間に軸流ファンからなる冷却用ファン700が設けられ、この冷却用ファン700の駆動で空気流を形成し、吸気部10から外気を取り入れてハウジング2a内を冷却し、冷却後の排気を、排気ダクト52を介して排気部50から排出させるようになされている。
【0040】
なお、ハウジング2aの側面の適所には、電源スイッチ11が設けられているとともに、上面の適所(吸気部10の上方位置)には、操作パネル12が設けられ、この操作パネル12には、画像形成処理をスタートさせるスタートボタン13、用紙の処理枚数等を入力するためのテンキー14および各種のコメントを出力するモニター画面15等が配設されている。
【0041】
図3は装置本体部2の外観を示す斜視図であり、図4は吸気部10の感光体ドラム301等に対する相対位置関係を示す正面図である。また、図5は、吸気部10の分解斜視図である。
【0042】
前記吸気部10は、ハウジング2aの正面であって、上記画像形成部300における感光体ドラム301および定着部400に略対応する高さ位置(図3および図4参照)に設けられている。
【0043】
かかる吸気部10は、ハウジング2aの前記高さ位置に設けられた凹部40と、この凹部40の奥底部40aにハウジング2aを前後に貫通して設けられた吸気口42と、上記凹部40内に嵌合された吸気案内部材30と、この吸気案内部材30を介設して上記凹部40内に嵌合されたカバー部材(表面部材)20とを有して構成されている。そして、冷却用ファン700の作動により、カバー部材20の外周縁と凹部40との間に形成された隙間から外気を吸い込み、吸気案内部材30に設けられた吸気案内口33および吸気口42を通してハウジング2a内に外気を取り入れるようになっている(図8参照)。カバー部材20は、半透明の合成樹脂製の材料によって形成され、中央部に光輝面を備えた光輝部23が形成されている。
【0044】
前記カバー部材20は、少なくとも外周縁に所定の模様や記号などからなる装飾が施され、このカバー部材20自体で装飾効果が得られるものになっている。本実施形態では、図4〜図6に示すように、外周縁が6角形の盾型板状形状に形成されたエンブレムとして機能するものであり、幅方向中央部に向かうにつれ前方に膨出して形成された板状体として構成されている。特に、本実施形態では、光輝部23には社名や商品名等の所定の文字や記号等が表示されている。
【0045】
このカバー部材20の外周縁における所定箇所(本実施形態では7箇所)には、後方に突出する係止片21が設けられている。この係止片21は、先端部に設けられた外方へ向けて突出する係止爪21aを有し、この係止爪21aが吸気案内部材30の後述する係止孔34に係止されることにより、カバー部材20が吸気案内部材30の後述する凹陥空間内に嵌合された状態で固定されるようになっている。
【0046】
また、カバー部材20は、その裏面側における幅方向中央部の上下2箇所に、後方に突出する円柱状の押圧突起部22が設けられている。この押圧突起部22は、前記吸気案内部材30を凹部40内の適正箇所に押し付けるとともにカバー部材20と吸気案内部材30との間に通気路としての隙間を設けるためのものであり、吸気案内部材30の後述する位置規制突起部32に対向して設けられている。この位置決め突起部32の先端面には、雌ネジ孔22aが設けられ、カバー部材20を嵌合した状態で図略の雄ねじにより吸気案内部材30とともにハウジング2aに固定されるようになっている。
【0047】
なお、この押圧突起部22の個数や突設箇所は、特に限定するものではなく、吸気案内部材30の取り付け状態を考慮して適宜設定することができる。また、カバー部材20の裏面側(図6)の適所には、該カバー部材20を補強するための補強リブが適宜設けられているとともに、光輝部23に対応した面(裏面)には、微小な凹凸が無数に形成され、これによって照射された光を拡散し得るようになっている。かかる光の拡散処理が施された光輝部23によって本発明に係る光拡散板が形成されている。
【0048】
一方、吸気案内部材30は、前記カバー部材20の背面側(後方側)に配設され、正面側がカバー部材20の形状に対応して凹陥した皿状体として構成され、カバー部材20を皿状体の凹陥空間内に収納した状態で吸気案内部材30の周壁部とカバー部材20との間に通気用の隙間60(図8)が設けられるようになっている。この隙間60の総開口面積は、特に限定するものではないが、吸気口42の総開口面積と同等ないしは若干広く形成されるのが好ましい。このように構成すれば、効率よく吸気することができ、しかも吸気に伴う音の発生を効果的に抑制することができる。
【0049】
そして、この皿状体の開口縁には、その全周に亘って外方に突出するフランジ部31が設けられている。このフランジ部31が凹部40(図5)の周縁部に係止されることにより、吸気案内部材30の底部と凹部40の奥底部40aとの間に通気路としての隙間が設けられる。すなわち、吸気案内部材30の底部と凹部40の奥底部40aは、所定間隔を離間した状態で配置される。
【0050】
また、吸気案内部材30の幅方向中央部の図5における上下位置には、正面側に突出する円柱状の位置規制突起部32がそれぞれ設けられている。この位置規制突起部32は、前記カバー部材20の押圧突起部22と協働してカバー部材20と吸気案内部材30との間に通気路としての隙間を設けるためのものであり、カバー部材20が吸気案内部材30内に収納された状態でフランジ部31の正面とカバー部材20の正面とが略面一となるように設定されている。
【0051】
この位置規制突起部32は、図7に示すように、後方(背面側(図7における上面側))に開口する中空形状となされ、後方から凹部40の後述する位置決め突出部41が緊密状態に嵌合し得るものとなされている。一方、位置規制突起部32(図7は、この位置規制突起部32を背面側から見た図であるため、位置規制突起部32に対応した部分が凹没している。)の先端面には、雌ネジ孔32aが螺設され、前記したように、ハウジング2a内から差し込まれた図示しない雄ねじによりカバー部材20とともにハウジング2aに固定されるようになっている。
【0052】
吸気案内部材30の底部における前記位置規制突起部32の周囲には、所定数(本実施形態では7個)の吸気案内口33が底部を貫通して形成され、カバー部材20と吸気案内部材30(凹部40)との間の隙間60から流入する外気を吸気案内部材30の裏面側(吸気口33側)に導入するようになっている。この吸気案内口33は、円形状に形成され、正面視において凹部40に設けられた吸気口42とずれた位置に形成されている。すなわち、吸気案内口33は、吸気口33に対して千鳥状に配置され、空気がハウジング2aの正面側から背面側に直線的に通気しないように形成されている。この吸気案内口33の全ての開口面積の総和である総開口面積は、特に限定するものではないが、吸気口42の総開口面積と同等ないしは若干広く形成されるのが好ましい。
【0053】
また、吸気案内部材30における前記吸気案内口33の周囲であって、前記カバー部材20の係止片21に対応する部位(7箇所)には、略矩形状の係止孔34が設けられ、係止片21の係止爪21aが係止孔34の周縁部に係止されることによってカバー部材20が吸気案内部材30に仮止めされるようになっている。
【0054】
さらに、前記吸気案内部材30は、着色剤が添加された合成樹脂材料により製造され、全体が明度の低い色(例えば、黒色、紺色、焦げ茶色等)により着色されている。この色の選定にあたっては、明度の低い色、例えば明度が96以下の色に設定するのが好ましく、さらに好ましくは明度を48以下に設定するのがよい。色相は特に限定するものではないが、彩度は比較的高いものが好ましい。このように、吸気案内部材30が明度の低い色により着色されているので、カバー部材20が際立って目立つようになる一方、吸気案内部材30においてカバー部材20の周縁部がカバー部材20の縁取りとして機能する。
【0055】
なお、着色の手法としては、このように着色された合成樹脂により形成されるものだけではなく、着色剤を塗布するものであってもよい。また、吸気案内部材30の全体を着色するものでなくても、フランジ部31を含むその周辺だけ着色するものであってもよい。
【0056】
凹部40は、ハウジング2aの正面壁が凹陥した状態で形成され、カバー部材20および吸気案内部材30に対応した形状を有する。具体的には、カバー部材20に対応した6角形の盾型形状を呈し、吸気案内部材30におけるフランジ部31の外縁よりも若干小さく、かつ吸気案内部材30の周壁の外縁よりも若干大きく形成されている。
【0057】
この凹部40の奥底部40aの図5における幅方向中央部の上下位置には、正面側に突出する円柱状の位置決め突出部41がそれぞれ設けられている。この位置決め突出部41は、前記吸気案内部材30の位置規制突出部32の背面側の中空空間(図7)に嵌合され、これによって吸気案内部材30の位置決めを行うものである。かかる位置決め突出部41は、吸気案内部材30と凹部40の奥底部40aとの間に通気路としての隙間を形成するためのスペーサとしての役割を担っている。
【0058】
また、位置決め突出部41は、円柱状を呈し、その軸心位置に雌ネジ孔41aが螺設されている。この雌ネジ孔41aは、カバー部材20および吸気案内部材30の雌ネジ孔22a、32aと同径、同心となるように設定され、これらの雌ネジ孔を1本の雄ねじが螺合し得るように構成されている。
【0059】
この位置決め突出部41の周囲には、複数個(図例では5個)の吸気口42がハウジング2aの正面壁を貫通して形成されている。この吸気口42の形状は、特に限定するものではないが、本実施形態では、円形状に形成されている。なお、本実施形態では、複数個の吸気口42が設けられているが、吸気口の数は特に限定するものではなく、例えば単一の吸気口を設けるものとしてもよい。
【0060】
さらに、凹部40の内周面には、凹部40内に膨出する当接部43が設けられ、吸気案内部材30の外側の周壁が当接して吸気案内部材30ががたつかない状態で支持されるようになっている。なお、この当接部43の少なくとも先端部を弾性部材により形成してもよく、この場合にはこれらの当接部が吸気案内部材30を弾性的に保持してその支持力が向上する。
【0061】
かかる吸気部10が設けられることにより、冷却用ファン700の駆動によって装置本体部2の正面位置から外気が装置本体部2内に導入され、発熱源である画像形成部300および定着部400の設置位置を横断し、これによって装置本体部2内が効果的に冷却処理されるとともに、カバー部材20の光輝部23が装置本体部2の正面で装飾的な、例えばエンブレムとしての役割を果たし、装置本体部2がデザイン的に優れたものになる等、吸気部10が実用上および意匠上で優れたものになる。
【0062】
そして、本発明においては、吸気部10は、給紙部100、用紙搬送部200、画像形成部300、定着部400および画像読取部500等からなる画像形成機構の稼働状態を表示する表示部材としての役割も担っている。そのために、吸気部10は、図1に示すように、ハウジング2aにおける正面側であって、他の発光部材であるモニター画面15や図略のオン・オフランプ等が設けられる操作パネル12から所定距離だけ離間した位置(図1に示す例では、ハウジング2aの正面中央部における上下方向の中間位置より若干上方位置)に設けられ、これによって他の発光部材の影響を受けることなく(特に他の発光部材が逆光になるようなことがないようにした状態で)明瞭に視認し得るようになされている。
【0063】
そして、吸気案内部材30内には、図5に示すように、一対の位置規制突起部32間に架設された縦長のLED基板(発光部材)80が設けられ、このLED基板80に装着された複数のLED(発光素子)81の発光状態によって画像形成機構の各種の稼働状態が報知されるようになっている。
【0064】
かかるLED基板80は、長さ寸法が位置規制突起部32の一対の雌ネジ孔32a間の距離よりも若干長尺に長さ設定されているとともに、幅寸法が位置規制突起部32の外径(直径)寸法と略同一に幅設定され、これによって吸気案内部材30の底板(背面板)に穿設された複数の吸気案内口33と緩衝しないようになされている。そして、各雌ネジ孔32aと対向した位置には、雌ネジ孔32aと同一孔径の貫通孔82がそれぞれ穿設され、雌ネジ孔32aを通した図略の雄ねじによってカバー部材20および吸気案内部材30がハウジング2aの凹部40に固定されるに際し、雄ねじが貫通孔82に挿通されることにより、LED基板80がLED81側を光輝部23に対向させた状態でカバー部材20と吸気案内部材30との間に挟持固定されるようになっている。
【0065】
かかるLED基板80の適所からはリード線83が引き出されている。このリード線83は、吸気案内部材30の吸気案内口33およびハウジング2aの凹部40の吸気口42を通ってハウジング2a内に引き込まれ、その先端に付設された端子部材84がハウジング2a内の適所に設けられた図略の電源供給用の端子に接続されるようになっている。
【0066】
図10は、LED基板80におけるLED81の配列状態の一実施形態を示す正面図である。この図に示すように、本実施形態においては、LED81は、LED基板80に長手方向に向けて並ぶように2列で配列されている。図10に示す例では各列に10個のLED81が並べられている。かかるLED81として、赤色に発色する赤色LED811(図10に黒塗りの円形で表示)と、緑色に発色する緑色LED(図10に白抜きの円形で表示)812とが採用されている。そして、赤色LED811および緑色LED812は、いずれもが千鳥状(ジグザグ状)に配置され、これによって縦横で隣り合うLED81は、互いに異なった色になるようにしている。
【0067】
このように配列されたLED81は、ハウジング2a内の適所(図3)に設けられた後述する制御部(制御手段)90による制御によって画像形成機構の稼働状態に対応した状態で発光するようになされている。具体的には、電源がオンされることにより、スタートボタンを押しさえすれば画像形成処理の全機能をいつでも発揮し得るいわゆる作業待ち状態(全機能アイドル状態)のときには、全ての緑色LED812が連続発光(連続点灯)するようになされ、画像形成装置1の画像形成機構が実際に画像形成処理をしている状態(出力状態)のときは、緑色LED812が点滅点灯するようになされている。いずれにしても、緑色LED812が点灯しているときは、画像形成装置1の全機能が正常に機能していることを示している。
【0068】
これに対し、画像形成機構のいずれかが異常になっているときには、赤色LED811が点灯される。そして、特に赤色LED811が点滅点灯したときには、用紙詰りにより用紙の排出が行われなくなった状態(出力エラー状態)が報知され、赤色LED811の連続点灯では、出力エラー以外のいずれかの機能が異常になっている状態(機能エラー状態)が報知されるようになっている。
【0069】
画像形成装置1の画像形成機構の稼働状態と、LED81の点灯状態との対応関係をまとめると、以下のようになる。
▲1▼ 赤色LED811の連続点灯:機能エラー状態
▲2▼ 赤色LED811の点滅点灯:出力エラー状態
▲3▼ 緑色LED812の連続点灯:全機能アイドル状態
▲4▼ 緑色LED812の点滅点灯:出力状態。
【0070】
以下、図11を基にいわゆるマイクロコンピュータである制御部90(図1)による画像形成装置1の稼働状況表示制御について説明する。図10は、制御部90による画像形成装置1における画像形成機構の稼働状況表示制御を説明するためのブロック図である。図11に示すように、制御部(制御手段)90は、画像形成機構の稼働状態を判別する稼働状態判別部91と、この稼働状態判別部91の判別結果に基づいてLED81へ向けて駆動信号を出力する駆動信号出力部92とを備えている。
【0071】
かかる制御部90には、読み込み専用の外部記憶装置であるROM93および読み書き自在の外部記憶装置であるRAM94がそれぞれ電気的に接続されている。ROM93には、稼働状態判別部91および駆動信号出力部92を機能させるためのプログラムが記憶されており、ハウジング2aの側部に設けられた画像形成装置1の電源スイッチ11がオンにされる度にこのプログラムがROM93から制御部90内に読み込まれるようになっている。
【0072】
一方、ハウジング2a内の各所には、給紙部100、用紙搬送部200、画像形成部300、定着部400および画像読取部500における紙詰り以外の異常を検出する異常センサ95が所定個数設けられているとともに、特に紙詰りを検出する詰りセンサ96が設けられている。これらの異常を検出するセンサとは別に、画像形成機構が転写処理のために実際に稼働しているとき、そのことを検出する運転センサ97もハウジング2a内の適所に設けられている。これらの異常センサ95、詰りセンサ96および運転センサ97の検出信号は、実際に検出が行われる都度、稼働状態判別部91に逐一入力されるようになっている。
【0073】
そして、稼働状態判別部91は、異常センサ95からの検出信号が入力されると、この検出信号の種類に応じて画像形成機構のどの部分が異常であるのかを判別した上で、異常の内容を示す信号を操作パネル12(図1)上のモニター画面15へ向けて出力するとともに、駆動信号出力部92へ向けて機能エラー状態(前記の▲1▼)である旨の信号を出力する。これに対し、詰りセンサ96からの検出信号が稼働状態判別部91へ入力されると、稼働状態判別部91は、出力エラー状態である旨の信号を駆動信号出力部92に向けて出力する。
【0074】
一方、RAM94には、前記▲1▼〜▲4▼に示すテーブルが記憶されており、駆動信号出力部92は、稼働状態判別部91からの信号が入力される毎にこのテーブルを参照し、LED81へ向けて駆動信号を出力するようになっている。例えば、稼働状態判別部91からの信号が前記▲1▼の「機能エラー状態」を示す信号であるときは、駆動信号出力部92は、前記テーブルを参照して赤色LED811へ向けて連続的に駆動信号を出力するため、赤色LED811は連続的に点灯することになる。なお、このときは、駆動信号出力部92から緑色LED812へ向けて駆動信号は出力されない。したがって、赤色LED811のみが連続点灯することになり、これによって吸気部10のカバー部材20の光輝部23(図3)が全面的に赤色になるため、これを視認することによって画像形成装置1が故障していることを容易に認識することができる。
【0075】
これに対し、画像形成機構の何れかの場所で紙詰りが発生したときは、稼働状態判別部91から駆動信号出力部92に向けてそのことを示す信号が出力されるため、駆動信号出力部92はRAM94が記憶しているテーブルを参照して前記▲2▼であると判別し、赤色LED811に向けて赤色LED811が点滅する駆動信号を出力するため、緑色LED812が点滅し、これによって光輝部23が赤色で点滅する。この点滅を視認することによって、画像形成装置1内で紙詰りが発生していることを認識することができる。
【0076】
一方、異常センサ95、詰りセンサ96および運転センサ97の何れからも検出信号が出力されない状態のとき(前記▲3▼の「全機能アイドル状態」のとき)には、駆動信号出力部92から赤色LED811へは駆動信号が出力されずに緑色LED812へ向けて当該緑色LED812が連続点灯する駆動信号が出力される。これによって光輝部23が緑色に輝くため、これの視認で画像形成装置1はいつでも使用可能になっていることを知ることができる。
【0077】
そして、運転センサ97からの検出信号が稼働状態判別部91に入力されると、稼働状態判別部91は、このことを示す信号を駆動信号出力部92へ向けて出力するため、これを受けた駆動信号出力部92は、緑色LED812へ向けて当該緑色LED812が点滅するための駆動信号を出力し、これによって緑色LED812が点滅し、これによって光輝部23が緑色で点滅しながら光輝することになる。この光輝部23の緑色の点滅光輝を視認することによって画像形成装置1が現在転写処理を実際に行っている最中であることを知ることができる。
【0078】
本発明の画像形成装置1は、以上詳述したような感光体ドラム301や帯電ユニット302、さらには加熱ローラ401等の画像形成機構がハウジング2aに内装されてなるものであり、表示手段としての光輝部23を形成する半透明のカバー部材20を内方から照明するための複数色(例えば赤色、緑色等)で発光する複数種類のLED81をそれぞれ複数個ずつ備えたLED基板80と、前記画像形成機構の稼働状態に応じて前記LED基板80の発光状態を変化させる制御部90とが設けられてなるものである。
【0079】
したがって、制御部90の制御により画像形成機構の稼働状態に応じてLED基板80の光輝部23が発光し、この発光を視認することによって画像形成装置1の稼働状態を認識することができる。そして、複数のLED81の発光によってLED基板80の半透明の光輝部23は、光の拡散により全体的に光輝した状態になっているため、従来のたった1つのLED81の発光によって画像形成装置1の稼働状態を表示するものに比べて発光面を格段に大きくすることが可能であり、これによって画像形成装置1から遠く離れた位置からでも、従来のものに比べてより容易かつ確実に画像形成装置1の稼働状態を視認することができる。
【0080】
また、LED基板80を覆うカバー部材20は、ハウジング2aの外装板に形成された凹部40の内周縁に略囲繞されているため、外乱光の光輝部23への照射が有効に防止され、これによって光輝部23の発光をより確実に視認することができる。
【0081】
また、カバー部材20は、裏面側に細かい凹凸を無数に設ける光拡散処理が施され、これによって透過光を拡散させる光拡散板の役割を担ったものになっているため、カバー部材20の光輝部23は、光拡散板による光の拡散によって全体的に光輝させ得るものになる。
【0082】
また、カバー部材20の周縁部は、ハウジング2aの色の明度より低い明度、例えば黒色に近い色に彩色されているため、光輝部23がハウジング2aと明瞭に区画され、これによって光輝部23の位置を他とは区別して明確かつ確実に視認することができる。
【0083】
そして、制御部90は、稼働状態として、少なくとも作業待ち状態、作業状態、エラー発生状態および用紙詰り状態でLED基板80の発光状態を変化させるように制御するため、画像形成機構が作業待ち状態、作業状態、エラー発生状態および用紙詰り状態のいずれの状態になっているかの最も知りたい内容をユーザは知ることができ、画像形成装置1の利用の円滑化を図ることができる。
【0084】
加えて、赤色LED811と緑色LED812とを同時に発光させた場合には、これらの色の波長が合成されて黄色になるため、この黄色をも画像形成機構の稼働状態と対応させることにより、画像形成機構の稼働状態の表示範囲を広げることが可能になる。
【0085】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0086】
(1)上記の実施形態においては、LED基板80は長方形に形状設定された上で、LED81が2列で列設されているが、本発明は、LED基板80を長方形状に設定した上でLED81を複数列に列設することに限定されるものではなく、例えば、LED基板80をカバー部材20の光輝部23に可能な限り対応させるべく円形とし、LED81を複数の同心円上に配設するなど、各種のLED81の配設方法が存在する。
【0087】
(2)上記の実施形態においては、LED81は、赤色LED811と緑色LED812との2色が採用されているが、本発明は、LED81が2色であることに限定されるものではなく、色の種類は3色以上であってもよい。こうすることによって上記▲1▼〜▲4▼に示す画像形成機構の稼働状況以外の稼働状況にも対応することが可能になる。
【0088】
(3)上記の実施形態においては、例えば赤色LED811は、点灯継続と点滅とで画像形成機構の異なった稼働状態の2種類を表示するようになされているが、例えば、点滅の周期を異ならせることによって、3種類以上の稼働状況を表示することができ、表示態様の汎用性が向上する。
【0089】
(4)上記の実施形態においては、カバー部材20は、外周縁が装飾的効果を有する6角形の盾型形状に形成されているが、カバー部材20の形状は6角形であることに限定されるものではなく、三角形や四角形でもよいし、さらには円形や楕円形でもよい。ただし、カバー部材20の外周縁を円形や正方形等の単純な形状ではなく、装飾的効果を有する装飾形状とすれば、埃などが付着しても一見目立たなくなるという点で有利である。装飾形状としては、上記の実施形態のようなエンブレム形状の他、例えば、動物や植物等の形状をかたどった象形形状等のそれ自体で装飾的な効果が得られるものを挙げることができる。
【0090】
(5)上記の実施形態においては、排気口51をハウジング2aの底面部に設け、排気ダクト52を通じて排気口51から排気するようになされているが、図12に示すように、必要に応じて排気ダクト52を省略し、ハウジング2aの背面に排気口51を設けるようにしてもよい。また、排気ダクト52の上部あるいは排気口51の周辺部等の適宜の位置に排気流を形成させるためのファンを設けてもよい。
【0091】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置によれば、光輝面を形成する半透明の表面部材を内方から照明する複数色で発光する発光素子をそれぞれ複数個ずつ備えた発光部材と、前記画像形成機構の稼働状態に応じて前記発光部材の発光状態を変化させる制御手段とが設けられているため、発光部材の光輝面は、制御手段の制御により画像形成機構の稼働状態に応じて光輝し、発光部材の光輝面を介した発光色や発光状態を視認することにより、画像形成装置の稼働状態を認識することができる。
【0092】
そして、複数の発光素子の発光によって発光部材の半透明の光輝面は、光の拡散により全体的に光輝した状態になっているため、従来のたった1つの発光素子の発光によって画像形成装置の稼働状態を表示するものに比べて発光面が格段に大きくなるため、画像形成装置から遠く離れた位置からでも、従来のものに比べてより容易かつ確実に画像形成装置の稼働状態を視認することができ、画像形成装置の円滑な活用に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の内部構造を示す正面断面視の説明図である。
【図3】装置本体部の外観を示す斜視図である。
【図4】吸気部の感光体ドラム等に対する相対位置関係を示す正面図である。
【図5】吸気部の分解斜視図である。
【図6】カバー部材の背面側から見た斜視図である。
【図7】吸気案内部材の背面側から見た斜視図である。
【図8】排気ダクトが採用される場合のカバー部材、冷却用ファンおよび画像形成部の平面視における位置関係を説明するための装置本体部の平面断面視の説明図である。
【図9】排気ダクトが採用される場合のカバー部材、冷却用ファンおよび画像形成部の側面視における位置関係を説明するための装置本体部の側面断面視の説明図である。
【図10】LED基板におけるLEDの配列状態の一実施形態を示す正面図である。
【図11】制御部による画像形成装置1における画像形成機構の稼働状況表示制御を説明するためのブロック図である。
【図12】排気ダクトが採用されない場合のカバー部材、冷却用ファンおよび画像形成部の平面視における位置関係を説明するための装置本体部の平面断面視の説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 100 給紙部
111 給紙カセット 112 給紙ローラ
200 用紙搬送部 202 ローラ対
205 搬送ローラ 300 画像形成部
301 感光体ドラム 302 帯電ユニット
303 露光ユニット 304 現像ユニット
305 転写ユニット 306 クリーニングユニット
400 定着部 401 加熱ローラ
402 加圧ローラ 500 画像読取部
501 コンタクトガラス 622,623 用紙排出トレイ
700 冷却用ファン 11 電源スイッチ
12 操作パネル 13 スタートボタン
14 テンキー 15 モニター画面
2 装置本体部 2a ハウジング
20 カバー部材(表面部材)21 係止片
21a 係止爪 22 押圧突起部
22a 雌ネジ孔 23 光輝部
3 給紙装置 30 吸気案内部材
31 フランジ部 32 位置規制突起部
32a 雌ネジ孔 33 吸気案内口
34 係止孔 40 凹部(装着凹部)
40a 奥底部 41 位置決め突出部
41a 雌ネジ孔 43 当接部
50 排気部 51 排気口
60 隙間 80 LED基板(発光部材)
81 LED(発光素子) 811 赤色LED
812 緑色LED 82 貫通孔
83 リード線 84 端子部材
90 制御部(制御手段) 91 稼働状態判別部
92 駆動信号出力部 93 ROM
94 RAM 95 異常センサ
96 詰りセンサ 97 運転センサ

Claims (8)

  1. 画像形成機構がハウジングに内装されてなる画像形成装置において、光輝面を形成する半透明の表面部材を内方から照明する複数色で発光する発光素子をそれぞれ複数個ずつ備えた発光部材と、前記画像形成機構の稼働状態に応じて前記発光部材の発光状態を変化させる制御手段とが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表面部材は、ハウジングを構成する外装板の適所に形成された装着凹部の内周縁に略囲繞されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記表面部材は、前記照明光を拡散させる光拡散板によって形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記表面部材の周縁部は、前記外装板の色の明度より低い明度に彩色されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像形成機構の各稼働状態に応じた、識別可能な表示形態で前記複数の発光素子の発光制御を行うものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記画像形成機構の少なくとも一の稼働状態に対して一の色の発光素子を発光させる態様を含むものであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記画像形成機構の少なくとも一の稼働状態に対して一の色の発光素子を点滅させるように制御するものであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記発光部材は、前記ハウジングの正面側であって、他の発光部材から所定距離だけ離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
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