JP2005037074A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 100℃を上回る高温の湯を確実に供給することができる給湯装置を提供する。
【解決手段】供給された水を加熱した後に、外部に供給する給湯装置1であって、水の流入部22aおよび流出部22bを有するとともに水を貯留するボイラ本体22と、流入部22aを介してボイラ本体22に水を供給する給水部3と、ボイラ本体22内の水を加熱するヒータ23と、ヒータ23で加熱されたボイラ本体22内の水を、流出部22bを介して外部に供給する開閉自在の給湯バルブ25と、ボイラ本体22内の水の温度を検出するボイラ湯温センサ24と、100℃を上回る温度の水を供給すべきか否かを判別する給湯判別手段と、100℃を上回る温度の水を供給すべきと判別された場合において、ヒータ23を作動させるとともに、検出されたボイラ本体22内の水の温度が100℃を上回ったときに給湯バルブ25を開放する制御手段と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給湯装置に関し、例えばカップ式自動販売機や飲料ディスペンサなどに適用され、レギュラーコーヒーなどの調理に用いる湯を最適な温度で供給する給湯装置に関する。
従来、自動販売機に適用された給湯装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この給湯装置は、主にカップ麺を販売する自動販売機に併設されるものであり、供給された水を貯留する湯タンクと、この湯タンク内に設けられ、湯タンク内の水を加熱するメインヒータと、このメインヒータよりも作動時間当たりの発熱量の小さいサブヒータと、湯タンク内の水温を検出する温度センサとを備えている。
この給湯装置では、湯タンク内の水温を次のように制御している。まず、湯タンク内の水温が91℃以下であるときには、メインヒータをONにし、湯タンク内の水を加熱する。この加熱により、湯タンク内の水温が94℃以上になったときには、メインヒータをOFFにするとともに、サブヒータをONにし、湯タンク内の温水をさらに加熱する。そして、湯タンク内の水温が97℃以上になったときには、サブヒータをOFFにする。その後は、湯タンク内の水温が低下し、94℃になったときに、サブヒータを再度ONにする。以上のように、湯タンク内の水温が94℃以上になった後は、サブヒータをON/OFF切替えすることにより、湯タンク内の水温をほぼ94〜97℃に保つようにしている。
また、上記の給湯装置では、自動販売機によるカップ麺の販売があったときには、メインヒータを強制的に作動させることにより、購入者が自らカップ麺の蓋を開け、そのカップ麺を給湯口にセットするまでの間に、湯タンク内を沸騰させるようにしている。そして、購入者が給湯ボタンを押すことにより、一般に94℃以上が適温とされるカップ麺に、高温の湯が供給される。
上記のような給湯装置では一般に、湯タンクから給湯口までの湯の搬送経路が短いため、湯タンク内の湯を高い状態に保ったまま、カップ麺に供給することが可能である。しかし、レギュラーコーヒーなどを販売するカップ式自動販売機では一般に、湯タンクからカップにコーヒーを注ぎ入れる飲料ノズルまでの湯およびコーヒーの搬送経路が長いため、上記の供給装置をカップ式自動販売機に単に適用しただけでは、購入者への高品質のコーヒーの提供には不十分である。すなわち、カップ式自動販売機では、通常、湯タンクから搬送チューブを介してコーヒー抽出機に湯を供給し、そのコーヒー抽出機で抽出されたコーヒーを、搬送チューブを介して、飲料ノズルあるいはミキシングボウルに搬送し、ミキシングボウルにコーヒーが搬送されたときには、さらにミキシングボウルから搬送チューブを介して、飲料ノズルにコーヒーが搬送される。このように、湯タンクからカップにコーヒーが注入されるまでの湯およびコーヒーの搬送経路が長いために、その搬送途中で湯およびコーヒーの温度が低下してしまう。
特に、前回の販売から長時間経過している場合や、自動販売機の設置場所の気温が低い場合には、搬送チューブやコーヒー抽出機、ミキシングボウルなどの温度も低いため、購入者に提供されるコーヒーの温度がより低くなってしまう。また、苦みが強く濃厚なレギュラーコーヒーであるいわゆるストロングコーヒーを調理する場合には、コーヒー抽出機によるコーヒー抽出の際に、100℃を若干上回る湯を用いることが好ましい。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、100℃を上回る高温の湯を確実に供給することができる給湯装置を提供することを目的とする。
特開平8−185565号公報(第4頁、図1、2および5)
本発明の請求項1に係る給湯装置は、供給された水を加熱した後に、外部に供給する給湯装置であって、水の流入部および流出部を有するとともに、流入部を介して供給された水を貯留する密閉容器と、流入部を介して密閉容器に水を供給する給水手段と、密閉容器内の水を加熱するヒータと、このヒータで加熱された密閉容器内の水を、流出部を介して外部に供給する開閉自在の給湯バルブと、密閉容器内の水の温度を検出する水温センサと、100℃を上回る温度の水を供給すべきか否かを判別する給湯判別手段と、この給湯判別手段により、100℃を上回る温度の水を供給すべきと判別された場合において、ヒータを作動させるとともに、検出された密閉容器内の水の温度が100℃を上回ったときに給湯バルブを開放する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、給水手段により、流入部を介して密閉容器に水を供給し、その密閉容器に貯留された水をヒータで加熱する。密閉容器内の水を加熱すると、その水が昇温するとともに膨張し、これに伴い、密閉容器内の圧力が上昇する。これにより、密閉容器内の水の沸点も上昇し、したがって、密閉容器内の水を、100℃を上回る温度に上昇させることが可能となる。給湯判別手段により、100℃を上回る温度の水(以下本欄において「湯」とする)を供給すべきと判別された場合において、ヒータを作動させるとともに、密閉容器内の水温が100℃を上回ったときに給湯バルブを開放する。これにより、流出部を介して、100℃を上回る高温の湯を確実に外部に供給することができる。一方、100℃を上回る温度の湯を供給すべきでないと判別された場合、例えば100℃以下の所定温度の湯を供給すべきである場合には、水温センサで検出された密閉容器内の水温に応じて、その水温が所定温度と同じであるときにはヒータを作動させることなく、またその水温が所定温度よりも低いときにはヒータを作動させ、所定温度まで昇温させた後、給湯バルブを開放することによって、100℃以下の所定温度で湯を供給することができる。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1の給湯装置において、密閉容器に設けられ、密閉容器内の圧力が大気圧よりも高い所定の圧力に達したときに開放するリリーフバルブを、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、密閉容器に設けられたリリーフバルブにより、密閉容器内の圧力を大気圧よりも高い所定の圧力まで確実に高めることができるとともに、密閉容器内が所定の圧力を超えて過圧状態になるのを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態による給湯装置を模式的に示す図である。 ボイラ湯温上昇処理を示すフローチャートである。 ボイラ湯温保持処理を示すフローチャートである。 ボイラ湯温とヒータの通電および停止との関係を示すタイムチャートである。 コーヒー販売時の給湯処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1に示すように、この給湯装置1は、レギュラーコーヒーを販売するカップ式自動販売機などに内蔵され、抽出すべきコーヒーの種類に応じて、コーヒー抽出機2に最適な温度の湯を供給するものである。給湯装置1は、給水部3(給水手段)と、この給水部3から供給された水を加熱する加熱部4と、これらを制御するマイクロコンピュータからなる図示しない制御装置(給湯判別手段、制御手段)とを備えている。
給水部3は、外部から取り込んだ水道水を貯留するシスターン11と、このシスターン11に取水チューブT1を介して接続され、シスターン11内の水を、加熱部4の後述するボイラ21に圧送するポンプ12と、取水チューブT1に接続され、シスターン11から流出した水をろ過するストレーナ13と、取水チューブT1のストレーナ13とポンプ12との間に接続され、シスターン11からポンプ12に流れた水量を測定する流量計14とを有している。
シスターン11は、比較的小さい容積を有し、所定量(例えば800cc)以上の水が常時、貯留されるようになっている。また、シスターン11には、水温センサ15が設けられており、この水温センサ15によって、シスターン11内に貯留された水の温度を検出し、その検出結果が上記制御装置に入力されるようになっている。
ポンプ12は、リリーフバルブ12aを有する電磁式の水ポンプであり、販売時に、1杯のコーヒーを調理するのに要する所定量(例えば150cc)の水を、給水チューブT2を介して、加熱部4の後述するボイラ21に供給する。また、このポンプ12は、ボイラ21の内圧を保持するように構成されており、その内圧が大気圧よりも高い所定圧(例えば8気圧)を上回ったときに、リリーフバルブ12aが開放するように設定されている。なお、このリリーフバルブ12aには、戻りチューブT3が接続されており、リリーフバルブ12aが開放したときに、戻りチューブT3を介して、リリーフバルブ12aから流出した蒸気あるいは湯が、シスターン11に戻される。
加熱部4は、小型のボイラ21で構成されている。このボイラ21は、ボイラ本体22(密閉容器)と、このボイラ本体22内の水を加熱するヒータ23と、ボイラ本体22内の水(湯)の温度を検出するボイラ湯温センサ24(水温センサ)とを有している。
ボイラ本体22は、ステンレス鋼板などの金属板からなり、耐圧性(例えば10気圧)を有する所定容量(例えば300cc)の円筒状の密閉容器で構成されている。また、ボイラ本体22には、給水部3からの水を流入させるための流入部22a、およびコーヒー抽出機2への給湯時に、湯を流出させるための流出部22bが設けられている。そして、流入部22aには、上記給水チューブT2が接続される一方、流出部22bには、一端部をコーヒー抽出機2に接続した給湯チューブT4が接続されている。この給湯チューブT4の途中には、給湯バルブ25が設けられている。この給湯バルブ25は、1つの流入口および2つの流出口を有する電磁式の三方バルブであり、給湯チューブT4のボイラ21側およびコーヒー抽出機2側の端部がそれぞれ、給湯バルブ25の流入口および一方の流出口に接続され、他方の流出口に、一端部に与圧バルブ26(リリーフバルブ)を有する与圧チューブT5が接続されている。
与圧バルブ26は、一般的なリリーフバルブと同様に構成されており、ボイラ21の内圧が大気圧よりも大きい所定圧(例えば、ゲージ圧:1kgf/cm2(98kPa))を上回ったときに、開放するように設定されている。したがって、上記給湯バルブ25が、与圧バルブ26側に切り替えられた状態では、ボイラ21の内圧を上記所定圧まで高めることができる。また、この与圧バルブ26では、開放するときの上記所定圧が、上記ポンプ12のリリーフバルブ12aよりも小さい値に設定されている。したがって、ボイラ21の内圧が上記所定圧を上回ったときには、与圧バルブ26が開放し、この与圧バルブ26から流出した蒸気あるいは湯が、排水容器27に回収される。なお、与圧バルブ26の故障などにより、与圧バルブ26が開放しない場合でも、上記ポンプ12のリリーフバルブ12aが開放することで、ボイラ21の過圧状態を防止することができる。
ヒータ23は、図示しない電源からの通電によって、ボイラ本体22内の水を加熱するものであり、上記制御装置によって制御されている。また、ボイラ湯温センサ24は、ボイラ本体22内の湯の温度を検出し、その検出結果が制御装置に入力されるようになっている。
なお、ボイラ本体22には、空焚き防止スイッチ28が設けられており、この空焚き防止スイッチ28によって、ボイラ本体22内に水が無い状態でのヒータ23への通電が防止されるようになっている。また、ボイラ本体22には、常時は閉鎖し、ボイラ21のメンテナンス時などに開放されることによって、ボイラ本体22内の残液などを排水容器27に廃棄するための排水口29が設けられている。
また、以上のように構成された給湯装置1では、常時は、ボイラ21の流入部22a側がポンプ12によって密閉される一方、流出部22b側が給湯バルブ25および与圧バルブ26によって密閉されている。
次に、図2〜図5を参照しながら、上記のように構成された給湯装置1の動作について説明する。なお、以下の説明ではまず、給湯装置1におけるボイラ21内の湯の温度(以下「ボイラ湯温BT」という)制御について説明し、その後で、レギュラーコーヒーの販売時における給湯装置1の給湯動作について説明する。また、以下に説明するヒータ23の通電時には、一定の電力がヒータ23に供給されるものとする。
図2は、ボイラ湯温BTを上昇させる際の処理(ボイラ湯温上昇処理)を示しており、本処理は、例えば自動販売機の設置当初や自動販売機への通電が長時間、遮断されていた場合などに実行される。本処理ではまず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、ボイラ湯温BTがしきい温度Tth(しきい値、例えば80℃)よりも大きいか否かを判別する。その判別結果がNOで、ボイラ湯温BTがしきい温度Tth以下であるときには、ヒータ23への通電を開始し(ステップ2)、このヒータ23を連続的に作動させる。
ヒータ23への通電により、ボイラ湯温BTが上昇し、しきい温度Tthよりも高くなったときには(ステップ3:YES)、所定の第1通電率で、ヒータ23を作動させる(ステップ4)。この場合の第1通電率は、実験などで決定され、目標温度としての設定温度Ts(例えば97℃)に近づくに従って、例えば段階的にあるいは連続的に漸減するように設定されている。なお、本実施形態では、ボイラ湯温BTがしきい温度Tthを上回った直後の通電率が、例えば16%(通電時間:約10秒/分)に、設定温度Tsに達する直前の通電率が、例えば8%(通電時間:約5秒/分)に設定されている。
ボイラ湯温BTが設定温度Tsを上回ったときには(ステップ5:YES、図4:A点)、ヒータ23への通電を停止する(ステップ6)。このヒータ23への通電停止により、ボイラ湯温BTは、設定温度Tsよりも一旦高くなった後、低下する。そして、ボイラ湯温BTが設定温度Ts以下になったときに(ステップ7:YES、図4:B点)、ヒータ23への通電を開始する(ステップ8)。このヒータ23への通電開始後、所定時間(例えば5秒)経過したときに(ステップ9:YES)、ヒータ23への通電を停止して(ステップ10)、本処理を終了する。以上のボイラ湯温上昇処理により、ボイラ湯温BTがほぼ設定温度Tsとなる。
以上のボイラ湯温上昇処理の終了後、ボイラ湯温BTを、ほぼ設定温度Tsに保持するように、ボイラ湯温保持処理が実行される。本処理では、ヒータ23を所定の第2通電率で作動させる。この第2通電率は、上記第1通電率と同様に、実験などで決定され、具体的には、ヒータ23が次のように制御される。すなわち、本処理ではまず、図3のステップ21において、図2の上記ステップ10でヒータ23への通電停止後、所定時間が経過したか否かを判別する。その判別結果がYESのときには、ヒータ23への通電を開始する(ステップ22、図4:C点)。そして、ヒータ23の通電開始後、所定時間(例えば5秒)経過したときに(ステップ23:YES)、ヒータ23への通電を停止する(ステップ24)。これらのステップ21〜24を繰り返すことによって、ボイラ湯温BTを、下限温度Td(例えば95℃)を下回らない程度に、ほぼ設定温度Tsに保持する。
本処理においては、上述したように、第2通電率を実験などで決定し、これに伴い、ヒータ23の通電停止後から通電開始までの時間、およびヒータ23の通電開始後から通電停止までの時間が決定される。
次に、図5を参照して、コーヒー販売時の給湯処理について説明する。なお、販売待機時には、上記ボイラ湯温保持処理が継続的に実行されることにより、ボイラ湯温BTがほぼ97〜95℃に保持され、また、ボイラ21内が湯で満杯であるとともに、給湯バルブ25が与圧バルブ26側に切り替えられているものとする。さらに、コーヒー抽出機2には、購入者によって選択された商品に応じて、所定量のコーヒー豆が給湯前に供給されているものとする。
まず、販売時に、苦みが強く濃厚なレギュラーコーヒーであるいわゆるストロングコーヒーが選択されたか否かを判別する(ステップ31)。その判別結果がNOで、ストロングコーヒー以外のコーヒーが選択されたときには、後述するステップ32〜34をスキップし、ボイラ21内の湯をコーヒー抽出機2に供給する(ステップ35)。具体的には、与圧バルブ26側に切り替えられている給湯バルブ25を、コーヒー抽出機2側に切り替えるとともに、ポンプ12を作動させ、1杯のコーヒーの調理に要する所定量(例えば150cc)の湯と同量の水を、シスターン11からボイラ21に圧送する。これにより、給水チューブT2および流入部22aを介して、ボイラ21に所定量の水が供給され、供給された分の湯が、流出部22bおよび給湯チューブT4を介して、コーヒー抽出機2に供給される。
またこの場合、ボイラ21が給水されることによって、ボイラ21内の水温が低下するため、その水温を迅速に上昇させるためのヒータ作動処理を、給湯と同時に実行して(ステップ36)、給湯処理を終了する。なお、このヒータ作動処理では、例えば、ボイラ21に供給された所定量の水を給水前のボイラ21内の水温まで上昇させるのに要する熱エネルギを、ボイラ21内の湯に付与し得る程度に、ヒータ23を作動させる。
上記ステップ31の判別結果がYES、すなわち購入者によってストロングコーヒーが選択されたときには、ヒータ23への通電を開始する(ステップ32)。この場合、ボイラ21は、密閉された状態であるため、ボイラ21内の湯をヒータ23で加熱することによって、ボイラ21の内圧が大気圧よりも上昇し、これに伴い湯の沸点も上昇する。その結果、ボイラ湯温BTが100℃よりも高くなる。
次いで、ボイラ湯温BTが100℃を上回る所定温度(例えば105℃)以上に達したか否かを判別する(ステップ33)。そして、ボイラ湯温BTが所定温度以上になったときに(ステップ33:YES)、ヒータ23への通電を停止し(ステップ34)、上述したストロングコーヒー以外のコーヒーが選択された場合と同様に、所定量の湯をコーヒー抽出機2に供給するとともに(ステップ35)、ヒータ作動処理を実行して(ステップ36)、給湯処理を終了する。
この場合、給湯バルブ25をコーヒー抽出機2側に切り替えた直後、コーヒー抽出機2に供給される湯は、その圧力が大気圧に低下するまで、蒸気の状態で供給される。その結果、コーヒー抽出機2内のコーヒー豆を蒸気で蒸らすことができ、より一層良質のコーヒーを調理(抽出)することができる。しかも、蒸気が有する潜熱によって、給湯チューブT4の給湯バルブ25とコーヒー抽出機2との間を温めることができ、これにより、給湯チューブT4などで奪われる熱エネルギを抑制でき、したがって、高温の湯をコーヒー抽出機2に供給し、高品質のレギュラーコーヒー(ストロングコーヒー)を得ることができる。
以上詳述したように、本実施形態の給湯装置1によれば、ボイラ湯温BTがしきい温度Tthに達するまでは、ヒータ23を連続的に作動させるので、ボイラ湯温BTをしきい値まで迅速に上昇させることができる。一方、ボイラ湯温BTがしきい温度Tthを上回ってから設定温度Tsに達するまでは、ボイラ湯温BTが設定温度Tsに近づくに従って漸減するように設定された第1通電率で、ヒータ23を作動させるので、ボイラ21内で沸騰を生じさせることなく、ボイラ21内の湯を設定温度Tsまで効率よく加熱することができる。
また、ボイラ湯温BTが設定温度Tsに達した後、ヒータ23を第2通電率で作動させ、しかもその作動を、ボイラ湯温BTが、設定温度Tsを一旦上回ってからその設定温度Tsを下回ったタイミングで開始するので、ボイラ湯温BTを、設定温度Tsの付近で安定して保持することができ、給湯時に、安定した温度および量の湯を、コーヒー抽出機2に確実に供給することができる。加えて、必要に応じて、100℃を上回る高温の湯も、確実に供給することができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。実施形態では、本発明の給湯装置1を、カップ式自動販売機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、飲料ディスペンサにも、もちろん適用でき、その他、給湯を要する各種の機器に適用することができる。
また、実施形態では、ヒータ23への通電時に、一定の電力をヒータ23に供給し、単位時間当たりの通電時間である通電率に基づいて、ヒータ23を作動させたが、ヒータ23への通電を連続的に行いながら、全体的な通電量が、ヒータ23を通電率に基づいて作動させた場合と同じになるように、ヒータ23に供給すべき電力の大きさを変化させるようにしてもよい。この場合には、ヒータ23への通電および停止する際のON/OFF切替えを大幅に低減でき、ヒータ23の寿命の長期化を図ることができる。
さらに、ヒータ23を作動すべき第1通電率および第2通電率を、シスターン11内の水温に応じて、補正するようにしてもよい。シスターン11内の水温は、自動販売機の設置環境温度に影響を受けるため、そのような水温を、第1および第2通電率に反映させることによって、自動販売機の設置環境温度に応じた最適な通電率を得ることができる。そして、そのような通電率で、ヒータ23を作動させることにより、ボイラ21内の湯をより効率よく加熱することができる。
また、実施形態で示した給湯装置1の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
符号の説明
1 給湯装置
2 コーヒー抽出機
3 給水部(給水手段)
4 加熱部
12 ポンプ
12a リリーフバルブ
21 ボイラ
22 ボイラ本体(密閉容器)
22a 流入部
22b 流出部
23 ヒータ
24 ボイラ湯温センサ(水温センサ)
25 給湯バルブ
26 与圧バルブ(リリーフバルブ)
BT ボイラ湯温

Claims (2)

  1. 供給された水を加熱した後に、外部に供給する給湯装置であって、
    水の流入部および流出部を有するとともに、当該流入部を介して供給された水を貯留する密閉容器と、
    前記流入部を介して前記密閉容器に水を供給する給水手段と、
    前記密閉容器内の水を加熱するヒータと、
    このヒータで加熱された前記密閉容器内の水を、前記流出部を介して外部に供給する開閉自在の給湯バルブと、
    前記密閉容器内の水の温度を検出する水温センサと、
    100℃を上回る温度の水を供給すべきか否かを判別する給湯判別手段と、
    この給湯判別手段により、100℃を上回る温度の水を供給すべきと判別された場合において、前記ヒータを作動させるとともに、前記検出された密閉容器内の水の温度が100℃を上回ったときに前記給湯バルブを開放する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記密閉容器に設けられ、当該密閉容器内の圧力が大気圧よりも高い所定の圧力に達したときに開放するリリーフバルブを、さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
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