JP2005037058A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005037058A
JP2005037058A JP2003274870A JP2003274870A JP2005037058A JP 2005037058 A JP2005037058 A JP 2005037058A JP 2003274870 A JP2003274870 A JP 2003274870A JP 2003274870 A JP2003274870 A JP 2003274870A JP 2005037058 A JP2005037058 A JP 2005037058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
induction heating
heating coil
case
top plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003274870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3974884B2 (ja
Inventor
Shizunao Hatsutori
静尚 服部
Jun Misaki
純 三崎
Hiroshi Kumagai
浩志 熊谷
Masaharu Irie
正治 入江
Masami Fukushima
正巳 福嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2003274870A priority Critical patent/JP3974884B2/ja
Publication of JP2005037058A publication Critical patent/JP2005037058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3974884B2 publication Critical patent/JP3974884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

【課題】3つの加熱手段を搭載し、鍋の設置位置も確認し易い据え置きタイプの加熱調理器を提供する。
【解決手段】上面にトッププレート12を配設したケース10を備え、家庭の流し台上に設置する据え置き型の加熱調理器において、前記トッププレート12に3以上の加熱手段による加熱部13a〜13cをそれぞれ設ける。前記加熱手段は、少なくとも誘導加熱コイル37,38と、下部と外周部とを断熱性カバー40により覆ったヒータユニットからなる電気ヒータ39との2種を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭の流し台に設置する加熱調理器に関するものである。
この種の家庭の台所用の加熱調理器においては、防火安全性の向上を目的として、熱源として火を使わない誘導加熱コイルを用いたものが普及し始めている。また、この加熱調理器としては、台所の流し台内に組み込むようにして設置するビルトインタイプと、流し台上の所定位置に設置する据え置きタイプの2種類のものを有する。
この種の加熱調理器のうち、ビルトインタイプの先行技術文献情報としては次のものがある。
特許第2760118号公報 特開2001−176651号公報
特許文献1の加熱調理器には、ケースの前方に2つの誘導加熱コイルからなる加熱手段を配設した加熱部と、ケースの後方に1つの電気ヒータからなる加熱手段を配設した加熱部とが設けられ、合計で3つの加熱部を備えたものが記載されている。なお、前記電気ヒータは、その下部と外側を断熱性カバーで覆ったヒータユニットを使用しており、この断熱性カバーの外側を冷却ファンにより冷却するように構成している。
特許文献2の加熱調理器には、特許文献1と同様に、2つの誘導加熱コイルからなる加熱手段を配設した加熱部と、1つの電気ヒータからなる加熱手段を配設した加熱部とが設けられ、合計で3つの加熱部を備えたものが記載されている。なお、この特許文献2では、ケース内に、冷却ファンを収容したケーシングを設け、冷却ファンの駆動により、外部の空気を後部右側の吸気口からケーシング内に吸入し、その空気によって制御基板を冷却した後、他の加熱手段を冷却しながら後部左側の排出口から排気口を通して外部へ排出する構成としている。
しかしながら、これらの加熱調理器は、ビルトインタイプであり、設置空間の奥行きが600mm以上有するため、3つの加熱部を設けることができるが、据え置きタイプでは、3つの加熱部を具備させることが困難であった。具体的には、据え置きタイプの加熱調理器は、そのケースを、奥行きが550mmで高さが180mm以内で形成する必要がある。しかも、ガスレンジとの交換を前提条件として製造する必要があるため、実際の奥行きは約500mm以内とする必要がある。そのため、3つの加熱手段を搭載することは困難で、中央両側に2つの加熱手段のみを搭載したものしか提供されていなく、このような製品は、トッププレートに対する鍋の設置位置中央をユーザが確認し難いという問題があった。
そこで、本発明では、3つの加熱手段を搭載し、鍋の設置位置も確認し易い据え置きタイプの加熱調理器を提供することを第1の課題とするものである。そして、本発明では、この加熱調理器において、確実かつ効率的な冷却構造を具備させることを第2の課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、上面にトッププレートを配設したケースを備え、家庭の流し台上に設置する据え置き型の加熱調理器において、前記トッププレートに3以上の加熱手段による加熱部をそれぞれ設けた構成としている。
この加熱調理器では、前記ケースの前端から後方に配設した加熱手段の最後部までの距離を400mm以内とすることが好ましい。
また、前記加熱手段は、少なくとも誘導加熱コイルと、下部と外周部とを断熱性カバーにより覆ったヒータユニットからなる電気ヒータとの2種を備えていることが好ましい。
さらに、前記誘導加熱コイルを前記ケース内の前方両側に配設するとともに、前記ヒータユニットを前記ケース内の後方中央に配設しており、右側に位置する第1誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの右側端までの寸法s1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法s2とが略同一であり、左側に位置する第2誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの左側端までの寸法S1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法S2とが略同一であることが好ましい。
さらにまた、前記ケース内に前記ヒータユニットを載置する底板を設けるとともに、該底板上に前記誘導加熱コイルとの間を区画する遮熱板を設けることが好ましい。
この場合、前記ケース内の少なくとも一部に、制御基板および冷却ファンを配設する下方の制御基板配設部と、少なくとも1つの前記誘導加熱コイルを配設する上方の誘導加熱コイル配設部とに仕切る仕切板を設け、前記ヒータユニットは前記仕切板より上方に配設しており、前記仕切板において、前記冷却ファンと誘導加熱コイルとの間に通気口を設け、前記冷却ファンによる送風を前記制御基板を冷却する第1冷却風と前記通気口を通して誘導加熱コイルを冷却する第2冷却風とに分流し、前記第1冷却風は前記底板の下部を通過させて排気する一方、前記第2冷却風は前記誘導加熱コイルの周囲を通過させて排気することが好ましい。
本発明の加熱調理器では、トッププレートに3以上の加熱手段による加熱部をそれぞれ設け、ケースの前端から後方に配設した加熱手段の最後部までの距離を400mm以内としているため、据え置きタイプの規格に適した3以上の加熱部を搭載した加熱調理器を実現できる。
また、前記加熱手段として誘導加熱コイルと電気ヒータとの2種を搭載しているため、安全性が高い誘導加熱用の鍋だけでなく、ガラス鍋や土鍋を使用できるため、利便性の向上を図ることができる。
さらに、右側に位置する第1誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの右側端までの寸法s1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法s2とが略同一であり、左側に位置する第2誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの左側端までの寸法S1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法S2とが略同一としているため、ユーザが希望の加熱部に鍋を設置する際に、加熱部の設置位置中央を把握し易く、利便性を向上することができる。
さらにまた、ヒータユニットを載置する底板上に前記誘導加熱コイルとの間を区画する遮熱板を設けているため、電気ヒータの熱が誘導加熱コイルによる加熱に影響を及ぼすことを防止できる。
この場合、冷却ファンによる送風を前記制御基板を冷却する第1冷却風と前記通気口を通して誘導加熱コイルを冷却する第2冷却風とに分流し、前記第1冷却風は前記底板の下部を通過させて排気する一方、前記第2冷却風は前記誘導加熱コイルの周囲を通過させて排気するため、制御基板および誘導加熱コイルを冷却した冷却風により電気ヒータによる加熱に影響を及ぼすことを防止できる。また、1つの冷却ファンにより制御基板、および、誘導加熱コイルを冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図6は、家庭の流し台上に設置する本発明の実施形態に係る据え置き型の加熱調理器を示す。この加熱調理器は、3つの加熱部13a,13b,13cを具備させたもので、ケース10の内部に、大略、ロースターユニット16と、基板ボックス20と、前記ロースターユニット16の上部を区画する区画板35と、3つの加熱手段と、表示ユニット42と、操作ユニット45とを収容したものである。
前記ケース10は、図1および図2(A),(B)に示すように、大略、上端を開口したケース本体11の上面にガラス製のトッププレート12と蓋枠14とを配設したものである。ケース本体11には、前面の左側にロースターユニット16の扉18が位置する開口部が設けられている。また、前面の右側には、開閉可能に装着した操作ユニット45が位置する開口部が設けられている。前記トッププレート12は、後述する3つの加熱手段に対応する加熱部13a,13b,13cを備えている。各加熱部13a〜13cには、図示しない鍋を配置する際の目印となる円形状の模様が設けられている。また、トッププレート12における前面右側には、表示パネル44a,44b,44cを透視可能な透明部が設けられている。前記蓋枠14は、ケース本体11の上端開口に装着されるもので、トッププレート12と外周縁を除く部分を露出させる開口部と、吸排気口を構成する開口部とが設けられている。この吸排気口の開口部内には、吸気孔を構成する基板ボックス20の吸気ダクト31と、排気口を構成するロースターユニット16のロースター用排気ダクト19および本体排気口49が配設され、その上面には金属製の多孔カバー15が配設されている。前記本体排気口49は、後述する冷却ファン26による分流された冷却風W1,W2,W3を纏めて排気するためのものである。
前記ロースターユニット16は、金属製のロースターケース17内にヒータ(図示せず)を配設するとともに、ロースターケース17の前面に把持部18aを備えた扉18を配設した周知のものである。このロースターケース17の後部には、内部と連通するL字形状のロースター用排気ダクト19が接続され、該ロースター用排気ダクト19を介して上側の多孔カバー15を通して排気するように構成している。
前記基板ボックス20は、図2、図4および図5に示すように、一対の下ケース21と上ケース22とからなる樹脂製のもので、この上ケース22の上面が、制御基板25A,25Bおよび冷却ファン26を配設する下方の制御基板配設部23と、第1誘導加熱コイル37を配設する上方の誘導加熱コイル配設部24とに仕切る仕切板を構成している。
前記制御基板配設部23は、下ケース21および上ケース22のそれぞれ対応する部位から突設した仕切壁21a,22aにより、前側の基板配設部と後側のファン配設部とに更に区画されている。ここで、基板配設部は、2枚の制御基板25A,25Bを上下に所定間隔をもって収容保持するものである。また、ファン配設部は、ドラム状の冷却ファン26を、その回転軸が左右に向けて水平に延びるように配設するものである。
具体的には、基板配設部には、前記下ケース21の底より上側に配設する制御基板25Aを固定するための複数の支持柱部27が設けられている。また、前記上ケース22のロースターユニット16と対向する側面に膨出部28が設けられ、この膨出部28の後側面に排気口29が設けられている。なお、この膨出部28の上側は、高温注意表示とコイルリード線の中継を兼ねた中継基板配設部30とされている。
前記ファン配設部には、前記上ケース22の後部に、該上ケース22の上面を貫通するように一体成形された筒状の吸気ダクト31が設けられ、該吸気ダクト31を介して上側の多孔カバー15を通して外気を導入するように構成している。さらにまた、冷却ファン26と誘導加熱コイルとの間に位置するように、上ケース22に上向きに膨出する膨出部32が設けられ、この膨出部32に外部と連通する通気口33が設けられている。
前記誘導加熱コイル配設部24には、配設する第1誘導加熱コイル37の外周部を覆うとともに、一端を前記通気口33に配置した分流板34が上向きに突出するように一体に設けられている。また、この誘導加熱コイル配設部24の後方には、下向きに窪んだ段部が設けられ、この段部に後述する区画板35を位置決めするように構成されている。
この基板ボックス20では、冷却ファン26による送風を、基板ボックス20内を通過する第1冷却風W1と、通気口33から外部に排出される第2冷却風W2とに分流するとともに、該第2冷却風W2を分流板34によって後述する表示ユニット42に供給する第3冷却風W3に更に分流するように構成している。
前記区画板35は、前記ロースターユニット16の上部において、前記基板ボックス20の上面と略面一に配設し、該基板ボックス20の上面とで上方の加熱手段配設部を区画するものである。この区画板35には、後部に前記基板ボックス20の段部に延びる底板36が設けられている。
3つの加熱手段は、図1および図3に示すように、前記基板ボックス20上である前方右側に配設した第1誘導加熱コイル37と、前記区画板35上である前方左側に配設した第2誘導加熱コイル38と、前記区画板35の底板36上である後方中央に配設した電気ヒータ39とからなる。ここで、第1誘導加熱コイル37および第2誘導加熱コイル38は、高周波電流が通電されることにより、前記トッププレート12を介して鍋を電磁誘導加熱するものである。前記電気ヒータ39は、下部と外周部とを断熱性カバー40により覆った状態でユニット化されたヒータユニットからなるラジアントヒータを適用している。この電気ヒータ39には、各誘導加熱コイル37,38との間を区画して断熱を図る遮熱板41が配設されている。
本実施形態では、前記ケース10の前端から電気ヒータ39の最後部までの距離L1を400mmとしている。また、前方右側に位置する第1誘導加熱コイル37は、その中央部とトッププレート12の右側端までの寸法s1と、中央部とトッププレート12の前側端までの寸法s2とが略同一に設定されている。さらに、前方左側に位置する第2誘導加熱コイル38は、その中央部とトッププレート12の左側端までの寸法S1と、中央部とトッププレート12の前側端までの寸法S2とが略同一に設定されている。前記トッププレート12の端とは、蓋枠14の露出部の縁を意味する。また、第1誘導加熱コイル37では、トッププレート12の前側端とは、後述する表示パネル44a,44b,44cの縁を意味する。
前記表示ユニット42は、図2(A)、図3および図4に示すように、ケース10において、前記ロースターユニット16の反対側である前方右側の基板ボックス20の前方上部に配設され、前記分流板34によって分流された第3冷却風W3により冷却されるものである。この表示ユニット42は、前記分流板34と連続する略逆台形状の仕切壁42aを備えている。この表示ユニット42は、表示基板43と、該表示基板43上に配設した3つの表示手段である表示パネル44a,44b,44cを備えている。右側に位置する表示パネル44aは、前方右側に位置する第1誘導加熱コイル37の設定状態を表示するものである。中央に位置する表示パネル44bは、後方中央に位置する電気ヒータ39と、ロースターユニット16の設定状態を表示するものである。左側に位置する表示パネル44cは、前方左側に位置する第2誘導加熱コイル38の設定状態を表示するものである。即ち、本実施形態では、トッププレート12の3つの加熱部13a〜13cに対応するようにそれぞれ個別に表示パネル44a〜44cが設けられ、そのうちの1つにロースターユニット16の設定状態を組み込んで表示できるように構成している。
入力手段である前記操作ユニット45は、断面三角形状をなす基体46を備え、前記表示ユニット42の下部に位置するように、ケース10の正面に開閉可能に配設したものである。この操作ユニット45は、3つの加熱手段37,38,39とロースターユニット16の動作を入力するもので、前記表示パネル44a,44b,44cと垂直方向に略一致する3つの操作部47a,47b,47cを備えている。具体的には、操作部47aは、表示パネル44aと垂直方向に一致するもので、前方右側の第1誘導加熱コイル37を動作させるものである。操作部47bは、表示パネル44bと垂直方向に一致するもので、ロースターユニット16と、後方中央の電気ヒータ39を動作させるものである。操作部47cは、表示パネル44cと垂直方向に一致するもので、前方左側の第2誘導加熱コイル38を動作させるものである。なお、この操作ユニット45には、全ての操作部47a〜47cを操作を不可能とするためのロック操作部48が設けられている。
このように構成した加熱調理器では、ケース10の前端から後方に配設した電気ヒータ39の最後部までの距離を400mm以内としているため、据え置きタイプの規格に適した3以上の加熱部13a〜13cを搭載した加熱調理器を実現することができる。また、加熱手段の1つに電気ヒータ39を搭載し、安全性が高い誘導加熱用の鍋だけでなく、ガラス鍋や土鍋を使用できるようにしているため、利便性を向上することができる。
さらに、右側に位置する第1誘導加熱コイル37は、その中央部とトッププレート12の右側端までの寸法s1と、中央部とトッププレート12の前側端までの寸法s2とが略同一であり、左側に位置する第2誘導加熱コイル38は、その中央部とトッププレート12の左側端までの寸法S1と、中央部とトッププレート12の前側端までの寸法S2とが略同一であるため、ユーザが加熱部13a〜13cに鍋を設置する際に、加熱部13a〜13cの設置位置中央を把握し易い。
しかも、ヒータユニットを載置した底板36には、誘導加熱コイル37,38との間を区画する遮熱板41を設けているため、電気ヒータ39の熱が誘導加熱コイルによる加熱に影響を及ぼすことを防止できる。また、入力手段である操作ユニット45の各操作部47a,47b,47cを表示手段である各表示パネル44a,44b,44cと垂直方向に一致するように配置しているため、加熱部13a,13b,13cおよびロースターユニット16の動作入力操作と、確認動作とを容易に行うことができる。
そして、加熱調理器を動作させると、操作に応じて設定された所定の加熱部13a,13b,13cの加熱手段およびロースターユニット16が動作するとともに、冷却ファン26が動作する。そうすると、図2(A)に示すように、前記基板ボックス20における吸気ダクト31から外気を吸引し、前側の基板配設部に向けて送風する。
前記冷却ファン26による送風は、図示のように、基板ボックス20の上下にわたって放射状に送出されるため、通気口33の下端である上ケース22の上面によって、基板ボックス20の内部を通過して前記制御基板25A,25Bを冷却する第1冷却風W1と、前記通気口33から基板ボックス20の外部に送風されて第1誘導加熱コイル37を冷却する第2冷却風W2とに分流される。また、この第2冷却風W2は、図3に示すように、上ケース22に設けた分流板34により、基板ボックス20の前方に配設する表示基板43を冷却する第3冷却風W3に更に分流される。
前記基板ボックス20内に送風された第1冷却風W1は、図3に波線で示すように、制御基板25A,25Bの上下を通過してこれらで発生した熱を吸着して冷却した後、排気口29からケース10において後向きに排気される。ここで、このケース10内は、基板ボックス20の上面と区画板35とが面一に位置し、上下の領域を完全に区画された状態である。そのため、基板ボックス20から排気された第1冷却風W1は、基板ボックス20と、ロースターユニット16と、区画板35の底板36とで区画された通路内を通過して後方の本体排気口49から外部に排気される。
前記基板ボックス外に送風された第2冷却風W2は、基板ボックス20上に配置された第1誘導加熱コイル37の周囲を通過して発生した熱を吸着して冷却した後、表示ユニット42の周壁に衝突して第2誘導加熱コイル38の方向に流動方向が変更される。そして、後述する第3冷却風W3と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後、ケース10の後方の本体排気口49から外部に排気される。
前記分流板34によって分流された第3冷却風W3は、分流板34の外側を通ってケース10の前方に位置する表示ユニット42に供給され、表示パネル44a〜44cと表示基板43との間を通過して冷却した後、第2誘導加熱コイル38へ供給される。そして、前記第2冷却風W2と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後に本体排気口49から外部に排気される。
なお、各構成部品のうち、電気ヒータ39は、遮熱板41および底板36により冷却風W1〜W3による影響(冷却)は及ばないように構成している。そのため、トッププレート12を介して鍋を加熱する電気ヒータ39による加熱に影響が及ぶことを防止できる。
このように、本実施形態では、1つの冷却ファン26により制御基板25A,25B、誘導加熱コイル37,38および表示ユニット42を冷却することができる。しかも、第2誘導加熱コイル38を除く構成部品は、通気口33および分流板34により3つに分流された冷却風W1〜W3によりそれぞれ冷却される。言い換えれば、他の部品を冷却することにより暖かくなった風を利用して冷却するのではないため、確実な冷却効果を得ることができる。
なお、本発明の加熱調理器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ケース10内の一部(右側)を、制御基板配設部23と、第1誘導加熱コイル37を配設する上方の誘導加熱コイル配設部24とに仕切る仕切板として上ケース22の上面を兼用させたが、前記区画板35のように、単独の板材からなる専用の仕切板を設けてもよい。
本発明の加熱調理器を示す斜視図である。 (A),(B)は図1の断面図である。 トッププレートを外した状態の平面図である。 トッププレートおよび加熱手段を外した状態の斜視図である。 基板ボックスおよび区画板の分解斜視図である。 操作ユニットの操作部を示す正面図である。
符号の説明
10…ケース 12…トッププレート
13a〜13c…加熱部 16…ロースターユニット
20…基板ボックス 22…上ケース(仕切板)
23…制御基板配設部 24…誘導加熱コイル配設部
25A,25B…制御基板 26…冷却ファン
29…排気口 31…吸気ダクト
33…通気口 34…分流板
35…区画板 36…底板
37…第1誘導加熱コイル 38…第2誘導加熱コイル
39…電気ヒータ 40…断熱性カバー
41…遮熱板 42…表示ユニット
45…操作ユニット W1…第1冷却風
W2…第2冷却風 W3…第3冷却風

Claims (6)

  1. 上面にトッププレートを配設したケースを備え、家庭の流し台上に設置する据え置き型の加熱調理器において、前記トッププレートに3以上の加熱手段による加熱部をそれぞれ設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記ケースの前端から後方に配設した加熱手段の最後部までの距離を400mm以内としたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱手段は、少なくとも誘導加熱コイルと、下部と外周部とを断熱性カバーにより覆ったヒータユニットからなる電気ヒータとの2種を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記誘導加熱コイルを前記ケース内の前方両側に配設するとともに、前記ヒータユニットを前記ケース内の後方中央に配設しており、
    右側に位置する第1誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの右側端までの寸法s1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法s2とが略同一であり、左側に位置する第2誘導加熱コイルは、その中央部とトッププレートの左側端までの寸法S1と、中央部とトッププレートの前側端までの寸法S2とが略同一であることを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記ケース内に前記ヒータユニットを載置する底板を設けるとともに、該底板上に前記誘導加熱コイルとの間を区画する遮熱板を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記ケース内の少なくとも一部に、制御基板および冷却ファンを配設する下方の制御基板配設部と、少なくとも1つの前記誘導加熱コイルを配設する上方の誘導加熱コイル配設部とに仕切る仕切板を設け、前記ヒータユニットは前記仕切板より上方に配設しており、
    前記仕切板において、前記冷却ファンと誘導加熱コイルとの間に通気口を設け、前記冷却ファンによる送風を前記制御基板を冷却する第1冷却風と前記通気口を通して誘導加熱コイルを冷却する第2冷却風とに分流し、前記第1冷却風は前記底板の下部を通過させて排気する一方、前記第2冷却風は前記誘導加熱コイルの周囲を通過させて排気するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
JP2003274870A 2003-07-15 2003-07-15 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3974884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003274870A JP3974884B2 (ja) 2003-07-15 2003-07-15 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003274870A JP3974884B2 (ja) 2003-07-15 2003-07-15 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005037058A true JP2005037058A (ja) 2005-02-10
JP3974884B2 JP3974884B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=34211708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003274870A Expired - Fee Related JP3974884B2 (ja) 2003-07-15 2003-07-15 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3974884B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192611A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Ego Elektro Geraete Blanc & Fischer 誘導ホブの構成方法及び誘導ホブ
CN109931632A (zh) * 2017-12-15 2019-06-25 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 组合加热源及烹饪器具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008192611A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Ego Elektro Geraete Blanc & Fischer 誘導ホブの構成方法及び誘導ホブ
CN101252796A (zh) * 2007-01-31 2008-08-27 E.G.O.电气设备制造股份有限公司 感应滚刀的制造方法及感应滚刀
CN109931632A (zh) * 2017-12-15 2019-06-25 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 组合加热源及烹饪器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3974884B2 (ja) 2007-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107781855B (zh) 烹调设备
EP2066974B1 (en) Cooking apparatus
EP2816290B1 (en) Heating cooker
JP4012877B2 (ja) 加熱調理器
JP3974884B2 (ja) 加熱調理器
JP4012862B2 (ja) 加熱調理器
JP2009283392A (ja) 加熱調理器
EP2061996B1 (en) Cooking apparatus
EP2057417B1 (en) Cooking apparatus
JP2010277906A (ja) 誘導加熱調理器
JP2005038717A (ja) 加熱調理器
JP2010277905A (ja) 誘導加熱調理器
JP2011096442A (ja) 加熱調理器
JP2010192302A (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2008167957A (ja) 加熱調理器
JP6893196B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2011096441A (ja) 加熱調理器
WO2008032897A1 (en) Cooking apparatus
CN104095531A (zh) 电压力锅的线路板支架组件及电压力锅
JP4171678B2 (ja) 加熱調理器
JP2009283394A (ja) 加熱調理器
EP2064492B1 (en) Cooking apparatus
JP2010027433A (ja) 加熱調理器
JP2005331178A (ja) 電子レンジ
EP2061995A1 (en) Cooking apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070615

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees