JP2005038717A - 加熱調理器 - Google Patents

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Shizunao Hatsutori
静尚 服部
Jun Misaki
純 三崎
Hiroshi Kumagai
浩志 熊谷
Masaharu Irie
正治 入江
Masami Fukushima
正巳 福嶋
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Abstract

【課題】加熱部の設定状態を示す表示手段の冷却構造の簡素化を図るとともに、入力操作と設定状態の確認とが便利な加熱調理器を提供する。
【解決手段】トッププレート12に、2以上の加熱部13a〜13cを設けるとともに、ケース10の正面一側にロースターユニット16を設けた加熱調理器において、ケース10またはトッププレート12に、加熱部13a〜13cの動作を入力する入力手段(操作ユニット45)を配設するとともに、トッププレート12におけるロースターユニット16と反対側に入力手段による設定状態を表示する表示手段(表示ユニット42)を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭の流し台に設置する加熱調理器に関するものである。
この種の家庭の台所用の加熱調理器においては、防火安全性の向上を目的として、熱源として火を使わない誘導加熱コイルを用いたものが普及し始めている。また、この加熱調理器としては、台所の流し台内に組み込むようにして設置するビルトインタイプと、流し台上の所定位置に設置する据え置きタイプの2種類のものを有する。
本発明の加熱調理器に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2002−352945号公報
この特許文献1の加熱調理器は、トッププレートにおいて、前方左側と前方右側と後方中央の3箇所に加熱部がそれぞれ形成されるとともに、各加熱部の設定状態を表示するための表示手段が設けられている。前記トッププレートにおける表示手段の配設位置は、比較的広い空間を有する前方中央において、それぞれの加熱部に対応するように3つの表示手段が三角形状をなすように配置している。または、前方において、それぞれ3つの表示手段を横一文字に並べて配置している。
しかしながら、前記加熱調理器において、左半分の領域にはロースターユニットが配設されているため、その近傍に配設した前記表示手段の冷却機構が複雑になるうえ、組立作業性が悪いという問題がある。また、各加熱部を動作させるための入力手段は、前記ロースターユニットの反対側であるケースの正面右側に配置されるため、入力操作と表示手段による確認とが非常に面倒である。
そこで、本発明では、加熱部の設定状態を示す表示手段の冷却構造の簡素化を図るとともに、入力操作と設定状態の確認とが便利な加熱調理器を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、上面にトッププレートを配設したケースを備え、前記トッププレートに、前記ケース内に配設した加熱手段による2以上の加熱部を設けるとともに、前記ケースの正面一側にロースターユニットを設けた加熱調理器において、前記ケースまたはトッププレートに、前記加熱部の動作を入力する入力手段を配設するとともに、前記トッププレートにおける前記ロースターユニットと反対側に前記入力手段による設定状態を表示する表示手段を設けた構成としている。
この加熱調理器では、前記表示手段は、各加熱部に対応して個別の表示パネルを有するように構成され、前記入力手段は、各表示パネルと対応する操作部を略垂直方向に一致するように前記ケースの正面に設けたものであることが好ましい。
また、前記ケース内の前記ロースターユニットと反対側に、制御基板および冷却ファンを配設する下方の制御基板配設部と、第1の加熱手段を配設する上方の加熱手段配設部とに仕切る仕切板を設け、前記仕切板において、前記冷却ファンと第1加熱手段との間に通気口を設け、前記冷却ファンによる送風を前記制御基板を冷却する第1冷却風と前記通気口を通して第1加熱手段を冷却する第2冷却風とに分流することが好ましい。
この場合、前記仕切板に、上方に配設した第1加熱手段への第2冷却風を前記表示手段を冷却する第3冷却風に更に分流する分流板を設けることが好ましい。
または、前記表示手段を冷却する冷却ファンを配設し、該冷却ファンによる冷却風により、前記ロースターユニットの上方に配設した第2加熱手段を冷却することが好ましい。
本発明の加熱調理器では、表示手段をロースターユニットと反対側に配置しているため、該ロースターユニットを使用することにより表示手段が異常加熱されることはない。そのため、表示手段の冷却構造の簡素化を図ることができる。
しかも、入力手段は、各表示パネルと対応する操作部を略垂直方向に一致するように前記ケースの正面に設けているため、入力手段による加熱部の動作入力操作と、表示手段による確認動作とを容易に行うことができる。
そして、具体的な冷却構造としては、冷却ファンによる送風を第1冷却風と第2冷却風とに分流し、1つの冷却ファンで制御基板と第1加熱手段とを冷却することができるようにしている。しかも、他の部材の冷却することにより暖かくなった風を利用して他の部品の冷却を行うのではなく、分流により冷たい状態のままの冷却風により各部品を冷却するため、冷却ファンを大型化することなく、確実な冷却効果を得ることができる。
また、第2冷却風を前記表示手段を冷却する第3冷却風に更に分流する分流板を設け、冷たい状態のままの冷却風により冷却できる部品を更に増大させている。そのため、冷却ファンを大型化することなく、確実な冷却効果を得ることができる。
さらに、前記表示手段を冷却する冷却ファンを配設し、該冷却ファンによる冷却風により、前記ロースターユニットの上方に配設した第2加熱手段を冷却するようにし、該第2誘導加熱手段を冷却するための風量を増大させているため、冷却効果を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図6は、家庭の流し台上に設置する本発明の第1実施形態に係る据え置き型の加熱調理器を示す。この加熱調理器は、3つの加熱部13a,13b,13cを具備させたもので、ケース10の内部に、大略、ロースターユニット16と、基板ボックス20と、前記ロースターユニット16の上部を区画する区画板35と、3つの加熱手段と、表示ユニット42と、操作ユニット45とを収容したものである。
前記ケース10は、図1および図2(A),(B)に示すように、大略、上端を開口したケース本体11の上面にガラス製のトッププレート12と蓋枠14とを配設したものである。ケース本体11には、前面の左側にロースターユニット16の扉18が位置する開口部が設けられている。また、前面の右側には、開閉可能に装着した操作ユニット45が位置する開口部が設けられている。前記トッププレート12は、後述する3つの加熱手段に対応する加熱部13a,13b,13cを備えている。各加熱部13a〜13cには、図示しない鍋を配置する際の目印となる円形状の模様が設けられている。また、トッププレート12における前面右側には、表示パネル44a,44b,44cを透視可能な透明部が設けられている。前記蓋枠14は、ケース本体11の上端開口に装着されるもので、トッププレート12と外周縁を除く部分を露出させる開口部と、吸排気口を構成する開口部とが設けられている。この吸排気口の開口部内には、吸気孔を構成する基板ボックス20の吸気ダクト31と、排気口を構成するロースターユニット16のロースター用排気ダクト19および本体排気口49が配設され、その上面には金属製の多孔カバー15が配設されている。前記本体排気口49は、後述する冷却ファン26による分流された冷却風W1,W2,W3を纏めて排気するためのものである。
前記ロースターユニット16は、金属製のロースターケース17内にヒータ(図示せず)を配設するとともに、ロースターケース17の前面に把持部18aを備えた扉18を配設した周知のものである。このロースターケース17の後部には、内部と連通するL字形状のロースター用排気ダクト19が接続され、該ロースター用排気ダクト19を介して上側の多孔カバー15を通して排気するように構成している。
前記基板ボックス20は、図2、図4および図5に示すように、一対の下ケース21と上ケース22とからなる樹脂製のもので、この上ケース22の上面が、制御基板25A,25Bおよび冷却ファン26を配設する下方の制御基板配設部23と、第1誘導加熱コイル37を配設する上方の誘導加熱コイル配設部24とに仕切る仕切板を構成している。
前記制御基板配設部23は、下ケース21および上ケース22のそれぞれ対応する部位から突設した仕切壁21a,22aにより、前側の基板配設部と後側のファン配設部とに更に区画されている。ここで、基板配設部は、2枚の制御基板25A,25Bを上下に所定間隔をもって収容保持するものである。また、ファン配設部は、ドラム状の冷却ファン26を、その回転軸が左右に向けて水平に延びるように配設するものである。
具体的には、基板配設部には、前記下ケース21の底より上側に配設する制御基板25Aを固定するための複数の支持柱部27が設けられている。また、前記上ケース22のロースターユニット16と対向する側面に膨出部28が設けられ、この膨出部28の後側面に排気口29が設けられている。なお、この膨出部28の上側は、高温注意表示とコイルリード線の中継を兼ねた中継基板配設部30とされている。
前記ファン配設部には、前記上ケース22の後部に、該上ケース22の上面を貫通するように一体成形された筒状の吸気ダクト31が設けられ、該吸気ダクト31を介して上側の多孔カバー15を通して外気を導入するように構成している。さらにまた、冷却ファン26と誘導加熱コイルとの間に位置するように、上ケース22に上向きに膨出する膨出部32が設けられ、この膨出部32に外部と連通する通気口33が設けられている。
前記誘導加熱コイル配設部24には、配設する第1誘導加熱コイル37の外周部を覆うとともに、一端を前記通気口33に配置した分流板34が上向きに突出するように一体に設けられている。また、この誘導加熱コイル配設部24の後方には、下向きに窪んだ段部が設けられ、この段部に後述する区画板35を位置決めするように構成されている。
この基板ボックス20では、冷却ファン26による送風を、基板ボックス20内を通過する第1冷却風W1と、通気口33から外部に排出される第2冷却風W2とに分流するとともに、該第2冷却風W2を分流板34によって後述する表示ユニット42に供給する第3冷却風W3に更に分流するように構成している。
前記区画板35は、前記ロースターユニット16の上部において、前記基板ボックス20の上面と略面一に配設し、該基板ボックス20の上面とで上方の加熱手段配設部を区画するものである。この区画板35には、後部に前記基板ボックス20の段部に延びる底板36が設けられている。
3つの加熱手段は、図1および図3に示すように、前記基板ボックス20上である前方右側に配設した第1誘導加熱コイル37と、前記区画板35上である前方左側に配設した第2誘導加熱コイル38と、前記区画板35の底板36上である後方中央に配設した電気ヒータ39とからなる。ここで、第1誘導加熱コイル37および第2誘導加熱コイル38は、高周波電流が通電されることにより、前記トッププレート12を介して鍋を電磁誘導加熱するものである。前記電気ヒータ39は、下部と外周部とを断熱性カバー40により覆った状態でユニット化されたヒータユニットからなるラジアントヒータを適用している。この電気ヒータ39には、各誘導加熱コイル37,38との間を区画して断熱を図る遮熱板41が配設されている。
前記表示ユニット42は、図2(A)、図3および図4に示すように、ケース10において、前記ロースターユニット16の反対側である前方右側の基板ボックス20の前方上部に配設され、前記分流板34によって分流された第3冷却風W3により冷却されるものである。この表示ユニット42は、前記分流板34と連続する略逆台形状の仕切壁42aを備えている。この表示ユニット42は、表示基板43と、該表示基板43上に配設した3つの表示手段である表示パネル44a,44b,44cを備えている。右側に位置する表示パネル44aは、前方右側に位置する第1誘導加熱コイル37の設定状態を表示するものである。中央に位置する表示パネル44bは、後方中央に位置する電気ヒータ39と、ロースターユニット16の設定状態を表示するものである。左側に位置する表示パネル44cは、前方左側に位置する第2誘導加熱コイル38の設定状態を表示するものである。即ち、本実施形態では、トッププレート12の3つの加熱部13a〜13cに対応するようにそれぞれ個別に表示パネル44a〜44cが設けられ、そのうちの1つにロースターユニット16の設定状態を組み込んで表示できるように構成している。
入力手段である前記操作ユニット45は、断面三角形状をなす基体46を備え、前記表示ユニット42の下部に位置するように、ケース10の正面に開閉可能に配設したものである。この操作ユニット45は、3つの加熱手段37,38,39とロースターユニット16の動作を入力するもので、前記表示パネル44a,44b,44cと垂直方向に略一致する3つの操作部47a,47b,47cを備えている。具体的には、操作部47aは、表示パネル44aと垂直方向に一致するもので、前方右側の第1誘導加熱コイル37を動作させるものである。操作部47bは、表示パネル44bと垂直方向に一致するもので、ロースターユニット16と、後方中央の電気ヒータ39を動作させるものである。操作部47cは、表示パネル44cと垂直方向に一致するもので、前方左側の第2誘導加熱コイル38を動作させるものである。なお、この操作ユニット45には、全ての操作部47a〜47cを操作を不可能とするためのロック操作部48が設けられている。
このように、本実施形態の加熱調理器では、入力手段である操作ユニット45の各操作部47a,47b,47cを表示手段である各表示パネル44a,44b,44cと垂直方向に一致するように配置しているため、加熱部13a,13b,13cおよびロースターユニット16の動作入力操作と、確認動作とを容易に行うことができる。しかも、本実施形態では、操作ユニット45は、回動可能に配設した断面三角形状の基体46に各操作部47a〜47cを設け、入力操作をする状態では、各操作部47a〜47cと表示パネル44a〜44cと同一の上方から見るように構成しているため、動作入力操作と確認動作に係る利便性を更に向上することができる。
そして、加熱調理器を動作させると、操作に応じて設定された所定の加熱部13a,13b,13cの加熱手段およびロースターユニット16が動作するとともに、冷却ファン26が動作する。そうすると、図2(A)に示すように、前記基板ボックス20における吸気ダクト31から外気を吸引し、前側の基板配設部に向けて送風する。
前記冷却ファン26による送風は、図示のように、基板ボックス20の上下にわたって放射状に送出されるため、通気口33の下端である上ケース22の上面によって、基板ボックス20の内部を通過して前記制御基板25A,25Bを冷却する第1冷却風W1と、前記通気口33から基板ボックス20の外部に送風されて第1誘導加熱コイル37を冷却する第2冷却風W2とに分流される。また、この第2冷却風W2は、図3に示すように、上ケース22に設けた分流板34により、基板ボックス20の前方に配設する表示基板43を冷却する第3冷却風W3に更に分流される。
前記基板ボックス20内に送風された第1冷却風W1は、図3に波線で示すように、制御基板25A,25Bの上下を通過してこれらで発生した熱を吸着して冷却した後、排気口29からケース10において後向きに排気される。ここで、このケース10内は、基板ボックス20の上面と区画板35とが面一に位置し、上下の領域を完全に区画された状態である。そのため、基板ボックス20から排気された第1冷却風W1は、基板ボックス20と、ロースターユニット16と、区画板35の底板36とで区画された通路内を通過して後方の本体排気口49から外部に排気される。
前記基板ボックス外に送風された第2冷却風W2は、基板ボックス20上に配置された第1誘導加熱コイル37の周囲を通過して発生した熱を吸着して冷却した後、表示ユニット42の周壁に衝突して第2誘導加熱コイル38の方向に流動方向が変更される。そして、後述する第3冷却風W3と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後、ケース10の後方の本体排気口49から外部に排気される。
前記分流板34によって分流された第3冷却風W3は、分流板34の外側を通ってケース10の前方に位置する表示ユニット42に供給され、表示パネル44a〜44cと表示基板43との間を通過して冷却した後、第2誘導加熱コイル38へ供給される。そして、前記第2冷却風W2と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後に本体排気口49から外部に排気される。
なお、各構成部品のうち、電気ヒータ39は、遮熱板41および底板36により冷却風W1〜W3による影響(冷却)は及ばないように構成している。そのため、トッププレート12を介して鍋を加熱する電気ヒータ39による加熱に影響が及ぶことを防止できる。
このように構成した加熱調理器では、表示手段である表示パネル44a〜44cをロースターユニット16と反対側に配置しているため、該ロースターユニットを使用することにより表示手段が異常加熱されることはない。そのため、表示手段の冷却構造の簡素化を図ることができる。
そして、本実施形態では、1つの冷却ファン26による送風を分流し、制御基板25A,25B、誘導加熱コイル37,38および表示ユニット42を冷却することができる。しかも、第2誘導加熱コイル38を除く構成部品は、通気口33および分流板34により3つに分流された冷却風W1〜W3によりそれぞれ冷却される。言い換えれば、他の部品を冷却することにより暖かくなった風を利用して冷却するのではないため、確実な冷却効果を得ることができる。
図7は第2実施形態の加熱調理器を示す。この加熱調理器では、基板ボックス20の上ケース22に、表示ユニット42を冷却するために第2冷却風W2を第3冷却風W3に更に分流する分流板34を設けずに、表示ユニット42を冷却する専用の冷却ファン50をケース10の正面右隅に配設した点で、第1実施形態と相違している。
この第2実施形態では、加熱調理器を動作させると、操作に応じて設定された所定の加熱部13a,13b,13cの加熱手段およびロースターユニット16が動作するとともに、冷却ファン26,50が動作する。
そして、前記冷却ファン26による送風は、第1実施形態と同様に、基板ボックス20の内部を通過して前記制御基板25A,25Bを冷却する第1冷却風W1と、前記通気口33から基板ボックス20の外部に送風されて第1誘導加熱コイル37を冷却する第2冷却風W2とに分流される。
第1冷却風W1は、制御基板25A,25Bで発生した熱を吸着して冷却した後、排気口29からケース10において後向きに排気される。また、第2冷却風W2は、基板ボックス20上に配置された第1誘導加熱コイル37の熱を吸着して冷却した後、表示ユニット42の周壁に衝突して第2誘導加熱コイル38の方向に流動方向が変更され、リレー配設部30で発生した熱を吸着して冷却した後、後述する第3冷却風W3’と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後、ケース10から外部に排気される。
また、冷却ファン50による冷却風W3’は、直接、表示ユニット42に供給され、表示パネル44a〜44cと表示基板43とを冷却した後、第2誘導加熱コイル38へ供給される。そして、前記第2冷却風W2と合流して第2誘導加熱コイル38を冷却した後に外部に排気される。
このように、第2実施形態の加熱調理器では、第1実施形態と同様に加熱部13a,13b,13cおよびロースターユニット16の動作入力操作と、確認動作とを容易に行うことができるうえ、表示手段の冷却構造の簡素化を図ることができる。
そして、本実施形態では、冷却ファン26による送風を分流し、制御基板25A,25Bと誘導加熱コイル37とを冷たい状態のままの冷却風W1,W2で冷却するとともに、冷却ファン50によって冷たい状態のままの冷却風W3’で表示ユニット42を冷却する。そして、第2誘導加熱コイル38は、第1実施形態と同様に、第1誘導加熱コイル37および表示ユニット42を冷却した冷却風W2,W3’を利用して冷却するが、第3冷却風W3が専用の冷却ファン50によるものであるため、その風量を増大でき、その結果、冷却効果を向上することができる。
なお、本発明の加熱調理器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、ケース10内の一部(右側)を、制御基板配設部23と、第1誘導加熱コイル37を配設する上方の誘導加熱コイル配設部24とに仕切る仕切板として上ケース22の上面を兼用させたが、前記区画板35のように、単独の板材からなる専用の仕切板を設けてもよい。
また、前記実施形態では、表示手段である表示パネル44a〜44cをトッププレート12から透視させて上方から見えるように構成したが、ケース10の正面から露出させて前方から見えるように構成してもよい。
さらに、前記実施形態では、家庭の流し台上に設置する据え置き型の加熱調理器に、本発明の入力手段および表示手段の構成を適用したが、流し台内に組み込むようにして設置するビルトインタイプにも同様に適用可能である。
さらにまた、前記実施形態では、トッププレート12に3つの加熱手段37,38,39による加熱部13a〜13cを設けたが、誘導加熱コイル37,38による2つの加熱部13a,13bのみを設けたものであってもよい。
そして、表示ユニット42は、第1実施形態では冷却ファン26による送風を分流した冷却風W3で冷却し、第2実施形態では専用の冷却ファン50による冷却風W3’で冷却したが、図8に示すように、分流板34と第2の冷却ファン50の両方を設けて両方の冷却風W3,W3’により冷却してもよい。このようにすれば、表示基板43を冷却するための風量を増大できるため、確実な冷却効果を得ることができるとともに、冷却風W2と合流した後の第2誘導加熱コイル38を冷却する効率も向上することができる。
本発明の加熱調理器を示す斜視図である。 (A),(B)は図1の断面図である。 トッププレートを外した状態の第1実施形態の平面図である。 トッププレートおよび加熱手段を外した状態の斜視図である。 基板ボックスおよび区画板の分解斜視図である。 操作ユニットの操作部を示す正面図である。 トッププレートを外した状態の第2実施形態の平面図である。 加熱調理器の変形例を示す平面図である。
符号の説明
10…ケース 12…トッププレート
13a〜13c…加熱部 16…ロースターユニット
20…基板ボックス 22…上ケース(仕切板)
23…制御基板配設部 24…誘導加熱コイル配設部
25A,25B…制御基板 26…冷却ファン
29…排気口 31…吸気ダクト
33…通気口 34…分流板
35…区画板 36…底板
37…第1誘導加熱コイル 38…第2誘導加熱コイル
39…電気ヒータ 40…断熱性カバー
41…遮熱板 42…表示ユニット
44a〜44c…表示パネル 45…操作ユニット
47a〜47c…操作部 50…冷却ファン
W1…第1冷却風 W2…第2冷却風
W3,W3’…第3冷却風

Claims (5)

  1. 上面にトッププレートを配設したケースを備え、前記トッププレートに、前記ケース内に配設した加熱手段による2以上の加熱部を設けるとともに、前記ケースの正面一側にロースターユニットを設けた加熱調理器において、
    前記ケースまたはトッププレートに、前記加熱部の動作を入力する入力手段を配設するとともに、前記トッププレートにおける前記ロースターユニットと反対側に前記入力手段による設定状態を表示する表示手段を設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記表示手段は、各加熱部に対応して個別の表示パネルを有するように構成され、前記入力手段は、各表示パネルと対応する操作部を略垂直方向に一致するように前記ケースの正面に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記ケース内の前記ロースターユニットと反対側に、制御基板および冷却ファンを配設する下方の制御基板配設部と、第1の加熱手段を配設する上方の加熱手段配設部とに仕切る仕切板を設け、
    前記仕切板において、前記冷却ファンと第1加熱手段との間に通気口を設け、前記冷却ファンによる送風を前記制御基板を冷却する第1冷却風と前記通気口を通して第1加熱手段を冷却する第2冷却風とに分流するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記仕切板に、上方に配設した第1加熱手段への第2冷却風を前記表示手段を冷却する第3冷却風に更に分流する分流板を設けたことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記表示手段を冷却する冷却ファンを配設し、該冷却ファンによる冷却風により、前記ロースターユニットの上方に配設した第2加熱手段を冷却するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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