JP2005036498A - ずれ止めおよび鋼とコンクリートとの結合方法 - Google Patents

ずれ止めおよび鋼とコンクリートとの結合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 設置時に重機が通過しても重機とずれ止めのいずれにも損傷が生じず、防水層を塗布しても機能を確保でき、設置後に発錆の問題がないずれ止めおよび鋼とコンクリートとの結合方法を提供すること。
【解決手段】 板状のベース3に凸部5を設け、ジベル1を形成する。ジベル1は、プラスチック製等とする。凸部5の上端には、テーパ7が設けられる。凸部5の外周面6には、ベース3の表面4に沿ってスティフナ13が固定される。また、ジベル1の接着面15を含む露出面17は、目荒らしされる。鋼とコンクリートを結合するには、接着剤33を用いてジベル1を鋼27の表面に固定し、ベース3の周囲に防水層31を塗布した後、鋼27上にコンクリート29を打設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ずれ止めおよび鋼とコンクリートとの結合方法に関するものである。
従来、鋼コンクリート合成床版等において、鋼とコンクリートを一体化させるためのずれ止めとして、金属製のスタッドジベルや、プレート型ジベル等が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−317180号公報
しかしながら、金属製のスタッドジベルは、腐食による膨張からコンクリート床版のひび割れを誘発する等、耐久性上の問題がある。耐久性を確保するためには防水層を塗布するが、部材の表面全てを完全防水することは困難であるため、十分なかぶりを確保しなければならず、部材断面が大きくなることがある。また、スタッドジベルを設置した鋼の上を重機が通過すると、重機およびスタッドジベルが損傷することがある。
プレート型ジベルでは、鋼とジベルとの境目に防水層を施工すると、プレートの端部に防水層が塗布されて丸みができる。そのため、ずれ止めとして所定の機能を確保でいないことがある。また、乾燥収縮によってコンクリートが下地面から剥離することがある。
第1の発明は、プラスチック製で、第1の板状部材の表面に、前記第1の板状部材より面積が小さい第2の板状部材が設けられたことを特徴とするずれ止めである。
第1、第2の板状部材の材質は、所定の強度を有し、アルカリに対する耐久性や、発熱に対する耐久性・寸法安定性を確保できるものとし、引張強さ100N/mm、曲げ強さ150N/mm、曲げ弾性率5000N/mm程度のガラス繊維強化ナイロンを用いるのが望ましい。他に、ABS系樹脂や、ポリアミド樹脂等の高強度プラスチックを用いてもよい。
第1、第2の板状部材は、例えば円形であり、第1の板状部材および第2の板状部材の露出面は、必要に応じて目荒らしされる。第2の板状部材には、第1の板状部材から遠ざかるにつれて断面積が大きくなるように逆テーパを設けることもある。第2の板状部材の周囲には、第1の板状部材に沿って補剛材を設けてもよい。また、第2の板状部材は、内部に中空を設けてもよい。
第2の発明は、第1の発明のずれ止めの第1の板状部材を鋼の表面に接着し、ずれ止めを覆うようにコンクリートを設置することを特徴とする鋼とコンクリートとの結合方法である。
第2の発明では、第1の板状部材を接着材を用いて鋼の表面に接着し、ずれ止めを覆うようにコンクリートを設置することによって、鋼とコンクリートとが一体化される。
本発明のずれ止めおよび鋼とコンクリートとの結合方法は、設置時に重機が通過しても重機とずれ止めのいずれにも損傷が生じず、防水層を塗布しても機能を確保でき、設置後に発錆の問題がない。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、ジベル1の斜視図、図2は、ジベル1の垂直断面図、図3は、ジベル1の平面図である。図2は、図3のB−Bによる断面図を示す。図3は、図1の矢印Aに示す方向から見た図である。
図1から図3に示すように、ジベル1は、ベース3、凸部5、スティフナ13等からなる。第1の板状部材であるベース3は、円形である。第2の板状部材である凸部5は、ベース3よりも厚みのある円形部材である。スティフナ13は、三角形板状の部材である。凸部5は、ベース3の表面4に固定される。補剛材であるスティフナ13は、凸部5の周囲に、ベース3に沿って設けられ、凸部5の外周面6およびベース3の表面4に固定される。
凸部5は、内部に中空11を有する。中空11は、放射状部材9により複数に分割される。凸部5の上端は、ベース3から遠ざかるにつれて拡径され、テーパ7が形成される。ジベル1では、ベース3の接着面15(図2)を含む露出面17が目荒らしされる。
ジベル1は、設計荷重および結合する部材の寸法に応じて、ベース3の半径23(図2)やジベル1の高さ35(図2)を設定する。ベース3の半径23は、例えば、5〜7.5cm程度、ジベル1の高さ35は10〜20mm程度とする。凸部5の半径19は、ベース3の半径23の1/2程度とする。また、ベース3の厚さ25(図2)は、2〜3mm程度とする。
ジベル1を構成するベース3、凸部5、スティフナ13等は、例えば一体として成形される。ジベル1の材質は、所定の強度を有し、コンクリートのアルカリに対する耐久性や、コンクリート打設時の発熱に対する耐久性および寸法安定性を確保できるものとする。ジベル1は、引張強さ100N/mm、曲げ強さ150N/mm、曲げ弾性率5000N/mm程度のガラス繊維強化ナイロンを用いて製作するのが望ましい。他に、ABS系樹脂や、ポリアミド樹脂等の高強度プラスチックを用いてもよい。
次に、ジベル1を用いて鋼とコンクリートとを結合する方法について説明する。図4は、ジベル1を介して結合された鋼27とコンクリート29の断面図である。
ジベル1を用いて鋼27とコンクリート29を結合するには、まず、鋼27の表面に、所定の間隔でジベル1の接着面15を固定する。固定には、接着剤33を用いる。そして、ジベル1のベース3の周囲に防水層31を塗布する。その後、鋼27上にコンクリート29を打設する。
前述したように、ジベル1の接着面15を含む露出面17は、目荒らしされる。目荒らしにより、露出面17の表面積が増加し、コンクリート29との付着力が高まる。また、ジベル1の凸部5には、テーパ7が設けられる。テーパ7は、コンクリート29が乾燥して矢印Cに示す方向に浮き上がる際にくさびとして機能し、鋼27からコンクリート29が剥離するのを抑制する。
このように、本実施の形態では、金属を使用せずにプラスチック等で製作したジベル1を用いるため、錆が発生しない。また、ジベル1はプレート状であるため、鋼27上に固定した後に重機が通過しても、重機、ジベル1のいずれも損傷しない。さらに、ベース3の周囲に防水層31を塗布する場合でも、ベース3の上部に設けられた凸部5により、ずれ止めとしての機能を確保できる。
なお、プレート状のジベルの形状、構成は、図1から図4に示すものに限らない。ベースや凸部を、円形以外の形状としてもよい。また、ジベル1の凸部5には、中空11を設けなくてもよい。但し、中空11を設けることで、ジベルを軽量化し、露出面の面積を増やすことができる。
テーパ7やスティフナ13は必要に応じて設置される。また、ジベルを鋼27に固定した後、防水層31を塗布しない場合もある。スティフナ13を設置しない場合や、スティフナ13を設置しても防水層31を塗布しない場合には、ベース3の端部21(図2)をなくし、ベース3の半径23を小さくしてもよい。
鋼とコンクリートとの合成床版等において、両者の結合を確実にするために用いられる。
ジベル1の斜視図 ジベル1の垂直断面図 ジベル1の平面図 ジベル1を介して結合された鋼27とコンクリート29の断面図
符号の説明
1………ジベル
3………ベース
5………凸部
7………テーパ
11………中空
13………スティフナ
17………露出面
27………鋼
29………コンクリート
31………防水層

Claims (7)

  1. 第1の板状部材の表面に、前記第1の板状部材より面積が小さい第2の板状部材が設けられたことを特徴とするずれ止め。
  2. 前記第1の板状部材、前記第2の板状部材がプラスチック製であることを特徴とする請求項1記載のずれ止め。
  3. 前記第1の板状部材および前記第2の板状部材の露出面が目荒らしされたことを特徴とする請求項1記載のずれ止め。
  4. 前記第2の板状部材に、前記第1の板状部材から遠ざかるにつれて断面積が大きくなるように逆テーパが設けられたことを特徴とする請求項1記載のずれ止め。
  5. 前記第2の板状部材の周囲に、前記第1の板状部材に沿って補剛材が設けられたことを特徴とする請求項1記載のずれ止め。
  6. 前記第2の板状部材に中空が設けられたことを特徴とする請求項1記載のずれ止め。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載されたずれ止めの第1の板状部材を鋼の表面に接着し、前記ずれ止めを覆うようにコンクリートを設置することを特徴とする鋼とコンクリートとの結合方法。
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