JP2005035763A - クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム - Google Patents

クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005035763A
JP2005035763A JP2003276294A JP2003276294A JP2005035763A JP 2005035763 A JP2005035763 A JP 2005035763A JP 2003276294 A JP2003276294 A JP 2003276294A JP 2003276294 A JP2003276294 A JP 2003276294A JP 2005035763 A JP2005035763 A JP 2005035763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
conveyance
schedule
crane
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003276294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoe Koura
潔恵 小浦
Toshiharu Iwatani
敏治 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2003276294A priority Critical patent/JP2005035763A/ja
Publication of JP2005035763A publication Critical patent/JP2005035763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 クレーンの効率的な搬送スケジュールを生成する。
【解決手段】 搬送スケジュール生成装置のRAM1a2は、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶部1a21を備え、CPU1a1は、搬送命令記憶部1a21に格納された納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定部1a12と、搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付部1a13と、複数台のクレーン毎に、優先度を用いて、搬送命令割付部1a13によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成部1a14とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラムに関するものである。
従来、1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する方法として、搬送効率を向上するために種々の方法が提案されている。例えば、各クレ−ンの搬送命令デ−タから各クレ−ンの時刻スケジュ−ルを作成し、クレ−ンの運行順序または搬送命令デ−タの組合せを変更して複数の時刻スケジュ−ルを作成し、クレ−ンが搬送を行っていない待機時間が最も少ない組合せを生成すると共に、各クレ−ンの非干渉化を図ることで効率的な運行制御を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、当初計画された搬送スケジュールをクレーンに指示する前に、事前シミュレーションを行い他方のクレーンと干渉するかを検証し、干渉する場合には当初計画された搬送スケジュールと同一優先順位の搬送スケジュールで再度シミュレーションし他方のクレーンと干渉するか検証し、更に、同一優先順位のどの搬送スケジュールでも干渉する場合には、必要最小限の範囲で退避および待機するスケジュールを作成・指示した後、当初の搬送スケジュールを指示する方法が提案されている。この方法は、更に、クレーン動作開始後はクレーンの動作状態を監視しシミュレーションと実際の動作のずれを監視し、ずれ量が一定値以上となった場合は待機指令を出してずれ量を補正し衝突を回避すると共にシミュレーションと実際を一致させることで次回シミュレーション精度を上げ稼働率を向上させることを特徴としている(特許文献2参照)。
特開平8−282968号公報 特開2002−68669号公報
これらの方法では、クレーン間の干渉に伴う退避動作を最小化する搬送スケジュールを生成することによって効率的な搬送スケジュールが生成される。しかし、従来は、各クレーンに対して搬送命令が予め割り付けられた状態で搬送スケジュールの最適化を行っていたため、各クレーンに対する搬送命令の割り付けが適切ではない場合には、全体として効率的な搬送スケジュールが生成されないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、クレーンの効率的な搬送スケジュールを生成することの可能な搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラムを提供することを目的としている。
請求項1に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成装置であって、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶手段と、前記納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定手段と、前記搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付手段と、前記複数台のクレーン毎に、前記優先度を用いて、前記搬送命令割付手段によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成手段とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、搬送命令記憶手段に、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とが格納されており、優先度決定手段によって、納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度が決定される。そして、搬送命令割付手段によって、搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、搬送スケジュール生成手段によって、複数台のクレーン毎に、優先度を用いて、搬送命令割付手段により各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成される。
このようにして、搬送命令毎に所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、クレーン毎に優先度を用いて各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成されるため、全体として効率的な搬送スケジュールが生成される。
請求項2に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記優先度決定手段及び搬送命令割付手段に対して前記複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上生成させ、前記搬送スケジュール生成手段に対して前記搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させる解候補生成手段と、前記搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価する評価手段とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、解候補生成手段によって、優先度決定手段及び搬送命令割付手段を介して複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンが2つ以上生成され、搬送スケジュール生成手段を介して搬送パターン毎の搬送スケジュールが生成され、評価手段によって、搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、複数の搬送パターン毎に搬送スケジュールの良否が評価されるため、最良の搬送スケジュールを選択することによって更に効率的な搬送スケジュールが得られる。
請求項3に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記複数台のクレーン毎に搬送速度情報を格納するクレーン情報記憶手段と、前記搬送速度情報を用いて前記複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求める時刻算出手段とを備え、前記解候補生成手段が、前記時刻算出手段に対して前記搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻を求めさせ、前記評価手段が、前記各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴としている。
上記の構成によれば、クレーン情報記憶手段に、複数台のクレーン毎に搬送速度情報が格納されており、時刻算出手段によって、搬送速度情報を用いて複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段により生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻が求められる。そして、解候補生成手段によって、時刻算出手段を介して搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻が求められ、評価手段によって、各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否が判定される。
請求項4に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記評価手段が、前記各搬送命令の実行終了時刻の前記納期情報によって規定される搬送完了期限に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴としている。
上記の構成によれば、評価手段によって、各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算が行われ、その値を用いて搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算の値を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、更に適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否が判定される。
請求項5に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記時刻算出手段が、前記複数台のクレーンの干渉の有無をチェックし、干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻を求めることを特徴としている。
上記の構成によれば、時刻算出手段によって、複数台のクレーンの干渉の有無がチェックされ、干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻が求められる。
このようにして、クレーン間の干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻が求められるため、各搬送命令の実行終了時刻が正確に求められる。
請求項6に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記搬送命令記憶手段が、前記識別情報に対応付けて搬送を開始可能な最先の時刻である搬送開始可能時刻情報を格納し、前記搬送スケジュール生成手段が、前記搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールを生成することを特徴としている。
上記の構成によれば、搬送命令記憶手段に、搬送命令の識別情報に対応付けて搬送を開始可能な最先の時刻である搬送開始可能時刻情報が格納されており、搬送スケジュール生成手段によって、搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールが生成される。
このようにして、搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールが生成されるため、被搬送物の搬送可否が加味された、更に現実的な搬送スケジュールが生成される。
請求項7に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記搬送対象物が、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、前記複数台のクレーンが、前記工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、前記搬送開始可能時刻が、搬送元の工程での処理が完了する時刻であることを特徴としている。
上記の構成によれば、搬送対象物が、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、複数台のクレーンが、工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、搬送開始可能時刻が、搬送元の工程での処理が完了する時刻である。
従って、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施される搬送対象物の工程間での搬送を行う複数台のクレーンについて、効率的な搬送スケジュールが生成される。
請求項8に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記搬送命令割付手段が、各クレーンに割り当てられる搬送命令の数が、全搬送命令の個数をクレーンの台数で除した値を基準値として所定の範囲内となるべくクレーンを割り付けることを特徴としている。
上記の構成によれば、搬送命令割付手段によって、各クレーンに割り当てられる搬送命令の数が、全搬送命令の個数をクレーンの台数で除した値を基準値として所定の範囲内となるべくクレーンが割り付けられる。
このようにして、クレーンが割り付けられる搬送命令の数が所定の範囲内となるため、クレーンの稼働率が略均等に搬送命令が割り付けられ、更に効率的な搬送スケジュールが生成される。
請求項9に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記所定の範囲が、前記基準値に0.5〜0.8の範囲内の数を乗じた値を下限値とし、前記基準値に1.2〜1.5の範囲内の数を乗じた値を上限値とする範囲であることを特徴としている。
上記の構成によれば、各クレーンに割り当てられる搬送命令の数が、基準値に0.5〜0.8の範囲内の数を乗じた値を下限値とし、前記基準値に1.2〜1.5の範囲内の数を乗じた値を上限値とする範囲内である。
このようにして、クレーンが割り付けられる搬送命令の数が基準値(平均値)の0.5倍〜1.5倍の範囲内となるため、クレーンの稼働率が略均等に搬送命令が割り付けられ、更に効率的な搬送スケジュールが生成される。
請求項10に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記優先度決定手段が、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報を用いて優先度を決定することを特徴としている。
上記の構成によれば、前記優先度決定手段によって、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報を用いて優先度が決定されるため、更に現実的な搬送スケジュールが生成される。
請求項11に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置は、前記搬送対象物が、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、前記複数台のクレーンが、前記工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、前記優先度決定手段が、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報から搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を求め、搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を用いて優先度を決定することを特徴としている。
上記の構成によれば、搬送対象物が複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、複数台のクレーンが工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、優先度決定手段によって、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報から搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方が求められ、搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を用いて優先度が決定される。
このようにして、搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を用いて優先度が決定されるため、生産ラインの生産効率のネックとなる工程が搬送先(又は搬送元)である場合の優先度を高めることによって、更に現実的な搬送スケジュールが生成される。
請求12に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラムは、1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成プログラムであって、コンピュータを、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶手段と、前記納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定手段と、前記搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付手段と、前記複数台のクレーン毎に、前記優先度を用いて、前記搬送命令割付手段によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成手段として機能させることを特徴としている。
上記のプログラムによれば、搬送命令記憶手段に、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とが格納されており、優先度決定手段によって、納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度が決定される。そして、搬送命令割付手段によって、搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、搬送スケジュール生成手段によって、複数台のクレーン毎に、優先度を用いて、搬送命令割付手段により各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成される。
このようにして、搬送命令毎に所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、クレーン毎に優先度を用いて各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成されるため、全体として効率的な搬送スケジュールが生成される。
請求13に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラムは、前記コンピュータを更に、前記優先度決定手段及び搬送命令割付手段に対して前記複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上生成させ、前記搬送スケジュール生成手段に対して前記搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させる解候補生成手段と、前記搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価する評価手段として機能させることを特徴としている。
上記のプログラムによれば、解候補生成手段によって、優先度決定手段及び搬送命令割付手段を介して複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンが2つ以上生成され、搬送スケジュール生成手段を介して搬送パターン毎の搬送スケジュールが生成され、評価手段によって、搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、複数の搬送パターン毎に搬送スケジュールの良否が評価されるため、最良の搬送スケジュールを選択することによって更に効率的な搬送スケジュールが得られる。
請求14に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラムは、前記コンピュータを更に、前記複数台のクレーン毎に搬送速度情報を格納するクレーン情報記憶手段と、前記搬送速度情報を用いて前記複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求める時刻算出手段として機能させ、前記解候補生成手段が、前記時刻算出手段に対して前記搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻を求めさせ、前記評価手段が、前記各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴としている。
上記のプログラムによれば、クレーン情報記憶手段に、複数台のクレーン毎に搬送速度情報が格納されており、時刻算出手段によって、搬送速度情報を用いて複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段により生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻が求められる。そして、解候補生成手段によって、時刻算出手段を介して搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻が求められ、評価手段によって、各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否が判定される。
請求15に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラムは、前記評価手段が、前記各搬送命令の実行終了時刻の前記納期情報によって規定される搬送完了期限に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴としている。
上記のプログラムによれば、評価手段によって、各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算が行われ、その値を用いて搬送スケジュールの良否が評価される。
このようにして、各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算の値を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、更に適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否が判定される。
請求項1、12に記載の発明によれば、搬送命令毎に所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、クレーン毎に優先度を用いて各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成されるため、全体として効率的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項2、13に記載の発明によれば、複数の搬送パターン毎に搬送スケジュールの良否が評価されるため、最良の搬送スケジュールを選択することによって更に効率的な搬送スケジュールを得ることができる。
請求項3、14に記載の発明によれば、各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否を判定できる。
請求項4、15に記載の発明によれば、各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算の値を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、更に適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否を判定できる。
請求項5に記載の発明によれば、クレーン間の干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻が求められるため、各搬送命令の実行終了時刻を正確に求めることができる。
請求項6に記載の発明によれば、搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールが生成されるため、被搬送物の搬送可否が加味された、更に現実的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項7に記載の発明によれば、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施される搬送対象物の工程間での搬送を行う複数台のクレーンについて、効率的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項8に記載の発明によれば、クレーンが割り付けられる搬送命令の数が所定の範囲内となるため、クレーンの稼働率が略均等に搬送命令が割り付けられ、更に効率的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項9に記載の発明によれば、クレーンが割り付けられる搬送命令の数が基準値(平均値)の0.5倍〜1.5倍の範囲内となるため、クレーンの稼働率が略均等に搬送命令が割り付けられ、更に効率的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項10に記載の発明によれば、優先度決定手段によって、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報を用いて優先度が決定されるため、更に現実的な搬送スケジュールを生成できる。
請求項11に記載の発明によれば、搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を用いて優先度が決定されるため、生産ラインの生産効率のネックとなる工程が搬送先(又は搬送元)である場合の優先度を高めることによって、更に現実的な搬送スケジュールを生成できる。
図1は、本発明の搬送スケジュール生成装置が適用されるクレーンの配設状況を表す平面図の一例である。2台のクレーンCR1、CR2は、建屋の支柱に固定されたレールRLに上架され、レールRL上を図のX軸方向に移動して被搬送物を搬送するものである。ここでは、被搬送物は、3つの工程PR1、PR2、PR3からなる生産ライン内で処理を施されるものであって、工程PR1、PR2、PR3の入側及び出側のX軸方向の位置A〜Fで工程PR1、PR2、PR3への搬入及び搬出が行なわれるものである。
つまり、被搬送物の工程PR1、PR2、PR3からの搬出及び工程PR1、PR2、PR3への搬入を行うために、クレーンCR1、CR2は、X軸方向の位置A〜Fを搬送元とし、搬送元とは異なるX軸方向の位置A〜Fを搬送先とする搬送命令を実行するものである。
また、各工程PR1、PR2、PR3に搬入された被搬送物は、所定の処理が施され他の工程に搬出されるが、各工程PR1、PR2、PR3での処理が完了するまでは搬出することができない。そこで、搬出可能となる時刻を搬送開始可能時刻という。
図2は、本発明に係る搬送スケジュール生成装置のハード構成図の一例である。搬送スケジュール生成装置1は、パーソナルコンピュータ等からなり、搬送スケジュール生成装置1の全体の動作を制御する制御部1aと、外部からの操作を受け付ける操作部1bと、外部に音声を出力するスピーカ1cと、外部に画像を出力するモニタ1dとがデータ伝送路であるバスBA1を介して接続されている。
制御部1aは搬送スケジュール生成装置1の全体の動作を制御するもので、情報処理部(CPU)1a1と、処理途中の情報等を一時的に格納するRAM1a2と、所定の画像情報等が予め記憶されたROM1a3とを備えている。
描画処理部1d1は制御部1aからの画像表示指示に従って所要の画像をモニタ1dに表示させるもので、ビデオRAM等を備えている。音声再生部1c1は制御部1aからの指示に従って所定のメッセージやBGM等をスピーカ1cに出力するものである。ROM1a3に記憶された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に記憶され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
インターフェイス部1b1は、操作部1bとの間のデータの授受を行うためのものである。制御部1aは、このネットワーク通信部1eを介して他のスケジューラ11、13、14及び制御装置2から送信された種々の情報を用いて各種の処理を行う。
なお、本発明の搬送スケジュール生成プログラムの一部は、ROM1a3に記録されており、RAM1a2上にロードされ、CPU1a1によりRAM1a2上の搬送スケジュール生成プログラムが順次実行されることによってそれぞれの機能が実現される。
図3は、制御部1aの機能構成図の一例である。CPU1a1は、後述する優先度決定部1a12及び搬送命令割付部1a13に対して複数(ここでは、4つ)の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上(ここでは、3つ)生成させ、後述する搬送スケジュール生成部1a14に対して搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させる解候補生成部1a11(解候補生成手段の一例に相当する)と、後述する搬送命令記憶部1a21に格納された納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定部1a12(優先度決定手段の一例に相当する)と、搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付部1a13(搬送命令割付手段の一例に相当する)と、複数台(ここでは、2台)のクレーン毎に、優先度を用いて、搬送命令割付部1a13によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成部1a14(搬送スケジュール生成手段の一例に相当する)と、後述する搬送命令記憶部1a21に格納された搬送速度情報を用いて複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成部1a14によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求める時刻算出部1a15(時刻算出手段の一例に相当する)と、搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価する評価部1a16(評価手段の一例に相当する)とを備える。
RAM1a2は、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶部1a21(搬送命令記憶手段の一例に相当する)と、複数台のクレーン毎に搬送速度情報を格納するクレーン情報記憶部1a22(クレーン情報記憶手段の一例に相当する)とを備える。
解候補生成部1a11は、優先度決定部1a12及び搬送命令割付部1a13に対して複数(ここでは、4つ)の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上(ここでは、3つ)生成させ、搬送スケジュール生成部1a14に対して搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させ、更に、時刻算出部1a15に対して搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻を求めさせるものである。搬送パターンは、搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せであるから、解候補生成部1a11は、複数の搬送命令の内、少なくとも1の搬送命令について優先度及びクレーンへの割り付けの少なくとも一方が異なる搬送パターンを生成させるものである。例えば、搬送命令の優先度だけが異なる搬送パターンを複数個生成する形態でもよいし、搬送命令のクレーンへの割り付けだけが異なる搬送パターンを複数個生成する形態でもよい。つまり、優先度決定部1a12における搬送命令の優先度の決定条件を変更する形態でもよいし、搬送命令割付部1a13における搬送命令のクレーンへの割り付けルールを変更する形態でもよい。
優先度決定部1a12は、搬送命令記憶部1a21に予め格納された搬送先への搬送完了期限を表す納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定するものである。ここでは、図1に示すように、クレーンCR1、CR2が搬送する搬送対象物は、複数(ここでは、3つ)の工程PR1〜PR3を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、2台のクレーンCR1、CR2は、工程PR1〜PR3間の搬送対象物の搬送を行うものであり、納期は、各工程PR1〜PR3の生産スケジュール(どの被搬送物を、いつ処理するかを表すスケジュール)によって決定されるものである。ここでは、優先度決定部1a12は、納期が早い程高い優先度を決定するものである。また、納期に加えて、搬送元及び搬送先の位置情報を用いて優先度が決定される形態でもよい。例えば、搬送元又は搬送先の工程が生産ラインにおける生産量を規定するネック工程である場合には優先度を高く設定すると、生産ラインの生産効率を確保するために適した優先度が設定される。
なお、ここでは、優先度は1〜10の数値で表し、数値が大きい程優先度が高いことを表すものとする。なお、優先度決定部1a12は、納期が同じである場合に優先度が同一の値とならないように、乱数を用いて優先度を決定してもよい。例えば、搬送命令の納期が2種類である場合に、早い方の納期に対応する搬送命令の優先度を6〜10の範囲にバラつかせ、遅い方の納期に対応する搬送命令の優先度を1〜5の範囲にバラつかせるように乱数を用いるものとする。具体的には、1〜5の範囲の乱数を発生させ、早い方の納期に対応する搬送命令の優先度は乱数の値に5を加算した値とし、遅い方の納期に対応する搬送命令の優先度は乱数の値とする。
搬送命令割付部1a13は、搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付けるものである。また、搬送命令割付部1a13は、各クレーンCR1、CR2に割り当てられる搬送命令の数が、全搬送命令の個数をクレーンの台数(ここでは2)で除した値を基準値として所定の範囲(ここでは、基準値の0.5〜1.5倍の範囲)内となるべくクレーンを割り付けるものである。ここでは、図1に示すように、クレーンCR1、CR2は、1対のレールRL上を走行するものであるため、クレーンCR1、CR2の干渉が発生しないようにする必要があり、クレーンCR1はクレーンCR2の位置(正確には、クレーンCR2の位置から所定距離(例えば、3m)の位置)より右側に移動することはできず、クレーンCR2はクレーンCR1の位置(正確には、クレーンCR2の位置から所定距離(例えば、3m)の位置)より左側に移動することはできない。そこで、クレーンCR2はX軸方向の位置Aには移動できず、クレーンCR1はX軸方向の位置Fには移動できない。
この制約条件を満たすために、ここでは、搬送命令割付部1a13は、搬送命令記憶部1a21に予め格納された搬送命令の搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報を用いて、搬送元又は搬送先の位置が位置Aである場合にはクレーンCR1を割り付け、搬送元又は搬送先の位置が位置Fである場合にはクレーンCR2を割り付け、その他の搬送命令は、ランダムにクレーンCR1またはクレーンCR2に割り付ける(例えば、搬送命令毎に1〜10までの乱数を発生させ、発生した乱数が奇数である場合にはクレーンCR1を割り付けて、偶数である場合にはクレーンCR2を割り付ける)ものとする。
また、上記の方法で搬送命令をクレーンに割り付けた結果、全搬送命令の個数をクレーンの台数(ここでは2)で除した値を基準値として、基準値の0.5〜1.5倍の範囲内とならない場合には、基準値の0.5〜1.5倍の範囲内となるまで繰り返し乱数を発生させて割り付けを行うものである。
搬送スケジュール生成部1a14は、クレーンCR1、CR2毎に、優先度決定部1a12により決定された優先度及び搬送命令記憶部1a21に格納された搬送を開始可能な最先の時刻である搬送開始可能時刻を用いて、搬送命令割付部1a13によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成するものである。ここでは、搬送スケジュール生成部1a14は、搬送命令の優先度の高い順に、搬送命令の優先度が同一の値である場合には、搬送開始可能時刻の早い順に実行するように搬送スケジュールを生成するものである。
また、搬送開始可能時刻は、ここでは、工程PR1〜PR3の内、搬送元の工程での搬送対象物の処理の完了時刻である。なお、この搬送対象物の処理の完了時刻は、各工程毎の生産スケジュールによって規定されるものであって、ここでは予め設定されているものとする。
時刻算出部1a15は、搬送命令記憶部1a21に予め格納された搬送速度情報を用いて2台のクレーンCR1、CR2毎に搬送スケジュール生成部1a14によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求めるものである。具体的には、時刻算出部1a15は、クレーンCR1、CR2毎に搬送スケジュール生成部1a14によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合のクレーンCR1、CR2の巻き上げ、巻き下げ、走行(含 加速、減速)等の動きをシミュレートする(クレーン動作シミュレーションという)ことによって、各搬送命令の実行終了時刻を求めるものである。
ただし、シミュレート中にクレーンCR1、CR2に干渉が発生する場合には、クレーンCR1、CR2のいずれか一方に退避動作を行わせるものとする。ここで、干渉が発生する場合にクレーンCR1及びクレーンCR2のどちらに退避動作を行わせるかの選択は、干渉が発生すると判明した時点でクレーンCR1及びクレーンCR2が行っている搬送命令の優先度を比較して優先度が低い搬送命令を行っているクレーンに退避動作を行わせるものとする。また、干渉が発生すると判明した時点でクレーンCR1及びクレーンCR2のいずれかが搬送命令を実行していない(待機中である)場合には、待機中のクレーンに退避動作を行わせるものとする。
評価部1a16は、搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価するものであって、ここでは、時刻算出部1a15によって求められた各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価し、最良であると判定された搬送スケジュールを実行する搬送スケジュールとして使用するものである。なお、重み付き加算に用いる重みは、例えば、搬送先が生産ラインの下流工程である程大きな値とする等の方法により予め設定されているものとする。
搬送命令記憶部1a21は、複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置(ここでは、位置A〜F)を表す搬送位置情報と、搬送先への搬送完了期限を表す納期情報と、搬送を開始可能な最先の時刻である搬送開始可能時刻情報を格納するものである。
クレーン情報記憶部1a22は、複数台のクレーン毎に、時刻算出部1a15で行うシミュレーションに必要なクレーンの能力である搬送速度、加減速、巻き上げ速度、巻き下げ速度等の情報を格納するものである。
図4は、制御部1aによって行われる搬送スケジュール生成処理のフローチャートの一例である。まず、解候補生成部1a11によって、生成する搬送パターン数PNが設定される(ステップS1)。そして、カウンタIの値が「1」に初期設定される(ステップS3)。次いで、解候補生成部1a11によって優先度決定部1a12に対して各搬送命令の優先度を決定する旨の指示が出力され、優先度決定部1a12によって各搬送命令の優先度が決定される(ステップS5)。
つぎに、解候補生成部1a11によって搬送命令割付部1a13に対して各搬送命令をそれぞれ1のクレーンに割り付ける旨の指示が出力され、搬送命令割付部1a13によって各搬送命令がそれぞれ1のクレーンに割り付けられる(ステップS7)。そして、解候補生成部1a11によって搬送スケジュール生成部1a14に対して、搬送スケジュールを生成する旨の指示が出力され、搬送スケジュール生成部1a14によって、ステップS5で決定された各搬送命令の優先度と、ステップS7で決定された各搬送命令のクレーンへの割り付けとを用いて、各クレーンの搬送スケジュールが生成される(ステップS9)。
つぎに、解候補生成部1a11によって時刻算出部1a15に対してクレーン動作シミュレーションを行う旨の指示が出力され、時刻算出部1a15によってステップS9で生成された搬送スケジュールに対応するクレーン動作シミュレーションが実行され(ステップS11)、各搬送命令の実行終了時刻が求められる(ステップS13)。そして、解候補生成部1a11によって評価部1a16に対して搬送スケジュールの良否を評価する旨の指示が出力され、評価部1a16によって、ステップS13にて求められた各搬送命令の実行終了時刻を用いてステップS9で生成された搬送スケジュールの良否が評価される(ステップS15)。
次いで、解候補生成部1a11によってカウンタIの値が搬送パターン数PN以上であるか否かが判定される(ステップS17)。搬送パターン数PN以上ではない(搬送パターン数PN未満である)と判定された場合には、解候補生成部1a11によってカウンタIがインクリメントされ(ステップS19)、ステップS5に戻り、ステップS5〜ステップS15の処理が繰り返し実行される。ステップS17の判定において、カウンタIの値が搬送パターン数PN以上であると判定された場合には、解候補生成部1a11によって評価部1a16に対して実機に適用する搬送スケジュールを決定する旨の指示が出力され、評価部1a16によってステップS15で評価した結果、最良であった搬送スケジュールが実機に適用する搬送スケジュールとして決定され(ステップS21)、処理が終了される。
図5は、搬送命令記憶部1a21に格納される搬送命令を表す図表の一例である。左側の欄から、搬送命令の識別情報、搬送元の位置、移動先の位置、搬送開始可能時刻及び納期である。例えば、搬送命令α(識別情報が「α」である搬送命令を搬送命令αという)は、被搬送物を位置Aから位置Dへ搬送する搬送命令であり、その搬送開始可能時刻及び納期はそれぞれ時刻S1及び時刻E1である。ここで、時刻S1は時刻S2より早い時刻であり、時刻E1は時刻E2より早い時刻である(具体的なタイミングは、図9を用いて後述する)。
図6は、図5に示す搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付け(搬送パターン)を表す図表の一例である。左側の欄から、搬送命令の識別情報、搬送元の位置、移動先の位置及び優先度である。(a)は、全ての搬送命令がクレーンCR1に割り付けられた搬送パターンであり、(b)は、クレーンCR1とクレーンCR2とが干渉する搬送パターンである。(a)の場合には、搬送先の位置が位置Fである搬送命令δがクレーンCR1に割り付けられており、上述のようにクレーンCR1はクレーンCR2が障害となって位置Fには移動できないため、実行不可能な搬送パターンである。
図7は、図6の(b)に示す搬送パターンのクレーン動作シミュレーションの結果を表すタイムチャートの一例であり、クレーンCR1とクレーンCR2との干渉を回避する退避動作を説明するための図である。横軸は時間Tであり、縦軸はX軸方向の位置(簡単のため位置Xという)である。折れ線GR11、GR12はクレーンCR1の位置の変化を表し、折れ線GR21、GR22はクレーンCR2の位置の変化を表している。また、図中の太線は、被搬送物を搬送中であることを表している。(a)は、退避動作を行わない場合のタイムチャートであり、(b)は退避動作を行う場合のタイムチャートである。なお、クレーンCR1、CR2の初期位置はそれぞれ位置B、位置Dであるものとする。
(a)に示すように、退避動作を行わない場合には、クレーンCR1が搬送命令γを実行中に、クレーンCR2が搬送命令δを実行するために位置Eから位置C(搬送命令δの搬送元の位置)へ移動を開始し、時間TAにおいてクレーンCR1とクレーンCR2とが同じ位置(位置C)となり、干渉が発生している。この干渉を回避するため、(b)に示すように時刻算出部1a15によって行われるクレーン動作シミュレーションにおいてはクレーンCR1またはクレーンCR2(ここでは、クレーンCR2)の退避動作が行われる。
図8は、制御部1aによって生成される搬送スケジュールの一例である。ここでは、解候補生成部1a11によって3種類の搬送パターンが生成される場合(搬送パターン数PN=3である場合)について説明する。(a)は、搬送命令α、β、γがこの順でクレーンCR1によって実行され、搬送命令δがクレーンCR2によって実行される搬送スケジュールである。(b)及び(c)は、搬送命令α、γがこの順でクレーンCR1によって実行され、搬送命令β、δがこの順でクレーンCR2によって実行される搬送スケジュールである。(b)と(c)とは、搬送命令α〜δの優先度が相違しており、(b)においては、搬送命令αの優先度が搬送命令βの優先度より高く、搬送命令γの優先度が搬送命令δの優先度より高いのに対して、(c)においては、搬送命令βの優先度が搬送命令αの優先度より高く、搬送命令δの優先度が搬送命令γの優先度より高い。すなわち、(b)においては、クレーンCR1による搬送命令の実行の方がクレーンCR2による搬送命令の実行より優先して実行されるのに対して、(c)においては、クレーンCR2による搬送命令の実行の方がクレーンCR1による搬送命令の実行より優先して実行される。
図9は、図8に示す(a)〜(c)の搬送スケジュールに対応するクレーン動作シミュレーションの結果を表すタイムチャートの一例である。横軸は時間Tであり、縦軸はX軸方向の位置(簡単のため位置Xという)である。折れ線GR13、GR14、GR15はクレーンCR1の位置の変化を表し、折れ線GR23、GR24、GR25はクレーンCR2の位置の変化を表している。また、図中の太線は、被搬送物を搬送中であることを表している。なお、図中の時刻Tα1〜Tα4、Tβ1〜Tβ4、Tγ1〜Tγ4、Tδ4〜Tδ4は、それぞれ搬送命令α〜δの実行完了時刻である。また、時間軸に付記されている時刻S1及び時刻E1は、搬送命令α、βの搬送開始可能時刻及び納期であり、時刻S2及び時刻E2は、搬送命令γ、δの搬送開始可能時刻及び納期である。
(a)では、搬送命令α、γは、それぞれ納期の時刻E1、E2より早く搬送が完了しているが、搬送命令β、δは、それぞれ納期の時刻E1、E2より搬送の完了が遅く、納期遅れが発生している。(b)では、搬送命令α、β及び搬送命令γは、それぞれ納期の時刻E及び時刻E2より早く搬送が完了しているが、搬送命令δは、納期の時刻E2より搬送の完了が遅く、納期遅れが発生している。これに対して、(c)では、搬送命令α、β及び搬送命令γ、δは、それぞれ納期の時刻E及び時刻E2より早く搬送が完了しており、納期遅れは発生していない。すなわち、(c)に対応する図8に示す(c)の搬送スケジュールが最良のスケジュールとして実機に適用される。
このようにして、搬送命令割付部1a13によって搬送命令毎に所定のルール(ここでは、搬送命令記憶部1a21に予め格納された搬送命令の搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報を用いて、搬送元又は搬送先の位置が位置Aである場合にはクレーンCR1を割り付け、搬送元又は搬送先の位置が位置Fである場合にはクレーンCR2を割り付け、その他の搬送命令は、ランダムにクレーンCR1またはクレーンCR2に割り付けるというルール)に則って各搬送命令を実行させる1のクレーンが割り付けられ、搬送スケジュール生成部1a14によってクレーン毎に優先度を用いて各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールが生成されるため、全体として効率的な搬送スケジュールが生成される。
また、評価部1a16によって複数(ここでは、3つ)の搬送パターン毎に搬送スケジュールの良否が評価されるため、最良の搬送スケジュールを選択することによって更に効率的な搬送スケジュールが得られる。更に、評価部1a16によって各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否が評価されるため、適切に且つ容易に搬送スケジュールの良否が判定される。
加えて、時刻算出部1a15によってクレーン間の干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻が求められるため、各搬送命令の実行終了時刻が正確に求められる。
また、搬送スケジュール生成部1a14によって搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールが生成されるため、被搬送物の搬送可否が加味された、更に現実的な搬送スケジュールが生成される。
また、複数(ここでは、3つ)の工程を有する生産ラインにて処理を施される搬送対象物の工程間での搬送を行う複数台(ここでは、2台)のクレーンCR1、CR2について、搬送開始可能時刻が搬送元の工程での処理が完了する時刻であるため、効率的な搬送スケジュールが生成される。
更に、搬送命令割付部1a13によってクレーンが割り付けられる搬送命令の数が所定の範囲内となるため、クレーンの稼働率が略均等に搬送命令が割り付けられ、更に効率的な搬送スケジュールが生成される。
なお、本発明は、以下の態様にも適用可能である。
(A)本実施形態では、優先度決定部1a12が納期を用いて優先度を決定する場合について説明したが、納期、搬送元の位置、搬送先の位置、搬送開始可能時刻の少なくとも1つを用いて優先度を決定する形態でもよい。
(B)本実施形態では、搬送命令割付部1a13が搬送命令記憶部1a21に予め格納された搬送命令の搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報を用いて、搬送元又は搬送先の位置が位置Aである場合にはクレーンCR1を割り付け、搬送元又は搬送先の位置が位置Fである場合にはクレーンCR2を割り付け、その他の搬送命令は、ランダムにクレーンCR1またはクレーンCR2に割り付ける場合について説明したが、搬送元及び搬送先の位置を用いて搬送命令をクレーンに割り付ける形態でもよい。例えば、搬送元及び搬送先の位置の中間位置を求めて、この中間位置によってクレーンを割り付ける形態でもよい。
(C)本実施形態では、搬送スケジュール生成部1a14が優先度及び搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールを生成する場合について説明したが、優先度及び搬送開始可能時刻の少なくとも一方を用いて搬送スケジュールを生成する形態でもよい。
(D)本実施形態では、評価部1a16が時刻算出部1a15によって求められた各搬送命令の実行終了時刻の納期に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価する場合について説明したが、その他の方法を用いて搬送スケジュールの良否を評価する形態でもよい。例えば、搬送開始可能時刻に対する実行開始時刻の遅れを用いて評価する形態でもよい。
本発明の搬送スケジュール生成装置が適用されるクレーンの配設状況を表す平面図の一例である。 本発明に係る搬送スケジュール生成装置のハード構成図の一例である。 搬送スケジュール生成装置の制御部の機能構成図の一例である。 搬送スケジュール生成装置の制御部によって行われる搬送スケジュール生成処理のフローチャートの一例である。 搬送命令記憶部に格納される搬送命令を表す図表の一例である。 図5に示す搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付け(搬送パターン)を表す図表の一例である。 図6の(b)に示す搬送パターンのクレーン動作シミュレーションの結果を表すタイムチャートの一例であり、クレーンCR1とクレーンCR2との干渉を回避する退避動作を説明するための図である。 搬送スケジュール生成装置の制御部によって生成される搬送スケジュールの一例である。 図8に示す(a)〜(c)の搬送スケジュールに対応するクレーン動作シミュレーションの結果を表すタイムチャートの一例である。
符号の説明
1 搬送スケジュール生成装置
1a 制御部
1a1 CPU
1a11 解候補生成部(解候補生成手段)
1a12 優先度決定部(優先度決定手段)
1a13 搬送命令割付部(搬送命令割付手段)
1a14 搬送スケジュール生成部(搬送スケジュール生成手段)
1a15 時刻算出部(時刻算出手段)
1a16 評価部(評価手段)
1a1 入出力制御部
1a2 RAM
1a21 搬送命令記憶部(搬送命令記憶手段)
1a22 クレーン情報記憶部(クレーン情報記憶手段)
1a3 ROM
CR1、CR2 クレーン

Claims (15)

  1. 1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成装置であって、
    複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶手段と、
    前記納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定手段と、
    前記搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付手段と、
    前記複数台のクレーン毎に、前記優先度を用いて、前記搬送命令割付手段によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成手段とを備えることを特徴とするクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  2. 前記優先度決定手段及び搬送命令割付手段に対して前記複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上生成させ、前記搬送スケジュール生成手段に対して前記搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させる解候補生成手段と、
    前記搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価する評価手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  3. 前記複数台のクレーン毎に搬送速度情報を格納するクレーン情報記憶手段と、
    前記搬送速度情報を用いて前記複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求める時刻算出手段とを備え、
    前記解候補生成手段は、前記時刻算出手段に対して前記搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻を求めさせ、
    前記評価手段は、前記各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴とする請求項2に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  4. 前記評価手段は、前記各搬送命令の実行終了時刻の前記納期情報によって規定される搬送完了期限に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴とする請求項3に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  5. 前記時刻算出手段は、前記複数台のクレーンの干渉の有無をチェックし、干渉が発生する場合には回避動作に要する時間を搬送時間に含めて実行終了時刻を求めることを特徴とする請求項3または4に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  6. 前記搬送命令記憶手段は、前記識別情報に対応付けて搬送を開始可能な最先の時刻である搬送開始可能時刻情報を格納し、
    前記搬送スケジュール生成手段は、前記搬送開始可能時刻を用いて搬送スケジュールを生成することを特徴とする請求1〜5に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  7. 前記搬送対象物は、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、
    前記複数台のクレーンは、前記工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、
    前記搬送開始可能時刻は、搬送元の工程での処理が完了する時刻であることを特徴とする請求6に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  8. 前記搬送命令割付手段は、各クレーンに割り当てられる搬送命令の数が、全搬送命令の個数をクレーンの台数で除した値を基準値として所定の範囲内となるべくクレーンを割り付けることを特徴とする請求1〜7に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  9. 前記所定の範囲が、前記基準値に0.5〜0.8の範囲内の数を乗じた値を下限値とし、前記基準値に1.2〜1.5の範囲内の数を乗じた値を上限値とする範囲であることを特徴とする請求8に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  10. 前記優先度決定手段は、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報を用いて優先度を決定することを特徴とする請求1〜9に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  11. 前記搬送対象物は、複数の工程を有する生産ラインにて処理を施されるものであって、
    前記複数台のクレーンは、前記工程間の搬送対象物の搬送を行うものであって、
    前記優先度決定手段は、搬送元及び搬送先の少なくとも一方の位置情報から搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を求め、搬送元の工程及び搬送先の工程の少なくとも一方を用いて優先度を決定することを特徴とする請求10に記載のクレーンの搬送スケジュール生成装置。
  12. 1対のレール上を移動して搬送対象物を搬送する複数台のクレーンの搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成プログラムであって、コンピュータを、
    複数の搬送命令毎に搬送元及び搬送先の位置を表す搬送位置情報と搬送先への搬送完了期限を表す納期情報とを格納する搬送命令記憶手段と、
    前記納期情報を用いて各搬送命令を早期に実行する必要性の程度を表す優先度を決定する優先度決定手段と、
    前記搬送命令毎に、所定のルールに則って各搬送命令を実行させる1のクレーンを割り付ける搬送命令割付手段と、
    前記複数台のクレーン毎に、前記優先度を用いて、前記搬送命令割付手段によって各クレーンに割り付けられた搬送命令の実行順序である搬送スケジュールを生成する搬送スケジュール生成手段として機能させることを特徴とするクレーンの搬送スケジュール生成プログラム。
  13. 前記コンピュータを更に、前記優先度決定手段及び搬送命令割付手段に対して前記複数の搬送命令の優先度及びクレーンへの割り付けの組合せである搬送パターンを2つ以上生成させ、前記搬送スケジュール生成手段に対して前記搬送パターン毎の搬送スケジュールを生成させる解候補生成手段と、
    前記搬送パターン毎の搬送スケジュールの良否を評価する評価手段として機能させることを特徴とする請求項12に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラム。
  14. 前記コンピュータを更に、前記複数台のクレーン毎に搬送速度情報を格納するクレーン情報記憶手段と、
    前記搬送速度情報を用いて前記複数台のクレーン毎に搬送スケジュール生成手段によって生成された搬送命令の実行順序に従って搬送命令を実行する場合の各搬送命令の実行終了時刻を求める時刻算出手段として機能させ、
    前記解候補生成手段は、前記時刻算出手段に対して前記搬送パターン毎に各搬送命令の実行終了時刻を求めさせ、
    前記評価手段は、前記各搬送命令の実行終了時刻を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴とする請求項13に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラム。
  15. 前記評価手段は、前記各搬送命令の実行終了時刻の前記納期情報によって規定される搬送完了期限に対する遅れ時間の重み付き加算を行い、その値を用いて搬送スケジュールの良否を評価することを特徴とする請求項14に記載のクレーンの搬送スケジュール生成プログラム。
JP2003276294A 2003-07-17 2003-07-17 クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム Pending JP2005035763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276294A JP2005035763A (ja) 2003-07-17 2003-07-17 クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276294A JP2005035763A (ja) 2003-07-17 2003-07-17 クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005035763A true JP2005035763A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34212666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003276294A Pending JP2005035763A (ja) 2003-07-17 2003-07-17 クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005035763A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104444821A (zh) * 2014-10-24 2015-03-25 东北大学 一种钢铁板坯库吊机运行的控制方法
JP2019125085A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 三井化学株式会社 工程間搬送の自動制御装置及び制御方法
JP7372504B1 (ja) * 2023-01-13 2023-11-01 株式会社アラヤ 施工計画の一部を構成するスケジュールを導出するためのシステム、方法、およびプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07179293A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Toyota Motor Corp 複数クレーンの駆動制御方法
JPH08282968A (ja) * 1995-04-13 1996-10-29 Nippon Steel Corp 複数台クレ−ンの運行制御装置
JPH10203780A (ja) * 1997-01-20 1998-08-04 Nkk Corp コイルヤードクレーン群制御方法
JP2002068669A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Yaskawa Electric Corp 自動制御天井クレーンのリアルタイムスケジューリング方法および複数台天井クレーンの運行制御装置
JP2002370828A (ja) * 2001-06-12 2002-12-24 Nippon Steel Corp 物流制御システム、ライン管理装置及び方法、物流制御管理装置及び方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、並びにコンピュータプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07179293A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Toyota Motor Corp 複数クレーンの駆動制御方法
JPH08282968A (ja) * 1995-04-13 1996-10-29 Nippon Steel Corp 複数台クレ−ンの運行制御装置
JPH10203780A (ja) * 1997-01-20 1998-08-04 Nkk Corp コイルヤードクレーン群制御方法
JP2002068669A (ja) * 2000-08-25 2002-03-08 Yaskawa Electric Corp 自動制御天井クレーンのリアルタイムスケジューリング方法および複数台天井クレーンの運行制御装置
JP2002370828A (ja) * 2001-06-12 2002-12-24 Nippon Steel Corp 物流制御システム、ライン管理装置及び方法、物流制御管理装置及び方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、並びにコンピュータプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104444821A (zh) * 2014-10-24 2015-03-25 东北大学 一种钢铁板坯库吊机运行的控制方法
CN104444821B (zh) * 2014-10-24 2016-06-22 东北大学 一种钢铁板坯库吊机运行的控制方法
JP2019125085A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 三井化学株式会社 工程間搬送の自動制御装置及び制御方法
JP7105066B2 (ja) 2018-01-15 2022-07-22 三井化学株式会社 工程間搬送の自動制御装置及び制御方法並びに該制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム及びこれを記録したコンピュータ可読記録媒体
JP7372504B1 (ja) * 2023-01-13 2023-11-01 株式会社アラヤ 施工計画の一部を構成するスケジュールを導出するためのシステム、方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11762347B2 (en) Control device, control method, and non-transitory computer-readable recording medium
JP2006060226A (ja) 製造システムの制御方法
JP2000280145A (ja) 生産計画の作成方法及びその作成装置
CN108629476A (zh) 非暂时性计算机可读存储介质、工序规划方法和装置
JP2016190315A (ja) プログラム作成支援方法およびプログラム作成支援装置ならびにプログラム
US7054703B2 (en) Control system and methods for managing a production operating under time constaraints
JP2018106542A (ja) 作業計画装置
JP2012218093A (ja) ロボットシステム
JP2005035763A (ja) クレーンの搬送スケジュール生成装置及び搬送スケジュール生成プログラム
JP2012093865A (ja) 製造計画演算方法と製造計画演算装置
US20110112676A1 (en) Work process control device, work process control method, and program
JP2008276739A (ja) 情報処理システム及び情報処理プログラム
JP2017204955A (ja) モータ制御用パルス出力ロジック回路及びモータ制御用コントローラユニット
JP2008077638A (ja) 自動搬送システムの作業割当装置及びその方法
JP6958461B2 (ja) 制御装置、制御方法、及び制御プログラム
JP2008059321A (ja) 工程シミュレーションシステム
JP2005208891A (ja) 制御装置及び処理システム
CN110046809A (zh) 作业调度方法及装置
JP2009181165A (ja) 生産制御装置
US20240005246A1 (en) Work support system, work support method, and work support program
JP2005190062A (ja) 生産計画作成方法及びプログラム、並びに生産計画作成システム
JP7013968B2 (ja) 情報処理装置、工程計画表示方法及び工程計画表示プログラム
WO2022168362A1 (ja) 搬送システム、制御方法、および制御プログラム
JP2023065129A (ja) 制御装置、システム、基板処理装置、物品の製造方法、制御方法及びプログラム
JP2022136603A (ja) 制御装置、システム、基板処理装置、物品の製造方法、制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104