JP2005035729A - 図柄付き帯状フィルムの接続器具 - Google Patents
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Abstract
【発明の課題】 熟練者でなくてもシート或いはフィルムを容易に短時間で図柄をあわせて接続できる接続器具を提供する。
【解決手段】 本発明は、先行する帯状フィルムの後端と後続する帯状フィルムの先端とをそれらに付された図柄を合わせて接続するための器具1である。接続器具1は、フィルムの下側に配置される切断テーブル2と、フィルムの進行方向に見て切断テーブルの上流側及び下流側にそれぞれ配置されていてフィルムを固定保持する第1及び第2の固定装置3及び4と、切断テーブルと組み合う定規5と、切断テーブルと協働してフィルムを切断する定規に対して移動可能なカッター6と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、先行する帯状フィルムの後端と後続する帯状フィルムの先端とをそれらに付された図柄を合わせて接続するための器具1である。接続器具1は、フィルムの下側に配置される切断テーブル2と、フィルムの進行方向に見て切断テーブルの上流側及び下流側にそれぞれ配置されていてフィルムを固定保持する第1及び第2の固定装置3及び4と、切断テーブルと組み合う定規5と、切断テーブルと協働してフィルムを切断する定規に対して移動可能なカッター6と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は帯状のフィルムの接続器具に関し、詳細には文字、模様、図形等が付された帯状のシート或いはフィルムを、非熟練者でも容易にかつ短時間で絵柄を合わせて接続できる接続器具に関する。
表面に文字、模様、図形等(以下総称して図柄と呼ぶ)が付されていてロール状に巻かれた帯状の紙或いは合成樹脂材のシート或いはフィルム(以下総称してフィルムと呼ぶ)を使用する分野において、一つのロール状フィルムが使い終わるとき、そのフィルム(先行フィルム)の終端部を次のロール状フィルム(後続フィルム)の先端部に接続する作業があり、この場合先行フィルムの図柄と後続フィルムの図柄とを合わせて接続する必要がある。
帯状フィルムの供給工程において、フィルムを高速で供給する場合や、幅広のフィルム(例えば1m以上)のものを供給する場合は接続作業を機械で自動的に行うことが多いが、低速で幅狭の帯状フィルムを供給する場合は手作業で行うことが多い。手作業で行う場合幅が広いものは裏面へのテープの貼り付けが重要な課題で、これを解消した発明が、例えば下記特許文献1に示されるように、既に存在する。しかし幅が狭いフィルムを手作業でつなぎ合わせる場合には、フィルムの長手方向に垂直に迅速に切断することが課題となる。このような例として、例えばペットボトル入りの飲料製造工程では、ボトル内の飲料の内容を示す商品表示等の図柄が付されていて筒状に形成された長い熱収縮性のラベル(以下シュリンクフィルムと呼ぶ)を帯状にたたんでロール状に巻き取り、そのロール状のシュリンクフィルムを所定の長さに切断した後、筒状に復元させてペットボトルの外側に装着させ、そのシュリンクフィルムを加熱して収縮させている。このようなシュリンクフィルムの供給は自動的に行われているため、一つのロール状のシュリンクフィルムが終わるときには、そのシュリンクフィルムの後端と次の新しいロール状シュリンクフィルムの先端とを接続してシュリンクフィルムを連続して自動的に行えるようにする必要がある。
帯状フィルムの供給工程において、フィルムを高速で供給する場合や、幅広のフィルム(例えば1m以上)のものを供給する場合は接続作業を機械で自動的に行うことが多いが、低速で幅狭の帯状フィルムを供給する場合は手作業で行うことが多い。手作業で行う場合幅が広いものは裏面へのテープの貼り付けが重要な課題で、これを解消した発明が、例えば下記特許文献1に示されるように、既に存在する。しかし幅が狭いフィルムを手作業でつなぎ合わせる場合には、フィルムの長手方向に垂直に迅速に切断することが課題となる。このような例として、例えばペットボトル入りの飲料製造工程では、ボトル内の飲料の内容を示す商品表示等の図柄が付されていて筒状に形成された長い熱収縮性のラベル(以下シュリンクフィルムと呼ぶ)を帯状にたたんでロール状に巻き取り、そのロール状のシュリンクフィルムを所定の長さに切断した後、筒状に復元させてペットボトルの外側に装着させ、そのシュリンクフィルムを加熱して収縮させている。このようなシュリンクフィルムの供給は自動的に行われているため、一つのロール状のシュリンクフィルムが終わるときには、そのシュリンクフィルムの後端と次の新しいロール状シュリンクフィルムの先端とを接続してシュリンクフィルムを連続して自動的に行えるようにする必要がある。
このように先行シュリンクフィルムと後続シュリンクフィルムとを接続する方法としては、従来、差し込み方式と、突き合わせ方式の二通りの方法が一般的に使われ、いずれも熟練者により手作業で行われていた。
前者の差し込み式は、供給中の先行シュリンクフィルムの後端を後続シュリンクフィルムの先端内に差し込む方式で、この差し込みが完了した後、両シュリンクフィルムを図柄が合うところまでずらして粘着テープを貼って止め、フィルムを裏返して(平坦にたたまれたフィルムを裏返す)裏面にも粘着テープを貼って止める方式である。この方式は図柄を合わせ易くて図柄のずれが少なく、突き合わせ方式のような切断作業が不要である利点があるが、ペットボトルに装着する際にマンドレルによりシュリンクフィルムを筒状に広げたとき、その部分でしわが発生して詰まってしまう問題がある。
一方、突き合わせ方式は、供給中の先行シュリンクフィルムの後端を固定することなしに新しい後続シュリンクフィルムの先端を重ねて図柄を合わせて粘着テープで固定し、シュリンクフィルムを裏返しして固定し、フィルムの長手方向に略直角に切断して余分な部分を除いて先行シュリンクフィルムの後端と後続フィルムの先端とを突き合わせた状態で裏面も粘着テープで固定する方法である。この突き合わせ方式はシュリンクフィルムの接続部分でフィルムが内外に重ね合わないのでしわによるシュリンクフィルムの詰まりが発生しない利点があるが、図柄を合わせるのに時間がかかり、切断がフィルムの長手方向に直角に行われず位置ずれを発生し易く、非熟練者には不向きであった。接続作業に時間的余裕を持たせるためにフィルムをたるませているが、フィルムが床についてしわや傷が付き、或いはほこりが付着するという2次的トラブルが起きていた。
前者の差し込み式は、供給中の先行シュリンクフィルムの後端を後続シュリンクフィルムの先端内に差し込む方式で、この差し込みが完了した後、両シュリンクフィルムを図柄が合うところまでずらして粘着テープを貼って止め、フィルムを裏返して(平坦にたたまれたフィルムを裏返す)裏面にも粘着テープを貼って止める方式である。この方式は図柄を合わせ易くて図柄のずれが少なく、突き合わせ方式のような切断作業が不要である利点があるが、ペットボトルに装着する際にマンドレルによりシュリンクフィルムを筒状に広げたとき、その部分でしわが発生して詰まってしまう問題がある。
一方、突き合わせ方式は、供給中の先行シュリンクフィルムの後端を固定することなしに新しい後続シュリンクフィルムの先端を重ねて図柄を合わせて粘着テープで固定し、シュリンクフィルムを裏返しして固定し、フィルムの長手方向に略直角に切断して余分な部分を除いて先行シュリンクフィルムの後端と後続フィルムの先端とを突き合わせた状態で裏面も粘着テープで固定する方法である。この突き合わせ方式はシュリンクフィルムの接続部分でフィルムが内外に重ね合わないのでしわによるシュリンクフィルムの詰まりが発生しない利点があるが、図柄を合わせるのに時間がかかり、切断がフィルムの長手方向に直角に行われず位置ずれを発生し易く、非熟練者には不向きであった。接続作業に時間的余裕を持たせるためにフィルムをたるませているが、フィルムが床についてしわや傷が付き、或いはほこりが付着するという2次的トラブルが起きていた。
特許文献1 特開2001−322748
本発明は上記のような問題に鑑みなされたものであって、熟練者でなくてもシート或いはフィルムを容易に短時間で図柄をあわせて接続できる接続器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、先行する帯状フィルムの後端と後続する帯状フィルムの先端とをそれらに付された図柄を合わせて接続するための器具において、前記フィルムの下側に配置される切断テーブルと、前記フィルムの進行方向に見て前記切断テーブルの上流側及び下流側にそれぞれ配置されていて前記フィルムを固定保持する第1及び第2の固定装置と、前記切断テーブルと組み合う定規と、前記切断テーブルと協働して前記フィルムを切断する前記定規に対して移動可能なカッターと、を備えている接続器具が提供される。
前記定規は切断テーブルと一体的に形成されても或いは別体に形成されてもよい。またカッターも前記定規に一体的に取り付けられても或いは別個に取り付けられてもよい。
前記定規は切断テーブルと一体的に形成されても或いは別体に形成されてもよい。またカッターも前記定規に一体的に取り付けられても或いは別個に取り付けられてもよい。
この発明によれば、熟練者でなくても帯状のフィルムを容易に短時間で図柄をあわせて接続できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の帯状フィルムの接続器具において、前記第1及び第2の固定装置がそれぞれ前記切断テーブルに隣接して配置されていて前記フィルムの移動を案内する第1及び第2の固定テーブルと、前記固定テーブルに回動可能に取りつけられていて前記固定テーブルと協働して前記フィルムを押さえる押さえ部材とを備えている帯状フィルムの接続器具が提供される。
また、請求項3及び4に記載の発明によれば、請求項2に記載の帯状フィルムの接続器具において、前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に永久磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記永久磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具及び前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に電磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記電磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具がそれぞれ提供される。
この発明によれば、磁石の吸着力を利用してフィルムを固定保持するので、構造が簡単であると共に操作も簡単になる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルと前記定規とには互いに位置決めする手段が設けられている帯状フィルムの接続器具が提供される。
この発明によれば、切断テーブルに対する定規の位置決めを容易に行うことができ、接続箇所でのフィルムの切断を非熟練者でも容易にかつ迅速に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルが前記第1及び第2の固定装置の固定テーブルに関して取り外し可能になっている帯状フィルムの接続器具が提供される。
この発明によれば、反転し難いフィルムの場合にもフィルムの下側からフィルムの裏面(下面)に粘着テープを容易に貼ることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の帯状フィルムの接続器具において、前記第1及び第2の固定装置がそれぞれ前記切断テーブルに隣接して配置されていて前記フィルムの移動を案内する第1及び第2の固定テーブルと、前記固定テーブルに回動可能に取りつけられていて前記固定テーブルと協働して前記フィルムを押さえる押さえ部材とを備えている帯状フィルムの接続器具が提供される。
また、請求項3及び4に記載の発明によれば、請求項2に記載の帯状フィルムの接続器具において、前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に永久磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記永久磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具及び前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に電磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記電磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具がそれぞれ提供される。
この発明によれば、磁石の吸着力を利用してフィルムを固定保持するので、構造が簡単であると共に操作も簡単になる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルと前記定規とには互いに位置決めする手段が設けられている帯状フィルムの接続器具が提供される。
この発明によれば、切断テーブルに対する定規の位置決めを容易に行うことができ、接続箇所でのフィルムの切断を非熟練者でも容易にかつ迅速に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルが前記第1及び第2の固定装置の固定テーブルに関して取り外し可能になっている帯状フィルムの接続器具が提供される。
この発明によれば、反転し難いフィルムの場合にもフィルムの下側からフィルムの裏面(下面)に粘着テープを容易に貼ることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1ないし図4において、本発明の帯状フィルムの接続器具が全体を1で示されている。接続器具1は、接続すべきフィルムの下側に配置される切断テーブル2と、切断テーブルの両側(図1で右及び左側)に配置された第1及び第2の固定装置3及び4と、切断テーブルと組み合う定規5(図2)と、フィルムを切断するカッター6とを備えている。切断テーブル2は、長手方向が接続すべき帯状のフィルムの長手方向と略直角になるように(図1では上下方向に)配置される矩形の金属、木材或いは合成樹脂材料で作られたテーブル本体21を有している。テーブル本体21の略中央(短辺方向の中央)には、長手方向に伸びるスリット又は溝22が形成されている。このスリット又は溝22は後述するカッターの切断刃を受けるようになっている。
図1ないし図4において、本発明の帯状フィルムの接続器具が全体を1で示されている。接続器具1は、接続すべきフィルムの下側に配置される切断テーブル2と、切断テーブルの両側(図1で右及び左側)に配置された第1及び第2の固定装置3及び4と、切断テーブルと組み合う定規5(図2)と、フィルムを切断するカッター6とを備えている。切断テーブル2は、長手方向が接続すべき帯状のフィルムの長手方向と略直角になるように(図1では上下方向に)配置される矩形の金属、木材或いは合成樹脂材料で作られたテーブル本体21を有している。テーブル本体21の略中央(短辺方向の中央)には、長手方向に伸びるスリット又は溝22が形成されている。このスリット又は溝22は後述するカッターの切断刃を受けるようになっている。
第1及び第2の固定装置3及び4は切断テーブル2に関する配置位置が異なるだけで構造及び機能が同じであるから、第1の固定装置3に就いて説明し、第2の固定装置4については同じ構成要素に40代の参照番号を付して表し、その説明は省略する。第1の固定装置3は、切断テーブル2の右側(図1において)に配置された固定テーブル31を備えている。固定テーブル31は、切断テーブル2に対して公知の方法で固定されたテーブル本体32と、テーブル本体32の両縁(図1において上下両縁)に沿ってテーブル本体32の表面上に固定された案内部材33とを備えている。対の案内部材33間の間隔は接続すべきフィルムの幅と略同じかそれより僅かに広くになっていて、それらの間にフィルムを入れてフィルムを位置決めするようになっている。一対の案内部材32の少なくとも一方は他方に関して公知の方法で位置調整可能になっていて、幅の異なるフィルムを処理するのに対応できるようになっている。テーブル本体32も金属、木材或いは合成樹脂で作られている。固定装置3は、更に、テーブル本体32に対して回動可能に取り付けられた押さえ部材35を備えている。押さえ部材35は、テーブル本体32に一方の側部(図1において上側部)からテーブル本体の平面に沿って突出させて固定された取り付け部材36に、公知の蝶番のような手段(図示せず)により取り付け部材36に回動可能に取り付けられている。押さえ部材35は、この実施例では少なくとも一部に永久磁石37を備え、押さえ部材35が図3に示されるようにテーブル本体32に重なるように回動されたときテーブル本体に吸着してそれらの間でフィルムを固定するようになっている。このために、テーブル本体32が合成樹脂材、木材或いは非磁性金属でつくられているときは、テーブル本体32の少なくとも永久磁石と対向する位置には磁性材料が配置されている。別の形態として、押さえ部材35の一部又は全体を磁性材料で作り、テーブル本体の対応する位置に永久磁石を、その表面がテーブル本体の表面と面一になるように配置してもよい。更に、永久磁石の代わりに電磁石を配置してもよい。また、テーブル本体32の内部に真空通路を設け及びテーブル本体の表面にそれにつながる複数の穴を設けて真空吸着させてもよい。なお、押さえ部材35は、図2に示されるようにテーブル本体上に重なるように回動されたとき、すなわち、図4で回動点Bを中心として矢印Xの方向に回動されたとき、押さえ部材35の表面のほぼ全体がテーブル部材の表面に接するように、テーブル本体に取り付けられている。このために一方の(図1で上側)の押さえ部材を受ける部分34には案内部材33が設けられていない。第1及び第2の固定装置3及び4の固定テーブルは公知の方法で互いに位置ずれしないように固定され、切断テーブルは固定テーブルに関して公知の方法で取り外し可能に取り付けられている。固定テーブルの表面(フィルムが載置される面)と切断テーブルの表面とは面一になるように互いに固定されるのが好ましい。なお、押さえ部材35の回動操作を手で行うときに操作し易いように、フィルムと接する面とは反対側の面に取っ手を設けてもよい。
図2及び図3において、定規5は、この実施例では、切断テーブルとは別体に形成されていて、合成樹脂、木材或いは金属でできた直方体の定規本体51を備えている。切断テーブル2及び定規5には両者を互いに位置決めする手段が設けられている。位置決め手段は、例えば、切断テーブル2にその表面から突出させて固定された一対の位置決めピンと定規5の表面(切断テーブルに面する面)側に形成されていてそのピンを受ける一対の位置決め孔(或いはその逆)から成る構成でも、一方の固定テーブルに取り付けられた案内部材の切断テーブル側の端部に定規の側面を押し当てて位置決めする構成でも或いはその他公知の構成でもよい。
定規本体51の長手方向に伸びる一側面52(図2で右側面)には切断テーブルと共同してフィルムを切断するカッター6が定規本体に関して長手方向に移動可能に取り付けられている。カッター6は、定規本体51に移動可能に取り付けられたカッター本体61とそのカッター本体に取り付けられた切断刃(図示せず)とを備え、定規を切断テーブルに対して所定の位置に位置決めしたときは、切断刃がスリット又は溝22内に受けられるようになっている。カッター本体を定規本体に移動可能に取り付ける方法としては、例えば、定規本体の側面52に長手方向のほぼ全長にわたって伸長させて形成されたあり溝と、そのあり溝内で移動可能でカッター本体に取り付けられたありほぞすなわちスライダ(何れも図示せず)で構成してもよい。
定規本体51の長手方向に伸びる一側面52(図2で右側面)には切断テーブルと共同してフィルムを切断するカッター6が定規本体に関して長手方向に移動可能に取り付けられている。カッター6は、定規本体51に移動可能に取り付けられたカッター本体61とそのカッター本体に取り付けられた切断刃(図示せず)とを備え、定規を切断テーブルに対して所定の位置に位置決めしたときは、切断刃がスリット又は溝22内に受けられるようになっている。カッター本体を定規本体に移動可能に取り付ける方法としては、例えば、定規本体の側面52に長手方向のほぼ全長にわたって伸長させて形成されたあり溝と、そのあり溝内で移動可能でカッター本体に取り付けられたありほぞすなわちスライダ(何れも図示せず)で構成してもよい。
次に上記構成の接続器具を使用して先行シュリンクフィルムの後端と後続シュリンクフィルムの先端とを接続する作業について説明する。
まず、両押さえ部材を図1に示されるように固定テーブルから離した状態にしておく。そして後続シュリンクフィルムf1の先端縁が切断テーブルのスリットより第2の固定装置4側に突出するようにして、載せる。この場合シュリンクフィルムに図柄が付されている場合には図柄がある側を上面にする。一方先行シュリンクフィルムf2の後端近傍を、図2に示されるように、後端縁e1が少なくとも切断テーブルのスリット22より第1の固定装置3側に突出するようにして載せ、その後端縁における図柄と後続シュリンクフィルムf2の図柄とが合うように両者を互いに位置ずれさせて調整する。図柄の合わせが完了した時点で第1及び第2の固定装置3及び4の押さえ部材32及び42をそれぞれ人手によりテーブル本体側に倒して押さえ部材及びテーブル本体により先行及び後続シュリンクフィルムf1及びf2を固定する。
次に、定規5を切断テーブル2上の所定の位置にセットし、それらで両シュリンクフィルムを、切断位置近傍で押さえる。このとき、定規5の少なくともカッターが移動する側面52はテーブル本体に位置決めされたシュリンクフィルムの長手方向に対して略直角になるように設定されている。その後、カッター6を定規5の定規本体51に関して移動し、両シュリンクフィルムを切断する。
まず、両押さえ部材を図1に示されるように固定テーブルから離した状態にしておく。そして後続シュリンクフィルムf1の先端縁が切断テーブルのスリットより第2の固定装置4側に突出するようにして、載せる。この場合シュリンクフィルムに図柄が付されている場合には図柄がある側を上面にする。一方先行シュリンクフィルムf2の後端近傍を、図2に示されるように、後端縁e1が少なくとも切断テーブルのスリット22より第1の固定装置3側に突出するようにして載せ、その後端縁における図柄と後続シュリンクフィルムf2の図柄とが合うように両者を互いに位置ずれさせて調整する。図柄の合わせが完了した時点で第1及び第2の固定装置3及び4の押さえ部材32及び42をそれぞれ人手によりテーブル本体側に倒して押さえ部材及びテーブル本体により先行及び後続シュリンクフィルムf1及びf2を固定する。
次に、定規5を切断テーブル2上の所定の位置にセットし、それらで両シュリンクフィルムを、切断位置近傍で押さえる。このとき、定規5の少なくともカッターが移動する側面52はテーブル本体に位置決めされたシュリンクフィルムの長手方向に対して略直角になるように設定されている。その後、カッター6を定規5の定規本体51に関して移動し、両シュリンクフィルムを切断する。
切断が完了した後、定規5を切断テーブル上から取り外し、切り取られた先行シュリンクフィルムf2の後端部分を取り除き、予め用意した粘着テープで両シュリンクフィルムを固定する。なお、粘着テープは予めシュリンクフィルムの幅よりも長めにきっておき、その粘着テープを切断線に沿って両シュリンクフィルムに張り付け、両端のシュリンクフィルムから突出した部分はシュリンクフィルムの裏面に折り曲げて張り付けてもよい。その後、第1及び第2の固定装置3及び4の押さえ部材を図1に示されるようにテーブル本体から離れた位置に移動させ、シュリンクフィルムを切断位置で裏返し(粘着テープで接合されているので両シュリンクフィルムが切断線で離れることはない)、裏面の切断線にそって粘着テープを貼り付ける。
なお、シュリンクフィルムの幅が広くて反転し難い場合には、固定装置のテーブル本体に関して切断テーブルを取り外し、下側からシュリンクフィルムの裏面に粘着テープを貼るようにしてもよい。また、接続作業によりシュリンクフィルム内に空気が溜まって空洞ができるのを防止するため、接続部近傍で先行及び後続シュリンクフィルムに孔をあけて中の空気を逃がすようにしてもよい。更に、粘着テープを表面蒸着アルミのテープとして後工程で金属探知機で接続箇所のシュリンクフィルムが装着されたペットボトルを不良品として検出し易いようにしてもよい。
なお、シュリンクフィルムの幅が広くて反転し難い場合には、固定装置のテーブル本体に関して切断テーブルを取り外し、下側からシュリンクフィルムの裏面に粘着テープを貼るようにしてもよい。また、接続作業によりシュリンクフィルム内に空気が溜まって空洞ができるのを防止するため、接続部近傍で先行及び後続シュリンクフィルムに孔をあけて中の空気を逃がすようにしてもよい。更に、粘着テープを表面蒸着アルミのテープとして後工程で金属探知機で接続箇所のシュリンクフィルムが装着されたペットボトルを不良品として検出し易いようにしてもよい。
本発明によれば、一対の固定装置により先行及び後続フィルムを固定すると共に、それらの固定装置の間に切断テーブルを設けて定規に移動可能に取り付けたカッターによりフィルムを切断するようにしたため、フィルムに付された図柄の合わせ作業、切断作業及びテープ貼り作業を、熟練を要することなく容易にかつ短時間で行える。
1 接続器具 2 切断テーブル
3、4 固定装置 5 定規
6 カッター 21 切断テーブル本体
31、41 固定テーブル 35、45 押さえ部材
3、4 固定装置 5 定規
6 カッター 21 切断テーブル本体
31、41 固定テーブル 35、45 押さえ部材
Claims (6)
- 先行する帯状フィルムの後端と後続する帯状フィルムの先端とをそれらに付された図柄を合わせて接続するための器具において、
前記フィルムの下側に配置される切断テーブルと、
前記フィルムの進行方向に見て前記切断テーブルの上流側及び下流側にそれぞれ配置されていて前記フィルムを固定保持する第1及び第2の固定装置と、
前記切断テーブルと組み合う定規と、
前記切断テーブルと協働して前記フィルムを切断する前記定規に対して移動可能なカッターと、
を備えている帯状フィルムの接続器具。 - 請求項1に記載の帯状フィルムの接続器具において、
前記第1及び第2の固定装置がそれぞれ前記切断テーブルに隣接して配置されていて前記フィルムの移動を案内する第1及び第2の固定テーブルと、前記固定テーブルに回動可能に取りつけられていて前記固定テーブルと協働して前記フィルムを押さえる押さえ部材とを備えている帯状フィルムの接続器具。 - 請求項2に記載の帯状フィルムの接続器具において、
前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に永久磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記永久磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具。 - 請求項2に記載の帯状フィルムの接続器具において、
前記固定テーブル及び前記押さえ部材の何れか一方に電磁石が取りつけられ、他方の少なくとも前記電磁石に対応する部分が磁性材料でできている帯状フィルムの接続器具。 - 請求項1ないし4の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルと前記定規とには互いに位置決めする手段が設けられている帯状フィルムの接続器具。
- 請求項1ないし5の何れかに記載の帯状フィルムの接続器具において、前記切断テーブルが前記第1及び第2の固定装置の固定テーブルに関して取り外し可能になっている帯状フィルムの接続器具。
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US8263202B2 (en) | 2010-03-19 | 2012-09-11 | Glenn Danny E | Film based heating device and methods relating thereto |
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